先日、自己破産の申立ての相談を受けました。いろいろと事情をお聞きしたのですが、相談者が一番言われたのは「家族には秘密で・・・」ということでした。債務整理では“家族に秘密で”と言われることがめずらしくありませんが、秘密にできるかどうかは、債務整理の方法によ
元警察官の司法書士が,相続,遺言,債務整理などの業務や,日々の生活を綴ったブログ
警察官から紆余曲折の後,個人事務所を開業 おかしいと思ったことや知っていただきたいことを中心に書いています。
2025年7月
先日、自己破産の申立ての相談を受けました。いろいろと事情をお聞きしたのですが、相談者が一番言われたのは「家族には秘密で・・・」ということでした。債務整理では“家族に秘密で”と言われることがめずらしくありませんが、秘密にできるかどうかは、債務整理の方法によ
先日、相続登記の相談を受けていたときに、亡くなった方(被相続人)は「生命保険に入っていたはずだが、保険会社がわからない」とお聞きしました。生命保険契約の有無は、保険会社からの郵便物や通帳の保険会社からの引落しの記録で確認できますが、郵便物が処分されている
毎日、暑いですね。私が子供の頃は、最高気温が30度を超えるかどうかだったと思うのですが、今では35度を超える日もめずらしくない・・・いやー、ホントにどうなってるんでしょうか?こう暑いと、段々食欲が落ちてきて、それにとともに登場してくるのが『そうめん』です(個
またやられました・・・。昨日の昼過ぎ、車で事務所近くの駐車場に戻ってくると、私が借りている区画に別の車が停まっています。「はぁ! また!!」先月半ばにも同じようなことがありましたが、この時は隣の区画の人が間違って停めていました。(この件は、6月19日付『
2025年7月
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先日、自己破産の申立ての相談を受けました。いろいろと事情をお聞きしたのですが、相談者が一番言われたのは「家族には秘密で・・・」ということでした。債務整理では“家族に秘密で”と言われることがめずらしくありませんが、秘密にできるかどうかは、債務整理の方法によ
先日、相続登記の相談を受けていたときに、亡くなった方(被相続人)は「生命保険に入っていたはずだが、保険会社がわからない」とお聞きしました。生命保険契約の有無は、保険会社からの郵便物や通帳の保険会社からの引落しの記録で確認できますが、郵便物が処分されている
毎日、暑いですね。私が子供の頃は、最高気温が30度を超えるかどうかだったと思うのですが、今では35度を超える日もめずらしくない・・・いやー、ホントにどうなってるんでしょうか?こう暑いと、段々食欲が落ちてきて、それにとともに登場してくるのが『そうめん』です(個
またやられました・・・。昨日の昼過ぎ、車で事務所近くの駐車場に戻ってくると、私が借りている区画に別の車が停まっています。「はぁ! また!!」先月半ばにも同じようなことがありましたが、この時は隣の区画の人が間違って停めていました。(この件は、6月19日付『
先日、ある作家の推理小説を買いました。この方の本は初めてで、内容は、妻が殺されたが、実はこの妻は別人の戸籍を使っていたことがわかり、妻はいったい誰なのか? そして、なぜ殺されたのか?さらに、そこに主人公の事情や敵か味方かわからない人物が次々と絡んで来て・
相続登記の義務化に続いて、令和8年4月1日から、不動産所有者(以下、所有者)の住所・氏名の変更について、2年以内の変更登記が義務化されます。このように所有者に対して、ある意味、不利益が科されることへの対応として、法務局から住基ネットにアクセスして、所有者
友人の紹介で、「遺産のことで困っている」というAさんとお会いしました。亡くなったのはAさんの父親で、相続人は母親と数人の子供です。父親の遺言書は無いものの、亡くなる前に、相続人それぞれが取得する財産を言い渡されたそうで、それに従って自分たちで相続手続を進
先週の土曜日の昼頃、事務所の近くに借りている駐車場に車を止めようとしたところ、私の区画に車が停まっています。何年か前にもあったのですが、今回停まっている車は、おそらく隣の区画に時々停まっている車のようです。というのも、隣の区画には主にSUVが停まっているので
不動産登記、特に相続登記の場合に、市町村の役所で“名寄帳の写し”を取得することがあります。理由は以前このブログで書いたことがあるのですが、不動産登記の申請では、多くの場合に“登録免許税”を納付する必要があり、この算定方法に定額課税と定率課税があります。前
「父親が自宅の土地建物を兄に贈与していたことがわかったので、元に戻させることはできないか?」という相談を受けました。相続人の一部の人だけに対する生前贈与・・・時々聞く話で、遺産分割の段階でもめる原因の一つです。相続では、“兄弟姉妹は平等”というのが一般的
面白いというか、ためになったというか、あらためて気の持ちようの大切さを感じた本を読みました。それが、『眼述記 全身マヒになった夫が文字盤で最初に示したのは「さわるな」の 4文字だった。』という本です。書店で見かけたときに、「眼述記? 眼述? 口述
法テラス・・・ご存知の方も多いと思いますが、法律問題の解決へのアクセスを容易にするために国が関与して設立した団体で、無料の法律相談や、収入などの要件を満たす場合には司法書士や弁護士の費用を立て替えてくれます(これを援助の開始決定と言っています)。もちろん
Aさんから、配偶者の相続手続について相談を受けました。相続人はAさんと複数の子供さんで、主な相続財産は不動産と預貯金、そして、相続財産の分割については、葬儀後に大まかな内容は話し合ったがはっきりとは決めていないそうで、近々、法事で子供が帰って来るので、出
ある作家の警察小説(ここでは警察が舞台の推理小説のことです)を買いました。この方の作品は、前に新聞記者を主人公とするものを読んだことがあって、楽しみにして買いました。ただ、読み始めてまもなく、違和感があちこちに出てきました。これは警察小説やドラマでよくあ
不動産の所有者が亡くなり、相続人がこれから相続登記をしようとしています。その時、亡くなった方の権利証(登記済証)が手元にあるとして、この権利証、皆さんならどうしますか?ちょっと分かりにくい入りかもしれませんが、先日、父親の死亡による相続登記の電話があり、
先月中旬、福岡家庭裁判所(本庁)に自筆証書遺言書の検認申立書を提出しました。この「検認」は、自筆証書遺言書に必要な手続きで、遺言書の有効・無効を確定するものではありません(検認を受けたから有効な遺言書となるわけではありません)が、検認の時点での遺言書の形
先日、久しぶりに債務整理の相談を受けました。債務の内容と毎月返済に回すことのできる額(返済原資)を確認すると、司法書士が、債務整理開始後の利息のカットと分割返済について和解交渉をするという、“任意整理”と言われる方法が可能なようです。そこで、この方法につ
ある相談会の相談員を担当して来ました。個人的な印象ですが、昨年から始まった相続登記の義務化の影響でしょう、最近の相談内容はほとんど相続関係になったと感じています。この相談会でも最初から5件続けて相続関係の相談で、最後の1件を迎えました。40代後半と思しき女
先日Aさんの抵当権の設定で、B銀行に関係書類の受け取りに行きました。担当者から抵当権設定契約証書、登記の委任状、Aさんの印鑑証明書を受け取ったところ、印鑑証明書の印影はいわゆる三文判です。「おっと、これは注意しないと・・・」これは司法書士なら誰でも抱く気
「相続人の一人が話しに応じないんです」というAさん・・・平成の初めに不動産の所有者が死亡し、現在の相続人はサッカーチームよりも多い数になっています。Aさんは、相続登記の義務化もあって、ここらできちんと片付けようと相続人に連絡を取ったところ、相続人の一人(
先週は、本当にドタバタの1週間でした・・・。というのも、後見業務で担当しているAさんが少し前から入院されていたのですが、容態は快方に向かっていました。しかし、先週の月曜日、昼前に主治医から急変して重篤な状態という連絡があり、翌日の夕方、お亡くなりになりま
「1年位前に相続の相談をした〇〇ですが・・・」と言って、電話がありました。「〇〇さん、〇〇さん・・・」と、最近めっきりと衰えた記憶をたどっていると、お一人、思い当たる方がいました。確か、隣の市(といっても、くるまで10分くらいです)にお住まいの方で、何年
実家の相続登記の依頼を受けました。依頼者によれば、所有者である父親は約1年前に亡くなられ、父親からは「昭和40年の初めに土地を購入して、そこに建物を建てたと聞いている」とのことです。このような話を聞いているとき、何を考えていると思いますか?もちろん、司法
後見業務で担当しているAさん・・・一戸建ての自宅で独り暮らしでしたが、ここでの生活が厳しくなって施設入所していただきました。Aさんがお住まいの地域は自治会活動が活発なところなので、施設入所にあたって、自治会長さんと両隣のお宅に挨拶に行きました。それからし
令和2年の7月からスタートした、自分で作成した遺言書を法務局で保管してもらうという、『自筆証書遺言書保管制度』調べてみると、今年(令和6年)の5月の時点で、全国で7万5千件余りの遺言書が保管されているようです。これを多いとみるか、少ないとみるかはわかりま
車に当て逃げされました・・・(涙)ただ、いつ、どこで、誰にやられたのかがわかりません。車を置いている駐車場は、壁に向かってバックで駐車して、車を置いた後は前に歩いて行きます。ということは、前から歩いて来て車に乗るということです。車に乗るときは、タイヤがパ
最近、数は減りましたが、借金問題の相談を受けることがあります。お金を借り始めた理由をお聞きすると、「住宅ローン」「生活費」「病院代」「奨学金の返済」など同情したくなるものから、「パチンコ」「飲み代」など、あらあらと言いたくなるものまで様々です。そして、ほ
先日、片側2車線の道路を走っていました。この道路は住宅街の外れの田んぼの中を走る道で、交差点以外は進入路がない50キロ規制のとても走りやすい道です。ということは、スピードを出して走る車が多い道ともいえます。ただ、最初に片側2車線と書きましたが、私の進行方
先日、とあるビルの本屋で、本を買ったときのことです・・・レジの店員さんに買った本とレシートと一緒に、A5の大きさの白い紙を渡されました。「なに?」と思っていると、店員さんから、「粗品の引換券です。エスカレーターの横でお渡ししています」と説明されました。「
「親子でやっている個人事業を会社組織にしたい」という話がありました。個人事業では大手の仕事に入れないという限界があるそうです。ただ、会社設立について税理士さんの意見は聞いていないということでしたので、税理士さんの意見を聞いてみるようにお願いしました。数日
成年後見人の権限は、本人(成年 “ 被 ” 後見人)の死亡によって消滅します。つまり、成年後見は本人の死亡によって終了します。人が死亡すると、その人の財産は相続人に承継されますので、成年後見における本人が死亡した場合には、それまで成年後見人が管理していた通帳
15年位前に相続登記をしたという方から、住所変更登記の依頼がありました。相続した不動産は実家の土地・建物のほか、田んぼと山もあったということでしたので、登記をする不動産の確認のために相続登記の登記識別情報を用意していただきました。不動産の確認は固定資産税
後見業務を行う関係で、認知症や精神障害などに関する本を読むことがあります。で、今回読んだのが『 認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ、歯を守りなさい!』(かんき出版)という本です。著者の長谷川嘉哉(よしや)先生は、認知症専門医として、これまで20
相続登記が完了して、新しい「登記識別情報」(権利証)をお渡しするときに、時々、「来年、確定申告が必要ですか?」と聞かれることがあります。やっぱり、税金は気になりますよね。私は税金は専門外ですが、一般的な話として聞いてください。最初に、相続税の申告が必要な
あるケアマネージャーさんと話をしているときに、「後見制度支援信託をするときに、投資信託はどうなるんですか?」という質問を受けました。なんでも、そのケアマネさんが担当している方の親族が後見制度の利用を検討されていて、親族後見人を考えていらっしゃるが、財産が
相続放棄の手続きでは、死亡した人(被相続人)と相続放棄をする人(相続人)の関係がわかる戸籍や、被相続人の最後の住所地がわかる住民票の除票か戸籍の附票、そして被相続人の財産関係の資料などを集めて、これをもとに相続放棄の申述書を作成します。(相続放棄では、「
最近、『奄美でハブを40年研究してきました。』(新潮社)という本を読みました。著者の服部正策さんは、奄美大島にある東大医科学研究所に40年もいたそうです。奄美大島といえば2021年に世界自然遺産に登録されたところで、一人だけ知り合いがいます。そのため、世界自
ご存知の方も多いと思いますが、戸籍には「附票」というものがあります。この附票には、本籍地を置いている間の住所が記載されています。例えば、結婚によってA市〇町1番1号を本籍地とした甲さんが、同時にXを住所とし、その後、Y、Zと住所を移転したとすると、住所を
ある相談が終わった後に、相談者から「もう一つ、いいですか?」と言われました。その日は、後の予定もなかったために、「いいですよ」と答えたところ、「これなんですけど」と言って、一枚の書面を差し出されました。「うん?」と思いながらその書面を手にとると、表題は「
知り合いから、「知り合いのことで聞きたい」と言って電話がありました。(私の知り合いをAさん、その知り合いでこの話の主人公をBさんとします。)Aさんの話によると、ある日Bさんが休みで家にいると、突然、中年の男性が訪ねて来て、『〇〇債権回収の者』と言って封筒