金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子氏をディレクターに迎えてのニューカマー大型アートプロジェクトです。岡山県はこれまで直島方面(直島は香川県ですが)を中心とした県南がアートの聖地としていまや世界的に盛り上がっているのに対し、県北はいま一つ注目
5月から早稲田大学オープンカレッジの春学期でオンライン講座を担当します。今回のテーマは「もう一歩レベルアップ! アート鑑賞講座」です。
文系人間の私が数学の話をするのは不届き千万なことだが、今回はそのタブー(?)に踏み込んでみる。読者諸氏は数学に「ABC予想」というものがあるのをご存じだろうか。これはリーマン予想とかポアンカレ予想などと同じような、数学界における偉大な謎とさ
これはブリューゲルの《死の勝利》。1562年に描かれたもので、マドリードのプラド美術館に所蔵されている。
今日のエントリーは私のグチである。読者にはお読み苦しいところがあるかもしれないが、美術界のちょっとした内幕、実情を知ってもらうためにもグチらせてもらいたいと思う(要は一種の内部告発である)。 さて、私のところにも、とき
前回のエントリーで、いま話題のNFTについて書きました(私なりの理解で書いていますので、間違いや見当外れが含まれているかもしれませんが)。前回の話にはつづきがあります。今日はそれについて記しておきたいと思います。前回の記事の最後で「(NFT
デジタルアートは以前から存在していますが、このところ、従来のものとはひと味違うものが目立つようになっています。その代表格がNFTといわれるものです。あなたはNFTをどう評価しているでしょうか。
新型コロナのパンデミックが始まって1年が経った。「100年に1度の災害」とはいうが、これほど持続的で大規模な厄災はおそらくほとんどの人にとって初めてのことだっただろう。文字通り、いま生きている人にとっては未曾有の災害である。そして、この未曾
丸木位里・俊氏による《原爆の図》を所蔵する丸木美術館が存続困難に陥っています。ぜひ、サポートをよろしくお願いします。↓のHPから寄付できるようになっています。 https://congrant.com/project/m
厳しい状況が続いていますね。そろそろ、“コロナ疲れ”が出てきているでしょうか? このウイルスとの戦いはまだまだ続きそうです。専門家のなかには、なんと10年以上かかるという人もいます。そんなことにはならないよ
7都府県に緊急事態が宣言され、少なくともこれから1カ月は可能な限り外出しないことが求められました。私たちは家でできることを探さねばなりません。そこで、プラスリラックスのHP上でウェブ版アート鑑賞セミナーを期間限定で始めることにしました。きっ
新型コロナの猛威がますますひどくなってきてます。みなさんのところは大丈夫でしょうか。社会のあらゆる局面で、あらゆる人が未経験の事態に直面させられています。
新型コロナウイルスの流行が感染拡大期に入ったと見られ、昨日、社会的な対策として国は大規模な集会やイベントの中止・延期を要請しました。
新年早々、アリスのコンサートへ行ってきました。とくにアリスの熱狂的なファンというわけではなかったのですが、ふと気が向いてチケットを購入してました。
世の中には「小さな美術館」と「大きな美術館」がある。両者の区別を明確に引くことはできないけれど、それでも、何となく、区分けはできるように思う。
群馬県中之条町で開かれている中之条ビエンナーレに行ってきました。2年に1度開かれるこのアートの祭典、今回で7回目になりますから、けっこう歴史を重ねています。でも、まだまだ知らないという人も少なくないかもしれません。
北海道美唄市にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」では毎月「こころを彫る授業」というワークショップが行われています。
8月6日は広島に、9日は長崎に原爆が投下され、15日に終戦を迎えたため、わが国ではこの暑い季節はおのずと戦争について考える時季になっている。今年はそれが一層暑くなった。ご承知の通り、あいちトリエンナーレに出品された「表現の不自由展・その後」
拙著『現代アート、超入門!』で、重版の際に製造ミスがあったと版元から連絡がありました。
こんにちは。今日は、プラスリラックスのオンラインショップ開店のお知らせです。
4/1から新しい朝ドラ「なつぞら」が始まりましたね。主人公のなつがアニメーターを目指す物語が展開していきますが、ドラマではなつに絵を教える登場人物が出てきます。山田天陽という人物です。天陽にはモデルがいます。十勝で農民画家として生きた神田日
いま、手塚治虫の「どろろ」がアニメで放送されているのをご存じでしょうか? TOKYO MX(毎週月曜22:00〜)とBS11(毎週月曜24:30〜)で週1のペースでオンエアされています(また、アマゾン・プライムでも視聴することができます)。
この4月から、新たに早稲田大学オープンカレッジで講座を担当することになりました。 https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/47688/ 講座のテーマは「超入門! 現代アート」で
12月の創刊を目指して編集作業を進めてきた『Palette(パレット)』の見本がついに完成しました。ようやく、ここまでたどり着いたかと感激ひとしおです(が、本番はこれからですね)。
西洋文化の源とされるギリシア。一つの象徴として今日に伝わるものに彫刻がありますね。ミロのヴィーナス像に代表されます。そのギリシア(あるいはローマ)彫刻の材料は大理石ですが、いままで、どうして大理石なのかは考えたことが
10/19(金)放送のNHK「助けて!きわめびと」という番組に出ることになりました。知識のない人でも美術や美術館を楽しめるという方法を、僭越ながら、私が視聴者のみなさんに伝授するという趣向のもので、NHKの小野塚アナに“モルモッ
私は個人として活動しているほか、プラスリラックスという事務所のメンバーでもあります。そのプラスリラックスのHPが本日立ち上がりましたので、お知らせさせてもらいます。
もう1年経つのかと時の過ぎる早さに驚くのが、ドイツのカッセルで5年に1度開かれるアートの祭典「ドクメンタ」を見てきたことです。あのときも暑かったので、このところの猛暑で思い出しました。
このところ、日本人のアート鑑賞がちょっと変わってきたのかな?と感じる出来事がありましたので、今日はそれについて書きます。
クラシック音楽の老舗の音楽之友社さんが4月から「ontomo」というwebサイトをスタートされました。そこになぜか私が連載させてもらうことになりました。
板橋区立美術館 開催中〜4/15まで開館時間◇9:30〜17:00(入館は16:30まで)休館日◇月曜日
ふと気がついたら、最近、現金をあまり使わなくなった。そのことを強く意識したのは、こんなことがあったからだ。
ゴヤは「わが師は自然とベラスケス(とレンブラント)」といい、マネは「ベラスケスこそ画家のなかの画家」と語り、ピカソはベラスケスの絵をじつに58枚も模写したという。誰もが一目も二目も置く画家、ベラスケス。その代表作が《ラス・メニーナス》である
年が改まったので昨年のことになりますが、夏にドイツへ行っておりました。昨年はカッセルで5年に1度開かれる「ドクメンタ」という国際芸術祭と、ミュンスターで10年に1度開かれる「ミュンスター彫刻プロジェクト」の開催が重なるというレアな巡り合わせ
北海道美唄市の「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」が今年で創設25周年を迎えたというお知らせが届きました。記念の展覧会や安田侃氏の講演会が催されるとのことですので、お出かけになってみてはどうでしょうか。
ずいぶん間が空いてしまったが、「ベトナムへの旅」の続き。ベトナムの美術は社会派が多いと前回書いたが、↓もそうした一作。
うっかりお知らせするのが遅くなってしまいましたが、時事通信社配信で「個人美術館巡礼 全国12の旅」という連載が始まりました。これは、全国各地にある個人美術館を北から南へと辿って紹介しようというものです。サブタイトルにある通り、全12回です。
ベトナムでもっとも心配だったのは食事であった。私はお腹が弱く、すぐにお腹を壊してしまうタチである。日本にいてもそれなのだから、ベトナムで食べつけないものを食べたらどうなるかが大変気がかりだった。
ベトナムへ行ってきた。なぜベトナムだったかというと、特段の理由はないのだが、強いていえば一昨年に森美術館で開かれた「ディン・Q・レ展」のことが頭にあった。それまで東南アジアのアートはタイやシンガポールのものを見る機会が比較的あったが、ベトナ
『企画展がなくても楽しめるすごい美術館』を出版してちょうど半年が経った。売れ行きはそれなりに健闘してくれているが、突き抜けたヒットとまでは至っておらず、それは著者の知名度からして無理からぬことと思う。そんななか、一人の読者からお手紙を頂戴し
遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙』が話題になっている。そもそも、この日本の小説がスコセッシという外国人監督によって暦年の念願として映画化された事実が一つの快挙だといえるだろう。日本人として誇らしい気持ちが湧いてくる。&n
私はいま大学の非常勤講師という身分でもある。大学でほかの教員たちに混じって「アート鑑賞を通じての成長」をテーマに日々取り組んでいるつもりである。だが、非常勤講師という身分はそこに何かと微妙なものを考えさせる。
今週の土曜日14日、群馬県太田市に新しい美術館がオープンします。それもひと味違う美術館のようで、どんなところかいまから楽しみです。 http://www.artmuseumlibraryota.jp
2016.9.17ー11.20 : 平塚市美術館
2016.8.6ー9.24:アキバタマビ21
8月8日に新刊が出ます(一部では9日)。
2016.4.27〜8.22:国立新美術館
今年に入ってからの地方出張シリーズが、まだ微妙に続いております。昨日一昨日は高知へ行っていました。
前回の投稿で触れていた通り、先週7〜8日に岡山・香川へ行ってきました。これは、JR西日本ジパング倶楽部の瀬戸内国際芸術祭をめぐる旅で、ツアーの同行講師を務めさせていただきました。
1月に「仕切り直し」を投稿し、その後、また放置状態になってしまっていました(すいません)。じつは再び取り込み事が発生し、「時間が飛ぶ」日々を過ごしていました。取り込み事とは、私事になりますが、父親の危篤で、そのため実家の奈良へずっと戻ってお
冬物の洋服を見直していて、改めてセーターを着なくなったことに気がついた。ヒートテックやフリースなどの軽くて暖かい機能性素材が充実してきたのにつれて、セーターはしまい込んだままになっていた。たまには風を通しておかないといけないとと陰干ししなが
大学の春学期が終わって夏休みに入りました。やれやれです。今学期の授業は「アートを見ること」そのものをテーマに据え、大学という高等教育の場で何ができるかを模索した半年でした。
NO MUSEUM, NO LIFE? これからの美術館事典
2015.6.16〜9.13:東京国立近代美術館
2015.6.24〜8.31:国立新美術館2015.9.19〜11.23:兵庫県立美術館
今年に入ってから当サイトの更新が少なくなっており、アクセスしてくださった方々には大変申し訳なく思っております。このところ、なかなかこっちに手が回らずで……。
(写真:共同通信社)今年は大阪万博が開かれてから45年になります。万博の年に生まれた人が45歳になるのですから、もう、ずいぶん昔のことになってしまいました。大阪万博についてはほとんど何も知らないという人がいまではきっと多いことでしょう。私自
MIHO MUSEUMへ行ってきました。ずいぶん久しぶりです。目当ては、「バーネット・ニューマン:十字架の道行き——レマ・サバクタニ」展(〜6月7日)。バーネット・ニューマンの集大成的ワークといわれる「十字架の道行き」シリーズ全14+1点が
明日3月1日の東京新聞、中日新聞、北陸中日新聞に拙著『アート鑑賞、超入門!』(集英社新書)についての記事が掲載される予定です。よろしければ、ご高覧いただければ幸いです。
2015.2.19〜3.1:国立新美術館
1918 東京国立近代美術館
2月8日の北海道新聞に拙著の書評が掲載されました。よろしければ、ご覧ください。⇒ 記事へ飛ぶ
非アートの話題が続いてしまい恐縮ですが、当サイトをお読みの方にも参考になるかと思いまして、今日はスマホに関する話です。このほど15年近く使ってきたドコモを解約しました。すると、結果からいいますと月々の料金がナント5分の1になりました。
拙著『アート鑑賞、超入門!』が発刊されて3週間になりました。そろそろ店頭展示があとから出た本に差し替えられていくタイミングなので、販売状況が厳しくなっていくことが予想されますが、ここまでのところ、思っていたより売れてくれています。ありがたい
ここはアート関係のサイトですが、今回のイスラム国の事件については少し触れておきたく思います。命を絶たれた後藤健二氏と湯川遥菜氏は痛ましいとしかいいようがありません。
先日、東京都現代美術館の内覧会に行ってきました。これから春にかけては内覧会の多い季節ですが、今回現美では、なんと4つの内覧会が同時に開かれました。一度に4つというのは初めての経験のように思います。
大学のことについて、また折あらば触れますといっていました。昨日の授業で秋学期が終了しました。受講してくれた学生たちとの半年間のおつき合いも終わりです。私は非常勤ですから、ゼミを受け持っているわけでもなく、基本的に彼らとの縁はこれで切れること
昨日、いよいよ拙著『アート鑑賞、超入門!』が発売になりました。この本はタイトルにある通り、「鑑賞」すなわち「アートをみること」にテーマを絞ったものなので、一般読者がどれくらい関心を持ってくれるかなと、ちょっと心配していました。
16日(金)に拙著『アート鑑賞、超入門!』(集英社新書)が発売になります!
新年がスタートして早1週間が経ちました。どんな年末年始を過ごされたでしょうか? 私は過去最悪の年末年始になってしまってました。
現代アートのなかには「シュミレーショニズム」といわれるものがあります。これは1980年代後半に顕著になった現象で、まったく新しいアートをつくるのではなく、既存の作品から素材や表現を盗用・借用して、作者なりの新しい見せ方を生み出そうとしたもの
気がついたら師走も半ばとなり、今年も残すところあと半月となりました。新聞や雑誌ではポツポツと今年1年の展覧会を振り返る記事が出始めていますね。私もよかったと思う今年の展覧会TOP10を顕彰しておきたいと思います。
アートマネジメント学会のレポートのつづきです。
11月29・30日の2日間にわたって日本アートマネジメント学会の全国大会がありました。年に1回開かれている大会で、今回で16回目になります。私はアートマネジメント学会の正会員ではないのですが、年によってビジター参加しています。今年の大会は(
先日、「飛鳥の大宇宙〜キトラに眠るのは誰だ」(BSプレミアム)という特番が放送された。私も興味深く視聴した。明日香村のキトラ古墳の被葬者はいったい誰なのか、田中泯が孫娘にさまざま考えられている説を物語るという趣向で演出されていて、それがなか
大学で現代アートを教えているので、毎回の授業の前には必ず準備が必要で、その作業が自分にとっても改めて現代アートを学び直す機会になっている。のだが、「勉強になっている」などと能天気なことばかりいっていられない面もある。
2014.9.25〜12.15:国立新美術館2015.1.31〜5.10:神戸市立博物館
2014.10.15〜12.7:東京国立博物館展示風景:仏足石 753年 奈良・薬師寺
先日、この秋から大学で教えることになったと書いた。その時点では、まだ最終的に契約書を交わしたわけではなかったから詳細を明かせなかったが、無事授業も始まったので、ちょっと触れておくことにしたい。
2014.9.13〜11.9:上野の森美術館
2014.8.23〜9.7:アーツ千代田 3331
2014.6.20〜8.24:東京国立近代美術館2014.9.6〜10.26:名古屋市美術館2014.12.20〜2015.3.8:広島市現代美術館2015.3.31〜5.31:京都国立近代美術館
2014.8.1〜11.3:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)
2014.8.13〜20 : 調布市文化会館たづくりhttp://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1405410483604/index.html調布市が毎年8月に実施している、平和を祈る展示の今年
横浜トリエンナーレが始まった。今回はアーティスティック・ディレクターに森村泰昌氏を迎え、横浜市は背水の陣を敷いた感がある。過日、ある雑誌の仕事でインタビューした際、氏は「作品」と「商品」ということをいっていた。
昨日、NHKスペシャル「シリーズ 故宮」の2回目が放送された。いうまでもなく、東博で開催中の「台北 國立故宮博物院 神品至宝」にちなんでのことで、私も興味津々で視聴した。
2014.6.24〜9.15 : 東京国立博物館2014.10.7〜11.30 : 九州国立博物館台北・故宮の門外不出の至宝といわれる《翠玉白菜》が出品されるということで大きな注目を集める本展(ただし、《翠玉白菜》の展示は7月7日まで)。お
2014.6.14〜8.24:泉屋博古館 分館(東京)2014.9.6〜11.30:兵庫陶芸美術館茨城、山形と回ってきた、板谷波山没後50年を記念する展覧会が東京にやってきた。
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