締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
お茶が大好き。中国茶、日本茶、日本茶道など書いています。毎月の茶会情報も。中国語、中華料理も
北京生まれ北京育ち。来日してから20年以上経ちます。2児の母。趣味はお茶。また船橋で小さな中国語教室と毎月一度中国茶茶会を運営。今年4月景徳鎮を旅しました。ただいまその様子を掲載中。
2024中国茶産地訪問⑭博物館標本館に保管されている「宋茶1号」
撮影:20240514 撮影場所:潮州鳳凰単叢博物館内(潮州鎮) 鳳凰単叢茶が好きな方だったら「宋種」というお茶をご存じだと思います。「宋種」は単叢茶の中で…
潮州古城はおいしい食べ物がたくさんある。「お勧めの店がありますか」と炭起こしを教えてくれた鳳凰単叢茶店の若店長に聞いたら美食街にある「瀛洲獅頭鵝」の店がよいと…
潮州古城の城楼ー広済楼。明の洪武三年(西歴1370年)に建てられ、600年以上の歴史を持つ。撮影:20240513
撮影:20240513 撮影場所:潮州古城牌坊街【茶山酒肆】店。綺麗な若い女性(店長?!)が潮州工夫茶の炭起こし方を教えてくれた。 その日学んだこと:①使う炭…
2024中国茶産地訪問⑩武夷山から潮州へ潮州古城を散策@20240513武夷山から潮州への移動は電車を使った。潮州は潮州古城牌坊街の近くにある民宿ー「梅香居」…
前回のつづき~2024中国茶産地訪問⑨武夷山市下梅村訪ねた日は小雨で写真はあまり積極的に撮らず。武夷山の下梅村は武夷山市武夷街道の管轄で武夷山市の中心部に位置…
(2024)7月月茶会の内容日時:7月6日土曜日と7月7日日曜日午後13:30~場所:船橋中央公民館内容:前半→《茶の民族誌》第1章雲南と周辺国のヤオ族の茶(…
2024中国茶産地訪問⑧武夷山星村鎮にある美しい畲族村ー黎前村
2024中国茶産地訪問⑧武夷山星村鎮に美しい畲族村ー黎前村 武夷山滞在の三日目、すこし時間があったので武夷山風景区、即ち武夷山正岩茶地区からすこし離れたところ…
引き続き5月の中国茶産地訪問のレポートです。前回のつづき。 今回の武夷茶訪問は武夷山に三日間滞在した。滞在した日の夜は2回ほど陳永霖先生のお店&茶室をお邪魔し…
お茶請けその一:上海空港で購入した「五香豆」。北京で生活をしていた小さい頃によく食べたおやつ。日本にはいかり豆のようなおつまみはあるが、この「五香豆」は日本の…
本日の茶譜20240601-02① 冷茶:石古坪烏龍茶(荒茶)これは先月石古坪村を訪ねた時、村の茶農家・藍逸森さんの家で購入したもの。まだ荒茶の段階でこれか…
202406月茶会レビュー:前半《茶の民族誌》第5章福建北苑団茶、烏龍茶の始まりについて
6月の月茶会は【《茶の民族誌》を読む】の2回目でした。今回は前月(2024年5月)の中国茶産地、武夷山と潮州の訪問報告に併せ、第5章福建北苑団茶、武夷山烏龍茶…
2024中国茶産地訪問⑥武夷山にも緑茶?武彝貢茶by武夷茶人劉斌氏
武夷山の茶師の中に劉という苗字の方が多い。中国国家級非物質文化遺産・武夷岩茶制作技芸伝承人、劉宝順氏(商品名は「幔亭」)、同じく伝承人劉国英氏(商品名は「岩上…
劉斌さんのお店でお茶を飲んでいたらグループの方が御当地の名物おやつ「光餅」を買ってきた。ぴりっと辛口でサクサクと薄いせんべいの食感。これは美味しかった。撮影:…
2024中国茶産地訪問④武夷山茶人劉斌氏と「星村鎮茶文化資料館」(武夷山郷愁記憶館)
2024中国茶産地訪問④武夷山茶人劉斌氏の「武夷山郷愁記憶館」撮影:20240511武夷山滞在2日目。武夷山茶人劉斌氏の案内で「武夷山郷愁記憶館」を見学。この…
2024中国茶産地訪問③建甌市にある宋茶北苑·建州宋式点茶伝習所
Date:20240510建甌市にて。県級市。つもり行政レベルは「県」。人口42万。建甌市に半日ほど滞在し、宋代点茶方式を復元する宋茶北苑·建州宋式点茶伝習所…
2024中国茶産地訪問②友人と落ち合わせして建甌へ前回の続き~本来なら高鐵の武夷山北駅を降り、そこでタクシーを拾い、武夷山北駅から約12㎞の所にある武夷山観光…
2024/5中国茶産地訪問①日本から武夷山への乗り継ぎ 日本から武夷山に行くには、いろいろルートがありますが、私は成田ー上海まで飛行機(上海で一泊)、翌日上海…
無事帰国~2024年6&7月の『茶書を読む茶会』の日程再度掲載
☆再度掲載☆ 昨日無事帰国しました。予定をしていた臨滄地方訪問はスケジュールの関係で今回行くことを辞めましたが、他の日程は武夷山ー潮州(鳳凰山、石古坪村)ー…
”福建省の歴史と茶⑤地図から見る宋代団茶の製造所ー北苑御茶園の場所”
建瓯に向かっています@20240510
”福建省の歴史と茶⑤地図から見る宋代団茶の製造所ー北苑御茶園の場所”
建瓯に向かっています@20240510
光緒《海陽県志・雑録》より「永楽五年(1407)冬十一月,畲蛮雷文用等来朝(見)。初,潮州府有称畲長者,即猺类也。(潮州)衛卒謝輔尝言:海陽県鳳凰山諸処畲遁…
勐庫大雪山↑ユーチューバー「深入勐库大雪山!老高尋茶」の勐庫大雪山古茶樹の動画。動画の最後にやっと会えたのは(8:00分辺り)樹齢2700年の勐庫大茶樹。この…
瓦依那X任素汐《大梦》だれかの一生の人生を歌っています。誰でしょうか
やぶきたの原木。2024年4月の様子。静岡に行く度、見に行きますが、あまり大きくならないですね。你看世间朗朗有光照留了树荫送我乘凉我们都在享受前人的智慧。有时…
雲南省西部に位置する保山市は年間茶生産量としてシーサンパンナ州とほぼ同じ、6-7万トンだが、知名度に関してはシーサンパンナよりかなり低く、特に名茶としてあげら…
『茶の民族誌』p245の引用元:光緒19年《潮州府志》物産、「待詔茶」など
前回は同治13年《韶州府志》物産を引用して、韶関や英徳の土着茶を紹介した。頁をめぐると今度《潮州府志》を用いて潮州の茶について述べている。著者が県誌、府志を頻…
『茶の民族誌』p243の引用元:同治13年《韶州府志》物産、「羅坑茶等」について(1874)
『茶の民族誌』第4章嶺南の茶と民族第5節広東省の茶産地p243「英徳紅茶」について以下のように引用している。(青字)「(同治13年、1874)《韶州府志》の物…
1985年の中国茶業の専門雑誌《中国茶葉》に広東省北部瑶族の茶について貴重な記録を発見。以下の内容はこの雑誌からの転載。「连南,连山两县地处五岭南麓,位于广东…
昨年の六月(2023年6月25-27日)、友人のお誘いで、熊野古道の番茶農家を訪ねた時、購入したお茶。だいぶ時間が経っていましたが、昨日の記録です。一つ目は「…
桜が満開の今頃、湖北省恩施から今年の新茶が来た。中国国産の蒸し製緑茶、恩施玉露。摘みは3月12日。特級。外観は「形似松針、色澤翠緑」(形状は松葉の如き、色澤は…
『茶の民族誌』p235の引用元:《アヘン戦争と香港》による「支那のアヘン輸入禁止の真の動機」
『茶の民族誌』第4章嶺南の茶と民族p234-235「南越国、そして「蛮夷」、さらに漢族等が織りなしてきて広東省の歴史文化を、それぞれ、ときほぐすことはできない…
「嶺南文化」は狭義では広東省地方の文化を指す。広義では南粤、中国南部の「五嶺」(嶺南山脈)より南の全ての地方文化を指す。中国国内では広東省、広西チワ族自治区(…
『茶の民族誌』p226:広西龍勝県に住むヤオ族の「団茶」の記述
『茶の民族誌』p225-226:(青字は原書の記述)「鉄鍋の炒り蒸し茶は、主として茶団(団茶)の原料となる散茶を造るもので、直径一メートル、深さ三十センチの鉄…
『茶の民族誌』p222の引用元:《仫佬(コーラオ)族簡史》(1983)そしてコーラオ族の茶
静心在家校对译文。对仡佬族知道的很少。若不是松下先生的指引,很少將制茶与少数民族的历史文与化联系起来,即使知道也是很皮毛,很道听途说。总是在说一句话,茶是一扇…
『茶の民族誌』p221の引用元:明・王済《君子堂日詢手鏡》中の檳榔習俗
中国少数民族の檳榔習慣は《茶の民族誌》の中でよく語らているテーマである。中国では、近年檳榔習慣についての論文はすこし見られるようになったが、まだまだ研究成果が…
『茶の民族誌』第4章「嶺南の茶と民族」(page217)の引用(青字)「金秀瑶族自治県に住む瑶族には、茶が欠かさないものになっているが、金秀周辺に住む瑶族につ…
『茶の民族誌』p213引用元:喬健胡起望《瑶族研究論文集》広西金秀ヤオ族の移動経路
『茶の民族誌』第4章「嶺南の茶と民族」(page213)の引用(青字)現在の金秀瑶族自治県成立に関しては、その周辺諸県にそのつど分属されてきた経緯がある。明代…
『茶の民族誌』p212引用:《賀県志》に記されている広西賀県の茶
『茶の民族誌』第4章「嶺南の茶と民族」(page212)の引用(青字)“茶之属。茶之叶制茗不异武彝。向来姜七姜八两都颇收其利。冷水茶出三叉山,味美。仙人茶出…
『茶の民族誌』p211引用:《賀県志》に記されている県内民族について
《賀県志》全。中国方志丛书20 成文出版社1934年 第64页「賀県」は現在の賀州市八歩区辺り。広西省東南部に位置する。八歩区の開山鎮に「開山白毛茶」は歴史…
開催日:2月11日⇒船橋中央公民館第2和室 2月12日⇒船橋市茶華道センター内容:前半→『茶経』八之出の復習。後半→昨年雲南茶旅の報告会。老班章茶を紹介しなが…
先日支部黒茶研修会で百両茶解体体験を行いました。百両茶解体後。基本的二、三日乾かしてからあらためて包みます。千両茶は一般的に、竹、笹、シュロの三層構造で作られ…
リグログ:2016年2月~一期一会:「百両茶」解体茶会、無事終了しました②安化黒茶サンプルを展示*******************************…
2016年2月、初めて「百両茶解体茶会」を開催しました。男性二人と女性陣が交代でのこぎりを持ちながら百両茶を解体しました。楽しくて笑い声が始終途絶えなかったで…
悠々茶館月茶会の黒茶は新茶もあるが大半10年以上のものが多い。呼称はともあれ、鄧時海氏の「品老茶・喝熟茶・蔵生茶」提案に共鳴している私である。『普洱茶』(19…
「非公式用語」はここで国家基準の用語に定まれていないですが、黒茶市場によく使われている俗語。基本的に曖昧な表現が多い。「越陳越香」はプーアル茶の宣伝用語として…
生茶と熟茶は厳密にプーアル茶のみに使われている言葉と私が理解しています。最近秋ごろに出回っている「熟成煎茶」という日本茶があります。プーアル茶の「熟茶」とは別…
このブログで繰り返して「黒毛茶」の話をしました。一昔、中国で黒茶を買いに行くと言ったらほぼ「安化黒茶」のことを指していました。茶店に入ると「黒茶がありますか」…
規定に関しては、いろいろな議論がありますが、プーアル茶をつくるにはまず合格な晒青茶を作ること!と雲南に居た時、生産者が口を揃えっています。出来上がった晒青茶の…
あくまで個人的な見解とまとめです。出典:クリックすると元の文章を読むことができます。①「堆積茶、中国産磚茶と黒茶の香気特性」(川上、小林、山西、将積 1987…
出典:中華人民共和国国家標準GB/T 32719.1-2016 黑茶 第一部分:基本要求(Dark tea-Part 1:Basic requirements…
出典:中華人民共和国国家標準GB/T 32719.1-2016 黑茶 第一部分:基本要求(Dark tea-Part 1:Basic requirements…
2024年3月【茶書を読む茶会】の茶譜その2:2022年冰島壩歪茶(春)~冰島茶の真偽判断
冰島五寨のひとつ、壩歪地区の春茶。2022年。たまたまこの企業は「搞活动」(キャンペンをしている)の時に遇い、購入したもの。割と安かった。冰島五寨は壩歪、糯伍…
2024年3月【茶書を読む茶会】の茶譜その2:2023年冰島地界古樹茶(春)
私の一押しです。昨年11月臨滄滞在の時泊まったホテルの一階に「六古茶業」の代理店があり、試飲をしてから購入したもの。晒青毛茶です。すこし渋みを感じましたが、す…
2024年3月【茶書を読む茶会】の茶譜その1:2006年勐庫戎氏「金賞小青餅」
2006年勐庫戎氏「金賞小青餅」。昨日、茶会用に解した。生茶の中期老茶だろうか、18年の陳化の味と水色。
双江勐庫戎氏の「金賞小青餅」の話~プーアル茶の内飛と内票を読み解く練習
勐海の「大益」や大理の「下関」のような海外の知名度は高いくないだが、臨滄茶区に「「双江勐庫戎氏」というプーアル茶の老舗がある。私が普洱茶を知った最初の頃(20…
『茶の民族誌』p229引用:擂茶についての宋代書物~擂茶は宋代頃に既に中原地方に普及している
『茶の民族誌』p229に青木正児《中華茶書》(1962)中の擂茶記述を引用している。(青字)「私は漢東に生まれたので最も擂茶(れいちゃ)を啜ることを好む。閑な…
六堡茶にも「生茶」と「熟茶」があるという言い方はしばしば耳にしますが、正確には「古法六堡茶」と「現代製法六堡茶」の表現の方がより現状に近いかなと思います。また…
『茶の民族誌』を紹介する時、なるべく引用元を確認しています。p231広西チワ族の茶について1989年発表した文章を引用しています。昨年中国の古本屋「孔夫子」で…
雲南day9:動画~老曼峨村の禅寺でお昼を頂く前回の続き。勐海県城から十時頃出発して昼後に老曼峨村の禅寺に着いた。丁度お昼の時間でお台所で尼さん達がご飯を作…
雲南day9:老曼峨布朗族とのご縁~古橋稔さんへの感謝を込めて
雲南day9:布朗山老曼峨布朗族とのご縁~古橋稔さんへの感謝を込めて 布朗族の酸茶についていつ頃から知ったのだろうか、布朗族の酸茶より先に知ったのはトーアン族…
雲南day9:2番目のプーラン族集落ー布朗山老曼峨村へ向かう
老曼峨村滞在の日程は、昆明の友人の紹介で老曼峨村の僧侶の一人、都比布坎(ここで師父と呼ぶ)が手配してくださることになった。都比布坎が、勐海県に迎えにきてくれる…
雲南day8:勐海県城の茶店をぶらぶらしながらラオスプーアル茶店で一服
雲南day8:勐海県城の茶店をぶらぶらしながらラオスプーアル茶店で一服前回の続き~勐海茶廠と大益茶庭の見学を終えてからタクシーで一旦ホテルに戻り、翌日老曼峨に…
2月月茶会で話した瀾滄江とその周辺のプーアル茶産地。以前のブログを思い出してリグログします~この地形は茶の生育環境はもちろんのこと、周辺の少数民族の移動経路を…
令和6年3月3日【『茶の民族誌』を読む月茶会】追加日:3月2日(土曜)
2月の月茶会、無事終了しました。3月月茶会内容のお知らせです。 日時:2024年3月3日日曜日13:30~場所:船橋中央公民館第1集会室追加日:2024年3月…
雲南day8:ホテルから勐海茶廠まで散策~プーアル茶の歴史を語る貴重な一枚
i雲南day8:ホテルから勐海茶廠まで散策~プーアル茶の歴史を語る貴重な撮影前回の続き。勐海県城にプーアル茶のファンの「打卡」の場所ー「勐海茶廠」がある。「打…
雲南day8:勐海県の県庁所在地、勐海県城に一泊して街を散策 雲南の最南端に位置する西双版納州(正式名:シーサンパンナ・タイ族自治州)は2県1県級市を管轄する…
「73厚磚茶」は名前の通り、20世紀73年、プーアル熟茶技術が開発された直後に量産された熟磚茶。プーアル熟茶製品の「開山作」と言われ、元祖熟茶である。製造元は…
雲南day8:さよなら景邁山~移動日、勐海県に向かう@20231118前回の続き。後ろ髪を引かれるような気持ちだが、いよいよ景邁山から次の目的地、布朗山老曼峨…
週末茶会の茶の一つです。清らかな味わいと香り、本当に素晴らしい逸品です。大葉茶廠老班章村の生態茶園の茶は樹齢は100年を超えていないが、手の行き届いた茶園管理…
昨年(2023)11月の布朗族酸茶実態調査は主に布朗族村三か所、瑶族村ニッカ所を訪問した。布朗族村は一ヶ所に付き、最短三日間泊り、周辺の見学を含め関係者の聞き…
雲南day7:景邁山布朗族の酸茶について 景邁山布朗族の集落と古茶林について大変感銘をうけたことは言うまでもないが、今回の目的は布朗族の酸茶の実態を知るたびで…
5年前雲南蒸し製緑茶の旅から帰ってきた時のまとめだった。追加したい内容が多いですが、、、まずリブログをします。
写真を撮る私をみて刀ちゃんが「黒こげの鍋ばかりなので恥ずかしいよ」と微笑んで言った。やはり囲炉裏の生活が多いだろうか、、、ここの夕食は大変美味しかった。Lif…
雲南day7:景邁山・大平掌古茶林を見学@20231117前回の続き。芒景村の宿の周辺も殆ど茶樹林だが、「景邁山万畝古茶林」とは集中的に栽培されている五つの古…
雲南day6:景邁山滞在~都会の喧騒には無縁の翁基古寨etc
雲南day6:時間がゆっくり流れる翁基古寨と糯干古寨を見学 前回の続き。瀾滄県恵民鎮の海抜は平均1400メートル。鎮内に五ヶ所古茶樹林と九つの集落がある。昨年…
雲南day6:景邁山滞在~芒洪集落にある「芒洪茶祖樹」を見学した後、螃蟹脚料理を食べる
雲南day6:景邁山滞在~芒洪集落にある「芒洪茶祖樹」を見学した後、螃蟹脚料理を食べる。(20231116) 前回の続き。南康先生は大変多忙な方で翌日はテレビ…
雲南day5:到着日の夜、びっくり仰天の景邁山布朗族「烤茶」
雲南day5:到着日の夜、布朗族の「烤茶」を体験@20231115 前回の続き。夕食の後、南康先生がご自宅のそばにある茶館、「阿百腊山庄」で布朗族の「烤茶」を…
2024年1月7日「黒茶展示会」にて雲南臨滄市のお茶(臨滄茶区)に最も知名度高い普洱茶は冰島茶。その他、永徳県には芒肺,大雪山,双江県に邦崴古茶樹、鳳慶県に香…
令和6年3月茶会のお知らせ~2024年の読書は『茶の民族誌ー製茶文化の源流』
二三日前に、愛知県豊田市足助町の寒茶作り体験イベントに参加してきました。その後すこし足を延ばし、奈良の「心樹庵」さんのお茶講座を受けに参り、大変よい刺激をうけ…
布朗族の南康先生~お会いできて本当に光栄でした。
「易武為王,景迈為后;左相班章,右将勐库。南糯在前,布朗在后。」(周重林 李楽駿《茶叶江山:我们的味道、家国与生活》より)シーサンパンナの茶産地を訪ねると、よ…
今年の初山歩きは愛知県豊田市足助町にある飯盛山。足助寒茶イベントの帰りに近くにある飯盛山を登ってみた。久しぶりの山歩き、いいリフレッシュだった。香積寺の裏道か…
勐海県城にある陸羽像。二日間、勐海県勐阿鎮の大葉茶廠ゲストハウスに泊まって、黎社長と親交を深めた後、今回の旅の第一目的地、景邁山麓にあるプーラン族村に向かった…
雲南Day4:雲南勐海大葉茶廠黎社長の製茶理念@20231114-1115 「どうして茶樹を植えるからスタートしたか」と黎社長に伺うと、「そうでなければ茶の生…
雲南Day4:雲南勐海大葉茶廠の老班章茶園を訪ね、普洱茶起業を考える
「私人定制」茶。2004年石昆牧先生の「鑫昀晟」(易武荒茶原料)***********************************雲南Day4:雲南勐海大…
広東語、普通話、日本語三つの言語で谷村新司の「昴」を歌う。費玉清、李克勤、周深の三人は世代は違うが、共に華語歌壇の代表歌手である。今年の春節は2月10日。丁度…
プーアル茶の定義(プーアル茶の地方標準と国家標準)からみる普洱茶市場の動き
普洱茶(プーアル茶)における定義。2003年雲南省より第一回目の「普洱茶地方標準」が頒布された(青字)。“普洱茶是以雲南省一定区域内的云南省大葉種晒青毛茶為原…
展示会で何回か冷水発酵の話をしました。ご参考のため、お読みください。
リブログです。2020年11月の記事を再掲載します。大寒頃のお仕事は味噌づくりだけではないですね。寒茶もこの時期(12月末からスタート)の風物詩です。足助町、…
令和6年2月11日初茶会のお知らせ~『茶経』を読む茶会No.21回目
令和6年2月11日初茶会のお知らせ~日時:2024年2月11日日曜日13:30~解散は自由内容:前半→『茶経』八之出の復習。後半→昨年雲南茶旅の報告会。老班章…
本来は明けましておめでとうを言う時期だが… 地震に飛行機事故、心が痛むニュースが多い年明けとなりました。石川県が早く災害を乗り越えますように。「茶は養生の仙薬…
朝ごはんは2013年の涇陽フー茶(茯茶)とフレンチトースト。私がミルクティーで主人がストレート。黒茶展示会の準備も着々と進んでいますが、紹介文を書くのにもうす…
三枚の写真は老班章村で購入した130号室茶園の老班章晒青緑茶。本来キロ単位でしか販売しませんが、キロの金額を聞いたらびっくり仰天。一度あきらめて店を出ましたが…
雲南勐(モウ)海県の老班章茶はどんなところで作られているだろうか
近年(この20年の間)、「プーアル茶の王様」と賞される大葉種のお茶がある。それは西双版納勐海県布朗山布朗族郷の老班章茶だ。11月の旅は布朗族の酸茶を探訪するプ…
今まで個人の茶記録として使っていたブログはこれから団体名「船橋市茶文化資料室」として使用していくことにしました。有料ですが、広告を外すこともしました。これから…
雲南Day3:雲南勐海大葉茶廠の「茶人の家」に泊まる。2023年11月14日(火)。雲南西双版納州州勐海県勐阿鎮にある「勐海大葉茶廠」の「茶人之家」にて。ここ…
中国国基準茶葉分類:Code GB/T 30766-2014の中で 発酵の英訳はenzymatic reaction。アクタイ(渥堆)の英訳はpile。発酵に…
雲南day2夜@20231112博物館を出て昆明の友人宅へ。友人は《人文茶席》の著者、王迎新先生。中国人文茶道の創始者、人文茶道伝習館の設立者である王先生は大…
地元流に8gを使う。今日のセット。写真が暗い。熱湯。一回目の洗茶後。黄金の水色。秋茶はやや香りが弱いだが、美味しい。
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締め切りが迫ってきて、校正はやや焦っています。湖南省安化県の茶業について、戦前に出版された『支那省別全誌』湖南篇は大変良い参考書です。最近、中国では名前を変更…
諸岡存の『茶経評釈』は、個人的には『茶経』の解釈書の中でも、情報量の豊富さと観察力の鋭さにおいて最も優れていると思う。ただ一つ難点がある――読みづらいのだ。 …
諸岡存氏の『茶経評釈』は大変重宝です。初版は戦時中の1941年。戦時中という、日本を取り巻く厳しい状況の中で、これほど素晴らしい書物が書かれたことには、ただ脱…
民国『湖北通志』巻14舆地志十四 藩封 第585页荆州雍州,此南朝所置。雍州治襄阳。雍州蛮,盘瓠之后也。种落布在諸郡县。訳:荆州と雍州は、南朝によって設置され…
メモです。サイト:中国省别全志(日本)09湖北省 - 道客巴巴 どうやら、日本の大正時代に出た『支那省別全志』は、中国のサイトにすべてアップされているようです…
「土家族の茶に関しては、土家族に限らず湖北省の山地、平地を問わず、「蛮」といわれた諸民族の動向の中から、土家族としての姿を見出さねばならない。『古代長江中游的…
"土家族の油茶については、恩施県地方に多く分布しているが、鄂西東部の長陽県方面の土家族にはみることができない。これについて、『土家族風俗志』には”茶,土家族生…
"しかし、前述の恩施県五峯郷の製茶法をみても、土家族固有の伝統的な製茶法とは思えない。つまり、土家族の茶は、土家族が住みつく前の民族による茶を継承しているので…
p64。『桐君録』についての解釈です。推定では、東晋から5世紀頃にかけて成立した書物ですが、後世には伝わらず、すでに散佚しています。諸岡氏によれば、この時代の…
巴山峽川は最も古い茶産地の一つであり、陸羽も訪ねたと推定されている。この地域は、湖北省巴東県から長江三峽を経て四川省川南の群山に至る一帯を指す。 巴山︰湖北省…
訳者注原書にはいくつか誤記があります。「転监年间」は「天監年間」の誤り、「任日方」は「任昉」、「【述昇记】」は「【述異記】」の誤記です。ここに訂正いたします。…
湖南省の「永順彭氏土司」については、『茶の民族誌』(p.154–155)に簡単な記載がある。土家族は地理的には、主に以下の地域に分布している: 湖南省・永順…
夕食はそばのジャンジャン面でした。
大豊町の碁石茶。摩訶不思議なお茶です。動画は2023年の夏でした。
中国の第7回人口普査(2020年)の統計によると、瑶族は言語、習俗、信仰の違いにより、4つの支系に分類される。すなわち、瑶語支系、苗語支系、侗水語支系、漢語方…
水族の茶に関する研究報告はほとんど存在しない。『茶の民族誌』第2章では記述が少ないものの、貴重な分析が含まれている。引用元は、1986年に刊行された『三都水族…
今日一枚ほぐして、今年の蟒蛇菁晒青毛茶と飲み比べてみようと。香りが良いですね。
貴州省にもう一つ土着民族はコーラオ族。このコーラオ族もベトナムの少数民族の一つです。ベトナム語はNgười Cờ Lao / 𠊛旗勞。動画はベトナム北部、ハザ…
撮影:20240514 撮影場所:潮州鳳凰単叢博物館内(潮州鎮) 鳳凰単叢茶が好きな方だったら「宋種」というお茶をご存じだと思います。「宋種」は単叢茶の中で…
潮州古城はおいしい食べ物がたくさんある。「お勧めの店がありますか」と炭起こしを教えてくれた鳳凰単叢茶店の若店長に聞いたら美食街にある「瀛洲獅頭鵝」の店がよいと…
潮州古城の城楼ー広済楼。明の洪武三年(西歴1370年)に建てられ、600年以上の歴史を持つ。撮影:20240513
撮影:20240513 撮影場所:潮州古城牌坊街【茶山酒肆】店。綺麗な若い女性(店長?!)が潮州工夫茶の炭起こし方を教えてくれた。 その日学んだこと:①使う炭…
2024中国茶産地訪問⑩武夷山から潮州へ潮州古城を散策@20240513武夷山から潮州への移動は電車を使った。潮州は潮州古城牌坊街の近くにある民宿ー「梅香居」…
前回のつづき~2024中国茶産地訪問⑨武夷山市下梅村訪ねた日は小雨で写真はあまり積極的に撮らず。武夷山の下梅村は武夷山市武夷街道の管轄で武夷山市の中心部に位置…
(2024)7月月茶会の内容日時:7月6日土曜日と7月7日日曜日午後13:30~場所:船橋中央公民館内容:前半→《茶の民族誌》第1章雲南と周辺国のヤオ族の茶(…
2024中国茶産地訪問⑧武夷山星村鎮に美しい畲族村ー黎前村 武夷山滞在の三日目、すこし時間があったので武夷山風景区、即ち武夷山正岩茶地区からすこし離れたところ…
引き続き5月の中国茶産地訪問のレポートです。前回のつづき。 今回の武夷茶訪問は武夷山に三日間滞在した。滞在した日の夜は2回ほど陳永霖先生のお店&茶室をお邪魔し…
お茶請けその一:上海空港で購入した「五香豆」。北京で生活をしていた小さい頃によく食べたおやつ。日本にはいかり豆のようなおつまみはあるが、この「五香豆」は日本の…
本日の茶譜20240601-02① 冷茶:石古坪烏龍茶(荒茶)これは先月石古坪村を訪ねた時、村の茶農家・藍逸森さんの家で購入したもの。まだ荒茶の段階でこれか…
6月の月茶会は【《茶の民族誌》を読む】の2回目でした。今回は前月(2024年5月)の中国茶産地、武夷山と潮州の訪問報告に併せ、第5章福建北苑団茶、武夷山烏龍茶…
武夷山の茶師の中に劉という苗字の方が多い。中国国家級非物質文化遺産・武夷岩茶制作技芸伝承人、劉宝順氏(商品名は「幔亭」)、同じく伝承人劉国英氏(商品名は「岩上…
劉斌さんのお店でお茶を飲んでいたらグループの方が御当地の名物おやつ「光餅」を買ってきた。ぴりっと辛口でサクサクと薄いせんべいの食感。これは美味しかった。撮影:…
2024中国茶産地訪問④武夷山茶人劉斌氏の「武夷山郷愁記憶館」撮影:20240511武夷山滞在2日目。武夷山茶人劉斌氏の案内で「武夷山郷愁記憶館」を見学。この…
Date:20240510建甌市にて。県級市。つもり行政レベルは「県」。人口42万。建甌市に半日ほど滞在し、宋代点茶方式を復元する宋茶北苑·建州宋式点茶伝習所…
2024中国茶産地訪問②友人と落ち合わせして建甌へ前回の続き~本来なら高鐵の武夷山北駅を降り、そこでタクシーを拾い、武夷山北駅から約12㎞の所にある武夷山観光…
2024/5中国茶産地訪問①日本から武夷山への乗り継ぎ 日本から武夷山に行くには、いろいろルートがありますが、私は成田ー上海まで飛行機(上海で一泊)、翌日上海…
☆再度掲載☆ 昨日無事帰国しました。予定をしていた臨滄地方訪問はスケジュールの関係で今回行くことを辞めましたが、他の日程は武夷山ー潮州(鳳凰山、石古坪村)ー…
建瓯に向かっています@20240510