どうして、こんな風に教えてくれなかったのだろう?と、ある程度成長してから、あるいは大人になってから思うことってあると思います。こんな風に教えてくれていれば、もっとできるようになっていたんじゃないだろうか・・・もっと楽しく楽に勉強できたんじゃないだろうか・・・と。例えば、よく話題にしてる英語。中学生に、特に地元公立では、頑なに文法用語を使わない指導をする。言語能力が高い子なら、文法をきちんと初めから...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
昨日の話とも関連しますが、最近は、あらすじをうまく言えない子も多くいます。中学生になっても、それはそのまま持ち越されていて、例えば、英語の長文を読んで、「どんな話だった?」と聞くと、「犬の話。」なんて答えが返ってくることは珍しくありません。実際は、留学生のジェーンと、そのステイ先の理恵が一緒に犬の散歩に行っていて、お昼になったから、通りかかったレストランでランチを食べたいと思ったけれど、犬が一緒だった...
私も、それほど表現豊かな人間ではないのですが、それでも、最近の子供たちのボキャブラリーの少なさには驚かされることがよくあります。課題作文や、記述問題に取り組むときに、驚いてしまうことが多いのですが、言わなければいけないことはわかっているのに、それをどう表現すればよいのかがわからない子が多いんです。でも、それって、日々の何気ない会話の中にも見え隠れしています。何かの感想を聞いた時、言いませんか? 「...
大人の労働は、労働基準法では1日8時間ということになっていますよね。子供だって同じだと思います。「子供の仕事は勉強でしょ?」というお父さんお母さんも多いと思います。小学校低学年はともかく、高学年にもなったら、8時間労働ならぬ8時間勉強です。初めて、そんな話を中学生にすると、みんな目を丸くしますが、学校で、既に6時間の授業を受けてきますよね。だから家庭学習は2時間です。そのくらいが基準だと思うんです。でも、...
大学生のころ、ある教授から聞いた話を、少しアレンジを加えて転用して、生徒たちによく話します。先生は、ただのナビゲーターでしかないんだよという話。君たちは、自分が決めたゴールに向かって、ひたすら歩いている最中です。手には、地図があります。ひたすら地図にしたがって歩けば、ゴールは見えてきます。途中には、地図には載っていない近道や落とし穴があります。近道を通らなくても、落とし穴に落ちながらでも、とにかく...
まず理科から。試験の翌日の徳島新聞には、「理科が難しかった」という受験生の声が紹介されていましたが、全体としてはまあまあの難易度ではと思います。②番(生物)は、心臓周りの動脈静脈、③番(地学)は、金星の動き、④番(化学)は、ダニエル電池とイオン化傾向、⑤番(物理)は、電圧電流と、そこそこ難しめのジャンルが並んだのではありますが、内容は基本的なことを知っていれば解ける問題ばかりです。特にイオン化傾向の問...
英語は前年並みの問題でした。相変わらず文章量は多く、読み慣れていないと時間が足りなくなるのは間違いありません。リスニング問題は音を聞いていないので割愛します。④番は簡単です。成績下位の人を選別するための問題でしょう。⑤番からは大量の英文を読まなくてはいけません。ただ⑤⑥⑦番はすべて会話またはブログの投稿文であり、単なる説明文や物語文よりも理解しやすいはずです。最近流行りの対話形式ではありますが、今年は...
今年の入試でいちばんやっかいだったのは、私は数学だと思います。計算力自体は昔より簡単になったと言えます。解答を見ても、√(ルート)が答えになる問題は2問。しかもルートの中は一桁の数字です。分数が答えになるものはたったの1問しか無く、また数字も最大三桁です。計算がこれだけ簡単なのに、なぜやっかいなのでしょうか。それは意味をしっかり理解していないと解けないということと、落ち着いて理論的に考えないと混乱...
この春に行われた、2024年度徳島県公立高校の入試問題について、印象を述べたいと思います。まずは国語から。今年も読みこなす文章の量は多いです。②③番の本文を一度読んだだけで、大方の意味を理解できないといけません。2回3回と読む暇はないと思います。設問自体はそれほど難しくはないので、どんどん読み進む能力があればOKですが、それが無いとかなりキビシイですね…。④番の古文も特に難しいことはないです。二つの文章を使う...
中学生になったら大人の言葉遣いで…といっても、急に人が変わったように子どもに対する態度を変えることもないでしょう。何か大切なことから少しずつ変えていくのがいいと思います。例えば「勉強しなさい」ではなくて、「最近、勉強おもしろいの?」と言い換えてみるのもいいでしょう。頭ごなしに「早く寝なさい」ではなくて、「生活のリズムをちゃんと自分で管理できるのがカッコいい大人だよね」くらいの言葉に変えるのもいいで...
12歳ぐらいになると反抗期が始まることが多いですね。たいていは親に対する反抗であり、学校の中や友達関係の中で反抗心をぶちまける子どもは少ないと思います。そこに思春期も重なりますから、中学生くらいから子育てが急に難しくなったと感じる親は多いはずです。この反抗心を「自我の目覚め」と言い換えたりしますが、その言葉はどうにもわかりづらいですね。私が思うには、この頃の子どもは大人のルールへの切り替えの時期にあ...
共通テストも4回目が終わり、いよいよ新課程の子たちが高3になります。ちょっと興味深い共テ分析動画があったので、ご紹介します。パターンじゃダメ、ドリルじゃダメと、口うるさく言っている理由はここにもあります。長い動画ですが、興味のある方はご覧ください。回し者ではないですが、けっこうおもしろいですw( N )何かお役に立てたら、クリックお願いします! ...
勉強をしない理由の一番に、「時間がない」というのを挙げる子が多いのですが、この理由は、成績が良くない子に多いものです。例えば、部活や塾が終わって、夜8時に家に帰るとします。ご飯を食べて、お風呂に入って、就寝は12時だと設定すると、何時間勉強できますか?ここで、3時間くらいできると答える子は、「時間がない」とは言わない子です。「時間がない」と言う子は、1時間と答えます。宿題くらいしかする暇がないと言うの...
昨日の記事みたいに「徳大や鳴教」なんて言い方をすると、地元国立大学をバカにしているみたいに思われるかもしれませんが、決してそうではありません。だって、私自身、徳大出身ですから。。。高3の時の担任には、「徳大や行ったら、アホばっかりで嫌になるぞ」とか、「どうして、県外に出ないんだ?徳島を愛してるのか?」とか、かなり失礼なあの手この手で、進路変更を勧められましたが、当時の私には、それなりに色々と思うと...
「毎日夜中まで塾に行って、 それで、徳大や鳴教って、どうなってるんですか?」なんて、聞かれることがあります。でも、それって、ごく一部の子じゃないですか?って思うんです。実際、うちに来てる理数科ほぼ安全圏に位置している中学生たちは、少なくとも、そんなに塾漬けではない。うちに週1~2回来てるだけとか、うちに週1回+地元の集合塾に2回ぐらいとかだし、その子たちが、高校生になったからって、そんな塾漬けの生活を...
1冊の問題集を完璧に仕上げる。。。1冊ぐらいなら…と思うかもしれませんが、やっていますか?おそらく、やっていない子の方が多いと思います。通年で使っているテキスト、1回目を解いたときに、間違えた問題番号に赤丸をつけて、しばらく進んでから、数単元まとめて丸消し。丸消しというのは、1回目に赤丸をつけた問題だけをもう一度解いて、出来たら、その赤丸を斜線で消すこと。さらに、数単元進んだら、2回目の丸消し。1回で全...
読解とは読み解くということですが、意味を理解するために、もう少し言葉を増やすならば、文を読んでそこから意味を汲み取ること、と言えます。文は文字が並んでいるものですから、その様子は自分で想像しなければいけません。言葉とその様子がつながっていないと、意味はわかりません。文字を読んで声に出したり、読み方がすべてわかって読めました!というだけでは、読んだというだけで意味は汲み取れていません。また、その想像...
国語の問題をやっていると、「本文の内容にもっとも適していると思うものを選べ。」(以下、選択肢四つ)というタイプの選択問題がよくあります。その選択肢の中に一つくらいは、「これは絶対に違うな」と思う選択肢が含まれているものですが、その選択肢に引っかかる子がけっこういて、驚くことしばしばです。なぜそんなことになるのでしょうか。それは、題材になっている本文をしっかり読むことは、みんな意識してやるのですが、...
高校入試や城ノ内中学の入試では、短い作文を書くことが出題されます。作文を書くための練習は必須ですが、実はその「書く」という以前に、書く条件が設定されていて、それを理解したうえで作文が書けているかを見られます。たとえば、こんな問題。城ノ内中学の過去問から引用します。「さくらさんの学級では、インタビューなどをして調べたことをもとに、「元気もりもり大作戦」の発表会をしました。さくらさんは、ほかの班の発表...
算数・数学だけではなく他教科でも、問いかけに工夫されるだけで、あっさりと正答率が下がります。たとえばこんな社会科の問題。「地図中Bの都市は東経45度にあり、Cの都市は東経135度にある。BとCの都市の時差は何時間か。」これをひねると、「地図中Bの都市は東経45度の経線、Cの都市は東経135度の経線上にある。東経0度からの時差をそれぞれ求めると、その差は何時間か。」下の文章はあえて言葉を追加して、意味が読み込めない...
新しいことを習ったとき、まずは基本的なことを理解します。この最初の理解はできたとして、次にすることはその習った理屈を使って問題を解くことです。実際、教科書でも最初に定義や基本的な理屈の説明があったあとで、問題を解くという形式で理解を進めます。当然、最初はいちばんわかりやすい言葉で説明されているのですが、いざテストになると別の聞き方をされることがよくあります。すると、理屈は同じなのに問いかけの文章が...
昨日の記事の補足ですが、昨日の記事でデータを取った6校について、合計も出してみました。国立大学合格者率は、R4が38.7%、R5が40.5%公立も含めて、国公立大学の合格者率にしても、R4が47.8%、R5が49.6%でした。ざっくりとした計算ではありますが、学区内の中学から、これらの高校の合格圏内に入るのは、およそ上位3割程度。もちろん、地域により多少の差はありますが。。。そのあたりから計算すると、今、もし、国立大学を...
少し気になったので、市内公立高校6校の大学進学状況を調べてみました。城ノ内、城東、城南、城北、徳北、市高の6校です。データ元は、各校HPの進路情報です。各学年の高校入試時の募集定員から合格者の割合を出して比較します。割合の大きい順に。。。<国立> R4 → R5①城東→城東②城ノ内→城南③城南→城ノ内④徳北→徳北⑤市高→市高⑥城北→城北<公立> R4 → R5①城南→城東②城東→城ノ内③城ノ内→徳北④徳北→城南⑤城北→市高⑥市高→...
長々とオンライン講座の紹介をしてきましたが、こんなことは、実際に家でやってる…というご家庭もあります。そういうご家庭にはこの講座は不要です。しかしながら、こういうことは、やらなければいけないと思いつつなかなか手が出せないというご家庭も多いと思います。あるいは、やりたいと思っても、どんな風にやればいいのかがわからないという声も聞きます。そういう方は、受講してみていただければと思います。そして、受講し...
活用これは、算数で学習した、あるいは学習する知識を実生活に結び付けるための時間です。いわゆる活用系の問題は、適性検査や高校入試でも必ず出題されます。それが嫌いだという子はとても多いのが現実。日常生活と算数が結びついていないからだと思うんです。ですから、まずはイメージしやすい題材を選んで、日常生活と結び付けたいのです。例えば、自分の部屋の片隅に収納ボックスを置きたい。ネットで収納ボックスを探したら、...
計算パズル簡単な四則計算を楽しくたくさんできるのが、こういうパズル系の問題のメリットだと思います。計算ドリルを解くより、断然楽しいですから。w基本的な計算力というのは、欠かせない部分ですから、強化しておきたいですよね。パズルなら、一問解くのに、たくさんの計算をしますし、ミスをすれば答えを見つけられないので、ミスをしないように…という気持ちが自然と働きます。さらには、答えにたどり着くルートが一つとは限...
図形模写・作成まずは、画面に映し出された見取り図を模写することから始めます。さいころの見取り図を描いてもらうと、正方形をいくつも並べて傾げている子がよくいます。もちろん、初めは誰しもそういう経験があるかもしれません。しかし、そこから発展していかない子が多いのです。私も小学生のころ、立体の見取り図をたくさん書いた記憶があります。どうやったら、きれいにかっこよく書けるのか・・・あれこれと書いてみたもの...
聞きとり読解算耳慣れない言葉だと思いますが、文字通り、問題文を聞きとって、算数の文章題を解いてもらいます。集中して聞くこと状況をイメージすること必要な情報を選び取ることメモを取ることこれらのことができなければ解けません。どれも、苦手な子が多いなぁ...と感じていることなので、是非とも、時間に余裕がある小学生のうちに手を入れておきたい部分なのです。もちろん、はじめは簡単な問題から。できれば、少しずつレ...
今日からは、オンライン考える算数コースの紹介をしていきます。こちらはマンツーマンのオンライン学習です。とにかく集中して考えるということをしてもらいたいので1回60分の設定にしました。対象は、小学校4~6年生です。将来、数学で撃沈してしまわないように…という思いから始まったコースです。通常の算数の授業とは違う角度から切り込んでいきます。では具体的に。・聞きとり読解算・図形模写・作成・計算パズル・活用それぞ...
この言葉の学習コースは週に一回程度ですから、その間にやってもらうことも用意します。●ファンレターを書こう自分が応援している人に対してファンレターを書いてもらいます。手紙に書くことやその流れを学びながら、どうすれば自分の気持ちが伝わり、魅力的な文章になるのかを考えます。言葉選びや、文の強調や省略をすることは、じっくりと手紙を書くことで能力が伸びるはずです。手紙を書く便箋は好きなものにしてもらって、楽...
●言葉の通りに図形を描こうゲーム例えば「正三角形の上に長方形を描こう。」といった命題を理解して、その図を描いてもらいます。言葉に忠実な行動とはどういうものかを理解したり、定義というものの理解にもつなげます。命題は複雑化していきますが、「Aという文字の線の幅を太くしよう。→文字に奥行をつけよう。→一点から飛び出して見えるようにしよう。」というように段階的に進めると、かなりおもしろいと思います。●あいうえ...
今回の言葉の学習コースでは、小学生が対象ですので、80分の時間の中程にゲーム的な内容をはさむ予定です。ただし遊びながら頭をフル回転してほしいですし、言葉の練習になるようなものにしなければと考えています。ではいくつか具体的に紹介します。●言葉たしゲーム「鳩が飛んだ。」のような主語述語のみの簡単な文に、一語ずつ単語を追加して文章をふくらませるゲームです。例えば、白い鳩が飛んだ。白い鳩がゆっくりと飛んだ。...
「ブログリーダー」を活用して、Shigemiさんをフォローしませんか?
どうして、こんな風に教えてくれなかったのだろう?と、ある程度成長してから、あるいは大人になってから思うことってあると思います。こんな風に教えてくれていれば、もっとできるようになっていたんじゃないだろうか・・・もっと楽しく楽に勉強できたんじゃないだろうか・・・と。例えば、よく話題にしてる英語。中学生に、特に地元公立では、頑なに文法用語を使わない指導をする。言語能力が高い子なら、文法をきちんと初めから...
習慣というのは怖いものです。我が家は小さいころから朝型だったので、テスト前とか、やることが溜まってくると、とにかく朝早く起きていました。特に意識してそうさせていたわけでもないと思うのですが、家族みんなが結構早く寝る家でしたから、自然とそんな習慣が出来ていた感じでしょうか。。。そうすると、大人になっても、仕事が溜まってくると、ついつい、朝、起きてしまいます。夏休みなんかは特に。。。午前中から、夏講が...
受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
最近は、どの教科も記述問題が増えてきていますね。「記述は無理」と、はじめから捨ててしまう子や、「とりあえず、答え覚えようか」みたいな勉強の仕方をしている子をよく見かけますが、それでは、いつまでたっても、きちんと書けるようにならないですね。。。もちろん、はじめから、うまく書ける子はあまりいません。でも、まずは、自分のペンを動かすことが大事です。とりあえず、間違っていてもいいので、書いてみます。記述問題...
成績が伸びる子と伸びない子は、思考パターンが違います。現時点での成績が、良いか悪いかではなく、伸びるか伸びないかの話です。伸びる子は、原因究明をします。では、原因究明をすることができるのに、成績が悪い子はなぜいるのか?「することができる」けれど、実際にはしないからです。そこはまた別の問題。原因究明をして、論理的に考える力はある。。。だけど、しない。。。という子は、その気になれば、伸びていく子です。...
さて最後にご紹介したいのは、program4 です。夏休み明けに学ぶところだと思いますが、そこに驚きの文があったので引用してみます。ぜひ意味をとってみてください。ダニエルくんが同級生の古瀬さんの家に行き、そのお母さんと話している様子です。Ms. Furuse: Would you like some tea?Daniel:Thank you. Who's this lady?(壁の写真を見て)Ms. Furuse:She's my sister Aki. She's a chef in Texas.Daniel:Wow, cool!Ms. Furuse:S...
徳島市採択の中1英語教科書「Sunshine」を紹介しています。この教科書は各章とも、最初に「Scenes」という基本文の提示が見開き2ページであり、続いて「part1,2」の本文が見開き2ページ、その後に「Action」というクイズや発表のためのページがあります。その後にようやく文法の説明ページが1ページあり、「英語早わかり」というタイトルになっています。program3のこの英語早わかりのところをみてみましょう。ここでは助動詞canを...
さて、中学1年の英語教科書「Sunshine」を眺めていますが、次のprogram2を見てみましょう。ここでは、Today’s Expression として、重要な基本文が書きだされています。それを見開き2ページ分書いてみますと、I (don’t) draw pictures.Look at my notebooks.Do you like baseball?When do you play badminton?この4文です。一般動詞の肯定、否定、疑問の文と、命令文、疑問詞を用いる疑問文、名詞の複数形、これがいっぺんに登場し...
小学校の復習に続いて、Program1からいよいよ中学校の内容ですが、大体見開き2ページごとに、「小学校で学んだ単語」が、ページの下の欄外の狭いスペースに掲載されています。例えば、program1 scenes1のいちばん最初のところでは、中学のNew Words には重要な単語が出てこないのですが、欄外の小学生単語は、重要単語だけでも、am,sorry,thirty,teacher,kind,student,fifteen,junior,at,forty,Australia,Brazil,などが並んでいま...
夏休みに必ずやって欲しいことのいちばんは、英語の復習です。休み中や休み明けに実力テストがあったり、また宿題もあったりすると思うので、おのずと復習できそうな気がしますが、適当にやっつけるのではなく、とくに単語の綴りを完璧に覚えることと、文法の理解を進めておくことが重要です。しかしながら、現在徳島市で採択されている「Sunshine(本年より小改定)」という教科書を眺めていますと、これは相当にやばいことになっ...
地元公立中学の進路指導には、以前から疑問に思っている点がたくさんあります。もちろん、学校のせいだけではなく、徳島県の教育環境や、風習のようなものも大きくかかわっているとは思いますが、毎年、夏の三者面談が終わったあとは、もやもやします。特に、学区内で、普通科すれすれラインの子たち。つまり、基礎学で、最終的に300点前後、中3の校内実力テストとかで、350点前後の子たち。よくあるパターン。。。実力テストで、3...
1学期の期末テスト、あるいは、前期の中間テストの結果が思わしくなくて、夏休みは頑張ろう!って考えている人もいると思います。今日は、そんな人によくある夏休みの計画の立て方の話です。今ぐらいの時期は、夏休みのうちに頑張らなきゃなんて思っている子も多いと思います。うちでも、よく聞きます、「夏休みは頑張る!」っていう言葉。でも、そこで、「何を、どう頑張るの?」なんて聞くと、とんでもない答えが返ってくること...
ある時、こんなことを生徒が言っていました。「ある段階まで来ないと、理解できないことってあるんですよね。 到達していないと、いくら教えてもらったところで理解できない… で、なんか、わからんなぁというか、ぼんやりわかってるなぁ…みたいな状況が、 あるところで、パッと繋がって全部わかる!それが快感なんですよー」なかなか深いことを感じているではないか―と、嬉しくなりましたが、これが、本来の「学ぶ」ということ...
今年度から、本格的にどんぐり倶楽部の良質の算数文章問題を取り入れています。小学生には多く取り入れているのですが、それぞれのレベルで、目に見える効果があって、これは、想像以上の優れた教材だなぁと改めて感じています。実は、先日も、どんぐりの文章題を解いている時に、まだ習っていない小数で割るわり算をしなければいけない状況が生まれたんです。「まだ習ってないよぉ、小数では、よう割らん…」と言うんですね。まぁ...
ケアレスミスは永遠の課題ですがw、できる限り少なくしたいものです。一番大事なのは、やはり、日常のケアレスミスを減らすことだと思います。テストでのケアレスミスが多い子は、たいてい、普段の家庭学習や宿題でもケアレスミスが多いんです。私は、若いころは、というか、学生のころは、ガチでピアノをやっていたのですが、そのころに偉い先生から教わったことがあります。きちんと自分の音を聴かずに弾くくらいなら、弾かない...
ここ数日、先取り学習について書いてきましたので、上位層の話が多く出ました。マンツーマンの塾なので、トップ層〜上位層の子は例年多く在籍します。集合塾では物足りない子や集合塾との併用で細かな指導を求めてくる子が多いので、昔から、そういう傾向はあります。一方で、療育手帳を持っている子もいます。個別で細かく対応していかなければうまくいかない子達です。近年、そういう問い合わせがよくあります。そういう子たちと...
昨日の記事を読むと、中学生の上位の子は先取りをしているのがわかります。なぜ、中学生の上位層までは先取りをするのか。。。高校入試があるからです。上位層の子たちは、合否に関わる心配はないにせよ、やはり、入学後の状況に意識が向かっています。徳島市内の公立高校普通科であれば、どの高校でも、少なくとも、真ん中よりは上位にいなければ国公立大は見えてきません。そのくらいのレベルでの理解と定着が図れていなければ高...
具体的に先取り学習の授業でどんな差があるのかをご紹介しようと思います。例えば、発展編の数学のテキスト。これは、難関私立まで視野に入れたテキストです。例題を使いながら、新しいことを学んでいくのですが、次の3パターンぐらいの差があります。①なぜか既に知っているので、知らないことの確認だけをする。②例題を一緒に解きながら、新出事項を確認していく。③②のあと、抜粋で確認問題を解いてもらって確かめる。これくらい...
「予習」「先取り」と言っても、人によってこれほど違いがあるのか。。。と塾の仕事を始めた頃、実感したものです。まず、大前提として、持って生まれた能力の差というのは、どうしても存在します。勉強に関して、こういうことを言うのはどうもタブーのような雰囲気がありますが、練習しても走るのが遅い子と練習しなくても速い子がいるのと同じだと思うんです。その感覚で、眺めてみると、塾や家庭学習で先取りをして、学校の授業...
先取り学習は必要か?時々、質問を受けますが、実際のところ、人によります。自分自身を振り返ると、高校に上がるまでは、予習も必要としていなかったので、いきなり、学校の授業で初めて学ぶのがいいんじゃないの?と思っていましたし、そのほうが真剣に集中して授業を聞くのでいいと思います。が、中学受験をするとなると、文理や附属小学校に通っている子以外は、どうしても先取り学習が必須になってきます。学校で習う前に入試...
ここからは、徳島県立図書館で借りた本の中から紹介します。県立図書館は車でないと行きにくいのが欠点ですが、冊数が多い(書庫に大量の蔵書がある)ことと、予約や貸出日数の延長がネットでできるのがとても便利です。貸出履歴を残すこともできるので、スマホで自分の履歴を見返しながら、オススメ本を選びました。では……アメリカの中学生が学んでいる14歳からの世界史ワークマンパブリッシング/著 -- ダイヤモンド社 -- 20...
いよいよ夏休みが始まりました。そこで、私が最近読んだ本の中から、中学生でも読めて楽しい、おすすめの本を紹介したいと思います。まずは、続ける脳: 最新科学でわかった!必ず結果を出す方法茂木健一郎 著(SB新書)2018継続は力なりと言いますが、継続が一番むずかしい気がしますよね。継続できるのも才能だと思いたくなりますが、考え方次第で継続できるようになる!ということを教えてくれます。この本では「グリット」とい...
褒めてのばす。昔に比べると、よく聞くようになった言葉です。でも実は、私はこれが苦手です。子供のころ、ちょっと頑張ったぐらいでは、褒められたことがないので、自分の中で、よっぽど頑張った感がないと、褒められても、なんだかおだてられているようで落ちつかないのです。バカにされてるの?なんて思ったりして。wwだから、生徒にも、ちょっとぐらいできたからって褒めたりしたら、おだててるみたいで、気の毒な気がするとい...
「楽しく勉強させたいんです!」という親御さんに出会ったことがあります。「楽しい」という言葉、これはなかなかの曲者で、どの「楽しい」を求めているのか・・・例えば、ピアノを弾くこと。ピアノは、誰にでも音が出せる楽しい楽器です。赤ん坊でも、鍵盤をたたけば音が出ます。それも「楽しい」しかし、何かメロディーが弾けると、もっと「楽しい」かもしれません。でも、そのためには、少し練習が必要ですよね。いきなり、メロディ...
塾で私が出した宿題と、学校の宿題しかしない子が時々います。私が受け持っているのは、たいてい1教科~2教科なので、他の教科は、学校の宿題しかしていないということになります。学校が、家庭学習のフォローもしてくれればいいのですが、そうでない場合、定期テスト前に、テスト範囲の学校のワーク類すら仕上がっていないという状況になります。自分の中学時代を振り返ると、確かに、学校の宿題なんてたかがしれていた記憶があり...
夏ごろによくあることですが、「急に先生が厳しくなった!」と、中3生が怒って帰ってくることがあります。何のことかと思えば、数学の採点が、突然、厳しくなって、今までは、「、」で通用していたところが、「,」でないとダメだとピンされたらしい。おそらくは、入試に向けて、誤ってピンされることを防ぐために・・・ということなのだろうと察しますが、今更。。。という感じですね。そういうことは、小学校のうちに教えておくべ...
勉強をしない子どもや、言うことを聞かない子どもに、「あなたのためなのよ!」と怒るお母さんをよく見かけます。しっかり勉強して、志望校に受かって欲しい。塾に行って、きちんと勉強して欲しい。部活も勉強も両立して欲しい。どれも、子供のためですが、その反面、自分のためでもあることが、時々見え隠れします。「ちゃんと勉強せんかったら、○○高校に入れんよ! そんなことになったら、もう、かっこの悪い。。。」誰が、かっ...
当たり前ですが、あまり成績が良くない子は、家庭学習の時間が少ないです。でも、その中には、何をやったらいいかわからなかったり、どれだけやらなければいけないかを知らなかったり、そんな理由で、やっていない子が多いんです。家庭学習を2時間しなさいと言われても、2時間も、何するん?という具合です。「単語覚えたらいいんで!」「漢字覚えたらいいんで!」と言われても、いつ、どれだけ、どうやって覚えたらいいかわかっていな...
ゲームをしている子どもに、「勉強しーよー!」って声をかけたら、「今、やろうと思ったのに、あ~ぁ、もうやる気がなくなった。。。」って、言われたこと、ありますよね。お母さん、キーーー!!ってなります。これは、きっと、言われたことがないお母さんを探すのが難しいぐらいなんじゃないかと思います。生徒と話し込みをしていると、子供は子供で、「しようと思いよったら、言われて、やる気がうせるんよな。。。」なんて言ってます...
色々なお母さんに出会いますが、規則正しい生活をするというのは大きい要素です。とは言っても、習い事やら、部活やら、毎日、同じスケジュールじゃぁ動けないと思います。それは、それでいいんです。でも、パターン化されていることと、子供がそれをわかっていることが大事です。つまり、塾の日は、何時に帰って、何時からご飯で、何時からお風呂、そういう風に決まっていることで、リズムができてきますから。。。そのリズムが欲...
「塾に行かせたのに・・・」とか、「家庭教師までつけたのに・・・」とか、思ったように成績が伸びなくて、今度は大丈夫なんだろうか?と、半信半疑、知人に紹介された私のところへ連絡をくださる方も少なくはありません。そういう時、「家で、学校の宿題以外に、何やってますか?」と、質問します。たいていは、何もやっていないか、本屋さんで買った問題集が中途半端にやられているか、みたいなところです。家庭教師をつけたり、個別...
成績を上げたいとか、勉強をきちんとしようとかいう気持ちがあって、考えたことをある程度実行できる能力がある子に必要なのは、ペースメイクだと思います。もちろん、わからないところを教えてもらうことも必要なのですが、それよりも大事なのはペースメイクだと思うのです。実際、うちの生徒たちも、私がやっていることの半分はペースメイクのような気がします。つまり、この時期に、これをこのくらいのペースで進めるというプラ...
昨日の続きです。算数・数学のノートに途中式が書けていますか?という話。見直しの時にとても役に立つというお話を昨日書きましたが、ノートに途中式を残すのには、もっと重要な役割があります。そして、算数・数学が苦手な子は、これができない。それは、考えるために書く、考えながら書くということです。例えば、長い文章題だったとすると、まずは、文章を整理して図や表を書きます。その時点で、文章とはおさらばです。次に、...
「ノートを見たら、勉強ができるかどうかがわかる」なんて、よく言いますが、これは、本当で、算数や数学のノート、解いた問題の番号と答えだけが並んでいませんか?まずいです。見てすぐに答えが出るような問題ならともかく、途中、何か計算が必要な問題にもかかわらず、式が書けていない。。。のはまずい。自分がどうやって解いたか、痕跡を残すことはとても大事で、間違えていた時の見直しにはとても役立ちます。例えば、解説を...
この自由研究シリーズの最初に、小学生の理科の教科書に書き方も書いてあると言いました。それには、レポート用紙的な紙6〜7枚くらいに書く様子が説明されています。しかし、自由研究は1枚の模造紙に大きく書くスタイルをとっている学校も多いようです。そうなるとレイアウトも考えなければいけませんし、普段とは字の大きさも変えなければいけませんから、かなり難度は上がります。また、教科書を参考にして書いたつもりでも、必...
3回にわたって、具体的なテーマを提案してみましたが、人のオススメをそのままやるのもイマイチですよね。最近は、自由研究のテーマをたくさん集めた本もあるようで、その中から簡単で面白そうなのを選んで…という子も多いようです。しかし、基本的な興味が弱いと次に発展していくということがないので、できればテーマは自分で決めたいものです。小学生のうちは、自由研究の経験がないので、何をどうすればいいのかさっぱりわかり...
社会科の自由研究というと、何かテーマを決めて、図書館に行って何冊か本を借りてきて、それを読んでまとめるだけの簡単な研究?になってしまう人も多いでしょう。夏休み後半の図書館に行くと、そんな子どもたちがたくさんいますw。でもそれではやっつけ感ばかりで面白くないですよね。夏休みは早朝や平日昼間などの大人が仕事している時間を自由に使えます。ですから、大人の仕事を直接目にする絶好の機会と言えます。やはり研究...
植物よりも天気・気象に興味があるなら、雨を使った研究はどうでしょうか。最近の教科書はエコ全開なので雨水利用について書かれています。ですから雨水を集めてみるというのは、とても立派な研究になります。例えばブルーシートなどを利用して雨水を集める装置を作るのも面白いですが、面倒なら屋根やカーポートの水を樋(とい)で集める方法を考えてもいいでしょう。マンションのベランダなら段ボール箱にビニール袋をかけて飛ば...
もうすぐ夏休み。夏休みの宿題といえば自由研究です。自由研究が一番苦手で親子で途方に暮れるという話もよく聞きます。しかし、自由研究は時間をかけて楽しみながら学ぶ最高の学習で、必ず考える力を伸ばしてくれると思います。実は小学理科の教科書には見開き2ページで自由研究のやり方を書いたページがあります。具体的な方法はそれを見ていただけばいいと思いますので、このブログでは、そのテーマに絞ってヒントを書いてみた...
勉強を進めていく上で、一番大事なのは、考えるということだと思います。例えば、数学の問題。「かわらない」と、飛ばした問題、何分考えましたか?2分?5分?10分?15分?どれもダメです。「わからない」という以上は、最低30分は考えましょう。そんなことしてたら、問題集が進まない?そうではないんです。30分、真剣に考えてみてください。この手がダメなら、あの手。次々と、知っている限りの知識をフル動員して、考えるのです...