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彗聖学院 宵闇に浮かぶ九つの炎 https://rose-brown.jugem.jp

休職中にふと思い立って書いてみた小説です。少々長いですが最後までお付き合いいただければと思います

りこ
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住所
八王子市
出身
埼玉県
ブログ村参加

2013/02/14

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  • 追加報告

    読者の皆様こんにちは。作者のりこと申します。先日こちらのブログ内で約1か月後にブログ村から退会すると書きましたが、まだ、読者の方々がいらっしゃるらしくしばらくは退会を延ばそうと考えています。 またアクセス数などは随時チェックをしております

  • ご愛読ありがとうございました

    おはようございます。作者のりこと申します。「彗聖学院 宵闇に浮かぶ九つの炎」は最終話をもちまして終了とさせていただきます。 約3か月という間でしたがここまでお付き合いいただき、読者の皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。よろ

  • 彗聖学院 宵闇に浮かぶ九つの炎2 最終話

    最終章 有佐田の日常 部屋に戻った有佐田は再びベッドに倒れ込んだ。「はぁ…学校が始まるまであと二時間。のんびり休める時間じゃないな」枕に顔を埋めながらそう呟くと、「起こして差し上げます。少し休まれてはどうですか?」エリオットが物陰から現れ

  • 彗聖学院 宵闇に浮かぶ九つの炎1

    第六十一章 黒聖天の日常 宮本が卒業して一か月後、深緋と黒川は監視対象もいなくなり、平和な日常を過ごしていた。「なぁ黒川、昼飯今日は屋上でいいか?」「いいよ。ただし会長が結界開けてくれればだけど」黒川はそう言って深緋の提案に釘を刺した。「

  • 滅びゆく闇の帝王5

    第六十章 日常 宮本の卒業式から三日。有佐田は、今回の戦いに加わった者たち全員を自分の部屋へと集めていた。「みんな集まったか?よし今日は、あの宮本が闇を克服し無事に卒業したことを祝うパーティーを開こうと思う」「おう!戦いに勝った祝いの会だ

  • 滅びゆく闇の帝王4

    第五十九章 卒業 闇騒動の次の日、生徒たちはいつも通り学院に登校してきた。もちろん有佐田は午前七時前から学院の生徒会長室にいる。そこでいろいろな資料に目を通しながら仕事をしていた。生徒たちが登校してきてから、隣の生徒会室が騒がしくなった。

  • 滅びゆく闇の帝王3

    第五十八章 足掻き 保健室に運ばれた有佐田は今までの戦いの傷を癒すように眠りに落ちた。「会長…大丈夫だよな」深緋の言葉に答えたのは女郎花だった。「わからないわね。どれくらい連続して炎を使っていたかにもよるし」「どれくらいって…宮本の闇が暴

  • 滅びゆく闇の帝王2

    第五十七章 有佐田祐二 「祐二…」祐二の瞳は闇に憑りつかれた者独特の濁った瞳になっていた。「兄さん!僕はここにいるよ!それは僕の姿を借りただけのただの敵だ!」尻尾から声が聞こえる。「わかっている…わかっているが!ある意味宮本より厄介な奴に

  • 滅びゆく闇の帝王1

     第五十六章 摩り替わり 有佐田が眠りについてから数時間。しばらくは皆エリオットのいれたコーヒーを飲んでいたが、やがて深緋が、「みんな腹減ったろ。コンビニで弁当買ってくるよ」「やってますか?コンビニなんて…」鶯が疑問を投げかけた

  • 君臨せし闇の帝王4

    第五十五章 闇の中 闇に包まれた中、有佐田は振り向きざま竜胆の炎を宮本の胸に押し当て、そのまま心の中に入って行った。昏い闇の中有佐田は右手に蒼い炎を宿しながら宮本を探した。すると奥からすすり泣く声が聞こえた。有佐田は人間になって近づいて行

  • 君臨せし闇の帝王3

    第五十四章 休息有佐田は黒聖天に連れられ、鶯とエリオットは銀龍の背に乗り深緋は赤龍の姿で有佐田のマンションを目指した。中に入ると窓ガラスは割れ、家具は壊されていたが有佐田はさして気にする様子もなかった。風刃で割れたガラスを外に投げ捨て、部

  • 君臨せし闇の帝王2

    第五十三章 人間の闇 闇の中を抜け街中に辿り着いたい有佐田たちは、早速闇退治を始めた。闇に憑かれた人間たちはみな瞳は虚ろで手には各々刃物や武器を持っている。次々と人間たちを浄化していく有佐田たち。彼らはそこから動いてはいない。動かなくても

  • 君臨せし闇の帝王1

    第五十二章 過去との戦い 一面の暗闇の中宮本は壁際で体育座りをしていた。闇の中から声が聞こえる。「みていろ。今にこの街全部を掌握してやるから。そうすればお前はこの世界で闇の帝王となる」「闇の…帝王?」宮本が擦れた声で聞く。「そうだ。あの会

  • 覚醒せし闇の帝王4

    第五十一章 浸食 次の日の朝有佐田はシャワーを浴びていたが、右腕の闇の浸食が肘まできていることに気付き漆黒を増やした。「参ったな。ここまできちゃ隠し切れない。仕方ない。教えるか」有佐田は朝早く生徒会室に二人を呼び出した。「どうしたんだい?

  • 覚醒せし闇の帝王3

    第五十章 目覚め 目を覚ますとそこには見慣れた景色が広がっていた。そうだ。ここは家だ。でも俺どうしてここに?記憶を辿るが思い出せない。とても大切なことだった気がするけど…「ダメだ…そうだ!会長なら何か知ってるかも」宮本は急いで学院に向かっ

  • 覚醒せし闇の帝王2

    第四十九章 操り 有佐田の部屋から出たエリオットと深緋。しかし会話はなかった。二人とも今見たものが信じられずにいた。しばらくして漸く口を開いたのは深緋だった。「なぁ…会長、あんな強力な炎、ちゃんと使いこなせるのかな?」急に不安になり立ち止

  • 覚醒せし闇の帝王1

    第四十八章 限界 有佐田が谷に戻ってから九日目。それまではなんとかもっていたものの、日々増大していく闇の力に深緋と黒聖天は押されつつあった。「おい、これで闇の刃出されたらどうやって人間たち守るんだよ?」「俺たちは風刃使えないからな。やれる

  • 夕闇に咲く女郎花5

    第四十七章 儀式 それから一週間、有佐田は宮本と戦う度強くなっていった。漆黒の炎で闇を吸収しなくても、亜麻の炎と言葉ひとつで、宮本の闇の暴走を抑え込んでいた。また普通の生徒に対して、今までは肉弾戦だったにも関わらず、蒼い炎を使ってみたりと

  • 夕闇に咲く女郎花4

    第四十六章 人間界 次の日黒川は教室で頬杖をつき考え事をしていた。あの姿を全部会長が見ていたなんて…なんで気付かなかったんだろう。まぁ会長の本気の尾行なら。「気付くわけないか…俺ごときが」はぁ…ため息をついた瞬間誰かが机を思いっきり叩いた

  • 夕闇に咲く女郎花3

    第四十五章 黒川聖 次の日の朝、有佐田は早速業者に連絡していた。昨日の戦いで壊れた校舎を修繕するためだ。「はい、よろしくお願いします。失礼します」ガチャ…電話を切ってから、ため息をついた。いつもの癖で背もたれに寄りかかろうとして顔をしかめ

  • 夕闇に咲く女郎花2

    第四十四章 媒体なき闇 黒聖天を中に入れてから三十分は経った。中の様子はわからない。「おい!闇の増殖は抑えられているか?」しかし、中から返事はなかった。まさかあいつやられたんじゃ?でも、闇を操る堕天使がやられるってどうなるんだ?ただ、中か

  • 夕闇に咲く女郎花1

    第四十三章 失恋 「どうして!どうして私じゃダメなの?」雨の降り続く谷に女性の絶叫が響き渡った。「貴方はいずれ九尾の妖狐となって一族の王になるわ。私は貴方の傍で貴方を支えたいのよ」女性は六本の尻尾を揺らしながら七尾の妖狐に抱き着いた。しか

  • 天に背きし黒白の翼6

    第四十二章 疑惑 生徒会長室に集まった有佐田、深緋、黒川、エリオット。「さて、黒川今感じていることを率直に言ってみろ」「宮本は人間とは思えません。あの闇の深さ、神をも恐れさせる。あいつは何者なのです?」「それは僕も聞きたいね。あの時地下牢

  • 天に背きし黒白の翼5

    第四十一章 混乱 保健室で宮本が目覚めるのを待っていた黒川は、こいつの心の中が知りたいと考えていた。堕天使である自分の闇をも呑み込む強大な闇をもつ人間。そもそもこいつは人間なのかと思うようになっていた。黒川は数百年生きてきて神が恐れる姿を

  • 天に背きし黒白の翼4

    第四十章 復活 神との激闘から二週間が経った。宮本のクラスでは二人目の転入生を迎えることになった。「黒川聖です!よろしくお願いします!」黒聖天は見事に黒翼を隠し、彗聖学院のブレザーに身を包んでいた。身長は有佐田と同じくらいで、髪は宮本に匹

  • 天に背きし黒白の翼3

    第三十九章 激闘 空中に飛び出した有佐田はまず蒼い炎をぶつけてみた。しかしその炎が神に届くことはなかった。周囲に神独特の結界が張られているためだ。「まずはあの結界をぶち破る!じゃないとなにも始まらない」「始まり?始まりなどはない。余に逆ら

  • 天に背きし黒白の翼2

    第三十八章 背徳 地上から遥か上空、雲の上に神と天使たちの住む天界がある。その中央に神が住む神殿が聳え立っている。そこは一面白で整えられた美しき部屋。その部屋へ呼び出されたのは、「白魔天!純天使の居場所はまだつかめぬのか?」神は白魔天を呼

  • 天に背きし黒白の翼1

    第三十七章 純粋 昏い洞窟の中、山田は牢に入れられていた。番人は二人。最初は出してくれと暴れていた山田だったが、やがてそれが叶わないと知ると、おとなしく膝を抱えるようになった。「誰か…助けて」そう呟いてみたものの当然誰も来なかった。食事は

  • それぞれの休日

    彗聖学院 それぞれの休日 第1章 引っ越し 授業が終わり放課後の始まりを告げるチャイムが鳴る。皆一斉に帰宅の途についた鞄に教科書を詰め込み、帰ろうとした深緋の背中を杉田が叩いた「なぁ深緋今日こそお前の家に行かせてもらうぞ

  • 黒き鴉と緋き龍12

    次の日外の盛り上がりとは無縁の会長室で有佐田と深緋は深刻な顔をして考え込んでいた。「山田を攫ったということは、こちらに対して何か要求があるということじゃない?」「いや、これだけ生徒がいる中で山田を攫ったのならあの子になにか特別な意味があるん

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