2021年4月
「では今週の日曜日によろしくお願いします」という電話をもらっていた。自由業をしている岩国時遊塾の会員の一人が、店の看板の塗装が劣化して各所に錆が出て見苦しくなってきているので塗装したいという。1か月も前から、協力を頼まれていた。「暇を持て余しているのでいつでもいいですよ」と安請け合いをしていた。当日の朝9時に迎えに来てくれた。天気は良いが風の強い日である。汚れてもいいような防寒着を着て、必要な道具を抱えて迎えの車に乗った。湾曲した看板の上に、日傘を差したような形で厚い鉄板を覆いかぶせた構造である。見ると、3本の鉄製の支柱と鉄板がかなり錆て赤くなっている。早速脚立を立て、まずは電動ドライバーの先にワイヤーブラシを取り付けたものを2人が1台ずつ持って錆落としを始める。30分もやったころ、赤い錆はきれいに落とすことが...業容拡大
家の前に立って、今を盛りに咲いているハナミズキを眺めているとき、裏の団地に住んでいる同年配のMさんが自転車で通りかかった。目が合って挨拶をすると、自転車にまたがったまま止めて話しかけてきた。奥さんの認知機能が少し衰えていることは以前から聞いていた。「近くのグループホームに入所している。コロナ禍で会いに行っても面会はできない」とこぼす。奥さんと2人だけの生活であったが、1人の生活になっている。「朝早くから、どちらにお出かけですか?」と聞くと「門前にあるスーパーまで買い物に行こうと思っている」と答える。「そんなに遠くまで行くのですか」に、「あそこは、アナゴの巻きずしが1本120円と安くておいしく、女房が好きだったのでよく買いに行く。ミカンも便秘にいいので、買って持っていってやろうと思って」と話す。短い会話であったが...立ち話
昼前のテレビを見ているとき、有名なイタリアンのシェフが、簡単に出来るパスタを紹介している番組を見た。料理の名前は「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ・ボンゴレ」というものである。名前は長いが、一体どんな料理なのか?まずはイタリア語の解説から。アーリオはニンニク、オーリオはオリーブオイル、ペペロンチーノは赤唐辛子、ボンゴレはアサリを意味し、塩ゆでしたスパゲティをニンニクとオリーブオイルだけで調味し、これに唐辛子を加えてアサリで炒めたものである。お昼前のことである。久しぶりにスパゲティが食べたくなった時、先日見た料理番組を思い出した。いつか作ってみようと思い、メモ用紙にレシピを丁寧に書いておいた。奥さんにそのことを宣言し、アサリを買ってきてもらえば、私が作ってみることを宣言した。奥さんが買い出しに出かけている間、ニ...アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ・ボンゴレ
我が家から国道2号線を西に300m下ったところに、昨年末から「麻里布珈琲」というカフェと軽食の店の建設が始まっていた。ちょっとお洒落な外観が目を引き、このところ散歩の都度、工事の進捗状況を見ていた。「アルバイト募集」という仮設の看板が掲げられていて、そこには「3月中旬オープン」と書いてあったが、その時期が過ぎたあとには、その文字は消され、工事だけは進んでいた。昨日のことである。奥さんと散歩で店の前を通りがかり、立ち止まって店の構造を観察していると、中から若いイケメンが出てきた。すかさず奥さんが「いつ開店するのですか?」と聞くと「今月の20日です」と愛想よく答える。「いつも通りがかるたびに、開店を楽しみにしていました。何時に開店ですか?」と聞くと、「ちょっと待って下さい。聞いてきます」と言って中に入った後「9時半...カフェ開店情報
33年前、家を建てたとき、奥さんが狭い南の庭に紅白2本のハナミズキを植えていた。土地との相性がよかったのだろうか、すくすくと成長し、今では背丈は6、7mほどになっている。ハナミズキの寿命は長く、約80年だと言われている。それであれば我が家のハナミズキはまだ若い方だと言えるが、紅い花をつける木は、ここ数年、花の数が少しずつ減ってきていたり、小枝が枯れてきているのが気になっている。その木が、素晴らしい気力を見せてくれているのに気がついた。一昨年の秋のことである。出窓から見える太い枝に、長さが50cmばかりの細い枝が1本上向きに伸びていた。台風ではないが強い風が吹く日であった。ふと見ると、その枝は元から折れて垂れ下がっていて、吹く風にあおられてぶらぶらと揺れている。そのまま年を越したが、枯れ落ちることもなく、風に揺れ...折れた枝
日本にコロナの感染者が出始めて、すでに1年と2カ月が経過している。この間、新聞やテレビでまさに連日のごとく、日々の感染者数や感染防止対策について、繰り返し巻き返し国民がとるべき行動についての指導が行われている。なかでも今年に入ってから、対策の切り札とされるワクチンの接種が始まったが、今もってその供給を輸入に頼っているため、国民全体に行き渡る見通しは示されていない。ワクチンこそが大流行の対策に欠かせないものである。医療先進国と自負していたはずの日本が、肝心なワクチンの製造を外国に頼るしかない現状を、国はどう認識しているのであろうか。テレビでも新聞でも、この点を厳しく追及しているのを見たことがないと憤慨しているとき(4月8日)、毎日新聞の社説で初めてこのことが掲載されていた。「国内ワクチンの遅れ中長期的な戦略が必要...根本的対策
国土交通省は来年5月にも、新車を対象に自動車後方の状況が確認できるバックカメラか、センサーの装備を自動車メーカーに義務付ける方針を明らかにした。駐車場などでバックする際、死角を補うことで歩行者を巻き込むような事故を防ぐことを目的にしたものである。義務化するのは「後退時車両直後確認装置」で、二輪車を除く全ての自動車が対象。バックカメラは車体の後方0.3~3.5メートルの範囲にいる歩行者を運転席で確認できる必要があるという。現在私が保有している車は年式が古いため、バックカメラなどは装備されていなかった。2年前、煽り運転による事故が何件か起きたのを機会に、市販されている安価なドライブレコーダーをネットで購入して取り付けた。電源をシガーソケットに差し込み、車のフロントガラスと後方にカメラをセットするだけで、立派なバック...バックカメラ義務付け
2021年4月
「ブログリーダー」を活用して、ロードスターさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。