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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

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2013/11/11

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  • 悟っていないマスターは危ない

    ◎中心疑う者は、その辞(じ)枝(わか)る易経の全体の構想を論じた繋辞下伝に、悟っていないマスターは危ないという記述がある。それは、『中心疑う者は、その辞(じ)枝(わか)る』という部分。つまり宇宙の中心、本質が本当にはわかっていない人物は、言っていることが枝分かれして辻褄が合わないということ。(大意:信義に叛いたり叛乱を起そうとする者は、その言葉には、何かを恥じているようなところがある。道について自分でも納得していない者は、言っていることが枝分かれして辻褄が合わない。悟っている人の言は少なく、悟っていない人は多言なものである。善人、善行をくさす人の言葉は空回りしがちであり、節操を失っている人の言葉は、鬱屈、卑屈なものである。)(書き下し:叛(そむ)かんとする者は、その辞慙(は)じ、中心疑う者は、その辞枝(わか)る...悟っていないマスターは危ない

  • 弱喪にして帰るを知らざる者

    ◎死を嫌う人たち荘子は、斉物論篇で、死を憎むとは、「弱喪にして帰るを知らざる者」のようなものだ、と言っている。弱喪とは、若(弱)年にして家郷を失った者のことで、若い時に郷里を出たが、長じて老いて帰る場所がわからなくなった人のことを、死を悪(にく)む者という。この考え方は、死の一部分が生であるという立場から出るもの。その立場を実証実験するには、慧命教の粉砕図のように頭頂から出て死の世界たる法界(中心太陽)に突入し、なおかつ生還してみせねばならない。また荘子は、徳充符篇で、「死生を以て一条と為す」としているのも、同じ立場。生と死は同じ土俵にあるというのは、これまでは、単なる変わった考え方の一つであった。ところが、科学が発展しメタバースもでき、悪まみれで生きることに抵抗感が少ない人がここまで増えて来たからには、その反...弱喪にして帰るを知らざる者

  • 主一無適

    ◎敬うとは慎む主一無適は、『論語集注』(朱熹撰)の學而第五にある言葉。敬うとはどういうことかを述べている。まず論語原文。『大意:孔子がおっしゃられた。「大国を治めるには、政治を慎んで行い、民の信頼を得なければならない。財を節制して、人民を愛し、苦しめてはならない。農民に賦役を課すときには、農繁期を避けなければならない」』(読み下し:子曰く「千乗の国を道(おさ)めるには、事を敬(つつ)しんで而して信あり、用を節し而して人を愛し、民を使うに時をもってす」)これへの朱熹のコメント。『敬(つつ)しむとは主一無適ということ。「事を敬して信」とは、その事に慎んで当たることで民から信用を得ることである。』つまり主一無適とは、心の中に民、人民のことばかり専一に考えて、他の事に心をやらないということ。それで敬となる。ここは、為政...主一無適

  • 孤雲懐奘

    ◎一毫は問わず、如何なるか是れ衆穴孤雲懐奘は、道元より2歳年上だったが、53歳で没した道元に比し長命で82歳まで生き永平寺を盛り立てた。1129年11月頃、懐奘は、道元に最初に会って3日ほどは、道元の見解が自分のそれと一致していることに喜んでいたが、さらに何日かすると自分の見方とは異なることに気づき、更に精進することにした。ある日、道元に「一毫衆穴を穿つ」の公案を与えられ、懐弉が「一毫は問わず、如何なるか是れ衆穴」(一毫である真理ニルヴァーナは、衆穴である森羅万象に展開している。ニルヴァーナを離れて森羅万象なく、森羅万象を離れてニルヴァーナなし。)と答えて早くに印可された。懐弉は、印可後も道元の侍者を長年継続し、師として敬慕し続けた。道元に参ずる以前は、浄土門も深く追求し、大和国多武峯(とうのみね)に日本達磨宗...孤雲懐奘

  • ドン・ファン・マトゥスの戦士の運命

    ◎自分の運命は謙虚に受け入れなさい戦士とは冥想修行者のこと。『ドン・ファンには、自分の運命は謙虚に受け入れろということを私は教えられていた。「戦士の運命の流れというものは、変えようとしても変えられないのだよ」彼は、かつて私にこういっていた。「問題はそうした変えることのできない枠組みのなかでどこまで進むことができるか、どこまで完璧になることができるか、そこなんだ。自分が歩む道に障害があれば、戦士なら完璧にそれを克服しようと最大限の努力をするものだ。自分の道を歩いていて耐えがたいほどにつらいことや苦痛に出会ったら、戦士として涙を流すだろう。だがな、どれほど涙を流そうと、運命の流れを髪の毛の太さほども動かすことはできないのだよ」』(呪術と夢見/カルロス・カスタネダ/二見書房P128から引用)まず、運命は毛筋ほども変え...ドン・ファン・マトゥスの戦士の運命

  • 楽をする-サンダカン八番娼館からウクライナ戦線

    ◎人格とか尊厳とか人権とかサンダカン八番娼館望郷は、名前だけは知っていたが、若い時には見れなかった映画の一つ。大作であって見るのに根気が要った。天草出身の若い女性がボルネオ(カリマンタン)にからゆきさんとして売られて、やがて故郷に帰郷するが、故郷でも容れられなかったというひどい話。一晩に30人の日本兵を取る話もあって、人格とか尊厳とか人権とかはない。からゆきさんの歴史は古く、戦国時代にもあった。国内版の人身売買なら安寿と厨子王の昔から、現代のAVから風俗産業まで日本の伝統も古い。だから芭蕉の『一つ家に遊女も寝たり萩と月』はそんなにロマンチックに見てはならないだろう。男性だって、昭和一桁世代の徒弟制度にあっては、年に2回しか休暇がなかったから、普通に人格とか尊厳とか人権はなかった。最近は人格とか尊厳とか人権があた...楽をする-サンダカン八番娼館からウクライナ戦線

  • 冥想は秘教的個人的だが科学的真理である

    ◎万人が自分個人の体験として追認する冥想、瞑想は個人的体験であり、特にニルヴァーナの神人合一は、もはや体験とは言えない体験である。一方見神、見仏、見道は、見ている自分が残っているので、体験である。ある冥想メソッド、坐、坐り方により、そのような体験をした場合、それは自分自身の意識を舞台にした個人的体験である。ところが、同じ冥想手法で実験した仲間が実際にそうなることを再体験することでそれをチェックし、真実であったことが確認される。これは、仲間内でしか真実であると証明されないが、偉大な発見である。そのような実例は、釈迦が涅槃に入るプロセスを四禅から涅槃に入ったと書き記した人物や、ムハンマドが天上と地上を往還した時間は極めて短時間であったなどと記録した人物に見ることができる。こうした仲間内での真理、法則は秘教的とされる...冥想は秘教的個人的だが科学的真理である

  • 筒男メモ-8

    ◎瑞の神歌古事記言霊解の最後に出て来るのが、瑞の神歌。瑞の神歌は例の予言歌瑞能神歌と連動する。『瑞の神歌霊幸《たまちは》ふ神の心を高山の雲霧分けて照せたきもの日の光り昔も今も変らねど東の空にかかる黒雲この度の神の気吹《いぶき》の無かりせば四方の雲霧誰か払はむ葦原に生ひ繁りたる仇草を薙払《なぎはら》ふべき時は来にけり霊主体従《ひのもと》の教を四方に播磨潟磯吹く風に世は清まらむ』(霊界物語第10巻第三十一章言霊解五から引用)世界全体は、昔も今ももとより何の問題もないが、東の空に黒雲がかかっている。この嘆かわしい現状を改善するものは、人間の力によるところでなく、神の力に依らねばならない。それが、神の気吹で四方の黒い雲霧を掃うということ。今こそ世界に生い茂る雑草を刈り払う時が来たとは、万人が(古神道でいえば)鎮魂帰神の...筒男メモ-8

  • 筒男メモ-7

    ◎阿曇の連『阿曇の連【アヅミノムラジ】の名義は、天之御中主神の霊徳顕はれ出でて、至治泰平の大本源となり、初頭となり、大母公《だいぼこう》の仁徳を拡充し、大金剛力を発揮して、大造化の真元たる神霊威力を顕彰し、純一実相にして、無色透明天性その侭の位を定め、万民を愛護して、月の本能を実現する真人と曰ふことが、【アヅミ】の活用である。【ムラジ】は、億兆を悉《ことごと》く強国不動に結び成して、凡ての暴逆無道を押し鎮め、本末能く親和して、産霊《むすび》の大道たる惟神《かむながら》の教を克く遵守し、万民を能く統轄して、国家を富強ならしめ、一朝事あるときは、天津誠の神理を以て、神明鬼神を号令し、使役する神の御柱を称して、【アヅミ】の【ムラジ】と謂ふのであります。アヽ伊邪那岐大神の心つくしの宇宙の大修祓の神功無くして、如何で神人...筒男メモ-7

  • 筒男メモ-6

    ◎宇都志日金拆命(うつしひかなさくのみこと)古事記では神界の禊ぎをされるのが、綿津見神であって、その子が宇都志日金拆命。宇都志日金拆命のそのまた子孫が、阿曇の連。神界と言えば自分とまったく関わり合いがないと思うかもしれないが、神界とは自分の無意識の世界の一部であって、死の世界の一部である。『宇都志日金拆命宇都志日金拆命は、綿津見神の御子であつて、阿曇の連は其の子孫である。宇都志日金拆命の名義を言霊に照して解釈すると、【ウ】は、三世を了達するなり、艮の活動也。【ツ】は、大造化の極力也。平均力也、五六七の活動也。【シ】は、世の現在也、基也、台也、竜神の活動也。【ヒ】は、顕幽悉く貫徹する也、本末一貫也、太陽神活動の本元也。【カ】は、光り輝く也、弘り極まる也、禁闕要の大神、思兼神の活動也。【ナ】は、智能完備也、万物を兼...筒男メモ-6

  • 筒男メモ-5

    ◎墨江の三前の大神問題の追加の説明部分。『『墨江の三前の大神』【スミノエノミマヘ】の言霊を解説すると、【ス】は、真の中心也、本末を一轍に貫ぬく也、玉也、八咫に伸び極まる也、出入の息也、不至所(いたらざるところ)無く不為所(なさざるところ)無き也、天球中の一切也、八極を統ぶる也、数の限り住む也、安息の色也、清澄也、自由自在也、素の侭也。【ミ】は、瑞也、満也、水也、体也。【ノ】は、助辞也。【エ】は、ヤ行の【エ】にして心の結晶点也、集り来る也。胞衣也、悦び合ふ也、撰る也、大也。【ノ】は、助辞也。【ミ】は、三也、天地人の三也、太陰也、屈伸自在也、円也、人の住所也。【マ】は、一の位に当る也、一の此世に出る也、全備也、円也、人の住所也。【ヘ】は、◎の堅庭也、動き進む義也、部也、辺也、高天原の内に◎を見る也。以上の言霊を総括...筒男メモ-5

  • 筒男メモ-4

    ◎筒之男命の説明現界を浄化修祓する筒之男命の説明。『筒之男命【ツツノオ】の言霊は、大金剛力を具有し、以て正邪理非を決断し、水の元質を発揮して、一切の悪事を洗ひ清め、霊主体従日本魂の身魂に、復帰せしめ玉ふてふ神名であります。茲に底中上の神と命とが区別して載せられて在るのは、大に意味のある事である。古典は霊を称して神と言ひ、体を称して命と言ふ。神とは幽体、隠身、即ち【カミ】であつて、命とは体異(みこと)、体別(みこと)、即ち身殊(みこと)の意味である。後世の古学を研究するもの、無智蒙昧にして、古義を知らずに神と命を混用し、幽顕を同称するが故に、古典の真義は何時まで研究しても、分つて来ないのであります。又底とは最も下級の神界及び社会であり、中とは中流の神界及び社会であり、上とは上流の神界及び社会を指すのである。故に綿...筒男メモ-4

  • 筒男メモ-3

    ◎綿津見の神神界を浄化修祓する綿津見の神の説明。『綿津見の神の言霊解【ワ】は輪にして筒の体である。紋理の起りである。親子である。世を知り初むる言霊である。物の起りにして人の起りである。締寄《しめよ》する言霊である。順々に世を保つ言霊である。子の世にして親の位を践《ふ》む言霊であります。【タ】は対照力である。東は西に対し、南は北に対し、天は地に対し、生は死に対する如きを対照力と云ふのであります。【ツ】は大金剛力である。強く続き、実相真如、之を【ツ】と言ふのである。又応照応対力対偶力であり、産霊《むすび》の大元であり、平均力の極であり、霊々神々赫々《かくかく》として間断なく、大造化の力にして、機臨《さし》の大元であり、速力の極であります。【ミ】は水であり、身であり、充ち満つるの意にして、惟神《かむながら》大道の【ミ...筒男メモ-3

  • 筒男メモ-2

    ◎筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原の水底イザナギ神が冥界から帰還して、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原の水底において穢れを身禊する段の古事記原文。『第三〇章言霊解四『次に水底に滌(そそ)ぎ玉ふ時に成りませる神の御名は、底津綿津見神《そこつわたつみのかみ》、次に底筒之男命《そこづつのをのみこと》、中に滌ぎたまふ時に成りませる神の御名は、中津綿津見神、次に中筒之男命《なかづつのをのみこと》、水の上に滌ぎたまふ時に成りませる神の御名は、上津綿津見神、次に上筒之男命《うはづつのをのみこと》、此三柱の綿津見神は阿曇《あづみ》の連等が祖神ともち斎く神なり、故(かれ)阿曇の連等は、其の綿津見神の子、宇都志日金柝命《うつしひかなさくのみこと》の子孫なり。其底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命、三柱の神は墨江《すみのえ》の三前《みまへ...筒男メモ-2

  • 筒男メモ

    ◎穢れや垢を洗い清める古事記に出てくる筒男は、スシュムナー、イダー、ピンガラーの脈管を示すだろうという筋は違っていないだろう。筒男について、出口王仁三郎が霊界物語で示した箇所がある。神伊弉諾(イザナギ)大神は、大峠以後、神々も人間も181位階に区別を立てる。『(言霊解を見る可し)総て神人の身魂は、其の霊能の活用如何に依りて優劣の差別あり。之を上中下の三段に大別され、猶も細別をすれば、正神界も邪神界も各百八十一の階級となる。邪神は常に正神を圧迫し誑惑し、邪道に陥れむと昼夜間断なく隙を窺ひつつあるものにして、第三段の身魂の垢を洗はむが為に、底津綿津見神、底筒之男神を任じ給ひ、第二段の身魂を洗ひ清むる為に、中津綿津見神、中筒之男神を任じ給ひ、第一段の身魂を洗ひ清むる為に、上津綿津見神、上筒之男神を任じ給へり。何れも瑞...筒男メモ

  • 杞憂、生も死も問題にしない

    ◎列子天瑞篇古代中国に心配性の人がいて、天が落ちて来るのではないか、大地が崩れ落ちるのではないかと心配する杞という国の人がいた。それを聞いた人が、天は大気の集まりだから落ちて来ない、地は大きな土の塊だから壊れることはないと説明した。すると彼の杞国の人は安心した。これを聞いた長盧子は、長年月で考えれば、天も地も必ず崩壊する時期があるものだから、その崩壊の時期に遭遇したら当然に憂えるものだ。(だから杞憂には理由がある)これを聞いた列子は笑って言うには、天地が崩れようが崩れまいが、そんなことは自分の知ったことではない。同様に、生きている時には死を知らないし、死んでいる時には生を知らない。だからそんなことを気にしていてはいけない。(列子天瑞篇)さて易経に天風姤という卦があり、それに天が落ちることを示している。天風姤の六...杞憂、生も死も問題にしない

  • 核戦争の懸念と古事記予言

    ◎人類は、天国と地獄双方を越えねばならない2022年4月13日のNHK「ニュースウオッチ9」で、国際政治学の専門家で東京大学の藤原帰一客員教授が、ロシアによる核使用の可能性と対策の方向性を正面から論じていた。ロシアは日本にとって敵国となり、そうなった以上は、核攻撃にさらされるリスクがあり、また国連機能の限界を露呈したことで、「仁義なき国際戦争」が始まった。2022年2月中旬までは、「今日の香港は、明日の台湾、あさっての日本」などと嘯いていたが、日本はロシアに隣接しているからには、「今日のウクライナは明日の日本」であることに気がついた人が段々増えてきた。ネットでは、ロシアの日本侵攻予言を出しているのは出口王仁三郎だけだから、にわかに瑞能神歌が注目されているのは、注目されないよりはよい。なお続瑞能神歌というのもある...核戦争の懸念と古事記予言

  • 兵法書三略から-2

    ◎世界の武装解除のステップ三略において、古代中国の三皇五帝の時代は、上下相い和し、天下泰平、何の問題もなかった。『大意:古の三皇(伏羲・神農・黄帝)は言葉で指示しなくても、天下はその善なる影響のままにあった。ゆえにその功績は誰によるものなのかわからなかった。古の五帝(少昊・顓頊(せんぎょく)・嚳(こく)・堯・舜)は、天を体現し地に則り、言葉で指示を出して天下太平であった。君と臣は互いに功績を譲り、天下に道による教化が隈なく広まったが、それでも民衆にはどうしてそうなるのかがわからなかった。このように臣下も名誉や恩賞を度外視して見事に働いたので、問題はなかった。古の三王朝(夏・殷・周)は、道をもって民を制し、野心を収めさせ、征服欲ある者を心服させ、さらに規律を設けて秩序の衰退に備えた。その結果、天下諸王はみな協力し...兵法書三略から-2

  • 兵法書三略から-1

    ◎神と同じポジションに居てバランス調整ロシアのウクライナ侵攻で、TVには毎度軍事評論家が出演する時節になってしまった。兵法書と言えば、孫子、六韜、三略などであるが、その中で老子の影響が強いと言われるのが三略。三略は「柔よく剛を制し、弱よく強を制す」という言葉で有名。『大意:およそ物事は、きっかけがなければ知りようがない。ところが天地のはたらきは霊妙であって、万物とともに推移し、つねに変化してやまない。(戦においても)敵の動きに対応して、決して先制攻撃せず、自在に対応しなければならない。そうあってこそ、大きな事業を企画し、天の威力をサポートし、八卦(乾(天)・兌(沢)・離(火)・震(雷)・巽(風)・坎(水)・艮(山)・坤(地))を匡正し、周辺異民族を平定できる。このように計画できる者が帝王の師である。』『訓読:端...兵法書三略から-1

  • 佐々木朗希投手、ネガティブからのスタート

    ◎無欲、無心プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が2022年4月10日、対オリックス3回戦で28年ぶりに史上16人目の完全試合を達成し、13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立した。偉業である。ところが佐々木朗希投手は、あの南三陸町で、東日本大震災に被災。この時彼は小学3年生で自宅も、父、祖父母をも失った。彼は、当時のことを、ご飯も、お風呂も難しくなり普段の生活で当たり前だったことがそうでなくなった。当たり前がどれだけすごいことかと感じた。だから今、目の前にあることは全て当たり前ではないと思っている。と述べ、小学校三年生にして現実の不安定さを体感した。その現実感は、野球については、震災当時、野球道具も練習場所もなかったところから環境を与えてもらったという所からスタートする。そして、完全試合達成直前の心境は、わかってはい...佐々木朗希投手、ネガティブからのスタート

  • アトランティスとダーナ神族

    ◎トァン・マッカラルの変身最近は、アイルランド神話、ケルト神話、ゲルマン神話、北欧神話などの神名だけは知られるようになった。なぜならモバゲーやアニメの登場人物にするせいか、来歴や意義を問わず神名だけが有名になっているからであり、真面目な探求者にあっては折角の手がかりを粗末に扱っているという感じを受けるに違いない。アイルランド神話にダーナ神族というのが出てくる。1.西の海からやってきてアイルランドに最初に入植したのが、パーソロン族で、5000人まで人口が増えた時にパンデミックで、一人を残し、全員が死亡した。それがトァン・マッカラル。2.次にニュヴズ族が入植し、男女合計8060人になった時、海がすべてを呑みこみ、全滅した。雄鹿になっていたトァン・マッカラルは生き延びた。3.次にフィル・ボルグ族が入植。4.フィル・ボ...アトランティスとダーナ神族

  • 男と女とエクスタシー

    ◎男は女に出会うことによっても止まらない冥想、瞑想、meditation、黙想、坐、坐禅、ヴィパッサナー、安般念などというが、その道程が、次のダンテス・ダイジの散文に描かれている。『男性原理は女性原理によってそれ自体、中性―――むしろ両性といったほうが正確だろう―――両性化されていく。そして両性化されたものは、もとの太極へ帰ってくる。男は女に出会うことによって止まるであろうか?男性という一つの貧血性―――したがってそれは当然、一種の心霊的な吸血性をおびている。そして、男性原理は内側に女性原理を、陰は、その内部のどこかに陽を秘めている。あらゆる分裂につぐ分裂につぐ分裂―――これが現代の人間性の現実である。だが、分裂し解体したものは、まったく新しい統合に向かう。統一といってもよいが、その場合には、その”一”が何を意...男と女とエクスタシー

  • 幻想が時によって打ち砕かれる

    ◎天の片方の半球に月以外の惑星が偏在OSHOバグワンが、アメリカから追い出されて、インドに入った直後に曰く、『あなたの大事にしてきた幻想のひとつが時によって打ち砕かれるとき、あなたの仮面はむしり取られる。』(和尚と過ごしたダイアモンドの日々/マ・プレム・シュンニョ/和尚エンタープライズジャパンP243から引用)人口爆発、世界的貧困の拡大、貧富の格差拡大、多国籍の超巨大企業の支配、そして戦争、異常気象。アメリカの弱体化とロシアの暴虐により、国連中心の世界秩序は崩壊の瀬戸際にある。人は何か確かなものがあると、それに取りついてその安定がいつまでも続くと思い込み、安心な気分に憩う。それは見せかけなのだが、その安寧に慣れると人は変化を恐れ、未来への期待や夢が壊れることを恐れるようになっていく。こうしてウクライナの惨状を毎...幻想が時によって打ち砕かれる

  • ウィリアム・ジェームズの笑気ガス実験

    ◎ホガマス、ヒガマスアメリカ心理学の祖ウィリアム・ジェームズは、「宗教的経験の諸相」という著作で有名。岩波文庫では絶版になっていた時期が長く、手にしたのは中年になってからだったということがあって、印象に残っている。この本の中で、亜酸化窒素(笑気ガス)の実験をしたことが書いてある(ウィリアム・ジェイムズ著作集4宗教的経験の諸相/ウィリアム・ジェイムズ/日本教文社P189)。彼は自分でも吸入してみた。英語のwikipediaによると、他に抱水クロラール、ペヨーテ(メスカリン)なども実験した由。彼は、これらの実験を通して、「真の形而上学的啓示」を得られるが、その際メモッた言葉はナンセンス極まるものであるにもかかわらず、その啓示を得たという確信は残ると見ている。その真理のメモは、OSHOバグワンによると、『ホガマス、ヒ...ウィリアム・ジェームズの笑気ガス実験

  • 生と死と二極からのジャンプアウト

    ◎天国と地獄の結婚、アンビバレント1.生は死の一部。生と死は分離していない。2.人間は全体のごく一部。3生の側には二極あるものが多い。愛と憎しみ、男性と女性、美と醜、昼と夜、善と悪、闇と光、創造と破壊、天国と地獄、否定と肯定、好きなものと嫌いなもの、戦争と平和、物質と精神、悟りと迷い、高さと低さ等々。これらの双極には、引き合う力と反発する力が存在する。恋人同士惹かれ合いながら反発することなどで皆それを知っている。人間の表層意識は、一瞬間には、二つあるうちの片側に乗っているが、肉体は一生男か女を継続する。OSHOバグワンは、一生片方の性(男女いずれか)をやるのは飽きるので次の転生では別の性を選ぶというが、さもありなむ。全体である神に至るには、二極からジャンプアウトせねばならない。キリスト教系では、父の側、男性の側...生と死と二極からのジャンプアウト

  • 人前で裸になる

    ◎モーセ靴を脱ぐ窮極を求める最初の段階は、しばしば先入観をなくしていくことに終始する。それは、モーゼにあっては、靴を脱ぐということにあらわれ、場合によっては、ジャイナ教のマハーヴィーラのように服を脱いで裸になるということに顕れる。社会は、裸になることを恐れている。裸を見れば狼狽する。なんとなれば、肉体があらわになるということは心もあらわになってしまう端緒になるからだ。ジャイナ教でググると性器も露出している人物の画像イメージに出くわすが、マハーヴィーラに先行する聖者の女性マリブハイも裸で過ごしたという。人前で裸になるのは、精神性に理解のある古代インドでも大変抵抗のあることであり、いわんや現代においてをや。求道というのは、意識が裸になることだが、肉体が裸を露出することがそのステップの嚆矢となることがある。そこでモー...人前で裸になる

  • 口伝、書き記したら終わり-2

    ◎生半可な真理には強大な力があって危険OSHOバグワンの解説の続き。『真理に近づけば近づくほど、あなたが道をはずれる可能性は大きくなる。なぜなら真理に近づくとあなたはひじょうに自己中心的になりかねないからだ。「今や私は知っている」、「今や私は確固たる基盤をきずいた」―――と。そして自我がその状況につけこめば、あなたはかつての暗い谷間に舞いもどり、その頂を失ってしまう。真理に近づくと、それを人々と分かち合いたいという大きな欲望が湧いてくる。が、あなたは真理を余すところなく体得したわけではない。そして生半可な真理を分かち合うのは危うい。というのも、生半可な真理には強大な力があるので、嘘よりもいっそう危険だからだ。嘘は無力だ。遅かれ早かれ、人々はみずからそれが嘘であることに気づく。だが、生半可な真理は何世紀にもわたっ...口伝、書き記したら終わり-2

  • 口伝、書き記したら終わり-1

    ◎危険が多い道だが、師だけが罠、落とし穴を知るスペシャルな価値ある情報であればあるほど、書き記したら終わりになる。呂洞賓の手に成る太乙金華宗旨は、周天による窮極について記したものだが、OSHOバグワンは、書いたら終わりであることを強調する。『今のところ原子力の秘密は大衆から隠されている。ひとたびその秘密が大衆に漏れはじめたらひじょうに危険なことになる。もし原子爆弾を密かにつくることができるようになったら、すさまじい混沌が引き起こされずにはすまない。原子力の研究に関しては厳重に秘密が守られている。それとまったく同じようにして、この書物は、”内なる爆発“をもたらす最も潜在力のある技法のひとつをあなたに教える。何世紀にもわたって、その秘密は守られ—師弟のあいだでのみ、内密に弟子たちに授けられた。そしてとりわけこの秘教...口伝、書き記したら終わり-1

  • 世界最終宗教戦争の構図と結末

    ◎ハルマゲドン実質無神論者が大勢を占めるのではないかと思われる日本において、世界最終宗教戦争の構図と結末というのは、あまり関心を惹かないかもしれない。そうした日本では、至福千年に生き残る比率は諸外国より低いと見られている。クンダリーニ・ヨーギ本山博が、東洋の宗教と西洋の宗教の対立による世界最終宗教戦争の構図について、「人間と宗教の研究/宗教心理出版」という本で概説している。それは、おおまかに言うと、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教対ヒンズー教・仏教・道教・古神道の相違のことである。曰く、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は、砂漠の宗教にして他力宗教。ヒンズー教・仏教・道教・古神道は、森林の宗教にして自力宗教。彼の言う自力とは、おおまかには瞑想修行の有無を言っているのだが、砂漠の宗教側にも観想法やスーフィなど自力行...世界最終宗教戦争の構図と結末

  • 悪カルマをなくす、核兵器をなくす

    ◎自分のメリットを当たり前に放棄する五世紀に鳩摩羅什の弟子に道生という人物がいて、善行を行わない者(一闡提(いっせんだい))も成仏できると主張したため、建康にあった仏教教団から追放された。(出典:新アジア仏教史06仏教の東伝と受容/沖本克己/編集委員/佼成出版社P147)悪人の成仏というのは、親鸞の新発見ではなく、昔から議論のあるところではあるが、5世紀の中国では、善カルマを積んだリッチな旦那衆が修行して極楽に入り成仏するというのは、穏当なプロセスとして認められていたのだろう。カルマ・ヨーガは時間がかかるが、世俗の人間としても基本、専門修行者にとっても基本。悪人の成仏というのは、聖書のサウロ(パウロ)が最初はイエスの信徒を取り締まり迫害する人物だったが、回心したことが典型である。また出口王仁三郎のように科学的に...悪カルマをなくす、核兵器をなくす

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