劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」の最新作。昨年秋に話題を呼んだ、鎌倉幕府滅亡をモチーフにした架空の日本のアクション時代劇です。 作品情報 2025年日本映画 演出:いのうえひでのり 出演:生田斗真、中村倫也、西野七瀬 上映時間185分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞245本
ロバート・デ・ニーロほか豪華俳優が出ているホームコメディで、デ・ニーロは体張って頑張っているだけど、あまりにも緩くて間延びした感じ。子供向けにしてもうーん。 作品情報 2020年 アメリカ 映画 監督:ティム・ヒル 出演:ロバート・デ・ニーロ、オークス・フェグリー、ユマ・サーマン 上映時間:94分 評価★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2021年劇場鑑賞62本
肉体美を誇るジェシカ・チャスティン主演のレディス・アクションだけど、拡散しちゃって今一つ。続編を作りたい気なんでしょうかね 作品情報 2020年 アメリカ 映画 監督:テイト・テイラー 出演:ジェシカ・チャステイン、ジョン・マルコヴィッチ、コリン・ファレル 上映時間:97分 評価★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プリンス 2021年劇場鑑賞61本
ノブレスと呼ばれる超人的な能力の持ち主が、学園生活を営みつつ謎の組織「ユニオン」やノブレスの故郷ルケドニアで戦うファンタジーアクション。「ユニオン編」は楽しめたけど、ルケドニアにいってからは日常の学園生活がなくなり、正直、飽きてしまいました。 【ストーリー】 ノブレスと呼ばれ、超人的な能力を持つカディス・エトラマ・デ・ライジェル(声・新垣樽助)は800年ぶりに目覚めて、成り行きから高校生に…
女子高生と殺人鬼の体と魂が入れ替わるって、日本ではちょっと前にドラマの「天国と地獄」というのがあったばっかりだけど、ヴィンス・ボーンの女子高生走りは面白かった。 作品情報 2020年 アメリカ 映画 監督:クリストファー・ランドン 出演:キャスリン・ニュートン、ヴィンス・ヴォーン、セレスト・オコナー 上映時間:102分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2021年劇場鑑賞60本
急逝したチャドウィック・ボーズマンの最期の主演作。刑事ドラマとしてはオーソドックスだけど、もう少し21ブリッジにクローズアップしてほしかった。 作品情報 2019年 アメリカ 映画 監督:ブライアン・カーク 出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、J・K・シモンズ 上映時間:99分 評価★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プリンス 2021年劇場鑑賞59本
科学史に残る女性古生物学者メアリー・アニングを、フランシス・リー監督が勝手に同性愛者に仕立てて論議を呼んだ作品。何も実在の人物にすることないのに 作品情報 2019年イギリス 、 オーストラリア、 アメリカ 映画 監督:フランシス・リー 出演:ケイト・ウィンスレット、シアーシャ・ローナン、ジェマ・ジョーンズ 上映時間:118分 評価★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2021年劇場鑑賞58…
埼玉県の市立中2年のクラスに50日間カメラが入って、生徒たちの日常を追い続けます。生徒たちも結構、本音を出していて、大人と子供の狭間の年頃の彼ら彼女らに向き合うと、思わず胸がツンときます。今年のベスト候補の1つです。 作品情報 2021年日本映画ドキュメンタリー 監督:竹林亮 上映時間:120分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2021年劇場鑑賞58本
シングルマザーの宇宙飛行士の苦闘を描いたヒューマンドラマ。欧米でもやはり女性への見えない差別が残っていることや、幼い娘との愛情は心を打つのだけど、クライマックスがちょっと感動させようという気がみえみえで、そこまで静かに紡いできただけにもったいなかった。 作品情報 2019年フランス、ドイツ映画 監督:アリス・ウィンクール 出演:エヴァ・グリーン、マット・ディロン、ゼリー・ブラン=ルメール 上映…
邦画の恋愛映画の旗手、今泉力哉監督の最高傑作。下北沢オールロケで、ちょっとだけ変わった男女の機微をうまくつかんでいます。ああ、こういう生活を送れればなんて幸せなんでしょう。コロナのいまでは夢みたいな感じです。 作品情報 2019年日本映画 監督:今泉力哉 出演:若葉竜也、穂志もえか、成田凌 上映時間:130分 評価★★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 2021年劇場鑑賞56…
テレビ東京のドラマ「バイプレーヤーズ」の劇場版で、登場する俳優がすべて自分の役を演じるのが特徴。テレビシリーズも3作めになってちょっと飽きてきた部分もあり、劇場版もいまいちなところもありますが、大杉漣との思い出を絡めるのは販促でしょう。 作品情報 2021年日本映画 監督:松居大悟 出演:田口トモロヲ、松重豊、光石研 上映時間:100分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2021年劇…
謎めいた少女と結婚するラブコメ。初回は思い切り、ファンタジーぽく思いきや、次第に若いカップルの日常的な話になっていき、設定がよくのみこめませんでした。 【ストーリー】 高校受験直前の由崎星空(声・榎木淳弥)は大雪の日に出会った少女、月読司(鬼頭明里)に一目ぼれ。ところが司に声をかけようと道路を渡った時にトラックにはねられてしまう。司は命がけで星空を助け、星空は彼女に告白する。 入院した…
タイムループ物のラブコメ。はっちゃけ具合が今一つで、同じ趣向の「ハッピー・デス・デイ」がお気に入りの僕としては、何度も死んで生き返る場面が物足りなかったかな。 作品情報 2020年アメリカ映画 監督:マックス・バーバコウ 出演:アンディ・サムバーグ、クリスティン・ミリオティ、J・K・シモンズ 上映時間:90分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2021年劇場鑑賞54本
DVで家を追い出された母ちゃんが、自分=DIYで家を立てちゃおうという、ある意味すごい話。パワフルぶりにびっくりしました。 作品情報 2020年アイルランド、イギリス映画 監督:フィリダ・ロイド 出演:クレア・ダン、ハリエット・ウォルター、イアン・ロイド・アンダーソン 上映時間:97分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2021年劇場鑑賞53本
吉田恵輔監督の新作はボクシングがテーマ。「愛しのアイリーン」「ヒメアノ〜ル」と衝撃作が続いていたけど、以前の作風に戻ったようなボクサーの日常を切り取った落ち着いた作品でした。 作品情報 2020年日本映画 監督:吉田恵輔 出演:松山ケンイチ、東出昌大、柄本時生 上映時間:107分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2021年劇場鑑賞51本
青春ミステリーの佳作。ぴしりとはまる脚本の伏線に感心するとともに、配役も見事に決まっていて、堪能できました。 作品情報 2020年日本映画 監督:SABU 出演:中川大志、石井杏奈、堤真一 上映時間:127分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2021年劇場鑑賞50本
竹中直人、山田孝之、斎藤工の3人の俳優が監督し、ショートエピソードの登場人物がちょっとずつつながるグランドホテル形式の作品。人生には無駄な時間とかあっていいと思うので、こういうオフビートな感じのものもたまにはいいと思いました。 作品情報 2020年日本映画 監督:竹中直人、山田孝之、斎藤工 出演:松田龍平、吉岡里帆、石坂浩二 上映時間:113分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 202…
これも異世界転生もので、ゲームの中に転生したというパターン。クマの着ぐるみでゲーム世界に入り、ひたすらチートするというもの。これは嫌な奴をこらしめたりするので、「神様に拾われた男」よりは変化はあるけれど、主人公チートものは途中であきちゃうんですよね。 【ストーリー】 15歳の少女ユナ(声・河瀬茉希)は、オンラインゲームの「ワールドファンタジーオンライン」にログインしたところ、なぜか、ゲー…
2018年に放送されたフジテレビのサスペンスドラマの映画化ですが、低視聴率なのになんで映画にしたのか不思議。とにかく脚本が穴だらけで、途中で退屈してしまいました。 作品情報 2020年日本映画 監督:橋本一 出演:坂口健太郎、北村一輝、吉瀬美智子 上映時間:122分 評価★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2021年劇場鑑賞48本
異世界転生もので、少年に転生した主人公がチートな能力とスライム育成で、ぼちぼち冒険していくという、いろんなテンプレをくっつけたような作品。可もなく不可もなくだらだら見るのに適していましたが、見終わったあとの印象は薄いなあ 【ストーリー】 ブラック企業勤務の中年男、竹林竜馬(声・安元洋貴)はあっけなく死んでしまい、3人の神様に拾われて異世界に転生することになる。8歳の少年の体に転生したリョ…
ベトナム戦争秘話で、出来自体は、まあまあといった程度ですが、実は20世紀の名優、クリストファー・プラマー(実写映画として)とピーター・フォンダの遺作になるんです。ほかにもベテランの名優がずらりと並び、なかなか渋い作品なので★1つおまけしました。 作品情報 2019年アメリカ映画 監督:トッド・ロビンソン 出演:セバスチャン・スタン、クリストファー・プラマー、ウィリアム・ハート 上映時間:116分 評…
綾野剛、成田凌という旬の俳優を使っていて、独特の不気味な世界観はJホラーらしい作品です。共同脚本に「ミスミソウ」の内藤瑛亮もいますし。ただ、ホムンクルスの論理が考えてもよく分からず、いま一つ作品の中にひたれませんでした。 作品情報 2021年日本映画 監督:清水崇 出演:綾野剛、成田凌、岸井ゆきの 上映時間:119分 評価★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ渋谷 2021年劇場鑑賞46本 …
堀貴秀監督がほとんど一人で7年の歳月をかけて作った長編ストップアニメーション。狂気か天才か、とにかく驚嘆すべき作品でした。 作品情報 2017年日本映画アニメ 監督:堀貴秀 出演:堀貴秀、三宅敦子、杉山雄治 上映時間:99分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:渋谷アップリンク 2021年劇場鑑賞45本
「SHIROBAKO」のP.A.WORKSとkeyの麻枝准が組んだということで、事前の期待は高かったのですが、ふたを開けてみると何をしたいのかよくわからなかった。個別のエピソードは謎の麻雀とかはまったところもあったのですけどね。 【ストーリー】 高校3年生の成神陽太(声・花江夏樹)の前に、自分は神だと名乗る謎の少女佐藤ひな(佐倉綾音)が現れ「30日後に世界は終わる」と告げる。ひなは陽太の両親(新垣樽助、柚木涼…
すごい不快感が残る不気味なホラー(ほめてます)ですが、監督が社会批判を唱えていたこともあり、いろいろな深読みが海外ではやっているそうです。 作品情報 2019年ベルギー、デンマーク、アイルランド映画 監督:ロルカン・フィネガン 出演:イモージェン・プーツ、ジェシー・アイゼンバーグ、ジョナサン・アリス 上映時間:98分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2021年劇場鑑賞44本 <…
異世界ものとはいえ、自動車で移動するなど近代的なところがあり、軍とゲリラなんていうのは20世紀の社会みたい。原作はソーシャルゲームですが、サービスは3月で終了とのこと。そうなると2期とかないんですかね。 【ストーリー】 魔物の活発化や治安の悪化で帝国内部が大きく動く中、帝国軍人となったレオカディオ(小野友樹)は、初出勤の途中、トラック運転手のイヌマエル(阿部敦)という青年と出会い、木箱の積…
崩壊寸前の家族が、オンボロ車に乗った旅行を通じて大事な絆を取り戻すハートフルムービー「リトル・ミス・サンシャイン」。親殺し子殺し、勝ち組負け組など嫌な時代だった今年見た映画の締めくくりにはふさわしい映画で、どうってことのない話のはずが、最後は目頭が熱くなった。 【ストーリー】 アリゾナ州に住む眼がねを掛けた小学生オリーブ(アビゲイル・ブレスリン)がカリフォルニアで開かれる美少女コンテスト…
松本太洋の人気コミックを映画化した「鉄コン筋クリート」。中盤までワクワクする面白さだったのに、後半は精神世界に入り込んでしまう’サブカル系’となってしまったようで、こういう話はお腹いっぱいという感が強かったので残念だった。 【ストーリー】 どこか昭和の匂いをひきずる宝町。その町にはクロ(声二宮和也)とシロ(蒼井優)という2人の少年がいた。喧嘩が強く、ネコのように自由に町を飛び回る2人は、町…
しゃべる子豚の物語といったら「ベイブ」を思い出すが、それ以上に友情や命の大切さを訴えたのが「シャーロットのおくりもの」。クリスマスはもう過ぎてしまったが、クリスマスにふさわしい心温まる物語でした。 【ストーリー】 どこにでもあるアメリカの田舎町の農家で生まれた豚のウィルバー(声・ドミニク・スコット・ケイ)。産まれたばかりのウィルバーは小さくて、しかも母親のおっぱいは10個なのに、彼は11…
第二次大戦中のユダヤ人強制収容所に入れられた親子を笑いと涙で描いた「ライフ・イズ・ビューティフル」から10年。イタリアの天才ロベルト・ベニーニが再び帰ってきた。戦争の愚かさと愛の大切さを訴えた「人生は、奇跡の詩」は寓話のように心に刻み込まれた。 【ストーリー】 2003年、イラク戦争直前のイタリア。詩人のアッティリオ(ロベルト・ベニーニ)は、愛するヴィットリア(ニコレッタ・ブラスキ)と結婚…
犬と猫、僕は完全に犬派である。今年は「ベンジー」や「ガーフィールド2」といった犬が活躍する映画が観られてよかったが、「ラッシー」といえば名犬の代表。期待していったが、犬よりもネッシーの登場にびっくりしてしまった。 【ストーリー】 英国ヨークシャーの炭鉱町で両親(ジョン・リンチ、サマンサ・モートン)と暮らす少年ジョー(ジョナサン・メイソン)。彼の一番の親友は賢くて美しいコリー犬のラッシー。毎…
韓流映画だと病死する美女との恋愛映画というのが相場だが、韓流ブームのおかげで骨太の作品も入ってきた。特に「Mr.ソクラテス」は登場人物はすべて男性(エキストラには女性もいるが)という痛快アクション映画。笑いありハードボイルドありでお気楽に見られた。 【ストーリー】 町の不良少年、ドンヒョク(キム・レウォン)は、ギャング集団に拉致され、先生(カン・シニル)と名乗る人物から勉強を叩き込まれる。…
仲間由紀恵は「トリック」などコメディエンヌとしては人気があるが、シリアスものは駄目というのが定評だった。でも、「功名が辻」でベテラン俳優たちに鍛えられたのか、「大奥」では立派に主役を張っていた。日本でもトップクラスの美人である彼女をみるだけでも一見の価値があった。 【ストーリー】 徳川7代将軍家綱の時代。家綱はわずか5歳だったこともあり、大奥の女達は将軍不在のまま2派に分かれて勢力争いを…
人形を1コマずつ動かして撮影するこま撮りで撮ったアニメ「こまねこ」。もう難しいことは考えず、かわいい動物たちにひたすら心が癒されました。 【ストーリー】 山の上の家に暮らすネコの女の子「こまちゃん」を主人公にした5つの短編集。こまちゃんはみかけがこわい雪男とも ”おともだち” になれると信じています。そんなこまちゃんとひょんなことから出会った内気な少女、いぬ子。対照的な二人は ”ほんとう…
年末になるとあちこちでベートーヴェンの第九が流れる。今年は「バルトの楽園」という邦画もあったが、耳が聞こえないなか、第九を作ったころのベートーヴェンを取り上げた「敬愛なるベートーヴェン」。映画の出来はともかく、12分にも及ぶ第九の演奏シーンは鳥肌がたった。 【ストーリー】 難聴になって気難しくなったベートーヴェン(エド・ハリス)。第九の初演まであと4日に迫っているのに、まだ合唱パートの楽譜…
桃井かおりというと、アンニュイでそこはかのないユーモアを持ち、マイペースで常人には理解しにくい女優という印象がある。彼女の初監督作品「無花果の顔」も、まさにそのような作品だった。 【ストーリー】 庭に無花果の木がある門脇家。工務店勤務の父(石倉三郎)、しっかりしているようでどこか浮世離れした母(桃井かおり)、出版社で働く娘(山田花子)、やんちゃな弟(HIROYUKI)。写りの悪いテレビを見ながら…
世界各国でベストセラーとなっている壮大なファンタジーを映画化した「エラゴン 遺志を継ぐもの」。ハリーポッターや指輪物語と違って、映画化されるまで原作の存在を知らないが、映画を見る限り、どこかで観た場面が多い印象の薄い作品だった。 【ストーリー】 かつて、アラゲイシア国では人間と竜が共存し、竜に乗った騎士ドラゴンライダーによって国は統治されていた。しかし、邪悪なドラゴンライダー、ガルバトリ…
スピッツの音楽と宮崎あおいが全面的にコラボレーションした「海でのおはなし。」。スピッツも宮崎あおいも特に関心がない僕にとって、上映時間が短いのが救いでした。 【ストーリー】 両親の愛を一身に受け素直に育った少女、楓(宮崎あおい)。父(勝野洋)が浮気しているとの疑惑を持つが、母(鞠谷友子)はとりあわない。楓は大学の非常勤講師を務めている友人の博士(西島秀俊)のところに相談にいく。博士は他人…
70年代の大ヒット映画「犬神家の一族」が監督市川昆、主演石坂浩二そのままに、30年ぶりにリメイクされた。カット割が一緒だったり、オリジナルにかなり忠実で、豪華キャストは面白かったが、なぜ今リメイクするのかの疑問は最後まで残った。 【ストーリー】 終戦直後、信州の製薬王、犬神佐兵衛(仲代達矢)が病死した。遺言書によると莫大な遺産は3人の娘、松子(富司純子)、竹子(松坂慶子)、梅子(万田久子)に…
殺人をゲームに仕立てる天才犯罪者ジグソウに閉じ込められた密室からどうやって抜け出すかを描き、設定の奇抜さと驚愕のラストで人気シリーズとなった「ソウ」シリーズ。3作目では殺され方のグロさが話題を呼んだが、反面、過去2作にあったようなショックは減ってしまった。 【ストーリー】 ジグソウ(トビン・ベル)による犠牲者がまた発見されたが、事件を追ってきた女性刑事ケリー(ダイナ・メイヤー)は、いつも…
韓国では「グエムル」に破られるまで歴代1位の動員を誇っていた「王の男」。国内では韓流ブームが去り、あまり下馬評は良くなかったが、どうしてどうして、きっちりこういう映画を作れるところに韓国映画の底力を感じた。日本は芸人だらけだが、芸のために命を捨てられる人がいるのだろうか。 【ストーリー】 16世紀初頭の韓国。田舎の旅芸人一座の花形チャンセン(カム・ウソン)と女形コンギル(イ・ジュンギ)は、土…
「日の名残り」の名匠ジェームズ・アイボリー監督が、英国で活躍する日系作家カズオ・イシグロの脚本を基にした「上海の伯爵夫人」。1930年代の上海を舞台に、さすがは英国映画と思わせるような重厚な作品となった。アイボリーはアメリカ出身だが、英国映画をとらせると本当にうまい。 【ストーリー】 ロシアの亡命貴族ソフィア(ナターシャ・リチャードソン)は伯爵夫人だが、今では落ちぶれてバーの女給をしている…
大泉洋をあて書きしたという塩田武士の原作を吉田大八監督が映画化。豪華キャストもあるし楽しみに言ったのですが、事前のハードルが高すぎたというのが正直なところ。出版業界以外の人だとぴんとこないかも 作品情報 2020年日本映画 監督:吉田大八 出演:大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市 上映時間:113分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2021年劇場鑑賞43本
ファッションにはまるで無頓着な僕だが、ゴージャスな衣装が次々と出てくる「プラダを着た悪魔」を見て、心がうきうきした。単なるコメディーではなく、仕事とは何かを考えさせる場面もあり、万人が楽しめるデートムービーに仕上がった。 【ストーリー】 ジャーナリスト希望のアンディ(アン・ハサウェイ)は、全米の女性があこがれる超一流ファッション雑誌「RANWAY」の編集長ミランダ(メリル・ストリープ)の第…
ブログやヤフーの評価などを見ていると、賛否両論が極端に分かれている「トゥモロー・ワールド」。こういう受け手の想像力が必要な映画は、ひたすら雰囲気に酔って楽しむようにしている。そして、終わってからメッセージを反芻して、内容の重みを実感する。英国らしい重厚な作品だ。 【ストーリー】 2027年、人類で最も若い少年が18歳で死んだ。2009年から一人の子供が生まれなくなり、そう遠くない将来人類は…
盲導犬がまだ社会に浸透していなかったころの実話を基にした盲導犬と盲目の家族の物語「ベルナのしっぽ」。非常に丁寧に撮れているが、それがかえって教育映画のような印象を受けてしまった。 【ストーリー】 1981年、病気で視力を失ったしずく(白石美帆)は盲導犬「ベルナ」と出会う。犬嫌いを克服してベルナとともに町を歩くしずくだが、駅やレストランなどで立ち入りを拒否されるなど世間の目は厳しい。 …
木村拓哉(キムタク)の初主演映画が山田洋次監督の時代劇ということで注目を浴びている「武士の一分」。最初にキムタクがチョンマゲ付けて山形弁でしゃべったときはスマスマのコントかと思い笑いそうになったが、スターのオーラをまとったキムタクと山田洋次のタッグはさすが。すぐに映画の世界にひきこまれていった。 【ストーリー】 藩主の毒見役(藩主の食事の一部を事前に食べ、毒が入ってないか調べる役)を務め…
加藤ローサ初主演作の「いちばんきれいな水」はタイトル通り、水の映像は美しかったが、札幌の映画館の外は吹雪で寒々しかった。これは夏に公開するべきだろ。配給会社は後悔してほしい。 【ストーリー】 中学受験の勉強が忙しい小学6年生の夏美(菅野莉央)は、病気で植物状態の姉、愛(加藤ローサ)がいる。夏休み、カメラマンの叔母、真理子(カヒミ・カリィ)が南米で事故に遭ったとの連絡があり、両親(田中哲司…
映画というのは、観客との対峙であると思う。笑わせたり、泣かせてもよし。内容がなければバカにするだけ。いずれも受けての僕が内容を咀嚼して判断する。その観点からすると今年一番、つかみどころがなく、どう評価していいのか自分の中で分からないのが「紀子の食卓」だ。今年の最高傑作のような気もするし、テクニックだけで惑わす作品のような気がする。いずれにせよ、僕にとって今年一番の問題作だったことは間違えない。…
1970年代、米国で深夜だけ上映されるカルト的映画を「ミッドナイト・ムービー」と呼んだ。これらの作品の監督、劇場関係者らにインタビューしたドキュメンタリー映画「ミッドナイト・ムービー」。現代の映画事情を知る上で非常に参考になった。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
フランス発のスプラッタームービー「ハイテンション」。途中まで、ハラハラドキドキ結構面白かったが、ラストでこけた。途中まで見てるこちらもハイテンションなのが、最後はローテンション。アンフェアなのは誰だ。 【ストーリー】 大学生のマリー(セシル・ドゥ・フランス)は勉強のため友人アレックス(マイウェン)の実家に泊り込みに行く。アレックスの実家は人里離れたところにあった。その晩、謎の中年男(フィリ…
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劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」の最新作。昨年秋に話題を呼んだ、鎌倉幕府滅亡をモチーフにした架空の日本のアクション時代劇です。 作品情報 2025年日本映画 演出:いのうえひでのり 出演:生田斗真、中村倫也、西野七瀬 上映時間185分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞245本
アメリカの黒人差別の歴史と音楽の歴史をモチーフにした大傑作のホラー映画。鑑賞後、考察サイトを読めば読むほど奥の深さに感動します。ネタバレあり(といってもあらかた知られていますが)のレビューですので、観たい方は事前情報なしでまず鑑賞を…。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ライアン・クーグラー 出演:マイケル・B・ジョーダン、マイルズ・ケイトン、ヘイリー・スタインフェルド 上映時間137分 …
ニューヨークの救急隊の過酷な現状をリアルで陰鬱なタッチで描いた社会派映画。アメリカで救急隊員の自殺が社会問題になっているというのもわかります。 作品情報 2023年アメリカ、イギリス映画 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール 出演:ショーン・ペン、タイ・シェリダン、キャサリン・ウォーターストン 上映時間125分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞24…
モノクロの移民映画というと、「ラ・コシーナ 厨房」で観たばかり。本作のほうが登場人物の行動が理解でき、非常に静かなタイプのヒューマンストーリーでした。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:ババク・ジャラリ 出演:アナイタ・ワリ・ザダ、グレッグ・ターキントン、ジェレミー・アレン・ホワイト 上映時間91分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞242本 …
毒親、貧困の女子大生2人を描いたシスターフッド映画。宗教シーンなど唐突に感じられるところもありますが、抑制されて淡々とした雰囲気がたまらない感じの傑作です。 作品情報 2025年日本映画 監督:井樫彩 出演:南沙良、馬場ふみか、本田望結 上映時間115分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2025年劇場鑑賞241本
傷ついた一家が、偶然、市民劇団に参加したことで癒されて行く物語。ノースターでちょっとごつごつしている展開ですけど、じんわりくる小品でした。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン 出演:キース・カプファラー、ドリー・デ・レオン、キャサリン・マレン・カプフェラー 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみなとみら…
日本ではすっかりブームの落ち着いたF1ですが、本作はまさにテンションバク上がりで、レースシーンに血沸き肉踊ります。王道的なストーリーに、ギンギンのBGMそして迫力ある映像と大満足の作品でした。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ジョセフ・コシンスキー 出演:ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン 上映時間155分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみ…
オーストラリアの鬼才、アダム・エリオット監督が8年がかりで制作したクレイアニメ。一人の女性の数奇な運命をブラックユーモアたっぷりに描いています。 作品情報 2024年オーストラリア映画 監督:アダム・エリオット 声の出演:セーラ・スヌーク、コディ・スミット=マクフィー、マグダ・ズバンスキー 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞238本
アン・ジュングン(安重根)による伊藤博文暗殺を描いた歴史サスペンス。韓国では大ヒットしたそうですが、僕からすると作品自体は普通という感じでしょうか。 作品情報 2024年韓国映画 監督:ウ・ミンホ 出演:ヒョンビン、パク・ジョンミン、リリー・フランキー 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞237本
人間の欲望や心の暗部を描いた韓国映画。ラストはハッピーエンドかバッドエンドかは観る人によってことなりそうだけど、ある種のフェチズムの理想かもしれません。 作品情報 2024年韓国映画 監督:キム・デウ 出演:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞236本
単純な犯罪のはずが思わぬハプニングで二転三転していく様子を、伏線はりまくりの脚本で描いたサスペンス。ちょっとチートな武器もでてくるとはいえ、俳優たちの巧みな演技で最後まで楽しませてくれました。 作品情報 2025年日本映画 監督:堀江慶 出演:三浦りょう太、浅川梨奈、石田明 上映時間114分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞235本
コロナ禍で学校生活が制限された天文部員たちが、夢や希望をかなえようともがく青春ストーリー。さわやかさに心をうたれますが、ちょっと話を詰め込みすぎた感じも。 作品情報 2025年日本映画 監督:山元環 出演:桜田ひより、水沢林太郎、岡部たかし 上映時間126分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞234本
ダニー・ボイルが携わる28時間後、28日後に続くシリーズ3部作の3作目。ゾンビ映画というよりは、少年の成長を描いたアドベンチャー映画という印象です。でも、前半の感染者が襲ってくるかの怖さはなかなかのもの。 作品情報 2025年イギリス映画 監督:ダニー・ボイル 出演:アルフィー・ウィリアムズ、ジョディ・カマー、アーロン・テイラー=ジョンソン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネ…
テレビアニメと違い、原作よりのダークな雰囲気を漂わせる映画「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE」シリーズの第5作。僕は過去作を観ていなかったので、あまりにもダークでホラーな感じにびっくりしました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:小池健 声の出演:栗田貫一、大塚明夫、片岡愛之助 上映時間93分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞232本
序盤はご都合主義のありがちなキラキラ青春映画で、途中退席しようかと思うくらいイライラしましたが、さすがは「ヒロイン失格」などの幸田もも子原作とあり、途中から確変。そつなく作品をまとめました。ただ、僕の鑑賞後、同キャストでドラマ化も発表され、なんのために入場料を払ったのかというがっかり感も。 作品情報 2025年日本映画 監督:松田礼人 出演:畑芽育、大橋和也、木村慧人 上映時間102分 評価:…
人がいっぱい死ぬアニメは苦手ですしテレビシリーズが長いと途中で挫折しまうので、本作や鬼滅の刃の劇場版は自分から観に行く気はないのですが、娘がファンなので一緒に行ってきました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:御所園翔太 声の出演:中村悠一、櫻井孝宏、永瀬アンナ 上映時間111分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ湘南 2025年劇場鑑賞230本
2017年にたった一人で7年がかりで制作され、狂気のストップモーションアニメといわれた「JUNK HEAD」の続編。 キモ可愛い独創的なクリーチャーたちに度肝を抜かれつつ、壮大なスケールに唖然とします。一度では理解しきれなかったのでもう一度観に行こうかな。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:堀貴秀 出演:松岡草子、杉山雄治、三宅敦子 上映時間105分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ …
雰囲気は良いんだけど脚本ががばがばで、最後夢オチかと思ったほど。でも、がばがば過ぎて内心突っ込みながら観られたので、そこそこ楽しめました。 作品情報 2024年韓国映画 監督:イ・ヨソプ 出演:カン・ドンウォン、イ・ムセン、イ・ミスク 上映時間99分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞228本
元韓国政府の暗殺者が、自らの体験をもとにヒット漫画家になったというシリーズ第2弾。ギャグもあわないし、アクションも緩いし、今年観た韓国映画の中では一番合わなかった。 作品情報 2025年韓国映画 監督:チェ・ウォンソプ 出演:クォン・サンウ、チョン・ジュノ、ファン・ウスレ 上映時間119分 評価:★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマズ港北 2025年劇場鑑賞227本
新しいタイプのタイ映画で次々とヒット作を出している映画会社「GDH 559」の新作。高校生が亡くなった同級生のために映画を作るというなんともエモい作品に、心をうたれます。 作品情報 2023年タイ映画 監督:アッタ・ヘムワディー 出演:アンソニー・ブイサレート、ピシットポン・エークポンピシット、ティティヤー・ジラポーンシン 上映時間130分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2025年…
ブログにアップするのを忘れてました。上半期のベスト10です。今年も秀作ぞろいでした。例年に比べてハリウッドを含め割と有名どころが上位に入りました。格差、貧困をテーマにした作品や国際情勢のドキュメンタリーが上位に入っているのも今年の特徴です。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
1940年、撃沈した敵船の乗組員を救助した潜水艦の実話。イタリアの戦争映画はこれまで観たことがなかったので興味深かった。 作品情報 2023年イタリア、ベルギー映画 監督:エドアルド・デ・アンジェリス 出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、シルヴィア・ダミーコ 上映時間121分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間 2024年劇場鑑賞249本
韓国の月面着陸を描いたSFスペクタクル大作。韓国人の自国上げはすごいけれど、月でのCGは割とよくできているのに、地上でのイノシシのCGがとてもチャチというアンバランスは笑えました。 作品情報 2023年韓国映画 監督:キム・ヨンファ 出演:ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエ 上映時間129分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズグランベリーパーク 2024年劇場鑑賞248本
性暴力を扱って話題の作品で、関連シーンは男の僕が観ても吐き気がするほど不愉快でした。さらに、原作からかもしれませんが、男は暴力的、女は被害者と単純な二元論に落とし込んでいるのも不快。一連の騒動も踏まえて、今年ぶっちぎりのワーストです。 作品情報 2024年日本映画 監督:三木康一郎 出演:奈緒、猪狩蒼弥、風間俊介 上映時間116分 評価:★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑賞…
若きクリエイターの情熱と挫折を描いているのですが、「ルックバック」と同時期の公開は痛かった。3Gキャラにもはまれず、眠気との戦いでした。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:ぽぷりか 声の出演:花江夏樹、伊瀬茉莉也、内田雄馬 上映時間68分 評価:★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞246本
マイアミの黒人刑事コンビを主人公にした人気シリーズ第4弾。1作目は1995年なんですが、僕はシリーズ初見。ストーリーは突っ込みどころ満載でしたけど、アクションは工夫していて面白かった。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー 出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ジェイコブ・スキピオ 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プ…
アレクサンダー・ペイン監督作品らしい、1970年の全寮制学校を舞台にした心温まるヒューマンドラマ。まんべんなくよくできた秀才型の作品といえましょう。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:アレクサンダー・ペイン 出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ 上映時間133分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2024年劇場鑑賞244本
韓国の名優2人によるホラー。最後まで科学で分析できるのか、それとも超常現象なのかどちらともとれますが、僕は超常現象派でしょうか。今年みたホラーの中ではお気に入りの部類です。 作品情報 2023年韓国映画 監督:ユ・ジェソン 出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・グムスン 上映時間94分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞243本
台湾映画の名作の日本リメイクですが、ラストが記憶と全然違っていて、あらためて台湾版のあらすじをネットで確かめました。オリジナルファンとしては日本版の解釈にはがっかり。主人公たちを高校生でなくて大学生にしたのも大人の事情というやつでしょうか。 作品情報 2024年日本映画 監督:河合勇人 出演:京本大我、古川琴音、横田真悠 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年…
音を立てると襲ってくる宇宙人の恐怖を描いた人気ホラーの第3弾。過去2作の主役だったエミリー・ブラントは登場せず、宇宙人が地球を襲撃した当日のニューヨークのパニックをキャストを一新して描いています。 作品情報 2024年米国映画 監督:マイケル・サルノスキ 出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ 上映時間100分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2024年劇場鑑賞241本…
1999年のタイを舞台に、それまでずっと一緒だった双子の女子中学生が、初恋に落ちたことで大人への階段を上っていく物語。タイの田園風景は異国なのにどこか懐かしく、切なく悶え死にそうなストーリーとともに、僕の心に突き刺さりました。 作品情報 2023年タイ映画 監督:ワンウェーウ・ホンウィワット、ウェーウワン・ホンウィワット 出演:ティティヤー・ジラポーンシン、アンソニー・ブイサレート、スパクソーン・…
韓国の名匠、ホン・サンス監督の新作で、彼の作品で初めて寝ないでみられた。体調を整えて臨んだかいがありました(笑)。 作品情報 2022年韓国映画 監督:ホン・サンス 出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ 上映時間97分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024年劇場鑑賞239本
父親を事故で失った高校生の喪失感と行き場のない怒りを描いたフランス映画。高校生はゲイでベッドシーンも多く、さすがフランスの高校生は進んでいると本筋とは若干ずれたことを思ってみていました。 作品情報 2022年フランス映画 監督:クリストフ・オノレ 出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト 上映時間122分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024…
チェンソーマンの藤本タツキの短編漫画を、押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを1人で手掛けてアニメ化。創作者にとって非常にエモい作品で世評が高いのがわかるのですけど、特典で配られた漫画と登場人物の苗字が違うのはなぜだろう。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:押山清高 声の出演:河合優実、吉田美月喜 上映時間58分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑…
M・ナイト・シャマランの娘のイシャナ・ナイト・シャマランの監督デビュー作で、父親は制作に回ってます。作風はかなり影響されてると思いました。賛否両論のようですけど、個人的には雰囲気は悪くなかったと思います。ややネタばれの感想を。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:イシャナ・ナイト・シャマラン 出演:ダコタ・ファニング、オルウェン・フエレ、オリヴァー・フィネガン 上映時間102分 評価:★★★…
環境保護のためテキサスの石油パイプラインを爆破させようとする若者たちを描いたサスペンス。アメリカ映画にしては珍しく、テロリストを主人公にした作品です。配給のネオンは「パラサイト 半地下の家族」「逆転のトライアングル」「落下の解剖学」と小規模ながら尖ったラインナップの会社で、さすがの眼力。 作品情報 2022年アメリカ映画 監督:ダニエル・ゴールドハーバー 出演:アリエラ・ベアラー、サッシャ・…
英国のシンドラーと呼ばれ、669人のユダヤ人の子どもを救った実在のエピソードの映画化。「関心領域」「フィリップ」と違って王道的な描き方でした。 作品情報 2023年イギリス映画 監督:ジェームズ・ホーズ 出演:アンソニー・ホプキンス、ジョニー・フリン、ヘレナ・ボナム・カーター 上映時109分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2024年劇場鑑賞234本
柚月裕子原作の警察ミステリーですが、まさかこういう方向にならないよなというよくあるパターンになってしまったのは残念。配役もちょっとネタばれっぽくなってしまって。 作品情報 2023年日本映画 監督:原廣利 出演:杉咲花、萩原利久、安田顕 上映時119分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2024年劇場鑑賞233本
10世紀のインドを舞台にした豪華絢爛の史劇「PS1 黄金の河」の続編。全編に比べて派手なアクションが少なかったのが残念。史劇だけあって、史実通りに思わぬ人が途中退場するなどインド古代史を知らない分、驚きはありました。 作品情報 2023年インド映画 監督:マニラトナム 出演:ヴィクラム、ジェヤム・ラヴィ、アイシュ…
90歳でベストセラーエッセイを書いた佐藤愛子を、今年90歳の草笛光子が熱演。タイトルとはうらはらに、年をとっても素敵な生き方ができると実感できるユーモア交じりのヒューマンストーリーでした。 作品情報 2024年日本映画 監督:前田哲 出演:草笛光子、唐沢寿明、真矢ミキ 上映時99分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズららぽーと横浜 2024年劇場鑑賞231本