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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

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2013/11/11

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  • 反魂、死者をよみがえらせる

    ◎撰集抄巻五第一五「西行高野ノ奧ニ於テ人ヲ造ル事」日本の法律でも、死亡診断後一日は火葬できない。撰集抄に、西行が死者の骨などを集めてゾンビを作る話が出てくる。「広い野に出て、誰にも見られないところで死人の骨を拾い集め、これを頭から手足というように、順序を違えずに並べ、砒霜という薬を骨に塗り、いちごとはこべの葉をこれに揉み合わせ、糸や藤の繊維などで骨を繋ぎ、水で繰り返し洗い、髪の毛の生えるべき頭部には、さいかちの葉とむくげの葉を焼いて灰にしたものをこすりつけた。それから、土の上に畳を敷いて、かの骨をうつぶせにして置き、風が通らないようにきっちりとこれを包み込み、二七、十四日そのままにしておいた後、その所に行き、沈と香とを焼いて、反魂の秘術を行なった。」※反魂:死者を蘇らせる術。ところができあがったゾンビは、色が悪...反魂、死者をよみがえらせる

  • 魔術師メルリヌスの予言-4

    ◎天の岩戸隠れから風災魔術師メルリヌスの予言から。風災など。『星座の十二宮は客たちがこのように軌道を踏み外すのをみて悲嘆するであろう。双子座はいつもの抱擁を控え、水瓶座を泉に遣わすであろう。天秤座は牡羊座がその曲がった角で支えるまで傾いて計量するであろう。蠍座の尾は稲妻を産み、蟹座は太陽と争うであろう。乙女座は射手座の背に昇り乙女の花々の含羞を忘れるであろう。月の戦車は黄道帯を混乱させると、昴星団は突然に泣き出すであろう。これらの星座はしかるべき任務に戻ることはないであろう。しかし、星座アドリアンナは戸口を閉ざして、雲堤のなかに身を隠すであろう。(74)太陽の光線に打たれて海は波立ち、昔の塵がまた甦るであろう。風は不吉にも突風となって格闘し合い、星座中にその騒音は響きわたるであろう。』(ブリタニア列王史/ジェフ...魔術師メルリヌスの予言-4

  • 魔術師メルリヌスの予言-3

    ◎土星サトゥルヌスは曲がった鎌で人類を絶滅させる。魔術師メルリヌスの予言から。天体運行の異常から人類絶滅。『(73)太陽の輝きが水星メルクリウスの琥珀で色褪せ、これを目撃している人びとは恐怖で身震いするであろう。アルカディアで生まれた水星メルクリウスは楯を変えて、火星マルスの兜は金星ウェヌスに呼びかけるであろう。火星マルスの兜は影を落とし、水星メルクリウスは激怒してその軌道を踏み外すであろう。鉄の猟師オリオン座はその剣を抜くであろう。海の太陽フォエブスは雲をかき乱すであろう。木星ユピテルはいつもの軌道を外れ、金星ウェヌスは既定の軌道を捨て去るであろう。土星サトゥルヌスの悪意は雨のように地上に降り注ぎ、曲がった鎌で人類を絶滅させるであろう。』(ブリタニア列王史/ジェフリー・オヴ・モンマス/南雲堂フェニックスP20...魔術師メルリヌスの予言-3

  • 魔術師メルリヌスの予言-2

    ◎黄金の煌めき魔術師メルリヌスの予言から。『(71)ひとりの人が酔った獅子と格闘するであろう。そして黄金の煌めきはそれをみる人びとの両眼を盲目にするであろう。銀はあたりで白く輝き、さまざまな葡萄圧搾機を故障させるであろう。人間は差し出された葡萄酒に酔い、天上に背を向けて地上を見据えるであろう。(72)星々はこれらの人びとから顔をそむけ、いつもの運行の軌道は乱れるであろう。星々の怒りのため、穀物の収穫は枯れ果て大空から露は降りやむであろう。根と枝が逆さまになり、この奇妙な出来事は奇蹟と見なされるであろう。』(ブリタニア列王史/ジェフリー・オヴ・モンマス/南雲堂フェニックスP203から引用)酔った獅子は、利己的地獄的な指導者のこと。それと戦う聖者が出てくる。その聖者は黄金に煌めいており、見る人の目を盲目にするほどで...魔術師メルリヌスの予言-2

  • 魔術師メルリヌスの予言-1

    ◎純白の巨人が雪白に輝く民衆を生むブリタニア列王史の魔術師メルリヌスの予言(マーリン)の舞台は、イタリア、フランス、イギリス、アイルランド、ドイツと欧州全域に及ぶ。見方は、現界の盛衰と見たがる向きもあろうが、おおむね霊界の盛衰だと見た方がよいのではないか。したがって、現界での実現の時間軸としては、前後が狂うし、現実化しないものもあり、早く実現するものもあり、遅く実現するものもある。これは“霊界予言”の常である。魔術師メルリヌスの予言から。『(60)すると、恐るべき獰猛さで吼えたてる獅子が現われ、あたりを驚愕させるであろう。この獅子は十五の地域をひとつに統一して、唯ひとり民衆を治めるであろう。(61)ひとりの巨人が雪のように純白に輝き、そして彼は雪白に輝く民衆を生むであろう。(62)指導者たちは安穏な生活に疲弊し...魔術師メルリヌスの予言-1

  • ドローン戦と外部委託業者同士の戦争

    ◎無人戦の世紀/セス・J・フランツマン古来から最先端科学技術は軍事に最初に導入され、しばらくたってから民生に導入される。最近SNSで動画の質の向上が著しいが、その原因は、広範なスマホの普及だけでなく、軍事ドローンに搭載されるビデオリンクと赤外線カメラなどの開発の影響かもしれないなどと思う。『無人戦の世紀/セス・J・フランツマン/原書房』を見ると、2014年のウクライナ内戦と2020年のシリア内戦で攻撃用ドローンが使われたという。知らない内に中国はアメリカを凌ぐ世界最大の軍事ドローン大国になっていた。またドローンには無限の可能性があり、低価格で大きな戦果を得られるタイプのドローン(ドローン大編隊が組める)と、無人戦闘機のような有人であるデメリットを排除した高価だがハイエンドなタイプ(F35ステルス戦闘機みたいな)...ドローン戦と外部委託業者同士の戦争

  • 静御前は愛に死し、祇王は仏を見る

    ◎仏もむかしは凡夫なり2022年5月22日のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、源頼朝以下が鶴岡八幡宮に参集し、義経の愛人にして絶世の美女静御前(石橋静河)の辞世の舞を観覧した。その装束は、水干に、立烏帽子、白鞘巻と男装であって、歌って踊る。それだけでも当時はインプレッションのあるものであったろう。宝塚歌劇団の男役の走り。仇敵となった鎌倉方の有力武将が居並ぶ前で、義経が彼女と「しづや、しづ」と交わした睦言を披歴して、悲恋を慨嘆したことは、女が恋に死ねることを示す。(しづやしづのおだまき繰り返し、昔を今になすよしもがな:おだまきの糸を巻き戻すように、義経様が「しづや、しづ」と恋しく呼んでくれた当時に時間を巻き戻したいものだ。)ところで平清盛の愛人だった祇王。祇王も白拍子だったが、新たな愛人の仏御前に清盛の寵愛...静御前は愛に死し、祇王は仏を見る

  • あらゆるプロパガンダと考えない人々

    ◎頭人間のとる受動と能動このところNHKニュースは、西側のウクライナによる戦争プロパガンダを放送しては、ロシアの戦争プロパガンダを放送する。また、このたびのバイデン米国大統領来日時の、アメリカは台湾有事に軍事的関与を示すという発言のNHKニュースでは、引き続いて中国の反発を流すと同時にNHKの人物がバイデン大統領は失言が多いとコメントをして、視聴者の判断を迷わせる報道になっていた。こういう正反対のプロパガンダ合戦は、昨今多いと言われる「考えない人々」すなわちあらゆるプロパガンダに対し頭を受動的にしたままにする人々をさらに思考停止させる効果があるのではないか。NHKの大河ドラマは、時代設定が室町以前になると上下関係、人間関係がわかりにくくなるせいか、概して視聴率がとれないということが経験的に知られている。要するに...あらゆるプロパガンダと考えない人々

  • トランスと薬物

    ◎ソーマ讃歌からカスタネダソーマ・ヨーガは、向精神性薬物を利用するヨーガのことで、少なくとも古代インド・アーリア文明の時代からあったもので、ソーマ讃歌として、その足跡を見ることができる。国と国の関係でいえば、英国と清国の阿片戦争で、阿片の大量消費が国家の生産性を低下させる弊害が明らかになって以降、大規模に精神に影響を与える薬物の蔓延は国家自体が禁止するようになった。昭和20年代にヒロポンが合法だった日本は、やがて覚醒剤を禁止とし、概して向精神性薬物にゆるゆるだったアメリカも、2019年8月、中国からのフェンタニルの大量輸入を批判するに至っている。フェンタニルは強力で依存性のあるオピオイド系鎮痛剤で、モルヒネの仲間。冥想修行では、禅を除けば、帰神のシャーマニズムにしても、マントラシッディにしても、催眠術(ヒプノ)...トランスと薬物

  • 病気を癒すこと、犬猫ペットと本人の関係

    ◎自分の肉体と家族をいつくしむ禅では、重病から徐々に治癒するケースや重病を禅定力で一気に快癒させる話もあり、白隠のように観想法を用いる例もある。山本玄峰は、若年にしてほとんど視覚を失ったことをバネに覚醒を目指したのだが、あまりにもそのどん底からの回復ぶりが目覚ましく感動させるものがあったが、後に軍国日本のアドバイザーの一人だったと知って幻滅することになったものだ。空海や出口王仁三郎は、クンダリーニ・ヨーギなので、病気の原因には結構悪霊の影響があることを述べる。出口王仁三郎は、治る原動力は、9割までが本人の「必ず治る」という信念。他に悪霊憑依や他人からの呪い妬みもケースとしてはあるという。(参照:出口王仁三郎全集第2巻第4篇神霊世界26章神霊問答)すべて霊界は、意思想念の世界だから何事でも自分がその気になって祈り...病気を癒すこと、犬猫ペットと本人の関係

  • 生、愛、知-巨乳好きと乳離れ

    ◎表面の理不尽を自分を見つめるきっかけにOSHOバグワンは、臍が生のセンターであり最も深い。なぜならばそれははるか彼方の生エネルギーの源とつながっているからだとする。これは、霊線、クンダリーニのエネルギーコードにして、古事記の筒男であって、円筒形の生エネルギー。子供は胎児にあっては、母親の臍とつながっている。そして出生後、母親の乳房とつながっている。OSHOバグワンは、その次に深いセンターは胸の愛のセンターだとする。彼は、子供の最初の体験が父母に対する信頼や感謝や尊敬であってこそ、神に対する同じ感覚が育つ。だから子供本人が乳離れの準備ができる前に強制的に離乳させるのは、敬神という点では有害であり、愛のセンター、アナハタ・チャクラの健全な成長を阻害すると述べる。かくして強制的に早期乳離れを強いられた男性が、その欲...生、愛、知-巨乳好きと乳離れ

  • 「はっきりとした意識をもって死ぬ」能力

    ◎夢は死の世界のアナロジー駅前には、若い女性を対象にしたハタ・ヨーガの教室が花盛りである。ハタ・ヨーガは、肉体の状態を整えることを目的としており、整えばクリヤ・ヨーガの実習に進む。クリヤ・ヨーガとは、クンダリーニ・ヨーガのことである。クンダリーニ・ヨーガとは、死の世界をクリアすることによって、ニルヴァーナに到達しようとする道。死の世界とはおどろおどろしいが、メンタル体などの微細身で死の世界の仮免、路上教習を重ね、最終的には個なる微細身を超え、すべてのすべてであるアートマン、ブラフマン中心太陽に到達し、名状しがたいニルヴァーナに至るプロセスの舞台。チベット死者の書では、体験した者だけがわかる『無上の垂直道』という印象的な言葉が置かれている。以下の文はチベット死者の書において、個の心の変遷の様子についていえば、夢を...「はっきりとした意識をもって死ぬ」能力

  • 『悟り』革命に出ていく

    ◎少数なる求道者現代社会には、独裁国家もあるが、軍備・警察と法秩序による民主主義によって成る国が多い。歴史上の年代特定のできる数千年前から、世俗の王を最大権威とし、高級神官による宗教権威は少々認めるという形式がメジャーであった。よって、世俗の権威を犯して民草が好き勝手に最高の神仏を崇拝しつつ独自共同体に盤踞することは認められず、圧迫されたものだ。中国ではこの秩序を儒教思想で維持し、日本では、儒教と天皇制で維持してきたところがある。桃山時代に刑死した大泥棒石川五右衛門の所説は、『官位とは衣服と冠。それを着けていれば誰でも貴族扱いされる』(歴史の愉しみ方/磯田道史/中央公論新社P160から引用)であり、天皇位の簒奪や三種の神器の奪取まで狙っていたという。これは、あまりにも為政者にとっては刺激的な説であり、江戸時代ま...『悟り』革命に出ていく

  • マッキンダーのハートランドから素戔嗚尊

    ◎世界情勢を面白がる暇はない20世紀初頭に出てきたマッキンダーのハートランド説。ハートランドの定義は、北極海と内陸以外に流れ込む川を持たない地域という意味で、シベリアとロシアが中核、南西はイランまでの地域で、チベットは含まない。要するに海洋から攻め込まれにくい寒冷の内陸平坦地域をハートランドと称し、航空戦力登場以前の帝国主義国家間の植民地獲得競争に一つのヒントを与えた。また東欧を制する者がハートランドを支配し、ハートランドを支配する者がユーラシアを支配するとも唱えた。ユーラシアの支配者と言えば、素戔嗚尊(すさのおのみこと)。出口王仁三郎説では、素戔嗚尊は元はユーラシア全域の支配者だったが、時代が下がるにつれ徐々に支配地を東側に縮小させていき、最後は根拠地を朝鮮に置いたとされる。このような説は、霊能力者が数千年レ...マッキンダーのハートランドから素戔嗚尊

  • 七覚支と七チャクラ

    ◎クンダリーニ・ヨーギの英雄としての釈迦七覚支は、ダンマパダなど伝統的な仏教の解釈では、七チャクラではないと解釈されているが、OSHOバグワンは、ことさらに七チャクラのことだと断定する(不滅の言葉ダンマパダⅡ/和尚/メルクマールP86-87)。法句経ダンマパダの89から『八九覚りのよすが(※)に心を正しく収め、執着なく貪りをすてるのを喜び、煩悩を滅ぼし尽くして輝く人は、現世において全く束縛から解きほごされている。』(ブッダの真理のことば感興のことば/岩波文庫P22から引用)※七覚支:広説仏教語大辞典では以下のとおり【七覺支】さとりを得るために役だつ七つの事がらの意。心の状態に応じて、存在を観察する上での注意・方法を七種にまとめたもの。七つの、さとりに役だつもの。さとりへ導く七つの項目。さとりの智慧を助ける七種の...七覚支と七チャクラ

  • すべての者は暴力におびえ死を恐れる

    ◎みずからに恥じて自己を制してダンマパダ(真理の言葉)の第10章暴力から『129すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。己が身をひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ。(略)131生きとし生ける者は幸せを求めている。もし暴力によって生きるものを害するならば、その人は自分の幸せを求めていても、死後には幸せが得られない。(略)133荒々しいことばを言うな。言われた人々は汝に言い返すだろう。怒りを含んだことばは苦痛である。報復が汝の身に至るであろう。(略)143みずからに恥じて自己を制し、良い馬が鞭を気にかけないように、世の非難を気にかけない人が、この世に誰か居るだろうか?』(ブッダの真理のことば感興のことば/岩波文庫P28-30から引用)ダンマパダは、冥想初心者向け、生活者向けの日常の行住坐臥...すべての者は暴力におびえ死を恐れる

  • やすらぎを求める人は実は多くない

    ◎やすらぎ或いは中道世の中には快楽を求める人がある一方で、自分がさいなまれることを好む人もいる。他人を責めたりさいなんだりすることを快楽として好む人もいる。これは、世の中のあらゆるいじめとサディズムであって、世の中のありとあらゆる場所で見かけるもの。家庭から社会まであらゆる組織の中の上方や、政治家なら権力者、カルトなら教祖としてよくいる方。一方で他人からちょっといじられることを好む人や他人から責めさいなまれることを内心好む人も多い。これは、苦しむのもまんざらではないという一種マゾヒズム的気分から来るものであって、酒飲みの心理の一面でもある。さて真の幸福を求める人は冥想修行者、求道者ではある。ところが、世間で幸福を求めるということは、隣人や同僚や知り合いよりリッチになったり成績上位になったり、名誉を得たりすること...やすらぎを求める人は実は多くない

  • 悪は早く善は遅い

    ◎人生は小さな物事からできている悪事を行った瞬間から、人は内心その報いに慄くものだ。これが、悪は早い。また悪事を行った反作用が現実に到来するのは後ではある。一方、善行を行っても、その報いは遥か後になってから現実化する。これが、善は遅い。だが善行を行って、その報いを期待した瞬間にその報いは実現しているという見方も忘れるべきではない。報酬を期待して善行は行ってはいけない。人生は小さな物事からできている。一つ一つの行為は些細なものに見えるかもしれないが、それが善にしろ悪にしろ無数の行為の長い連なりの一つである。まことに自分の失敗を甘く見てはいけないし、また自分の善行を軽んじてもいけない。一つ一つが大切なものだ。そういう謙虚さ、敬虔さ、感謝、祈りから神仏が出てくる。ところが、そういう人は、ルックスやファッションや行為の...悪は早く善は遅い

  • NHKのドラマ正直不動産と西山夜話

    ◎公案とマインド・コントロールこの度のロシアとアゾフ大隊の戦闘では、双方のプロパガンダ合戦が激しく、ディープ・フェイクも含めて真実をねじ曲げるとはこういうものかと考えさせらる。真実をねじ曲げることがどういうものかという点では、NHKのドラマ『正直不動産』も適当な材料である。『正直不動産』は、かつては嘘八百を並べた優秀な営業マン山ピーが、さる祟りにより嘘を言えない正直な不動産営業マンに変身して活躍する話。夢窓国師の西山夜話から。『初心者がいきなり禅をしても、どこから手をつければよいのかつかみどころがないものだ。そこで、あれこれと一人よがりをさせず公案に専念させるものである。つまり、心にルール・ルートを設定して、狂った思いやよこしまな算段を止めて、散乱する意識の流れを沈静して、一つに専念させるものである。云々』現代...NHKのドラマ正直不動産と西山夜話

  • 法雲三昧からニルビカルパ・サマーディ

    ◎52のレベルと見ている自分佐保田鶴治のヨーガ・スートラの4.29の訳『ヨーギが深智を得てもなんらの欲望をいだかず、あらゆる面の弁別智を知りつくしたならば、法雲三昧の境地が現れる。』(ヨーガ根本経典/佐保田鶴治/平河出版社P166から引用)これは法雲三昧を肯定的な意味で訳しているが、彼は注釈において、訳者によって意味が定まっていないことを述べている。学生の時にこれを読み、ならば真相はどちらにあるのかわからないままにこれを書いているのかと驚いたものだ。そんなこんなでインドに行こうとする動機を持つ人がいても不思議はないと思ったものだ。これに対しグレゴール・メーレやOSHOバグワンは、雲を否定的な意味にとる。『4.29永続的な識別知の中において、瞑想から得たどんなものからも自分自身を切り離せば、雲という特質を散り散り...法雲三昧からニルビカルパ・サマーディ

  • ヨーガをやっている人でヨーガ・スートラを読まない人

    ◎クリヤ・ヨーガへ日本の禅文化の草分けである夢窓国師。鎌倉の建長寺で、若い夢窓に対し先輩僧の語った言葉(西山夜話)。「古人が悟った時の言葉を読むのは、あくまで修行者に学ばせて悟りに導こうとするもの。ところが今は書かれた人の評判を信じて名誉欲や金銭欲のネタにする者が多い。あるいは自分のことを道人と称しながら、先輩に学ばず、禅語録を読まず、ただぼんやりと坐禅ばかりする者がいる。どちらの人々も禅語録が残されている理由を知らないからだ。今は末法の世で正師は稀である。せめて求道の志を励まして禅語録を読めば、古人の悟りのきっかけが、現代人の悟りのきっかけである。古今で違いのあろうはずはない。」禅でも坐禅だけひたすらやっていればよいという主張と経典を読んだり禅語録を読んだりすることも必要だという論争が昔からあったものだ。ヨー...ヨーガをやっている人でヨーガ・スートラを読まない人

  • 孤独でも人生を楽しめる人

    ◎寒山詩寒山は、天台山の山奥の洞窟に棲み、寺の食事係だった拾得から残飯をもらって日々を楽しんだという。人間には一人で生きていける人と一人では生きていけない人がいる。だが冥想修行の途中では、最後の方は、絶対的な孤独に追い込まれていくものだ。人は理不尽、不条理な目に遭い続けて行けばいくほど、孤立感を深める。最後は人間には何一つ救済などないところまで見切って、それまでの水平飛行から垂直ジャンプに転じる道もある。寒山詩。『(大意)智者よ、君は我を見捨てる愚者よ、私は君を見捨てる私は、愚者でもなく智者でもないだから交際をやめてしまおう夜になったら名月に歌い早朝を侵して白雲に舞う口も動かさず手も止めたままで端座冥想を続けるだけで、鬢髪が白髪になるのを待てようか。(書き下し)智者、君は我を抛(なげう)ち愚者、我は君を抛つ愚に...孤独でも人生を楽しめる人

  • 皇居の激しい空襲被害

    ◎神知らぬ民草のできることと結果第二次世界大戦末期の皇居の空襲被害については、戦後になってもあまりまとめて書かれたものを見たことがなかった。戦後になっても、いろいろと憚られることが多かったのだろう。『日本史の内幕/磯田道史/中央公論新社』では、宮内省主馬寮職員の日誌に次のことが書いてある由。『最初の被害は二月二十五日で「主馬寮分団・厩舎区に焼夷弾約百五十発落下」「火災を発生せる箇所、御裁縫所・済寧館(道場)前倉庫・・・用度課倉庫・内閣文庫(書庫)・御局(つぼね)等焼失」。二度目は三月十日の大空襲。「庁舎に対しては集団的焼夷弾の落下「あり」。宮内省主馬寮は全焼した。三度目は四月十三日で、皇室一家にミルクを提供する御料乳牛場の飼料庫などが焼けた。この日、雅楽奏者の職員等が焼死し、霊柩が二つ、宮内省内にならんだ。四月...皇居の激しい空襲被害

  • 七つの身体をそれぞれ確認する方法

    ◎ハードルは高いが世間体と虚栄に生きていない数パーセントの人へ。七つの身体をそれぞれ確認する方法については、過去足掛け18年のブログにバラバラに書いてはいるのだが、次のように考えている。七つの身体のうち、悟りとされるのは、アートマンとニルヴァーナ。だからと言って、肉体→エーテル体→アストラル体→コーザル体→アートマンと進む順路で行くわけではない。下方四身体から悟りに至ることは、ダンテス・ダイジの次の指摘で見られる。『肉体・意識・現象・宇宙・・・そのありとあらゆる出来事・・・これらは、すべて肉体に属するものにすぎぬ。どれほど高尚な形而上学的悩みも、肉体あってのものだねだ。一般に、クンダリニー・ヨーガは、アストラル体を基点とする。マントラ禅や丹田禅は、エーテル体を基点とする。公案禅や只管打坐は、メンタル体を基点とす...七つの身体をそれぞれ確認する方法

  • 本山博の宗教経験の進化

    ◎浅い霊感から神人合一まで本山博は、神秘体験は次のように進むと見る。1.霊感さる夫人が、いつも乗るバスが来たが、自分でも無意識のうちに、すいているのに乗らずに見送った。まもなく、そのバスは衝突事故を起こした。2.第一段階の宗教経験神の力に心身が満たされた感じを受ける。3.第二段階の宗教経験(1)無意識的無感覚的脱自状態『プラーナヤーマを行い、精神集中に入り心を眉間に集めて数分たつと、頭上より一条の光が頭頂を通して身体内にさしこんでくる。遥か上方に神の在(ましま)すのが感得され、その光と共に神の力が自己の内に流れ込むのを感じる。』(超感覚的なものとその世界―宗教経験の世界/本山博/宗教心理出版P238から引用)引き続いて、更に深まるシーンが続く。(2)意識的になったエクスタシー霊視、霊聴。本山博が冥想中に白衣の衣...本山博の宗教経験の進化

  • 民主主義とグローバリズム

    ◎自由と平等と、悟りへの仕掛け民主主義社会は、個人の人権を認め、その欲望の実現をサポートするものであるから、マニピュラ・チャクラにシンボライズされる自己実現の格好の土壌たり得る。ところが、国家を破壊する方向性とは、自由の名の下に国民一人一人に自由な願望実現を、なるべく無限に認めさせることである。どんな願望でも認めさせるということを下支えするためには、万人が平等であるという権利意識を強めることである。これは民主主義国家では普通に見られる事象だが、国家破壊を招かないために、法と秩序で国側はたがを締める。かくして年々歳々、自由と平等の権利主張が強化されていき、民主主義国家の個人へのくびきが緩められていくと、やがてグローバリズム、世界政府のようなものが発生、跋扈跳梁していくこととなる。そうしたものが起こる時期には、なぜ...民主主義とグローバリズム

  • フリーメーソンで人間が神に成る

    ◎男と女は神にまでいたる『フリーメーソン西欧神秘主義の変容/吉村正和/講談社現代新書』には、繰り返しフリーメーソンの最終的に目指すところがはっきりしないことが述べられている。モーツァルトの魔笛は、フリーメーソンの狙いが描かれているものとして有名だが、人間が神になるというくだりは、次のようにあっさりしたものだ。『愛の目的があきらかにしているのは女と男よりも高貴なものはないということ、男と女、女と男は、神にまでいたる。(第一幕十四場)徳性と正義が大道を名誉もて覆うとき、その時、この世は天国となり、死すべき人も神々に等しいものとなる。(第一幕十四場)』(上掲書P93-94から引用)魔笛においては、遍歴、旅という言葉が冥想修行を意味する。フリーメーソンには、徒弟、職人、親方の三位階あり、また三十三位階というのもあって、...フリーメーソンで人間が神に成る

  • OSHOバグワン似の王駘

    ◎明鏡止水荘子もOSHOバグワンも本人の悟境は相当なものだが、弟子の育成にはあまり熱心とは言えない。そうした人物の一人が荘子徳充符篇に出て来る王駘。覚者ならば、一人でも半人でも後継の覚者を打ち出すことが、絶対的な使命であるように言い慣わすのが常だが、荘子もOSHOバグワンも一休あたりもその点で異端と言えば異端と言えよう。王駘は、孔子同時代の人物。魯の国にあって、孔子を上回るファンを集めており、孔子の弟子は不思議に思っていた。王駘は、罪を犯して片足がなくなった人物であって、新興宗教の教祖のように立って講演したり、坐って議論はしない。それであってファン達は、空しく鬱屈した気分で彼の下へ行き、元気で充実した気分で帰って来る(虚にして往き、実にして帰る)。孔子は、彼について、『生死や天地が覆墜するようなことがあっても彼...OSHOバグワン似の王駘

  • ユダヤ人を迫害したことのない日本

    ◎ユダヤ通の少ない日本日本は、ユダヤ人を迫害したことがない数少ない国なのだが、そのことは日本人よりユダヤ人の方がよく知っているらしい。最近は、大金持ちのユダヤ人とそうでないユダヤ人がいて、彼らの政治行動は異なるらしいということが知られて来た。欧米でも、アメリカでも。この度のウクライナの戦争関連本を捜してみると馬淵睦夫氏の本によく当たる。何冊か読んでみたが、DS(ディープ・ステート)が背後にいて強い影響を与えているらしいというのはよくわかるのだ。だがことごとく、彼らが何のために戦争ファイナンスを行い、最終的に何のために世界統一をしたいと考えているかは描かれておらず、納得した気分にならないのである。戦争そのものは悪だが、DSの陰謀と主張するのであれば、DSの最終的な狙いを論じないと説得力不足だろうと感じる。明治維新...ユダヤ人を迫害したことのない日本

  • 心の散乱が苦痛と憂鬱と肢体の動揺と吸気と呼気を起す

    ◎ヨーガ実践者は空虚感を克服して、永遠に充実しているブラフマンに進入合一するヨーガ・スートラ1章31『苦痛と憂鬱と肢体の動揺と吸気と呼気とは、〔心の〕散乱に伴うものである。』これについてヴィヤーサの註解。『〔ヴィヤーサの註解〕『苦痛とは、〔i〕自身に由来するものと、〔ii〕外界の生きものに由来するものと、〔iii〕神々に由来するものとがある。苦痛とは、生きものどもがそれに逼迫されていて、または、それを滅するために努力するところのものである。憂鬱とは、欲求の実現に対する障礙のゆえに、心の動揺することである。肢体の動揺とは、肢体を動揺させ震動させることである。吸気とは、外にある風を吸いこむことである。呼気とは、腹中にある風を外に吐き出すことである。これらは、心の散乱にともなうものである。すなわち、心の散乱した人には...心の散乱が苦痛と憂鬱と肢体の動揺と吸気と呼気を起す

  • 老子、戦争を悪(にく)む

    ◎一人のできることは多寡がしれているが老子は只管打坐タイプの覚者だが、戦争への言及が多い。その一つに『大意:道を以って君主を補佐する者は、軍事力で天下を牛耳らない。軍事力には弊害が多い。戦争が発生した場所は荒廃し、大きな戦争があった後は、必ず飢饉不作の凶年となる。』『書き下し:道を以って人主を佐(たす)くる者は、兵を以って天下に強いず。その事は還るを好む。師の処(お)る所は、荊棘(けいきょく)焉(ここ)に生じ、大軍の後は、必ず凶年あり。(老子道徳経第三十章)』今般のロシアのウクライナ侵攻の特徴は、世界の人々が居ながらにして、戦争とは、罪のない人々が家を失い、財産を失い、職業を失い、家庭を切り裂かれ、命までも失うものであることを知ったこと。かつては従軍記者でもなければ、そうした戦場の現実に日々新たに触れることはな...老子、戦争を悪(にく)む

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