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  • ヒグチケイコ with ルイス稲毛、ナカタニ・タツヤ@下北沢Apollo

    下北沢のApollo(2022/7/30)。KeikoHiguchiヒグチケイコ(vo,p)LouisInageルイス稲毛(b)TatsuyaNakataniナカタニ・タツヤ(perc)ともかくも陣内に斬り込んでゆくベーシストとパーカッショニスト、やがてヒグチケイコさんが肩を左右に揺らすように入るとかれらも応じる。ヴォイスの揺らぎがサウンド全体の揺らぎへと瞬時に進化する、これは不定形の凄みである。<AllBlues>とともにエクスタシー直前の色気がルイスさんの捲り上げるベースにあらわれたことも、<SometimesIFeelLikeaMotherlessChild>において中谷さんの不規則な打音に呼応してケイコさんが痙攣したことも、愉しかった。ニルヴァーナでは終わらずもう1曲。FujiX-E2,7Arti...ヒグチケイコwithルイス稲毛、ナカタニ・タツヤ@下北沢Apollo

  • TRY ANGLE/松丸契+井野信義+山崎比呂志@なってるハウス

    入谷のなってるハウス(2022/7/16)。KeiMatsumaru松丸契(as)NobuyoshiIno井野信義(b)HiroshiYamazaki山崎比呂志(ds)松丸さんのアプローチがおもしろい。ファーストセットではサウンドの主領域から敢えて外に突き出るところから始めて、管の響きを手段としてふたりと並走。セカンドセットでは速いフレージングをさまざまに展開させつつ、周波数を中へ外へと柔らかく出し入れする。右手を左手と同じキーに持ってきて循環呼吸とともに起伏のある雲を創出する局面もある。最後はサウンド領域を思い切り強く外に拡張した。大きなうねりをもつ脈動のような山崎さんの音は、つねにあるべきところにあることが、音が発せられた直後にわかる。そして井野さんのピチカートは上から下までの高い運動性をもち、これみ...TRYANGLE/松丸契+井野信義+山崎比呂志@なってるハウス

  • 鶴見良行『ナマコの眼』

    鶴見良行『ナマコの眼』(ちくま学芸文庫、原著1990年)を再読。われわれは世界市場や植民地主義のことを考えるとき、立派な換金商品や国家があることを前提とする。だがナマコはそのような視線を無視して存在していた。水分が多く歩留まりが1割とか3割とか、その時点で重量ベースの統計から逃れおおせている。加工技術は難しく、それ自体が執念にはりついている。執念というのはゼラチン食や東洋医学、なにやら精神的な階層。そして東南アジア多島海の海上民、糸満を含め北からの漁業者の動きは、国境などというものには無関係だった。海のアジア史はラッフルズや東インド会社だけのものではない。マラッカ、マカッサル、リアウ、想像するとつかみどころがなくて茫然とする。ザイ・クーニンさんや齋藤徹さんの表現のことも考える。南方だけではない。日本列島の...鶴見良行『ナマコの眼』

  • 蓮根魂@なってるハウス

    入谷のなってるハウス(2022/7/14)。NorikoNishida西田紀子(fl)JinyaImai今井尋也(鼓)KizanDaiyoshi大由鬼山(尺八)NaokiNishimura西村直樹(b)GokuNonakaのなか悟空(ds)KosetsuImanishi今西紅雪(筝)ストロングスタイルというプロレス用語がある。意味は曖昧だが、情念や凄みをコレなんだと惜しまず出すありようだとすると、のなか悟空さんのプレイはストロングスタイルである。ケレン味が皆無とも満点ともいうことができる。「蓮根魂」でも邦楽器との共存に気を遣ったのか抑え気味に始まったものの、やはり最後には特定のスタイルに堕すことのない迫力のドラミング。そんなわけで演者も観客も同じ土俵で愉しんでいる。尺八でフルートに絡んでいくときの鬼山先生...蓮根魂@なってるハウス

  • 蓮見令麻+ショーン・ロヴァート+コリン・ヒントン『Live at Scholes Street Studio』(JazzTokyo)

    >>#2189『RemaHasumi,ShawnLovatoandColinHinton/LiveatScholesStreetStudio』–JazzTokyoRemaHasumi蓮見令麻(piano)ShawnLovato(bass)ColinHinton(drums)●蓮見令麻蓮見令麻+長沢哲@福岡NewCombo(2019年)蓮見令麻<COSMICSOUNDSCAPE>@公園通りクラシックス(2019年)Seshenx蓮見令麻@喫茶茶会記(2017年)蓮見令麻@新宿ピットイン(2016年)蓮見令麻@荻窪ベルベットサン(2015年)蓮見令麻+ショーン・ロヴァート+コリン・ヒントン『LiveatScholesStreetStudio』(JazzTokyo)

  • "Scenic View Noise Festival" Pre Event@幡ヶ谷ForestLimit

    幡ヶ谷のForestLimit(2022/7/2)。GuestAct:ToshimaruNakamura中村としまる(no-inputmixingboard)MitsuruTabata田畑満(g)Acts:CxGxEAR(MurakamiLoki×W/N)山本万結Dj:W/Nまずは初めて観る山本万結さんのパフォーマンスが良い。ヴォイスのエッジを電子音でフリンジのように、あるいはささくれのように形成してゆき、こちらの耳を武装解除させてくれる。そしてメインアクトの中村としまる+田畑満はレベチ。タバタ氏は演奏前に出来上がっていたはずなのに。FujiX-E2,7Artisans12mmF2.8,XF60mmF2.4●中村としまる中村としまる+山本達久+坂口光央@新宿ピットイン(2020年)エリザベス・ミラー+クレ..."ScenicViewNoiseFestival"PreEvent@幡ヶ谷ForestLimit

  • 類家心平+山田貴子@下北沢No Room for Squares

    下北沢のNoRoomforSquares(2022/7/2)。ShinpeiRuike類家心平(tp)TakakoYamada山田貴子(p)久しぶりに聴いたけれどやはり類家心平の音は特別で、<IRememberClifford>でも<ButNotforMe>でもロングトーンから情の液が滴り落ちるようだ。<FreedomJazzDance>なんてピアノとともに完璧に構築しつつ独自のサウンド。FujiX-E2,XF60mmF2.4●類家心平有本羅人+類家心平+細井徳太郎+池澤龍作+レオナ@神保町試聴室(2021年)TheMusicofAnthonyBraxton~アンソニー・ブラクストン勉強会&ライヴ@KAKULULU、公園通りクラシックス(JazzTokyo)(2019年)森山威男NEWYEARSPECIA...類家心平+山田貴子@下北沢NoRoomforSquares

  • STFSO@新宿ピットイン

    新宿ピットイン(2022/6/30)。ShunSakai酒井俊(vo)NobumasaTanaka田中信正(p)Falconファルコン(g)TakashiSugawa須川崇志(cello)KosukeOchiai落合康介(b)<BothSidesNow>、<OnaSlowBoattoChina>、<街>、<AngelEyes>、<ナーダム>、<ItMightasWellBeSpring>、<回想>、<SomethingCool>、<思ひで>。アンコールは<満月の夕>、そして<紅い花>。天才・田中信正の素晴らしいピアノ。そして封印を解くぞとばかりにキッと口を結んで力をこめて歌った<満月の夕>。●酒井俊酒井俊+瀬尾高志+須川崇志+市野元彦@稲毛Candy(JazzTokyo)(2022年)酒井俊+纐纈雅代+永...STFSO@新宿ピットイン

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