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2012/09/02

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  • 初恋

    部屋に荷物を置くと観光へ行くことになった。昼ご飯を食べながら浩くんは徐に言った。「琴美はSNSとかやってる?」唐突な質問に心臓がドキリと音を立てた。『私は全然…

  • 好物10

    「琴美?」『ん?』「何考えてるの?」浩くんは心配そうな顔で私に尋ねた。自分が墓穴を掘ったことに気付いているのか申し訳なさそうな表情にも見えた。『ううん。何も。…

  • 好物9

    車の中はあまりよく知らない歌手のCDが流れたままだった。私は彼と一緒にいられることで幸福を得ている。隣でハンドルを握る浩くんをチラチラと盗み見しながら今、この…

  • 好物8

    待ちに待った週末が来た。家の近くで彼と待ち合わせをする。北風が頬を掠めて肌がツンと冷えた。近藤は浩くんが来るまで家の中で待つようにと提案してきたが気持ちが先走…

  • 好物7

    「おはようございます」『おはよう』「今日はお早いですね」既に身支度を終えた近藤がキッチンに入るなり驚いた顔をしていた。『今日はお弁当を作ろうと思って』「お弁当…

  • 好物6

    「君が大学を卒業したら俺たち一緒になろう」『本当にいいの?』「あぁ、君を迎えにいけるように俺もちゃんとした大人になるよ」*******************…

  • 好物5

    この日の料理教室は噂好きなおば様が3人もいるレッスンだった。毎回、主婦ばかりのレッスンだが人によってカラーが違う。大人しい主婦たちが集まった日は大概、料理にま…

  • 好物4

    「おかえりなさいませ」『疲れたわ』度の入っていない黒ぶちの眼鏡をはずして近藤に渡すと彼はクロスの上に眼鏡を乗せてケースにしまった。野暮ったい服を脱いでそのまま…

  • 好物3

    「婚約!?あらぁ今が一番楽しいわ」「本当ね。私なんてもう昔のことすぎて覚えてないわよ」楽し気に笑う彼女たちを横目に笹塚紗代は目を輝かせて言った。「柴崎さんの彼…

  • 好物2

    どうして彼は彼女を選んだのだろう。私にプロポーズをしておきながらどうして離婚をしないのだろう。なぜ、私に会う前に結婚してしまったのだろう。彼女の魅力はなんだっ…

  • 好物

    ・・・『何度も夢を見ました。彼と結婚をしている夢です』笹塚紗代は窺うようにこちらを見つめている。『プロポーズをされたんです。高校生の時、笹塚浩介さんに…それか…

  • 告白20

    『どうかしら?』「バッチリでございます」『あんまり嬉しくないわ』全身鏡に映る影のような野暮ったい自分を見ながら私はため息をついた。真っ黒なウィッグを被り後ろに…

  • 告白19

    大塚から連絡があったのはあれから1週間が過ぎたころだった。『意外と早かったじゃない』「見つかりました。彼女、定時より前に帰ってるんですよ」『あら、どうして?』…

  • 告白18

    この日、私は弁護士の大塚を呼んでいた。「お久しぶりです。お嬢様」『お久しぶりね。あなたも立派な弁護士になったそうね。今のところ敗訴がないって聞いたけど?』「い…

  • 告白17

    何日にも渡って続いた彼の葛藤はいつしか納得に変っていた。「自分の人生がいつまで続くかわからないから後悔したくないんだ」どこかの恋愛小説にありそうなセリフを口に…

  • 告白16

    お互いの気持ちを探りながら少しずつ距離が縮まっているのを感じてはいたが決定打がなかった。しかし、それは突然訪れる。「松原さん、最近なんだか元気がないね」『え?…

  • 告白15

    どうして彼はプロポーズをしたのだろう。その場の勢いだったのだろうか。生まれてくる我が子を楽しみにしていなかったのだろうか。身重の妻を置いて高校生と寝た彼はどん…

  • 告白14

    4月の初め。異動してきた彼は年齢の割に爽やかな顔をして挨拶を行った。「初めまして。笹塚浩介です。よろしくお願いします」夢にまで見た彼が目の前に立っていた。それ…

  • 告白13

    『部長、お話があります』笹塚浩介が赴任する前広報部の部長に相談をした。「どうした?」どうしてか嬉しそうな顔をして部長は私を会議室へと連れて行った。席に着くなり…

  • 告白12

    入社して配属されたのは広報部だった。本来は2年ごとに部署替えがあるのだがどうしてか私は5年経った今も広報部に配属されている。そろそろ他の部署に異動になるのでは…

  • 告白11

    島田から連絡があったのはそれから数か月ほど経ち年が明けたころだった。『早いじゃない』「あ、大崎と連絡が付きまして…会長に就任していただくことになりました」『そ…

  • 告白10

    近藤が情報を集めに出て行ってから数時間もしないうちに彼は笹塚浩介が働く会社の名前と募集している求人を伝えに来た。『その会社知ってるわ』「大手の広告代理店ですか…

  • 告白9

    後から近藤に聞いた話だが…家を出る際に島田は近藤に問い詰めたらしい。「何をさせる気ですか?まさか、会社を潰そうなんて…」「ご安心ください。そんなことはしません…

  • 告白8

    『あら?大塚は?』「大塚さんは司法試験のため本日は繋がらない模様です」使用人の近藤がスケジュール帖を見ながらそう言った。近藤の筋肉質な体を見つめながらつくづく…

  • 告白7

    『酒井は静香と仲が良かったんでしょ?』「仲が良いといいますか…現場のリーダーでしたから接点はそれなりにありました」『柴崎さんとは接点ないのよね?』「ないです」…

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