ジョン・コルトレーンによるインパルス・レコードからの単独リーダー作としては4枚目にあたる「インプレッションズ」です。この作品もコルトレーン作品の常として、発…
ロック、ジャズ、クラシック、Jポップ、インド音楽など幅広いジャンルのCDレビューです。
長い人生の中で集めてきたCDを供養するために、全CDに献辞を捧げることを目指しているサイトです。 中心は、パンクからニュー・ウェイブ時代のロック、クラウト・ロック、日本のインディーズ、現代音楽、インドの大衆音楽、ジャズですが、最近クラシック入門も果たしました。 死ぬまでに終わるかどうか心配です。
アイアン・メイデン ~ ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング
アイアン・メイデンの8枚目のスタジオ・アルバム「ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング」です。順調にキャリアを重ねてきたアイアン・メイデンですけれども、と…
日本のディスク・ユニオン社からディストリビュートされているポワルの「雅楽」です。ステッカーが貼ってあって、「ポワル『雅楽』」と大書してあり、能楽師の一噌幸弘…
前作「ストレイ・シープ」から4年ぶりにリリースされた、米津の6枚目のアルバム「ロスト・コーナー」です。全20曲、70分を超える大作で、前作同様に既発曲と書き…
すっかりポピュラー音楽界の困ったちゃんになってしまったカニエ・ウェストですけれども、2007年に発表された三作目のアルバム「グラデュエーション」の頃は、ヒッ…
ケヴィン・エアーズはバナナ大好きな人だと以前紹介しました。一見、バナナと関係ないこの作品ですけれども、実はバナナが隠れています。タイトルがそれです。これは、…
キース・エマーソンによるエマーソン・レイク&パーマー解散後の初仕事はサウンドトラックの制作でした。当時、「もうレギュラー・バンドを組むつもりはない」と語って…
2020年代に入って、いきなり戸川純の「好き好き大好き」がネットで俄然話題となり、ティックトックやらスポティファイ、さらにはユーチューブなどで頻繁に再生され…
アイアン・メイデンの7作目のスタジオ・アルバム「第七の予言」は、全英チャートで初登場1位に輝きました。「鋼鉄の処女」でデビューしてから7作目、ここまでコンス…
ケヴィン・エアーズが作る歌は三種類しかないと言われます。お酒を飲んでいる歌、酔っぱらっている歌、そして二日酔いの歌です。まことに上手いことを言う人がいるもの…
アレハンドロ・フラノフはアルゼンチン音響派の最重要人物の一人とされるアーティストです。しばしば「音の妖精」と呼ばれるフラノフですが、一般に想像するところの妖…
ジャケットを拝見すると、ギル・エヴァンスはジャズの人ではありますけれども、むしろヘンリー・マンシーニやエンニオ・モリコーネのようなカテゴリーに属する人のよう…
ジュールス・レイディはベルリンを拠点に活動する実験音楽家です。公式HPによれば、「ジュールス・レイディは宗教的な愛、超越、自己の終焉に抽象的に関わる曲作りを…
バナナ王子ケヴィン・エアーズのアイランド移籍第二弾「スウィート・デシーヴァー」です。今回のジャケットに写るエアーズはまるでゲイのお姉さんのようです。アイラン…
クラウトロックの代表選手の一つであるグル・グルの8枚目のスタジオ・アルバム、「タンゴ・ファンゴ」です。コカ・コーラの王冠を模したジャケットが何とも人騒がせで…
アイアン・メイデンの6枚目のスタジオ・アルバム「サムホエア・イン・タイム」です。2年も間隔が空くのは初めてのことですけれども、その間に2枚組ライヴ・アルバム…
XOXOエクストリームで、キス・アンド・ハグエクストリームと読みます。通称はキスエクです。盛り上がる日本のプログレッシブ・ロック・シーンにあって、初めてのプ…
* ケヴィン・エアーズ他 ~ 悪魔の申し子たち~その歴史的集会より
これはもう邦題が凄すぎます。何たって「悪魔の申し子たち」ですよ。しかも、その「歴史的集会より」です。悪魔界のサミットが行われた夜の記録とでも言わんばかりです…
エマーソン・レイク&パーマーの問題作「ラヴ・ビーチ」です。本作品は前作「作品第2番」から1年を経て発表されましたが、この後、彼らは一旦解散してしまいますから…
惚れ惚れするほどかっこいいです。日本の4人組ソウル・バンドであるウォンクが2024年に発表したアルバム「シェイズ・オブ」です。全員が30代半ばとまだ若いバン…
バナナ王子ケヴィン・エアーズは、渾身の作品「いとしのバナナ」がさほど売れなかったことに随分落胆したようです。これはレーベルに問題ありということで、ハーヴェス…
「ピンク・フロイドの」と紹介するのが少々野暮な感じになってきたデヴィッド・ギルモアです。本作品はギルモアの5作目のソロ・アルバム「邂逅」です。前作の「飛翔」…
すっかりスーパースターになったアイアン・メイデンの5枚目のアルバム「パワースレイヴ」です。邦題がなくて寂しいですが、タイトル・トラックには「死界の王~オシリ…
ケヴィン・エアーズはヒット狙いのシングル「カリビアン・ムーン」と、アルバム「いとしのバナナ」を発表した後、プロモーションのために英国ツアーを行っています。1…
最も長く活動した女性バンドとしてギネスブックにも載っているというバンド、ゼルダの高橋佐代子と小嶋さちほの二人が結成したユニット、招き猫カゲキ団の唯一のミニ・…
天邪鬼は「即興界の猛者」と評される三人、藤井郷子、田村夏樹、吉田達也によって結成されたバンドです。結成された動機はどうやらコロナ禍のようです。そんな訳ですか…
戸川純ユニットによるアルバム「極東慰安唱歌」です。発表は1985年なので、戸川純の作品としては、「玉姫様」、「裏玉姫」に続く3作目となります。ただし、最初は…
バナナを偏愛する人と言えば、日本ではガッツ石松さんでしたが、イギリスではケヴィン・エアーズです。エアーズはレビュー「バナナ・フォリーズ」と同時期に制作された…
アイアン・メイデンの4枚目のアルバム「頭脳改革」です。そういう題名の曲もありませんし、原題も「ピース・オブ・マインド」なので、何をとち狂って「頭脳改革」なの…
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ジョン・コルトレーンによるインパルス・レコードからの単独リーダー作としては4枚目にあたる「インプレッションズ」です。この作品もコルトレーン作品の常として、発…
「エレクトリック・ダンス・レゲエ・プロジェクト」と紹介されたダブ・シンジケートによるアルバム「ストーンド・イマキュレイト」は「サイエンス・フィクション・ダン…
相変わらず多産なフェイセスとロッド・スチュワートです。本作品は1971年11月に発表されたフェイセスの3枚目のアルバム「馬の耳に念仏」です。フェイセスの代表…
恐ろしい作品です。これは1971年に発表されたLLL+1、すなわちラヴ・リヴ・ライフ+1のアルバム「ラヴ・ウィル・メイク・ア・ベター・ユー」です。こんな作品…
1982年に制作されたドキュメンタリー映画「コヤニスカッツィ/平衡を失った世界」は、現代音楽家フィリップ・グラスの名前を広く世間に知らしめることとなった作品…
パンク/ニュー・ウェイブ時代に米国で起こったノー・ウェイヴと呼ばれる一群のアーティストの中でも、ひと際輝いていたリディア・ランチのソロ・デビュー作「クイーン…
ボーイズ・クラブは、マーク・ボニラ、キース・エマーソン、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、そしてボニラのバンド、ドラゴン・クワイヤーによるプロジェクト…
ロッド・スチュワートの名前を聞いて、真っ先に思い浮かぶ曲が「マギー・メイ」の人と、「セーリング」の人、「アイム・セクシー」の人では話が噛み合わなさそうです。…
楽器を持たないパンク・バンドとして人気を博したBiSHが解散したのは2023年6月のことでした。以降、各メンバーはそれぞれが各方面で活躍中です。中でもBiS…
ブライアン・イーノのオブスキュア・レコードから発表されたトム・フィリップスのオペラ「イルマ」は同レーベルからの9作目にあたります。お馴染みのジャケットに包ま…
ジョン・コルトレーンのアルバム群の中でも、最も人気が高いといわれている名盤「バラード」です。全8曲すべてをスタンダードのバラード曲で構成しています。各楽曲の…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレを代表するバンドの一つS.Y.P.H.(ズフ)によるセルフ・タイトルの4枚目のアルバムです。名作セカンド「PST!」からは三枚目と…
キース・エマーソンは2008年発表の本作品を、「人生の集大成というか自分の生きて来た歩みを定義するアルバム」であり、「私が60年代にザ・ナイスでやっていたこ…
フェイセスのセカンド・アルバムはまたまたシニカルなタイトルがつけられました。「ロング・プレイヤー」です。もうこの言葉を知らない人も多いかもしれませんね。これ…
ジョン・コルトレーンがインパルス・レコードから発表した「コルトレーン」は、かの有名な「ヴィレッジ・バンガード・ライヴ」に続くインパルス三枚目のアルバムで、単…
久しぶりに元気のいいテクノを聴きました。ジャンルが細分化されているので、うかうかとテクノというと鼻で笑われそうですが、細分化前のテクノという言葉がよく似合い…
スーパースター、ロッド・スチュワートによるソロ・アルバム第二弾、「ガソリン・アレイ」です。これは日本や米国で使われたマーキュリー盤のジャケットですが、英国ヴ…
ノイエ・ドイッチェ・ヴェレの重要バンド、ズフのセカンド・アルバム「プスト!」です。この作品は伝説のクラウトロック・バンド、カンのホルガー・シューカイがプロデ…
オーストリアの作曲家にして即興演奏家のミヒャエル・フィッシャーが、1999年以来探求しているフィードバック・サキソフォンが縦横無尽に活躍する同名のアルバムで…
1973年12月4日にフィラデルフィアのスペクトラムでザ・フーが行ったライヴを収めたアルバムです。タイトルはそのまま「フィラデルフィア1973」、邦題はもう…
「サボタージュ」を発表した後、ブラック・サバスはお約束通りツアーに出ます。この時の前座はキッスだったといいますから面白いです。しかし、オジー・オズボーンがバ…
前作から約1年を経て発表された、タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては9作目となる「偉大なる標的」です。順調なペースでアルバムが発表されていきま…
サン・ラーは60年近くに及ぶ活動期間のうちにわずかに一度だけ日本で公演を行いました。その記録が本作品です。主目的は1977年から1992年まで日本で開催され…
「終末処理場」は1980年12月に大阪を拠点に活動したインディペンデント・レーベル、アンバランスから発表されたオムニバス・アルバムです。キング・オブ・ノイズ…
タンジェリン・ドリームのスタジオ・アルバムとしては8作目となる「サイクロン」です。ここのところメンバーが安定していたタンジェリン・ドリームでしたけれども、本…
ジャケットにはパイプをくわえたナマケモノが描かれています。顔はメガネザルですけれども、このぶら下がり方はナマケモノそのものです。パイプをくわえることは趣味で…
知らないということは恐ろしいことです。私はブラック・サバスの6枚目のアルバム「サボタージュ」のジャケットをとても禍々しいものだと勝手に思っていました。何を隠…
リンク・レイは活動期間も長いのでいつの時代の人なのか分かりにくいですが、1960年に発表された本作品「リンク・レイ&ザ・レイメン」が正真正銘のデビュー作品で…
「ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック?」は、私がフランク・ザッパ先生の沼にはまるきっかけとなった作品です。リアルタイムで買ったのですが、一聴して…
タンジェリン・ドリームの1977年米国ツアーの模様を記録したライヴ・アルバムです。LPでは2枚組の大作で、タイトルは「アンコール」とつけられました。ジャケッ…
ブラック・サバスの5枚目のアルバム「血まみれの安息日」は難産の末に生まれました。前作から1年以上という点では前作と同じですけれども、今回は制作途上でバンドの…
ウォーは長年在籍したユナイテッド・アーティストからMCAレコードに移籍しました。本作品「ギャラクシー」はその移籍第一弾アルバムです。メンバーもプロデューサー…
パンクが封印を解いたかのように、イギリスではさまざまなスタイルのバンドが登場してきました。今ではポスト・パンクと呼ばれることが多いですが、当時はニュー・ウェ…
前作「マスター・オブ・リアリティ」を看板にしたワールド・ツアーを終えたブラック・サバスはしばらく休みをとることにしました。デビュー以来ライブにアルバム制作に…
数あるフランク・ザッパ先生の作品の中で最も直接的に政治的なアルバムです。題して、「マザーズ・オブ・プリヴェンション」、邦題では「検閲の母」と意訳されました。…
昔ほどではないとはいえ、テレビ番組の主題歌に起用されるとヒットする事例は少なくありません。逆もまた真ということで番組と楽曲がタイアップすることはもはや常識に…
ブラック・サバスの3枚目のアルバム「マスター・オブ・リアリティ」はサバスの最高傑作に推す人が多い傑作です。前作から約1年、今回は1日とか3日とかそういう単位…
「決してひとりでは見ないでください」のキャッチフレーズとともに記憶に刻み込まれたホラー映画の金字塔「サスペリア」のサウンドトラック・アルバムです。映画は改め…
レッド・ツェッペリンやディープ・パープルに比べるとブラック・サバスの日本での知名度は低いと言わざるを得ません。サバスの名前が日本でインフレ気味に語られるよう…
アリアナ・グランデの7作目のアルバム「エターナル・サンシャイン」です。前作から約3年半ぶりの発表です。もはや忘れてしまいそうですが、3年半前の前作はコロナ禍…