グラスホッパーに続くその業界の話。 前作も登場人物がいい味をだしていくのだが、その前作で出ていたキャラも登場するところにファンとしてはたまらない気分になってしまう。 天道虫はマリア様の七つの悲しみを背負って飛んでいく。 スチーブンセガールも真っ青の沈黙の東北
よしもとばなな+パトリス・ジュリアンさんによる文通リレー形式のフォトエッセイ。 子供のことやゴミの事、何気なく自分達の日常を手紙にしてるのだが、それが自然に会話になって続いていく。 飾りではない二人の…
謎の姉さんの家で「半沢良」になった弟。 都会の喧騒から離れた深夜のガソリンスタンド、それをカールツァイスから覗くウルシバラ。 フルフェイスで1ℓも満たないガソリンを頼むウルシバラ。 ウルシバラから…
眠りから快適な目覚めを提供する仕事、通称「起こし屋」なるバイトがあった。 フネという呼ばれる宿舎には、今日も起こしを頼んでいる人間がいる。 郷田さんは、その中でも難しい客の一人
人は感情の動物だ。 まさに聖戦、4人の女性のエネルギーとライフスタイルが見事なまでに描…
男はほとんど出て来ないが、女性のギスギスした人間関係がリアルに描かれている。 性格が違う、立場も環境も違う、社長の葵とパートの小夜子。 葵の
90年代のトレンディドラマを思い起こさせる、懐かしい。 実際にドラマもあるが、どちらもるり子っぽい。 るり子という主人公の親友はイライザ×お蝶婦人のような強いキャラだ。 同性には好かれないと自負、異性からはモテる彼女が、そのどちらでもない人に恋…
兄貴、俺たちはどうして生まれてきたんだろうな。 殺人犯にはたった一人の弟がいた。 獄中から外へ唯一の手紙に、兄貴は希望が、いや手紙しか無かった。 違う視点でたった時、一方で犯罪被害者にも残された
装丁の色鮮やかなヤドクガエルは青酸カリの5千倍の猛毒を持つ。 朝鮮半島から福岡に反乱軍が送り込まれた。占拠される福岡市を政府は更なるテロの脅威にさらされるとの結論で…
劇作家でもある柳美里さんの作品。 妊娠、執筆、癌闘病そんな簡単に出来る問題ではない壮絶な一年間が、柳美里さんの文体によって進んでいく。重苦しいと感じるよりも、温かさが勝る。 間違いなく心打たれます。 …
「たまたま通りかかったものだから」 京都を舞台に繰り広げられる奇妙なラヴ、ストーキングロマンス。 登場する人物は皆濃い、聞いたことない事件が飛び交う中、黒髪の乙女…
冴えない、いや冴えてる冴えてないとか何基準なのか。 大学構内見渡せば、自分達の世界を存分に楽しんでいる事こそ、輝いているって事じゃないですか。 類は友を呼び込み、…
一晩中、歩くイベント歩行祭が始まった。 生徒の性格が良く出ていて、語り合いや秘密が80キロ先のゴールまで続いていく。 今夜、どのグループで歩く?青春が煌めいて眩しい。 過酷でかつシンプルな
これは長い間続いた恋愛物語。 戦争により引き裂かれた、ひそかな恋心。生まれ変わりを知った矢先、離れてしまう運命。そしてまた時は越える。 時を越えたシリーズの究極のラヴ…
時の間に入ってしまったような装丁が印象的なタイムパラドックス的な作品。 事故にあったその日から、繰り返す時。人のいない街、変わらない日々が訪れる。 そんな日を繰り返していると、そこに一本の
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