なかまにいれてあげてもいいよ。どお、やってみる?作者は保育園のねんちょうさん。男の子。やってみたいけど、ワニくんにまけないくらい口が大きくなくっちゃ・・。そうかもしれないなぁ。ハハハ。ぶくぶくあそびは、あそんでいてみつけたのかもしれません。ちいさいあわがぶくぶく。それをあつめて大きくするのがたいへん。おおきくなーれ、おおきくなーれ。やったー、できたぁ、せかいいちのおおきなぶくぶく。大ぶくぶくだ!バ...
文京区にある子どもの絵画造形教室です。 楽しい作品をご紹介。
大人顔負けのセンスにびっくりしたり、子どものころを思いだしたり・・・きれいで楽しい作品をご紹介しています。
外国の友だちを浅草に案内するのでそのときいっしょにどおかな?お父さんからそんなおさそいがあったそうです。行ってみたーい。もちろん作者もはじめてです。テレビではみたことがあるけれど、こんなに大きかったの?雷門のなかにつりさがっている大提灯にあらためてびっくりです。ここは人気のスポットなので外人も多く、ケイタイで写真をとる音がカシャッ、カシャッ。わたしも今日の記念に・・カシャッ。そのときの写真をもとに...
だいすきなものってなにかな。・・えっ、そんなにあるの?じゃあ、アトリエのなかでだいすきなものがあれば絵にしてみようね。作者は保育園にかよう女の子。ひとつめはくまさん。両手でかかえるほどの大きなくまさんは、男の子にも、おとなの人にも人気があります。ふたつめもすぐにわかりますね。にんぎょひめです。このものがたりは最近知ったそうです。それだけに作者にとってはただの人形ではなくなりました。この日はたまたま...
な、なんだ、あれは!そんなにおどろかないでくださーい。みんなー、いいわね、笑顔でパフォーマンスよ。はーい、はーい!作者は小学3年生の女の子。質問していいですか?どうぞー。どうして口をとじてわらっているんですか。 だってこんなとき口をあけてわらうと空気をのみこんで、おなかがぱんぱんになってしまうからでーす。色変わりになっているピエロの洋服になにか意味があるんですか?もちろんあります。ほら、両手...
大人のアトリエから鉛筆淡彩のご紹介です。今回の主役は影です。影のなかに感じられるかすかなビブラート。それを鉛筆の濃淡だけでいかに美しく表現できるか。霧のなかにおぼろげに見えてくるような花影のはかなさ。茎がつくりだした水平にひろがる影に対して、花と松ぼっくりの影はそれから離れるようにななめ下へと、三連符のようにつながりながらおりていきます。このかすかな和音を絵のなかにもひびかせたい。それを感じとって...
これですか?そっちじゃありませーん。わかってます。こちらはタグボートといってあんないをするやくめなんですからね。でも、のれるのならそれでもいいかなぁ・・。作者は小学1年生の男の子。自分でかいた絵なんですからえんりょせずにいちばんいい部屋をおえらびください。それじゃあ、ここがいい。たしかに見晴らしはよさそう。鉄はそのままだとしずむけど、船のかたちにすると浮くんだ。作者はそんな知識を披露(ひろう)して...
わたし、ちょうちょです。あなたは?ぼく、ただの虫です。ウィンクなんかされてもこまってしまうなぁ。作者は小学1年生の女の子。テントウムシだってすぐにわかったわ。はずかしがらなくてもいいのに。ダイヤモンドやルビー、星やエメラルドがきらきらとひかっているこのはねをみなさんにみていただきたいの。たくさん宝石がついていても重たいなんてことはありません。 てんとう虫くんのためにひとりファッションショーです。ど...
いまでもこの歌、だいすきです。いまでもっていうことはあかちゃんだったときからっていうこと?作者は小学2年生の女の子。いいな、いいなー。そんな歌があって。ライオンくんはうらやましがっています。おたんじょうびにあつまってくれてありがとう。ぞうさんが長いはなを空にむけて水をまくときらきらとにじがあらわれました。わ、わッ、すごーい。こんな近くで見られるなんて。だけどぞうさんってはなが長いだけじゃなくてから...
すごい高さだね。マンションの10かいとおなじなんだ!ふきながしがこんなにゆれている。みんないっしょうけんめいおよいでいて、さぼってるのなんて、いないね。みんなに見てもらってきもちがよさそう。え、窓のところじゃなくてまだいるの? どこ、どこ?見ぃーつけた!(絵のいちばん下のところです)じゃあ、こんどはいちばんなかのいいっていうこの友だちを紹介してね。あっ、花びらがふってきました。いい香りがあたりいちめ...
もえてるみたい。まっ赤だものね。 ほんと。でも、夕やけってぜんぜんあつくなーい。あつかったらたいへんですよ。やきとりになってしまうじゃありませんか。ええ? それじゃああっちは、やきくじらなの?キャーッ!作者は小学1年生の女の子。水彩。ぼ、ぼくはどうなの?キャー、キャーと笑いころげる声はしばらくはとまらないでしょう。でも、いちばん星がかがやき、ゆっくりと夕やみがおりてきます。夕やけとともに去って...
みなさんが寝静まったころアトリエのなかではファッション人形たちのファッションショーがひそかにひらかれていたのです。ついにつきとめました。作者は小学2年生の女の子。水彩。みんなには、ないしょにしておきますからそのかわりに・・みせてくれませんか?あらら! どうしましょう。いいんじゃないの。見てくれるひとがいれば楽しいし・・。でも毎日ではないの。みかづきが窓のむこうに見えるときだけなの。それでいいのなら...
フランス製の陶器でできた小さなオルゴール。かわいらしい音をたて、くるくるまわり、きれいなメロディーをかなでます。そこからモーツァルトが活躍していた時代へとイメージがひろがり、恋人たちの姿がうかんできました。作者は中学生。油彩。バイオリンをひいているこの姿がなんともかわいらしい。こどもにはバイオリンをならわせたいなぁ。将来、いいパパになりそうなやさしい表情をしています。あら、わたしはだんぜんピアノが...
あっ、そんなことしたら、つぶれてしまうじゃないの。おねえさんと妹がえがかれていますが、この絵の作者は小学3年生の姉のほうです。水彩。 ふたりが立っている場所はどこだと思いますか。ちょっとむずかしいかもしれませんね。こうすればどうでしょう。そう、そのとおり。ふたりは巨大なプリンのてっぺんに立って、目の下にひろがる「スイーツ なりきりキャラワールド」をながめています。かわいいキャラがスイーツにな...
窓をあければフラミンゴがみえる。 えッ、ほんとう?もちろんほんとうだよ。ほら。作者は小学1年生の男の子。水彩。すごいなぁ! 飼ってるの?そう言ってみたくなる気持ちはわかります。でも窓をあけるとこんな景色が目にとびこんできたらなんとたのしいことか。カラスでも、はくちょうでもなく、フラミンゴというところがすばらしい。フラミンゴだとすぐにわかるのは脚(あし)です。平行(へいこう)とか、垂直(すいちょく)...
毛糸玉には春には春の、秋には秋の、それに触れるよろこびがあります。軽くてやさしい手ざわりを思い出してください。大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。ここには三つの毛糸玉がたくみな描写でえがき分けられています。(1)買ってきたばかりでラベルがついています。さあやるぞ、そんな高揚感がたくされています。(2) すこしほどいた毛糸玉の、てのひらに乗せたときのふわふわ感がそのまま伝わってきます。 (3)仕事...
おまちどうさま、そういってくれそうな春がもうそこまできています。今回は大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。戸外の水やりには欠かせない如雨露(じょうろ)。その金属性の光沢と花びらのやわらかさを鉛筆の濃淡だけで表現しました。花がモチーフになっているので数か所、色をつけています。 そのせいか古楽器のピアノでかなでられるような、ピアニッシモといってもいい色彩のひびきが絵の全体にひ...
おもいっきり笑いたくなったわ。ひなまつりがおわってほっとしたのでしょう。もう、すましていないで、顔がとけるくらい笑ってもいいんですよ。 作者は小学1年生の女の子。アイスクリームじゃないんだから・・でもとけているかしら。とけていても、とけてるなんて言えないなぁ。じゃあ、ご自分はどうなの?だからニコニコしているんだ。みなさん、おやくめごくろうさまでした。しまわれてしまう前にもう少し春の風をたのしん...
ほんとですか? もちろんです。ためしにいっしょにやってみませんか?作者は小学1年生の女の子。天までとどけー。こんなふうに両手をあげて、思いきりわらえばいいんです。バンザーイはみんなで力をあわせなにかをやって、おわったときの、そのときの気持ちをストレートに表現できるまほうのことばです。大きな画用紙をぜーんぶバンザーイでうめる。あのじぶんかってなねこちゃんがいっぴきのこらず目をほそめての笑顔です。思い...
雪の日の楽しさをテディベアになりきってえがきました。お部屋のなかはハートマークがいっぱいです。作者は小学1年生の女の子。あのー、おじゃましてもいいですか?どうぞー。りんごにぶどう、パイナップルにメロン。すごいですね。もちろんいただきます。でも、そのまえにちょっと窓をのぞかせてください。おおー、すごーい。こんなきれいで、かわいらしい雪、はじめてみました。とてもすてきです。あれ、あんなところに雪だるま...
「 なに、どうした?」 「うしろがついてきていません!」「どういうことなのだッ!」「たぶん、まいごになったのだと思います。」作者は小学2年生の男の子。水彩。隊長さん、かなりおこっているみたいです。「うしろのみんながまいごなのか、それとも、まさか・・おれたちのほうが?」さあ、どうしましょう。隊長にじぶんたちが、まいごになったなんていえませんよね。赤いマントの人形を、となりにもたれかかるようにえがい...
わたしのために踊ってくれるの?うれしいなぁ。 だったらいっしょに踊りませんか? でも・・あたまの上にほら、こんなボンボンが・・。作者は小学4年生の女の子。水彩です。だったら踊るのはこっちにまかせてね。あれっ、三人じゃなかった? もうあそこでくるくると回転の練習です。それより、そのかわいらしいドレスをもっとよく見たいなぁ。えりもとのグリーンがとてもきれい。それにちょうちん袖(そで)がすてき。黒...
名前は知らなくてもどこかで出会ったことがある。見たことがある。今回は「大人のアトリエ」からそんな野の花や実をえがいた作品をご紹介します。摘んだことがある。なつかしいなぁ。多くの人がそんな経験をおもちでしょう。四つ葉だったときのうれしさ。 この花は「見つける」がもっとも正しい求めかた。そう言い切ってもいいような気がします。都会にすんでいると花屋でしか手にはいらないものがほとんどですが、とき...
これはフランスの蚤の市でもとめたものなのでカルーセルがふさわしいでしょう。今回は大人のアトリエより鉛筆画による回転木馬のご紹介です。遊園地で回転木馬にのったことがあるこどもにとっては楽しいモチーフです。しかしその世界から色をぬけば拍手や歓声などの音が消えて、ぎゃくに欠けてしまった脚(あし)や、体をつらぬく棒だけが目につくかもしれません。けれども鉛筆画では濃淡だけというストイックな表現のせいで、永遠...
少しあごをあげ、ななめに見下ろすこの表情にはエゴン・シーレの本質がかくされているのではないか。それにうながされ、それを感じるためにも模写してみたい。作者は大学生。油彩。「ほおづきのある自画像」(1912年)模写「ほおづきのある自画像」(1912年)エゴン・シーレ模写が完成したあと作者はまるで自分自身がエゴン・シーレになって自画像をえがいたような作品を描きました。このだいたんなチャレンジをひとつづきの...
花びらのように雪がふってくる・・。そんなしずけさを絵のなかに表現したい。作者は小学5年生の女の子。水彩。音がなければしずけさがうまれる・・。いいえ、音がなければそれはただの無音です。おなじ形の木が絵のなかにしずかなリズムをつくりだしています。花びらの重さだけでふってくるような雪。それをひとひら、ひとひら、ていねいにかきこみました。灰いろで、とうめい感のある、どこか日本画のすみ絵をおもわせるような色...
ことしもアトリエ10のこどもたちの作品をたのしく紹介していきたいと思っています。いちどう、れい!作者は小4の男の子。あれれ、こまったぞ。おじぎをしてもすぐにもとにもどってしまう。たしかにわたしたちはだるまさんなのでペコリというようなおじぎはにがてです。でも、ころがされても立ちあがるという勇気があるからこそみんなに愛されているのではないか。えへん。作者は、こんなだるまさんたちをひとつにまとめるために美...
たのしいクリスマスもおわった。学校も休みだ。あとはお正月をまつばかりです。お正月といえばたのしみは「・・・」。「・・・」のところにはいることばはきまっていますよね。そう、「お」のつくことばです。ぼくもそれがほしいな。ぼくもだ。あのね、きみたち、それがなんなのかわかっているの?もちろんさ。だったら、いち、にの、さんで、どうじに、そのこたえ、いってみてよ。じゃあ、いくよ、いち、にの、さん。司馬遼太郎さ...
空にたくさんの星がかがやいているのを満天の星といいます。クリスマスのかざりもので満天のクリスマスをつくったらおもしろそう。作者は小学3年生の女の子。水彩。いまクリスマスのかざりものが星座のようにゆっくりと空をおおっていくところです。星も、星くずもかきこみました。みんな、みんな、地上の星になーれ! 人形たちの表情もおどろいていたり、すましていたり、のんびりしていたりとさまざま。でも夜になって見上...
クリスマスパーティをおひきうけいたします。はやめにご予約くださーい。クリスマス・プレゼントもはいたつしてくれるのですか?もちろんです。たのしいクリスマスのおてつだいをいたします。わたしにおまかせください。作者は小学2年生のおんなのこ。水彩。どんなことをしてくれるのですか?ジングルベルをうたいみんなでとびまわっておどるのはどうでしょう。サンタクロースが登場するときにはリボンや星や花がきらきらと...
ぼくがサンタで、サンタがボクだってこと、知ってた?うーん、なんとなく、そうじゃないかとおもっていたんだけど、やっぱりそうなんだ。作者は小学2年生の男の子。水彩。いまはいそがしいんじゃないの?いそがしいのはこれから。それよりいまはトナカイとどうなかよくなるかがだいじなんだ。首にしがみついてはいけない。体はななめにまっすぐにする。いろいろやくそくがあるの。雨にも、雪にも、かみなりにもおどろいたりさわい...
そんなこときかれても食べるのまだこれからだもの。おいしいにきまっているわ!作者は小学4年生の女の子。サクランボのはいったメロンソーダのグラスの底の部分が、うでのむこうにちらっとみえます。たったこれだけの表現ですがいろいろなことをおしえてくれます。大きな画像でおくりたいのでスマホをぐっとちかずけたんですね。うでがメロンソーダをすっぽりとかくしています。うまくとれたかな。よし、これならだいじょうぶ。ス...
まったくちがうテーマでえがいたふたりの絵ですが、ならべてみるとふしぎに調和するものがあります。作者は小学4年生の姉と小学1年生のいもうと。宇宙の絵では うつくしい輪をもった土星が、右したのほうに3分の1ほどすがたをあらわしています。こちらがわに太陽があって、あれはたぶん地球。表面にかすかに大陸のかげが見えています。やや近くにある。とても遠くにある。かなり接近している。はるかに遠いところにある。こと...
A4サイズというのは 297mm × 210 mm。材料は木片です。つみかさねればたてものができそう。小さなものを作ればA4サイズでも広く感じられるかもしれない。時間がかかりましたが、個性的で楽しい作品ができあがりました。このかいだんをあがっておりて・・。わんちゃんの足あとが、なんとかわいらしいハートマークになっています。濃いブルーを使った色のくみあわせはより立体感を感じさせます。計算されたバランス感覚...
木の表面ってこんなかんじなんだ。そっとふれてみる。ならべる、たてかける、かさねる。うごかしてみることでしだいにイメージができてきます。アトリエ10にはいつもふしぎな見物客がいます。集中しているみたい。じゃましないようにしなくちゃね。ひそひそ。コカコーラの赤い箱の上でみまもっています。いっぽうこちらではあれあれ、あんなところで、ふんぞりかえって、まだですかー。まだまだですよー。すこしはてつだって...
ディズニーランドみたいなワンダーランドができたらいいなぁ。いつもとはちがうアクリル絵のぐをぬる気持ちよさ。みているだけでもそれがつたわってきます。A4 サイズの木製パネルだけはすべての作品に共通です。こちらは、たたかう前のいっしゅんのしずけさでしょうか。真剣勝負(しんけんしょうぶ)のそんな表情をちらっとみせてくれました。こういうところはね、こうやってしっかりおさえてくっつければいいの。ほら、ね。じっ...
おどかされるより、おどかすほうがだんぜん楽しい。ぼくにもやらせてー!おばけになりたい人があつまってハロウィンパーティです。作者は小学5年生の女の子。油彩。おばけだぞぉー。もう、びっくりさせないでよ。足がでているじゃないの、〇〇くんでしょ。ワッハッハー。わしにはこんなにかわいい手下どもがいるぞー!わたしにだってこんなにちから強いみかたがいるんですからね。そろそろきねんさつえいなんてどうでしょう?さん...
こんなに おおきな かぼちゃ、見たことない。ほんとにかぼちゃなの?むりもありません。でも、これも あれも、みーんな かぼちゃです。作者は小学1年生の男の子。水彩。ハロウィンだからしっかり絵にかいてね、とどのかぼちゃもアピールしているかのよう。それにこたえようとしているのが作者と、作者の分身みたいなふたつの人形。こちらはかぼちゃをくりぬいてつくるかぼちゃランタンにぴったりです。でも人形たちと作者のいちお...
わたしたちってなんだか歯がぬけてるみたいにみえない?そんなことないよ。笑顔がいいってほめてもらったもの。そうだよね、スマイルで、Happy Halloween !作者は小学4年生の女の子。水彩。あのぅ・・いっしょにいれてもらえませんか?いいんですか? うれしいなぁ。サンキュー。ついでにもうひとりしょうかいしたい友だちがいるんだけど・・。すごーく、かっこいいやつです。おーい、こっち、こっち。おまたせしました。わ...
おまえはどこからやってきたの?みたことないなぁ。それもそのはず、メキシコのオアハカという土地でつくられた木ぼりの民芸品です。作者は小学3年生の女の子。オアハカの民芸品は個性的な色彩とかたちで人気があります。ねこというより、動物園のもうじゅうのおりのなかにいそうですが、民芸品ですから手にとれます。 ねこにそんなしっぽ、ありえない。そうかもしれません。 でも長いしっぽのねこもいれば、みじかいねこもいま...
もう秋です。ハロウィン人形さん、そろそろあなたの出番ですよー。そうだよね、長い夏だったなぁ。まちくたびれたんじゃないの?そんなことないよー。でも、そんなことあるよー、みたいな顔です。作者は小学4年生の女の子。油絵。ハロウィン人形のグリーンと、コンポートのグリーン。このグリーンをひきたてているのが元気いっぱいの赤。とうもろこしに、かぼちゃに、ぶどう。みのりの秋のよろこびがこの赤い色にたくされています...
中継画像がとどきました。地下鉄は巨大ないきものとともに、いま宇宙を飛んでいます。ええッ、どういうこと?作者は小学5年生の男の子。巨大ないきものってなんですか?鳥のようなつばさがあって、くちからはロケットエンジンのような火をふいています。この足の指とツメなら 地下鉄をまるごとつかめそうです。まわりのじょうきょうはどんなですか?うさぎがいます。もしかしたら月にいるうさぎかもしれません。文字がちょっと...
この部屋にとまれるのはきょうだけ。アンは絶望の底にいました。大好きな赤毛のアンの部屋を絵にしたい。作者は中学2年生の女の子。油絵。舞台はカナダのプリンス・エドワード島。孤児院でそだったアンは養子になるためにやってきたのですが、農家のシュウとマリラの希望は男の子でした。今晩だけはその少年のために用意された部屋にとめてもらえる。でも、あしたは・・。壁にかかったワンピース。身のまわりのものをつめこんだだ...
あのね、お花であそんだりしてはだめなの。じぶんこそ、それにふさわしい。そんな顔をしていてほしいの。作者は小学4年生の女の子。油絵。あたまのいいわんちゃんだそうで、作者のおもいをちゃんとうけとめてくれたそうです。でもどうなんでしょう。ひょっとして、だいすきなごちそうをみせて「待てっ」と号令をかけて・・。いえ、いえ、この木でできたいすはわんちゃんのためにつくったもの。おなかをぺたんとくっつけたこのポー...
あかいくつをはいておでかけですか?こんなにいい天気ですからね。作者は4さいの女の子。油彩。ええっ?くつは、きょうがはじめて?とってもかわいらしくて、よくにあっていますよ。みんなにみせてあげてくださいな。かるいのでぴょんぴょんできるの?それはよかった。でもしゃしん、とりたいのでちょっとだけじっとしていてください。お花ばたけでみみをぴんとはりあげ、はい、ポーズ。なによりも、ピンクのストライプのもようが...
138億年まえ大爆発(ビッグバン)がおきて宇宙がうまれました。それを見たひとはだれもいません。だれも見たことのないものをえがいてみたい。作者は小学6年生の男の子。作者の想像力は、時間をこえ、空間をこえ、いままさに目の前でビッグバンがおこっています。だれも想像しなかったような美しさです。ここが中心なのでしょう。地球がうまれるまでにはさらに気のとおくなるような時間がかかっています。そんな地球の上でひとり...
おーい、フラミンゴくーん、なにしているのー。ぴくりとも動きません。いっぽん足でかっこいいなぁ。作者は小学1年生の男の子。青空にうかんだ白い雲。なんとも気持ちがよさそうです。おなじ間隔(かんかく)でならんだフラミンゴ。カメラマンだったらシャッターチャンス!こうさけんだことでしょう。絵ではじぶんでそれをつくりだすことができます。フラミンゴたちにとってはいまがいちばんしあわせなとき。目をこらしてみてくだ...
だいすきなにんぎょひめの物語を絵にしたい。作者は小学三年生の女の子。水彩。にんぎょひめの物語はもともとはアンデルセンによってかかれた童話です。ディズニーで何回もアニメ化され、いまでもその人気はおとろえません。貝がらをはりつけたドレス。これをみただけでこちらがにんぎょひめであることがすぐにわかります。さらに足もとをみていただくと足があることでならんでいるもうひとりは人間になったときのにんぎょひめであ...
ふと目をあげると波の音が聞こえてきそうです。そんなふうに思えるのは砂にひざをついてま上からながめたようなこの構図のせいかもしれません。 作者は小学4年生の女の子。整列させるのでも、ちらばすのでもない。人の手がくわわっているけれども自然に感じられるように大きな貝、小さな貝をうまくならべました。みどり、あお、むらさき、黄色といった光のつぶで絵に動きと明るさをあたえています。こうしたちょっと...
夏の夜ってなんだか楽しい。どうしてかなぁ。作者は小学五年生の女の 子。油絵。夏の夜が五感(目、耳、鼻、口、ひふ)にあたえてくれる楽しさ。それがこの絵のテーマです。わーっ、きれい。花火は目で楽しむとどうじに、その音でも楽しませてくれます。(目、耳)汗をかきながらたべるのにすいかほどふさわしいものはありません。赤、みどり、黒というはでな色はまさに夏のくだもの。あじわうのはもちろんのことすいかには独特の...
「おめでとうございます!」「まあ、うれしい。きてくれたのね」作者は幼稚園の年長さん、女の子。 小さな女の子にとって結婚式に出席するというのは、自分が花よめになったかのような大きなイベントです。ちゃんとごあいさつできるかなぁ。(まえの日からどきどき)この日のためにすてきなドレスをつくってもらいました。いつかおうじさまみたいなこんなひとが自分のまえにあらわれたらいいなぁ。ハンサムで、足がながーーく...
こんなにすごいジャンプ、みたことがな~い!そのしゅんかんをとらえました。作者は小学1年生の男の子。この絵のほんとうのすごさは作者におしえてもらわないとわからないかもしれません。もちろん、いちばん高くとんだシャチが主役。でもそれだけではありません。ホッキョクグマの目のまえではいま、2ひきのイッカク(クジラのなかま)が、あたまだけ水面につきだし、ツノをつきあわせています。こちらはゾウのようにもみえます...
ごあんないします。わたしのつくったすいぞくかんです。作者は小学3年生の女の子。水彩。ペンギンのえさやり こども10円 おとな50円やってみたーい!あの赤ちゃんペンギンにえさをあげたらどんなふうにしてよろこぶのかなぁ。これだけではありません。イルカとアシカのショーもあります。これもみたーい!クラゲとのしゃしんさつえいなんていかがですか。ゆーら、ゆーら。しゃしんさつえい 200円すいぞくかんで「か」のつくい...
「ブログリーダー」を活用して、アトリエ10美術研究所さんをフォローしませんか?
なかまにいれてあげてもいいよ。どお、やってみる?作者は保育園のねんちょうさん。男の子。やってみたいけど、ワニくんにまけないくらい口が大きくなくっちゃ・・。そうかもしれないなぁ。ハハハ。ぶくぶくあそびは、あそんでいてみつけたのかもしれません。ちいさいあわがぶくぶく。それをあつめて大きくするのがたいへん。おおきくなーれ、おおきくなーれ。やったー、できたぁ、せかいいちのおおきなぶくぶく。大ぶくぶくだ!バ...
もちろん個室です。あっ、その前にかならずくびわをはずしていただくことに・・。作者は小学2年生の女の子。ワンちゃんがひとりでおとまりできるホテルがあったらいいなぁ。ひとりで?作者のあたまのなかにはいっぴきで、なんていう表現はないようです。家族でとまったホテルでの楽しさがこの絵のイメージにつながったのでしょう。わたしがワンちゃんだったらもちろん、だいさんせーい。 散歩もいいけどたまには、つながれて...
作者は保育園にかよう5才の男の子。おくじょうのあのふたりはおうさまをおまもりするボディーガードなのでしょう。ここはとくに警備(けいび)がきびしいのです。せいふくをみればそれがよくわかります。「あの~、王さまはどこにいるんですか?」「そんなこといえません」「どうして?」「だめなものはだめ」「ここは王さまだけがとおるところです。見学なんかできません」大きい窓がよっつ、ちいさい窓がふたつ、きれいなステン...
東京都文京区にある子どもの絵画教室です。今週の最新作からご紹介 画像をクリックすることでその作品のたのしい解説をお読みいただけます。ワンちゃんのためのホテルはいかが?ワンちゃんがひとりでおとまりできるホテルがあったらいいなぁ。↓おしろをまもるガードマンええっ、はいれないんですか?どうしよう・・。 ↓JR東日本 水道橋駅こちらからごあんないいたしまーす。↓あっ、にじだ! ペガサスも!こちらからどうぞ。↓...
これって、JRの水道橋の駅だよね。ほかのこどもたちもすぐに気がつきました。のっぽでひらたいあのビルがそびえています。電車が駅の構内にはいっていくところも小さくえがかれています。作者は小学5年生 男の子。油彩。東京ドームへは、JRのこの駅でおりればいい。それを知っているだけに、これがあの駅なの!というビックリマークがついてしまいました。単純化された形ががっしりと色をささえ、その色がつぎの色をよびよせ...
ながれ星がふたつ、すーっと、にじのなかにすいこまれていきました。みんなで、あのきれいなにじのところにあつまろうね。作者は保育園にかよう女の子、5歳。ペガサスという名前をしっていることだけでもすごいのに、つばさをもつその白い馬をにじの色で変身させてしまいました。このペガサスは、小さな花たばをもっています。あらら・・・わたしに?ドキドキ・・・うっとり。まつげのえがきかたがかわいくて、「ドキドキ」と「う...
「顔、ひきつっていないか?」 「王さま、もっとリラックスしてください」「ひげ、ぴんとたっているかなぁ?」 「かんぺきです」あっ、まぶしい! 「目をつぶらないでくださいよ。いまあかりの調節をしているんですから」「手をつなごうか」「いえ、まっすぐに、おろしているようにいわれました」「かわいい顔して、ちゅうもんがおおいなぁ」 作者は小学二年生の女の子。「わたしたちの立っているぶたいのここがせりだすそう...
ちょっとじまんしてる?すこしはね。そうですよ、じまんさせてあげましょう。だってあいては「お・ ながどり」です。「お ・みじかどり」ではないんですから。こんなに長い羽ではどろんこあそびなんかできません。おかあさんどりはきっとこういうはずです。羽をよごしたらどうするの!あなたは、とくべつなんですから。みあげたらものすごくながーい!あごがいたくなるほどです。羽のところのブルーがかっこいいなぁ。 だけど...
だれだって大声でどなりたくなるようなときはあります。だいさんせい!さあ、ここでおもいっきりほえていただきましょう。作者は小学2年生の男の子。水彩画。なんだかおなかがすいたっていってるみたいだ。じゃあきみはどうなの?これだよ、このカッコイイしまもようを見てくれえー!なんだい、そんなことよりたいせつなのは顔だろう。いまにも食いつきそうな、こういう顔でなくっちゃ。でもね、きみたち、せっかくあつまったんだ...
影をかきこんだとき、絵が立体的に見えただけではありませんでした。あっ、こういうことだったのか・・。作者は小学5年生の女の子。色鉛筆画。絵のなかにある4つの色はパレットの上で絵の具をまぜてつくりだした色ではありません。色えんぴつで何本もの線をえがき、それをすこしずつひろげ、平面化していく。ちょっとさわってみたくなるようなくだものの皮の手ざわりがじょうずにでています。スポットライトを複数つかうことでか...
わたしたちはイースターバニーです。小学4年生の女の子 ( 作者 ) がわたしたちを絵のモデルにえらんでくれました。耳が長ければうさぎにみえる?だれですかぁー、そんなことをいったのは。イースターの日には、たくさんのおしごとがあるのですから・・。それどころではありません。ああ、いそがしい。いそがしい!いったいあなたたち、どうして、そんなにいそがしいんですか?えーっとですね、こちらをよんで、絵のなかの番号とて...
「スパイダー」って、クモのことなんだ。アトリエにあったフィギアから高さ30センチはあるこれを、すっとえらびました。作者は小学1年生の女の子。水彩。あしは8ほん。そのくもが、タイツの赤いところに巣(す)をつくっています。きゃーっ、きもちがわるい!この作者は、これとはまったく、ぎゃく。タイツについているくもの巣ってかっこいい!この絵でいちばんむずかしかったのはどこ?こぶしをつくってみせてくれました。上の...
ひこうきはくものあいだをぬけ、すがたをあらわしました。みあげるようにして、ごらんください。いいぞー、がんばれぇー!作者は保育園のねんちょうさん。男の子。くもは、がようしを指でちぎって、はりつけました。どんなふうにすればくもらしくみえるかなぁ。機体(きたい)はレインボーカラー、にじのいろです。なかまのひこうきもおうえんにやってきてくれました。くもなんて、とびばこだぁ。かんたんにとびこせるよー。とおく...
ごはん、たけましたよ~。「すいはんき」がおしえてくれました。しゃもじにごはんつぶがくっついています。ここでは、ごはんが主役です。でも、「ごはん協奏曲」ですから主役だけでは協奏曲になりません。そこで主役をいかすために、おいしいものたちがさまざまにもりあげてくれます。日本人なら、こうでなくっちゃ・・・ごはんとみそしる。そこにめだまやきがあったらさいこーっ!「ごはん協奏曲」を指揮(しき)しているのはいか...
作者は、保育園にかよう男の子。年長さん。「 きけんせいぶつ 」ということばをしっていることだけでもすごーい。 図鑑(ずかん)ももっているとのこと。「きけんせいぶつ」はどれもが毒(どく)をもっています。おこっているもの。(きけんせいぶつをあまく見るな~)あそんでいるもの(きみたち、じゃれあってあそんでいるんじゃないの?)さぼっているもの/ねらっているものあやしげなものいろいろですが、この絵のなかで...
マトリョーシカ人形さんが まいごです! どこで ? 絵のなかです。にんずうは ? よにん。 とくちょうは ? かわいいマトリューシカ人形さん。作者は幼稚園の年長さん。水彩、クレヨン。かわいいもようばかりなのでみとれていて、かえりみちがわからなくなったようなのです。この作品は四角いちいさな布をつないでつくるパッチワークのように、画用紙の上にいろとりどりの四角をつないでで...
あれっ、くるみわり人形の王さまだとばかり思っていました。しつれい、いたしました。作者は小学4年生の男の子。水彩、マーカー。思うのはかってだが、これが目に、はいらぬか!わからなければおまえの頭をたいこだと思ってストトン、ストトンとたたくぞ。バチさばきは、きれいなハの字でみごとにきまっています。この絵ではふたつのものが左と右でデュエットになって、楽しいリズムをつくりあげています。わたしは たいこの 王...
質問してもいいですか。ええ、どうぞ。どうして0才ってわかるんですか?写真があるからです。おじいちゃんにだっこされているのは0才のわたし。その写真を10才のわたしが油絵にしました。作者は小学4年生。写真はある日、ある時のできごとをせいかくに記録してくれます。でも写真が 記録 なら絵は、きおく です。きおくは思い出につながります。おじいちゃん、ちょっときんちょうしています。10才になったわたし...
たからばこをつくろう その 2【幼稚園から小学5年生までの代表的な作品です。六角形の木の箱にカラフルなモザイク板をこまかくくだいて、設計図をもとに制作しています。さまざまなビーズを使い、仕上げにはアクリルえのぐを使用しました。それぞれ個性的な作品になりました。】ふたをあけやすくするためにもちてとしてペットボトルのふたをちょこんとつけました。このアイデアがたのしくて、またすばらしい。余白をのこす...
たからばこをつくろう その 1【幼稚園から小学5年生までの代表的な作品です。六角形の木の箱にカラフルなモザイク板をこまかくくだいて、設計図をもとに制作しています。さまざまなビーズを使い、仕上げにはアクリルえのぐを使用しました。それぞれ個性的な作品になりました。】どれもつまむことができるものばかり。それをうまくまとめると、色と色がきそいあい、あでやかなたからばこになりました。みず色としゅ色がふれ...
外国の友だちを浅草に案内するのでそのときいっしょにどおかな?お父さんからそんなおさそいがあったそうです。行ってみたーい。もちろん作者もはじめてです。テレビではみたことがあるけれど、こんなに大きかったの?雷門のなかにつりさがっている大提灯にあらためてびっくりです。ここは人気のスポットなので外人も多く、ケイタイで写真をとる音がカシャッ、カシャッ。わたしも今日の記念に・・カシャッ。そのときの写真をもとに...
だいすきなものってなにかな。・・えっ、そんなにあるの?じゃあ、アトリエのなかでだいすきなものがあれば絵にしてみようね。作者は保育園にかよう女の子。ひとつめはくまさん。両手でかかえるほどの大きなくまさんは、男の子にも、おとなの人にも人気があります。ふたつめもすぐにわかりますね。にんぎょひめです。このものがたりは最近知ったそうです。それだけに作者にとってはただの人形ではなくなりました。この日はたまたま...
な、なんだ、あれは!そんなにおどろかないでくださーい。みんなー、いいわね、笑顔でパフォーマンスよ。はーい、はーい!作者は小学3年生の女の子。質問していいですか?どうぞー。どうして口をとじてわらっているんですか。 だってこんなとき口をあけてわらうと空気をのみこんで、おなかがぱんぱんになってしまうからでーす。色変わりになっているピエロの洋服になにか意味があるんですか?もちろんあります。ほら、両手...
大人のアトリエから鉛筆淡彩のご紹介です。今回の主役は影です。影のなかに感じられるかすかなビブラート。それを鉛筆の濃淡だけでいかに美しく表現できるか。霧のなかにおぼろげに見えてくるような花影のはかなさ。茎がつくりだした水平にひろがる影に対して、花と松ぼっくりの影はそれから離れるようにななめ下へと、三連符のようにつながりながらおりていきます。このかすかな和音を絵のなかにもひびかせたい。それを感じとって...
これですか?そっちじゃありませーん。わかってます。こちらはタグボートといってあんないをするやくめなんですからね。でも、のれるのならそれでもいいかなぁ・・。作者は小学1年生の男の子。自分でかいた絵なんですからえんりょせずにいちばんいい部屋をおえらびください。それじゃあ、ここがいい。たしかに見晴らしはよさそう。鉄はそのままだとしずむけど、船のかたちにすると浮くんだ。作者はそんな知識を披露(ひろう)して...
わたし、ちょうちょです。あなたは?ぼく、ただの虫です。ウィンクなんかされてもこまってしまうなぁ。作者は小学1年生の女の子。テントウムシだってすぐにわかったわ。はずかしがらなくてもいいのに。ダイヤモンドやルビー、星やエメラルドがきらきらとひかっているこのはねをみなさんにみていただきたいの。たくさん宝石がついていても重たいなんてことはありません。 てんとう虫くんのためにひとりファッションショーです。ど...
いまでもこの歌、だいすきです。いまでもっていうことはあかちゃんだったときからっていうこと?作者は小学2年生の女の子。いいな、いいなー。そんな歌があって。ライオンくんはうらやましがっています。おたんじょうびにあつまってくれてありがとう。ぞうさんが長いはなを空にむけて水をまくときらきらとにじがあらわれました。わ、わッ、すごーい。こんな近くで見られるなんて。だけどぞうさんってはなが長いだけじゃなくてから...
すごい高さだね。マンションの10かいとおなじなんだ!ふきながしがこんなにゆれている。みんないっしょうけんめいおよいでいて、さぼってるのなんて、いないね。みんなに見てもらってきもちがよさそう。え、窓のところじゃなくてまだいるの? どこ、どこ?見ぃーつけた!(絵のいちばん下のところです)じゃあ、こんどはいちばんなかのいいっていうこの友だちを紹介してね。あっ、花びらがふってきました。いい香りがあたりいちめ...
もえてるみたい。まっ赤だものね。 ほんと。でも、夕やけってぜんぜんあつくなーい。あつかったらたいへんですよ。やきとりになってしまうじゃありませんか。ええ? それじゃああっちは、やきくじらなの?キャーッ!作者は小学1年生の女の子。水彩。ぼ、ぼくはどうなの?キャー、キャーと笑いころげる声はしばらくはとまらないでしょう。でも、いちばん星がかがやき、ゆっくりと夕やみがおりてきます。夕やけとともに去って...
みなさんが寝静まったころアトリエのなかではファッション人形たちのファッションショーがひそかにひらかれていたのです。ついにつきとめました。作者は小学2年生の女の子。水彩。みんなには、ないしょにしておきますからそのかわりに・・みせてくれませんか?あらら! どうしましょう。いいんじゃないの。見てくれるひとがいれば楽しいし・・。でも毎日ではないの。みかづきが窓のむこうに見えるときだけなの。それでいいのなら...
フランス製の陶器でできた小さなオルゴール。かわいらしい音をたて、くるくるまわり、きれいなメロディーをかなでます。そこからモーツァルトが活躍していた時代へとイメージがひろがり、恋人たちの姿がうかんできました。作者は中学生。油彩。バイオリンをひいているこの姿がなんともかわいらしい。こどもにはバイオリンをならわせたいなぁ。将来、いいパパになりそうなやさしい表情をしています。あら、わたしはだんぜんピアノが...
あっ、そんなことしたら、つぶれてしまうじゃないの。おねえさんと妹がえがかれていますが、この絵の作者は小学3年生の姉のほうです。水彩。 ふたりが立っている場所はどこだと思いますか。ちょっとむずかしいかもしれませんね。こうすればどうでしょう。そう、そのとおり。ふたりは巨大なプリンのてっぺんに立って、目の下にひろがる「スイーツ なりきりキャラワールド」をながめています。かわいいキャラがスイーツにな...
窓をあければフラミンゴがみえる。 えッ、ほんとう?もちろんほんとうだよ。ほら。作者は小学1年生の男の子。水彩。すごいなぁ! 飼ってるの?そう言ってみたくなる気持ちはわかります。でも窓をあけるとこんな景色が目にとびこんできたらなんとたのしいことか。カラスでも、はくちょうでもなく、フラミンゴというところがすばらしい。フラミンゴだとすぐにわかるのは脚(あし)です。平行(へいこう)とか、垂直(すいちょく)...
毛糸玉には春には春の、秋には秋の、それに触れるよろこびがあります。軽くてやさしい手ざわりを思い出してください。大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。ここには三つの毛糸玉がたくみな描写でえがき分けられています。(1)買ってきたばかりでラベルがついています。さあやるぞ、そんな高揚感がたくされています。(2) すこしほどいた毛糸玉の、てのひらに乗せたときのふわふわ感がそのまま伝わってきます。 (3)仕事...
おまちどうさま、そういってくれそうな春がもうそこまできています。今回は大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。戸外の水やりには欠かせない如雨露(じょうろ)。その金属性の光沢と花びらのやわらかさを鉛筆の濃淡だけで表現しました。花がモチーフになっているので数か所、色をつけています。 そのせいか古楽器のピアノでかなでられるような、ピアニッシモといってもいい色彩のひびきが絵の全体にひ...
おもいっきり笑いたくなったわ。ひなまつりがおわってほっとしたのでしょう。もう、すましていないで、顔がとけるくらい笑ってもいいんですよ。 作者は小学1年生の女の子。アイスクリームじゃないんだから・・でもとけているかしら。とけていても、とけてるなんて言えないなぁ。じゃあ、ご自分はどうなの?だからニコニコしているんだ。みなさん、おやくめごくろうさまでした。しまわれてしまう前にもう少し春の風をたのしん...
ほんとですか? もちろんです。ためしにいっしょにやってみませんか?作者は小学1年生の女の子。天までとどけー。こんなふうに両手をあげて、思いきりわらえばいいんです。バンザーイはみんなで力をあわせなにかをやって、おわったときの、そのときの気持ちをストレートに表現できるまほうのことばです。大きな画用紙をぜーんぶバンザーイでうめる。あのじぶんかってなねこちゃんがいっぴきのこらず目をほそめての笑顔です。思い...
雪の日の楽しさをテディベアになりきってえがきました。お部屋のなかはハートマークがいっぱいです。作者は小学1年生の女の子。あのー、おじゃましてもいいですか?どうぞー。りんごにぶどう、パイナップルにメロン。すごいですね。もちろんいただきます。でも、そのまえにちょっと窓をのぞかせてください。おおー、すごーい。こんなきれいで、かわいらしい雪、はじめてみました。とてもすてきです。あれ、あんなところに雪だるま...
「 なに、どうした?」 「うしろがついてきていません!」「どういうことなのだッ!」「たぶん、まいごになったのだと思います。」作者は小学2年生の男の子。水彩。隊長さん、かなりおこっているみたいです。「うしろのみんながまいごなのか、それとも、まさか・・おれたちのほうが?」さあ、どうしましょう。隊長にじぶんたちが、まいごになったなんていえませんよね。赤いマントの人形を、となりにもたれかかるようにえがい...
わたしのために踊ってくれるの?うれしいなぁ。 だったらいっしょに踊りませんか? でも・・あたまの上にほら、こんなボンボンが・・。作者は小学4年生の女の子。水彩です。だったら踊るのはこっちにまかせてね。あれっ、三人じゃなかった? もうあそこでくるくると回転の練習です。それより、そのかわいらしいドレスをもっとよく見たいなぁ。えりもとのグリーンがとてもきれい。それにちょうちん袖(そで)がすてき。黒...