chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 「なれの果て」

    「なれの果て」       *夏草や 花のあはれよ なれの果て 早や枯れ 草葉 踏みて老ひゆく今年のお天気って・・・9月もけふでおしまい、ずっと曇天続きで残暑もなく終わった。振り返って見ると7月の徹底的な長梅雨、明けて8月の猛暑酷暑ひとも草木も大分いじめられちゃいま

  • 「ミズヒキ」

    「ミズヒキ」       *朱の数珠(じゅず)の もてなし受けつ 夕野辺を 歩めば浮かぶ 詮無きことよこの花をなんで「水引」って言うのだろう?飾りひも、とでも言えば判りやすいのに・・・信州人は、「ミズシキ」って発音しるのかな?「風呂敷」はフロヒキなんて言ってなさそうだ

  • 「田」

    「田」       *佐久の田の 湿り天気に 稲黄ばむ 嶽も言いたげ 稔りはいかに午後になったら晴れてき田。佐久へ行ったら、待っていたかのように稲刈りが始まってい田。秋雨曇天が続いて田んぼが乾いていない、泥田の中をご苦労していまし田。今年の稔り具合は?と気になり

  • 「軽井沢出身の作家 柚木 史子」

    「軽井沢出身の作家 柚木 史子」       *此の街の 今は昔のもの語り 往時少女の 記憶(記録) 追ひたり 柚木史子(ゆき ふみこ ) 本名土屋 幸枝1930-2018 88歳歿軽井沢は文人、画家、作家、政治家、著名人の来訪、滞在、移住、在住が殊の外多いところです。が生ま

  • 「お帰りなさい・・・」

    「お帰りなさい・・・」           *骨となり 戻れる友を 出迎へて 想ひ語りし 在りし日々こと逝くものはかくの如しか昼夜をおかず・・・先日ご逝去された先輩が故郷に帰ってきました気心の知れた仲間たちと納骨に立ち会い出迎えました。こんな時ばかりは普段会って

  • 「豹紋蝶の間違い探し」

    「豹紋蝶の間違い探し」         *夏眠覚め 舞来る豹紋 あざみ野で 紋様さまざま まちがひ探し 撮った写真と蝶図鑑を見比べる・・・・コレが大変なんですう。目が駄目、根性無し、撮った写真の出来が悪い似て非なる雄雌の区別、季節、似たもの同士目がチカチカして途

  • 「アサギマダラの北帰行/南帰行」

    「アサギマダラの北帰行/南帰行」        *幾万年 続く習はし 南帰蝶 世代遷れど 迷ひなく翔ぶ この蝶の故郷、発祥は何処なんだろう? 北が故郷?それとも南? 卵が先か、鶏が先かです。 避暑客の様に北上し、避寒客の様に南下する。 蝶の旅路それぞれの地で滞在、

  • 「旅する蝶々アサギマダラ2020年」

    「旅する蝶々アサギマダラ2020年」        *この秋も 吾を迎へる 浅黄蝶 吾も迎へし せせらぎ こ道 この蝶を知ってから毎年、撮り続けています。 蝶が今年借宿の花園に始めてきたのは9/5と土屋オーナーが教えてくれました。 日ごと増え続けお天気の日は群舞乱舞

  • 「ハナビラタケ」

    「ハナビラタケ」       *山、不思議 なだりに異形(いぎょう) 奇かしの 「花びら茸」を 産みてをどせり 名前は教授が即答、どうも有名なキノコらしい。調べたらキノコの特異種で、腫瘍の転移を抑制、大腸がんを予防するそうな。食感がいいという。たまにスーパーに出る

  • 「ミゾソバ」

    「ミゾソバ」       *紅ほのか われもわれもと 川藪に 背伸びしてるよ みぞそば達は時々ごっちゃになってしまう植物ミゾソバとママコノシリヌグイとアキノウナギツカミあるひとに、自慢げにこれはミゾソバと教えたことがあるけど合っていたかどうか?今になって不安に

  • 「をさなどち」

    「をさなどち」       *高峰に 友と眺める 佐久の地の けぶれど定む 知りし遠近 なに?行ったことないの♪ならばゆこう、天空の絶景2000mの高峰へ浅間連峰の鞍部へ、くねくね道を走りました。おシルを見晴らしのいいレストランで食べてラウンジでコーシー♪辺りを散策し

  • 「セセリ蝶」

    「セセリ蝶」       *曇天で あざみ 白めど せせり来て つまづき見れば 若栗 ころろセセリ蝶もいくつかの種類が。小さな蝶ですばしっこい。しきりにアザミの花を突っついていました。「セセリ/セセル」って方言?のような響き、ぼくの育った地方ではあまり使わない言

  • 「川は流れる」

    「川は流れる」       *川もまた 季の廻りと 流れゆき 旅路の記憶 何処で想ふ常々水は記憶能力があるのではと思っています。「水は方円の器に随う」空を写し、岸辺を写し生き物たちを育み果てしなく循環し流体・固体・気体にもなり、あらゆる生物の体内に入っている地球の

  • 「あのよろし/野の伝言板」

    「あのよろし」       *崩し字で 葉っぱ伝言 「あの世よろし」 先逝く友か 書き人知らずむかしむかし、駅には伝言板というのがありました・・・電車を待つ間読んで眺めて邪推と妄想したものです。ほとんど書いた人は知らない人たち、でも解る人には判るという短文伝

  • 「アズマレイジンソウ」

    「アズマレイジンソウ」         *暗がりに 霊のなりして ゆらり立つ 伶人草は 遠目 妖しよこの花はわりと湿気っぽいところ、木下によく咲いています。白い花がひょろんと立つ姿がどうも幽霊のようにみえてしまうボクの目なのです。麗人ではなくて伶人伶人とは、

  • 「淺間の焼け石」

    「淺間の焼け石」        *焼け石に 泣きし代すぎて 今はもう 淺間のくれし 風物となる火山淺間山が吐き出した溶岩のことを詠いました。普通の石と比べると重量は半分くらい軽い、それに柔らかいので細工しやすいです。多くの畑で邪魔者扱い、厄介者、ずいぶん泣かさ

  • 「キバナアキギリ」

    「キバナアキギリ」       *藪したへ 夕陽木洩れ日 秋桐に 照りておもしろ 黄の横顔この花も場所を選ぶ。何処にでも、たくさん咲いている訳ではないね。可笑しな、可笑しな顔、ユーモラス、ユニーク生態ちよっと見直しているこの頃です。

  • 「ホウジャク(蛾)」

    「ホウジャク(蛾)」         *見惚れるは 翔びの上手な 蜂雀(蛾)は ほんとに蛾なの? 蜜を吸いおり 前から気になっていた蝶みたいな虫 蛾の仲間らしいけど、へんなやつです。 真昼に活動し蜜を吸う、翅を広げない、そして花に止まることはない・・・ オスプ

  • 「行く川の~・・・」

    「行く川の~・・・」        *飄々と 彼は酔ひつつ 風となり 戻り来たるや さ迷ひ終へて この夏 またひとり先輩が逝かれました。 コロナではありませぬ。 あれこれ思いつつご冥福を祈っております。 ひとは必衰、死んじゃうものなんですね・・・ 嗚呼、千の風、万

  • 「虫瘤って」

    「虫瘤って」        *草や木に 虫瘤ありて ☆ふと思ふ ひとの腫瘍も 似たりしものか 最近虫瘤のハンドブックを求めた あれやこれやの画像を観ていると ひとの医学雑誌の写真と錯覚。 虫瘤って 言い換えれば、草木の病気 長い間共存共生してどちらも滅んではいない

  • 「惜しむ夏」

    「惜しむ夏」         *夏惜しみ 宇須比の坂に 立ち見れば 雲はゆくゆく 妙義の空を今年の夏は・・・?あまり出かけることもなく何をしたという記憶もない。暑さを従容と受け止めていました。「何時が夏の終わりか知るよしもなく」というような感じで過ぎてゆきま

  • 「廃業したホテル」

    「廃業したホテル」         *訪ふひとの 絶えて幾とせ 放置庭 これ幸いと 秋草の咲くひとの放置したモノってなんでもそうだけど哀愁?なんとも哀しく見えてしまうものですね。往時の賑わい、人々の声、ざわめき、笑い声・・・諸々のモノたち・・・

  • 「小さな美術館 軽井沢草花館」

    「小さな美術館 軽井沢草花館」        *野の花を 愛しく描く ワールドを 護り語れる をみなへし かな 画家石川功一師の遺された草花の絵を展示。 今年の企画「和歌に詠まれた草花たち」 1937-2007 70歳歿 1981年頃より軽井沢に来られて町中の草花を描き始めまし

  • 「夕立」

    「夕立」         *ゆふだちに おもいて 候 をさなひ の はしりかへるに あびし らいこう 一天にわかにかき曇り・・・ バケツの水をひっくり返したような雨 この世の終りかと思うような雷鳴の轟き 真昼より明るい閃光が一瞬我が身照らす ピリピリと毛髪を逆立てる

  • 「恒サンご逝去 享年八十二歳」

    「恒サンご逝去 享年八十二歳」          *飄々と 彼は酔ひつつ 風となり  戻り来たるや さ迷ひ終へて  2020/8/17 午前11時頃遂に・・・去年、友人らとお見送りにと臼田へ、また佐久市の施設へそして名古屋へといってしまわれて約一年あっけないなあ

  • 「なぜ、溜息?」

    「なぜ、溜息?」        *さく花や 枯れゆく草の みちの辺に なぜにしみじみ ため息ひとつ 徘徊して溜息の理由は・・・ あの花、なんだっけ? ヤクシソウ?コウゾリナ? タラだったけか?ウドだっけか?シシウドだったっけか? マルバ萩、フタバ萩、ヤマ萩、オイハ

  • 「ネコが来た日」

    「ネコが来た日」       *子ねこ来て 食べた、鳴いたと いじくりつ 抱きしめ撫でて (嗚呼) われら大あまマックロクロスケです。こいつは不思議な行動を、「エア砂掻き」と鳴きまくって人間を意のままに動かす「鳴き落とし」。いつでも喉をゴロゴロ自由自在「お世辞

  • 「タマアジサイ」

    「タマアジサイ」        *はや崩る 珠のあじさゐ 久に来て 花の盛りを 見ずを惜しめり 昔々、聴いて心に残ってたジェットストリーム その中で詩の朗読のひとつをご紹介します。 0000000000000000000000000000000000000000000000000 何時が夏の終わりか知るよしもな

  • 「喪服蝶(カラスアゲハ)」

    「喪服蝶(カラスアゲハ)」        *花求め 喪服 ぼろぼろ 蝶 あはれ この夏限り ちから の限り 近くの道でしきりに群れる黒い蝶! アザミが群生、そのアザミの花から花へ 長いレンズを持ち出し夢中で撮影、 ん?黒い貴婦人達の中に、? 花にとまるも羽ばたかな

  • 「軽井沢のメルヘン橋/森村 桂」

    「軽井沢のメルヘン橋/森村 桂」        *あな哀し かすれ忘らる 童話絵は メルヘン橋の 草葉の陰に 軽井沢バイパスに3基の橋がある。 三基合わせてメルヘン橋と呼称・ 橋の四隅の親柱(おやばしら)に絵が貼り付けられています。 絵童話のエッチングです。 「森の

  • 「レンゲショーマ」

    「レンゲショーマ」            *ひと茎の 貴人の如き 花 ありて けふは足らへる 徘徊妙味 養殖モノと天然モノ 人造パールと天然モノ 本物と贋作 自生と栽培モン・・・放流魚と地場魚 庭にしか見られない花、例えば サクラソウやレンゲショウマ、ヤマユリ、ユウ

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、Qたろうさんをフォローしませんか?

ハンドル名
Qたろうさん
ブログタイトル
軽井沢で短歌と写真と・・・
フォロー
軽井沢で短歌と写真と・・・

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用