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  • melodies@新宿ピットイン

    新宿ピットイン昼の部(2023/6/27)。MotohikoIchino市野元彦(g)KentaTsugami津上研太(as)AkiraSotoyama外山明(ds)MinyenHsieh謝明諺(ts)この日は謝明諺さん来日ツアーの最終日(なので、時間を作って来ることができてよかった)。わかってはいるものの、この素晴らしいメンバーの音はグループとしても刺激的。曲のなかでクラスター単位で世界が立ち上がり、それぞれの音が場に提示される。津上さんの少し詰まって逸れるような効果も良いし、テリーさんの語るようでメロウでさえもある音色も良い。●市野元彦YukariEndoProject『DROP,DROP,SLOWTEARS』レコ発@渋谷公園通りクラシックス(2023年)YukariEndoProject『DROP,...melodies@新宿ピットイン

  • 『私達が失ったもの What we have lost』『奈良のある日の朝 Die Pflicht Ruft』

    両国のシアターカイ(2023/6/26)。デュッセルドルフ在住の皆藤千香子さんの演出・振付によるダンス作品。『私達が失ったものWhatwehavelost』では、溢れる過剰な情報に押しつぶされ、無力感を覚えるふたり(クリスティーン・シュスター、ヤシャ・フィーシュテート)。かれらは無駄とも思える生産活動を行い、互いに交換可能な存在となったりもする。それらが命を賭してもよいかのように。だがそれは人間社会そのものだ。ステファン・シュナイダーによる音楽は無機的でも有機的でもあり、とても良い。『奈良のある日の朝DiePflichtRuft』は明らかに首相暗殺事件にモチーフを得た作品だ。やはりここでも無力感に押しつぶされ、それでもなにかを得て生命活動を続ける者がいる(アントニオ・ステラ)。喜多直毅のヴァイオリンははじ...『私達が失ったものWhatwehavelost』『奈良のある日の朝DiePflichtRuft』

  • 高橋アキ+石川高@神保町試聴室

    神保町の試聴室(2023/6/25)。AkiTakahashi高橋アキ(p)KoIshikawa石川高(笙)素晴らしい演奏だった。石川高(笙)ソロ石川高:天鴿船(あまのはとふね)石川高:槻賀枝(つきがえ)高橋アキ(ピアノ)ソロジョン・ケージJohnCage;季節はずれのヴァレンタインオリヴィエ・メシアンOlivierMessiaen:音価と強度のモードモートン・フェルドマンMortonFeldman:ピアノ・ピース(フィリップ・ガストンに)高橋アキ&石川高ロードリ・ディヴィスRhodriDavies:Variform#1(委嘱新作)デュオ・インプロヴィゼーション企画制作:jazz&NOW/UchimizuRecordsFujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,PentaxFA77mmF1.8(...高橋アキ+石川高@神保町試聴室

  • 遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis

    柏のNardis(2023/6/22)。FumiEndo遠藤ふみ(p)ShokoNumao沼尾翔子(vo)YasuyoshiOgino荻野やすよし(g)<雨音>など遠藤さんの曲、<AmberFlower>など沼尾さんの曲、それに荻野さんのはじめて聴く曲、どれもいい。沼尾さんが発生するたびに世界とのずれを生じさせること、それがすばらしさだと思うようになってきた。荻野さんのギターが入ると音色によるちょっとした逸脱の心地よさがあって、そのようなうたの愉しさもあるのか、遠藤さんは切り詰めた表現よりもうたう表現。FujiX-E2,PentaxFA77mmF1.8(PK)●遠藤ふみ遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野SweetRain(2023年)ガラグア、沼尾翔子+遠藤ふみ@七針(2023年)Thieves@神保町試...遠藤ふみ+沼尾翔子+荻野やすよし@柏Nardis

  • エリ・リャオ・インタビュー(Taiwan Beats)

    >>エリ・リャオ(EriLiao)インタビュー:音楽を通じて多文化的なアイデンティティ探求を-TaiwanBeats●エリ・リャオエリ・リャオ+太田朱美+伊藤志宏@成城学園前CafeBeulmans(2023年)音楽詩劇研究所・ユーラシアンオペラ2022「ANightTheSkywasFullofCrazyStars」@SHIBAURAHOUSE(2022年)エリ・リャオ+河崎純~台湾歌@ココシバ(2022年)エリ・リャオ・インタビュー(TaiwanBeats)

  • 謝明諺+永武幹子+高橋陸+大村亘@壱岐坂ボンクラージュ

    水道橋の壱岐坂ボンクラージュ(2023/6/20)。MinyenHsieh謝明諺(ts,ss)MikikoNagatake永武幹子(p)RikuTakahashi高橋陸(b)KoOmura大村亘(ds)この良いメンバー。テリーさんが2020年に来日予定だったとき、永武さん、マーティ・ホロベックさんとのトリオで共演いただく計画だったが、コロナ禍で来日中止。結果として松丸契さんを含めたトリオになった。そんな縁があって、今回のテリーさんのツアーで永武さんと初共演(この日は共演2日目)。皆凄腕だからこそアグレッシヴにもメロウにもできるのであって、聴いていて心地いいしときおり驚きがある。永武さんはインプロの割合を増やしたのかな、これも発見。インプロでは高橋陸さんは敢えて時間を埋め尽くすでもなく、そこに逆に好感。●謝...謝明諺+永武幹子+高橋陸+大村亘@壱岐坂ボンクラージュ

  • フェルナンド・カブサッキ+今西紅雪@神谷町光明寺

    神谷町の光明寺にて「お寺の音楽会誰そ彼Vol.34」(2023/6/17)。FernandoKabusacki(g)KohsetsuImanishi今西紅雪(箏)お寺の本堂は風が入る開かれた空間でありながら独特の遠くで柔らかく聞こえる響きをもつ。そのためもあったのか、またデュオゆえ隙間が大きいことを意識してのことか、今西さんは澄んだ大きめの音を重ねてゆく。カブサッキさんの音はいつの間にか入っていて、観客全員を取り巻く空気になるとともに下からのグルーヴを創出するという魔術師ぶりを発揮した。このようなサウンド空間であればずっと続いてほしかったが、潔く終わった。セカンドセットはカブサッキさんがよりポップに始めた。やはり全体を包むようでもあって、音への呼応というような短い時間単位のものではない。今西さんは大きな弓...フェルナンド・カブサッキ+今西紅雪@神谷町光明寺

  • 高橋佑成+謝明諺+荒悠平@荻窪ベルベットサン

    荻窪のベルベットサン(2023/6/15)。YuseiTakahashi高橋佑成(p)MinyenHsieh謝明諺(ts,ss)YuheiAra荒悠平(dance)結晶のきらめきも割れた断面のあやうさもある高橋佑成のピアノ。謝明諺(テリーさん)はひさびさの来日二日目、闊達なアドリブから全体を包むサウンド創出まで懐の深さにやっぱり惚れ惚れする。はじめにスタンダードをなにか演ろうとだけ決めて臨んだそうで、みごとな展開をみせたのは<BodyandSoul>。荒悠平は振れ幅の大きい音への身体的解釈と増幅の踊り。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,RolleiSonnar85mmF2.8(M42)●高橋佑成金澤英明「年末大仕事3~四つ巴」@中野スイートレイン(2022年)インプロヴァイザーの立脚地...高橋佑成+謝明諺+荒悠平@荻窪ベルベットサン

  • トリスタン・ホンジンガー+本藤美咲+宮坂遼太郎@公園通りクラシックス

    渋谷の公園通りクラシックス(2023/6/14)。TristanHonsinger(cello,voice,dance)MisakiMotofuji本藤美咲(cl,bs)RyotaroMiyasaka宮坂遼太郎(perc)トリスタン・ホンジンガーは久しぶりの来日。2007年と10年の「KAIBUTSULIVES!」のあとにもあったかな。自分自身は4年前にアムステルダムでICPを観て以来。ステージ上を諧謔と驚きの祝祭空間にしてみせるヴァイタリティは健在で、嬉しくなってしまう。本番が始まる前にステージ奥の楽屋スペースで悪態を聞こえるように話すのも。(ICPではメンバーが「Hithere,hithere」と挨拶しながら登壇し、それがそのまま演奏につながってゆき愉快だった。)ふたりの共演者は敢えてかれの世界を中心...トリスタン・ホンジンガー+本藤美咲+宮坂遼太郎@公園通りクラシックス

  • スザナ・サントス・シルヴァ+中村としまる@不動前Permian

    不動前のPermian(2023/6/11)。SusanaSantosSilva(tp)ToshimaruNakamura中村としまる(no-inputmixingboard)ひたすらそのあたりから泡立つような音の粒。中村としまるさんのそれは策動というよりもほぼ日常生活の延長のような即興で、スザナさんもそれに対し構えるでも弛緩するでもなく千変万化する。したがって観る者も独特の緊張のゾーンに入り、ずっと愉しく過程を共有した。スザナさんが水を口に含んでのプレイや、中村さんのメロディすら感じさせる局面など驚きもあった。(今回はスザナさんが来日するにあたりマット・モッテルが私を紹介し、このような縁ができた。)FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,XF60mmF2.4●中村としまるEntropicH...スザナ・サントス・シルヴァ+中村としまる@不動前Permian

  • 静寂の落とす影 vol.10@七針

    新川の七針(2023/6/10)。MasayaKato加藤雅也(electronics,p)Otömica(voice,electronics)Straytone(electronics)DrunkenForestxAyamiSuzuki鈴木彩文(voice,electronics)加藤雅也清冽なアンビエントサウンドの中に人為のようなピアノ。最初にみせた水の音が輪廻のように最後に復活した。Otömica増幅そのものがいくつもの層となって創出される。聴く耳がどの層にあるのかわからなくなるおもしろさ。Straytone飽和する音が飽和であることによって場を支配した。全体から異なったありようで音が聴こえてくる。飽和を超えたところが時間の遡及効果ももたらした。力をもった、すばらしいサウンド。DrunkenFore...静寂の落とす影vol.10@七針

  • 遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain

    中野のSweetRain(2023/6/8)。FumiEndo遠藤ふみ(p)KanonAonami蒼波花音(as)MasakiKai甲斐正樹(b)曲へのアプローチはあくまで各々の自発的なものでありながら、3人の集まり方がおもしろい。<StellabyStarlight>では途中にそれとわかるようなかたち、<Let'sCoolOne>はひとつひとつのフラグメンツがモンクなのだけど集まるとまた別のモンク。ジム・ホールの<WaltzNew>はユニゾンのきもちのよさ。コニッツのクールジャズをとりあげたのもその文脈でとても自然だった。蒼波さんは曲世界の空いたところに自然に入り、遠藤さんは曲の展開によってそのつど異なる貌をふわりと描き出す感覚。甲斐さんもまた独特な音の出しようで全体のサウンドを包みこんでいる。Fuji...遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野SweetRain

  • インプロヴァイザーの立脚地 vol.8 竹下勇馬(JazzTokyo)

    インプロヴァイザーの立脚地vol.8竹下勇馬–JazzTokyo●竹下勇馬People,PlacesandThings×Ex@小岩BUSHBASH(2022年)森下周央彌+竹下勇馬+増渕顕史@Ftarri(2021年)のっぽのグーニー+竹下勇馬、阿部薫没有未来@大崎l-e(2019年)HubbleDeepFields@Ftarri(2019年)高島正志+竹下勇馬+河野円+徳永将豪「HubbleDeepFields」@Ftarri(2018年)ZhuWenbo、ZhaoCong、浦裕幸、石原雄治、竹下勇馬、増渕顕史、徳永将豪@Ftarri(2018年)高島正志+河野円+徳永将豪+竹下勇馬@Ftarri(2018年)TUMOfeaturing熊坂路得子@BarIsshee(2017年)竹下勇馬+中村としまる『...インプロヴァイザーの立脚地vol.8竹下勇馬(JazzTokyo)

  • パトリック・シロイシ/東京の2夜(JazzTokyo)

    #1261パトリック・シロイシ/東京の2夜–JazzTokyo2023年5月11日(木)LiveBaraja(中野坂上)PatrickShiroishi(altosax)TatsuyaYoshida吉田達也(drums,vocal)KeiKoganemaru小金丸慧(guitar,vocal)2023年5月14日(日)Polaris(神田)PatrickShiroishi(altosax,bassrecorder,drums)KeijiHaino灰野敬二(vocal,guitar,drums)TakakoMinekawa嶺川貴子(electronics,drums)●パトリック・シロイシ『阿部薫2020僕の前に誰もいなかった』(2020年)パトリック・シロイシ『EyeforanEye』(2019年)パトリ...パトリック・シロイシ/東京の2夜(JazzTokyo)

  • Entropic Hop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)

    #1262EntropicHop/日本ツアー・関東の陣–JazzTokyoAyumiIshito石当あゆみ(tenorsax,etc.)KevinShea(drums)AronNamenwirth(guitar)●石当あゆみストロング・スイマーズ『BeneathMyFingernails/Swing+AMiss』(JazzTokyo)(-2021年)ダニエル・カーター+石当あゆみ+エリック・プラクス+ザック・スワンソン+ジョン・パニカー『OpenQuestionVol.1』(JazzTokyo)(2020年)●ケヴィン・シェイタリバム!@ケルンのGloria前とStadtgarten前(2019年)タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)タリバム!featuring...EntropicHop/日本ツアー・関東の陣(JazzTokyo)

  • 久田舜一郎+喜多直毅@松本弦楽器

    代々木の松本弦楽器(2023/6/7)。ShunichiroHisada久田舜一郎(小鼓)NaokiKita喜多直毅(vln)能楽や宮沢賢治。久田先生の謡に喜多さんが妙なる音の糸を絡ませる。太いもの、細いもの。震えるもの、かろうじてまっすぐさを保っているもの。水のように清冽なもの、濁ったもの。それが急ぐでもなく悠然としているわけでもなく変化してゆく。鼓膜に届くたびに鮮やかな驚きを覚える小鼓からの音波と、ヴァイオリンの弦を指ではじく音波が兄弟となっている。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,RolleiSonnar85mmF2.8(M42)●久田舜一郎『鼓楽』(2023年)喜多直毅+翠川敬基+久田舜一郎@下北沢LadyJane(2022年)喜多直毅+元井美智子+久田舜一郎@松本弦楽器(Ja...久田舜一郎+喜多直毅@松本弦楽器

  • 天沢退二郎

    今年亡くなった詩人の天沢退二郎さん、アマタイ。熱心な読者でもなかったけれど妙におもしろい存在だった。宮沢賢治論は第三者的な批評家になりきれず自ら賢治になってしまっている感覚。『lesinvisibles目に見えぬものたち』は凝縮されたテキストが好きだけれど、オクタビオ・パスの詩のような凝縮の強度があるわけでもなく、どうしても残る「近所の人」感。『現代詩手帖』のアマタイ特集を読んでいて、ああなるほどと納得させられた。野村喜和夫さんは「大詩人にならなかった」人、「B級っぽくなった」人と評し、福間健二さんは「A級というのは成熟から老人を立派に生きるかどうかであって、そんなことはどうでもいいんだという姿勢がある」と喝破している。さすがなのだ。(その福間健二さんも亡くなってしまった。雑誌の座談会は倒れる直前になされ...天沢退二郎

  • フローリアン・ヴァルター@渋谷bar subterraneans

    渋谷のbarsubterreneans(2023/5/31)。FlorianWalter(as)地下にあって天井が高く、壁の響きも良いバー。フローリアンはここでいちど演奏した経験もあって、アコースティックで30分を2セット演ろうと決めた。記憶にあるかれの演奏よりも強度がはるかに高くなっており、それをそのまま提示することに躊躇がないようだった。そして音色の艶やかさも増していた。FujiX-E2,RolleiSonnar85mmF2.8(M42),XF35mmF1.4●フローリアン・ヴァルター『阿部薫2020僕の前に誰もいなかった』(2020年)フローリアン・ヴァルター+石川高+山崎阿弥@Barsubterraneans(JazzTokyo)(2019年)フローリアン・ヴァルター+照内央晴@なってるハウス(2...フローリアン・ヴァルター@渋谷barsubterraneans

  • 松丸契+細井徳太郎@代々木上原hako gallery

    代々木上原のhakogallery(2023/5/30)。KeiMatsumaru松丸契(as,electronics)TokutaroHosoi細井徳太郎(g,electronics)予想に反してふたりともエレクトロニクス中心。セカンドセットでは楽器の介入の度合いを高め、混沌のなかからフロッタージュのように身体的なものが見えてきた。●松丸契TRYANGLE/松丸契+井野信義+山崎比呂志@なってるハウス(2022年)松丸契+山本達久@公園通りクラシックス(2021年)内橋和久+松丸契@千駄木BarIsshee(2020年)松丸契@下北沢NoRoomforSquares(JazzTokyo)(2020年)松丸契@東池袋KAKULULU(2020年)瀬尾高志+松丸契+竹村一哲+高橋佑成@公園通りクラシックス(...松丸契+細井徳太郎@代々木上原hakogallery

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