フランク・ザッパ先生の「オーケストラル・フェイヴァリット」は1979年5月に発表されています。本作品はその発売40周年記念盤です。元は1枚でしたけれども、記…
ロック、ジャズ、クラシック、Jポップ、インド音楽など幅広いジャンルのCDレビューです。
長い人生の中で集めてきたCDを供養するために、全CDに献辞を捧げることを目指しているサイトです。 中心は、パンクからニュー・ウェイブ時代のロック、クラウト・ロック、日本のインディーズ、現代音楽、インドの大衆音楽、ジャズですが、最近クラシック入門も果たしました。 死ぬまでに終わるかどうか心配です。
思い出話を一つ。私が初めて入手したレコードは渚ゆう子の大ヒット曲「京都の恋」のシングル盤でした。小学生の頃の話で、自分でお金を出して買ったものではありません…
戸川純の音楽作品はこれまでさまざまな名義で発表されていますけれども、単独バンド名義になったのは本作品が初めてです。1987年に発表された「ヤプーズ計画」、名…
ザ・フォールはカルト・バンドですから、ディスコグラフィーのみならず、ギグを網羅した記録をウェブ上で見ることができます。チェックすると、私の一度きりのライブ体…
アイアン・メイデンの11枚目のスタジオ・アルバム「ヴァーチャル・イレヴン」です。発表は1998年3月のことで、前作からは約2年半のインターバルです。その間に…
ザ・フーの三枚目のスタジオ・アルバム「セル・アウト」です。前作からちょうど1年後に発表された本作品も何となく入手が難しい作品でした。調べてみると結構日本でも…
ノルウェーといえば、フィヨルド、バイキング、極寒などさまざまなイメージが浮かびますが、今の日本との関係でいえば断然サバですね。今、日本で食べているサバのかな…
解散後もグレイトフル・デッドのライヴは続々と登場します。その一連の作品の中で2007年に始まった「ロード・トリップス」シリーズは、統一された装丁が美しく、な…
ア・トライブ・コールド・クエスト ~ ロウ・エンド・セオリー
ア・トライブ・コールド・クエストによる歴史的名盤となったセカンド・アルバム、「ロウ・エンド・セオリー」です。当初、邦題には「理論をブチ壊せ!」と添えられてい…
ザ・フーのセカンド・アルバム「ア・クイック・ワン」です。このアルバムと次のアルバムも事情は異なるものの、デビュー作ほどではありませんけれども、何となく入手し…
マニ・ノイマイヤー&武田理沙 ~ チルアウト・エクストリーム
「日本とドイツのインプロバイザーによる奇跡のデュオ『マニ・ノイマイヤー&武田理沙』、ロマンチックなバラードからノイジーなサウンドまで、極彩色の9曲を創造」と…
* フランク・ザッパ ~ オン・ステージVol.2 ヘルシンキ・テープス
「オン・ステージ」シリーズの第二弾は、まさかのライブをまるごと収録した作品になりました。副題は「ザ・ヘルシンキ・テープス」です。これまでもライヴ・アルバムは…
全世界で4000万枚以上を売り上げたと言われる史上最大のベストセラーの一つ、ミートローフの「地獄のロック・ライダー」です。発表されたのは1977年10月で、…
この作品が日本で初めて発売されたのは1967年3月のことでした。発売元は、当時、さほど若者の音楽に造詣が深くなかったテイチク・レコードです。彼らは、あろうこ…
キース・エマーソンのサントラはまだまだ続きます。何といってもジョン・ウィリアムスのようになりたいと言っている人ですから、力の入れようも半端ないです。本作品は…
井上陽水のセカンド・アルバム「センチメンタル」です。デビュー作である「断絶」がそこそこ売れたことから、半年強のインターバルで二作目が発表されました。この頃と…
イギリスの権威あるマーキュリー賞にもノミネートされたことがあるロンドンのジャズを代表するバンド、ポルティコ・カルテットのサックス奏者ジャック・ワイリーによる…
ケヴィン・エアーズは旧友マイク・オールドフィールドのアルバムに参加したことをきっかけに英国ヴァージン・レコードと新たな契約を結び、13作目となる本作品「フォ…
アイアン・メイデンの「Xファクター」です。10枚目のスタジオ・アルバムにして、ほぼ初めてだと思いますが、かなり酷評された作品です。いろいろあったにせよ、ここ…
日本の環境音楽の第一人者である吉村弘の作品「サラウンド」です。オリジナルは1986年にミサワホーム総合研究所から発表され、2023年にアメリカのテンポラル・…
いやしくもロック・ファンやジャズ・ファンを自称するならば、決して聴いてはいけないとされていたウィンダム・ヒル・レコードから発表されたジョージ・ウィンストンの…
下火になっていたとはいえ、学生運動が華やかだった時代に、「この男は『傘がない』って歌ってたんですよ」と、しばしば同郷のタモリにからかわれていた井上陽水です。…
ポルティコ・カルテットやスーザン・ウェイヴスのメンバーとしても知られる英国のマルチ楽器奏者ジャック・ワイリーによる新しいプロジェクト、パラダイス・シネマによ…
ケヴィン・エアーズの11作目となるアルバム「デイア・ヴ」です。エアーズはスペインのマヨルカ島に移住しており、その地で2枚のアルバムを発表しましたが、本作品は…
キース・エマーソンによるサウンドトラック第二弾はハリウッドのアクション・スリラー映画「ナイトホークス」です。主演はシルヴェスター・スタローンで、国際的なテロ…
アイアン・メイデンの9枚目のスタジオ・アルバム「フィア・オブ・ザ・ダーク」です。これまで比較的アルバムの収録時間が短めだったアイアン・メイデンですが、本作品…
高校時代にはロック・バンドでごりごりギターを弾いていた友人が、卒業後に会った際には、キース・ジャレットに入れ込んでいたことを思い出します。1978年の日本武…
* ケヴィン・エアーズ ~ ザッツ・ホワット・ユー・ゲット・ベイブ
残念なジャケットです。発表当時でも一昔前のセンスだと感じたはずです。1970年代前半の英国ポップ・ロック・バンドにありそうなジャケットで、決して当時のニュー…
プログレ界のカリスマ、キース・エマーソンによる初のソロ・アルバム「ホンキー」です。エマーソン・レイク&パーマー解散後、エマーソンはバハマのナッソーに腰を落ち…
オーネット・コールマン ~ ゴールデン・サークルのオーネット・コールマンVol.1
評論家の中山康樹氏をして、「このアルバムこそオーネットの最高傑作だろう」と言わしめた名盤「ゴールデン・サークルのオーネット・コールマンVol.1」です。Vo…
カニエ・ウェスト ~ マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー
カニエ・ウェストの5作目のアルバム、「マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー」、略して「MBDTF」です。2010年代はもとより、オールタ…
ジャケットには青空を見上げるケヴィン・エアーズのお姿が写っています。「レインボウ・テイクアウェイ」の意味が分かり辛いのですが、ジャケットから推測すると「虹の…
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フランク・ザッパ先生の「オーケストラル・フェイヴァリット」は1979年5月に発表されています。本作品はその発売40周年記念盤です。元は1枚でしたけれども、記…
ジョン・コルトレーンによるインパルス・レコードからの単独リーダー作としては4枚目にあたる「インプレッションズ」です。この作品もコルトレーン作品の常として、発…
「エレクトリック・ダンス・レゲエ・プロジェクト」と紹介されたダブ・シンジケートによるアルバム「ストーンド・イマキュレイト」は「サイエンス・フィクション・ダン…
相変わらず多産なフェイセスとロッド・スチュワートです。本作品は1971年11月に発表されたフェイセスの3枚目のアルバム「馬の耳に念仏」です。フェイセスの代表…
恐ろしい作品です。これは1971年に発表されたLLL+1、すなわちラヴ・リヴ・ライフ+1のアルバム「ラヴ・ウィル・メイク・ア・ベター・ユー」です。こんな作品…
1982年に制作されたドキュメンタリー映画「コヤニスカッツィ/平衡を失った世界」は、現代音楽家フィリップ・グラスの名前を広く世間に知らしめることとなった作品…
パンク/ニュー・ウェイブ時代に米国で起こったノー・ウェイヴと呼ばれる一群のアーティストの中でも、ひと際輝いていたリディア・ランチのソロ・デビュー作「クイーン…
ボーイズ・クラブは、マーク・ボニラ、キース・エマーソン、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、そしてボニラのバンド、ドラゴン・クワイヤーによるプロジェクト…
ロッド・スチュワートの名前を聞いて、真っ先に思い浮かぶ曲が「マギー・メイ」の人と、「セーリング」の人、「アイム・セクシー」の人では話が噛み合わなさそうです。…
楽器を持たないパンク・バンドとして人気を博したBiSHが解散したのは2023年6月のことでした。以降、各メンバーはそれぞれが各方面で活躍中です。中でもBiS…
ブライアン・イーノのオブスキュア・レコードから発表されたトム・フィリップスのオペラ「イルマ」は同レーベルからの9作目にあたります。お馴染みのジャケットに包ま…
ジョン・コルトレーンのアルバム群の中でも、最も人気が高いといわれている名盤「バラード」です。全8曲すべてをスタンダードのバラード曲で構成しています。各楽曲の…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンドの一つS.Y.P.H.(ズフ)によるセルフ・タイトルの4枚目のアルバムです。名作セカンド「PST!」からは三枚目と…
キース・エマーソンは2008年発表の本作品を、「人生の集大成というか自分の生きて来た歩みを定義するアルバム」であり、「私が60年代にザ・ナイスでやっていたこ…
フェイセスのセカンド・アルバムはまたまたシニカルなタイトルがつけられました。「ロング・プレイヤー」です。もうこの言葉を知らない人も多いかもしれませんね。これ…
ジョン・コルトレーンがインパルス・レコードから発表した「コルトレーン」は、かの有名な「ヴィレッジ・バンガード・ライヴ」に続くインパルス三枚目のアルバムで、単…
久しぶりに元気のいいテクノを聴きました。ジャンルが細分化されているので、うかうかとテクノというと鼻で笑われそうですが、細分化前のテクノという言葉がよく似合い…
スーパースター、ロッド・スチュワートによるソロ・アルバム第二弾、「ガソリン・アレイ」です。これは日本や米国で使われたマーキュリー盤のジャケットですが、英国ヴ…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレの重要バンド、ズフのセカンド・アルバム「プスト!」です。この作品は伝説のクラウトロック・バンド、カンのホルガー・シューカイがプロデ…
オーストリアの作曲家にして即興演奏家のミヒャエル・フィッシャーが、1999年以来探求しているフィードバック・サキソフォンが縦横無尽に活躍する同名のアルバムで…
「地獄からやってきたジャズ」とはまた素敵なタイトルです。地獄からやってきた大統領を戴いている国なんだからジャズが地獄からやってきて何が悪い、というフランク・…
「サボタージュ」を発表した後、ブラック・サバスはお約束通りツアーに出ます。この時の前座はキッスだったといいますから面白いです。しかし、オジー・オズボーンがバ…
前作から約1年を経て発表された、タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては9作目となる「偉大なる標的」です。順調なペースでアルバムが発表されていきま…
サン・ラーは60年近くに及ぶ活動期間のうちにわずかに一度だけ日本で公演を行いました。その記録が本作品です。主目的は1977年から1992年まで日本で開催され…
「終末処理場」は1980年12月に大阪を拠点に活動したインディペンデント・レーベル、アンバランスから発表されたオムニバス・アルバムです。キング・オブ・ノイズ…
タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては8作目となる「サイクロン」です。ここのところメンバーが安定していたタンジェリン・ドリームでしたけれども、本…
ジャケットにはパイプをくわえたナマケモノが描かれています。顔はメガネザルですけれども、このぶら下がり方はナマケモノそのものです。パイプをくわえることは趣味で…
知らないということは恐ろしいことです。私はブラック・サバスの6枚目のアルバム「サボタージュ」のジャケットをとても禍々しいものだと勝手に思っていました。何を隠…
リンク・レイは活動期間も長いのでいつの時代の人なのか分かりにくいですが、1960年に発表された本作品「リンク・レイ&ザ・レイメン」が正真正銘のデビュー作品で…
「ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?」は、私がフランク・ザッパ先生の沼にはまるきっかけとなった作品です。リアルタイムで買ったのですが、一聴して…
タンジェリン・ドリームの1977年米国ツアーの模様を記録したライヴ・アルバムです。LPでは2枚組の大作で、タイトルは「アンコール」とつけられました。ジャケッ…
ブラック・サバスの5枚目のアルバム「血まみれの安息日」は難産の末に生まれました。前作から1年以上という点では前作と同じですけれども、今回は制作途上でバンドの…
ウォーは長年在籍したユナイテッド・アーティストからMCAレコードに移籍しました。本作品「ギャラクシー」はその移籍第一弾アルバムです。メンバーもプロデューサー…
パンクが封印を解いたかのように、イギリスではさまざまなスタイルのバンドが登場してきました。今ではポスト・パンクと呼ばれることが多いですが、当時はニュー・ウェ…
前作「マスター・オブ・リアリティ」を看板にしたワールド・ツアーを終えたブラック・サバスはしばらく休みをとることにしました。デビュー以来ライブにアルバム制作に…
数あるフランク・ザッパ先生の作品の中で最も直接的に政治的なアルバムです。題して、「マザーズ・オブ・プリヴェンション」、邦題では「検閲の母」と意訳されました。…
昔ほどではないとはいえ、テレビ番組の主題歌に起用されるとヒットする事例は少なくありません。逆もまた真ということで番組と楽曲がタイアップすることはもはや常識に…
ブラック・サバスの3枚目のアルバム「マスター・オブ・リアリティ」はサバスの最高傑作に推す人が多い傑作です。前作から約1年、今回は1日とか3日とかそういう単位…
「決してひとりでは見ないでください」のキャッチフレーズとともに記憶に刻み込まれたホラー映画の金字塔「サスペリア」のサウンドトラック・アルバムです。映画は改め…
レッド・ツェッペリンやディープ・パープルに比べるとブラック・サバスの日本での知名度は低いと言わざるを得ません。サバスの名前が日本でインフレ気味に語られるよう…