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ひとりのミレシアン http://mabistry.blog.fc2.com/

アルターとミレシアンのお話。二次創作小説サイト。

アルターくんめっちゃ贔屓。女性向けかもしれない。

あやめ
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2013/06/28

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  • 31

    ミレシアンだから死んでも蘇る。けれど、痛みはあるし出血もする。血の海に横たわるべスターシャさんはかろうじて死んではいなかった。だがそれが彼女にとって一番辛い状態になってしまった。所謂デッドリー。あと一回攻撃されれば死んでしまい蘇生する。寧ろその方が痛みも怪我も消えてありがたいと思うのはミレシアンだからだろう。しかしリースさんはそれ以上短剣を突き立てようとはせず、激痛に声も無く血の海で耐えるべスター...

  • 30

    アルターは寝入るフィオンを抱え無事にタルティーンへと戻ってきた。以前コリーニョが走って行った場所を思い出し、その家に向かう途中「フィオン!」と女性の悲鳴のような呼び声に足を止めて其方を見る。駆け付けてきた女性はアルターからフィオンをひったくるように奪うと懸命に声をかけ、それでも目を覚まさない様子にアルターを怪しんで涙目で睨み付けた。アルターは自分がフィオンを誘拐したのではとこれ以上疑われないよう「...

  • 29

    「お母さん…お母さんっ会いたかった…!」全身びしょ濡れで寝間着姿のまま死者へ嬉しそうに腕を伸ばし、雨でぬかるんでる地面を裸足で歩くフィオンくん。それを気にかけながらも私はアルターくんに作戦を伝え終えた。承諾した彼は静かに自分の腰に下げてある短剣をベルトから外して私に手渡してくれる。鉄製のずっしりとした重みが手の平に感じ取れ、それをバレない内に素早く隠し持つ。体を離され互いにタイミングを待ち…そして、...

  • 28

    「ルエリ」もう何度目か分からない、夢の中のルエリ。分かり合えない彼に私は罪悪感と悔しさと悲しさで苦しかったけれど…意識の遠くから香る花の香りに私の心はいつもより軽かった。彼とはもう…なんとなく会う事はない気がした。相変わらず太陽のような明るい笑顔を忘れた表情。光を失い細くなった瞳。黒いローブを羽織った悲しそうに脱力した姿。「私はルエリに憧れた事、後悔しないよ。殺し合う関係になってしまったけれど…最期...

  • 27

    「でも会話が出来ない状態なんて困ったわ」何人もの信者を引き連れてやって来たべスターシャ。ティルコネイルの川に架かる橋の上で、彼女の目的の人物であるエリンの英雄コリーニョは一人の少年騎士に抱かれる形で座り込んでいた。その少年騎士であるアルターは目の前に現れたダンバートンで見た顔に困惑しつつ、嫌な予感がし無意識に腕の中の英雄を強く抱く。警戒を露わにさせるアルターの視線に優しく微笑み返すべスターシャだっ...

  • 26

    遠くから聞こえる羊の鳴き声。近くから聞こえる狼を追いやる犬の鳴き声。足元にはサラサラと清らかで透き通った水の川が流れ、私達はその川にかけられた木の橋に立っている。まるで抱擁されているかのような安堵感を感じる暖かで柔らかい風。静かで穏やかなティルコネイル。そんな場所に似合わない程ティオは真剣な表情で「ねぇコリー そもそも神様の存在って何だと思う?」「え…」「わたしの解釈なんだけどね?知名度なんじゃない...

  • 25

    「おーいコリー!」ティルコネイルのムーンゲートから手を振りつつ走って此方にやってくる女性のミレシアンが一人。ふわふわと海の白波のような白銀の長い髪。晴天をそのまま宿したような明るい青い瞳。星空の浮かぶ夜空を思わせる、濃くも透き通った青が好きな彼女はその身に纏う服も青色で頭にはベレー帽、アイドルが着てそうなチェック柄の可愛いミニスカートの服。そして膝下まである長いブーツを履いていて、女性らしくそれは...

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