ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンド、S.Y.P.H.(ゾフ)の未発表音源集です。ゾフは1980年に最初のアルバムを発表して以来、長らく活動を続けてき…
ロック、ジャズ、クラシック、Jポップ、インド音楽など幅広いジャンルのCDレビューです。
長い人生の中で集めてきたCDを供養するために、全CDに献辞を捧げることを目指しているサイトです。 中心は、パンクからニュー・ウェイブ時代のロック、クラウト・ロック、日本のインディーズ、現代音楽、インドの大衆音楽、ジャズですが、最近クラシック入門も果たしました。 死ぬまでに終わるかどうか心配です。
デヴィッド・シルヴィアン ~ エヴリシング・アンド・ナッシング
デヴィッド・シルヴィアンのヴァージン時代を総括するコンピレーション・アルバム「エヴリシング・アンド・ナッシング」です。発表は2000年10月のことで、シルヴ…
ジョン・コルトレーンの作品の中でも評判の高い「ジャイアント・ステップス」です。発表されたのは1960年、前年にはマイルス・デイヴィスのバンドにてかの名作「カ…
キース・エマーソンは1991年にEL&Pを復活させてワールド・ツアーを行いましたが、右手が書痙なる病に冒されてピアノが弾けなくなり、1993年には休養を余儀…
シーナ&ザ・ロケッツの2枚目にして実質的なメジャー・デビュー作「真空パック」です。1979年の発表ですが、翌年にはお洒落度が高いジャケットに差し替えられてリ…
雰囲気はカラオケです。2次会のカラオケ・ボックスにてお酒の入った仲間たちと和気あいあいと歌っているようなそんな雰囲気です。ふと気づくと、一番歌の上手い同僚が…
英国版ミスター・ビッグのセカンド・アルバムです。馴染みのないジャケットだと思われた方もいらっしゃるでしょう。本邦では、「フォトグラフィック・スマイル」の邦題…
ナメクジとガマガエルとくれば、ヘビを加えて三すくみが出来上がります。英語圏でもこの三すくみの構図は有名なのかどうか、今一つ定かではありませんが、ここに「ナメ…
グル・グルの9枚目のアルバム「グローブトロッター」です。グローブトロッターとは世界を旅する人という意味で、同じ名前を冠した会社のスーツケースが有名ですね。大…
ジョン・コルトレーンの作品の中でも人気の高いアルバム「ソウルトレーン」です。なお、ソウル・トレインといえば、有名な音楽番組が浮かびますが、あちらが始まったの…
ハイパー・ギャルのセカンド・アルバム「ピュア」です。ハイパー・ギャルは角矢胡桃と石田小榛のデュオで「日本の文化と歴史の中心である大阪」を拠点に活動しています…
1970年代半ば、パンク前夜のブリティッシュ・ロック・シーンにも、ポップで生きのいいロックを奏でる新人バンドが多数登場していました。しかし、クイーンを例外と…
アイアン・メイデン ~ ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス~戦記
アイアン・メイデンの14作目「ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス~戦記」です。勝手な邦題はアーティストにとって迷惑だと批判を浴びることもありますから、こ…
エマーソン・レイク・アンド・パーマー ~ イン・ザ・ホット・シート
エマーソン・レイク・アンド・パーマーは「ブラック・ムーン」発表後、アルバムをプロモートするワールド・ツアーに出ています。ここでは名前がものをいい、過去の名曲…
シーナ&ザ・ロケッツの幻のファースト・アルバム、「シーナとロケット・シャープワン」です。この表記はジャケット裏の記載に沿ったもので、いかにもデビュー・アルバ…
ジョン・コルトレーン ~ ウィズ・レッド・ガーランド・トリオ
「ジョン・コルトレーン・ウィズ・レッド・ガーランド・トリオ」は、コルトレーンのリーダー・アルバム第三作目にあたります。ただし、二作目の「ブルー・トレイン」よ…
英国のダブ男エイドリアン・シャーウッドが送り出したユニットはメンバーが交錯していてなかなか分かりにくいのですが、このダブ・シンジケートがその中心に鎮座してい…
いよいよエマーソン、レイク&パーマーが復活しました。エマーソン・レイク・アンド・パウエルから3(スリー)へと、EL&Pが復活しそうでしない寸止め状態が続いて…
ジェイムズ・ブラッド・ウルマーを紹介する時には、なんといってもオーネット・コールマンのバンドでの活躍が真っ先にきます。コールマンのハーモロディクス理論を継承…
ジョン・アンダーソン&ザ・バンド・ギークス ~ ライヴ:パペチュアル・チェンジ
こんなことがあるんですね。コピー・バンドに本体が降臨してしまうなんていうことが。まるでオーストラリアン・ピンク・フロイドにシド・バレットが、シナモンにロバー…
面倒くさい名前を付けたものです。キース・エマーソンの新しいトリオはEB&Pではなく、3です。これではなかなか紹介しずらいということで、日本では大たい3(スリ…
STHLMスヴァーガ ~ プレイズ・カーター、プレイズ・ミッチェル、プレイズ・シェップ
STHLMとは、スウェーデンの首都ストックホルムの略称です。発音は「スーケルホーム」なのだそうです。したがってこのバンドはスーケルホーム・スヴァーガと発音す…
今だに続々と発表されるグレイトフル・デッドのライヴ・アルバムですが、その太い幹をなす「ディックス・ピックス」シリーズの第二弾です。ジャケットなどは前作とほぼ…
サヌカイトは讃岐岩とも呼ばれる讃岐地方の名石です。安山岩の一種ですから火山岩ですけれども、讃岐地方や大阪、奈良など数か所でしか産出されない珍しい岩石です。縄…
テレビ東京で放送している「川島明の辞書で吞む」という番組では「風をあつめて」のイントロが実に効果的に使われています。番組内で頻繁に登場するので、とうとう聴か…
ジョン・コルトレーン初期の傑作にして、ジャズの名盤に必ず名前があがるアルバム「ブルー・トレイン」です。本作品は、コルトレーン唯一のブルーノート盤です。それで…
「英国が誇る究極のメタル・モンスター」と紹介されるアイアン・メイデンもいよいよミレニアムを迎えました。本作品は2000年に入ってから発表された12作目のアル…
エマーソン・レイク・アンド・パウエル ~ エマーソン・レイク・アンド・パウエル
エマーソン・レイク・アンド・パウエルは裁判所の判決によってEL&Pと略することができないため、常にエマーソン・レイク・アンド・パウエルと表記しなければなりま…
フィリー・ソウルの雄、オージェイズの大出世作「裏切り者のテーマ」です。「アメリカを塗り変えるソウルのラヴ・サウンド革命!!」として華々しく日本に紹介されまし…
ジャズ界にあって、最も近寄りがたい存在がジョン・コルトレーンです。ジャズ史上最大のカリスマと呼ばれ、求道者としてファンに崇め奉られている存在、そんなイメージ…
「ブログリーダー」を活用して、目目連さんをフォローしませんか?
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンド、S.Y.P.H.(ゾフ)の未発表音源集です。ゾフは1980年に最初のアルバムを発表して以来、長らく活動を続けてき…
ロッド・スチュワートの4作目となるソロ・アルバム「ネヴァー・ア・ダル・モーメント」です。英米はじめ、世界中で大ヒットした前作から1年、その成功を確たるものと…
ダブ・シンジケートによる「エコマニア」です。前作「ストーンド・イマキュレイト」から約2年の間隔をおいて発表されました。前作同様に本作品も、スタイル・スコット…
現代音楽の巨匠にして、本人は嫌がっているもののミニマル・ミュージックの旗手として知られるスティーヴ・ライヒの初期作品集「アーリー・ワークス」です。1965年…
フランク・ザッパ先生の「オーケストラル・フェイヴァリット」は1979年5月に発表されています。本作品はその発売40周年記念盤です。元は1枚でしたけれども、記…
ジョン・コルトレーンによるインパルス・レコードからの単独リーダー作としては4枚目にあたる「インプレッションズ」です。この作品もコルトレーン作品の常として、発…
「エレクトリック・ダンス・レゲエ・プロジェクト」と紹介されたダブ・シンジケートによるアルバム「ストーンド・イマキュレイト」は「サイエンス・フィクション・ダン…
相変わらず多産なフェイセスとロッド・スチュワートです。本作品は1971年11月に発表されたフェイセスの3枚目のアルバム「馬の耳に念仏」です。フェイセスの代表…
恐ろしい作品です。これは1971年に発表されたLLL+1、すなわちラヴ・リヴ・ライフ+1のアルバム「ラヴ・ウィル・メイク・ア・ベター・ユー」です。こんな作品…
1982年に制作されたドキュメンタリー映画「コヤニスカッツィ/平衡を失った世界」は、現代音楽家フィリップ・グラスの名前を広く世間に知らしめることとなった作品…
パンク/ニュー・ウェイブ時代に米国で起こったノー・ウェイヴと呼ばれる一群のアーティストの中でも、ひと際輝いていたリディア・ランチのソロ・デビュー作「クイーン…
ボーイズ・クラブは、マーク・ボニラ、キース・エマーソン、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、そしてボニラのバンド、ドラゴン・クワイヤーによるプロジェクト…
ロッド・スチュワートの名前を聞いて、真っ先に思い浮かぶ曲が「マギー・メイ」の人と、「セーリング」の人、「アイム・セクシー」の人では話が噛み合わなさそうです。…
楽器を持たないパンク・バンドとして人気を博したBiSHが解散したのは2023年6月のことでした。以降、各メンバーはそれぞれが各方面で活躍中です。中でもBiS…
ブライアン・イーノのオブスキュア・レコードから発表されたトム・フィリップスのオペラ「イルマ」は同レーベルからの9作目にあたります。お馴染みのジャケットに包ま…
ジョン・コルトレーンのアルバム群の中でも、最も人気が高いといわれている名盤「バラード」です。全8曲すべてをスタンダードのバラード曲で構成しています。各楽曲の…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンドの一つS.Y.P.H.(ズフ)によるセルフ・タイトルの4枚目のアルバムです。名作セカンド「PST!」からは三枚目と…
キース・エマーソンは2008年発表の本作品を、「人生の集大成というか自分の生きて来た歩みを定義するアルバム」であり、「私が60年代にザ・ナイスでやっていたこ…
フェイセスのセカンド・アルバムはまたまたシニカルなタイトルがつけられました。「ロング・プレイヤー」です。もうこの言葉を知らない人も多いかもしれませんね。これ…
ジョン・コルトレーンがインパルス・レコードから発表した「コルトレーン」は、かの有名な「ヴィレッジ・バンガード・ライヴ」に続くインパルス三枚目のアルバムで、単…
1980年代に入ってもタンジェリン・ドリームは快調です。本作品は1980年5月に発表されたスタジオ・アルバムとしては10作目になる「タングラム」です。タング…
まずは邦題のすばらしさに驚きます。ブライアン・フェリーのソロ・デビュー作は「愚かなり、我が恋」と名付けられました。原題はそれまで「思い出のかけら」として知ら…
マッドヴィレインの「マッドヴィレイニー」は、「アンダーグラウンド・ヒップホップが生んだ奇跡のマスターピース・アルバム」です。発表は2004年3月のことで、当…
「激烈カルトなサックス入りノー・ウェイヴ・ポスト・パンクスの秘蔵コンピ!!」なる宣伝文句に惹かれて購入した作品です。アーティストはオットー・ケントロール、フ…
「地獄からやってきたジャズ」とはまた素敵なタイトルです。地獄からやってきた大統領を戴いている国なんだからジャズが地獄からやってきて何が悪い、というフランク・…
「サボタージュ」を発表した後、ブラック・サバスはお約束通りツアーに出ます。この時の前座はキッスだったといいますから面白いです。しかし、オジー・オズボーンがバ…
前作から約1年を経て発表された、タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては9作目となる「偉大なる標的」です。順調なペースでアルバムが発表されていきま…
サン・ラーは60年近くに及ぶ活動期間のうちにわずかに一度だけ日本で公演を行いました。その記録が本作品です。主目的は1977年から1992年まで日本で開催され…
「終末処理場」は1980年12月に大阪を拠点に活動したインディペンデント・レーベル、アンバランスから発表されたオムニバス・アルバムです。キング・オブ・ノイズ…
タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては8作目となる「サイクロン」です。ここのところメンバーが安定していたタンジェリン・ドリームでしたけれども、本…
ジャケットにはパイプをくわえたナマケモノが描かれています。顔はメガネザルですけれども、このぶら下がり方はナマケモノそのものです。パイプをくわえることは趣味で…
知らないということは恐ろしいことです。私はブラック・サバスの6枚目のアルバム「サボタージュ」のジャケットをとても禍々しいものだと勝手に思っていました。何を隠…
リンク・レイは活動期間も長いのでいつの時代の人なのか分かりにくいですが、1960年に発表された本作品「リンク・レイ&ザ・レイメン」が正真正銘のデビュー作品で…
「ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?」は、私がフランク・ザッパ先生の沼にはまるきっかけとなった作品です。リアルタイムで買ったのですが、一聴して…
タンジェリン・ドリームの1977年米国ツアーの模様を記録したライヴ・アルバムです。LPでは2枚組の大作で、タイトルは「アンコール」とつけられました。ジャケッ…
ブラック・サバスの5枚目のアルバム「血まみれの安息日」は難産の末に生まれました。前作から1年以上という点では前作と同じですけれども、今回は制作途上でバンドの…
ウォーは長年在籍したユナイテッド・アーティストからMCAレコードに移籍しました。本作品「ギャラクシー」はその移籍第一弾アルバムです。メンバーもプロデューサー…
パンクが封印を解いたかのように、イギリスではさまざまなスタイルのバンドが登場してきました。今ではポスト・パンクと呼ばれることが多いですが、当時はニュー・ウェ…
前作「マスター・オブ・リアリティ」を看板にしたワールド・ツアーを終えたブラック・サバスはしばらく休みをとることにしました。デビュー以来ライブにアルバム制作に…
数あるフランク・ザッパ先生の作品の中で最も直接的に政治的なアルバムです。題して、「マザーズ・オブ・プリヴェンション」、邦題では「検閲の母」と意訳されました。…