字が汚い子、結構多いですよね。でも、実は、これには種類があるのです。テキストの文字を見ると、どの程度できるかが、実は、ある程度わかってしまいます。特に男子。。。字が汚い子は、出来ないと思いがちですが、実はそうではなく、汚さに種類があります。あまり勉強ができなくて、字が汚い子は、書くのも遅くて、汚い。とにかく書き慣れていない。ペンがしっかり握れていない次元です。勉強が出来る字が汚い子は、書くのは速く...
徳島県の中学受験・高校受験のこと、学校、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法などを綴ります。
徳島県で、家庭教師や塾講師をして、20年が過ぎました。そこで、この経験を生かして、小・中学生の君たちや、お父さん、お母さんに、何か少しでも役立つようなお話ができる気がして、このブログを始めることにしました。中学受験のこと、高校受験のこと、学校のこと、塾や家庭教師のこと、家庭学習や勉強の方法など、色々なことをお話ししたいと思っています。
●禁止ワード作文子どもの作文にはお決まりの言葉がたくさん出てきます。「とても」「おもしろかった」「よかった」「思います」など使いやすい言葉なのですが、それに頼ると表現が単調になりますし、詳しく伝わりません。そのような頻出単語をあえて禁止して作文を作ります。例えば「運動会はいい天気だったのでよかった。リレーがとてもおもしろかった。来年は優勝したいと思います。」のような文になりがちですが、「この間の運...
この度新設いたします、オンライン言葉の学習コースの内容につきまして、今回は学習的内容について、その一部を、より詳細にご紹介させていただきます。●今週のことわざ・慣用句・四字熟語なかなか覚えにくい、ことわざ・慣用句・四字熟語ですが、実際に使ってみることで定着を図ります。語句の説明をしたうえで意味を理解し、さらにそれを使って文章を作ります。文例にたくさん触れることで、実際に使える真の実力になるはずです...
考えるためには言葉が必要で、言葉を自由に扱うことが上手であればあるほど思考力は上がります。言葉の能力は、読む書く聞く話すの四つになりますが、特に重要性が高いと思われるのが読解力です。読解力は国語の点数に直結していますが、算数・英語・理科・社会、全ての基礎となる力です。その力をなるべく早く小学生のうちからアップしておかなければいけません。そこで、この春からインターネット上でzoomアプリを使った、リモー...
4月から開講するオンライン講座を紹介します。まずは概要から。対象は小学校4~6年生。zoomを使用したオンライン学習です。(zoomが使用できるカメラ機能のあるパソコンかタブレットが必要です。)【オンライン言葉の学習コース(担当:熊川)】少人数レッスン(1~3名、他学年混在の場合アリ)80分/回 (44回/年)¥12,000/月(税込み)【オンライン考える算数コース(担当:長尾)】マンツーマンレッスン60分/回 (44回/年)¥12...
地元公立上位層にいながら、この先の伸び悩みが見え隠れする子たちに足りないものは何だろう?と、よく考えます。中学に上がるまでに意識的にやっておくべきことがあるのではないだろうか?個人懇談などで、お母さんに学習状況や私たちが感じていることをお話しするときに、小学生の場合、よく話題になるのは、もっと、色々な体験をしてほしいということや、もっと、正しい会話を多くしてほしいということ。ドリルやパターン演習を...
昨日のつづきです。今日はドリル・パターン演習で凌いでいる子の読解についてです。文章を読んで、頭の中に映像が浮かぶということが、どうやらないらしい。前にも書いたことがあると思いますが、「黒々とした森林が広がっていて、雪をかぶった高い峰に月の光が反射している…」こんな文章があると、頭の中にその情景が浮かんで、冬の晴れた夜であるということは簡単にイメージできるはずですが、それができない。雪だから冬、月だ...
昨日のつづきです。地元公立上位3割の中には、ドリル・パターン演習だけで凌いでいる子がかなりいるというお話。10日ほど前の記事にも、パターンや公式に当てはめるだけの子が多いということを書きましたが、これは、小学生のうちに、すでに始まっています。例えば、苦手な小学生が多い速さの問題。距離=速さ×時間という公式に当てはめると考えているんです。公式を覚えて当てはめる問題と化しているのです。パターンで凌げる子な...
少なくとも、受験が必要な中学に入学した場合、それなりの成績以上の子たちが集まるので、それぞれの学校に、いわゆるトップ層の子たちも多くいます。ですから、地元公立上位層ぐらいの成績ならば、当然、校内で真ん中よりも下の位置になることが多いため、ある程度の危機感は生まれると思います。しかし、地元公立でいれば、そのくらいの成績でも小学校から常に上位層に位置付けられてしまって、意図的に、外の世界を見せない限り...
子供と大人が直接話しをすることは相当少なくなってしまいましたが、大人同士の会話を聞くという機会も減っています。昔は親戚のところに連れて行かれることが多く、そこで親は勝手にじいさんばあさんや親の兄弟などと大人の話を始めるわけです。スマホも携帯型のゲームもなかったですし、親戚の家で勝手に遊びだすこともできないので、いやでも大人の会話を大人しく聞いているしかすることがありません。子供にとって大人の話はだ...
今の社会を観察してみると、子供と大人が話をする機会が、とても少なくなりました。親子の会話は家によって多い少ないがあるでしょうし、それは今も昔も変わらないと思いますが、ここで言いたいのは、子供が「他人の」大人と話をする機会のことです。例えば、最近は子供を一人でお使いに行かせることがほとんど無くなったと思います。店に行って、必要なものを店の人に伝えて揃えてもらい、お金を払って返ってくるという一連の作業...
これは親も子どももなのですが、皆さん問題集は何がいいのかとかなり気にします。確かに問題集をやってできるようになれば、テストでいい点が取れそうですし、最低限必ずやらなければいけないのは問題集!と思っています。簡単すぎてもいけませんし、実力以上に難しいのも困りもの。字の大きさやカラーかどうかなど、いろいろ気になることが多いですよね。しかし、問題集は確かに大事ですがあえて言わせてもらうと、問題集はあくま...
読書といっても、どうしても読むのが苦手という人はいます。特に文字を読み取る能力にはかなり個人差があるようで、心肺能力の低い子にジョギングをさせたり筋肉質ではない子に鉄棒を延々やらせたりしても、体力は思うように伸びないのとよく似ているのかなと思います。読むことはできるけれど、読むことを続けることが苦手なときは、言葉の遊びをするのがいいと思います。昔はゲームもそんなになかったですから、よく言葉遊びをし...
子供の頃の読書は、言葉の能力全般を向上するという意見の人は多いです。私もその一人で読書推奨派ですが、中には読書量は国語力向上には全く関係ないという人もいます。よく考えてみると、読書にも方法があって、残念な読み方をしている人がけっこう多いのではないかと感じています。それはどういう読み方かというと、目で文字は追っていて、漢字も含めてすべての文字を読んではいるのですが、頭の中にイメージを作らず、意味を理...
本屋に行くと、最近は小学生の語彙力をアップするという本がたくさん並んでいます。私も仕事柄気になりますから中身を見てみるのですが、どうしても言葉とその意味を見開き2ページで解説しているだけのものが多いです。そりゃ言葉の説明だけでは面白くもないですから、イラスト付きですし例文も書いてあります。その例文もそこそこ面白い文章にしてあったりします。そんなのを見ると、こういう本を読めば自然と言葉を覚えそうだと...
小学校高学年~中学生にもなると、持病がある子供が増えてきます。持病と言っても、まぁ、そんなに、たいそうなものではなく、例えば、花粉症。それから、女子に増えてくるのは頭痛。そんなの病気のうちに入らないじゃん、なんて言われるかもしれませんが、鼻水ずるずるでは、実力は発揮できませんし、頭が痛くても、集中力は持ちませんから、それなりに対処しておく必要があります。とはいえ、スッキリ完治するようなものでもあり...
どんなに気をつけていても、避けられない病気というのはあるものです。しかし、避けられる病気もたくさんあります。せめて、防げることは防いでおきたいものですよね。受験生に、必ずしておいてほしいのは、歯の治療。入試の日に、虫歯がうずく・・・なんてことは、絶対に避けなければいけません!歯の治療って、早く見つけて、早く治療すれば、そんなに時間もかからないし、それほど痛くもない。おまけに、費用も少なくて済みます...
「さすがに、もうちょっと綺麗に答案用紙を書こうよ」と言わなければいけない中3生が毎年います。ついでに、中1中2生にも言ってますが。。。受験生と受験校を直接繋ぐ唯一のものが答案用紙だって、考えたこと、あるでしょうか?「僕は、この学校に入りたいんです!」っていう意思を伝えるための唯一の手段。それなのに、なんで、そんなに汚い字なの!って思うんです、時々。気持ちを伝えられます?そんな汚い字で。今どき、手書き...
暗記することと、パターンにあてはめて解くことが、勉強だと思っている子はたくさんいます。そんな風に思っているとは感じていないかもしれませんが、小学校高学年で出会ったとしても、既にそういう思考に陥っている子は、かなり多いと思います。理屈にも、仕組みにも興味がなくて、パターンにだけ興味があると言ってもいいくらい、「どのパターン?」「どの公式?」と、反射的に考えるようです。例えば、中1数学の関数、動点の問題...
先日、ある生徒と話していた時のことです。私:これで安心してたらあかんよ。生徒:安心はしてません。私:でも危機感は持ってないでしょ?生徒:それはありません。これだよな~と思いました。危機感を持っていないというのは、安心してるということだ、と私は認識しているのですが、危機感は持っていないけれど、安心しているわけではない、と生徒は思っています。この違い、分かるでしょうか?安心しているわけではないから大丈夫...
「生きる力」という言葉を、しみじみと実感することが時々あります。そして、子供のころに、勉強を通して、一番身につけてほしいことは、これだと思います。歴史を知ること、社会を知ること、世の中を知ること、人間を知ること、そして、自分の力で考えて、自分の意見を持てるようになること。最終的に、そういう力が付いている子は、何か、大変なことに見舞われてしまっても、生きていけると思います。「人生、何が起きるかわから...
何かのきっかけで、「やらなきゃ!」などと思い立ったとき、それがうまくいかない、あるいは、続かない原因の一つは、2歩3歩と背伸びをし過ぎてしまうことだと思います。例えば、今まで、テキストを、完璧どころか、半分も仕上げられていなかった子が、いきなり、全部仕上げようとする。気分がのっているとついつい。。。でも、はっきり言って、そんなの無理です。そりゃぁ、理想は、きっちり完璧に仕上げることですが、それは、段...
問題集を解くとき、そのまま書き込んで解くか、それともノートに解くか、どちらで勉強していますか?私がこのブログでよく書いているような勉強法で勉強をするためには、書き込んではまずいのですが、書き込んだ方が、早くてわかりやすいというのも、わからないではない。小学校低学年のうちから、ノートで解くことに慣れている子なら、それほど時間も違わないし、要領よくノートにできます。しかし、これが、慣れていない子となる...
既に、出会った時に、再現することを意識できている子もいますが、そんなことは意識していない子もたくさんいます。最後まで、意識できずに終わる子もいますが、途中で、何となく意識し始めて行動が変わる子もいます。「意識しなさい!」とか言ってみたところで、変わりはしないのですが、ある日、突然、メモを取るようになることがあります。突然のようにも思いますが、きっと、そうではない。徐々に、少~しずつ、気持ちが変わっ...
勉強をしているときに、再現することが意識の中にあるかどうかは、その成果に大きくかかわってきます。つまり、今、聞いたこと、学んだことを、次、自分で再現できるようにしようとしているかどうかです。例えば、何か、わからない問題の解説を受けたとします。普通は、聞いた時点で、「あ~、なるほどな~、わかった!」と思うでしょう。問題はその次、それを、自分でも解説できるでしょうか?それが、意識の中にあるかどうかです...
では、なんでもかんでも図解ではなく、言葉で説明にできなければいけないのでしょうか。実際、喋ることが苦手で作文も苦手だけれど、社会で成功するという人はたくさんいます。学問の世界であれば、特に理系の数学者やプログラマーなどにはそういう人が多い印象です。スポーツの世界でも、喋りは全くだけれど素晴らしい成績の選手はたくさんいます。芸術や職人の世界もそうでしょう。生み出すもので表現するわけですから、言葉の能...
なんといっても図解はわかりやすいですね。我々も普段の授業で様々な図解をします。算数数学では特に頻繁で、線分図はその代表です。またグラフも図解の一種で、言葉ではわかりにくい数字の関係をヴィジュアルで表現してくれます。以前、読書のときに「漫画で読む」シリーズを取り入れると、わかりやすくて読書しやすくなる話をしましたが、これもヴィジュアルの力でしょう。さらにもっと小さい時は、図鑑がとても面白く感じますし...
算数の試験時間もそれほど余裕はありません。終盤の問題の小問3あたりには、やや難しい問題が配置されているのも例年通りで、時間が足りない中、その問題にトライするかどうかは重要な判断になります。残り3分しかない状況で難しい問題にトライするくらいなら、スッパリ諦めて前の問題に取りこぼしや勘違いがないかを確認したほうがいいことも多いでしょう。目の前にまだできていない問題があると、取り組まなくてはいられない!と...
今回は算数について印象を書いてみましょう。算数もほぼ例年通りで奇抜な印象や凝りすぎな感じはありません。どちらかというと「やや易化」かもしれません。資料(データ)の調べ方の単元は頻出のようです。問題文を読み取る能力をはかれること、言葉で答える問題を作りやすいこと、公式があまり無く思考力を問えることがその理由でしょうか。算数の受験対策では、計量計算、速さなどの文章題、つるかめ算などの特殊算などに重点が...
先月行われた、鳴門教育大学附属中学校の入試問題を解いてみましたので、その印象を何回かに分けて書いてみたいと思います。科目は算数と国語の二科目で、日程などは例年通りということです。全体の印象としては、それほど変化していないという気がしました。受験した生徒の印象では、国語が難しかったという意見が多かったですが、実際解いてみると、問題文自体も割と素直な文章ですし、文章も多すぎないので、なんのことだかさっ...
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字が汚い子、結構多いですよね。でも、実は、これには種類があるのです。テキストの文字を見ると、どの程度できるかが、実は、ある程度わかってしまいます。特に男子。。。字が汚い子は、出来ないと思いがちですが、実はそうではなく、汚さに種類があります。あまり勉強ができなくて、字が汚い子は、書くのも遅くて、汚い。とにかく書き慣れていない。ペンがしっかり握れていない次元です。勉強が出来る字が汚い子は、書くのは速く...
どうして、こんな風に教えてくれなかったのだろう?と、ある程度成長してから、あるいは大人になってから思うことってあると思います。こんな風に教えてくれていれば、もっとできるようになっていたんじゃないだろうか・・・もっと楽しく楽に勉強できたんじゃないだろうか・・・と。例えば、よく話題にしてる英語。中学生に、特に地元公立では、頑なに文法用語を使わない指導をする。言語能力が高い子なら、文法をきちんと初めから...
習慣というのは怖いものです。我が家は小さいころから朝型だったので、テスト前とか、やることが溜まってくると、とにかく朝早く起きていました。特に意識してそうさせていたわけでもないと思うのですが、家族みんなが結構早く寝る家でしたから、自然とそんな習慣が出来ていた感じでしょうか。。。そうすると、大人になっても、仕事が溜まってくると、ついつい、朝、起きてしまいます。夏休みなんかは特に。。。午前中から、夏講が...
受験勉強ばかりしていると、やはり、それなりにストレスはかかるものです。大人だって、仕事ばっかりしていると、違うこと、したくなりますものね。特にスポーツ系の部活をしていた中3生。「夏休みが勝負だー!」と、意気込んでいたものの、いざ、部活が終わると、あまりに時間がありすぎて、結局、だらだらしてしまう子は多いものです。原因はいろいろだと思いますが、今まで、部活で体を使っていたのに、突然、何もしなくなると、た...
最近は、どの教科も記述問題が増えてきていますね。「記述は無理」と、はじめから捨ててしまう子や、「とりあえず、答え覚えようか」みたいな勉強の仕方をしている子をよく見かけますが、それでは、いつまでたっても、きちんと書けるようにならないですね。。。もちろん、はじめから、うまく書ける子はあまりいません。でも、まずは、自分のペンを動かすことが大事です。とりあえず、間違っていてもいいので、書いてみます。記述問題...
成績が伸びる子と伸びない子は、思考パターンが違います。現時点での成績が、良いか悪いかではなく、伸びるか伸びないかの話です。伸びる子は、原因究明をします。では、原因究明をすることができるのに、成績が悪い子はなぜいるのか?「することができる」けれど、実際にはしないからです。そこはまた別の問題。原因究明をして、論理的に考える力はある。。。だけど、しない。。。という子は、その気になれば、伸びていく子です。...
さて最後にご紹介したいのは、program4 です。夏休み明けに学ぶところだと思いますが、そこに驚きの文があったので引用してみます。ぜひ意味をとってみてください。ダニエルくんが同級生の古瀬さんの家に行き、そのお母さんと話している様子です。Ms. Furuse: Would you like some tea?Daniel:Thank you. Who's this lady?(壁の写真を見て)Ms. Furuse:She's my sister Aki. She's a chef in Texas.Daniel:Wow, cool!Ms. Furuse:S...
徳島市採択の中1英語教科書「Sunshine」を紹介しています。この教科書は各章とも、最初に「Scenes」という基本文の提示が見開き2ページであり、続いて「part1,2」の本文が見開き2ページ、その後に「Action」というクイズや発表のためのページがあります。その後にようやく文法の説明ページが1ページあり、「英語早わかり」というタイトルになっています。program3のこの英語早わかりのところをみてみましょう。ここでは助動詞canを...
さて、中学1年の英語教科書「Sunshine」を眺めていますが、次のprogram2を見てみましょう。ここでは、Today’s Expression として、重要な基本文が書きだされています。それを見開き2ページ分書いてみますと、I (don’t) draw pictures.Look at my notebooks.Do you like baseball?When do you play badminton?この4文です。一般動詞の肯定、否定、疑問の文と、命令文、疑問詞を用いる疑問文、名詞の複数形、これがいっぺんに登場し...
小学校の復習に続いて、Program1からいよいよ中学校の内容ですが、大体見開き2ページごとに、「小学校で学んだ単語」が、ページの下の欄外の狭いスペースに掲載されています。例えば、program1 scenes1のいちばん最初のところでは、中学のNew Words には重要な単語が出てこないのですが、欄外の小学生単語は、重要単語だけでも、am,sorry,thirty,teacher,kind,student,fifteen,junior,at,forty,Australia,Brazil,などが並んでいま...
夏休みに必ずやって欲しいことのいちばんは、英語の復習です。休み中や休み明けに実力テストがあったり、また宿題もあったりすると思うので、おのずと復習できそうな気がしますが、適当にやっつけるのではなく、とくに単語の綴りを完璧に覚えることと、文法の理解を進めておくことが重要です。しかしながら、現在徳島市で採択されている「Sunshine(本年より小改定)」という教科書を眺めていますと、これは相当にやばいことになっ...
地元公立中学の進路指導には、以前から疑問に思っている点がたくさんあります。もちろん、学校のせいだけではなく、徳島県の教育環境や、風習のようなものも大きくかかわっているとは思いますが、毎年、夏の三者面談が終わったあとは、もやもやします。特に、学区内で、普通科すれすれラインの子たち。つまり、基礎学で、最終的に300点前後、中3の校内実力テストとかで、350点前後の子たち。よくあるパターン。。。実力テストで、3...
1学期の期末テスト、あるいは、前期の中間テストの結果が思わしくなくて、夏休みは頑張ろう!って考えている人もいると思います。今日は、そんな人によくある夏休みの計画の立て方の話です。今ぐらいの時期は、夏休みのうちに頑張らなきゃなんて思っている子も多いと思います。うちでも、よく聞きます、「夏休みは頑張る!」っていう言葉。でも、そこで、「何を、どう頑張るの?」なんて聞くと、とんでもない答えが返ってくること...
ある時、こんなことを生徒が言っていました。「ある段階まで来ないと、理解できないことってあるんですよね。 到達していないと、いくら教えてもらったところで理解できない… で、なんか、わからんなぁというか、ぼんやりわかってるなぁ…みたいな状況が、 あるところで、パッと繋がって全部わかる!それが快感なんですよー」なかなか深いことを感じているではないか―と、嬉しくなりましたが、これが、本来の「学ぶ」ということ...
今年度から、本格的にどんぐり倶楽部の良質の算数文章問題を取り入れています。小学生には多く取り入れているのですが、それぞれのレベルで、目に見える効果があって、これは、想像以上の優れた教材だなぁと改めて感じています。実は、先日も、どんぐりの文章題を解いている時に、まだ習っていない小数で割るわり算をしなければいけない状況が生まれたんです。「まだ習ってないよぉ、小数では、よう割らん…」と言うんですね。まぁ...
ケアレスミスは永遠の課題ですがw、できる限り少なくしたいものです。一番大事なのは、やはり、日常のケアレスミスを減らすことだと思います。テストでのケアレスミスが多い子は、たいてい、普段の家庭学習や宿題でもケアレスミスが多いんです。私は、若いころは、というか、学生のころは、ガチでピアノをやっていたのですが、そのころに偉い先生から教わったことがあります。きちんと自分の音を聴かずに弾くくらいなら、弾かない...
ここ数日、先取り学習について書いてきましたので、上位層の話が多く出ました。マンツーマンの塾なので、トップ層〜上位層の子は例年多く在籍します。集合塾では物足りない子や集合塾との併用で細かな指導を求めてくる子が多いので、昔から、そういう傾向はあります。一方で、療育手帳を持っている子もいます。個別で細かく対応していかなければうまくいかない子達です。近年、そういう問い合わせがよくあります。そういう子たちと...
昨日の記事を読むと、中学生の上位の子は先取りをしているのがわかります。なぜ、中学生の上位層までは先取りをするのか。。。高校入試があるからです。上位層の子たちは、合否に関わる心配はないにせよ、やはり、入学後の状況に意識が向かっています。徳島市内の公立高校普通科であれば、どの高校でも、少なくとも、真ん中よりは上位にいなければ国公立大は見えてきません。そのくらいのレベルでの理解と定着が図れていなければ高...
具体的に先取り学習の授業でどんな差があるのかをご紹介しようと思います。例えば、発展編の数学のテキスト。これは、難関私立まで視野に入れたテキストです。例題を使いながら、新しいことを学んでいくのですが、次の3パターンぐらいの差があります。①なぜか既に知っているので、知らないことの確認だけをする。②例題を一緒に解きながら、新出事項を確認していく。③②のあと、抜粋で確認問題を解いてもらって確かめる。これくらい...
「予習」「先取り」と言っても、人によってこれほど違いがあるのか。。。と塾の仕事を始めた頃、実感したものです。まず、大前提として、持って生まれた能力の差というのは、どうしても存在します。勉強に関して、こういうことを言うのはどうもタブーのような雰囲気がありますが、練習しても走るのが遅い子と練習しなくても速い子がいるのと同じだと思うんです。その感覚で、眺めてみると、塾や家庭学習で先取りをして、学校の授業...
ここからは、徳島県立図書館で借りた本の中から紹介します。県立図書館は車でないと行きにくいのが欠点ですが、冊数が多い(書庫に大量の蔵書がある)ことと、予約や貸出日数の延長がネットでできるのがとても便利です。貸出履歴を残すこともできるので、スマホで自分の履歴を見返しながら、オススメ本を選びました。では……アメリカの中学生が学んでいる14歳からの世界史ワークマンパブリッシング/著 -- ダイヤモンド社 -- 20...
いよいよ夏休みが始まりました。そこで、私が最近読んだ本の中から、中学生でも読めて楽しい、おすすめの本を紹介したいと思います。まずは、続ける脳: 最新科学でわかった!必ず結果を出す方法茂木健一郎 著(SB新書)2018継続は力なりと言いますが、継続が一番むずかしい気がしますよね。継続できるのも才能だと思いたくなりますが、考え方次第で継続できるようになる!ということを教えてくれます。この本では「グリット」とい...
褒めてのばす。昔に比べると、よく聞くようになった言葉です。でも実は、私はこれが苦手です。子供のころ、ちょっと頑張ったぐらいでは、褒められたことがないので、自分の中で、よっぽど頑張った感がないと、褒められても、なんだかおだてられているようで落ちつかないのです。バカにされてるの?なんて思ったりして。wwだから、生徒にも、ちょっとぐらいできたからって褒めたりしたら、おだててるみたいで、気の毒な気がするとい...
「楽しく勉強させたいんです!」という親御さんに出会ったことがあります。「楽しい」という言葉、これはなかなかの曲者で、どの「楽しい」を求めているのか・・・例えば、ピアノを弾くこと。ピアノは、誰にでも音が出せる楽しい楽器です。赤ん坊でも、鍵盤をたたけば音が出ます。それも「楽しい」しかし、何かメロディーが弾けると、もっと「楽しい」かもしれません。でも、そのためには、少し練習が必要ですよね。いきなり、メロディ...
塾で私が出した宿題と、学校の宿題しかしない子が時々います。私が受け持っているのは、たいてい1教科~2教科なので、他の教科は、学校の宿題しかしていないということになります。学校が、家庭学習のフォローもしてくれればいいのですが、そうでない場合、定期テスト前に、テスト範囲の学校のワーク類すら仕上がっていないという状況になります。自分の中学時代を振り返ると、確かに、学校の宿題なんてたかがしれていた記憶があり...
夏ごろによくあることですが、「急に先生が厳しくなった!」と、中3生が怒って帰ってくることがあります。何のことかと思えば、数学の採点が、突然、厳しくなって、今までは、「、」で通用していたところが、「,」でないとダメだとピンされたらしい。おそらくは、入試に向けて、誤ってピンされることを防ぐために・・・ということなのだろうと察しますが、今更。。。という感じですね。そういうことは、小学校のうちに教えておくべ...
勉強をしない子どもや、言うことを聞かない子どもに、「あなたのためなのよ!」と怒るお母さんをよく見かけます。しっかり勉強して、志望校に受かって欲しい。塾に行って、きちんと勉強して欲しい。部活も勉強も両立して欲しい。どれも、子供のためですが、その反面、自分のためでもあることが、時々見え隠れします。「ちゃんと勉強せんかったら、○○高校に入れんよ! そんなことになったら、もう、かっこの悪い。。。」誰が、かっ...
当たり前ですが、あまり成績が良くない子は、家庭学習の時間が少ないです。でも、その中には、何をやったらいいかわからなかったり、どれだけやらなければいけないかを知らなかったり、そんな理由で、やっていない子が多いんです。家庭学習を2時間しなさいと言われても、2時間も、何するん?という具合です。「単語覚えたらいいんで!」「漢字覚えたらいいんで!」と言われても、いつ、どれだけ、どうやって覚えたらいいかわかっていな...
ゲームをしている子どもに、「勉強しーよー!」って声をかけたら、「今、やろうと思ったのに、あ~ぁ、もうやる気がなくなった。。。」って、言われたこと、ありますよね。お母さん、キーーー!!ってなります。これは、きっと、言われたことがないお母さんを探すのが難しいぐらいなんじゃないかと思います。生徒と話し込みをしていると、子供は子供で、「しようと思いよったら、言われて、やる気がうせるんよな。。。」なんて言ってます...
色々なお母さんに出会いますが、規則正しい生活をするというのは大きい要素です。とは言っても、習い事やら、部活やら、毎日、同じスケジュールじゃぁ動けないと思います。それは、それでいいんです。でも、パターン化されていることと、子供がそれをわかっていることが大事です。つまり、塾の日は、何時に帰って、何時からご飯で、何時からお風呂、そういう風に決まっていることで、リズムができてきますから。。。そのリズムが欲...
「塾に行かせたのに・・・」とか、「家庭教師までつけたのに・・・」とか、思ったように成績が伸びなくて、今度は大丈夫なんだろうか?と、半信半疑、知人に紹介された私のところへ連絡をくださる方も少なくはありません。そういう時、「家で、学校の宿題以外に、何やってますか?」と、質問します。たいていは、何もやっていないか、本屋さんで買った問題集が中途半端にやられているか、みたいなところです。家庭教師をつけたり、個別...
成績を上げたいとか、勉強をきちんとしようとかいう気持ちがあって、考えたことをある程度実行できる能力がある子に必要なのは、ペースメイクだと思います。もちろん、わからないところを教えてもらうことも必要なのですが、それよりも大事なのはペースメイクだと思うのです。実際、うちの生徒たちも、私がやっていることの半分はペースメイクのような気がします。つまり、この時期に、これをこのくらいのペースで進めるというプラ...
昨日の続きです。算数・数学のノートに途中式が書けていますか?という話。見直しの時にとても役に立つというお話を昨日書きましたが、ノートに途中式を残すのには、もっと重要な役割があります。そして、算数・数学が苦手な子は、これができない。それは、考えるために書く、考えながら書くということです。例えば、長い文章題だったとすると、まずは、文章を整理して図や表を書きます。その時点で、文章とはおさらばです。次に、...
「ノートを見たら、勉強ができるかどうかがわかる」なんて、よく言いますが、これは、本当で、算数や数学のノート、解いた問題の番号と答えだけが並んでいませんか?まずいです。見てすぐに答えが出るような問題ならともかく、途中、何か計算が必要な問題にもかかわらず、式が書けていない。。。のはまずい。自分がどうやって解いたか、痕跡を残すことはとても大事で、間違えていた時の見直しにはとても役立ちます。例えば、解説を...
この自由研究シリーズの最初に、小学生の理科の教科書に書き方も書いてあると言いました。それには、レポート用紙的な紙6〜7枚くらいに書く様子が説明されています。しかし、自由研究は1枚の模造紙に大きく書くスタイルをとっている学校も多いようです。そうなるとレイアウトも考えなければいけませんし、普段とは字の大きさも変えなければいけませんから、かなり難度は上がります。また、教科書を参考にして書いたつもりでも、必...
3回にわたって、具体的なテーマを提案してみましたが、人のオススメをそのままやるのもイマイチですよね。最近は、自由研究のテーマをたくさん集めた本もあるようで、その中から簡単で面白そうなのを選んで…という子も多いようです。しかし、基本的な興味が弱いと次に発展していくということがないので、できればテーマは自分で決めたいものです。小学生のうちは、自由研究の経験がないので、何をどうすればいいのかさっぱりわかり...
社会科の自由研究というと、何かテーマを決めて、図書館に行って何冊か本を借りてきて、それを読んでまとめるだけの簡単な研究?になってしまう人も多いでしょう。夏休み後半の図書館に行くと、そんな子どもたちがたくさんいますw。でもそれではやっつけ感ばかりで面白くないですよね。夏休みは早朝や平日昼間などの大人が仕事している時間を自由に使えます。ですから、大人の仕事を直接目にする絶好の機会と言えます。やはり研究...
植物よりも天気・気象に興味があるなら、雨を使った研究はどうでしょうか。最近の教科書はエコ全開なので雨水利用について書かれています。ですから雨水を集めてみるというのは、とても立派な研究になります。例えばブルーシートなどを利用して雨水を集める装置を作るのも面白いですが、面倒なら屋根やカーポートの水を樋(とい)で集める方法を考えてもいいでしょう。マンションのベランダなら段ボール箱にビニール袋をかけて飛ば...
もうすぐ夏休み。夏休みの宿題といえば自由研究です。自由研究が一番苦手で親子で途方に暮れるという話もよく聞きます。しかし、自由研究は時間をかけて楽しみながら学ぶ最高の学習で、必ず考える力を伸ばしてくれると思います。実は小学理科の教科書には見開き2ページで自由研究のやり方を書いたページがあります。具体的な方法はそれを見ていただけばいいと思いますので、このブログでは、そのテーマに絞ってヒントを書いてみた...
勉強を進めていく上で、一番大事なのは、考えるということだと思います。例えば、数学の問題。「かわらない」と、飛ばした問題、何分考えましたか?2分?5分?10分?15分?どれもダメです。「わからない」という以上は、最低30分は考えましょう。そんなことしてたら、問題集が進まない?そうではないんです。30分、真剣に考えてみてください。この手がダメなら、あの手。次々と、知っている限りの知識をフル動員して、考えるのです...