ダブ・シンジケートによる「エコマニア」です。前作「ストーンド・イマキュレイト」から約2年の間隔をおいて発表されました。前作同様に本作品も、スタイル・スコット…
ロック、ジャズ、クラシック、Jポップ、インド音楽など幅広いジャンルのCDレビューです。
長い人生の中で集めてきたCDを供養するために、全CDに献辞を捧げることを目指しているサイトです。 中心は、パンクからニュー・ウェイブ時代のロック、クラウト・ロック、日本のインディーズ、現代音楽、インドの大衆音楽、ジャズですが、最近クラシック入門も果たしました。 死ぬまでに終わるかどうか心配です。
今や大御所と化したロッド・スチュワートにももちろん初々しいデビュー・アルバムがありました。本作品は1969年に発表されたソロ名義としては初めてのアルバムです…
キース・エマーソン ~ 幻魔大戦/ゴジラ・ファイナル・ウォーズ
キース・エマーソンが手がけた日本映画のサントラ集です。エマーソンのサントラ集は、もともと「キース・エマーソン・アット・ザ・ムーヴィーズ」としてファンクラブ向…
本作品はいわゆる第一期ジェフ・ベック・グループによる二作目にして最後の作品となった「ベック・オラ」です。タイトルは裏ジャケットには「コーザ・ノストラ」の文字…
ジョン・コルトレーンによるインパルス移籍第一弾「アフリカ/ブラス」です。インパルスは大手ABCパラマウント傘下に誕生したばかりのレーベルで、マイルス・デイヴ…
「リーセント・レコーディング」と名付けられた本作品は、2016年に発表された、なんとCD24枚組のボックスセット「フィリップ・グラス ソニー録音全集」の掉尾…
レーベルによれば、本作品は中島美嘉の「第1期集大成作品」となるベスト・アルバムです。タイトルはシンプルに「BEST」です。中島はここまでに3枚のアルバムを発…
バウハウスとジャパンというパンク/ニュー・ウェイブ時代のイギリスで大いに人気を博したバンド・メンバーが新ユニットを結成するということで、ファンの間ではスーパ…
天才ギタリストといわれて真っ先に名前が浮かぶのは、団塊の世代ならジミ・ヘンドリクス、私の世代だとジェフ・ベックです。エリック・クラプトン、ジミー・ペイジと三…
* シーナ&ザ・ロケッツ ~ ピンナップ・ベイビー・ブルース
シーナ&ザ・ロケッツの四作目にして代表作といえる名作「ピンナップ・ベイビー・ブルース」です。まずはジャケットがものすごくかっこいい。このジャケットはエコー&…
「パッセージズ」は、アメリカの現代音楽家フィリップ・グラスと、インド音楽の巨匠ラヴィ・シャンカールによる作品です。私の手もとの作品はグラスのボックス・セット…
こんなことがあるんですね。本作品はダモ鈴木が全面的に参加した1-Aデュッセルドルフのセッション音源集、その名も「錆」です。長らくその存在が噂として伝えられて…
日本からブレイクしたジャパンでしたが、晩年には英国でも大きな人気を博しました。そんな人気の絶頂にあって、バンド内ではメンバー間の確執が深まり、結局、1982…
1980年代にキース・エマーソンが制作したサウンドトラック二作をカップリングした作品です。一つは1984年公開の「ベスト・リヴェンジ」、もう一つは1988年…
フィリップ・グラスの名前が日本でもよく知られるようになったのは、映画「コヤニスカッツィ」の音楽を担当してからでした。1982年に制作されたこの映画は日本でも…
ジョン・コルトレーンは1961年にアトランティック・レコードを離れ、新たにインパルス・レコードと契約を交わします。なんでもオーケストラとの共演をインパルスが…
「恋するロミオ」の大ヒットを飛ばしたミスター・ビッグでしたが、続くシングル「フィール・ライク・コーリング・ホーム」は期待したようなヒットとなりませんでした。…
英国ロック界の大物バンドの一つ、。ザ・キュアーによるデビュー・アルバム「スリー・イマジナリー・ボーイズ」です。発表されたのは1979年5月、ポリドール・レコ…
フィリー・ソウルといえばオージェイズという名声を確立した「裏切り者のテーマ」から1年あまり後に発表された、オージェイズとしては7枚目のアルバム「シップ・アホ…
1993年に発表された、フィリップ・グラスの楽曲をオルガンで演奏した作品集、「グラス・オルガン・ワークス」です。演奏しているのはドナルド・ジョイス、ニューヨ…
フランク・ザッパ先生のオン・ステージ・シリーズの第三作目です。本作品も二枚組で計2時間15分の長尺です。一枚目はほとんどすべてが84年バンドの演奏で、二枚目…
前衛芸術家として知られていたローリー・アンダーソンは、「オー・スーパーマン」の思いがけない大ヒットによって、ポピュラー音楽の世界でも大いに注目を集めることに…
ジョン・コルトレーンの作品の中でも極めて人気の高いアルバム「マイ・フェイヴァリット・シングス」です。発売されるや1年間で5万枚を売り上げるという当時としては…
フィリップ・グラスは、「浜辺のアインシュタイン」に始まる有名なポートレート・オペラ三部作を完結させると、ただちに新しいシリーズを開始します。今回はオペラとい…
1998年にEL&Pが再び解散した後、2002年になるとキース・エマーソンはなんとザ・ナイスを復活させてツアーを行うなど、あいかわらず精力的な活動に手を染め…
エムドゥ・モクターはベルベル人系の遊牧民トゥアレグ人のバンドです。トゥアレグ人による、いわゆる「砂漠のブルース」といえば、2001年に世界デビューを果たした…
シーナ&ザ・ロケッツ、本作品ではシーナ&ザ・ロケットによる3枚目のアルバム「チャンネル・グー」です。英語題ではグーはGoodのことです。アルファ・レコードか…
ティム・ホジキンソン&カムラアツコ ~ 俳句、その拡張された世界
ついに出ました。ヘンリー・カウなどでの活躍で知られるティム・ホジキンソンと、水玉消防団やフランク・チキンズなどで知られ、現在もソロで活躍しているカムラアツコ…
ジョン・コルトレーンの作品の中でも評判の高い「ジャイアント・ステップス」と「マイ・フェイヴァリット・シングス」の間に挟まれて、今一つ影の薄いアルバム「コルト…
アイアンマンは米国のマーベルコミックのヒーローです。今では映画にもなっていますけれども、まずはテレビアニメとして1994年から米国で放送されました。日本でも…
テデスキ・トラックス・バンドのデビュー・アルバム「レヴェレイター」の発表は衝撃的でした。2011年にいわゆるサザン・ロックを剛速球で投げ込んでくる姿は、もは…
1-Aデュッセルドルフが2016年12月に発表した13年ぶりの新作「ウラーン」です。この作品は完全限定150枚プレスで発売されました。それも日本限定です。ス…
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ダブ・シンジケートによる「エコマニア」です。前作「ストーンド・イマキュレイト」から約2年の間隔をおいて発表されました。前作同様に本作品も、スタイル・スコット…
現代音楽の巨匠にして、本人は嫌がっているもののミニマル・ミュージックの旗手として知られるスティーヴ・ライヒの初期作品集「アーリー・ワークス」です。1965年…
フランク・ザッパ先生の「オーケストラル・フェイヴァリット」は1979年5月に発表されています。本作品はその発売40周年記念盤です。元は1枚でしたけれども、記…
ジョン・コルトレーンによるインパルス・レコードからの単独リーダー作としては4枚目にあたる「インプレッションズ」です。この作品もコルトレーン作品の常として、発…
「エレクトリック・ダンス・レゲエ・プロジェクト」と紹介されたダブ・シンジケートによるアルバム「ストーンド・イマキュレイト」は「サイエンス・フィクション・ダン…
相変わらず多産なフェイセスとロッド・スチュワートです。本作品は1971年11月に発表されたフェイセスの3枚目のアルバム「馬の耳に念仏」です。フェイセスの代表…
恐ろしい作品です。これは1971年に発表されたLLL+1、すなわちラヴ・リヴ・ライフ+1のアルバム「ラヴ・ウィル・メイク・ア・ベター・ユー」です。こんな作品…
1982年に制作されたドキュメンタリー映画「コヤニスカッツィ/平衡を失った世界」は、現代音楽家フィリップ・グラスの名前を広く世間に知らしめることとなった作品…
パンク/ニュー・ウェイブ時代に米国で起こったノー・ウェイヴと呼ばれる一群のアーティストの中でも、ひと際輝いていたリディア・ランチのソロ・デビュー作「クイーン…
ボーイズ・クラブは、マーク・ボニラ、キース・エマーソン、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、そしてボニラのバンド、ドラゴン・クワイヤーによるプロジェクト…
ロッド・スチュワートの名前を聞いて、真っ先に思い浮かぶ曲が「マギー・メイ」の人と、「セーリング」の人、「アイム・セクシー」の人では話が噛み合わなさそうです。…
楽器を持たないパンク・バンドとして人気を博したBiSHが解散したのは2023年6月のことでした。以降、各メンバーはそれぞれが各方面で活躍中です。中でもBiS…
ブライアン・イーノのオブスキュア・レコードから発表されたトム・フィリップスのオペラ「イルマ」は同レーベルからの9作目にあたります。お馴染みのジャケットに包ま…
ジョン・コルトレーンのアルバム群の中でも、最も人気が高いといわれている名盤「バラード」です。全8曲すべてをスタンダードのバラード曲で構成しています。各楽曲の…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンドの一つS.Y.P.H.(ズフ)によるセルフ・タイトルの4枚目のアルバムです。名作セカンド「PST!」からは三枚目と…
キース・エマーソンは2008年発表の本作品を、「人生の集大成というか自分の生きて来た歩みを定義するアルバム」であり、「私が60年代にザ・ナイスでやっていたこ…
フェイセスのセカンド・アルバムはまたまたシニカルなタイトルがつけられました。「ロング・プレイヤー」です。もうこの言葉を知らない人も多いかもしれませんね。これ…
ジョン・コルトレーンがインパルス・レコードから発表した「コルトレーン」は、かの有名な「ヴィレッジ・バンガード・ライヴ」に続くインパルス三枚目のアルバムで、単…
久しぶりに元気のいいテクノを聴きました。ジャンルが細分化されているので、うかうかとテクノというと鼻で笑われそうですが、細分化前のテクノという言葉がよく似合い…
スーパースター、ロッド・スチュワートによるソロ・アルバム第二弾、「ガソリン・アレイ」です。これは日本や米国で使われたマーキュリー盤のジャケットですが、英国ヴ…
マッドヴィレインの「マッドヴィレイニー」は、「アンダーグラウンド・ヒップホップが生んだ奇跡のマスターピース・アルバム」です。発表は2004年3月のことで、当…
「激烈カルトなサックス入りノー・ウェイヴ・ポスト・パンクスの秘蔵コンピ!!」なる宣伝文句に惹かれて購入した作品です。アーティストはオットー・ケントロール、フ…
「地獄からやってきたジャズ」とはまた素敵なタイトルです。地獄からやってきた大統領を戴いている国なんだからジャズが地獄からやってきて何が悪い、というフランク・…
「サボタージュ」を発表した後、ブラック・サバスはお約束通りツアーに出ます。この時の前座はキッスだったといいますから面白いです。しかし、オジー・オズボーンがバ…
前作から約1年を経て発表された、タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては9作目となる「偉大なる標的」です。順調なペースでアルバムが発表されていきま…
サン・ラーは60年近くに及ぶ活動期間のうちにわずかに一度だけ日本で公演を行いました。その記録が本作品です。主目的は1977年から1992年まで日本で開催され…
「終末処理場」は1980年12月に大阪を拠点に活動したインディペンデント・レーベル、アンバランスから発表されたオムニバス・アルバムです。キング・オブ・ノイズ…
タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては8作目となる「サイクロン」です。ここのところメンバーが安定していたタンジェリン・ドリームでしたけれども、本…
ジャケットにはパイプをくわえたナマケモノが描かれています。顔はメガネザルですけれども、このぶら下がり方はナマケモノそのものです。パイプをくわえることは趣味で…
知らないということは恐ろしいことです。私はブラック・サバスの6枚目のアルバム「サボタージュ」のジャケットをとても禍々しいものだと勝手に思っていました。何を隠…
リンク・レイは活動期間も長いのでいつの時代の人なのか分かりにくいですが、1960年に発表された本作品「リンク・レイ&ザ・レイメン」が正真正銘のデビュー作品で…
「ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?」は、私がフランク・ザッパ先生の沼にはまるきっかけとなった作品です。リアルタイムで買ったのですが、一聴して…
タンジェリン・ドリームの1977年米国ツアーの模様を記録したライヴ・アルバムです。LPでは2枚組の大作で、タイトルは「アンコール」とつけられました。ジャケッ…
ブラック・サバスの5枚目のアルバム「血まみれの安息日」は難産の末に生まれました。前作から1年以上という点では前作と同じですけれども、今回は制作途上でバンドの…
ウォーは長年在籍したユナイテッド・アーティストからMCAレコードに移籍しました。本作品「ギャラクシー」はその移籍第一弾アルバムです。メンバーもプロデューサー…
パンクが封印を解いたかのように、イギリスではさまざまなスタイルのバンドが登場してきました。今ではポスト・パンクと呼ばれることが多いですが、当時はニュー・ウェ…
前作「マスター・オブ・リアリティ」を看板にしたワールド・ツアーを終えたブラック・サバスはしばらく休みをとることにしました。デビュー以来ライブにアルバム制作に…
数あるフランク・ザッパ先生の作品の中で最も直接的に政治的なアルバムです。題して、「マザーズ・オブ・プリヴェンション」、邦題では「検閲の母」と意訳されました。…
昔ほどではないとはいえ、テレビ番組の主題歌に起用されるとヒットする事例は少なくありません。逆もまた真ということで番組と楽曲がタイアップすることはもはや常識に…
ブラック・サバスの3枚目のアルバム「マスター・オブ・リアリティ」はサバスの最高傑作に推す人が多い傑作です。前作から約1年、今回は1日とか3日とかそういう単位…