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映画好きパパの鑑賞日記 http://eigazukipapa.seesaa.net/

映画好きのパパが過去に見た作品と最近みた映画の感想を書いていきます。テレビドラマも頑張って書くぞ

映画好きパパ
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2014/01/04

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  • THE CODE/暗号

    インターネットで展開して、根強いファンも多いという「探偵事務所5」シリーズ3本目の映画。僕はDVDで1作目を見たのですが、DVD鑑賞は気が散って苦手ということがあり、評価は今ひとつ。今度はスクリーンでみたのですが、やはり内容が散漫で今ひとつでした。 【ストーリー】 川崎にある巨大探偵事務所5。ここの所属の探偵は名前ではなく、5で始まるコード番号で呼ばれている。探偵507(尾上菊之助)…

  • ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー

    90年代に一世を風靡した格闘ゲームの2度目の映画化。僕はこのゲームをやらないのであまり知識はないけれども、チュンリーは独特のチャイナドレスのキャラということぐらいは知っていたので、全然、そんなシーンがないのには驚きました。アクション映画としては凡作だし、ファン向けのアピールポイントがないのなら、誰に向けて作ったのでしょうか. 【ストーリー】 香港の富豪の家に生まれて、何一つ不自由なく暮…

  • 樹海村

    「呪怨」の清水崇監督が「犬鳴村」に続く村シリーズとして制作したのだけど、ネット伝説の「コトリバコ」にフォーカスした結果、あまり樹海村の意味がわからず、散漫になっていました。國村隼とか起用したのにもったいない。 作品情報 2021年日本映画 監督:清水崇 出演: 山田杏奈、山口まゆ、國村隼 上映時間:117分 評価★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ茅ケ崎 2021年劇場鑑賞12本

  • チェンジリング

    イーストウッド監督の才能には感服至極だけど、この映画の内容が実際にあったというのがすごい。しかも、事実の方はもっとすごかったというから、ただ茫然とするばかりです。 【ストーリー】 1928年、ロサンゼルスの電話局に勤めるシングルマザーのクリスティン・コリンズ(アンジェリナ・ジョリー)は、9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)を家に置いて休日に緊急出勤した。ところが、帰宅するとウ…

  • 13日の金曜日

    ホラー映画の代名詞「13日の金曜日」も90年代のシリーズ後半になると殺人鬼のジェイソンが宇宙にいったり、フレディと対決したり、やりたい放題。でも、マンネリ化して人気も落ちてしまいました。それから幾歳月。最近、名作ホラーのリメイクを続けているマイケル・ベイ御大がいよいよ本命をリメイク。あまりにもまっとうなホラーに古めかしさすら感じる出来でした。 【ストーリー】 かつて、連続殺人事件が起…

  • 悲しいボーイフレンド

    渡辺美里のデビューアルバムに入っている同名の曲をモチーフに中年男の中学時代の初恋を切なく描いた。寺脇康文と寺島咲が出ずっぱりだけど、不思議な関係をうまく演じている。 【ストーリー】 製薬会社の営業課長岩津(寺脇康文)は仕事の鬼で部下からの信頼も厚いが、37歳になるのに独身だった。ある日、携帯電話に香奈(寺島咲)という見知らぬ女性から会ってほしいとの連絡が入る。とまどう岩津のもとに現れた…

  • カフーを待ちわびて

    沖縄、純愛、癒やし。このキーワードに沿って、予定調和とありえない偶然が起きるラブストーリー。現実のドロドロさに疲れたら、こういう作品にひたりなく気持ちも分からなくはないですね。 【ストーリー】 沖縄の小さな島に住む明青(玉山鉄二)は小さな雑貨屋を営みながら、愛犬のカフーと裏に住むおばあ(瀬名波孝子)と暮らしている。シャイで引っ込みがちな明青は本土の神社に行ったときに、「嫁に来ないか …

  • 三国志

    三国志で大勢登場する英傑のなかで、日本でも人気が高い趙雲を中心とした物語。ゲームや小説で三国志は好きなのだけど、史実や三国志演義とはかなり違ってます。映画を華やかにしたいからだろうけど、敵将を女性にするというのは、ちょっとね。 【ストーリー】 魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の三国が天下統一を目指して争った3世紀の中国。戦乱の世を終わらせようと劉備(ユエ・ホア)に仕えた趙雲(アンディ…

  • 罪とか罰とか

    小演劇界のヒットメーカー、ケラリーノ・サンドロビッチが脚本・監督しただけあって、緩い小ネタが満載。この小ネタがツボに入るか、ドラマ「時効警察」のような雰囲気が好きな人向けで、間口が狭い映画だと思います。 【ストーリー】 全然売れない崖っぷちアイドルの円城寺あやめ(成海璃子)。昼間から同期で売れっ子アイドル、モモ(安藤サクラ)にバカにされる妄想をみるほど冴えない日々を送っていた。ある日…

  • グラン・トリノ

    この作品はイーストウッド最後の出演作として、全米で大ヒットしましたが、現代のアメリカ社会を考える上でも重要な作品になっています。年と共に熟練を重ねるイーストウッドはどこまで進化し続けるのでしょうか。 【ストーリー】 デトロイト郊外に住むコワルスキー(クリント・イーストウッド)は元フォードの組立工。いまは退職してひっそりと暮らしている。だが、米国車の衰退とともに、コワルスキーにとっては…

  • オーストラリア

    オーストラリアの雄大な自然をバックに貴族の女とワイルドなカウボーイの運命的な出会い、背景にはいまなお続く先住民の差別問題と、一つ一つのパーツは面白そうなのに、一見豪華でも中身はつながらない典型となってしまいました。ヒュー・ジャックマンの水浴びシーンがあるので、彼のファンならいいのでは。 【ストーリー】 第二次大戦の直前、イギリス貴族の妻サラ(ニコール・キッドマン)はオーストラリアの領…

  • フロスト×ニクソン

    大統領の犯罪として歴史上名高い、1974年にニクソン大統領が辞任したウォーターゲート事件は現在も謎に包まれた事件です。ニクソンが辞任後初めて応じたテレビインタビューを、ロン・ハワードが見応えのある映画に仕上げた作品。政治とテレビの関係というのは、今の日本にもつながる重要なテーマであり、オスカーノミネートも納得の出来でした。 【ストーリー】 史上初めて、任期途中で辞職したニクソン前大統…

  • ロストガール

    上映時間63分の中編ながら、男女の愛、結婚とは何かというテーマを濃縮した作品。主演の渡辺真紀子はユーロスペースの隣のスクリーンで「愛のむきだし」が上映中で、1つの映画館を渡辺真紀子が独占しているのも珍しいかも。 【ストーリー】 シェフの涼子(渡辺真紀子)は食中毒事件を起こしてから、心身に異常を来してしまい、部屋に閉じこもってひたすらスナック菓子を食べては吐くだけの過食症になった。店の…

  • 少年メリケンサック

    クドカン節が序盤からさく裂し、これに付いていけないとかなり苦しい作品だけど、宮崎あおいの「篤姫」と同時期に撮影していたとは思えないコメディエンヌぶりが救ってくれました。 【ストーリー】 契約切れ寸前のレコード会社の契約社員かんな(宮崎あおい)は、ネットの動画サイトで、ものすごい迫力の演奏をしているイケメンパンクバンド「少年メリケンサック」を発見する。彼らをスカウトしてデビューさせれば…

  • 花束みたいな恋した

    人気脚本家・坂元裕二作品ということで、いかにもおしゃれなセリフが満載。サブカルカップルの若さ、痛さに界隈の人気は沸騰していますが、個人的には働くことの大変さを考えさせられました。 作品情報 2020年日本映画 監督:土井裕泰 出演: 有村架純、菅田将暉、オダギリジョー 上映時間:124分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ茅ケ崎 2021年劇場鑑賞11本

  • ロルナの祈り

    カンヌ映画祭で4作連続主要部門を受賞しているダルデンヌ兄弟の新作。いかにもヨーロッパ映画らしい説明不足で、行間を読ませる描写に慣れていなかったため、前作の「ある子供」は、良さが分からなかったけど、本作は深く考えさせられました。 【ストーリー】 アルバニア移民のロルナ(アルタ・ドブロシ)はベルギー国籍を得るために、ベルギー人男性のクローディ(ジョレミー・レニエ)と偽装結婚した。クローデ…

  • リリィ、はちみつ色の秘密

    米国を代表する名子役のダコタ・ファニングを主人公に少女が大人への階段を一歩上がる癒やしのストーリーかと思いきや、割とほろ苦い現実も提示してくれる。オスカー関係はスルーされたけど、全米有色人種地位向上協会の最優秀映画賞を受賞しており、それは納得できる出来です。 【ストーリー】 1964年のサウスカロライナ。14歳の少女リリィ(ダコタ・ファニング)は、幼い頃、自分の過失で母(ヒラリー・バ…

  • 恋極星

    「れんきょくせい」ではなく「こいきょくせい」と読みます。最近では珍しい、直球ど真ん中の純愛ストーリー。ご都合主義を失笑してもいいけど、ピュアな感覚に身をゆだねられた方が勝ちだと思います。 【ストーリー】 北海道の小さな町に住むOLの菜月(戸田恵梨香)は、父(吹越満)を亡くして以来、知的障害を持つ弟の大輝(若葉竜也)の面倒を見ながら、ひっそりと暮らしていた。ある日、突然、幼なじみの颯太…

  • ダウト~あるカトリック学校で

    主要キャストが全員アカデミー賞にノミネートされたダウト。残念ながらだれも受賞しなかったけど、濃い演技の連続はノミネートも納得のできばえでした。 【ストーリー】 人種差別がまだ消えない1964年。ニューヨークのカトリック学校のフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)は豪放磊落な人物で生徒の人気を集めていた。厳格なアロイシアス校長(メリル・ストリープ)は、フリンの進歩的で、開かれた教会…

  • 旅立ち~足寄より

    松山千春の伝記映画。松山千春は最近は政治活動のイメージが強く、あまり好きではなかったのだけど、映画は若いころの彼の音源を使い、青春音楽映画としてなかなかの出来。北海道の豊かな自然もうまく撮れています。 【ストーリー】 1975年、札幌で開かれた全国フォーク祭北海道予選に、パトカーに乗ってひとりの若者が到着した。サングラスにだぼだぼのニッカポッカ服を着て、7時間かけて故郷の足寄より来た…

  • 大阪ハムレット

    「おくりびと」が米アカデミー賞をとり、日本アカデミー賞も10冠になった。良い映画だと思うが、そこまで褒められる映画なのかなあという気はします。大阪ハムレットも予告編では見る気がしなかったのだけど、ヤフー、gooなどのレビューが軒並み高いので、終了直前に駆け込みで見てきました。ヤフーの点数は「風と共に去りぬ」とか「東京物語」などの世界的傑作に圧勝していたほど。いったい、どんな映画か見に行ったら、こ…

  • 七つの贈り物

    ウィル・スミスのヒューマンドラマという触れ込みですが、脚本が破綻しまくりのうえ、ラストで強引に泣かせに走ろうとしているのはちょっとあざとい。ウィル・スミスが一歩ひいて狂言回しにすれば何とかなったかもしれないけど、我の強そうな彼がそんなことしそうもないし。 【ストーリー】 ベン・トーマス(ウィル・スミス)という男が七人の男女の名前が載ったリストを持っている。子供から老人まで年齢、人種、…

  • 懺悔

    共産党が独裁政治を行っていたソ連・グルジアで製作され、独裁政治批判という内容から3年も上映されなかったが、カンヌで受賞し、ペレストロイカ(改革)の象徴と呼ばれた作品。日本公開は製作から25年たってというまさに幻の作品だ。検閲を少しでも逃れるため、暗喩、ファンタジー的な表現が多く、独特の癖のある作品になっている。 【ストーリー】 長年、町の独裁者として君臨していたヴァルラム市長(アフタ…

  • ヘブンズ・ドア

    フジテレビ出資でジャニーズ主演ということで、見る前はバカにしていたんだけど、外国人監督ということもあり、良い意味で普通の邦画と違っていました。ストーリーは穴だらけだけど、ささくれた気持ちを癒やしてくれる心のこもった映画でした。 【ストーリー】 フリーターの勝人(長瀬智也)は健康診断で重度の脳腫瘍が見つかり、医者(北見敏之)からは、生きているのが不思議なくらいで、せいぜい3日から1週間…

  • ディファイアンス

    第二次大戦中、老人や子供を含む1000人以上のユダヤ人がベラルーシの森でドイツ軍に抵抗しながら生き延びた。彼らのリーダーだったビエルスキ兄弟の姿を描いた「ディファイアンス」。主人公をあえてヒーローにせず、悩み失敗もするリーダーとして、抑えた描写で描いていたのが印象的でした。 【ストーリー】 第二次大戦が始まり、ドイツ軍が東欧にも侵攻する。ベラルーシ(当時はポーランドからソ連に割譲され…

  • フェイク シティ ある男のルール

    「地球が静止する日」で地球外の無表情な男を演じたキアヌ・リーブスが、ロス市警の敏腕刑事に変身。ハードボイルドに体を張って挑戦してましたが、先日、「ザ・クリーナー」を見たばかりなので、既視感は否めませんでした。主人公も同じトムだし。 【ストーリー】 ロス市警の刑事トム(キアヌ・リーブス)は犯罪検挙率は抜群だが、犯人を次々に射殺し、警察内からも批判的に見られている。彼を守るのは上司のワン…

  • 余命

    乳がんと出産をテーマにしてあるだけに、男性と女性では大きく評価が異なるでしょうが、僕はちょっと受け付けられなかった。予告である程度結果が分かってしまうのもどうなんですかね。 【ストーリー】 医師の滴(松雪泰子)は結婚10年目にして、妊娠する。夫でカメラマンの良介(椎名桔平)とともに大喜び。だが、その直後、乳がんの再発が発覚。38歳の滴にとって、出産は最後のチャンスだったが、ガンを治療…

  • おっぱいバレー

    スタイルのいい綾瀬はるかが主演で、このタイトルだったらお色気たっぷりの映画かと思いきや、青春映画の王道作品。あまりにベタすぎる気もしたけれど、中学生のころを思い出させてくれた。 【ストーリー】 1979年、北九州の中学校に転任してきた教師の美香子(綾瀬はるか)は、前任校で生徒たちの信頼を裏切り、「嘘つき」呼ばわりされたのがトラウマになっていた。美香子は今度こそ生徒たちから信頼される教…

  • ヤッターマン

    30年前の人気アニメを忠実に実写化。あまりにも忠実すぎるため、今年一番のおばか映画(褒めています)といってもいいでしょう。すかっとしたい時などにはお薦めかも。 【ストーリー】 4つ集まれば奇跡を起こすというドクロストーンを狙うドロンジョ(深田恭子)一味と戦うヤッターマン1号(桜井翔)と2号(福田沙紀)。ドクロストーンの謎を解明した海江田博士(阿部サダヲ)は娘の翔子(岡本杏理)に1つめ…

  • ザ・クリーナー 消された殺人

    人が亡くなった場所を掃除する特殊清掃業者を主人公にしているので、米国版「おくりびと」と呼ばれたりしているけど、こちらは純粋なサスペンス。豪華キャストはそろっていたけど、ギリギリまで犯人を明かさないでほしかった。 【ストーリー】 元刑事のトム(サミュエル・L・ジャクソン)は妻が殺されたことから警察を辞め、現在は犯罪や事故現場を清掃する特殊清掃業をしている。ある日、警察から依頼され、郊外…

  • ララピポ

    社会の底辺で生きる負け犬たちの生活を描いた奥田英朗の小説を、「嫌われ松子の一生」の中島哲也が脚色し、中島の弟子筋で長編映画デビューの宮野雅之が監督した本作。前半は、「松子」以上の独特なノリについていけなかったけど、終盤、うまく群像劇をまとめてくれました。何人かの登場人物には感情移入をしてしまい、しみじみした気分で映画館を出ました。 【ストーリー】 風俗専門のスカウトマン栗野(成宮寛貴…

  • 魔王学院の不適合者(2020年)

    よくある主人公つえーの異世界ものですが、魔族の世界の話で、それほど血なまぐさくなかったので完走しました。どちらかといえばシリアス寄りで、変なお色気がないのも好感触でした。 【ストーリー】 2000年前に絶え間なく続く人間と魔族の戦争に嫌気がさした魔王アノス・ヴォルディゴード(声・鈴木達央)は人間の勇者カノン(逢坂良太)や創造神と協定を結び、 それぞれの住む世界を壁で分け、自分は2000年後に転生…

  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生

    アカデミー賞最多部門ノミネート作品として話題を読んでます。確かに落ち着いた良い作品だけど、これだけ大騒ぎされる作品かと思うと疑問。まあ、ある程度、高年齢の方が感情移入しやすいだろうから、年配者の多いアカデミー会員好みの作品かもしれません。 【ストーリー】 ハリケーン・カトリーナがニューオリンズを直撃しようとする日。市内の病院では老女デイジー(ケイト・ブランシェット)が死を迎えようとし…

  • ザ・ムーン

    1969〜72年に掛けて月に人を送るアポロ計画が行われ、12人の宇宙飛行士が月に降り立ちました。それから40年たつのに、地球外にたった人類はこの12人しかいません。この映画は宇宙飛行士らへのインタビューとNASAの貴重な映像で、アポロ計画を振り返るものです。淡々としたドキュメンタリーですが、宇宙の神秘が感じられ、厳粛な気分になります。 【ストーリー】 1960年代、ソ連が初めて有人の…

  • ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー

    米国の人気テレビムービーの完結編。単純明快な話しのため、テレビを見ていなくてもついていけるけど、底が浅い話しので、テレビを見て登場人物にそれなりに思い入れをもってからの方がいいのかもしれません。 【ストーリー】 イースト高校バスケットボール部の主将トロイ(ザック・エフロン)と、天才少女ガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)はだれもが認めるスーパーカップル。最上級生になって、トロイたちも…

  • ポチの告白

    警察批判で映画会社がびびって3年もお蔵入りしていたという3時間15分の超大作。見る前は期待が高かったのだけど、言いたいことがうまく整理できずに3時間を超えてしまった感じ。テレビドラマの「相棒」なら1時間にきっちり納められるのに…というのが率直な感想です。 【ストーリー】 交番勤務の竹田(菅田俊)は市民に親切で、職務に熱心な警官。三枝刑事課長(出光元)に資質を高く評価され、刑事に抜てき…

  • ミツバチのささやき

    スペインのヴィクトル・エリセ監督が1973年に撮った作品。スペイン内戦を舞台にした名作として名高いけれど、予想と違って、ちょっとなじめない部分もありました。 【ストーリー】 1940年のスペインの田舎町。小学生の姉妹イザベル(イザベル・テリェリア)とアナ(アナ・トレント)は町に巡回してきた映画の「フランケンシュタイン」を見ていた。イザベルはアナに、自分はフランケンシュタインを見たこと…

  • 愛のむきだし

    上映時間237分。アクション、エロ、ラブコメ、宗教、音楽、親子の葛藤、そして究極の純愛とさまざまな要素がごった煮になった今年一番の衝撃作(早くも)。非常に面白かったけど、見終わったあとぐったりとしました。 【ストーリー】 敬虔なクリスチャンの高校生のユウ(西島隆弘)は幼い頃に死んだ母(中村麻美)と約束した「マリアさまのようなお嫁さんをみつける」ことを心に刻んで生きている。それが過ぎて普…

  • ジョッキーを夢見る子供たち

    フランスの国立の厩務員・騎手養成寄宿学校の生徒たちのドキュメンタリー映画。題材としては面白いけど、分かりやすく編集はせず素材をぽんと放り投げている感じがあり、競馬というか馬が好きでないと厳しいかも。

  • 20世紀少年 第2章 最後の希望

    浦沢直樹のベストセラーマンガを3部作で映画化した第二弾。 【ストーリー】 2015年、ともだちが支配する世の中で、15年前、ともだちのテロを阻止しようとしたケンヂ(唐沢寿明)たちは逆にテロリストの汚名を着せられていた。ケンヂの姪カンナ(平愛梨)は行方不明になったケンヂの変わりに、ユキジ(常盤貴子)に育てられるが、世の中に反抗的だとして、洗脳施設、ともだちランドに送り込まれる。 一…

  • 禅 ZEN

    曹洞宗の開祖、道元の生涯を描いた物語。800年前の鎌倉時代が舞台だけど、末世的状況は今の日本と通じることがある。その日本にどれだけ本物の宗教家がいるのだろうか、と思いました。 【ストーリー】 鎌倉時代。幼い道元は母(高橋恵子)の早すぎる死で、死後の浄土よりも生きている人こそ大切なのではないかと思うようになる。やがて、中国(宋)に留学した道元は如浄禅師(鄭天庸)の元で座禅を組み、悟りの…

  • チェ39歳 別れの手紙

    「チェ28歳の革命」の後編。相変わらず、チェ・ゲバラのことをしっていることを前提にして淡々と進むため、予習をしないとつらい。チェについての本が映画にあわせてでているので、それを読むか、チェの死については「チェ・ゲバラ 伝説になった英雄」というドキュメンタリーが良く出来ているので、事前にDVDでチェックするのもお勧め。 【ストーリー】 1965年、キューバ革命に成功したチェ・ゲバラ(ベ…

  • 感染列島

    のどが弱いせいか、セキがなかなかとまらず、感染列島を見ながらも、しきりにせき込む。なまじウイルス感染の映画だけに、他の鑑賞者の方を怖がらせてしまったかなと反省しきりです。 【ストーリー】 市立病院の救命医、松岡(妻夫木聡)のもとに奇妙な症状の患者(山中聡)が現れた。高熱で吐血をしているのに、何の病気か分からないのだ。手当の甲斐なく、患者は死んでしまったうえに、患者の妻(池脇千鶴)、松…

  • レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで

    タイタニック以来のディカプリオとケイト・ウィンスレットの顔合わせとうたっているけど、甘ったるいラブストーリーかと思ったら大違い。ちょっと半端じゃないくらい男と女の暗部をえぐりとった大人の物語。監督のサム・メンデスはウィンスレットの夫だけど、よく、こういう作品を撮りました、と感心しごく。 【ストーリー】 1950年代のアメリカ。フランク(レオ・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィン…

  • マンマミーア

    ABBAは年代的にはちょっと上なのだけど、「ダンシングクイーン」はマイフェイボリットソング。大女優が体を張って踊る姿を何も考えずに能天気に見られて、幸せになれる作品です。 【ストーリー】 ギリシャの島に住むソフィ(アマンダ・セイフランド)は小さなホテルを経営する母ドナ(メリル・ストリープ)に育てられてきた。結婚式を明日に控えて、夢はバージンロードをまだ見ぬパパと歩くこと。ところが、偶…

  • クローンは故郷をめざす

    フランス映画あるいは、旧ソ連のSF映画を思い起こす幻想的なSF映画。ただ、これも映像、雰囲気に凝りすぎている感は否めない。中嶋莞爾監督は長編デビューだそうだけど、今後は楽しみ。 【ストーリー】 近未来、テクノロジーは現在よりもさらに進化し、人のクローン技術に成功、記憶をもコンピューターで保持できるようになった。宇宙飛行士の耕平(及川光博)は、事故に遭った場合はクローンで再生するという…

  • ワンダーラスト

    マドンナの初監督作品で、「マドンナの堕落論」がキャッチコピー。予告をみて楽しみにしていたけど、意外に理屈をこねてるなあというのが正直な感想でして。 【ストーリー】 ロンドンで夢を抱きながらも冴えない現実に押しつぶされそうになっている3人の若者たち。AK(ユージン・ハッツ)はロックミュージシャンになるのが夢だが、現実はSMの調教師。クラシックバレーのプリマドンナを目指すホリー(ホリー・…

  • チェチェンへ アレクサンドラの旅

    ロシアの巨匠、ソクーロフの新作はチェチェン紛争を題材にしている。反戦映画と聞いていたが、予想していたものとは全然違い、一人の死体も出てこない映画だったけど、しっかりと考えないと理解しにくい不思議な映画でした。 【ストーリー】 80歳の老女アレクサンドラ(ガリーナ・ヴィシネフスカヤ)は、チェチェン紛争の最前線基地にいる孫のデニス(ヴァシリー・シェフツォフ)に会うため、駐屯地にやってくる。 …

  • チャンシルさんには福が多いね

    仕事も恋もダメなアラフォー女性の日常をオフビートに描いた作品。本作がデビューとなるキム・チョヒ監督は、ホン・サンス監督の助監督を長く続けていただけに、テイストがにているけど、よりコメディよりな本作は素直に面白かった。 作品情報 2019年韓国映画 監督:キム・チョヒ 出演:カン・マルグム、ユン・ヨジョン、キム・ヨンミン 上映時間:96分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい …

  • GOTH

    猟奇殺人に魅せられた天才高校生という題材をどう扱うか。高橋玄監督は逆光を多用したり、黒を強調したライティングをしたりと工夫を凝らしていたけど、登場人物の心の闇が今ひとつ分かりにくかったです。 【ストーリー】 女性の左手首を切り落とし、オブジェのように死体を飾る連続殺人事件が町を騒がせていた。高校生の神山樹(本郷奏多)は、一見、成績が良く友達の多い高校生だが、実は猟奇殺人に魅せられた裏…

  • 女バス

    タイトルだけ見ると、女風呂の話しかそれとも女性専用車両を扱ったのかとチンプンカンプンなんだけど、米国の名門高校女子バスケットボール部のドキュメンタリーでした。地味な題材だけに配給会社もひねってつけた邦題だと思うが、さすがにひねりすぎで、感心はしません。何しろ原題は「THE HEART OF THE GAME」でっせ。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください …

  • K-20 怪人20面相・伝

    今年の1本目は、正月らしい痛快娯楽劇を期待して、この作品を選定。序盤はかなりひどかったけど、中盤から持ち直しなかなか楽しませてくれました。ただ、落ちがやはり「●●は×××」というのは、最近も同じパターンのドラマを見ただけに、いやはやなんとも。もはや日本の定番ですかね。 【ストーリー】 第二次世界大戦がなかったパラレルワールドの昭和20年代の日本。極端な階級社会で貧富の差が激しくなる一…

  • 2008年ベスト邦画編とワースト

    2008年ベストの邦画編とワーストです。邦画の当たり年で、中でもインディーズ系に良い作品が多かった。09年もその傾向が続くといいなあ。おまけのワーストは見ていて怒った作品ばかりです。 …

  • 2008年ベスト洋画編

    2008年見た映画は316本。そのうち、小津などのリバイバル上映をのぞいた中からの選定です。これだけ本数を見ても「接吻」とか「やわらかい手」とか、世評の高い作品を引っ越しのどさくさで見逃してるんですよね。今年は、財布も乏しいことですし、もう少し本数を厳選しようかと思っております。さて、ベスト10の発表。相変わらず、自分の趣味は世間と離れているのを実感してます。まず洋画から。

  • 魔法遣いに大切なこと

    2008年最後の映画は心温まる映画。魔法遣いというと、ハリ・ポタやドラクエのような一大冒険活劇を想像してしまうけど、本作では魔法はあくまでもスパイスであり、16歳の少年少女の青春映画。主役の山下リオは下手だけど、ほほ笑ましさを感じました。 【ストーリー】 魔法が当たり前のようにある日本。魔法遣いの血筋を受けるものは16歳になると国の研修を受け、認定されると公認魔法士として一人前と認め…

  • M

    カン・ドンウォンというスターを使った韓国映画にもこんな抽象的な作品があるのか、と驚かされたら本作。日本だと韓流ブームは熱心なおばちゃんたちのものだけになった感じがするけど、韓国映画は単純なもの、という常識を裏切られるようなこの作品をどう受け止めたんだろう。 【ストーリー】 小説家のミヌ(カン・ドンウォン)は新作がかけず、不眠、吐き気などに悩まされている。そのうえ、だれかから監視されて…

  • その男ヴァン・ダム

    明けましておめでとうございます、今年もいっぱい映画を紹介したいな、といっても映画評はまだ、昨年末に見たものが続きます。ジャン=クロード・ヴァン・ダムが落ち目の自分自身を演じるという、異色ドラマ。予告編をみてもっとコメディ色が強いのかと思ったら、フランス映画らしいほろ苦さもありました。 【ストーリー】 ジャン=クロード・ヴァン・ダム48歳。90年代にハリウッドのアクション映画に旋風を巻き…

  • 相棒 劇場版2

    今年最後の作品に選んだのがこれ。人気ドラマの相棒だけど、テレビシリーズはシーズン9に入って、これまで以上にクオリティーが高くなるというモンスターぶり。映画も支離滅裂になった前作とはうってかわって、相棒テイスト満載の作品でした。ただ、ちょっと弱い部分もあるし、ドラマ版の「ボーダーライン」のような衝撃はありませんでした。 【ストーリー】 警視庁11階の会議室で幹部会議が開かれている最中、八重…

  • ノルウェイの森

    村上春樹の大ベストセラーをベトナム系フランス人のトライ・アン・ユン監督が映画化。撮影がマーク・リー・ピンビンということもあり、ストーリーを追うのではなく、映像美を楽しむいかにもヨーロッパ映画ふうの作りでした。ストーリー重視の日本では賛否両論ですが、ここまで美しい映像をみせられると、僕は満足。 【ストーリー】 昭和40年代、ワタナベ(松山ケンイチ)は親友のキヅキ(高良健吾)に自殺され、喪失…

  • 人生万歳!

    ウディ・アレンの新作ラブコメだけど、この映画を上映していた恵比寿ガーデンシネマが休館するため、最後の新作になるという。映画館の休館は多いけれど、映画の選択も上質なガーデンシネマの休館は結構ショック。 【ストーリー】 天才物理学者のボリス(ラリー・デヴィッド)は年をとって偏屈になり、人間も神も信じず、悪口をいいまくる男に。離婚して家族からも見放され、狭い家に一人暮らしだった。 ある晩、…

  • 最後の忠臣蔵

    今年は時代劇の当たり年だったけど、そのなかでもっとも日本的な情緒を出していたのがこの作品。「北の国」からの杉田成道監督だけあって、じっくりと丹念な仕上がりに。今年みた時代劇のなかでも一番上質でした。 【ストーリー】 赤穂浪士四十七士のうち、ただ一人助かった寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。大石内蔵助(片岡仁左衛門)の密命を帯びて、浪士の遺族を助けるために死ぬことを許されず、内心忸怩たる思いをしな…

  • 黒く濁る村

    韓国で大ヒットした2時間40分の大作。八ツ墓村のような、人間の怨念うずまくどろどろした作品を期待していたのだけど、ストーリー自体は意外とあっさり風味。ただ、俳優たちの演技は鬼気迫るものがありましたね。 【ストーリー】 音信不通だった父ユ・モッキュン(ホ・ジュノ)の訃報を聞き、ヘグク(パク・ヘイル)は、父が住んでいた山奥の村を訪れる。そこは村長のヨンドク(チョン・ジェヨン)が警察をも従わせ…

  • GAMER:ゲーマー

    「アドレナリン」のマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラー共同監督とあり、もっとぶっとんだ作品を期待していたのだけど、70年テイストと最新のネット技術をあわせたような、ある意味こじんまりした作品でした。何年かあとにテレビ東京の昼の映画番組に出てきそうな感じかも。 【ストーリー】 近未来。ネットゲームは進化し、ナノチップを人の頭脳に埋め込むことで、ゲーマーは、実際の人間をゲームの駒とし…

  • リミット

    ワンアイデア勝負の映画はいろいろあるけど、こういう手があったか、と感心しました。ただ、さすがにワンアイデアで90分引き延ばすのはちょっと苦しかったかな。 【ストーリー】 2006年のイラク、運転手のポール(ライアン・レイノルズ)が気がつくと、地中に埋められた箱のなかにいた。米軍基地に物資を運ぶ途中、反米ゲリラに捕まり、人質となったのだ。身動きもままにならないほど狭い箱にはバッテリーがきれ…

  • KCIA 南山の部長たち

    1979年の韓国・朴正熙大統領暗殺をめぐるポリティカルスリラー。ノンフィクションが原作ですが、登場人物の名前などは変わっています。どこまで本当かわからないけど、日本のサンデー毎日にリークされているのは笑えました。 作品情報 2020年韓国映画 監督:ウ・ミンホ 出演:イ・ビョンホン、イ・ソンミン、クァク・ドウォン 上映時間:114分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2020年劇場鑑賞9本 …

  • SPACE BATTLESHIP ヤマト

    子供のころ、ヤマトに影響された世代としては、キムタク主役ということもあって、すごい不安だったのだけど、いやあ、実におもしろかった。突っ込みどころ満載なのも含めて、僕らの世代にはどんぴしゃりですね。ただ、ヤマトを知らない若者がみて、おもしろいかまでは保証できませんが。 【ストーリー】 西暦2199年。謎の異星人ガミラスの遊星爆弾によって地球は放射能におおわれ、人類は滅亡の危機にひんしていた…

  • ゴースト もういちど抱きしめたい

    1990年のハリウッド映画「ゴースト」を松嶋菜々子と韓国人俳優のソン・スンホンでリメイクした作品。だけど、何でリメイクしたのか正直分からない作品でした。 【ストーリー】 年商150億円の企業の社長、七海(松嶋菜々子)は、誕生パーティーで泥酔してつぶれていたところを韓国人の陶芸家ジュノ(ソン・スンホン)に介抱されたのがきっかけで、運命的な恋に落ちる。 しかし、七海は何者かに殺された。ジ…

  • 武士の家計簿

    幕末から明治にかけての実在の下級武士の生活を森田芳光監督が淡々と描いた物語。経理担当の武士が主人公なので、斬り合いが一度も出てこない珍しい時代劇だけど、ベテラン陣のひょうひょうとした演技で楽しめました。 【ストーリー】 江戸時代末期、加賀藩の御算用者(現在の経理係)猪山直之(堺雅人)は温厚だが、「そろばんバカ」と父・信之(中村雅俊)、母お常(松坂慶子)もあきれるほど、仕事に対しては熱心に…

  • ハリー・ポッターと死の秘宝PART1

    世界的人気シリーズも原作はすでに終了し、映画もいよいよ最終盤。ハリーたち3人の活躍が見られなくなるのは寂しいけど、原作の最後の感動をスクリーンで味わえるというのは楽しみ。ただ、PART1とあって、カタルシスがなかったのはちょっと残念でした。 【ストーリー】 ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)の死後、悪の帝王ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の勢力はますます強くなり、ハリー(ダニエル・ラ…

  • うまれる

    出産をめぐる4組のカップルのドキュメンタリー。安っぽさもあったのですが、命の重み、ありがたみというものを実感しました。 【ストーリー】 親から虐待を受けた経験から、初めて妊娠して、親になることに戸惑う伴夫妻。生まれつき難病をもち、1歳まで生きる確率は1割しかないといわれながらも産む決断をした松本夫妻。出産予定日にお腹の中の赤ちゃんが死んでしまった関根夫妻。9年にもわたる不妊治療が実らず、…

  • Ricky リッキー

    予告編を見たときには、現在の寓話をコメディタッチで描いていると思ってましたが、意外とほろ苦い部分も。フランソワ・オゾン監督らしい一筋縄ではいかない作品でした。 【ストーリー】 工場で働くシングルマザーのカティ(アレクサンドラ・ラミー)はスペインから出稼ぎにきたパコ(セルジオ・ロペス)と熱烈な恋に落ち、同棲する。カティの幼い娘リザ(メリュジーヌ・マヤンス)は、突然の乱入者におもしろくない。 …

  • 100歳の少年と12通の手紙

    難病少年モノなんだけど、お涙ちょうだいではなく、生きることのすばらしさ、人を愛することの大切さをきっちり描いている素晴らしい作品。見た後に感動と生きる希望を与えてくれます。 【ストーリー】 白血病で入院中の10歳の少年オスカー(アミール)は余命あとわずか。だが、母親(コンスタンス・ドレ)も看護士(アミラ・カサール)も腫れ物に触るような扱いで、だれも本当のことをオスカーに告げない。彼は自分…

  • リトル・ランボーズ

    いかにも英国映画らしいシニカルな青春映画に、映画への思いもたっぷりまぜた作品。心をほくほくさせてくれます。 【ストーリー】 11歳の少年ウィル(ビル・ミルナー)は、母(ジェシカ・スティーヴンソン)、ぼけている祖母(アンナ・ウインク)、幼い妹(タルーラ・エヴァンズ)と暮らしている。一家は厳格なキリスト教教団「同胞の家」の熱心な信者で、テレビ、音楽はおろか、俗世間の友達と遊ぶことも禁じられて…

  • ストーン

    超豪華スターの共演なのだけど、話が観念的かつ、宗教がかっているので、米国人でないとわかりにくいところもあるのかな。久しぶりに途中で寝たけれども、目を開けたら、ミラジョボさまが脱いでいて、自分の無意識のすごさに驚きました。 【ストーリー】 刑務所で仮釈放を審査する管理官のジャック(ロバート・デ・ニーロ)は、祖父を殺して放火した容疑で服役中の囚人、ストーン(エドワード・ノートン)の審査を担当…

  • おまえうまそうだな

    ネットでものすごく評価が高いアニメ作品。絵柄から子供向けだと思うと、実は大人でも楽しめる作品なのです。ただ、個人的には佳作どまりでした。 【ストーリー】 草食恐竜のおかあさん(声・原田知世)は川で卵を拾い、自分の子供と同様に育てる。生まれてきたハート(声・山口勝平)は、肉食のティラノサウルスの子供なのだけど、自分が草食恐竜だと信じてやまない。 しかし、草食恐竜と肉食恐竜は天敵同士。や…

  • トロッコ

    芥川龍之介の短編小説を舞台を現代の台湾に移して映画化。台湾を代表するリー・ビンビンのカメラワークは美しいけれども、とってつけたような話もあったのが残念でした。 【ストーリー】 台湾人の夫と死別した日本人女性夕美子(尾野真千子)は幼い息子の敦(原田賢人)と凱(大前喬一)を連れて、台湾南部の山村に住む年老いた義父の呉仁榮(ホン・リウ)のもとに遺骨を持って帰った。 村には古びたトロッコがあ…

  • 桜田門外ノ変

    時代劇3連投となったけど、本作が一番好みでした。ただし、佐藤純彌監督(「新幹線大爆破」)にしては珍しく、史実(原作)に沿った抑えた演出をしているので、地味な仕上がりになっており、歴史に興味がない人はまったく受け付けないでしょう。 【ストーリー】 幕末、日本は開国か攘夷か国論が二分していた。開国派の大老井伊直弼(伊武雅刀)は、攘夷派を徹底的に弾圧することで、幕府の権威を回復しようとする。攘…

  • 雷桜

    時代劇版ロミオとジュリエットを目指したそうだけど、廣木隆一監督の余計な説明はしないのと、細かいところは気にしないという方針があだになって、みている方からは突っ込みだらけの作品になってしまいました。 【ストーリー】 将軍家に生まれた斉道(岡田将生)は、幼少のころから精神的に弱く、うつけといわれていた。庄屋の二男ながら侍に取り立てられた家臣の瀬田助次郎(小出恵介)から、瀬田の故郷の瀬田山に天…

  • 十三人の刺客

    往年の日本映画を三池崇史監督が豪華キャストでリメイクした作品。この映画みて、僕はチャンバラが嫌いなんだということを認識しました。 【ストーリー】 江戸時代末期、将軍の異母弟の明石藩主、松平斉韶(稲垣吾郎)は領民を残虐な方法で虐殺する極悪非道な君主だったが、将軍の弟であるということで、罪に問われなかった。斉韶が翌年、老中に就任することが決まり、筆頭老中の土井利位(平幹二朗)は斉韶の暗殺を決…

  • 国家代表〓

    長野冬季五輪に出場した素人だらけの韓国ジャンプチームをモデルにした青春スポーツコメディ映画。「クールランニング」「シムソンズ」などこの手の映画には佳作が多いけれど、韓国映画の悪癖であるゴテゴテ盛りこみすぎの割には必要な情報が入っていない点が気になりました。でも、クライマックスのオリンピックシーンは感動的で、そこらへんの盛り上げがうまいのも韓国映画ならではかも。 【ストーリー】 1997年…

  • オアシス

    イ・チャンドン監督、ソル・ギョングつながりで、「オアシス」をみました。本当に、イ・チャンドンの映画はすさまじいの一言。韓国を代表する作品といっても間違いないでしょう。 【ストーリー】 酔っぱらい運転で人を殺したジョンドゥ(ソル・ギョング)が刑務所から出てきた。だが、家族は幼いころから問題を起こしてばかりのジョンドゥに冷たくあたる。 ジョンドゥは被害者の遺族のところに詫びに行くが、けん…

  • 聖なる犯罪者

    善と悪、嘘と真実といったテーマに重苦しく考えさせられるポーランド映画。一筋縄でいかないストーリーはお国柄なんでしょうけど、キリスト教をしらないとわかりにくい側面も。 作品情報 2019年ポーランド、フランス映画 監督:ヤン・コマサ 出演:バルトシュ・ビィエレニア、エリーザ・リチェムブル、ルカース・シムラット 上映時間:115分 評価★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 202…

  • 冬の小鳥

    父親に捨てられ、孤児院に入れられた少女の物語。でも、わざとらしいいじめとか難病とかそういうのも排して、リアリズムっぽく描いてます。それもそのはず、ウニー・ルコント監督も同様の経験をしているそう。静かに考えさせられる作品でした。 【ストーリー】 1975年の韓国。9歳のジニ(キム・セロン)は、大好きな父親(ソル・ギョング)に旅行に行こうと誘われ、そのまま孤児院に置き去りにされる。 ジニ…

  • シングル・マン

    映画は総合芸術とよく呼ばれます。本作はグッチのトップデザイナーだったトム・フォードの初監督作品とあり、映像、衣装が何ともスタイリッシュ。さらに、日本の梅林茂も加わった音楽も切なく、原作は英国の現代文学でもあり、まさに総合芸術だと実感しました。 【ストーリー】 1962年のロサンゼルス。大学教授のジェームス(コリン・ファース)は、長年の恋人だったジム(マシュー・グッド)を失い、失意のどん底…

  • THE LAST MESSAGE 海猿

    こんなのありえないだろう、と突っ込みながらも、ハラハラドキドキさせるのが良い娯楽映画だと思っているので、素直に楽しめました。ただ、3Dで見る価値はまったくなく、2Dでも良かった。 【ストーリー】 前作から3年。仙崎(伊藤英明)は環菜(加藤あい)と結婚し、赤ちゃんも出来る幸せな生活を送っていた。結婚記念日の当日、対馬沖に浮かぶ日韓共同天然ガス採掘プラント「レガリア」に、ボーリング船が衝突し、…

  • 彼女が消えた浜辺

    イラン映画というと、体制への批判や戦争もの、農村部の生活を子供の視点から描いた作品のイメージなんだけど、この作品は、イランのインテリ階級の普通の生活をミステリ仕立てで描いた作品。便利な生活、イスラムの戒律、そして洋の東西を問わない人間心理が混じり合い、ベルリン映画祭銀熊賞も納得のできでした。 【ストーリー】 大学時代の友人たちが、カスピ海沿いのリゾート地でバカンスを過ごすことになった。参…

  • のんちゃんのり弁

    けっこう前に見たDVDの感想が残ってました。シングルマザーを演じた小西真奈美が、毎日映画コンクールやヨコハマ映画祭で主演女優賞をとった作品。緒方明監督ということで気になっていたのだが、劇場ではスケジュールがあわず見られませんでした。邦画らしいこぢんまりした佳作といったところでしょうか。 【ストーリー】 31歳の小巻(小西真奈美)はぐうたら亭主(岡田義徳)に愛想をつかして離婚届をたたきつけ…

  • 終着駅-トルストイ最後の旅

    世界史に残る文豪トルストイと、悪妻で知られるソフィアの晩年を描いた伝記映画。長年連れ添った夫婦の愛とすれ違いが描かれている上質な作品。見る前は固い映画かな、と思いましたけど、結構、ユーモアにあふれていて、楽しませてくれました。 【ストーリー】 トルストイ(クリストファー・プラマー)は晩年、私有財産や身分制を否定するトルストイ主義を打ち出していた。その理想に共感する青年ワレンチン(ジェーム…

  • ヘヴンズ・ストーリー

    今年一番の意欲作。何しろ上映時間が4時間38分もあるのだから。しかも、椅子が固いことで知られているユーロスペースでの上映。どうなるかと思ったけど、長さはそれほど気になりませんでした。ただ、映画は長ければいいというものでもないと実感しました。 【ストーリー】 両親と姉を殺された小学生のサト(本多叶奈)はあまりの衝撃に感情を失ってしまった。ある日、妻と赤ん坊の娘を殺されたトモキ(長谷川朝晴)…

  • 瞳の奥の秘密

    アカデミー外国語賞を受賞したアルゼンチン映画。たいへん濃厚な作品だけど、アルゼンチンの状況がわからないと、ピンとこない部分もあり、個人的にはやや消化不良。ただ、人類普遍とも言える愛と復讐の関係については、おおいに共感させられました。 【ストーリー】 アルゼンチンの刑事裁判所を退官したベンハミン(リカルド・ダリン)は、25年前に自分がかかわった未解決のままとなっている殺人事件を本に書くこと…

  • 小さな村の小さなダンサー

    激動する中国の現代史に翻弄されながらも、踊り続けた一人のダンサーの物語。伝記映画なので、駆け足ぽいところは否めないけれど、僕とほぼ同世代の人が、国がちがうだけでこんなに苦労しているというのは驚きでした。 【ストーリー】 1972年、中国の寒村の小学生、リー(ホアン・ウェンビン)は、踊りの才能を見いだされ、北京の舞踏学校に送られ、バレエの英才教育を受ける。幼いリーにとっては、親元から離され…

  • おにいちゃんのハナビ

    美少女、難病、家族愛、そして実話をベースにした物語。とにかく泣けるという評判なので見に行きましたが、ちょっと肩すかし。素材は良かっただけにもったいなかった。 【ストーリー】 新潟県小千谷市片貝町。日本一大きい花火で知られるこの町の花火大会は、住民がスポンサーとなり、それぞれの思いをこめて、花火を打ち上げている。また、20歳や60歳など人生の節目になったら同級生が集まり、みんなで花火を打ち…

  • 大奥

    男女逆転の奇想天外な娯楽劇と聞いていたので、女暴れん坊将軍吉宗(柴咲コウ)が、恋人(二宮和也)とともに、カンフーで悪を倒すような物語を想像していったら、案外オーソドックスに作ってありました。ただ、主役を二宮にするのなら、もう少し脚本を工夫したほうがよかったかも。 【ストーリー】 江戸時代、謎の病気で男の数が激減。男女の役割が逆転していた。貧乏旗本の息子・水野(二宮和也)は、幼なじみの商家…

  • わたしの可愛い人 シェリ

    20世紀を代表するフランスの女流作家コレットの代表作を映画化。高級娼婦と大金持ちの青年の親子ほど年の差の離れた恋愛劇。これは、完全に中高年の女性向け作品で、おじさんには分からない世界ですね。 【ストーリー】 20世紀初頭、フランスの高級娼婦のグループ「ココット」は、国王や首相級の愛人として、国の財政をも傾けるほどの存在だった。美貌だけでなく、知識、頭の回転、男がほしがるものをすべて身に着…

  • ベストキッド

    1980年代の人気映画のリメイク。ただオリジナルは舞台が米国で空手だったのが、本作は中国が舞台でカンフーになっています。徹底的な王道ストーリーで、安心できます。 【ストーリー】 シングルマザーの母(タラジ・P・ヘンソン)の仕事の関係で、北京に引っ越すことになった少年ドレ(ジェイデン・スミス)。言葉も通じず、文化も違いとまどうなか、クラスの美少女メイ(ウェンウェン・ハン)だけはやさしくして…

  • 悪人

    邦画としては近年まれにみるレベルの高さ。ただ、説明的ではなく、観客の想像に任せる部分があるので、分からない人には難しいでしょうね。東宝の川村元気プロデューサーは「告白」と「悪人」という、今年の素晴らしい作品を両方プロデュースしています。いやはや素晴らしいとしかいいようがありません。 【ストーリー】 福岡県の山中で、保険外交員の佳乃(満島ひかり)の遺体が見つかった。佳乃は、大学生の増尾(岡…

  • BECK

    青春映画としてはそこそこの出来だけど、音楽映画としてはびっくりするような手法を使っており、あきれるしかありませんでした。公開から日がたっており、ネタバレの感想になります。 【ストーリー】 イジメられっこの高校生コユキ(佐藤健)は、いじめられているBECKという犬をかばったことから、飼い主の竜介(水嶋ヒロ)と知り合う。ニューヨーク帰りの天才ギタリストである竜介にあこがれ、ギターを習い始める…

  • ペルシャ猫を誰も知らない

    8月は仕事がものすごく忙しく、映画を見に行くどころか、GREEをのぞきにくる元気もなかったけど、9月になって活動を再開しました。この映画は西洋の音楽が禁じられているイランのロックバンドを描いた物語。「亀も空を飛ぶ」のバフマン・ゴバディ監督なので、もう少しウェルメイドなものを期待していったのだけど、MTV風の演出にびっくり。好きな音楽を好きに歌えるのは幸せなこと、と思いました。 【ストーリー】 …

  • さんかく窓の外側は夜

    霊が見える男と除霊する男のコンビが奇怪な事件に立ち向かうスリラー。ヒットすればコンビものとして続編ができそうだけど、果たして… 作品情報 2020年日本映画 監督:森ガキ侑大 出演:岡田将生、志尊淳、平手友梨奈 上映時間:102分 評価★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2020年劇場鑑賞7本

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