不動産登記、特に相続登記の場合に、市町村の役所で“名寄帳の写し”を取得することがあります。理由は以前このブログで書いたことがあるのですが、不動産登記の申請では、多くの場合に“登録免許税”を納付する必要があり、この算定方法に定額課税と定率課税があります。前
元警察官の司法書士が,相続,遺言,債務整理などの業務や,日々の生活を綴ったブログ
警察官から紆余曲折の後,個人事務所を開業 おかしいと思ったことや知っていただきたいことを中心に書いています。
先週末から気象情報を騒がせていた台風10号・・・ノロノロの速度でいつ来るのかと気になっていましたが、私が住んでいる福岡市近郊では、今日が山場のようで、今朝(29日)は雲がとても早く流れていて、「ついに来たか」という感じです。私は、昨日の昼にお茶や水と非常
皆さん、夢って見ます?私は、起きた時に夢のところどころを覚えていることがありますが、今朝は焦りに焦って、絶望したところで目が覚めました。また、その夢がリアルだったんです。夢は東京駅から始まります。私は仕事で新幹線で博多に向かうことになっています(なんで?
後見業務で、ご本人が契約していたある保険が不必要になったので、7月26日の午前中に保険会社に解約の連絡を入れました。保険会社は「代理店の担当者から連絡させます」とのことで、間もなく、代理店の担当者から連絡がありました。担当者との会話の中で、担当者が即答で
平成の初めの頃に開始した相続登記・・・不動産の所有者である父親が亡くなって、子供4人が相続人となりましたが、その後、4人のうちの2人が亡くなってしまい、それぞれ奥さんと子供がいるのですが、子供のうちの1人が音信不通で、どこに住んでいるのかがわからない、と
昨日(15日)でお盆休みが終わって、今日から仕事・・・という方が多いようですが、お盆はゆっくり過ごされたでしょうか?ただ、年末年始と違いお盆は官公庁や金融機関などは通常業務ですし、世間が休みの時こそかきいれどきという仕事もあるので、「ゆっくりなんて関係な
前回は遺産分割協議の準備段階の話でしたが、今回は遺産分割協議の具体的な内容についてです。1 遺産分割協議の時期いつまでに遺産分割協議をしなければならないという時期についての制限はありません。ただし、相続登記は3年以内、相続税の申告は10か月以内という制限
先日、相続についての相談を受けたのですが、その時に、「遺産分割協議って、どういうやり方ですればいいんですか?」と聞かれましたので、今日は遺産分割協議の大まかなところを書いてみます。ここでは、Aさんが亡くなって(被相続人)、相続人が妻のBさんと子のCさん、
預貯金等の相続手続の依頼を受けました。相続人の方がいくつかの戸籍は取得されていたので、足りない分を取得し、相続人の方全員から実印を押した委任状と印鑑証明書をお預かりし、最後に私の印鑑証明書を用意して必要な書類は準備できました。(なお、戸籍に代わるものとし
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不動産登記、特に相続登記の場合に、市町村の役所で“名寄帳の写し”を取得することがあります。理由は以前このブログで書いたことがあるのですが、不動産登記の申請では、多くの場合に“登録免許税”を納付する必要があり、この算定方法に定額課税と定率課税があります。前
「父親が自宅の土地建物を兄に贈与していたことがわかったので、元に戻させることはできないか?」という相談を受けました。相続人の一部の人だけに対する生前贈与・・・時々聞く話で、遺産分割の段階でもめる原因の一つです。相続では、“兄弟姉妹は平等”というのが一般的
面白いというか、ためになったというか、あらためて気の持ちようの大切さを感じた本を読みました。それが、『眼述記 全身マヒになった夫が文字盤で最初に示したのは「さわるな」の 4文字だった。』という本です。書店で見かけたときに、「眼述記? 眼述? 口述
法テラス・・・ご存知の方も多いと思いますが、法律問題の解決へのアクセスを容易にするために国が関与して設立した団体で、無料の法律相談や、収入などの要件を満たす場合には司法書士や弁護士の費用を立て替えてくれます(これを援助の開始決定と言っています)。もちろん
Aさんから、配偶者の相続手続について相談を受けました。相続人はAさんと複数の子供さんで、主な相続財産は不動産と預貯金、そして、相続財産の分割については、葬儀後に大まかな内容は話し合ったがはっきりとは決めていないそうで、近々、法事で子供が帰って来るので、出
ある作家の警察小説(ここでは警察が舞台の推理小説のことです)を買いました。この方の作品は、前に新聞記者を主人公とするものを読んだことがあって、楽しみにして買いました。ただ、読み始めてまもなく、違和感があちこちに出てきました。これは警察小説やドラマでよくあ
不動産の所有者が亡くなり、相続人がこれから相続登記をしようとしています。その時、亡くなった方の権利証(登記済証)が手元にあるとして、この権利証、皆さんならどうしますか?ちょっと分かりにくい入りかもしれませんが、先日、父親の死亡による相続登記の電話があり、
先月中旬、福岡家庭裁判所(本庁)に自筆証書遺言書の検認申立書を提出しました。この「検認」は、自筆証書遺言書に必要な手続きで、遺言書の有効・無効を確定するものではありません(検認を受けたから有効な遺言書となるわけではありません)が、検認の時点での遺言書の形
先日、久しぶりに債務整理の相談を受けました。債務の内容と毎月返済に回すことのできる額(返済原資)を確認すると、司法書士が、債務整理開始後の利息のカットと分割返済について和解交渉をするという、“任意整理”と言われる方法が可能なようです。そこで、この方法につ
ある相談会の相談員を担当して来ました。個人的な印象ですが、昨年から始まった相続登記の義務化の影響でしょう、最近の相談内容はほとんど相続関係になったと感じています。この相談会でも最初から5件続けて相続関係の相談で、最後の1件を迎えました。40代後半と思しき女
先日Aさんの抵当権の設定で、B銀行に関係書類の受け取りに行きました。担当者から抵当権設定契約証書、登記の委任状、Aさんの印鑑証明書を受け取ったところ、印鑑証明書の印影はいわゆる三文判です。「おっと、これは注意しないと・・・」これは司法書士なら誰でも抱く気
「相続人の一人が話しに応じないんです」というAさん・・・平成の初めに不動産の所有者が死亡し、現在の相続人はサッカーチームよりも多い数になっています。Aさんは、相続登記の義務化もあって、ここらできちんと片付けようと相続人に連絡を取ったところ、相続人の一人(
ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしょうか?私は、今日5月5、家庭裁判所に提出する後見業務の定期報告書作成のためパソコンを立ち上げたところですが、その前に、ゴールデンウイーク前半の出来事を・・・5月3日、福岡市に住んでいる娘と博多駅で博多駅で会いました
ある方が土地を購入し、その土地に建物を新築されています。そのための資金として金融機関の融資を利用されることが一般的で、この場合の手続の流れは、金融機関に融資の申込みをしてOKが出た後は、次のようになります。①建物完成後、土地家屋調査士が新築建物の表題登記を
前回は、介護と相続の関係について悲しくなるような本を紹介しましたが、今回は、特に介護が間近に迫ってきた方や介護を始めて間もない方にお勧めの本を紹介します。紹介する本は、ニコ・ニコルソン(マンガ家)、佐藤眞一(大阪大学名誉教授)著の『マンガ 認知症』(ちくま
ちょっとと言うか、かなり気が重くなる本を読みました。その本は、推理作家の姉小路裕(あねこうじ ゆう)さんが書かれた『介護と相続、これでもめる! 不公平・逃げ得を防ぐには』(光文社新書)です。著者の姉小路さんは司法書士の有資格者で、平成の初めの頃に『動く不動
私、カレーを食べるときに気になっていることがあります。それは、カレーのルーとライスとの位置関係、つまり、右左問題です。まー、好きに置いて、好きに食べれば良いのですが、店でカレーを食べている人を見かけると、左右問題を人知れず観察してしまいます。で、先日、外
遺言者が自分で書いた遺言書、つまり自筆証書遺言書については、遺言者が死亡した後、家庭裁判所で『検認』を受ける必要があります。(なお、自筆証書遺言書でも法務局で保管されていたものは不要です。)この『検認』は、遺言書が有効であることを確定するものではありませ
先週のことです。依頼者のお宅から駐車場に向かって歩いていると、携帯に電話が入りました。画面を見ると登録のない「080」から始まる番号からの電話です。「何かの営業?」と思いながら出てみると、自動音声の電話、いわゆる「ロボコール」で、「こちらは総務省〇〇通信
先日、成年後見の申立てについて相談を受けました。申立てまでの流れや成年後見人が行うことを説明し終わると、相談者から「成年後見人が選ばれるといくらぐらいかかるんですか? 何十万もかかるってネットで見たことがあるんですが・・・」と聞かれました。確かに、成年後
先日、片側2車線の道路を走っていました。この道路は住宅街の外れの田んぼの中を走る道で、交差点以外は進入路がない50キロ規制のとても走りやすい道です。ということは、スピードを出して走る車が多い道ともいえます。ただ、最初に片側2車線と書きましたが、私の進行方
先日、とあるビルの本屋で、本を買ったときのことです・・・レジの店員さんに買った本とレシートと一緒に、A5の大きさの白い紙を渡されました。「なに?」と思っていると、店員さんから、「粗品の引換券です。エスカレーターの横でお渡ししています」と説明されました。「
「親子でやっている個人事業を会社組織にしたい」という話がありました。個人事業では大手の仕事に入れないという限界があるそうです。ただ、会社設立について税理士さんの意見は聞いていないということでしたので、税理士さんの意見を聞いてみるようにお願いしました。数日
成年後見人の権限は、本人(成年 “ 被 ” 後見人)の死亡によって消滅します。つまり、成年後見は本人の死亡によって終了します。人が死亡すると、その人の財産は相続人に承継されますので、成年後見における本人が死亡した場合には、それまで成年後見人が管理していた通帳
15年位前に相続登記をしたという方から、住所変更登記の依頼がありました。相続した不動産は実家の土地・建物のほか、田んぼと山もあったということでしたので、登記をする不動産の確認のために相続登記の登記識別情報を用意していただきました。不動産の確認は固定資産税
後見業務を行う関係で、認知症や精神障害などに関する本を読むことがあります。で、今回読んだのが『 認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ、歯を守りなさい!』(かんき出版)という本です。著者の長谷川嘉哉(よしや)先生は、認知症専門医として、これまで20
相続登記が完了して、新しい「登記識別情報」(権利証)をお渡しするときに、時々、「来年、確定申告が必要ですか?」と聞かれることがあります。やっぱり、税金は気になりますよね。私は税金は専門外ですが、一般的な話として聞いてください。最初に、相続税の申告が必要な
あるケアマネージャーさんと話をしているときに、「後見制度支援信託をするときに、投資信託はどうなるんですか?」という質問を受けました。なんでも、そのケアマネさんが担当している方の親族が後見制度の利用を検討されていて、親族後見人を考えていらっしゃるが、財産が
相続放棄の手続きでは、死亡した人(被相続人)と相続放棄をする人(相続人)の関係がわかる戸籍や、被相続人の最後の住所地がわかる住民票の除票か戸籍の附票、そして被相続人の財産関係の資料などを集めて、これをもとに相続放棄の申述書を作成します。(相続放棄では、「
最近、『奄美でハブを40年研究してきました。』(新潮社)という本を読みました。著者の服部正策さんは、奄美大島にある東大医科学研究所に40年もいたそうです。奄美大島といえば2021年に世界自然遺産に登録されたところで、一人だけ知り合いがいます。そのため、世界自
ご存知の方も多いと思いますが、戸籍には「附票」というものがあります。この附票には、本籍地を置いている間の住所が記載されています。例えば、結婚によってA市〇町1番1号を本籍地とした甲さんが、同時にXを住所とし、その後、Y、Zと住所を移転したとすると、住所を
ある相談が終わった後に、相談者から「もう一つ、いいですか?」と言われました。その日は、後の予定もなかったために、「いいですよ」と答えたところ、「これなんですけど」と言って、一枚の書面を差し出されました。「うん?」と思いながらその書面を手にとると、表題は「
知り合いから、「知り合いのことで聞きたい」と言って電話がありました。(私の知り合いをAさん、その知り合いでこの話の主人公をBさんとします。)Aさんの話によると、ある日Bさんが休みで家にいると、突然、中年の男性が訪ねて来て、『〇〇債権回収の者』と言って封筒
今日でゴールデンウイークの前半が終了ですが、いかがお過ごしでしょうか?これといった趣味はなく、おまけに出不精の私は、休みが続いて仕事が入っていないときは、事務所の掃除をして、やれる仕事を片づけて、後は、本を読んで・・・飽きたら本屋に行って・・・という、ま
某日、車で30分位かかるところに行きました。用件をすませると、時間は午後1時・・・、これから昼食です。どこで食べようかと考えていると、ここから事務所とは逆方向に少し行ったところの「うどん屋」が頭に浮かびました。ここは何度か行ったことがありますが、時間帯に
4月12日に抵当権の抹消登記の依頼を受けました。今回、抹消登記の義務者となる抵当権者は東京都千代田区に本店がある大手の企業(以下、A社といいます)です。登記申請で企業や法人が関与するときは、まず最初にその企業などの登記情報を取得して、商号や本店が登記の内
昨日、4月17日の夜の11時過ぎ・・・。ベッドで横になって本を読んでいると、枕元に置いた携帯が『キュワキュワキュワ』と、なんとも恐ろしげな音をたてました。そう、緊急地震速報です。あわてて飛び起き、いつも持ち歩いているバッグに懐中電灯と飲み物のペットボトル
県外の実家の相続登記で、登記に必要な戸籍などの取得も依頼を受けました。依頼者は何年か前に本籍地をこちらに移してありましたが、被相続人である父親は実家を離れたことがないので、本籍地は多分実家の所在地ではないかとのことです。そのため、依頼者の戸籍から父親の戸
第2の定年を迎えたAさん・・・。のんびりした生活を始めた矢先に、見知らぬ人から1通の封筒が届きました。「何だろう?」と思いながら開封して中の書面を読んだところ、Aさんの母親が死亡して、母親名義の不動産について遺産分割協議をしたいと書かれていました(差出人
先週末、車で事務所に戻る途中で、コンビニに寄りました。道の向こう側には桜の木が並んでいて、花びらが風に舞っています。「今年もきれいやな・・・」なんて思いながら店の出入口に歩いて行くと、出入口近くの駐車スペースに、赤いこじんまりとしたバイクが止まっています