2024年5月30日(木)3550 シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)壁に止まっている本種にカメラを近づけるとバタッと下に落ちて動かなくなりました。下手に動くと却って天敵に襲われ命取りになります。擬死した状態でいた方が天敵に襲われず生き延びられるからです。本種をよく見ると腹部や足の腿節に赤い斑紋が見られます。本種にはよく似た種が居るので注意が...
植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。
ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。
2024年1月31日(水)3460 キホソスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) 撮影日2014/05/12 撮影場所勿来の関 ①キホソスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)紺矢印は外横線を指しています。空矢印は内横線を指しています。この外横線には「U字形」は並んでいませんが,内側に4本の横線が平行に並んでいます。こんな模様の蛾は今までの経験からナミシャク亜科の蛾で間違いありません。それを頷けるように外側には「U...
2024年1月30日(火)3459 フタオビキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科) 撮影日2022/06/24 撮影場所勿来の関 ①フタオビキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)桃矢印は内横線,黄矢印は外横線を指しています。内横線は前縁に近付くと急に頭の方に曲がります。外横線はほぼ真っ直ぐに走っています。この2つの横線の間に短い白紋が見られます。この白紋が同定するときの決め手となって役立っています。胸部背には毛叢が見られます。幼虫はイ...
2024年1月29日(月)3458 ムモンキバガ(キバガ科) 撮影日2014/06/01 撮影場所勿来の関 ①ムモンキバガ(キバガ科)緑矢印はイノシシのように後方へ反り返った鋭いキバを指しています。前翅長は18-23㎜くらいなので小さい蛾です。この様に小さい蛾は頭部に気をつけて観察してキバの有無を見ると同定が速く進みます。不勉強で確かなことは分かりませんがキバの台になっている棒状のものに毛が生えていればこの種はムモンキバガ...
2024年1月28日(日)3457 ツマキホソハマキモドキ(ホソハマキモドキ科ホソハマキモドキ亜科) 撮影日2014/06/28 撮影場所勿来の関 ①ツマキホソハマキモドキ(ホソハマキモドキ科ホソハマキモドキ亜科)以前この蛾のブログを掲載したき,名前を覚えていました。しかし,新たに再掲載しようとしたとき忘れてしまいました。困り果てましたが思い出せません。ところが,名前は分からなくても手掛かりがあることに気がつきました。それは,幼虫が食べる食草から...
2024年1月27日(土)3457 フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) 撮影日2014/05/02 撮影場所勿来の関 ①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は内横線を指しています。この内横線の内側には3つの横線が重なっています。前縁近くでV字形に凹んでいます。桃矢印は外横線を指しています。この横線を含め外側には「U字形」が並んだ横線が幾本か見られます。この事から本種はナミシャク亜科と分...
2024年1月25日(木)3455 クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科) 撮影日2014/05/02 撮影場所勿来の関 ①クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)桃矢印は内横線を指しています。この横線は不規則に切れています。赤矢印は外横線を指しています。この横線の外には点列の亜外縁線が見られます。内横線と外横線の間に名前の謂われになっている一対の小黒点があります。前翅の色は薄褐色から濃褐色まであり様々です。自然観察 ブログラン...
2024年1月23日(火)3454 マエベニノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科) 撮影日2014/10/14/05/29 撮影場所勿来の関 ①マエベニノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。でも,黄矢印外横線を指しています。青矢印は縁毛を指しています。ベニと名前にあるように前翅の紅~桃色が綺麗な蛾です。前翅と違い後翅は黄~茶褐色です。前翅でも後縁沿いは黄~茶褐...
2024年1月21日(金)3453 セグロシャチホコ(シャチホコガ科ツマアカシャチホコ亜科) 撮影日2014/10/14/05/29 撮影場所勿来の関 ①セグロシャチホコ(シャチホコガ科)(ツマアカシャチホコ亜科)赤矢印は腹端,実矢印は胸部背を指しています。腹端が外縁からはみ出しているのでこの種はシャチホコガ科と分かります。胸部背が焦茶色で黒ずんでいることからセグロシャチホコと名前が付きました。写真の如く立体的に止まるので平面的に止まる...
2024年1月20日(土)3452 ノコメセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科) 撮影日2014/10/14,2011/07/06 撮影場所勿来の関 ①ノコメセダカヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)大形で格好が良い蛾です。その一つとして外縁に鋸歯状の鋸目が見られます。(緑矢印)二つ目として後縁がせり上がっているからです。(桃矢印)これらの2つの特徴を上手く捉えて名付けられています。三つ目としてはっきりとした焦茶色の紋様が見られるからです。②ノコメセ...
2024年1月19日(金)3451 ホソスジキヒメシャク(シャクガ科) 撮影日♀2016/06/027 撮影場所:勿来の関 ①ホソスジキヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)ヨスジキヒメシャクに似ていますが横筋の幅が名前のように細いのが特徴です。この蛾はこれといった特徴がないのでシャクガ科です。開帳が16~17㎜と小さいシャクガ科はヒメシャク亜科を探すと速く見つかります。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2つのランキ...
2024年1月18日(木)3450 ホソオビヒゲナガ♂♀ 撮影日♀2014/06/02,♂2018/5/16 撮影場所:勿来の関 ①ホソオビヒゲナガ♂(ヒゲナガ科)2018/5/16撮影♂と♀では触角の長が異なる。触角の長は体長の♀は1.1倍♂は3倍もある。♀と同じく基の方の色は黒く先は白い(水色矢印)。雄は雌に比べて胸部が金色に輝いていて綺麗である。②ホソオビヒゲナガ(ヒゲナガガ科)♀2014/6/2撮影名前にあるように触角は長いが♂に比べるとずっと短い。基半...
2024年1月17日(水)3449 ヒメハナマガリアツバ 撮影日2014/06/02 撮影場所:勿来の関 ①ヒメハナマガリアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)ハナオイアツバと比べて小さな下唇鬚青矢印(かしんひげ)を背負って止まっています。ですから小さいという意味を含めて名前にヒメが付いています。この事から本種はヤガ科・クルマアツバ亜科と分かります。赤矢印は内横線,黄矢印は外横線を指しています。これらの2つの横線の間にある黄...
3454 ヒメカマキリモドキ 撮影日2023/0/6/28 撮影場所:勿来の関 黄色を帯びた小さなカマキリに似た小動物を写しましたが,名前を忘れてしまいました。二種類いて思い出せません。そこで,みんなにおしらせかたがたブログに載せます。①ヒメカマキリモドキ(カマキリモドキ科)カマキリは緑を帯びた昆虫です。しかし灯火に飛来する黄色を帯びたカマキリに似た昆虫が居ます。大きさは52mm以下と小さい生き物です。鎌状の前足が似...
3454 ハナオイアツバ 撮影日2023/0/6/28 撮影場所:勿来の関 ①ハナオイアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)赤矢印は外横線,桃矢印は内横線,緑矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。腹部中頃まで達している下唇鬚(かしんひげ)からヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。初めてこの下唇鬚を見たときにはあまりにも大きいので驚きました。写真に写っているものは♂です。めすの下唇鬚は貧弱で小さいです。幼虫は何を食べるのか分か...
3453 ツマオビアツバ 撮影日2023/0/60/28 撮影場所:勿来の関 ①ツマオビアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っています。この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。この仲間は似たような模様の種が居るので注意が必要です。緑矢印は内横線,青矢印は外横線,赤矢印は亜外縁線を指しています。亜外縁線が前翅翅頂から前翅後縁まで伸びています。外横線が亜外縁線の手前で直角に近い角度...
3452 モンシロルリノメイガ 撮影日2023/07/03 撮影場所:勿来の関 ①モンシロルリノメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。薄焦茶色と白い筋からツトガ科だろうと予想を立てて検索しました。しかし,見つかりませんでした。そこで,メイガ科を探したら見つかりました。前翅後縁中頃にある白い紋と外縁に沿った細い横線が特徴です。あまり見かける種で...
2024年1月10日(火)3451 モンシロルリノメイガ 撮影日2023/07/03 撮影場所:勿来の関①モンシロルリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)腹端が次第に細長くなっているので♂触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。焦茶色の地に黄を帯びた大小の紋が幾つかあります。暁の蛾類図鑑によると腹端が細長くなっているものは♂で腹端が細長くなっていないものは♀だそうです。幼虫の食べ物はウ...
2024年1月09日(月)3450 シロミャクオエダシャク 撮影日2023/06/14 撮影場所:勿来の関 ①シロミャクオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)あまり見かけない蛾です。「U字形」が見られないからナミシャク亜科ではないことは明らかです。翅脈の筋が白く浮き立つように目立っています。触角を背負ってないのでメイガ科・ツトガ科でも有りません。翅頂がカギバガ亜科の様な感じもしますが仲間ではありません。最後にエダシ...
2024年1月08日(月)3449 オオハガタナミシャク 撮影日2023/06/27 撮影場所:勿来の関 ①オオハガタナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は内横線,緑矢印は外横線を指しています。この2本の横線の間に4本ほどの「U字形」が並んでいます。この事から本種はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾と分かります。幼虫はノブドウ、エビヅル、ツタ、サンカクヅル、ヤブカラシの葉を食べます。自然観察 ブログランキングへにほん...
2024年1月07日(土)3448 キンモンガ 撮影日2023/09/17 撮影場所:勿来の関①キンモンガ(アゲハモドキガ科)カメラを近づけると素早く逃げられます。近付いてから少しでも体を動かしても逃げられます。逃げ足の速いことで記憶に有る蛾です。黒地に黄色の紋なので目立つ存在です。しかし,写した画像を見ると白ずんでいてさほど黄色く有りません。明るい光の下では白く写るのかもしれないと思い日陰に止まったときを狙ってシ...
2024年1月4日(金)画像編集ソフトadbe potoshop elementの不具合で画像アップが出来ずにいました。更に私の体の不調から今日まで休んでしまいました。皆さんにはご心配をかけてしまい申し訳ありません。今日からブログ更新に努力しますので以前同様よろしくお願いします。3447 ネアオフトメイガ 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関①ネアオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)触角を背負って止まっています。この事から本...
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2024年5月30日(木)3550 シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①シロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)壁に止まっている本種にカメラを近づけるとバタッと下に落ちて動かなくなりました。下手に動くと却って天敵に襲われ命取りになります。擬死した状態でいた方が天敵に襲われず生き延びられるからです。本種をよく見ると腹部や足の腿節に赤い斑紋が見られます。本種にはよく似た種が居るので注意が...
2024年5月31日(金)3551 ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)撮影2017/09/01場所勿来の関①ナシケンモン(ヤガ科)黄矢印は環状紋,赤矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋から本種はヤガ科と分かります。腹部ほぼ中央にある「V」字状白紋が同定ポイントになっています。幼虫はナシ、サクラ、スモモ,アブラナ,マメ科、サクラタデ、ボントクテダ、イヌタデ、ギシギシ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,ショウブ等の葉を...
2024年5月30日(木)3550 クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)撮影2017/09/04場所勿来の関①クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)長い触角を背負って止まっています。この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。大きさは開帳 が26~32㎜と小さいですが大変鮮やかな蛾で目を引き付けます。それは黄色の地に黒い筋が走って明度差が大きいからです。幼虫はキブシ,ヤマボウシ,ミツバウツギの葉を食べます。に...
2024年5月29日(水)3549 テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)撮影2017/18/17場所勿来の関①テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)黄緑矢印は内横線,青矢印は外横線,桃楕円形は小黒点が集まった紋を示しています。内横線は不明瞭ですが外横線は明瞭です。橙褐色の頭部に目が留まります。私は本種を天文縞小ヤガと解釈していました。ところが,天文とはそうではなく桃楕円内にある小黒点を指しているのです。幼虫...
2024年5月28日(火)3549 アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2017/18/16場所勿来の関①アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅がよく見えるほど前翅を大きく平たく開いています。この事から本種はシャクガ科エダシャク亜科と分かります。アトグロの名は主に後翅外縁に斑紋が広がっているからです。薄褐色の地色に濃褐色の筋が走っていて涼しげな模様が綺麗です。幼虫が何を食べるかは...
2024年5月27日(月)3548 ギンシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2018/07/18場所勿来の関①ギンシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は腹端,緑矢印は胸部脇側壁を指しています。腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科の仲間と分かります。本種は胸部脇が前方にも側方にも上方にも発達しています。この点が最大の特徴です。幼虫が普通に分布しているコナラを食べているにも関わらずあまり観察できないのは恐らく幼虫の生...
2024年5月26日(日)3547 カクモンキシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)>撮影2013/06/30場所勿来の関①カクモンキシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)変わった名が付いていますが,黒褐色が形作る紋様が直角に近い角度で曲がっているからだろうと思っています。キシタバとは後翅に黄色の紋が見られるからです。青矢印は内横線緑,緑矢印は亜外縁線を指しています。この横線は,激しく鋸歯状になっていて先端が尖っています。しかし,この写真...
2024年5月25日(金)3546 カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)撮影2013/06/04場所勿来の関①カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)上から見たカバイロキバガ横から見たカバイロキバガ大きさは開張が17~21㎜と小さな蛾です。しかし,小さい蛾でも見るべきものは有ります。それが,赤矢印が指している後方へ反り返っている下唇鬚(かしんひげ)です。小さい蛾が何の仲間迷ったら頭部を横方向から撮影して下唇鬚の有無を確...
2024年5月24日(木)3545 コウスチャヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)撮影2020/05/21場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)翅は濃褐色から薄褐色まであります。赤矢印は内横線,灰矢印は環状紋,青矢印は腎状紋を指しています。これら二つの紋の存在から本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科かモンヤガ亜科と分かります。環状紋には接するように小黒点,腎状紋の内側には黒紋があって目に付きます。鋸歯状の内横線の内側...
2024年5月23日(木)3544 ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2012/07/08場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)腹端が外縁から飛び出しています。この事から本種はシャチホコガ科と分かります。赤矢印は内横線,黄緑色矢印は中横線,黄矢印は外横線を指しています。黒を帯びた横線が沢山見られる蛾です。嘘八百,江戸八百八町という言葉があるとおり沢山という意味で使われているのが「ヤスジ」です。幼虫はハリ...
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2024年5月23日(木)3544 ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2012/07/08場所勿来の関①ヤスジシャチホコ(シャチホコガ科)赤矢印は内横線,黄緑色矢印は中横線,黄矢印は外横線を指しています。黒を帯びた横線が沢山見られる蛾です。嘘八百,江戸八百八町という言葉があるとおり沢山という意味で使われているのが「ヤスジ」です。幼虫はハリギリという大きい葉を付けるにほんブログ村●2つのランキングに参加中です!! ●お時...
2024年5月22日(水)3543 クロテンシャチホコ(シャチホコガ科)撮影2018/05/04場所勿来の関①クロテンシャチホコ(シャチホコガ科)青矢印は腹端を指しています。赤矢印は前翅前縁中央の黒点を指しています。腹端が外縁から飛び出しているのでシャチホコガ科と分かります。名前から分かるように本種には黒点が沢山並んでいます。その中でも赤矢印が指してる黒点は大きさと位置で目立っています。幼虫はコナラ、ミズナラの葉を食...
2024年5月21日(火)3542 フタスジツヅリガ(メイガ科ツヅリガ亜科)撮影2021/07/02/26場所勿来の関①フタスジツヅリガ(メイガ科ツヅリガ亜科)触角を背負って止まっています。こんな止まり方をするのはメイガ科・ツトガ科の蛾です。翅色が褐色で前翅前縁を止まる壁に対して直角になるようにするのはメイガ科ツヅリガ亜科の仲間です。シャクガ科のように壁に対してぴったり吸い付くように止まるのではなく箱の蓋のように厚みがあ...
2024年5月19日(月)3541 シロスジアオヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2012/05/09場所勿来の関①シロスジアオヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)前翅にある白い筋(実際は淡く黄色を帯びています。)が非常に目立つ蛾です。この筋が太くて明るく大小二つに分かれていて目立つからです。赤矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。これら二つの紋が有ることから本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科だと分かります。幼虫はイヌタデ、...
2024年5月19日(月)3541 シロスジアオヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)撮影2012/05/09場所勿来の関①シロスジアオヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)前翅にある白い筋(実際は淡く黄色を帯びています。)が非常に目立つ蛾です。この筋が太くて明るく大小二つに分かれていて目立つからです。赤矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。これら二つの紋が有ることから本種はヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科だと分かります。幼虫はイヌタデ、...
2024年5月18日(土)3540 イネキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)撮影2014/07/23場所勿来の関①イネキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)明るい色彩の蛾です。白を帯びた四角形が並んで編み目のような模様が綺麗です。緑矢印は胸部背から逆立っている毛を指しています。この逆立つ毛が目を引きますが,これを上に方へ伸びた翅と見立てて「ウワバ」と名付けたのでしょう。ウワバと名付けられている種は20種以上存在します。つま...
2024年5月14日(木)3539 マエモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)撮影2014/06/22場所勿来の関①マエモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)たいへん色彩豊かで目を引く蛾です。前縁中央寄りに白三角紋,すぐ外側に赤茶色紋があり,色の対比が鮮やかです。青矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。これが後方へ反り返って突き出ていることからヤガ科アツバ亜科の仲間と分かりますます。更に緑矢印に目を...
2024年5月15日(水)3536 ナミスジシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)撮影2014/06/21場所勿来の関 ①ナミスジシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)不明瞭な「n」字形を並べたような横線が3本白地に並んでいます。前翅後翅共に外側の横線は特に不明瞭です。横線が波のように見えるのでナミスジシロエダシャクと名付けられたのでしょう頭部は橙色です。各翅に一つずつ小黒点が見られます。幼虫はヤブツバキ...
2024年5月14日(火)3536 アシブトクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)撮影2011/07/05場所勿来の関 ①アシブトクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)翅頂付近を見ると外縁が捲れ上がっているように見えます。まるで枯葉がカールしているようなムラサキシャチホコの様です。でも,何故か光の当たり具合でめくれているように見えないことがあるので不思議に思われます。幼虫の餌を調べるとザクロ、サルスベリであり,人間が植えた園芸植物...
2023年6月3(土)フタマエホシエダシャク 撮影日2023/05/16 撮影場所:勿来の関①フタマエホシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)左右の翅を少し開いて止まっています。壁に対して平たく止まっています。これらからシャクガ科らしいと推測できます。本種と似た種にウスグモナミシャク・コウスグモナミシャクが居るので注意が必要です。本種には横線がありませんが,それらには内横線・外横線があります。本種の触角を見た...
2023年6月2(金)ウスグロアツバ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)緑矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。この下唇鬚が後方へ反り返っているので本種はヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。内横線は真っ直ぐでなく緩やかな弧を描いています。赤矢印は外縁線を指しています。この線の外側には白い縁取りが見られます。幼虫はカヤツリグサ科,イネ科の葉を食べます。自然観...
2023年6月1(木)ウスベリケンモン 撮影日2023/06/01 撮影場所:勿来の関①ウスベリケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)赤矢印前方には腎状紋,桃矢印前方には環状紋があります。これら二つの紋が有るので本種はヤガ科だと分かります。②ウスベリケンモン環状紋の直ぐ近くを二重になった内横線が走っています。腎状紋の外側には白紋が広がっています。その白紋の外側にも二重の外横線が走っています。目立つ特徴として腎状紋...
2023年5月31(水)テンオビヨトウ 撮影日2023/05/31 撮影場所:勿来の関①テンオビヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)腹端が僅かに除いていますがシャチホコガ科ではありません。地色が薄褐色で縦筋が見られる蛾はキヨトウ類(四国産蛾類図鑑)なのでその中間を探しました。ところが個体変異が大きくて私の画像と同じようなものが見つかりません。前に一度この蛾を観察したことを思い出し,私のブログで探し出すことにしました。「キヨ...
2023年5月30(火)ウンモンツマキリアツバ 撮影日2023/05/30 撮影場所:勿来の関①ウンモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。一枚目の写真では真っ直ぐ前に出ているように見えます。しかし,二枚目の写真では後方へ反り返っているように見えます。この下唇鬚は上下に動くのでしょう。上に上げているので反り返っているように見えるのでしょう。発達した下唇鬚から本種は...
2023年5月29(月)セグロシャチホコ 撮影日2023/05/28 撮影場所:勿来の関①セグロシャチホコ(シャチホコガ科)外縁から腹端が大きくはみ出しています。幼虫の頃から蓄えた養分を腹部に溜め込むから発達しています。♂の腹端はこの写真の様にはみ出し,♀の方は太くて外縁から僅かに覗いています。要するに腹端がはみ出しているのでシャチホコガ科と分かります。②セグロシャチホコ 少し体が斜めになって止まっています。左右...
2023年5月28(日)シロフコヤガ 撮影日2023/05/28 撮影場所:勿来の関①シロフコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)緑大矢印は腎状紋,緑小矢印は環状紋を指しています。この2つの紋が有るので本種はヤガ科の仲間と分かります。普通ならばヨトウガ亜科・キリガ亜科を探すところですが,更に細かく分かれていてコヤガ類(四国産蛾類図鑑)に分かれています。②シロフコヤガ (ガラス戸に止まったシロフコヤガ)本種と似た種類のものが...
2023年5月27土)ハスオビヒメアツバ 撮影日2023/05/24 撮影場所:勿来の関①ハスオビヒメアツバ(ヤガ科ミジンアツバ亜科)前翅長10㎜以下の小さな蛾です。頭部を見ると前方へ突き出した下唇鬚(かしんひげ)が有るのでアツバ亜科を探しました。するとアツバ亜科では見つかりませんでした。でも,ヤガ科にはミジンアツバ亜科という仲間がありました。ミジンとは小さい意味があるのでもしかしてと思いその仲間を探すとよく似た...
2023年5月26(金)ナミガタエダシャク 撮影日2023/05/24 撮影場所:勿来の関①ナミガタエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)翅を大きく開き壁に貼り付くように止まっています。内横線・中横線・外横線・亜外縁線などの横線が目立ちこれといった斑紋は有りません。この様な仲間はシャクガ科に多いです。②ナミガタエダシャク本種を同定するポイントは赤楕円形内にあります。中横線(緑中矢印)と外横線(緑大矢印)が真ん中辺りか...
2023年5月25(木)モンシロクルマコヤガ 撮影日2023/05/18 撮影場所:勿来の関①モンシロクルマコヤガ(ヤガ科)前翅長10㎜程度の小さい蛾です。小さい蛾はヤガ科ではコヤガ類(四国産蛾類図鑑),シャクガ科ではヒメシャク亜科などを探せば速く見つかります。本種の特徴は前翅前縁に幅のある白帯が有ることです。次に前翅の後角にも後翅の後角にも白紋が有ります。このためモンシロの名前が付いています。幼虫はヒサカキの枯...
2023年5月24(水)ホソバハラアカアオシャク 撮影日2023/05/19 撮影場所:勿来の関①ホソバハラアカアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)「翅青くてもアオシャクに非ず」ということもあります。シロモンアオヒメシャクはアオシャクに非ずの方ですが本種はアオシャク亜科です。腹部背に白や赤を帯びた帯が有ればChlorissa属を探せば速く見つかります。でも,本種を含む仲間4種類はよく似ています。外横線や内横線の様子が似...
2023年5月23(火)クロフシロヒトリ 撮影日2023/05/12,05/20 撮影場所:勿来の関①クロフシロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科) 05/20撮影黒い足を出して止まっている。翅が柔らかそうで弱々しい感じを受ける。この様な仲間はヒトリガ科です。②クロフシロヒトリ 05/12撮影本種とオオエグリシャチホコは毎年多数観察しています。白い地に黒い紋が鮮やかで目を引きます。腹部背と頭部には橙色の紋が有り目を引きつけます...
2023年5月22(月)カギシロスジアオシャク 撮影日2023/05/19 撮影場所:勿来の関①カギシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科) 下向きに止まる本種翅を大きく開き壁に平らに止まっています。しかも,翅の色は緑色です。これらのことから本種はシャクガ科アオシャク亜科と分かります。シロモンアオヒメシャクのように翅色は緑なのにアオシャク亜科ではない例外も居ますが,普通翅色が緑色ならばだいたいアオシャク...
2023年5月21(日)ムモンキイロアツバ 撮影日2023/05/20 撮影場所:勿来の関①ムモンキイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)前方へ突き出した下唇鬚(かしんひげ)から何の仲間か分かります。これはヤガ科の仲間です。ここまではすんなりと事が運びました。ところが下唇鬚の写し方が下手で同定でてこずりました。写す方向が横か斜め後ろからだったらよかったのです。本種の下唇鬚は少し反り返っているので,クルマアツバ亜科の...
2023年5月20(土)ネスジシラクモヨトウ 撮影日2023/05/20 撮影場所:勿来の関①ネスジシラクモヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)桃矢印小は環状紋,桃矢印大は腎状紋を指しています。これら二つの紋が確認できるので本種はヤガ科キリガ亜科・ヨトウガ亜科と分かります。②ネスジシラクモヨトウ今回観察したものは外横線(赤矢印)と内横線(緑矢印)に白くて太い縁取りが有ってとても目立っていました。これに似た様な画像はあまり有りま...
2023年5月19(金)シロズアツバ 撮影日2023/05/16 撮影場所:勿来の関①シロズアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)本種が何の仲間かは緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見れば分かります。下唇鬚が前方へ突き出ているのでヤガ科のアツバの仲間を調べれば出ています。②シロズアツバ本種の横線は前縁付近は白く確認できますが,あとは不明瞭です。赤矢印が指しているのは外横線です。この横線より内側の線は一番不明瞭な横...
2023年5月18(木)ハナダカノメイガ♂ 撮影日2023/05/18 撮影場所:勿来の関①ハナダカノメイガ♂(ツトガ科ノメイガ亜科)翅を左右に開いて一見シャクガ科の様に見えますが違います。それは触角を前方へ突き出しているからです。ツトガ科には触角を前方へ突き出すものより背負うものの方が圧倒的に多いです。②ハナダカノメイガ♂本種の特徴は触角を前方へ突き出しています。そして黒ずんだ地色に小白点があります。赤矢印は尖っ...
2023年5月17(水)アヤトガリバ 撮影日2023/05/14 撮影場所:勿来の関①アヤトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)本種はどの仲間なのかぴんと来ない蛾で,ヤガ科でもシャクガ科でもありません。緑矢印が指している所を見ると翅頂から斜め上に立ち上がる線があります。この線があればトガリバガ亜科の蛾です。②アヤトガリバ緑矢印が指している白線と赤矢印が指している内横線の間の不思議な模様に目が引かれます。内横線(赤矢...
2023年5月16(火)ヤマガタアツバ 撮影日2023/05/14 撮影場所:勿来の関①ヤマガタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)頭部を見ると長い下唇鬚(かしんひげ)が前方へ突き出ています。この事から本種はヤガ科アツバ亜科と分かります。本種の外横線は白矢印が指しているあたりで外側へ飛び出ています。頭を下にして見るとそこが高くなって山のように見えます。それでヤマガタアツバと名付けられました。本種と似た様な種類が幾つかいるの...
2023年5月15(月)シロスジアオヨトウ 撮影日2023/05/14 撮影場所:勿来の関①シロスジアオヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)あまり見かけたことがない蛾ですが,白くて太い筋が翅中頃に有るので又見たいものだと思っていました。すると運良く昨日観察することができました。黒い地に緑の筋模様が浮かんで目立つ素敵な蛾に見えました。②シロスジアオヨトウ腎状紋(緑大矢印)や環状紋(緑小矢印)が見られるので本種はヤガ科ヨトウガ亜科...