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雲の上には宇宙(そら) https://blog.goo.ne.jp/kumonoueniwa

なかなか晴れない雪国で天体写真撮影に再チャレンジしています。

雪国新潟で30年ぶりに天体写真に挑んでいます。撮った星雲・銀河の写真展示や、撮影のための手作りグッズの紹介などを行っています。自分で作成した天体導入用ガイド星図なども掲載しています。

雲上(くもがみ)
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住所
上越市
出身
上越市
ブログ村参加

2012/11/22

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  • ”これで夜晴れたら 、倒れちゃう。” なのに、三夜連続撮影

    ブログ更新が一週間ほどできなかったのですが、まずは本日(18日)わたしにとって”最初で最後”になるであろう写真展「雲の上には宇宙(そら)」(副題として裏庭で撮った大宇宙)が『星のふるさと館』にて無事に公開できたことを報告いたします。何度も見直しをかけたレイアウトのシミュレーション、最終結果は以下のとおり。(わざとボカシを入れています)もし、シミュレーション用のパネルサイズの計算が間違っていたら・・プリントしたものが無駄になることにそして運命の展示日17日、この日は普段は天体写真にまったく関心を示さない家内がなんと、展示を手伝うために車で50分もかかる山の上まで一緒に行ってくれるという事に。(まもなくしてその理由が、「もし展示がその日に終わらないと、翌日に予約した友達とのランチ会に車がなくて行けなくなっちゃ...”これで夜晴れたら、倒れちゃう。”なのに、三夜連続撮影

  • 続・真四角画像(533MC) をどう展示?(星のふるさと館 写真展迫る)

    前回記事からの続きになります。ほんとはもっと早く続編を書きたかったのですが、「星のふるさと館」での作品展示まであと一週間に迫った会場のレイアウトが思いのほか大変なことがわかり、展示作品の選定・作成(画像再処理)と合わせてそちらにエネルギーと時間を費(つい)やしていました。(なにが大変かは、記事の後段の方をご覧ください)それでは話を戻してこの展示会に向けて、ASI533MCの真四角画像を掲載するための、方策5.真四角な画像をそのまま飾れる真四角な額縁を購入そりゃないでしょう!という声が聞こえてきそうですが、A3短辺で真四角サイズなら比較的安価なものを見つけて5枚購入しました。使い方としてはデジ一眼で撮った画像と組み合わせることで、533MC画像を拡大写真として使用するというものただ、プリント後に真四角にカッ...続・真四角画像(533MC)をどう展示?(星のふるさと館写真展迫る)

  • 真四角画像(533MC) をどう展示? (星のふるさと館 写真展迫る)

    今年4月~11月末まで『上越清里星のふるさと館』で私の写真展が開催されます。この写真展は星のふるさと館2階の図書コーナーを使って毎年行われてきたものですが、今年は展示してくれる人が見つからなっかたのか、私の方に依頼がきたという訳です。2020年の写真展の様子です星のふるさと館とは長いつきあいで、毎年11月に開催される「星の文化祭」には第1回の2012年から昨年に至るまでまで欠かさず出展してきました。そんな訳で依頼があったときは、”いざとなればこれまで出展した写真もあるし・・”と気楽に引き受けてしまいました。しかし、以前「星の文化祭」に出展した作品を並べて見たら、「なんでこんな写真をこんなにでっかくプリントしたんだ!」という恥ずかしさでいっぱいに。退職してからの十数余年間で天体写真を”見る目”だけは肥えたよ...真四角画像(533MC)をどう展示?(星のふるさと館写真展迫る)

  • [速報]今月中にアップデータ供給予定!(ステラショットのZWO社CMOSカメラ撮影不具合の対策)

    何回かにわたって、ステラショットでZWO社CMOSカメラを使って撮影すると、「ダーク」「フラット」を含むすべての画像が青みがかって保存される。という問題について、ユーザーの皆さんへの周知と、問題に対処したアップデータの早い供給をアストロアーツに要望しよう、と呼び掛けてまいりました。このブログ記事へのコメントを寄せていたいただいたM&Mさんをはじめ、多くのユーザーの声が届いた結果、先ほどアストロアーツ社から、今月中にアップデータを供給したいとのメールが届きましたので報告いたします。以下がアストロアーツから届いたメールの内容です。-------------------------------------------------------------------------------------------...[速報]今月中にアップデータ供給予定!(ステラショットのZWO社CMOSカメラ撮影不具合の対策)

  • ステラショットで、ZWO社のCMOSカメラを使う 当面の対策(がんばれ!! アストロアーツ)

    ステラショットで、ZWO社のCMOSカメラを使うと発生するこの不具合について、(*ステラショット3から始まった問題ではなく、ステラショット2でも同じです)アストロアーツ社からユーザーに対して知らされていないばかりか、問い合わせたメールに対して「原因はカメラメーカーの仕様であり、実際の撮影では実害は発生しない。」との認識の回答があったことから長年アストロアーツの天体アプリを使用しているものの一人として、このブログ記事を書いています。その目的は、ステラショットのこの問題に対処したアップデータをアストロアーツにできるだけ早く提供してもらう事にあります。正直なところ、ステラショットを使ってZWO社のCMOSカメラで撮影を行っている人がどれだけおられるのか知りません。(わたし自身デジ一眼からCMOSカメラに換えてま...ステラショットで、ZWO社のCMOSカメラを使う当面の対策(がんばれ!!アストロアーツ)

  • がんばれ !! アストロアーツ(星空でのステラショット3検証撮影結果報告)

    まず冒頭にステラショット3とZWO社のCMOSカメラに関わるこの問題についてこれまでは”オフセットに関わる不具合”との記述をしてきましたが、先日の実際の星空で検証した結果、オフセットに関係なくすべての画像が青みがかってFITSファイルで出力されるという事がわかりました。オフセットが高いと問題が発生するのではなく、画像が明るくなることにより青みがより目立つだけだったのです。よって、今後この問題は「ステラショットによる撮影で、ZWO社CMOSカメラでカラーバランスが崩れる問題」と言い換えることにします。長すぎる!ので、「ステラショットによる、ZWO社CMOSカメラ不具合問題」という事で。そんなことはいいから、”早く検証結果を報告しろ!という声が届きましたので本題に入ります。検証撮影のための機材設置が完了(3/...がんばれ!!アストロアーツ(星空でのステラショット3検証撮影結果報告)

  • アストロアーツからの回答を受けて、只今実撮影で検証中!(ステラショット3の『オフセット』不具合問題)

    前回記事をご覧になった方はおわかりかと思いますが、ステラショット3から可能になったオフセット設定機能で不具合と思われる事象が見つかっています。これはZWO社のCMOSカメラではベイヤー配列のBピクセルのみ輝度が高くなる仕様となっており、何らかの対策をしないとカラ-バランスの偏った青みがかった画像になってしまう、という事象です。海外の著名なアプリではZWO社からこの情報が提供されているのか、フリーソフトを含めてこの問題への対処がされており、カラーバランスの崩れは見られません。(バイアスフレームを使って海外の4つのフリーソフトで検証済-----前回記事参照)ところが、ステラショット3では対策なしでメーカー供給のドライバー(?)を使用しており、その結果この問題が発生しているものと思われます。という訳であとはアス...アストロアーツからの回答を受けて、只今実撮影で検証中!(ステラショット3の『オフセット』不具合問題)

  • ステラショット3で『オフセット』による不具合(その後)

    ステラショットのユーザーにとってなじみの薄いオフセットについて、多くの方(?)が関心を持たれておられる様なので今回あらためて冷却CMOSカメラにおけるオフセット設定方法と、ステラショット3での不具合について客観的な検証結果について掲載しますので参考にして頂ければ幸いです。尚、記事に掲載した資料の作成は「上越天体写真友の会(J-APA)」の会員KAさんによるもので、雲上(くもがみ)はKAさんがZWO社のASICMOSカメラを持っておられないため、ASI533MCProカメラの提供と検証の際のアシスタント(?)を務めただけです。一つ目の資料【CMOSカメラのオフセット設定について】は、月例会での私のブログがきっかけでKAさんが作成された資料。二つ目の資料は、先日雲上(くもがみ)が持参したASI533MCカメラ...ステラショット3で『オフセット』による不具合(その後)

  • ポン・ブルックス彗星お別れ撮影、二夜目に奇跡の大逆転。

    前日の15日夕方ポン・ブルックス彗星のラストショットに挑戦したのですが、良い空に恵まれずに手も足も出ずに完敗。(前日の挑戦の様子は→ポン・ブルックス彗星お別れ撮影、一夜目は手も足も出ず。)迎えた翌16日の雲予報は21時ころまで雲は無いというものでした。機材も二階に設置したままなのでリベンジするしかないわけで、前日の失敗の教訓を思い起こして、明るいうちにこんな小細工を。最初はトイレットペーパーの芯だったのですが、太すぎて視界が定まらず趣味部屋をひっかきまわして昔のファインダーをみつけました運よく星が見えたとき迅速にレンズを向けられるようにと・・彗星は時間が勝負ですから。撮影してステラショットの導入補正でエラーが出なければしめたもの。「ここはどこ?」状態から抜けられれば、あとは大口径ヨンニッパレンズにおまかせ...ポン・ブルックス彗星お別れ撮影、二夜目に奇跡の大逆転。

  • ポン・ブルックス彗星お別れ撮影、一夜目は手も足も出ず。

    3月の新月期にはせめて12Pポン・ブルックス彗星だけでも撮りたかったのですが、日本海側の気候がそれを許してくれません。新月も過ぎて月が明るくなってきたのでもうあきらめていたところ、15日は夕方20時ころまで雲が無いかも・・という予報が。そこでまずは彗星が西に傾いた夕方に2階から撮影が可能かどうかの事前検討をしていたところ、タイミンングよくコメントでおなじみの”さすけ”さんからメールが届きました。メールに添付されていたのは「上越天体写真友の会」のIさんがSeestarで撮ったという彗星の写真。ここまで背中を押されたんじゃ、やるっきゃない。何年か前に西に沈む彗星を2階の窓から撮ったことがあったので、その時の資料を元に、えいやーでシミュレーションしてみました。↓薄明が終わる19時20分ころには高度15度くらいで...ポン・ブルックス彗星お別れ撮影、一夜目は手も足も出ず。

  • 続・ステラショット3で『オフセット』、ケリはつかずに迷宮状態

    前回記事からの続きになります。わたしのブログ記事「ステラショット3で『オフセット』にケリを付ける」シリーズを「上越天体写真友の会(J-APA)」の月例会でちょこっと紹介したのがきっかけとなったのか、ステラショット3で作成したバイアス(ダーク)フレーム(この意味については前回記事を参照)がおかしいという話に発展。以下は会のメンバーKaさんが会員に送ってくれた検証結果についての資料です。①ステラショット3Ver3不具合について②バイアスフレームのステラショット3でのヒストグラム表示についてわたしもオフセット設定値の検証で、バイアス(ダーク)フレームのオフセット値を上げていくと格子状のピクセルの並びとなり、ヒストグラムが2つの山になるというこの現象は見ていたのですが、あまり気にとめていませんでした。(実際の撮...続・ステラショット3で『オフセット』、ケリはつかずに迷宮状態

  • ステラショット3で『オフセット』、ケリがつかずに迷宮状態

    まもなく下弦の月を迎え3月の新月期に入るのですが、なんとここに来て冬に逆戻りで積雪10センチ。そんな訳で当分星空は期待薄なので、前回記事の編集後記でちらっと書いた『オフセット』問題について報告します。ひとまずケリをつけたはずのステラショット3の『オフセット』設定だったのですが、「上越天体写真友の会(J-APA)」の2月の月例会(勉強会)で、私の方から上記のオフセット設定に関するブログ記事の説明を行ったところ、会員のKaさん(CMOSカメラの見識では右に出るものなし)より、オフセット設定値を求めるならヒストグラムは”対数スケール”で見た方が良いとのアドバイスをいただきました。そこで以前の記事ケリをつけるぞ(その3)でお見せしたOffset”1”でGainを変更したバイアス(ダーク)フレームのヒストグラムを作...ステラショット3で『オフセット』、ケリがつかずに迷宮状態

  • かに星雲リベンジ撮影と11年間の膨張

    今年に入ってようやく初撮りができたのは2月12日夜だったのですが、なんと翌13日の夜も夜半前までは雲が無いという予報。13日夜は細い三日月とは言え月が沈むのが21時過ぎなのでせいぜい1タイトル撮るのが精いっぱいと考えて選んだのが、前日VC200LのレデユーサーとR200SSのコレクターを取り違えた騒動で撮り逃がしたかに星雲をリベンジ撮影することにしました。結局6分露光で25枚撮影中ガイド不良の6枚を除いて処理した画像です。M1かに星雲NGC1952(おうし座)(元画像の50%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2024/2/1320:59’~VixenVC200L(レデユーサーHD)(合成fl=1386㎜)露出6分×19枚(Gain150Offset1)LPS-D1フィルター...かに星雲リベンジ撮影と11年間の膨張

  • 二月のひまわり銀河M63

    2月12日夜(正確には13日早朝)に撮ったりょうけん座のM63通称ひまわり銀河です。M63ひまわり銀河NGC5055(りょうけん座)(元画像の50%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2024/2/1303:44’~VixenVC200L(レデユーサーHD)(合成fl=1386㎜)露出6分×17枚(Gain150Offset1)LPS-D1フィルターASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシEM-200Temma2Mステラショット3(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)ダーク・フラット処理はまじめに行っていますこの夜はシンチレーション(大気の揺れ)が大きく拡大撮影には向いてなかったのですが、さらに早朝には靄(もや)も出てきたようで透明度も悪化。もう少...二月のひまわり銀河M63

  • ムーディーなボーデの銀河 M81

    出足から躓(つまづ)いた12日夜に撮った3タイトル目のおおぐま座のM81になります。M81NGC3031(おおぐま座)(元画像の50%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2024/2/1300:56’~VixenVC200L(レデユーサーHD)(合成fl=1386㎜)露出6分×22枚(Gain150Offset1)LPS-D1フィルターASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシEM-200Temma2Mステラショット3(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)ダーク・フラット処理はまじめに行っていますこれまでこの銀河は北側にあるM82と一緒に撮るのが定番でしたが、昨年から導入したCMOSカメラのASI533MCのセンサーサイズが小さいことから長焦点のVC...ムーディーなボーデの銀河M81

  • 『初撮り』に 第三の敵シンチレーションが・・(きりん座NGC2403)

    前回記事に書いた通り私のうっかりミスから、待ちに待った『初撮り』の出だしからつまづいてしまい、12日夜の2タイトル目に予定していたきりん座のNGC2403も撮影開始が1時間以上も遅れ、6分露光で25枚撮るはずが半分も撮れませんでした。総露光時間1時間余を処理した画像です。↓NGC2403(きりん座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2024/2/1223:32’~VixenVC200L(レデユーサーHD)(合成fl=1386㎜)露出5分×3枚+6分×9枚(Gain150Offset1)LPS-D1フィルターASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシEM-200Temma2Mステラショット3(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)ダーク...『初撮り』に第三の敵シンチレーションが・・(きりん座NGC2403)

  • すったもんだで、ようやく『初撮り』

    今年に入ってから、まだまともな撮影ができる空模様になっていませんでした。それが先日12日になってようやく『初撮り』の機会が訪れました。まともな撮影は昨年12月4日以来になります。2月の撮影対象のリストはとうに作成済だったのですが、これだけ撮れないと”何を撮るか?”より、今後に役立つ”どう撮るか?”に重きを置くべきでではないか、ということで今回はASI533MCでの撮影を前提に以下の方針で行くことに。①VC200L(fl1800mm)にレデューサーHDを付けて撮影する。(合成fl=1386mm)(理由)VC200Lではオートガイドの歩留まりが悪すぎる、R200SSでは系外銀河は拡大不足②系外銀河もASI533MCのGain150で撮影する。(理由)昨年はGain300で撮影時間の短縮を図ったが、ダイナミッ...すったもんだで、ようやく『初撮り』

  • 『初撮り』は いつになるの? (過去11年間の初撮り)

    もう新月期に入っているのに星空の方は望むべくもなく、この先も雲から逃れられそうにない予報なので『初撮り』はいつになる事やら。ブログも一週間以上更新していなかったので、過去11年間の『初撮り』をさかのぼってピックアップしてみました。2023年1月12日この画像撮影時のブログ記事および撮影DATAはこちら↓「2023初ショットは、雲と月のはざまのプレアデス星団」2022年3月4日この画像撮影時のブログ記事および撮影DATAはこちら↓「やっと初撮りできたのですが・・・」2021年1月20日この画像撮影時のブログ記事および撮影DATAはこちら↓「掘って、掘って、初撮りは上弦前の月」2020年2月4日この画像撮影時のブログ記事および撮影DATAはこちら↓「初ショットというより初設営(上弦過ぎの月)」2019年1月9...『初撮り』はいつになるの?(過去11年間の初撮り)

  • 『オフセット』に ケリを付ける。(ひとまずまとめ)

    オフセットに関するこの連載記事も4回目になりました。前回までは、オフセットとはなにかを踏まえて室内にて取得した極めて低い輝度の画像のヒストグラムを比較することで検証してきました。今回はいよいよ実際に天体を撮影した画像を使っての検証を行うのですが、その前に前回記事の最初に掲載したオフセット”1”のヒストグラムで、Gainが高くなると逆にピークレベルが下がって”0”になるという不可解な現象について以下、私なりに説明してみたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒストグラムではなく、輝度レベルの最小値・最大値で別のグラフを作成してみました。Gainを上げると輝度レベルの幅も広がるのですが、最小値の方は元々”0”レベル付近の画...『オフセット』にケリを付ける。(ひとまずまとめ)

  • ステラショット3で『オフセット』にけりを付けるぞ。(その3)

    (その3)と言いながら記事タイトルの字句が少し変わっていますが、前回記事からの続きです。今回のオフセットに関する検証の2つの目的のうち、2つ目の『設定が不可だったステラショット2でのオフセット値を推察する』については前回の記事の検証で、オフセット設定値=”1”だったことが”推察”ではなく確定”できました。しかもこれはステラショット3では、オフセット設定の[デフォルトに戻す]にて設定が可能です。今回は残されたもう一つの検証目的の『ステラショット3でASI533MCの適切なオフセット値を求める』について、前回記事に引き続き検証します。前回のヒストグラムによる検証では、オフセット値は533MCカメラのデフォルト値である”1”、Gainはユニティーゲインである”100”で検証したのですが、Gainを変えるとヒスト...ステラショット3で『オフセット』にけりを付けるぞ。(その3)

  • ステラショット3で『オフセット』にけりを付ける?(その2)

    ”初撮り”の作品も撮れないまま、月はすでに上弦を過ぎ満月期に。ここはじっくり腰を据えてCMOSカメラのオフセットについて検証してみたいと思います。まずはオフセットとはなにか?から。これまでの「上越天体写真友の会(J-APA)」の勉強会で得た知識からCMOSカメラの撮影で各ピクセルでの作業手順を要約すると・・➀露光開始でPD(フォトダイオード)が、受けた光子を電荷に変換して蓄積を開始する②設定した露光時間に達したら、蓄積した電荷を電圧値に変えて読み取る・・・・・③読み取った電圧値(アナログ値)は、ADU(アナログ・デジタル変換ユニット)により、・・・・・・・・・・・・・・定められたビット数のグレースケール値(デジタル値)に変換されるもし上の手順の③で計測された電圧値(アナログ値)が、P...ステラショット3で『オフセット』にけりを付ける?(その2)

  • ステラショット3で『オフセット』に けりを付ける(その1)

    前回に続き衝動買いしたステラショット3(アップグレード版)の検証になります。今回は衝動買いした最大の要因とも言える「CMOSカメラのオフセット設定機能」についての検証になります。わたしにとってステラショットはなくてはならない便利なツールですが、昨今天体写真の主流となったCMOSカメラに対応したのは、これまで使ってきたステラショット”2”(2020.4)からです。(そう言うわたしがCMOSカメラを導入したのはわずか9か月前です)CMOSカメラにも対応できるようにはなっていたのですが、Gain設定はできるものの、オフセット設定はできませんでした。昨年6月から発足した『上越天体写真友の会(J-APA)』の勉強会でも、CMOSカメラのオフセットについては度々とりあげられたのですが、オフセット設定のできないス...ステラショット3で『オフセット』にけりを付ける(その1)

  • ステラショット3の新機能『ライブスタック』検証

    元旦から能登半島地震に見舞われた2024年ですが天体写真の方は例年通り日本海側につき冬季休業状態となっています。そんな中で新月の11日夜に少しの時間は雲が切れそうという事で機材を設営してみました。初ショットなどは望まずに、貴重な晴れ間を使って気になっていた昨年末に購入していたステラショット3の新機能の検証を行いました。ステラショットについては、オートガイド機能が加わったステラショット1.5以降の付き合いで今回のアップグレード版を含めて3回目の購入になります。実はこれまでと違い、今回のステラショット3の購入は迷いました。それというのも今回の”3”で追加された主な新機能が私にとっては約2万5千円(アップグレード+公式ガイドブック)の価値があるのかどうか疑問だったから。ステラショット3の新機能(アス...ステラショット3の新機能『ライブスタック』検証

  • 『J-APA』 2023 天体写真展より(その3)

    『上越天体写真友の会(J-APA)』のメンバーの皆さんより追加画像の提供がありましたので、今回も会員の方の作品紹介になります。(注)J-APA・・・Joetsu-AstroPhotographyAssociation(尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください)小谷さん太陽(プロミネンス)撮影DATA:2022/5/197:23’~タカハシTOA130NS(fl=1000㎜)露出13.1mS×100枚(Gain151)DAYSTARフィルターZWOASI1600MMPro(冷却ナシ)VixenAXD2SharpCapture(撮影)ステライメージ・GIMP(画像処理)■撮影者コメント:太陽はダイナミックに燃えています太陽(表面)撮影DATA:2022/5/198:15’~タカハシTOA13...『J-APA』2023天体写真展より(その3)

  • 『J-APA』 2023 天体写真展より(その2)

    前回に引き続き『上越天体写真友の会(J-APA)』で昨年開催した2回の天体写真展の展示写真を中心に会員の皆さんの作品を紹介いたします。(注)J-APA・・・Joetsu-AstroPhotographyAssociation(尚、会員の方の作品につきましては無断転載はご遠慮ください)吉原さんオリオン座M42(オリオン大星雲)撮影DATA:2023/10/1801:00’~タムロンSP150-600mmF/5-6.3(fl=600㎜)露出600秒×10枚(Gain0)フィルターなしZWOASI2600MC(冷却-5℃)VixenSXD2PHDGuiding2(オートガイド)ステラメージ9(画像処理)アンドロメダ座M31(アンドロメダ大銀河)撮影DATA:2023/12/421:00’~タムロンSP150...『J-APA』2023天体写真展より(その2)

  • 『上越天体写真友の会』 2023 天体写真展より(その1)

    雪のない穏やかな正月のはずが、元旦夕方に『能登半島地震』が発生。一週間経って被災地の悲惨な状況が判明するにつれ、正月であることすら忘れました。こちらでもまだ弱い揺れは一日に何回か感じているのですが、被災地ではこれが震度4や5かと思うと・・安否不明者の捜索のためにも、せめて揺れは早く収まってほしいです。天体写真の話になりますが、下弦の月を過ぎて新月期に入ったものの天候が冬型に戻ったため撮影ができません。(上越市は現在大雪警報が出ています)1月としてはいつものことで、毎年ブログの記事ネタに困るのですが昨年『上越天体写真友の会(J-APA)』が発足したことから会員の皆さんに画像の提供をお願いしました。具体的には昨年同会で開催した2回の写真展の展示作品の中から数枚選んでいただき私のブログ上で全国の皆さんに見てもら...『上越天体写真友の会』2023天体写真展より(その1)

  • 新年早々に震度5”強”!!

    今年の正月は雪も消え、穏やかな年末始を迎えることができたと思っていたのですが・・元旦の午後4時10分ころ、能登半島で震度7の大地震発生!!私の住む上越市では震度5強の大きな揺れに見舞われました。これまでも能登で地震が起きると、地盤が繋がっているのか上越市の揺れは大きかったのですが、今回の大地震は能登から佐渡に至る活断層が連動して動いたらしいとのことで、新潟県全域でも最大震度6の大きな揺れに見舞われました。大地震が発生したのは娘夫婦の家で早い新年会を終えて、車で送ってもらっている途中でした。あまりの揺れの大きさですべての車が道路上に停止したのですが、道路が大きく揺れて反対車線の車と接触しそうで怖かったです。幸い家族・親戚にケガ人はなく、家屋の被害については当初2階の本棚が倒れただけだと思っていたのですが、揺...新年早々に震度5”強”!!

  • 『謹賀新年』 多段階露光&モザイク撮影でオリオン大星雲

    明けましておめでとうございます。いつもの年なら元旦のブログには、年賀状イメージで新年のご挨拶というのが定番でしたが、今年は2023年の撮り納めの夜となった12月8日夜(他にもう一夜)に多段階露光及びモザイク撮影で撮った華やかなオリオン大星雲の画像で2024年のブログをスタートします。M42オリオン大星雲(オリオン座)北部・南部を別々に撮影多段階露光の画像処理後にモザイク結合(ほぼノートリミング元画像の35%サイズで表示)(上が北になっています)撮影DATA:2023/12/823:09’~(ほかもう一夜)VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出(北部・南部とも)それぞれ360秒×15枚+90秒×20枚+30秒×20枚Gain150ASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシEM...『謹賀新年』多段階露光&モザイク撮影でオリオン大星雲

  • 写真展4日前に リベンジした X’masツリー星団

    前回記事のさんかく座M33銀河の追加露光を終えたのが8日の22時40分過ぎ。続いて撮ったのがこの夜のメインタイトルで4時間近い露光時間をかけているのですが、訳あって今回はお見せしません。今回お見せするのはその次に撮ったいっかくじゅう座のX’masツリー星団になります。この星団は先月22日早朝にも撮影しているのですが、途中で全天雲に覆われて不満足な結果に。今回は朝まで雲無し、撮影を開始した3時前には月も出たものの下弦を過ぎた細い月。そんな好条件の夜に狙うは前回の追加露光では無く、リベンジ撮影でした。前回撮影時のブログ記事は⇒こちら(注)記事タイトルにある”写真展”とは、13日から開催された「上越天体写真友の会(J-APA)」主催の第2回天体写真展のことで、今回リベンジ撮影のX’masツリー星団も急いで処理を...写真展4日前にリベンジしたX’masツリー星団

  • さんかく座M33銀河 (リベンジか、追加露光か? その3)

    今回は、たぶん今年最後の撮影になるだろう8日夜に撮った2タイトル目になります。この夜の1タイトル目と、翌早朝に撮った5タイトル目は久々の彗星の撮影で、速報性を優先してそれぞれ今月10日と12日のブログ記事に掲載しましたこの夜は雲もなく、月も早朝3時ころまでは上ってこないという久々の好条件でした。薄明終了前から撮影開始したポン・ブルックス彗星(12P)が隣家の屋根にかかって撮影をあきらめたのが19時前。急いで夕食を済ませて次に撮ったのが、南中直後のさんかく座のM33銀河でした。この銀河は9月24日夜にも撮っているのですが、前回はGain204で、今回は撮影鏡筒もカメラは同じものでGain150と低くしてより幅広い諧調に期待して追加露光を行いました。M33銀河(さんかく座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミ...さんかく座M33銀河(リベンジか、追加露光か?その3)

  • 短時間露光だけのオリオン大星雲(南部)

    前回記事の4日夜の2タイトル目になるきりん座のIC342銀河の撮影を終えたのは、日が替わった5日の午前1時過ぎ。次の3タイトル目に何を撮るかですが、早朝の薄明が始まるのが5時12分ですので十分な時間があるのですが、問題は3時ころから雲が出てくるという予報。そこでいつ曇っても無駄にならないようにと、冬の定番オリオン大星雲の多段階露光のための短時間露光だけを撮ることにしました。それもASI533MCで南部・北部に分けたモザイク撮影で。ステラショット用に作成した533MC用導入Map(鏡筒はR200SS+PH(fl=760mm)多段階露光としては3段階とし、Gain150で短時間露光を30秒・90秒に。長時間露光としては(この時点では、いつになるかわからないけど・・)6分露光を予定しました。まずは高度の低い星雲...短時間露光だけのオリオン大星雲(南部)

  • きりん座 IC342 (リベンジか、追加露光か? その2)

    あれっ(その2)とあるけど、(その1)と思われるアンドロメダ銀河の前回記事タイトルでは、()内が”リベンジではなく追加露光”だったので、少し変わってるんですけど?よくぞご指摘してくださいました。12月に晴れてくれた貴重な2夜を、新たな対象ではなく撮影済みの同じ対象を追加露光することで総露光時間を増やし、第2回天体写真展への展示写真を得ようと試みたのですが・・実際は前回撮影画像が月明かりや薄雲でベストでないものがあり、その場合は前回画像を捨てて新しく撮ったものだけで処理した方が良い場合があります。その場合は結果としてリベンジ撮影となるのですが、中には今回のように追加露光のつもりで撮ったものの、判断に悩む場合もあります。今回はそんな追加露光のつもりで撮った12月4日夜の2タイトル目になります。IC342銀河(...きりん座IC342(リベンジか、追加露光か?その2)

  • 上越天体写真友の会『第2回天体写真展』開催中

    13日から上越天体写真友の会[J-APA]主催の『第2回天体写真展』が開催されています。(注)J-APA・・・Joetsu-AstroPhotographyAssociation開催日当日は各会員が8時半から10時の間に作品の搬入と展示を行うことになっていたので、わたしが9時前に展示会場に入ったところ、もうすでに展示作業は完了するところでした。みなさんかなり早くから来て展示会場づくりをやっていたみたいで、申し訳ないと同時にはずかしさもまずい!もうわたしの展示スペースはないのでは?と一瞬思ったのですが・・なんと、正面の特等席がまるまる空いているではありませんか。6月の第1回展示会では壁面だけを使ったため少し窮屈な感じでだったのですが、今回は中央に展示用パネルを増設したことでスペースに余裕ができすぎて、そこで...上越天体写真友の会『第2回天体写真展』開催中

  • 彗星撮るのは久しぶり(その2)、早朝の 62P紫金山彗星

    明日から展示開始の上越天体写真友の会主催の『第2回天体写真展』。会員目標の一人3点の作品の画像処理が終わったのが本日昼過ぎ。プリンタ用紙がギリギリの枚数しかなく、おまけにプリンタ立ち上げたら”マゼンタ”のインクタンクが”空”との警告メッセージ。ヨドバシに注文しても間に合わない!!ダメ元でコジマ電気に行ったら、消費期限切れのものがポツンと1個だけ。(ラッキー!!)というわけで、午後3時過ぎにはプリント完了することができました。(めでたし・めでたし)一息ついたら前回ブログ記事のことを思い出しました。夕方、朝方の2彗星とうたいながら片方だけで終わっていたやつです。今回は日が替わった早朝の62P紫金山彗星の画像になります。前回の12Pは夕方すでに西に低く撮影中に隣家に隠れてしまったのですが、こちらは日が替わった早...彗星撮るのは久しぶり(その2)、早朝の62P紫金山彗星

  • 彗星撮るのは久しぶり、朝12Pと夕62Pで2彗星

    まだ4日夜に撮影した分の掲載が残っているのですが、一昨日8日夜は月明りの影響もなく一晩中撮影することができました。透明度は今一だったのですが、今年最後になるかもしれない星空のプレゼントに狙うは開催期日がまじかとなった天体写真展用の『オリオン大星雲』。こちらの方は別途結果報告するとして、今回は事前の撮影プランで急遽組み込んだ夕方と朝方の2つの彗星の写真を優先すべきとの判断で順不同で掲載することに。まずは夕方、西に傾いたこと座を通過中のこの彗星。12Pポン・ブルックス彗星とベガ(こと座通過中)(元画像の50%に縮小恒星位置基準で重ね合わせ)右上のまばゆい星はこと座のベガになります(上が北になっています)撮影DATA:2023/12/817:58’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)...彗星撮るのは久しぶり、朝12Pと夕62Pで2彗星

  • アンドロメダ大銀河と伴銀河(リベンジではなく追加露光その1)

    週間予報では当分星空は期待できなかったのですが、先日4日は予報とは違って昼間から青空となり、夜ももしかしたらと期待してました。あいにく月はまだ下弦を過ぎておらず23時前には上ってくるのですが、このまま予報が外れれば月が高くなるまでの6時間程度は撮影できるかと機材を設営しました。結果的にはほぼ予報通り3時前には雲が出て撤収したのですが、迫っている天体写真展を意識して先月21日夜に撮影済みの系外銀河2タイトルの追加露光と、この先に期待してオリオン大星雲の短時間露光のみの撮影ができました。今回はその1タイトル目のアンドロメダ大銀河と伴銀河M110の追加露光画像になります。アンドロメダ銀河M31と伴銀河M110(アンドロメダ座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミング)左下にM31銀河の中心部が、右上がお供の銀河...アンドロメダ大銀河と伴銀河(リベンジではなく追加露光その1)

  • 一足早く X’masツリー星団(いっかくじゅう座)

    前回に続き21日夜(正確には22日早朝)に撮影した3タイトル目になります。前回記事の2タイトル目の撮影終了が2時半過ぎ。天文薄明開始時刻が5時ですからねばって5時半までは撮影可能とすれば正味3時間の露光が可能・・ともくろんでいたのですが、途中で全天雲に覆われて30分ほど撮影が中断しました。その後も薄雲が残り、やがて薄明も始まりすっきりしない画像になりました。X’masツリー星団(いっかくじゅう座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/11/2202:41’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出360秒×22枚(Gain150)LPS-D1フィルターASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシEM-200Temma2Mステラ...一足早くX’masツリー星団(いっかくじゅう座)

  • きりん座 IC342、有名になり損ねた銀河

    前回に続き21日上弦過ぎの月明りの中で撮影開始したこの夜2タイトル目のきりん座のIC342銀河です。この銀河はわたしたちの天の川銀河から700万光年と近いため見かけの大きさも十分なのですが、銀河赤道面に近いため天の川銀河の塵による掩蔽で明るさが損なわれて美しい渦巻きの姿を観測することを困難にしています。この銀河の撮影は今回が初めてではないのですが、CMOSカメラで再挑戦してみました。有名になり損ねた銀河IC342(きりん座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/11/2123:51’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出360秒×26枚(Gain150)LPS-D1フィルターASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシEM...きりん座IC342、有名になり損ねた銀河

  • 月明かりのアンドロメダ銀河M31と伴銀河M110

    期待していた11月でしたが、新月期(わたしの場合は下弦の月から上弦の月)の間は法事と同期会で2夜の外泊もあり、一夜も撮影できず。(2夜とも予報では貴重な晴れだった!)そして新月期が過ぎた上弦の月の翌日21日になってやっと撮影することができました。結局11月になんとか徹夜撮影できた2夜は上って来る下弦を過ぎた月と、沈まぬ上弦の月翌日の明るい月を気にしながらの撮影となりました。21日夜に最初に撮ったのはまだ月が高く、月明りに負けないのはこれしかないということで・・アンドロメダ銀河M31と伴銀河M110(アンドロメダ座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミング)左下にM31銀河の中心部が、右上がお供の銀河M110になります(上が北になっています)撮影DATA:2023/11/2120:40’~VixenR200...月明かりのアンドロメダ銀河M31と伴銀河M110

  • 月が高く上って、くじら座M77付近

    11月3日夜(正確には4日早朝)、日が替わってから撮ったのはくじら座のM77付近。M77銀河自体は丸い形で中心部が明るく周辺部が淡い二重構造の渦状銀河ですが、近くにあるまるで”ピエロの顔”のように見える2つの明るい星と細長い系外銀河の組み合わせが面白くて、これまでに数回撮影しています。M77付近(くじら座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミング)左下のが丸い銀河がM77、右上の横から見た銀河はNGC1055になります(上が北になっています)撮影DATA:2023/11/400:53’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出360秒×15枚(Gain150)LPS-D1フィルターASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシEM-200Temma2Mステラショット2(導入・撮影...月が高く上って、くじら座M77付近

  • Gain150で撮った「カシオペア座 IC59・IC63」

    3日夜の3タイトル目は、カシオペア座の”W”の形の中心にある星γCas(ツィー)付近の淡い散光星雲IC59・IC63です。2等星のγCasとまばゆいその光に照らされて淡く浮かび上がる星雲の対比がおもしろくて過去にもデジ一眼で何回も撮っている星雲です。今回初めてCMOSカメラのASI533MCで、星の色も飽和しないようユニティーゲインに近いGain150で撮影してみました。IC59&IC63(カシオペア座)(元画像の60%に縮小ほぼノートリミング)γ星の上方がIC59、左上がIC63になります(上が北になっています)撮影DATA:2023/11/322:17’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出360秒×24枚(Gain150)ASI533MCPro(冷却-10℃)タカハシE...Gain150で撮った「カシオペア座IC59・IC63」

  • ”庭撮り”には不得手な 南天の「らせん星雲」を撮る

    3日夜の2タイトル目に選んだのは、南天のみずがめ座にあるらせん星雲でした。1タイトル目のはくちょう座の北アメリカ星雲の撮影を終えたのが20時半という記録的な早い時間帯でした。南天にあるこのらせん星雲は我が家では南中時でも光度は32度と低く、おまけに自宅裏口の機材設置場所からは真南方向に電柱(しかも防犯灯付)が立っています。この夜のらせん星雲の南中時刻は22時22分、すでに1時間余り経過していたのですが丁度じゃまな電柱を通過したころで、撮影対象に選んだというわけです。NGC7293らせん星雲(みずがめ座)(元画像の60%に縮小少しトリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/11/320:32’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出360秒×14枚(Gain150...”庭撮り”には不得手な南天の「らせん星雲」を撮る

  • 18時25分から撮った「北アメリカ星雲 (南部)」

    2日夜は頑張って設営したものの、あまりの透明度の悪さで早々撤収しました。翌3日夜もSCW予報では22時ころには雲量”0”となり、早朝3時ころまで雲なしの予報。ただ下弦前の明るい月が21時頃には上ってくるという悪条件は変わらずで、前夜の透明度の悪さから期待しないで早い時間に機材を設営。予報では夕暮れ時は雲量20%だったのですが、思いがけずすっきりした空。そこで薄明終了直後の18時半ころから撮影を開始しました。(こんな早い時間から星雲や銀河を撮るのは初めて?)この夜の1タイトル目はこの星雲なら近隣の灯火の明かりに負けないだろうと、はくちょう座の北アメリカ星雲でも特に明るい南部です。北アメリカ星雲(南部)(はくちょう座)(元画像の65%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/1...18時25分から撮った「北アメリカ星雲(南部)」

  • 空がひどけりゃ尻尾を巻いて退散の巻『IC1396・象の鼻』

    まだ月は下弦前で新月期ではないのですが、贅沢が言える状況でないので2日夜のSCWの雲予報に期待して機材を設営しました。太めの月が上ってくるのが20時過ぎ、予報で雲が無くなるのも同じような時間帯。月が高くなるまでの早い時間帯に1タイトルでも撮れればブログ記事が書ける・・という魂胆でした。20時後半になってやっと雲が無くなったのですが、肉眼では北極星も見つけにくいような空。21時過ぎの空これでも30秒露光6枚コンポジットで画像処理していますすでに機材を設営した以上は何か撮らねば、ということでASI533MCでケフェウス座のIC1396の通称『象の鼻』を狙いました。総露光時間2時間をかけたのですが、もっと明るい「北アメリカ星雲」にしとけばよかったと後悔。IC1396象の鼻(ケフェウス座)(元画像の30%に縮小ほ...空がひどけりゃ尻尾を巻いて退散の巻『IC1396・象の鼻』

  • 続・撮影画像(ベイヤー配列)で見る、デジ一眼とCMOSカメラのちがい

    前々回の記事からの続きになります。今回は撮影された生(RAW・ベイヤー配列)画像の輝度データを使って、デジ一眼[EOS6D]とCMOSカメラ[ASI533MC]の違いを調べてみます。今回検証に使う画像はさんかく座のM33銀河にしました。前回同様処理完了後の画像の紹介から(すでにブログ掲載済の画像ですが・・)<デジタル一眼EOS6D↓(縦(タテ)構図のため北は右の方向になります)撮影DATA:2021/10/1100:20’~VixenVC200L+レデユーサーHD(合成fl=1386mmF6.9)露出10分×8枚+2分×8枚ISO6400LPS-D1EOS6D(HKIR改造)その他撮影データおよび撮影時のブログ記事は→こちらCMOSカメラASI533MCPro↓撮影DATA:2023/8/2501:3...続・撮影画像(ベイヤー配列)で見る、デジ一眼とCMOSカメラのちがい

  • 月の静止画は、ASI533MCとAviStackで決まり!?

    記事の流れで行けば前回記事の続編になるのですが、一昨日(22日)の夕方上弦の月が見えていたので急遽機材を設営して撮影。西からじきに雲がやってくる予報でしたが、電柱や電線群と薄雲の間隙を縫って高度低めの月を撮影しました。ライブビューで見る月面はかなり揺れていたので、エクステンダーによる拡大なしでVC200L反射鏡筒で撮影。カメラは購入して約半年のカラーCMOSカメラASI533MCで、ユニティーGainの100の他に初めてGain30でも撮影。(実はGain0でも撮ったのですが、撮影中に雲が通過して使えず)昨日1日かけて画像処理を行ったのですが、思わぬ収穫がありました。初めてユニティゲインより低いGain30で撮った上弦の月です。(クリック箇所により北部・南部に分けて元画像の60%サイズで表示)撮影DATA...月の静止画は、ASI533MCとAviStackで決まり!?

  • 撮影画像(ベイヤー配列)で見る、デジ一眼[6D]とCMOSカメラ[533MC] のちがい

    気が付けば一夜も撮れずに10月の新月期も終わろうとしています。ブログ更新もずうーっとしてなかったのですが個人的には「上越天体写真友の会J-APA」の月例の勉強会の進行役の資料作成やら、「星のふるさと館」主催で11月から開催される『令和5年度星の文化祭』に展示の写真をプリントしたりと結構あわただしく過ごしていました。しかしながらやはりこの趣味は星が見えないことには・・・ブログでぼやいてばかりでは見に来ていただいている方に申し訳ないので、先日の勉強会テーマ「CMOSカメラとの付き合い方」関連で調べた内容をネタに久々のブログ記事としたいと思います。勉強会用の資料づくりで、いやになるほど「CMOSカメラの原理」とか・・ネット検索しまくったのですがあまり深入りしても頭がついていかないので、発想を変えて実際に撮影した...撮影画像(ベイヤー配列)で見る、デジ一眼[6D]とCMOSカメラ[533MC]のちがい

  • さんかく座 M33銀河、ユニティーゲインじゃないけど・・(その2)

    4月に購入したASI533MCProの十夜目の実戦検証となった先月24日夜。前回記事のまゆ星雲の撮影を終えた時点でまだ1時半。薄明すぎまで頑張れば、3分露光ならたっぷり60枚は撮れる勘定に。意気込んで選んだ撮影対象は・・さんかく座M33銀河(元画像の45%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/8/2501:36’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出180秒×39枚(Gain204)ASI533MCPro(冷却-5℃)タカハシEM-200Temma2Mステラショット2(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっていますあれ!3分露光×60枚じゃなかったの?じつはSCW雲予報では2時には...さんかく座M33銀河、ユニティーゲインじゃないけど・・(その2)

  • はくちょう座 まゆ星雲、 ユニティーゲインじゃないけど・・

    ASI533MCProの十夜目の実戦検証となったのは先月24日夜。ペリカン星雲での3段階のGainでの撮影を短時間で済ませて、その結果を受けて薄明が始まるまでの時間を展示会用作品づくりにあてる計画でした。前回記事を見れば、当然ユニティーゲインのGain100での撮影だと思われるでしょうが、それは後日画像処理をした結果わかった事であって、当夜の判断ではやはりGain100ではあきらかな露光不足と判断して、Gain200で撮影することにしました。月が沈む直前からの撮影で1タイトル目に選んだのはIC5146まゆ星雲(はくちょう座)(元画像の50%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/8/2423:54’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出180...はくちょう座まゆ星雲、ユニティーゲインじゃないけど・・

  • 十夜目の実戦検証 ASI533MC(その2)Gainを変えてペリカン星雲

    前回記事のとおり9月30日の中秋の名月は孫の観望会参加に触発されて、悪条件ではあったのですが2階ベランダで撮影する事ができました。ASI533MCを導入してから11夜目の撮影となり、検証を目的としたものではなかったのですが得られたものは多くありました。今回は前々回の記事「十夜目の実戦検証ASI533MC(その1)」の続きになります。9月24日夜の「Gainを変えて撮った上弦過ぎの月」の撮影を終えたのは21時前。次は月が沈んでから星雲・銀河の実戦検証の予定でしたが待ちきれず(というより時間がもったいなくて)まだ月明りの中ペリカン星雲で検証を開始。検証テーマは「3段階のGainでペリカン星雲の撮影画像を検証」3段階のGainには星雲・系外銀河の撮影で実用的と思われる100・200・300を選択。実は月での検証...十夜目の実戦検証ASI533MC(その2)Gainを変えてペリカン星雲

  • 『中秋の名月』 撮れたのは孫娘のおかげ?

    月食以外は普段はやっかいものの満月ですが、毎年一度の『中秋の名月』だけはなぜか気になります。南中する0時ころまで晴れていてくれればいつもの裏口付近で撮れるのですが・・昨夜(29日)の雲予報では月が上る頃は薄雲で、21時を過ぎると雲が厚くなるというもの。2階のふにゃふにゃベランダまで50㎏近い機材を運び上げるのは大変なので・・”やはり今年もダメだったかぁ”で済ませるつもりでした。その気持ちが変わったのが昼頃届いた孫娘のママからのLINE。なんと孫娘が友達に誘われて「上越清里星のふるさと館」の☆中秋の名月観望会に行くので予報はどうか聞いてきたもの。いつもは午後9時前には寝る小1の孫娘が夜遅くまで、頑張って遠い山の上まで月を見にいく・・じぃじは心を改めて、ダメ元でベランダに機材を設置しました。結局は雲予報どおり...『中秋の名月』撮れたのは孫娘のおかげ?

  • 十夜目の実戦検証 ASI533MC(その1)上弦過ぎの月

    前回記事「九夜撮ってわかった事わからない事[ASI533MC]」に書いたように533MCProでこれまでに撮った画像の検証を始めたのですが、ほとんどが同じ光学系(鏡筒)および同じGainで撮っており検証用画像の不足を感じていました。そんな24日の夜、上弦過ぎた月が真夜中まで沈まず、おまけに予報では日がかわった2時ころには西から雲が押し寄せるという悪条件でしたが、検証用の画像ならなにかしら撮れるだろうと7週間ぶりに自宅裏口に機材を設営しました。幸いなことに雲がやってきたのは予報より遅い3時過ぎおかげで貴重な検証用画像を撮ることができました。今回は早い時間帯に撮った「上弦過ぎの月」の検証画像を使ってGain設定が明るい月の撮影にどんな影響を与えるのかを検証してみます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...十夜目の実戦検証ASI533MC(その1)上弦過ぎの月

  • 九夜撮ってわかった事 わからない事 [ASI 533MC]

    9月の新月期も雲まみれで一夜も撮れずに終わりました。撮影画像が無いため、長らくブログ更新がされていません。一昨日は上越天体写真友の会の第5回月例会があって、これまで4回続いたCMOSカメラの原理から撮影までの勉強会が一区切り。勉強会の進行役を務めていただいた当会員のKAさんは、以前某メーカーのカメラ素子の製造にかかわっておられたとの事で、毎回時間が足らないくらいとっても深い話を聞くことができました。一昨日の月例会(CMOSに関する勉強会)の様子わたしがカラーCMOSカメラASI533MCProを購入したのは今年4月なのですが、5月以外は天候に恵まれず購入から5ヶ月たってもこれまで撮影できたのは九夜だけ。勉強会でわかった事もありますが、いまだこれまでのデジ一眼とどうちがうのかわからない事も。そこで現時点でA...九夜撮ってわかった事わからない事[ASI533MC]

  • <銀河系外 番外-10 ヘルクレス座銀河団>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    年間を通じて(特に冬季・夏季に)撮影できる夜が少ない日本海側の越後につき、ブログ継続のための苦肉の策で過去に撮った天体写真をもとに掲載してきたシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』ですが、今回が最終回となります。このシリーズのタイトル名を拝借した成文堂新光社の書籍『大宇宙SCALE』にはピックアップされていないのですが、シリーズ最後の対象としてヘルクレス座銀河団を系外銀河の最期を飾る”番外”として紹介します。(書籍『大宇宙SCALE』に未掲載の対象は主にWikipediaなどに記載の距離を参考にしています)Ⅲ銀河系外-----------------------------------------------------------------番外-10ヘルクレス座銀河団約5億光年別名Abell215...<銀河系外番外-10ヘルクレス座銀河団>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-22 コンパクト銀河群 ステファンの5つ子 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    自宅で撮った『大宇宙SCALE』シリーズは次回で完了となります。今回はペガスス座にある2億光年を越えた銀河の小さな群れステファンの5つ子になります。群れと言ってもわずか3分角の範囲にちんまりと見えるもので、北側にある距離約5千万光年の明るめの銀河と一緒に撮ることによってなんとか画になっています。Ⅲ-22ステファンの5つ子2億7000万光年別名HCG92:種別コンパクト銀河群明るさー見かけの大きさ3.2分角星座ペガスス座-----------------------------------------------------------------(注)距離については成文堂新光社発行『大宇宙SCALE』より上の画像の□部分をクロースアップした画像です↓”5つ子”と呼ばれる銀河のNGCNo.です(反転画像に...<銀河系外-22コンパクト銀河群ステファンの5つ子>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外 番外-9 りゅう座銀河トリオ>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    成文堂新光社の書籍『大宇宙SCALE』には前回記事掲載の触角銀河距離8000万光年から2億光年余までに6頁にわたって特異銀河を中心に掲載されているのですが、そのいずれもが13等級前後と暗くて見かけが小さいため私は未撮影でした。そこで書籍には未掲載ですがこの距離に該当するものとして、番外でりゅう座の銀河トリオを紹介します。(書籍『大宇宙SCALE』に未掲載の対象は主にWikipediaに記載の距離を参考にしています)Ⅲ銀河系外-----------------------------------------------------------------番外-9りゅう座の銀河トリオ1億~1億3000万光年NGC5981:種別渦巻銀河明るさ14.1等級見かけの大きさ2.8×0.5分角距離1億光年NGC5982...<銀河系外番外-9りゅう座銀河トリオ>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-21 衝突する銀河 触角銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    明日31日は8月二度目の満月で今年一番大きいスーパームーンとのこと。(前回の満月は8月2日)「中秋の名月」なら、雲がなければ撮るのですが・・ここは9月の新月期までに533MCで撮る対象の導入用Mapを作成しつつ、当面の満月期はシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』を再開し、来(きた)る新月期までにはこのシリーズを完了したいと思います。前にも書いたように成文堂新光社の写真集『大宇宙SCALE』では系外銀河が全体の半分以上を占めています。第三部の系外銀河では今回の触角銀河以降も数多くの興味深い対象が続くのですが、写真集タイトルにあやかったわたしのブログのシリーズは、残り3対象をもっていさぎよくギブアップとしたいと思います。Ⅲ-21触角銀河8000万光年NGC4038:種別棒渦巻銀河明るさ11.2等級見かけ...<銀河系外-21衝突する銀河触角銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • 散開星団M52とバブル星雲NGC7635(熱帯夜に533MCで撮る その4)

    8月11日夜(正確には日が替わった12日早朝)に撮影した4タイトル目になります。選んだのは南中したばかりのカシオペア座の散開星団とバブル星雲のコンビ。残り時間から2タイトル撮るのは無理と判断して、薄明開始後20分過ぎまで撮影。散開星団M52&バブル星雲NGC7635(カシオペア座)(元画像の50%に縮小ノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/8/122:05’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出180秒×31枚Gain300ASI533MCPro(冷却-5℃)タカハシEM-200Temma2Mステラショット2(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっていますこのエリアは2017年に今回と同じR...散開星団M52とバブル星雲NGC7635(熱帯夜に533MCで撮るその4)

  • 網状星雲(西側)モザイク撮影(熱帯夜に533MCで撮る その3)

    8月11日夜に撮った3タイトル目になります。この夜のSCW予報では日が替わるまではうす雲があるということで、23時過ぎに南中する網状星雲(西側)をこの夜のメインタイトルに決めていました。網状星雲(西側)は南北に長いため短焦点反射鏡筒のR200SSでも収まらず、南北2カットに分けてモザイク撮影を行いました。NGC6960網状星雲(西側)(はくちょう座)北部・南部を別々に撮影画像処理後にモザイク結合(画像クリック箇所に応じて、北部・南部別に撮影画像を表示します元画像の50%サイズで表示)(上が北になっています)撮影DATA:2023/8/1123:32’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出(北部)180秒×22枚(南部)180秒×19枚Gain300ASI533MCPro(冷却...網状星雲(西側)モザイク撮影(熱帯夜に533MCで撮るその3)

  • M17 オメガ星雲(熱帯夜に533MCで撮る その2)

    8月11日夜に約2か月ぶりの撮影となった2タイトル目になります。この夜は撮影鏡筒を長焦点のVC200Lから短焦点で明るいR200SS鏡筒に変えての撮影でした。予報では台風も上陸予定だったので、この新月期もこの夜だけの撮影で終わるかもと思い2タイトル目は総露光時間を短縮して撮影タイトル数をかせぐ作戦に。M17オメガ星雲(いて座)(元画像の35%に縮小ノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/8/1122:32’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成fl=760㎜)露出180秒×10枚+60秒×11枚Gain300ASI533MCPro(冷却-5℃)タカハシEM-200Temma2Mステラショット2(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)*ダーク処理、フラッ...M17オメガ星雲(熱帯夜に533MCで撮るその2)

  • 干潟星雲中心部(熱帯夜に533MCで撮る その1)

    8月10日夜は雲予報で期待していたのに、強い南風で断念。8月の新月期もダメかと思ったのですが、なんと翌日夜に約2か月ぶりに撮影することができました。4月にカラーCMOSカメラASI533MCを購入し長焦点反射鏡筒の組み合わせで系外銀河を撮ってきたのですが、6月18日のM16わし星雲の「創造の柱」を撮影した以降夜になると雲が出るという天気がずーっと続いていました。もし撮れるなら夏の星雲をと思って短焦点反射鏡筒のR200SSのダーク・フラット画像を事前に作成。待ちに待ったいて座の星雲になります。(この夏、最初で最後になるかも?)M8干潟星雲中心部(いて座)(元画像の50%に縮小ノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/8/1121:01’~VixenR200SS(コレクターPH)(合成f...干潟星雲中心部(熱帯夜に533MCで撮るその1)

  • <銀河系外-20 NGC1300 銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    月も下弦を過ぎた昨夜(8/10)は久しぶりの雲が薄目予報。裏出口付近に機材を終結させたのですが、予報では南風が翌朝まで強くて断念。この夜はフェーン現象で30℃近い熱帯夜となりました。そんな訳で、今回もシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』でしのぐのですが、成文堂新光社が発行している『大宇宙SCALE』では系外銀河が対象全体の半分以上を占めています。更に5000万光年を越えた対象だけで約40ページも割いており、まさに観測できる宇宙の果てまでの画像を掲載しています。距離が1億光年を越えるようになると撮影の主役はハッブル宇宙望遠鏡になります。対象も銀河の群れやクエーサー、さらには銀河団の重力レンズでゆがんだ背景銀河の姿も掲載されています。わたしのようなアマチュアが自宅の裏庭で撮れるのは存在だけなら数億年光年先...<銀河系外-20NGC1300銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-19 かみのけ座 M100銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    昨日は満月、8月の新月期まではもうしばらく待つしかないのですがリモート撮影をする趣味部屋が熱帯夜でPCが暴走しそうでこわい。(趣味部屋エアコンなし)Ⅲ-19M100銀河5850万光年種別棒渦巻銀河明るさ10.1等級見かけの大きさ7.4×6.3分角星座かみのけ座-----------------------------------------------------------------(注)距離については成文堂新光社発行『大宇宙SCALE』より縮小なしで切り出したM100銀河の画像↓この銀河はおとめ座との境界付近のかみのけ座の領域にあるのですが、おとめ座銀河団に所属しているとのこと。上のM100銀河の画像を切り出した元画像です。↓撮影DATA:2021/2/2001:52’~VixenVC200L+Re...<銀河系外-19かみのけ座M100銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-18 NGC4565ニードル銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    昨日は上弦の月が雲越しにおぼろに見えていました。結局7月の新月期は一枚も撮れずに終わりました。そんな訳で、今回もシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』でしのぎます。Ⅲ銀河系外-----------------------------------------------------------------Ⅲ-18NGC4565ニードル銀河5690万光年種別渦巻銀河明るさ10.4等級見かけの大きさ15.9×1.9分角星座かみのけ座-----------------------------------------------------------------(注)距離については成文堂新光社発行『大宇宙SCALE』よりメシエが見逃したのが意外なくらい真横から見たくっきりすっきりの明るい銀河です。見かけは小さ目...<銀河系外-18NGC4565ニードル銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-17 おとめ座 M87銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    昨日、新潟を含む北陸地方の梅雨が明けたようです。しかしながら元々新潟の7月・8月の夜は雲が出やすく、月に一夜撮れるかどうか。雲予報に注意しながらわずかなチャンスを待ちたいと思います。今回のシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』はおとめ座銀河団の中心付近で超大質量ブラックホールを内包するM87銀河です。Ⅲ銀河系外-----------------------------------------------------------------Ⅲ-17M87銀河5240万光年NGC4486:種別楕円銀河明るさ9.6等級見かけの大きさ8.3×6.6分角星座おとめ座-----------------------------------------------------------------実はこの銀河をまとも...<銀河系外-17おとめ座M87銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-16 しし座 M66銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    昨夜の予報は雲が薄くなる時間帯はあるものの薄雲が切れることはなし。今夜は新月になるのですが、同じような雲予報です。これでまる一月星空にはご無沙汰です。そんな訳で今回もシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』でしのぎます。Ⅲ銀河系外-----------------------------------------------------------------Ⅲ-16M66銀河3530万光年NGC3627:種別棒渦巻銀河明るさ9.7等級見かけの大きさ9.1×4.2分角星座しし座-----------------------------------------------------------------しし座の後ろ足付近に位置する明るい3つの銀河(しし座銀河トリオまたはしし座の三つ子銀河)のひとつで、隣...<銀河系外-16しし座M66銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-15 うお座 M74銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    このところ雨模様の天気が続いて梅雨の晴れ間もないため、今回もシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』でしのぎます。Ⅲ銀河系外-----------------------------------------------------------------Ⅲ-15M74銀河3200万光年NGC628:種別渦巻銀河明るさ10.0等級見かけの大きさ10.5×9.5分角星座うお座-----------------------------------------------------------------ほぼ真上から見た姿のこの銀河の直径は約10万光年と私たちの天の川銀河とほぼ同じですが、星数は少なく質量は天の川銀河の約1/2と淡いためメシエ天体の中でも最も見にくいもののひとつと言われています。”完璧”あるい...<銀河系外-15うお座M74銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • <銀河系外-14 M104 ソンブレロ銀河 >自宅で撮った『大宇宙SCALE』

    月も下弦となり、いよいよ夏物の星雲をCMOSカメラ533MCで狙いたいところですが、わが越後の週間予報ではこの先も星を見ることはできそうにありません。ブログ更新も1週間空いてしまったので、約4か月半ぶりにシリーズ自宅で撮った『大宇宙SCALE』を再開する事にしました。Ⅲ銀河系外-----------------------------------------------------------------Ⅲ-14M104ソンブレロ銀河3100万光年NGC4594:種別渦巻銀河明るさ9.0等級見かけの大きさ8.7×3.5分角星座おとめ座-----------------------------------------------------------------真横から見た姿のこの銀河の直径は5~10万光...<銀河系外-14M104ソンブレロ銀河>自宅で撮った『大宇宙SCALE』

  • ASI533MC は期待通りだったのか?

    6月は一夜しか撮影できずに梅雨入りしてしまいました。7月に入ったのでASI533MCで夏の星雲撮影のためのVC200L+レデユーサーHD(合成fl=1,386㎜)のちょっと広めのフラット画像の作成もしなければと思っているのですが、今日が満月で月の出が遅くなる下弦の月までまだ一週間あるので・・まだいいかなと天候と月回りのせいでお見せできる画像がありません。そこでASI533MC購入後まもない5月に集中的に撮影できた画像をもとに天体写真生活最後のポチッになったかも知れないカラーCMOSカメラは期待通りだったのか?検証してみることに。このカメラを選んだ理由は、価格を除くと(その1)ピクセルサイズが小さいため、より高解像の撮影画像が期待できる・・・・・(その2)ピクセルサイズが小さいというハンディーを、裏面照射...ASI533MCは期待通りだったのか?

  • 鼻息荒く『創造の柱』に挑んだものの ・・

    記事タイトルの続きはこうなります。挑んだものの・・電柱と、早くやってきた雲に阻まれ、まともな画像は4枚だけ』前回記事に続いて、6月の新月期に唯一撮影できた17日夜の2タイトル目になるのですが、センサーサイズの小さいカラーCMOSカメラASI533MCProを購入して、何が一番撮りたいかを考えたときに一番最初に頭に浮かんだのはわし星雲M16の中にある『創造の柱』でした。HST(ハッブル宇宙望遠鏡)の写真ですっかり有名になって以来わたしも何度も撮っています。ただつばさを広げた大きなわしの姿は迫力十分なのですがわしの胴体部分にある脚の爪にも見える3本の柱は小さすぎてなかなか画になりません。そこでセンサーサイズが小さくてクローズアップに適した533MCならと考えたわけです。おまけにこの夜は、灯火が暗くなる深夜帯に...鼻息荒く『創造の柱』に挑んだものの・・

  • 「ヘルクレス座銀河団」 梅雨の晴れ間に深宇宙

    すでに北陸地方も梅雨入りしたのですが、17日の夜は西から雲が近づいて来ているものの翌朝5時ころまでは雲なしという予報で機材を設営しました。夏至が近いこの時期は夜が短く、徹夜で撮影しても2タイトルが順当といったところ。今回も購入してまもないカラーCMOSカメラASI533MCProで撮影したのですが、クローズアップ撮影で本領発揮できるこのカメラで狙うこの夜のメインイベントは、待ちに待った南天のイーグル星雲M16の「創造の柱」です。この夜のM16の南中時刻は0時25分、我が家からは最も空の暗い時間帯での撮影が可能です。(*我が家での”庭撮り”の制約から南天は南中後しか撮影できない)「創造の柱」が撮れたかは、次回の記事を参照していただくとして今回は1タイトル目に撮った、こちらもクローズアップ撮影向きの「ヘルクレ...「ヘルクレス座銀河団」梅雨の晴れ間に深宇宙

  • 『超新星』 これまでに看取ることができた星の最期

    前回記事でWikipediaにはわたしたちの天の川銀河で超新星が出現するのは100年から200年に一度と書いてあるのに、天の川銀河で最後に超新星が観測されたのは1604年。400年以上も前って、どういうこと?と疑問に思われても当然です。その疑問についてWikipediaには銀河中心核をはさんだ反対側に出現したり、地球近傍でも濃い星間雲に隠されたりして見えなかったためと考えられている、そうです。それでは前回のニアミスで撮影できた超新星記事に引き続いて今回はこれまでの約11年半のブログ記事の中でご縁のあった超新星の紹介をおこないます。当然天の川銀河の外、系外銀河での出現になるのですが前回記事のSN2023ixfように、発見前と発見後の撮影が2週間程度しか離れていないというのはまれで、中には出現してまもないと思...『超新星』これまでに看取ることができた星の最期

  • ニアミスだった! 回転花火銀河の超新星SN 2023ixf

    梅雨入りで星の撮影はお休みが続いていますので、今回と次回はこれまでに私が出会えた『超新星』について。『超新星』とは、質量の大きな星が年老いて内部の核融合を終えて最期を迎えるときにおこる爆発現象のこと。記憶に新しいところでは、超新星ハンターの板垣さんが先月5月の日本時間20日2時22分におおぐま座のM101銀河で発見されたSN2023ixf。幸運なことにわたしは購入したばかりのCMOSカメラで発見前に偶然2夜撮影しており、発見から11日後にも月明りの中で撮影することができました。その撮影した3夜の画像で作成しなおしたGIFアニメです。↓(注)実際の高度変化はこんなに緩やかではなく、発見時14.9等から3日後には最大光度11等級に達していますその後の調査でこの超新星爆発が始まったのは、日本時間の5月18日19...ニアミスだった!回転花火銀河の超新星SN2023ixf

  • キューリ初収穫、良い子だったのは5月まで 『かたてま野菜』

    覚悟していたこととは言え梅雨に入ってしまいました。(わが越後は甲・信・越だったり東北地方だったりですが、天気では北陸地方に入るみたいです。)月も下弦を過ぎて新月期に入っているのですが、この先も晴れそうにありません。お見せできる新しい撮影画像もありませんので、天体写真ブログとしては不人気を承知で我が家の『かたてま野菜』の記事でしのぐこととします。今回初収穫の報告となったのは一番やんちゃなキューリです。苗を疲れさせないための若どりは済ませていたのですが、本日(6/14)が初収穫となります。(形は不揃いですが”新鮮”です。ウリハムシの残党に舐められたキューリも・・)苗を植えてから、約40日後の収穫となりました。植えてすぐに風よけの袋で保護します。順調に伸びてきたら袋を外して、つるを伸ばせるようにお家を作ってあげ...キューリ初収穫、良い子だったのは5月まで『かたてま野菜』

  • 「第1回天体写真展」 上越天体写真友の会 スタート!

    以前編集後記でポスターを載せましたが、昨日(7日)上越天体写真友の会主催の「第1回天体写真展」の飾りつけを行いました。朝8時半に展示会場の上越市福祉交流プラザに会員8名が作品を持ち寄って集合。みんなで協力しあってほぼ1時間で合計33作品の展示を完了しました。なかなか星空には恵まれない雪国越後で長年頑張ってきた仲間たちです(右から3番目が会長の細谷さん)わたしはカマラマンにつき似顔絵を挿入(考えたらこの似顔絵10年以上前につくったものでした)お近くの方は会場までお越し願いたいのですが、来ることができない方のために展示作品の一部を紹介します。星景写真から太陽・月、星雲・系外銀河と多岐にわたっております。飾り付けが終わったころには地元地方紙の取材もあり、その後お互いの作品を見ながら情報交換を行いました。写真展は...「第1回天体写真展」上越天体写真友の会スタート!

  • 『かたてま野菜』 初収穫はズッキーニ

    まだ満月を過ぎたばかりでおまけに夜空の天気もパッとしません。とりあえず下弦の月になるころまでは天体写真はお休み。そんなわけで今回は裏庭の『かたてま野菜』で初収穫がありましたのでその報告を。毎年5月の連休を過ぎたころからやおら始まる我が家の『かたてま野菜』。今年は買ってきた苗を植え付けたのが5月6日で初収穫が昨日でしたので、ちょうど一か月。このほかにこの画像の右側の飛び地に、ミニトマトとピーマンを植えています初収穫はキューリか、ズッキーニか、と思っていたのですが、ズッキーニが先でした。5月6日植えたばかりズッキーニの苗今年は2本で日当たり良好のゆったり一等地に5月21日同じ日に2本とも雌花(めばな)が咲きました。手持ちの参考書には「ズッキーニは人工授粉なしでも結実する」とあったのですが、雌花だけでは実が成長...『かたてま野菜』初収穫はズッキーニ

  • 超新星SN 2023ixf ラストチャンスは21時

    先月日本時間20日2時22分に超新星ハンターの板垣さんがM101銀河で発見されたSN2023xif。私は5月に2回もM101銀河を撮影していたのに、2夜目の17日夜は発見される2日前でした。むろん運良く超新星爆発のタイミングで撮影画像で気づいたとしても他のだれかが発見してくれるのを待つことしかできません。超新星の発見が公表されてからは天気に恵まれず悔しい思いをしたのですが、”ご縁が無かった”ものとあきらめておりました。そんな昨日(5/31)の事雲予報では21時までは雲がないかもしれない。SCW予報ではこの後は西からやってきた雲に覆われる予報◆超新星のいるおおぐま座のM101銀河が南中するのは?21時16分◆満月近い明るい月が南中するのは?21時の20分前◆夕方薄明が終了して暗くなるのは?21時の10分前(...超新星SN2023ixfラストチャンスは21時

  • チャレンジ! キャッツアイ星雲 (ASI533MC導入検証)

    前回ブログ記事が12日深夜から早朝にかけて撮ったりゅう座の銀河トリオでしたので撮影順で行けばその後16日、17日に2夜連続で徹夜撮影した対象の掲載となるのですが、実は訳あって2夜のほとんどを撮影済みの対象の追加露光に充ててしまいました。(その訳とは?編集後記を参照願います)おまけに16日・17日両日とも、月明りも厚い雲もなかったものの星像が肥大化する透明度には恵まれない空で、せっかくの追加露光もその一部しか使えませんでした。そんな中で18日深夜から早朝にかけて撮ったのがNGCNo.もごろがいいりゅう座のキャッツアイ星雲でした。これはかなりの難物で、今後の追加露光を前提にしたチャレンジ撮影でした。NGC6543キャッツアイ星雲(りゅう座)(元画像の50%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影...チャレンジ!キャッツアイ星雲(ASI533MC導入検証)

  • クローズアップ! りゅう座の銀河トリオ (ASI533MC導入検証)

    11日夜(といっても翌日の深夜から早朝)の3タイトル目に選んだのはりゅう座の銀河トリオです。ここまで4月に購入したカラーCMOSカメラASI533MCの導入検証用に撮っていたのは見栄えのする明るくて見かけの大きいものばかり。本来はセンザーサイズが小さくて写野の狭いASI533MCで狙うべきはまさに見かけの小さな系外銀河がうってつけなのですが、導入検証用の撮影とは言えいきなり難物で”がっくり”したくなかったというのが本音。りゅう座の銀河トリオ(左からNGC5985・5982・5981)(元画像の50%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/5/1201:20’~(5/12)03:20’VixenVC200L(fl=1,800㎜)露出300秒×24枚Gain300ASI533...クローズアップ!りゅう座の銀河トリオ(ASI533MC導入検証)

  • 回転花火銀河M101 追加露光は毒にも薬にも (ASI533MC 導入検証)

    今回は11日夜に撮影した2番目のタイトルおおぐま座の回転花火銀河とも呼ばれるM101になります。4月に購入したばかりの冷却カラーCMOSカメラASI533MCProの検証のためにピックアップした明るくて見かけも大きい系外銀河です。回転花火銀河M101(NGC5457)(おおぐま座)(元画像の64%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/5/1123:26’~(5/12)01:12’VixenVC200L(fl=1,800㎜)露出300秒×18枚Gain300ASI533MCPro(冷却-10°)タカハシEM-200Temma2Mステラショット2(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています明るいわりにのっぺりと...回転花火銀河M101追加露光は毒にも薬にも(ASI533MC導入検証)

  • ”針”銀河 NGC4565 早くも追加露光(ASI533MC 導入検証中)

    前回記事の編集後記で11日の夜も晴れてくれたと書いたのですが、なんと更に16日、17日も晴れてくれて体力温存のため昼間寝て夜に備えるなんてことも。先月ASI533MCProを導入して現時点で5月は4夜も徹夜撮影できたのですが、後半の2夜はリベンジというより撮影済みのタイトルの追加露光に振り向けました。早く画像処理をと気がせくのですが今回から11日夜の撮影タイトルの順にブログ掲載します。11日夜の最初のタイトルは当初の予定を変更してかみのけ座の”針”(ニードル)銀河NGC4565。当初はM63ひまわり銀河だったのですが、南中時刻の早い方に変更。”針”銀河NGC4565(かみのけ座)(元画像の64%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/5/1120:58’~23:09’V...”針”銀河NGC4565早くも追加露光(ASI533MC導入検証中)

  • 新月期を待たずに実戦撮影その3 北天の大花火M13(ASI533MC導入検証)

    ASI533MCProを購入してからやっと晴れてくれた9日夜の3タイトル目になります。この夜のメインタイトルだった前回記事掲載の子持ち銀河M51の撮影を終えたのが1時25分。この朝の薄明が始まるのは3時3分で、残された時間は約1時間半。それよりも下弦前の明るい月が南中するのが3時38分ということで3タイトル目には北天の大花火球状星団M13を選びました球状星団M13(ヘルクレス座)(元画像の64%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/5/1001:44’~03:27’VixenVC200L(fl=1,800㎜)露出300秒×18枚Gain300ASI533MCPro(冷却-10°)タカハシEM-200Temma2Mステラショット2(導入・撮影・オートガイド)ステライメ...新月期を待たずに実戦撮影その3北天の大花火M13(ASI533MC導入検証)

  • 新月期を待たずに実戦撮影その2 M51子持ち銀河 (ASI533MC)

    9日夜に撮ったASI533MCProの実戦撮影2タイトル目になります。M51子持ち銀河(りょうけん座)(元画像の64%に縮小ほぼノートリミング)(上が北になっています)撮影DATA:2023/5/922:56’~(5/10)01:20’VixenVC200L(fl=1,800㎜)露出300秒×21枚Gain300ASI533MCPro(冷却-10°)タカハシEM-200Temma2Mステラショット2(導入・撮影・オートガイド)ステライメージ9(画像処理)*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています新しいカメラの検証にこのメジャーな系外銀河を選んだのは、ひとえに毎年のように撮ってきた画像との比較が目的。今年もこの銀河は3月にデジ一眼のEOS6Dで撮影しており、更に過去に撮った画像を含めて総露光時間1...新月期を待たずに実戦撮影その2M51子持ち銀河(ASI533MC)

  • 新月期を待たずに実戦撮影M82 (ASI533MC導入検証)

    新しく導入したASI533MCPro一時はステラショット2のオートガイドに未対応か?とあわてたのですが、USB3ケーブルで直接接続することで問題クリアできて一安心。あとは新月期に向けて533MC用の「撮影写野(星座別)」や、ダークファイル・フラットファイルの追加作成とやることがいっぱい。私の場合新月期は下弦の月から新月を挟んで上弦の月までとしているのですが、下弦の月までまだ3日ある昨夜は、一晩中晴れる雲予報で急遽実戦撮影を前倒しで決行。追加作成した533MC用「撮影写野(星座別)」中からこの夜の撮影タイトルを選定↓533MC用フラット画像で作成済みなのはVC200L鏡筒用だけなので、おのずと長焦点向きの対象が撮影候補にこの夜の月が上ってくるのは22時53分。そこで薄明終了と同時に灯火でまだ明るい空で撮った...新月期を待たずに実戦撮影M82(ASI533MC導入検証)

  • 満月期に問題解決、新月期を待つ。(ASI533MC導入検証)

    前回記事に記載の通り、4/27のASI533MCカメラでの初のガイド撮影で露光を開始するとオートガイド機能が停止するという深刻な現象が見つかりました。オートガイドはステラショット2で行っているため当初は負荷の増大によりステラショット2が一部の機能を停止したのでは?とも考えて、アストロアーツにトラブル情報を上げたのですがCMOSカメラのオートガイドにもステラショット2は対応しているとの事。そこで、次に疑ったのがカメラを制御する配線経路の問題。ASI533MCはカメラのUSB3コネクタに接続しているのですが、途中の4ポートHUBやUSBケーブルはすべてUSB2仕様のものでした。デジ一眼の撮影では問題が発生しなかったのですが、新しいCMOSカメラではデータの輻輳が発生してステラショットが正常な動作ができなくなっ...満月期に問題解決、新月期を待つ。(ASI533MC導入検証)

  • 露光中はオートガイドが休止する? 朝まで大混乱(ASI533MC 導入検証)

    前回記事に引き続いて初めて訪れたASI533MCProの検証撮影の夜に起こった事象の報告です。この夜(4/27)に予定していた検証プランは以下の通り。第一部533MCによる上弦前の月静止画モザイク撮影20:00~21:00第二部533MCの試写で露光時間とGain設定の検証22:00~00:00第三部533MCによる初ショットM51・M13を予定00:00~03:30第一部については前回記事に掲載したとおり、これまでのフルサイズデジ一眼のEOS6Dに比べれば圧倒的に写野が狭くモザイク撮影が必須で撮影枚数は増えるが、画像1枚のファイル容量が小さくて処理が容易。更にピクセルサイズが小さい事も解像度向上に寄与しているはず。撮影した元画像の50%縮小・トリミング画像です↓ただここでもEOS6Dに比べて、見た目の感...露光中はオートガイドが休止する?朝まで大混乱(ASI533MC導入検証)

  • ASI533MC初ショットは「上弦前の月」、そのあとに待つ混迷と落胆

    カラーCMOSカメラASI533MCProをポチってから2週間以上も待たされてやっと初ショットの夜が訪れました。その日27日は上弦前の月が深夜1時過ぎまで沈まないので、徹夜の撮影プランを用意していました。第一部533MCによる月面静止画モザイク撮影20:00~21:00第二部533MCの試写で露光時間とGain設定の検証22:00~00:00第三部533MCによる初ショットM51・M13を予定00:00~03:30533MCで天体を撮影するのはこれが初めてになるので、早い時間から機材を設営。鏡筒は長焦点のVC200L、月の撮影時はエクステンダー1.4xを付けて焦点距離2,520㎜に第一部月面静止画モザイク撮影で使用したモザイクプランです。月は赤道座標での表示で、モザイクは月の移動方向に合わせて傾いています...ASI533MC初ショットは「上弦前の月」、そのあとに待つ混迷と落胆

  • ASI 533MC Pro 導入検証(その4)撮ってみんと わからんのだけど ・・

    うまくいけば19日夜にASI533MCProの初ショットを撮れるかと思っていたのですが、当日になるとSCW雲予報では薄雲が周辺にあって、実際の夜空もぱっとしない空。その先の予報をみたところ、2日後の21日の方が良さそうだったので撮影を延期したのですがその後予報ががらっと変わって、雲が多めで初ショットどころか検証用画像も撮れずに現在に至っています。来るべき初ショットの夜に向けて、533MC用の導入Mapの作成も始めました。いずれもステラショット2での使用を前提にして、写野の中心座標を記してあります上の導入Mapの中の一枚です。↓他にも、想定されるGainと露光時間のダークファイルは作成済で、フラットファイルはVC200L用のものだけ作成済です。↓*添付されてきた購入元作成のかんたんマニュアルにはダークファイ...ASI533MCPro導入検証(その4)撮ってみんとわからんのだけど・・

  • ASI 533MC Pro 導入検証(その3)Gainってなに? 露光時間は?

    SCWの雲予報によると、ほぼ新月の19日夜には初ショットできるかも知れません。初ショットで満足できる画像を得るためにも、冷却CMOSカラーカメラASI533MCProの事前検証を急がなければなりません。今回の検証項目はダークファイルを事前に作成するためにも、CMOSカメラの”Gain”と”露光時間”はどう設定すればよいのか?です。これまで使っていたデジ一眼では”感度”といえば”ISO”になるのですが、CMOSカメラでは増幅度の意味もあるGain(ゲイン)がそれにあたるのでしょうか?メーカーが公表してるCMOSカメラの各特性を表すグラフのうち、感度に関するものは。↓ヨコ軸のゲインがカメラの設定値のようですが、タテ軸にもゲインの記載があって・・・ここは自分で調べるしかなくてネットで見つけた「カメラ感度の評価方...ASI533MCPro導入検証(その3)Gainってなに?露光時間は?

  • ASI533MC Pro 導入検証(その2)予期せぬ難題も、また楽し。

    初めての冷却CMOSカメラASI533MCProが届いてからわずか数日の検証で一番の関心事であった冷却とステラショット2での制御が問題なく行われる事がわかりました。そこで、この新月期に晴れたらすぐ撮影できるようフラット画像の作成から始めようとしたのですが予期せぬ難題が発生しました。問題が発生したのは、前から使っているビクセン製EOS用ワイドアダプターと今回CMOカメラと同時購入したZWO製のEOS-EFマウントアダプターこの両者ははまるのですが、きつくて5mmくらいしか回せないのです。それではいつカメラが外れて落下するかわかりません。普通なら「新しく買ったマウントアダプターに問題がある」と考えるのが普通ですが"難題"というのは新しく買ったマウントアダプターには手持ちのEFレンズが問題なく装着できるというこ...ASI533MCPro導入検証(その2)予期せぬ難題も、また楽し。

  • ASI533MC導入検証(その1) 10年間で進化した冷却制御

    初めての冷却CMOSカメラが届いて4日経ちました。下弦の月も過ぎたのですでに新月期に入っているのですが、幸か不幸か当分の間天候に恵まれません。おかげでじっくり初ショットの日に向けて準備ができます。冷却のCMOSカメラ(ASI533MC)は今回が初めてですが、冷却のデジ一眼なら10年前に使っていました。当時は冷却制御というにはほど遠くて電源コードをさすことで急冷が始まり、止めるにはコードを抜くしかないというもの。何度まで冷却できるかは外気温で決まるため、ダークファイルを山ほど作らなければなりませんでした。最悪なのは、わたしは湿度の高い日本海側だったためか冷却による結露でカメラの電源トラブルが何回も発生して、乾燥空気を送りこむという自衛策を取らざるを得ませんでした。(カメラにアルミテープなどがベタベタ付いてい...ASI533MC導入検証(その1)10年間で進化した冷却制御

  • 突然ですが、CMOSカメラ ポチりました。

    これまでの記事の流れでいけば、今回は同じ光学系・カメラで数年かけて撮りだめた画像を合わせて処理する事によりデジタル一眼の能力を極められるか?と言った趣旨の検証記事になるはずだったのですが・・時は春の系外銀河シーズン真っ只中で見かけの小さい系外銀河が撮影対象とならざるを得ずあんなんやそんなんやこんなんばかり確かに宇宙の広さは感じることができるのですが、フルサイズのEOS6Dに長焦点のVC200L(fl=1,800mm)をレデューサなしで使ってもまだ主役の銀河が小さすぎます。これでは何年もかけて総露光時間を増やしても、解像度の向上には限界があります。EOS6Dを使い始めてはや5年がたちました。そこで昨今のCMOSカメラについて調べてみました。(この時点ではあくまで調べるだけだった・・)CMOSカメラのうち、モ...突然ですが、CMOSカメラポチりました。

  • M51子持ち銀河で、貯光 ついに10時間オーバー

    3月19日夜(20日早朝)新月期に撮ったM51子持ち銀河です。この夜のメインで薄明まで総露光3時間の画像です。M51子持ち銀河(りょうけん座)(ノートリミングで元画像の30%縮小)(上が北になります)撮影DATA:2023/3/2001:29’~VixenVC200L(fl=1800mmF9)露出15分×10枚+5分×6枚ISO6400LPS-D1EOS6D(HKIR改造)タカハシEM-200Temma2Mマイクロガイドスコープ60ToupCamステラショット2(導入・自動ガイド)ステライメージ9(画像処理)前に撮ったおおぐま座のNGC2841では時折オートガイドが大きく乱れたのですが、なぜかこのM51では朝までずぅーっとガイドは安定していました。撮影時のステラショット2のガイドグラフです。↓ガイド...M51子持ち銀河で、貯光ついに10時間オーバー

  • マイナー? おおぐま座 NGC2841(貯光 まだ4時間)

    今回からは先月(3月)19日夜に撮った春の系外銀河になります。この夜は新月に近いため月明かりを気にせず一晩中撮影が可能だったのですが千葉から孫娘の家族が引っ越しのため夜遅く着いたので、22時過ぎからの撮影となりました。朝まで撮影が可能なこの夜のメインはM51子持ち銀河と決めていたのですが南中するのが日が替わった1時30分だったため、1時間ほど前に南中していたおおぐま座のNGC2841を時間つぶし(?)に撮影しました。NGC2841(おおぐま座)(元画像の30%縮小画像)(上が北になります)撮影DATA:2023/3/1922:25’~VixenVC200L(fl=1800mmF9)露出15分×4枚+5分×6枚ISO6400LPS-D1EOS6D(HKIR改造)タカハシEM-200Temma2Mマイクロガ...マイナー?おおぐま座NGC2841(貯光まだ4時間)

  • おおぐま座 回転花火銀河M101(これで貯光9時間)

    3月14日夜(正確には15日早朝)の最後に撮ったのはおおぐま座の通称”回転花火銀河”M101です。おおぐまの尻尾あたりに位置するため、春の系外銀河の中ではかなり遅れて南中してきます。回転花火銀河M101(おおぐま座)(元画像の30%縮小画像)(タテ構図で撮っており右を北にして掲載しています)撮影DATA:2023/3/1502:06’~VixenVC200L(fl=1800mmF9)露出15分×9枚+5分×6枚ISO6400LPS-D1EOS6D(HKIR改造)タカハシEM-200Temma2Mマイクロガイドスコープ60ToupCamステラショット2(導入・自動ガイド)ステライメージ9(画像処理)見かけの明るさも見かけの大きさも十分なため単独で撮っても良いのですが、南側(上の画像では左側)にあるNG...おおぐま座回転花火銀河M101(これで貯光9時間)

  • おおぐま座 M81 & M82銀河コンビ (これで貯光7時間)

    3月14日夜に撮った2タイトル目おおぐま座の系外銀河コンビM81・M82です。南北に並んだ二つの銀河は明るくて見かけの大きさもあるうえに、これ以上ないほど均整の取れた美しい渦巻銀河M81と、中央部が爆発しているかのような特異な姿をした銀河M82という対照的な銀河のコンビでもあります。長焦点のVC200L反射鏡筒とフルサイズデジ一眼カメラの組み合わせでこの二つの銀河を一緒に撮る事ができます。M81&M82(おおぐま座)(元画像の30%縮小画像)(タテ構図での撮影で右が北になります)撮影DATA:2023/3/1423:23’~VixenVC200L(fl=1800mmF9)露出15分×7枚+5分×6枚ISO6400LPS-D1EOS6D(HKIR改造)タカハシEM-200Temma2Mマイクロガイドスコ...おおぐま座M81&M82銀河コンビ(これで貯光7時間)

  • きりん座 NGC2403(只今 貯光5時間 )

    今回からは3月14日夜に撮った春の系外銀河3態になります。この夜は真夜中に下弦の月が上って来るのですが、これまでの経験から同じ半月でも上弦の月と違い暗い”海”の部分の多い下弦の月明かりはそんなに気にしなくていいのでは・・と思っていました。実際の撮影結果はどうだったのか?気になるところです。まず今回は薄明は終わったものの、まだ灯火で明るい空で撮ったきりん座のNGC2403銀河になります。NGC2403(きりん座)(元画像の30%縮小画像)(上が北になります)撮影DATA:2023/3/1420:31’~VixenVC200L(fl=1800mmF9)露出15分×8枚+5分×6枚ISO6400LPS-D1EOS6D(HKIR改造)タカハシEM-200Temma2Mマイクロガイドスコープ60ToupCam...きりん座NGC2403(只今貯光5時間)

  • 月が沈んで、ニードル銀河 NGC4565

    先月27日夜(正確には28日早朝)に撮った最後のタイトルはかみのけ座NGC4565です。この銀河は手持ちの写真集FAROUT(新潮社)の表紙を飾っており、私のお気に入りの銀河のひとつでもあります。ニードル銀河NGC4565(かみのけ座)(元画像の30%縮小画像)(上が北になります)撮影DATA:2023/2/283:00’~VixenVC200L(fl=1800mmF9)露出15分×7枚+5分×6枚ISO6400LPS-D1EOS6D(HKIR改造)タカハシEM-200Temma2Mマイクロガイドスコープ60ToupCamステラショット2(導入・自動ガイド)ステライメージ9(画像処理)前回のしし座のトリオ銀河の撮影開始時には上弦の月がまだ西空に残っていたのですが、この銀河の撮影開始時には月はとうに沈...月が沈んで、ニードル銀河NGC4565

  • 月が沈むまで待てずに、しし座のトリオ銀河

    先月27日夜、明るい上弦の月が沈むのは日が替わった1時25分。夕飯前に月を撮り終えた後月明りの空でも撮れそうな対象で時間稼ぎをしていたのですが、22時半ころには撮影対象が思いつかず、月が低くなるまで待機することにしました。気がせいて撮影を再開したのは月がまだ西空にあった1時少し前。この時間から2タイトル撮るとなると露光時間が不足気味。そこで過去に撮影した系外銀河の中で長焦点のVC200Lで撮ったものから選ぶことで露光不足なら過去画像と合わせて画像処理しようと考えました。その1タイトル目がしし座のトリオ銀河という訳です。しし座の銀河トリオ(元画像の30%縮小画像)(縦構図で撮っており北は右側になります)撮影DATA:2023/2/2800:48’~VixenVC200L(fl=1800mmF9)露出15分×...月が沈むまで待てずに、しし座のトリオ銀河

  • 月明りの中で撮ったもの プレセペ星団中心部

    27日夜上弦の月が沈むまでの時間つぶしに選んだ2タイトル目は、かに座のプレセペ星団。月はまだ西空高く(高度35度)輝いており、撮れそうなものは星が主体の対象だけでした。プレセペ星団撮影時の『只今撮影中ショット』です。↓(四角枠が今回の撮影範囲です)2023年2月27日22時16分~TamronZoom(fl17mmF2.8)30秒×5枚ISO1600ソフトフィルターKissDX(SEO-SP2)三脚固定撮影実はプレセペ星団を単独で狙うのは今回が初めて、撮影時導入用Mapではフルサイズカメラの6Dなら鏡筒はNFD400㎜に設定していました。作成済みの撮影時導入用MapではEOS6Dなら撮影鏡筒はNFD400mmそれが今回焦点距離1800㎜のVC200L鏡筒で撮ったことにより、星団を囲む4つの星どころかプレセ...月明りの中で撮ったものプレセペ星団中心部

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