文筆家の室生犀星は、詩人の萩原朔太郎と親交が深かった。だが両者は、趣味や性格はまるで正反対だった
文筆家の室生犀星は、詩人の萩原朔太郎と親交が深かった。だが両者は、趣味や性格はまるで正反対だった。 文章を巡り、夜通し議論を戦わせたこともあった。時に共感し…
東京の緑の丘に立つ団地に住む小学5年の兄と小学4年の妹が、この夏、二つのことに挑戦した
東京の緑の丘に立つ団地に住む小学5年の兄と小学4年の妹が、この夏、二つのことに挑戦した。 一つは、おばあちゃんのために祈ること。病気で入院したおばあちゃんの…
動画配信によって開催された東京・中野総区壮年部の集い。席上、体験発表した壮年が、長年勤めた会社か
動画配信によって開催された東京・中野総区壮年部の集い。席上、体験発表した壮年が、長年勤めた会社から、閉鎖の方針を告げられたのは昨秋のこと。 まさかの事態に動…
「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」――2004年、アテネ五輪の体操男子団体決勝。日
「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」――2004年、アテネ五輪の体操男子団体決勝。日本が28年ぶりに金メダルを獲得した際の、刈屋富士雄氏による名…
世界青年部総会創価学会 世界青年部総会(World Youth General Meeting)特設サイト10月2日「世界平和の日」60周年を記念し、オンラ…
来る日も来る日も、母は子の帰りを待ち続けた。往年の名曲「岸壁の母」のモデル・端野いせさん。
来る日も来る日も、母は子の帰りを待ち続けた。往年の名曲「岸壁の母」のモデル・端野いせさん。 戦後、東京・大森(当時)に居住しながら、1981年に逝去するまで、…
東京の郊外で、今月から本紙の配達員になった壮年がいる。自転車の前カゴいっぱいに新聞を積んで出発す
東京の郊外で、今月から本紙の配達員になった壮年がいる。自転車の前カゴいっぱいに新聞を積んで出発する。昼間はまだ厳しい暑さが続くが、日が昇る前だからだろうか。…
「私の子供の時代はカレーライスではなくライスカレーの時代だった」。昭和5年(1930年)生まれの
「私の子供の時代はカレーライスではなくライスカレーの時代だった」。昭和5年(1930年)生まれの田村真八郎氏がエッセー集『日本人と食べもの』(丸善ブックス)に…
運動部に所属する高等部員が玄関で靴を履いていた、ある朝のこと。肩に掛けたかばんの大きさに驚いた母
運動部に所属する高等部員が玄関で靴を履いていた、ある朝のこと。 肩に掛けたかばんの大きさに驚いた母が言った。「一体、何が入っているの?」。彼は答えた。「夢と…
「一度買ったら何度も読めるというのが本のすごく良いところ」と語るのは、芥川賞作家でお笑い芸人の
「一度買ったら何度も読めるというのが本のすごく良いところ」と語るのは、芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹氏だ。 本好きとして知られる氏だが、夏目漱石の『それから…
“世界のプラチナ潜水士”と称される鉄芳松氏。これまでの潜水は2万回を超える。港湾工事や漁場の調査
“世界のプラチナ潜水士”と称される鉄芳松氏。これまでの潜水は2万回を超える。港湾工事や漁場の調査など、人目につかない海底で、60年以上にわたり、黙々と仕事に取…
コロナ禍で遠出もままならない夏休み。小学4年の娘の思い出にと、男子部員の父親が星空観察を提案した
コロナ禍で遠出もままならない夏休み。小学4年の娘の思い出にと、男子部員の父親が星空観察を提案した。 午前3時。寝ぼけ眼のわが子を車に乗せ、都内の芝生公園へ。広…
スイスの哲人ヒルティは、1月1日から12月31日まで日ごとに思想をつづった名著『眠られぬ夜のため
スイスの哲人ヒルティは、1月1日から12月31日まで日ごとに思想をつづった名著『眠られぬ夜のために』を残した。 本紙創刊記念日でもある4月20日の欄には、「こ…
酷暑の中、暑中見舞いとして届いたヒマワリの写真にしばし見入ってしまった。夕暮れ時、あかね色に染ま
酷暑の中、暑中見舞いとして届いた、ヒマワリの写真にしばし見入ってしまった。夕暮れ時、あかね色に染まったヒマワリ畑だった。 「ヒマワリの写真の定番といえば、青空…
発行部数が累計6400万部を超え、映画化もされた人気漫画「キングダム」。「天下の大将軍」を志す主
発行部数が累計6400万部を超え、映画化もされた人気漫画「キングダム」。「天下の大将軍」を志す主人公が、後に始皇帝となる秦の国王と共に「中華の統一」を目指す物…
ある父は特攻隊員として出撃する前、5歳と3歳のわが子に手紙をつづった。<イツデモオマヘタチヲ見テ
ある父は特攻隊員として出撃する前、5歳と3歳のわが子に手紙をつづった。<イツデモオマヘタチヲ見テイル>。漢字の読めない幼子を気遣い、カタカナで書いてある。<オ…
童謡「夕焼小焼」を口ずさむと、子どもの頃の懐かしい記憶がよみがえる。明治生まれの詩人・中村雨紅が
童謡「夕焼小焼」を口ずさむと、子どもの頃の懐かしい記憶がよみがえる。明治生まれの詩人・中村雨紅が、古里の情景を歌ったものといわれている。 雨紅の郷里は現在の東…
夏の夜空に「光の舞」――聖教電子版(17日付)に、ペルセウス座流星群の写真12枚が掲載された。本
夏の夜空に「光の舞」――聖教電子版(17日付)に、ペルセウス座流星群の写真12枚が掲載された。本紙記者や通信員の方々が、夜半に蚊や眠気と戦いながら撮影したもの…
昨夏、広島の平和記念資料館を訪れた時のこと。展示室の入り口付近で小学生の女の子がお母さんの手を握
昨夏、広島の平和記念資料館を訪れた時のこと。展示室の入り口付近で小学生の女の子がお母さんの手を握り、「帰ろうよ」と。その手を握り返しながら、お母さんはじっと立…
体が不自由な少女部員。小学校の登下校は母が車で送迎していた。ある日、母が風邪をひき、「今日は学校
体が不自由な少女部員。小学校の登下校は母が車で送迎していた。 ある日、母が風邪をひき、「今日は学校を休ませましょう」と家族に相談した。すると祖母は「いえ、こん…
先月、ある婦人部の方が95歳の長寿を全うされた。ご家族から来し方を伺った。75年前の2月、東京で
先月、ある婦人部の方が95歳の長寿を全うされた。ご家族から来し方を伺った。75年前の2月、東京で空襲に遭った。おなかの中に赤ちゃんがいた。米軍の爆撃機B29…
広島市にある巨大なレンガ張りの倉庫「旧陸軍被服支廠」。建物の西側に面した市道を歩くと、原爆のすさ
広島市にある巨大なレンガ張りの倉庫「旧陸軍被服支廠」。建物の西側に面した市道を歩くと、原爆のすさまじい爆風で変形した鉄扉が目に飛び込んできた。 原爆投下から7…
小・中・高校などの臨時休校、人数を分散しての授業やオンライン化の推進、そして夏休みの短縮――刻々
小・中・高校などの臨時休校、人数を分散しての授業やオンライン化の推進、そして夏休みの短縮――刻々と状況が変化する中で、教育関係者の懸命な対応が続く。尽力する全…
かつてアメリカで公開された映画『ディア・ブラザー』は、冤罪で逮捕された兄を、妹が救うという話。高
かつてアメリカで公開された映画『ディア・ブラザー』は、冤罪で逮捕された兄を、妹が救うという話。 高額な弁護士費用が賄えないため、妹は既に成人だったが高校卒業資…
地球誕生からの歴史を、地層の中の化石などから読み取れる環境変化などに基づいて区分した年代を「地質
地球誕生からの歴史を、地層の中の化石などから読み取れる環境変化などに基づいて区分した年代を「地質時代」という。この区分では、約1万年前から現在までを「完新世」…
朝飯前という言葉がある。朝食の前にすぐできるほど容易、との意味だ。しかし言語学者の故・外山滋比古
朝飯前という言葉がある。朝食の前にすぐできるほど容易、との意味だ。 しかし言語学者の故・外山滋比古さんは、元の意味は少し違っていたのではないかと疑問を持った。…
小説家の森博嗣氏は子ども時代、読書が苦手だった。理由は遠視。文字を見ようとピントを合わせても前後
小説家の森博嗣氏は子ども時代、読書が苦手だった。理由は遠視。文字を見ようとピントを合わせても前後がぼやけてしまうので、一文字ずつ本を読むしかなかった。 そんな…
“史上最大の復活劇”に沸いた大相撲の7月場所。返り入幕の元大関・照ノ富士が5年ぶり2度目の優勝を
“史上最大の復活劇”に沸いた大相撲の7月場所。返り入幕の元大関・照ノ富士が5年ぶり2度目の優勝を果たした。「落ちているときも応援してくれた方々に、恩返しがした…
「75年は草木も生えぬ」。広島は終戦後、そう言われた。爆心地から1・3キロほど離れた広島逓信局の
「75年は草木も生えぬ」。広島は終戦後、そう言われた。爆心地から1・3キロほど離れた広島逓信局の中庭で被爆したアオギリは、枯れ木同然の状態に。ところが翌年、…
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は、自身を支えた言葉として「V」と「W」を挙げる。
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は、自身を支えた言葉として「V」と「W」を挙げる。「V」はビジョン。「W」はワーク。ここで言うビジョンとは「目的」に近い。 米…
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