悟っていないマスターは危ない
◎中心疑う者は、その辞(じ)枝(わか)る易経の全体の構想を論じた繋辞下伝に、悟っていないマスターは危ないという記述がある。それは、『中心疑う者は、その辞(じ)枝(わか)る』という部分。つまり宇宙の中心、本質が本当にはわかっていない人物は、言っていることが枝分かれして辻褄が合わないということ。(大意:信義に叛いたり叛乱を起そうとする者は、その言葉には、何かを恥じているようなところがある。道について自分でも納得していない者は、言っていることが枝分かれして辻褄が合わない。悟っている人の言は少なく、悟っていない人は多言なものである。善人、善行をくさす人の言葉は空回りしがちであり、節操を失っている人の言葉は、鬱屈、卑屈なものである。)(書き下し:叛(そむ)かんとする者は、その辞慙(は)じ、中心疑う者は、その辞枝(わか)る...悟っていないマスターは危ない
2022/04/30 06:40