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映画好きパパの鑑賞日記 http://eigazukipapa.seesaa.net/

映画好きのパパが過去に見た作品と最近みた映画の感想を書いていきます。テレビドラマも頑張って書くぞ

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2014/01/04

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  • ナイスの森

    朝から2本続けてはずれを引いてしまったが、とどめを食らったのが「ナイスの森」。これも予告を見て、思い切り気に入るか、思い切り外すかどちらかと覚悟はしていたのだが、今年見た中では最も作品の出来はひどい。最も凡作よりもこのくらい突き抜けていたほうが記憶には残り、心身ともに大きなダメージを受けてしまうのだが。 【ストーリー】 体系だったストーリーはない。いくつかのシュールでナンセンスなエピソー…

  • エロかわいい女優ナンバー1

    ハリウッドには美人女優があまたいるが、かわいいけどどんな男もとろかしそうな色気のある女優といえばクリスティナ・リッチしかいない。アダムズファミリーの妖怪少女役で人気を呼んだだけあり、好みは分かれるだろう。でも男心をくすぐるちょっとワガママな態度。西洋風ツンデレだ。少女みたいな顔と違って、グラビアアイドルのようなボディ。もし、彼女が僕のものになるのならば、何もかもなげうっても後悔はないだろう。な…

  • まともじゃないのは君も一緒

    テンポの良い会話劇で、軽いラブコメと見せつつ結構深く人間を洞察しています。マイフェアレディの男女逆転版と日経の評にあったそうだけど、なるほどね。 作品情報 2020年 日本映画 監督:前田弘二 出演:成田凌、清原果耶、小泉孝太郎 上映時間:98分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2021年劇場鑑賞38本

  • TAKI183

    ぴあフィルムフェスティバルで、今をときめく矢口史靖(ウォーターボーイズ、スィングガールズ)が学生時代に応募した「雨女」という作品を見たことがある。ストーリーは滅茶苦茶で、まともな筋もないが、才能のきらめきと勢いだけはあふれており、高い評価を受けた。しかし、学生の映画コンテストだからこのような作品は高く評価されるのであり、カネを取る商業映画としては別だ。TAKI183は才能のきらめきは若干感じら…

  • 史上初?法廷ホラー

    「ホラーではなく実話」と宣伝しているとおり、ホラーシーンよりも法廷シーンの方がしっかり描かれており、どちらかといえば法廷映画にジャンル分けされる気がする。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • 泣ける韓国アクション映画

    韓流ブームとはいえ恋愛ドラマが中心。南北分断をテーマにしたアクション、サスペンスに佳作が多いが、日本では文字通り対岸の話ととらえがちで人気は今ひとつ。チャン・ドンゴン主演の「タイフーン」は南北分断の悲劇を壮大なアクションで描いているためとっつきやすいような気がするが、映画ドットコムでもランキングもう少し上に行きたかったと書かれているように当たらなかった。ストーリーに矛盾は多いが、熱気で吹き飛ば…

  • 最大のセキュリティーホールは人間

    ハリソン・フォードの最新作「ファイヤーウォール」を見る。この言葉、数年前まではセキュリティーの専門家しか知らなかったのが、ハリウッド大作のタイトルになるほど世間に浸透している。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • これがアカデミー賞?

    札幌市内で一番大きな映画館は駅ビルに入っているシネマフロンティア。これより小さいシネコンとしてユナイテッドシネマ、スガイコンプレックスの2館がある。シネコンが出来たため、中小の映画館は減ったらしい。僕もこの3館にアート系のシアターキノを含めた4館しかいったことがなかった。スガイのそばにあるマリオンは銀座の巨大ビルと同じ名前だが、昔ながらの単館映画館。2番館といおうか、シネコンで上映が終わった作…

  • 頑張れ欽ちゃん

    英国の人気アニメシリーズ最新作「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」。珍しく吹き替え版でも見にいったのは、ウォレスの声を吹き替えているのが、昔NHKで見たのと同じ 萩本欽一だったころ。70年代の萩本さんの全盛期は覚えていないが、10年ほど前、一度お会いしたことがある。サービス精神旺盛な人でたちまちファンになった。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • ヒストリー・オブ・バイオレンス

    独特の映像美と暴力描写で知られるデビッド・クローネンバーグの最新作。英語が苦手なので、直訳すれば「暴力の歴史」という意味かと思ったが、もう一つ別の意味も掛けてあった。 田舎町のホテルで強盗が幼い子供も含めて3人を殺して逃げる。別の田舎町で小さなレストランを営むトム(ヴィゴ・モーテンセン)は、賢いけどお茶目なところもある妻のエディ(マリア・ベロ)、気が弱くていじめられっこの高校生ジャック、ま…

  • 邦画DVD2本

    集中力がないためDVDを家で見るとどうしても流し見になってしまう。レンタルした邦画DVD2本も、映画館でみればよかったと思うが、見損なった以上、DVDで見るしかない。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください …

  • プロデューサーになりたい

    日本のロックミュージカルをゲキシネで見たので、「プロデューサーズ」を見にいった。米国の大ヒットミュージカルの映画化。舞台も映画も同じ監督で、舞台ではできないセントラルパークでのロケや服の早変わりなど映画ならではの工夫を使っているところは劇の中継メインだったゲキシネとは違うところ。 ブロードウェーの落ち目のプロデューサー、マックス(ネイサン・レイン)は新作も大コケ。だが、会計士のレオ(マシュ…

  • ゲキシネ

    演劇の人気公演をデジタルシネマとして映画館で上映するゲキシネ。劇団新感線が04年に帝劇で上演し人気を呼んだロックミュージカル「SHIROH」が札幌の映画館で上映されている。 江戸時代。天草地方は暴虐な領主による過酷な重税とキリシタン弾圧に領民は苦しめられていた。天草地方のキリシタンのリーダー益田四郎(上川隆也)は、歌声で人の心を動かす不思議な少年シロー(中川晃教)と知り合う。 ブログ村の…

  • タブロイド

    最近、日本ではネットを中心にマスコミ批判が高まっているが、映画として正面から取り組んだものはあまり思い当たらない。松本サリン事件をモデルにした「日本の黒い夏」ぐらいだろうか。だが、ここに出てくる批判は非常に表面的であり、女子高校生役の遠山凪子が空疎なフレーズを繰り返しただけの印象しかない。メキシコとエクアドル合作の映画「タブロイド」は、報道のあり方などは日本とまったく違うのに、マスコミの怖さと…

  • 南極で南極物語

    数年前に南極越冬隊に参加した友人のタケちゃんに色々話を聞いた。オーストラリアから南極へ向かう船の中でビデオがみられるのだが、一番人気は日本映画「南極物語」だったそうだ。日本でみるのとは何となく違ったという。そのリメイクを米ディズニーが手がけた「南極物語」が現在公開されている。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • 大コケした映画

    映画の制作費が莫大になるにつれ、映画会社は一発当てるかどうかが死活問題となる。そうしたなか、今年ナンバー1の見事な大コケを見せたのが「サウンド・オブ・サンダー」である。2チャンネルの映画スレによると、製作費は8000万ドル。それに対して米国での収入は200万ドル。全世界でも700万ドルと、制作費の1割しか客の入らないコケっぷり。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • ナルニア国物語

    第一章のライオンと魔女が人気を呼んでいる。ディズニーが総力を挙げ、全世界で1億部も売れている英国ファンタジーの傑作を忠実に映画化するのだから、さもありなん。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • 漢 トミー・リー・ジョーンズ

    男ではなく漢。男性フェロモンをむんむんさせ、油ギッシュだが格好いい中年おやじという種族は絶滅しかかっている。国内では三船敏郎、勝新太郎といったあたりで、かつての高倉健がそうだったが、年を取ると枯淡の境地になってしまった。ハリウッドも若手はいつまでも若々しいまま。トム・クルーズなど43歳だぜ。そんななか、トミー・リー・ジョーンズは大したものだ。監督・主演を務めた「メルキアデス・エストラーダ3度の…

  • 力道山

    力動さんと変換されました。戦後日本の復興とともに語り継がれるだろう伝説のプロレスラーの伝記映画。力道山役は韓国のトップスター、ソル・ギョングが、ほとんどのセリフを日本語で頑張っている。妻役の中谷美紀や後援者役の藤竜也など周りもほとんど日本人俳優がやっているが、韓国映画である。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • ブロークバック・マウンテン

    カウボーイの同性愛の禁断の世界を描き、アカデミー監督賞、ベルリン映画祭金獅子賞をはじめ、世界中で大絶賛された作品。 1960年代の米国西部の山岳地帯、ブロークバック・マウンテン。羊の見張りのため、山の中でひと夏を過ごしたカーボーのイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)。過酷な自然のなかで野外生活を送るうちに、二人はいつしか固い友情を結び合い、ふとしたきっかけから肉体…

  • プロミス

    風邪をひいたうえ、仕事が忙しく、映画を全然みていない。今月みたのはプロミスだけ。真田広之、チャン・ドンゴンら東アジアのスターが集結したアクション時代劇。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • B型の彼氏、単騎、千里を走る、サイレン

    韓国映画「B型の彼氏」は、傍若無人でわがままなB型男を彼氏にしたA型女のラブコメディー。韓国では日本以上に血液型占いがはやっているそうだが、B型は自己中というのは日本とかわらない。でも韓国のB型男は、映画に取り上げられるほどB型が注目されることに満足したとか。「パリの恋人」のイ・ドンゴンが本人はA型にもかかわらず、B型男を熱演している。中身はないが、頭を空っぽにして笑えた。 ブログ村のランキ…

  • ミナリ

    1980年代、アメリカの田舎町の韓国人移民一家を描き、アカデミー賞にもノミネートされた作品。非常に静かな作品で、良質ですが作品賞のノミネートは意外化も。 作品情報 2020年 アメリカ映画 監督:リー・アイザック・チョン 出演:スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン 上映時間:116分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2021年劇場鑑賞37本

  • ある子供、ディア・ウェンディ

    3本目に見たのは、ベルギー・フランス映画の「ある子供」。ヨーロッパ版のニート物語である。昨年のカンヌで大賞をとった作品。 ブリュノ(ジェレミー・レニエ)は20歳にもなりながら定職につかず、かっぱらいなどで生活している。恋人のソニア(デボラ・フランソワ)ともイチャイチャしている。ある日ソニアが妊娠する。ソニアは大喜びだが、ブリュノは実感がない。それどころか目先の金欲しさに子供を売り飛ばしてし…

  • ダウン・イン・ザ・バレー

    五輪が終わってようやく連休がもらえた。映画の感想を書いているが、なかなか暇がなく、休みの日に1日3〜5本ぐらい映画をみているのである。単身赴任の良さだ。 今日最初にみたのが「ダウン・イン・ザ・バレー」。カリフォルニア州のサンフェルナンド・バレーで、少女トーブ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は海へドライブに行く途中、ガソリンスタンド店員ハーレン(エドワード・ノートン)に声を掛けたことがきっか…

  • 世界、燃ゆるとき、ジャーヘッド

    きょうは映画は3本を見た。中国映画の「世界」はジャ・ジャンクー監督の最新作で、北京のテーマパーク「世界」のダンサー、警備員のカップルを主人公に、地方から大都市に出た下流の若者たちが、漠然とした不安を抱えながら生きていく姿を描いた物語。「世界」は実在するテーマパークで、エッフェル塔、ホワイトハウス、ピラミッドなど世界の名所を実物の縮尺10分の1で再現したところ。 ブログ村のランキングです。よかっ…

  • 博士の愛した数式

    「博士の愛した数式」をみた。主人公の博士が、事故で記憶が80分しかもたない特異体質であることをのぞけば、淡々とストーリーが進み、見終わったあととても穏やかな気分になれる映画だ。 数学教師(吉岡秀隆)が自分のあだ名がルートというわけを説明始める。幼いころ家政婦だった母(深津絵里)が数学の博士(寺尾聡)の家に勤めることとなった。博士は義理の姉(浅丘ルリ子)と10年前事故にあい、記憶に障害が出て…

  • クラッシュ

    アカデミー賞候補の「クラッシュ」を見た。現代のアメリカで生きるのは大変だ、とつくづく思った。 アルトマン監督の名作「ショート・カッツ」を彷彿とさせる群像劇。ロサンゼルスを舞台に地方検事夫婦、黒人男性とラテン系女性の刑事ペア、人種差別主義者の白人警官、黒人のテレビディレクター夫婦、黒人のこそ泥コンビ、ペルシア人の商店主一家、など人種も生活も違う人々がささいな行動の衝突(クラッシュ)で他人にどん…

  • ホテルルワンダ

    昨年のアカデミー賞ノミネート作品。個人的には受賞したミリオンダラーベイビーよりもはるかに上だ。 1994年、アフリカ・ルワンダでは大統領の暗殺をきっかけに、多数派のフツ族が少数派のツチ族の虐殺をはじめる。3ヶ月で100万人が殺され、300万人が難民となった。わずか10年ちょっと前の実話である。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • スパングリッシュ、ナイト・オブ・ザ・スカイなど

    2日間で映画を4本みた。このうち3本を一気に紹介する。スパングリッシュは家族とコミュニケーションの大切さを描いた映画。メキシコから非合法移住したフロール(パズ・ヴェガ)は、米国一といわれる高級レストランのシェフ、ジョン(アダム・サンドラー)の家のメイドに雇われる。ジョンの妻デボラ(ティア・レオーニ)は悪気はないが、他人にたいする思慮にかける女性。ジョンとの間もうまくいってない。 ブログ村のラ…

  • いつか読書する日

    「いつか読書する日」は牛乳配達の女性・大場(田中好子)と市役所職員・高梨(岸辺一徳)の恋の物語。高梨と大場は高校時代つきあっていたが、複雑な家庭の問題で分かれてしまい、それ以降疎遠になった。でも、互いに高校時代の恋人が忘れられず、大場は独身を通している。高梨の妻容子(仁科亜希子)は病気で死に掛けているが、高梨の胸の中に自分以外の女性がいるのに気付いてしまった。容子は大場を呼び出し、自分が死んだ…

  • フライトプランとトンケの青い空

    破綻している脚本を、サスペンス妙手な監督とジョディ・フォスターら出演者の懸命の演技で立て直そうとしなかったが、かなわなかった一品。予告編で期待しただけ残念だ。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください …

  • スキージャンプ・ペア

    いやあ、トリノでの原田のジャンプは見事だった。まさかあんな大技を土壇場で出すとは。さすが金メダリストだけある。世界の原田だ。というと、何の話かとなるのだが、トリノオリンピッグのジャンプ・ペアの話である。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • 最終兵器彼女

    ひどかった。役者もだめ、脚本も破綻しまくり。ラスト前でちょっと盛り上がったが、ラストで思い切り落とした。まさかこんな終わり方でないだろうとエンディングの後にもまだ映像が続くのかとおもってみてしまったのに…。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • 最終絶叫計画など

    パソコンがとまってしばらく日記の更新が止まっていた。その間に見た映画。 最終絶叫計画(DVD) ホラー映画のパロディーでストーリーに意味はほとんどないが、公開当時全米で大ヒットした。アメリカ人のユーモア感覚は日本人とはずれている。途中、映画館で傍若無人に振舞う女性がよってたかって殺されるが、ここだけは激しく同意した。採点は5。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください …

  • あらしのなかに、歓びを歌にのせて、欲望

    朝から駅のシネコンには大勢の家族連れが訪れている。狼と羊の種族を超えた友情を描いたアニメ「あらしのなかに」を見たが、大きなハコの中のほとんどは子供連れの親子で、男1人というのは僕以外に見当たらなかった。まあ、昔下妻物語を渋谷パルコで見たときに、僕以外の全員が20代以下の女の子だった経験があり、それ以来、映画を一人で見に行くのはへっちゃらである。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押…

  • ひとりハムレットとポピーとディンガン

    映画と違って演劇はあまり見ないのだが、知人の紹介で楠美津香さんの「ひとりハムレット」を見に行った。数十人程度の小劇場でみるのも初めて。うわさ通り面白かった。 10年ぐらい前にコントで一人水戸黄門というのがあった。コメディアンが水戸黄門、助さん、格さんから悪代官まですべて一人で演じるというもの。これは1、2分の短いものだが、「ひとりハムレット」は上演時間は2時間にのぼる。脚本、演出から効果音…

  • 疾走、スタンドアップ、THE 有頂天ホテル

    今年みた映画の続き (3)疾走 実はスクールデイズと勘違いして、喜劇かと思ったら、思い切りシリアスな話だった。 心優しい少年シュウジ(手塚裕也)は家族が大好きなどこにでもいる少年。近所の「沖」といわれる貧しい地域で、そこに教会が出来た。神父(豊川悦司)は殺人犯ではないかとの噂がとんでいる。興味半分で教会を実に来たシュウジは、親を心中でなくした少女エリ(韓英恵)と出会う。「沖」にリゾート…

  • 秘密のかけらとプルーフ・オブ・マイ・ライフ

    (1)秘密のかけら 「アララトの聖母」で知られるアトム・エゴヤン監督の新作。1950年代のアメリカで絶大な人気を誇った2人組のモリス(ケヴィン・ベーコン)とヴィンス(コリン・ファース)。大仕事が終了し、護衛の警察官やスポンサーとホテルに移動した2人は部屋で若い女性の死体を見つける。事故?自殺?それとも殺人?事件は不自然な幕引きが図られ、2人はコンビを解消する。15年後、女性ジャーナリストのカ…

  • クイーンズ・オブ・フィールド

    田舎町のサッカーチームが男性選手が出場停止になり、代わりに女性選手が出場するというスポーツコメディ。男女同権の印象が強いフランスで、日本よりも男尊女卑な部分があるのには結構びっくりしました。 作品情報 2019年 フランス映画 監督:モハメド・ハミディ 出演:カド・メラッド、アルバン・イヴァノフ、セリーヌ・サレット 上映時間:95分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ港北 2021年劇場鑑…

  • 体操ザムライ(2020年)

    2002年の日本体操界を舞台に、引退に追い込まれそうになったベテラン選手が、幼い娘や謎の忍者!の協力を得て、再び競技に真剣に向かい合うようになるスポコンですが、ところどころ入るユーモア交じりの描写はアクセントになってます。 【ストーリー】 2002年、体操・元日本代表の荒垣城太郎(声・浪川大輔)は29歳という年齢とケガでスランプになったこともあり、引退を迫られていた。妻を亡くし、小学生の娘、玲(本…

  • 灯台守の恋

    1960年代にフランスのさびれた島の灯台に若いハンサムな灯台守アントワーヌ(グレゴリ・デランジェール)がやってくる。先輩灯台守イヴァン(フィリップ・トレトン)の家に下宿するが、排他的な住民になかなかなじめない。しかし、イヴァンはアントワーヌの熱心さを気に入り、周囲から守ろうとする。

  • キングコング

    正月早々、フルコース料理を食べ過ぎて腹いっぱいという感じの映画である。ジュラシックパーク+ゴジラとでもいうのであろうか。3時間の長い作品だが、最後まであきさせないのはさすがに、ロード・オブ・ザ・リングのピーター・ジャクソン監督だ。ただ、アメリカ人と違って巨大なゴリラに思い入れがない身としては、正直食べすぎでもう結構かも。

  • 今年の最初はYAMATO

    今年始めて見た映画は「男たちのYAMATO」。客席はいっぱいで年配者の姿も多かった。第二次大戦末期の大和特攻を描いた作品で戦争の悲劇を打ち出した意欲作。 うーん、頑張ってるんだけど、邦画の限界かな、というの正直な感想。佐藤純弥監督は往年の名作「新幹線大爆破」などアクション大作を手がけており、期待をしていたのだが。

  • 2005年のベスト10

    去年は仕事がら150本ぐらい映画を見たと思う。カンフーハッスルに始まり、ロード・オブ・ザ・ウォーで終わった。ホラーとアニメ以外の幅広いジャンルで我ながら雑多な好みだ。しばの2005年ベスト10は次の通り。 1、ヒトラー最期の12日間(独) 2、リトルバーズ(日) 3、カナリア(日) 4、チーム★アメリカ ワールドポリス(米) 5、亀も空を飛ぶ(イラン、イラク) 6、リチャード・ニクソ…

  • ワン・モア・ライフ!

    死ぬはずの人間にロスタイムが与えられるというのは、日本のテレビドラマにもあり、どんな話にしてもそれなりに楽しめると思っていたけど、あまりのいい加減さに期待はずれでした。 作品情報 2019年 イタリア映画 監督:ダニエーレ・ルケッティ 出演:ピフ、トニー、レナート・カルペンティエリ 上映時間:94分 評価★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2021年劇場鑑賞35本

  • 不完全なふたり

    「パリ・ジュテーム」でパリへの愛をうたいあげた諏訪敦彦監督が、オールヨーロッパ人キャスト、フランス語で夫婦とは何かを問うた作品「不完全なふたり」。今年最後の映画なのに、全然評価できなかったのはちょっと哀しかった。 【ストーリー】 マリー(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)とニコラ(ブリュノ・トデスキーニ)夫妻へ知人の結婚式に出席するためポルトガルからパリへやってきた。2人は結婚して15年…

  • ベオウルフ

    予告編で見たときには全編CGアニメとは思っても見なかった「ベオウルフ」。最近のアニメ技術の発達はものすごいものがありますね。本編をみるとアニメと納得できるけど、アンジェリナ・ジョリーとか本物じゃないかと思っちゃいました。 【ストーリー】 6世紀のデンマーク。フロースガール王(アンソニー・ホプキンス)をたたえて家臣たちが宴会をしていると、怪物グレンデル(クリスピン・グローヴァー)が突然襲…

  • 魍魎の匣

    京極夏彦のベストセラー第二弾「魍魎の匣」。前作の「姑獲鳥の夏」は実昭寺昭雄監督ワールド炸裂の怪作だったけど、原田真人監督に代わった本作も、独特の世界を醸しだしていました。原作を読んでないと意味不明だろうし、原作ファンは改変された部分に怒るだろうし、京極夏彦はやはり映像化には向かないのかもしれません。 【ストーリー】 第二次大戦中、後の名探偵、榎木津(阿部寛)は激戦の戦場で、奇妙な男、久…

  • ロンリーハート

    1940年代、アメリカで実際に起きた連続殺人事件を、何気に豪華キャストで映画化した「ロンリーハート」。ジョン・トラボルタは「ヘアスプレー」ではじけた演技を見せたけど、こういうハードボイルドもはまりますな。 【ストーリー】 妻が原因不明の自殺をして、生きる気力を失っていたロビンソン刑事(ジョン・トラボルタ)は、妊娠したのに結婚詐欺に騙されて自殺した女性の捜査を任されたことから、再び、捜…

  • 待つ女

    どうすることもできない理由で、愛する人と長期間会えなくなったとき、人はどんなことを思うのだろう。男女のさまざまな形態の愛を描くフランス映画ならではの作品。 【ストーリー】 メイテ(ヴァレリー・ドンゼッリ)は夫のヴァンサン(ブリュノ・トデスキーニ)が懲役7年の刑で刑務所に入っており、近所の子供の面倒をみて生計をたてている。ヴァンサンとはわずかな面会時間の間で手を握り合い、看守の隙をみて…

  • 待つ女

    どうすることもできない理由で、愛する人と長期間会えなくなったとき、人はどんなことを思うのだろう。男女のさまざまな形態の愛を描くフランス映画ならではの作品。 【ストーリー】 メイテ(ヴァレリー・ドンゼッリ)は夫のヴァンサン(ブリュノ・トデスキーニ)が懲役7年の刑で刑務所に入っており、近所の子供の面倒をみて生計をたてている。ヴァンサンとはわずかな面会時間の間で手を握り合い、看守の隙をみて…

  • 恋人たちの失われた革命

    これはひどい映画でした。内容以前に、白黒映画なのに字幕が白で書かれているため読みにくい。とくにクライマックス、登場人物が壁の前で手紙を読むシーンは壁の白さに字幕が隠れてしまい、まったく分からない。フランス語ができない人は置いてけぼりです。フランス語ができるフランス映画ファン向けならともかく、こういう出来の作品を一般公開しないでほしい。 【ストーリー】 1968年5月、パリは学生・労働…

  • チャプター27

    ジョン・レノンの伝記ドキュメンタリーをみたあとに、彼を暗殺したマーク・チャップマンを描いた「チャプター27」を見る。いろいろな意味で寒々とした内容で、正直、何を言いたかったのか良く分からなかった。 【ストーリー】 ジョン・レノンに会いにハワイからニューヨークへやってきたマーク・チャップマン(ジャレッド・レト)。愛読書の「ライ麦畑でつかまえて」の主人公コールフィールドと自分を同一視する…

  • アイ・アム・レジェンド

    ウィル・スミス主演でヒットしている「アイ・アム・レジェンド」。予告編は、今年一番うまかったかもしれません。僕は面白かったけど、世間では賛否両論のようで、ある程度ネタバレしないとこの映画のことは語れないので、予備知識なく、映画を楽しみたいひとは、ご覧にならないでください。 【ストーリー】 2012年、地球規模の災厄が起こり、人類社会は絶滅した。ニューヨークでたった一人生き残った科学者のロバ…

  • PEACE BED アメリカVSジョン・レノン

    ジョン・レノンが殺されたとき、僕はまだ小学生。今でこそビートルズはそれなりに聴くけれども、当時はまったく関心がなかった。だから、ドキュメンタリー映画「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」を見てジョン・レノンがこんなにも平和を希求し、アメリカ政府と対立していたことは初めて知りました。 【ストーリー】 ビートルズのリーダー格として絶大な人気を誇ったジョン・レノン。前衛芸術家のオノ・ヨー…

  • 白い馬の季節

    グローバル化の波は世界を覆いつくし、その流れに乗れないものは滅びるしかない。中国映画「白い馬の季節」は、時代の流れに取り残された遊牧民一家の生活を丁寧に描いた作品。年の瀬にこういう素晴らしい作品とめぐり合えたのは良かった。 【ストーリー】 中国、内モンゴル自治区。かつては一面の草原だったモンゴル平原も地球温暖化の影響もあり、砂漠化が進んでいる。遊牧民ウルゲン(ニンツァイ)の家でも、羊…

  • スマイル 聖夜の奇跡

    北海道ロケで僕もしった場所も出ていた「スマイル 聖夜の奇跡」。スポーツ青春ドラマ+難病もので、「Little DJ」とハシゴしてみたのだけど、あとでごっちゃになった部分あり。陣内孝則監督のハイテンションなギャグにも付いていけませんでした。 【ストーリー】 ケガでタップダンサーを挫折した修平(森山未来)は教師になって恋人の静華(加藤ローサ)と結婚しようと彼女の故郷の北海道に行く。結婚に反対する…

  • LittleDJ 小さな恋の物語

    難病+初恋+青春の名曲と見事なまでに泣かせに走った「LittleDJ 小さな恋の物語」。実際、周りですすり泣いている人も多かった。作品そのものは良質なのだけど、どこかで見たシーンがかなり多い。こういうのが好きな人か、あまり映画を見ない人向けでしょうか。 【ストーリー】 ラジオディレクターのたまき(広末涼子)は、担当している深夜番組が打ち切りとなり、休暇をとらされる。彼女は自分のラジオへの思い…

  • たとえ世界が終わっても

    マイナーキャストにインディーズ監督の初作品。期待せず見にいき、序盤は本当に退屈で、途中退場すら考えたのですが、後半豹変。今年400本以上の映画を劇場で見ているなかで、最も切なく美しいキスシーンがありました。先日の「14歳」もそうだけど、新しい才能が出てくる瞬間ってワクワクします。 【ストーリー】 「すいません。どうしても見たいテレビがあるんですが」 OLの真奈美(芦名星)は自殺を考え、…

  • 椿三十郎

    黒澤明の有名作を森田芳光監督がリメイクした「椿三十郎」。僕はオリジナルの「椿三十郎」が大嫌いで、従って、当時の脚本をそのまま使ったリメイク版も嫌い。ただ、映画としては頑張っているので、ここまで大コケだと可哀相な気もします。 【ストーリー】 藩上層部の不正を糾弾しようとする伊織(松山ケンイチ)ら若侍9人が神社で密談をしていた。伊織の叔父の城代家老(藤田まこと)が頼りにならないので、切れ…

  • モーテル

    途中まで軽快な出来だったのに、終盤にきて失速する。勢いがいのちのホラーではこの手の作品は結構多いが、「モーテル」もその一つ。中盤過ぎぐらいまでは、本当に怖くて面白かったのに残念。 【ストーリー】 事故で子供を失い、夫婦仲が冷え切っているデビッド(ルーク・ウィルソン)とエイミー(ケイト・ベッキンセール)夫妻は、山道で迷ったうえ車が故障する。歩いて近くのモーテルにたどりつくが、ホラー映画…

  • ブレイブ ―群青戦記

    予告編で想像したのよりずっとハードで驚きました。三浦春馬はつくづく上手で、本作が遺作でこれ以上見られないと思うと残念でなりません。 作品情報 2021年 日本映画 監督:本広克行 出演:新田真剣佑、山崎紘菜、三浦春馬 上映時間:115分 評価★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プリンス 2021年劇場鑑賞34本

  • ノートに眠った願いごと

    1995年、ソウルの三豊百貨店で建物が突如崩壊、500人以上の犠牲者を出す世界でも稀な大惨事が起きた。映画「ノートに眠った願いごと」はこの事故をモチーフに、愛するものを失ったものの魂の喪失と緩やかな再生を描いた秀作。いくつか欠点があるとはいえ、こういう映画を作り出せる韓国映画界の底力はたいしたものだ。 【ストーリー】 1995年、司法修習生のヒョヌ(ユ・ジテ)は、旅番組のディレクター…

  • キリマンジャロ

    エリート、貴公子役が多いパク・シニャンが、人生からはみ出たやさぐれ男を演じた上、韓国を代表する名優、アン・ソンギと共演した「キリマンジャロ」。見る前は非常に期待しっていたんだけど… 【ストーリー】 ソウルの刑事ヒシク(パク・シニャン)の双子の弟ヘチョル(パク・シニャン二役)は田舎のチンピラだった。警察に追われたヘチョルはヒシクの銃を奪って子供と自殺。責任を感じて捜査で暴走したヒシクは…

  • インディアン・サマー

    「パリの恋人」などメロドラマの貴公子と呼ばれるパク・シニャンが財政破綻に苦しむ夕張市を支援するため北海道に来ました。その関係か、パク・シニャンの旧作映画が札幌で公開、2本をみました。夕張を応援してくれるのはありがたいけど、映画そのものは肌に合わなかった。 【ストーリー】 正義感に燃えるエリート弁護士のジュナ(パク・シニャン)は、国選弁護人として、夫殺しの容疑で死刑判決をうけた女性シニ…

  • ライセンス・トゥ・ウエディング

    2組に1組が離婚するアメリカで、幸せな結婚生活を送るにはどうすればいいのか。ロビン・ウィリアムス主演のコメディ「ライセンス・トゥ・ウエディング」は、いささかオーバーなストーリーだけど、考えさせられました。 【ストーリー】 偶然の出会いから恋に落ち、婚約したベン(ジョン・クラシンスキー)とサディー(マンディ・ムーア)。サディーは式場を子供のころから通っている地元の聖オーガスティン教会に決…

  • ヴィーナス

    イギリスを代表する名優、ピーター・オトゥールが落ちぶれた老人の愛と生を描いた作品「ヴィーナス」。気品、生への執着、老人の愛など複雑な要素を演じきれるのは彼ぐらいしかいないだろう。終着、オスカーノミネートも納得の演技でした。 【ストーリー】 かつてスター俳優だったモーリス(ピーター・オトゥール)は、70を過ぎ、今では死ぬ役など端役しか回ってこないほど落ちぶれた。自分が若いころ浮気をした…

  • ナンバー23

    「23」という数字は、神秘的な謎に満ちた数字であることをご存知だろうか。コメディ俳優のジム・キャリーが「23」の謎に取り付かれるサスペンスを熱演した「ナンバー23」。映画はたいしたことがないけど、終わった後、23の秘密に何があるかずっと考えちゃいました。 【ストーリー】 動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は誕生日の2月3日、犬を捕まえようとしてかまれてしまい、妻のアガサ(…

  • タロットカード殺人事件

    ウッディ・アレンがスカーレット・ヨハンソンと組んでロンドンを舞台にした映画第二弾「タロットカード殺人事件」。前作の「マッチポイント」とうってかわって肩の凝らないコメディですが、アレン節ともいうべき饒舌な神経症的ギャグを受け入れられるかで評価は違うでしょう。 【ストーリー】 娼婦を殺した後にタロットカードを残す「タロットカード連続殺人」が話題となっているロンドン。病死した敏腕記者のジョ…

  • サイボーグでも大丈夫

    「JSA」「オールドボーイ」など韓国のみならず海外でも評価の高いパク・チャヌク監督の新作「サイボーグでも大丈夫」。分かりにくいと評判どおり、監督の脳内風景を原色のシュールな映像でみせられた感じ。 【ストーリー】 自分がサイボーグだと信じている少女ヨングン(イム・スジョン)は、工場で働いているとき、電波の指令の通り動いて自殺をはかり、奇妙な患者ばかり入院する新世界精神病院に運ばれてくる…

  • 流星

    チャプリンの名作「キッド」をモチーフに香港の映画スター、レスリー・チャンがノーギャラで出演した「流星」。レスリーの父親役は意外だったけど、家族愛とは何か、しんみりさせる佳作でした。 【ストーリー】 エリート証券マンのウェイ(レスリー・チャン)は株の大暴落で大損し、地位、財産、恋人すべてを失う。絶望した彼が自宅に使っているクルーザーに帰ると、「金持ちに拾われてください」と書かれた手紙と…

  • 終わりよければすべてよし

    人間だれもが逃れられない死。だが、現代社会では病院でチューブや機械につながれ、薬漬けや機械的な延命措置のあげく人間の尊厳をわすれさられたような死に方がほとんど。ノンフィクション映画「終わりよければすべてよし」は終末医療の在り方に真正面から取り組んだ真面目な作品。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください

  • ボビーZ

    ドン・ウィンズロウのクライムミステリー「ボビーZの気怠く優雅な人生」(角川書店)を映画化した「ボビーZ」(ボビージーと読みます)。マイナーキャストに、前日みた「ボーンアルティメイタム」に比べればチープなアクションだったけど、お手軽に楽しめます。深夜、テレビでやっているのをビール片手で見るのに最適な作品です。 【ストーリー】 海兵隊上がりのケチなチンピラ、カーニー(ポール・ウォーカー)…

  • ボーン・アルティメイタム

    マット・ディモンが記憶を失った暗殺者を演じるボーンシリーズの完結編「ボーン・アルティメイタム」。続編に失敗する作品が多い中、3部作のシリーズで、最後までハイクオリティに仕上げてあるのは素晴らしい。 【ストーリー】 CIAの秘密計画トレッドストーンで暗殺者にさせられたジェイソン・ボーン(マット・ディモン)。彼は自分の過去を知ろうとしていた。そんな折、イギリスの新聞にボーンの記事が載る。ボ…

  • 酔いどれ詩人になるまえに

    映画としてはスマートでなくても、なぜか心にひっかかる作品というのはあるもので、アメリカの無頼派詩人ブコウスキーの自伝的映画「酔いどれ詩人になるまえに」はまさにその通り。無頼派から遠い生活を送ってるぶん、あこがれちゃうんだよなあ。 【ストーリー】 自称詩人で作家のチナスキー(マット・ディロン)は酒、ばくち、女に目が無い男。氷の配達で酒場にいけば、仕事をほったらかしにして飲んでしまうし、…

  • レッスン!

    ダンス映画はダンスさえしっかりしていれば、大外しはしない。アントニオ・バンデラス扮する社交ダンスの先生が、落ちこぼれ高校生達を更正させるというベタベタのストーリーにもかかわらず、「レッスン!」はダンスがしっかりしていて最後まで楽しめる作品でした。 【ストーリー】 ニューヨークのスラムにある公立高校。社交ダンスの教師ピエール(アントニオ・バンデラス)は学校の前に止まっている校長(アルフレ…

  • サルバドールの朝

    1974年、スペイン独裁政権下で1人の政治犯が死刑となった。それを忠実に映画化した「サルバドールの朝」は非常に丁寧に作られ、国家が人を殺す意味を考えさせられた。 【ストーリー】 明るい好青年、サルバドール・ブッチ(ダニエル・ブリュール)はスペインのフランコ独裁政権に抵抗する反体制組織のメンバー。最初はパンフの印刷などをしていたが、次第に資金集めのため銀行強盗を行うようになる。サルバド…

  • 呉清源 極みの棋譜

    昭和の囲碁の天才、呉清源を中国映画界の鬼才ティエン・チュアンチュアンが映画化した「呉清源 極みの棋譜」。東洋的な美しさと静けさに満ち溢れた映画だったけど、呉清源に関する知識がないと見るのはつらい。ストーリーよりも映像と哲学を楽しむ映画でした。 【ストーリー】 昭和最強といわれる棋士、呉清源(チャン・チェン)は囲碁の才能を棋士、瀬越憲作(柄本明)に見出されて、1928年、15歳の時に単身…

  • ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた

    田舎町のウェイトレスが自分のささやかな幸福に気がつくというハートウォーミングな物語「ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた」。映画自体はよくできた小品だけど、本作で監督、脚本、出演と大活躍しているエイドリアン・シェリーは完成直後、事件に巻き込まれて不慮の死を遂げている。そのことを踏まえると、人生はほろ苦いものだ。 【ストーリー】 田舎町のダイナーのウェイトレス、ジェンナ(ケリー・ラッ…

  • ディスタービア

    覗きを主人公にした青春スリラー映画という無茶苦茶なくくりで制作された「ディスタービア」。「裏窓」「シャイニング」といった往年の名作や、スティーブン・キング系の作品にありがちな、隣人が実は…といったおいしい要素をてんこ盛りにして、うまくシェイクした作品でした。 【ストーリー】 ケール(シャイア・ラブーフ)は暴言を吐いた教師を殴ってケガを負わせたため3カ月の自宅謹慎処分となる。足にはGP…

  • 犯人に告ぐ

    豊川悦司が始めて刑事役をやったのが話題の作品「犯人に告ぐ」。警察組織内部の暗闘やテレビを使った劇場型犯罪といったあたりは良く描けていたけど、肝心の謎解きが穴だらけで、惜しかった。 【ストーリー】 神奈川県警の巻島警視(豊川悦司)は、誘拐事件の捜査で子供を殺された上、犯人を取り逃がすという失態をおかす。さらに妻園子(松田美由紀)が危篤であったこともあり、記者会見で逆ギレをして世間から袋…

  • さらばベルリン

    第二次大戦直後のベルリンを舞台に、スティーヴン・ソダーバーグ監督、主演ジョージ・クルーニーコンビの最新作「さらばベルリン」。白黒で当時の雰囲気を出そうというのが分かるけど、淡々とした筋は眠気を催しました。 【ストーリー】 1945年、ポツダム会議の取材をしに連合軍占領下のベルリンを訪れた記者ジェイク(ジョージ・クルーニー)は、米軍の担当運転手、タリー(トビー・マグワイア)に財布を盗ま…

  • 夜の上海

    言葉の通じない上海で、本木雅弘がビッキー・チャオと繰り広げるロマンティックなラブコメ「夜の上海」。そういう話だったらよかったのに、余計なエピソードを詰め込み、間延びしてしまいました。 【ストーリー】 日本を代表するカリスマヘアリストの水島(本木雅弘)は上海の国際音楽祭でヘアメイクを担当するためにやってきた。公私ともにパートナーの美帆(西田尚美)との関係に息詰まっている彼は、音楽祭終了後…

  • ファンタスティック・フォー 銀河の危機

    アメコミ原作の映画は結構あるけど、そのなかで一番笑かしてくれるのが「ファンタスティック・フォー」。内輪もめでスケール感のかけらすらなかった1作目と違い、2作目は地球の存亡がかかった話しになるはずが、案の定脱力するできになってました。こういうダメだけど愛しさを感じさせるのはラズというものなのかもしれません。 【ストーリー】 日本の駿河湾が凍ったり、ピラミッドに雪が降るなど世界的な異常気…

  • エディット・ピアフ~愛の讃歌

    フランスが産んだ伝説の歌手エディット・ピアフの伝記映画「エディット・ピアフ〜愛の讃歌」。ピアフ役のマリオン・コティヤールの熱演にともかく脱帽。ピアフの伝記に忠実なので、基本的にネタバレで書きます。 【ストーリー】 「バラ色の人生」「愛の讃歌」など世界中で愛されるシャンソンの名曲で知られるピアフ(マリオン・コティヤール)は酒と麻薬により体がボロボロになり、わずか47歳で死亡した。 …

  • パーフェクト・ストレンジャー

    「ラスト7分11秒、あなたは絶対騙される」のキャッチコピーが話題を呼んでいる「パーフェクト・ストレンジャー」。内容にふれると、勘の良いひとには真相がばれちゃうような気がするので、とりあえず、ハル・ベリーは美人で、ブルース・ウィリスは存在感があったとだけいっておきましょう。 【ストーリー】 上司に上院議員のスキャンダルを握りつぶされ、新聞記者をやめたロウィーナ(ハル・ベリー)。ある日、…

  • スピードマスター

    「ワイルドスピードX3」「頭文字D」など日本を舞台にした海外製レース映画が相次いで発表されたのに影響されたのか、日本の製作スタッフがどことも知れないアジアの国を舞台に描いた「スピードマスター」。俳優陣は頑張っていたけど、レースシーンのCGに工夫がなく、テレビゲームのようだった。 【ストーリー】 アジアのどこかの国。ちっぽけだが腕のいい自動車修理工場「桜井モータース」。だが、社長の桜井…

  • 幸せのレシピ

    凄腕だけど冷たい美人シェフが子供と恋人によって暖かく生まれ変わるラブコメ「幸せのレシピ」。キャサリン・ゼタ=ジョーンズにこんなかわいいラブコメが務まるとは思いませんでした。 【ストーリー】 ニューヨークの高級レストランのシェフ、ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は天才的な料理人だが、仕事がすべて。恋人はいないし、味に文句を言う奴は客でも許さない。いつも周囲はピリピリ。ところが、姉…

  • 伝説になった英雄

    中南米の歴史的英雄チェ・ゲバラの生涯を追ったドキュメンタリー「伝説になった英雄」。今から10年前の映画で、恐らく今ではこれだけ多くの証言者は得られない貴重なものだけど、ゲバラに興味がないとちょっとしんどい。

  • アーサーとミニモイの不思議な国

    リュック・ベッソンの作品とは相性が悪い。アニメだったら少しはましかと「アーサーとミニモイの不思議な国」を見たが、中盤までよかったけど終盤失速。ベッソンはこのシリーズで引退を表明しているそうだが、続編は多分見ないだろう。 【ストーリー】 1960年代のアメリカの農村。10歳の少年、アーサー(フレディ・ハイモア)は、両親が家を空けていておばあちゃん(ミア・ファロー)と暮らしている。冒険家…

  • 22才の別れ Lycoris 葉みず花みず物語

    1970年代のヒット曲を題材にした「22才の別れ」。元歌もフォークなうえ、いかにも大林宣彦監督がとったらしい青臭い作品になった。大林ファン以外にはちょっと厳しいかも。 【ストーリー】 福岡のエリート商社マン俊郎(筧利夫)は、自分が子供を作れない体と診断されてショックを受ける。何となく付き合っている同僚の有美(清水美砂)は子供が欲しいが口癖。しかし、彼女の要求にこたえられないのだ。 …

  • オープン・ウォーター2

    近年稀に見る鬱映画だった「オープンウォーター」。アイデア一発勝負の作品かと思ったら、その続編が公開された。ただし、1作目とは関係なく進められていたのが、同じようなプロットの1作目がヒットしたので実現したもの。スタッフもキャストも1作目とは違う。 【ストーリー】 学生時代の仲間ザック(ニクラウス・ランゲ)の誕生日を祝おうと、ダン(エリック・デイン)のヨットに、エミリー(スーザン・メイ・プ…

  • ショートバス

    過激な性描写で愛と孤独を描いたジョン・キャメロン・ミッチェル監督の新作「ショートバス」。前に一度感想をアップしたけど管理人に削除されていました。こういう場合、筆者には何にも連絡がないんだな。今度は削除されないように表現に気を使って再度アップ。 【ストーリー】 ニューヨークのカップルカウンセラー、ソフィア(リー・スックイン)はゲイのカップル、ジェイムズ(ポール・ドーソン)とジェイミー(…

  • めがね

    映画というのはアクションにしろ恋愛にしろ、非日常的な物語が大部分だけど、「かもめ食堂」の荻上直子監督が再び小林聡美を主演に迎えた「めがね」は、徹底的にまったりと何も起こらない映画でした。 【ストーリー】 南の海辺の小さな宿に、めがねの女性タエコ(小林聡美)がやってきた。宿の主人ユージ(光石研)は暖かくもてなす。翌朝、目覚めたタエコは、足元に常連客のサクラ(もたいまさこ)が座っており、…

  • プラネット・テラーinグラインドハウス

    タランティーノのデス・プルーフinグラインドハウスの兄弟編、ロバード・ロドリゲス監督の「プラネット・テレーinグラインドハウス」。ゾンビ映画の王道ともいえる作品で、グロさなら今年ナンバーワンだけど、あまりにも荒唐無稽で面白かった。 【ストーリー】 米軍が極秘に開発した人間をゾンビ化させる毒ガスを、発明したアビー(ナヴィーン・アンドリュース)が米軍の特殊部隊長マルドゥーン(ブルース・ウィリス…

  • 幸せの絆

    中国全土で感動の涙を巻き起こしたという「幸せの絆」。僕が見た映画館でも、あちこちからすすり泣きが聞こえていたけど、すれたオヤジからみると、あまりにも泣かせようという意図がありすぎて、それほど感動できませんでした。 【中国】 1980年代、中国奥地の貧しい農村。村はずれに7歳の少女、小花(チャン・イェン)が倒れていた。両親を失い、虐待する里親から逃げてきた小花は栄養失調になったらしい。村人…

  • ミス・ポター

    100年ほど前にピーター・ラビットを作り上げた英国の女流作家の伝記映画「ミス・ポター」。深みはないけど、良質な佳作。ピーター・ラビット好きにはたまらない映画なのでは。 【ストーリー】 1902年のロンドン。上流階級の娘ベアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は、服を着た動物達が活躍するピーター・ラビットの物語を書いていた(今の腐女子か?)が、母のヘレン(バーバラ・フリン)は30歳…

  • キノの旅(2017年)

    さまざまな小国が割拠する世界を少女キノと相棒でしゃべるオートバイのエルメスが旅する物語。可愛い絵柄とは裏腹にビターや殺伐としたストーリーも多かった。 【ストーリー】 一見少年のようにみえる少女キノ(声・悠木碧)は、相棒のモトラド(オートバイ)エルメス(斉藤壮馬)ともに各国をあてもなく旅している。1つの国の滞在は最大3日というルールをもうけていた。 見かけによらず格闘や銃の達人のキノは…

  • ワルボロ

    松田翔太が80年代の伝説のツッパリを演じる「ワルボロ」。この手の映画が好きかどうかで好みは二分されるだろうけど、僕は楽しく見ました。 【ストーリー】 80年代前半の立川。立川南3中のコーちゃん(松田翔太)は真面目な優等生だったのが、幼馴染のツッパリ、ヤッコ(福士誠治)にちょっかいをだされて、切れてしまう。その日からツッパリ道に入ったコーチャンは、ヤッコをはじめ同級生6人で錦組を結成する。 …

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