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  • moments - Mamiko Hosokawa photographed by m.yoshihisa@代々木上原hako gallery

    代々木上原のhakogallery(2024/7/21,23)。MamikoHosokawa細川麻実子(dance)Guests:AyakoKanda神田綾子(voice)TatsuoKondo近藤達郎(key)TomomiFukagawa深川智美(perc)m.yoshihisaさんが撮りためた細川麻実子さんの写真展が開かれ、それを記念して5夜のライヴが行われた。足を運んだのはゲストが神田綾子さん(ヴォイス)の回と、近藤達郎さん(鍵盤)・深川智美さん(打楽器)の回。細川さんのダンスはそれぞれまったく違っていた。神田さんの声はナラティブな物語にも慣性という閉じた論理にも堕することがない。その微細な変化に沿って(呼応して、という授受のヴェクトルはない)、細川さんはさまざまなフォルムを作る。時間の流れも一様で...moments-MamikoHosokawaphotographedbym.yoshihisa@代々木上原hakogallery

  • MIYA+竹下勇馬@千駄木Bar Isshee

    千駄木のBarIsshee(2024/7/26)。MIYA(flutemodular,能管)YumaTakeshita竹下勇馬(electro-b,self-madeinstrument)近いのか遠いのか判断しかねるふたりの共演。MIYAさんはインタビューにおいてモジュラー使用を未来からのアプローチだと話した。時間の流れということでいえば、たしかに聴こえてくる音は先行するなにかを受け継いでのものではないし、音が現れることで先行する音に位置が与えられるようなところがある。竹下さんの自作楽器は自律的に動くようでありながら操作されてもいる。その半自律性のありようもまた時間を別次元に追いやっているようでおもしろい。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8●Miyaインプロヴァイザーの立脚地vol.21...MIYA+竹下勇馬@千駄木BarIsshee

  • アンブローズ・アキンムシーレ@ブルーノート東京

    ブルーノート東京(2024/7/22)。AmbroseAkinmusire(tp)SamHarris(p)HarishRaghavan(b)JustinBrown(ds)『ARiftinDecorum:LiveattheVillageVanguard』と同編成。同盤がそうであったようになんの衒いもなく、敢えて向こう受けをねらうでもなく、堂々とプレイするのみ。アキンムシーレのソロは、しっとりとしたグラデーションや、エモーショナルなものに固執しない潔さがやはりすばらしい。サム・ハリスが次の展開をねらう探索もまた良い。そして未来からビートをリアルタイムに持ち込むかのような、ジャスティン・ブラウンの異次元のドラミング。●アンブローズ・アキンムシーレウォルフガング・ムースピール『WheretheRiverGoes』...アンブローズ・アキンムシーレ@ブルーノート東京

  • 臼井康浩+小宮勝昭+佐藤研二@なってるハウス

    入谷のなってるハウス(2024/7/15)。YasuhiroUsui臼井康浩(g)KatsuakiKomiya小宮勝昭(ds)Guest:KenjiSato佐藤研二(b)なにしろ臼井・小宮デュオのヴァイナル『undulation』が印象的だったのでレコ発も観なければならなかった。そして臼井さんはやはりギターをマテリアルとして扱っていたし、小宮さんはいちプレイヤーというよりステージの不動の核だった。ここにゲストの佐藤研二さんが入ると外在的なグルーヴと時間を持ち込んだようなあんばいになって、またデュオとは別の性格の盛り上がりをみせた。ドラマーの野々山玲子さんは今回はプロデューサーに徹するようなかたちで同行なさっていた。あれこれ名古屋事情などおしゃべり。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,Le...臼井康浩+小宮勝昭+佐藤研二@なってるハウス

  • 翠川敬基+早川岳晴@大泉学園 in F

    大泉学園のinF(2024/7/15)。KeikiMidorikawa翠川敬基(cello)TakeharuHayakawa早川岳晴(b)体調が心配な翠川さんが出演するというので駆けつけた。ポルタメントでありながら微細に震えて音が見え隠れする、そしてなにかを含み持っている。そのあたりが翠川さんのセクシーさのひとつだろう。早川さんのアタックが予想以上に柔らかいのも印象的。富樫雅彦の<Valencia>なんてすごく良かった。iphone●翠川敬基ロシアのうた@音や金時(2023年)喜多直毅+翠川敬基+久田舜一郎@下北沢LadyJane(2022年)ロシアのうた@音や金時(2021年)Fado-mo-two@inF(2020年)ロシアのうた@音や金時(2020年)喜多直毅+翠川敬基+角正之@アトリエ第Q藝術(2...翠川敬基+早川岳晴@大泉学園inF

  • 大友良英+類家心平@水道橋Ftarri

    水道橋のFtarri(2024/7/13)。OtomoYoshihide大友良英(turntables,g)ShinpeiRuike類家心平(tp,cor)このふたりでデュオを演るのははじめてだというけれど、それが奏功したのか、それとも意外なのか、緊張感と爆発力とが共存する素晴らしい演奏だった。前半は短いものをいくつか、後半はひとつながりのもの。互いの出す音に寄るときは鋭角的でもありユーモアもある。大友さんの2種のターンテーブルは時間を否応なく駆動し、硬質な音を響かせるギターはそれまで流れてきた時間のことを意識させる事件として立ち現れた。FujiX-E2,XF35mmF1.4●大友良英ONJQ@新宿ピットイン(2024年)大友良英+イヌイジュン+西村雄介@大久保ひかりのうま(2024年)大友良英@水道橋F...大友良英+類家心平@水道橋Ftarri

  • ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』

    これが文庫化されるとき世界が滅びるという都市伝説があり、それまでに再読しようと思っていたが忙しくて間に合わなかった。しかし世界はまだ存続している。文庫化が世界を滅亡させる作品にはウンベルト・エーコ『薔薇の名前』もあって、つまり「or条件」ではなく「and条件」にちがいない。滅亡をくい止めるためにはミシェル・フーコー『監獄の誕生』なども伝説に加えておきたい。それにしてもわけがわからない(前に読んだのは30年前でほとんど覚えていない)。「四年十一ヵ月と二日、雨は降りつづいた」ってなんだ。屋敷や土地が滅びてゆく描写なんてくらくらする。マルケスの長編のなかでは、「おふくろよ、ベンディシオン・アルバラドよ、」と何度も呼び掛ける『族長の秋』にも圧倒された。繰り返しを可能にする力というものがあるのだな。●参照G・G・マ...ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』

  • トン・クラミ@山猫軒・公園通りクラシックス

    越生の山猫軒(2024/7/6)、渋谷の公園通りクラシックス(2024/7/8)。KangTaeHwan姜泰煥(as)MidoriTakada高田みどり(perc)MasahikoSato佐藤允彦(p)8年ぶりのトン・クラミ来日公演。高田みどりさんと佐藤允彦さんによる当意即妙の即興は魔術的といってもよいほどのものだった。加えて、なんども観ているはずの姜泰煥さんの演奏には驚かされるばかり。循環呼吸で音を出し続けながら右手でタッピングのような刺激を与え、左手と身体全体で流れの勢いを激しく変える。ブレスにもタンギングにも実に多くの貌がある。そしてカラフルな濁流のごとき音。姜さんの真後ろから観ていると頬も背中も原始の生物のように動き続ける。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,LeicaElmar...トン・クラミ@山猫軒・公園通りクラシックス

  • インプロヴァイザーの立脚地 vol.21 MIYA(JazzTokyo)

    インプロヴァイザーの立脚地vol.21MIYA–JazzTokyo●Miya謝明諺・2024年6月の日本ツアー(JazzTokyo)(2024年)ことばと即興音楽の夕@月花舎・ハリ書房(2024年)「月花舎Miyaを語る」@神保町月花舎・ハリ書房(2024年)MIYA+中村としまる@千駄木BarIsshee(2024年)そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)MIYA+田中悠美子@千駄木BarIsshee(2024年)松本泰子+庄﨑隆志+齋藤徹@横濱エアジン(『SluggishWaltz-スロッギーのワルツ』DVD発売記念ライヴ)(2019年)インプロヴァイザーの立脚地vol.21MIYA(JazzTokyo)

  • 謝明諺・2024年6月の日本ツアー(JazzTokyo)

    #1311謝明諺・2024年6月の日本ツアー–JazzTokyo詩與歌的靈魂夜2024/6/18(火)渋谷・公園通りクラシックスMinyenHsieh謝明諺(tenorsaxophone,sopranosaxophone)ShokoNumao沼尾翔子(vocal)FumiEndo遠藤ふみ(piano)RikuTakahashi高橋陸(bass)MarsLin林理恵(vocal,vocorder)2024/6/20(木)大塚bar地底MinyenHsieh謝明諺(tenorsaxophone,sopranosaxophone)MIYA(flutemodular,能管)RisaTakeda武田理沙(synthesizer,drums)2024/6/23(日)水道橋・FtarriMinyenHsieh謝明諺(t...謝明諺・2024年6月の日本ツアー(JazzTokyo)

  • 臼井康浩+小宮勝昭『undulation』(JazzTokyo)

    #2329『臼井康浩+小宮勝昭/undulation』–JazzTokyoYasuhiroUsui臼井康浩(guitar)KatsuakiKomiya小宮勝昭(drums)●臼井康浩塚本真一+小宮勝昭、ROW(柳川芳命+臼井康浩+野々山玲子)@入谷なってるハウス(2023年)『Impro×Groove』(JazzTokyo)(2023年)ROWproject@阿佐ヶ谷YellowVision(2022年)●小宮勝昭塚本真一+小宮勝昭、ROW(柳川芳命+臼井康浩+野々山玲子)@入谷なってるハウス(2023年)『Impro×Groove』(JazzTokyo)(2023年)臼井康浩+小宮勝昭『undulation』(JazzTokyo)

  • 私のジャズ事始め(JazzTokyo)

    『EllainBerlin/MacktheKnife』齊藤聡–JazzTokyo私のジャズ事始め(JazzTokyo)

  • タツ青木のふたつの来日ギグ(JazzTokyo)

    #1312タツ青木のふたつの来日ギグ–JazzTokyo2024/5/26なってるハウスTatsuAokiタツ青木(contrabass)KeisukeSaito斉藤圭祐(altosaxophone)HikaruYamada山田光(altosaxophone)RaigaHayashi林頼我(drums)2024/6/7晴れたら空に豆まいてYosukeYamashita山下洋輔(piano)TatsuAokiタツ青木(contrabass,三味線,太鼓)TakahiroTomimatsu戸松美貴博(踊り)●タツ青木タツ青木さんへのインタビュー(JazzTokyo)(2023年)東京の川遊び(2023年)EncounterToEngage-featuringTatsuAoki,fromChicago@渋谷Li...タツ青木のふたつの来日ギグ(JazzTokyo)

  • 水月+@荻窪Velvet Sun

    荻窪のVelvetSun(2024/7/5)。LUNA(vo)HiroakiMizutani水谷浩章(b)TsuburaYoshida吉田つぶら(tap)三者三様、それぞれが音の立ち上がりや持続のありようを隠すことなくすべて提示する。完全生音という環境がこんなに気持ちいいとは。FujiX-E2,XF35mmF1.4●水谷浩章ONJQ@新宿ピットイン(2024年)zekatsumaカルテット@新宿ピットイン(2023年)松風鉱一インタビュー(JazzTokyo)(2022年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2022年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2020年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)松風鉱一カルテット+石田幹雄@新宿ピットイン(2019年)松風...水月+@荻窪VelvetSun

  • ことばと即興音楽の夕@月花舎・ハリ書房

    神保町の月花舎・ハリ書房(2024/6/30)。ArmenNalbandian(p)JingYiTeo(liveessay)MIYA(modularflute,能管)YoshihikoHogyoku寳玉義彦(poetryreading)Guest:HirokazuYamaguchi山口廣和(g)アルメン・ナルバンディアンとティオー・ジンイーによる「YouAreTheClock」はピアノと即興でのエッセイとのデュオ。書かれたテキストを手元に持ちながら、あくまでそれは発話のきっかけのようだ。かつて地震のときに止まり10年後に動き出した時計のこと、演奏や即興の内なるプロセスのこと、さまざまなことばが流れ出て、ピアノもまたその流れとともにある。ナラティブな感覚もある。そのままMIYAさんのモジュラー・フルートと寳...ことばと即興音楽の夕@月花舎・ハリ書房

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