作家・那々木悠士郎シリーズ ④天田は真由子と共に慰霊祭に向かったが、バスの事故により同乗者と辿り着いた廃墟は、かつて大量惨殺事件のあった教団の施設であった。その夜、次々と同乗者たちが惨殺され、窓から逃した筈の真由子の悲鳴に天田は真由子を救いたいと強く願った。気付くと天田は事故直前のバスにループしており、以後何度も繭子を救うためにループを繰り返す。一方、那々木は毎年同じ時期に同じ地域で発生している失踪...
高校2年生の慶太はラノベ作家を目指すが、ハッキリ言ってweb小説投稿サイトの閲覧数が伸びていない。新しいネタを探していたところ、金髪の美少女が転校してきた。更には新しい顔面包帯の校務員と知り合いらしく、学校に伝わる七不思議を探っているようだった。格好のネタと慶太は二人を追うため、夜の学校に忍び込む。タイトルから誰かの七回忌にまつわる話かと思っていましたが、勝手な思い込みでした。学校の七不思議にまつわ...
憑依作家 雨宮縁 ⑤復讐の最終段階となり姿を消した縁と庵堂。真壁は加代子に執着する左近がハンターを育てていた病院に患者として潜入し、縁を待つことにした。最中、新たなハンターの事件を疑う殺人事件が発生する。左近の後釜としてハンターを誕生させている者を追う真壁たちだが、玲奈に誘導された左近が留置場を脱走し加代子を狙う。それを見届けるために玲奈、縁が佳代子の入院する病院に集結する。いよいよ最終巻となりまし...
ーファンタジー・軍事・オカルト・神話ーなぜかいきなり映画「SE7EN」の事件は7つもあったかと気になり、調べているうちになぜか本書に行き着きました。いや中身が濃いですねぇ。これこそデジタルで購入しておけば、いつ中二病になっても安心です。コンテンツは50音順で分けられており、ページの見方は分類、項目名、解説、注釈、コラム、図解で分けられています。分類されているなら、それで分ければ?と思いつつ、コラムのタイ...
LCCで飛び回る!海外在住アラサーノマドの 7kgの持ち物.華山宥
リュックだけで海外移住!リュックの外側のポケットと内側のポケットに分けて紹介されています。メインスマホはiPhone13mini、加えて折りたたみスマホXiaomi MixFold2の2台持ちです。更にPCもガシェットも、これだけでもかなり重いのでは。その思っただけでノマド生活には向かないことが自覚できます。でも、これに衣類なども加えても7kgということか。。。重いんだか軽いんだかわからなくなってきました。ノマド系ミニマリストだ...
拝み屋忘備録 ⑧ 2023.10.1終には必ず行き着く場所:墓場を舞台とする怪異や人の生き死ににまつわる怪異を選り抜いた本書。数年前にある人から投げつけられたメメント・モリ、死を想えという、背筋がぞっと凍りつくひと言だったと。既に他の本で読んでいる可能性もありますが、思い出せない記憶力が恨めしい。貰い事故のような話や身内からの贈り物のような話もありましたが、あとがきに2019年1月下旬に何か大事があったと次作の予...
年齢を重ねるのが楽しみになるフランス流のもの選び.Katie
買っても買っても満たされない理由/フランスで学んだものとの向き合い方/名品を見つければ人生は豊かになる/心が満たされる「欲しいものリスト」の作り方/名品と共に素敵に歳を重ねる20年近く日本とフランスを中心にコンサルティングの仕事をされ、2021年から「Katie/フランス流シンプルシックな暮らし」でVLOGを発信している著者が、経験を元にフランス流のもの選びについてまとまたという本書。30代で作りはじめた「欲しい...
休耕地で幼女の遺体が発見され、所轄の香山は現場に臨場した。捜査本部が設置され、7年前にも同様の性犯罪絡みの幼女誘拐殺人事件の模倣犯ではないかという線も浮かび上がる。だが、拘置所で自殺した犯人は冤罪で、逮捕を免れた真犯人が犯行を再開したのではないか。冤罪を裏付ける証拠もあると当時の犯人とされた姉が記者会見を行った。冤罪だったのか模倣なのか、対立しながらも香山は捜査を進めていく。一年前に異動してきた係...
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作家・那々木悠士郎シリーズ ④天田は真由子と共に慰霊祭に向かったが、バスの事故により同乗者と辿り着いた廃墟は、かつて大量惨殺事件のあった教団の施設であった。その夜、次々と同乗者たちが惨殺され、窓から逃した筈の真由子の悲鳴に天田は真由子を救いたいと強く願った。気付くと天田は事故直前のバスにループしており、以後何度も繭子を救うためにループを繰り返す。一方、那々木は毎年同じ時期に同じ地域で発生している失踪...
最期の火を灯す者色々な職業をされた方々が作家になったり本を出されたりしているので、思ってもみなかった職業の裏が知れますね。ベテランの先輩三人と後輩二人に挟まれて、気付けば中堅になっているのか、まだまだ新人の括りなのか。煙が多く出てしまった場合の近隣からのクレームを捌いてみたり葬儀社の二代目の美人さんにニヤけてみたり、特殊な面もありますが、そこは仕事となると日常は他とあまり変わらないのですね。シリー...
数字に関係することについて考えてみよう/わかるようでわからない「統計」って何?/問題発見から解決までできるPPDACサイクル/いろいろな統計データを見てみよう/だまされるな!統計には落とし穴がある!今まで謂わゆる統計の本を何冊も読み始めては挫折してきました。本書は最後まで面白く読めました。「以下」や「未満」にルビが振ってある小学生が対象な本書ですが、箱ひげ図の説明があるということは習うということですね...
拝み屋忘備録 ⑨ 2024.8.1印が消えることはない:心霊スポットで祟られた事故現場で見えてしまった。一度身体に焼きついた「印」は易々と消えるものではない。不穏な「印」にまつわる奇怪な話を主軸に編んだ本書。本編の要所に編まれていた著者の体験談はなく、劉小橋美琴とそのタルパである麗麗が中心となります。前作の最後にまた不幸が重なるかのようなことが書かれていたので、その件になると思っていましたが、なんと全く感動...
高校2年生の慶太はラノベ作家を目指すが、ハッキリ言ってweb小説投稿サイトの閲覧数が伸びていない。新しいネタを探していたところ、金髪の美少女が転校してきた。更には新しい顔面包帯の校務員と知り合いらしく、学校に伝わる七不思議を探っているようだった。格好のネタと慶太は二人を追うため、夜の学校に忍び込む。タイトルから誰かの七回忌にまつわる話かと思っていましたが、勝手な思い込みでした。学校の七不思議にまつわ...
憑依作家 雨宮縁 ⑤復讐の最終段階となり姿を消した縁と庵堂。真壁は加代子に執着する左近がハンターを育てていた病院に患者として潜入し、縁を待つことにした。最中、新たなハンターの事件を疑う殺人事件が発生する。左近の後釜としてハンターを誕生させている者を追う真壁たちだが、玲奈に誘導された左近が留置場を脱走し加代子を狙う。それを見届けるために玲奈、縁が佳代子の入院する病院に集結する。いよいよ最終巻となりまし...
ーファンタジー・軍事・オカルト・神話ーなぜかいきなり映画「SE7EN」の事件は7つもあったかと気になり、調べているうちになぜか本書に行き着きました。いや中身が濃いですねぇ。これこそデジタルで購入しておけば、いつ中二病になっても安心です。コンテンツは50音順で分けられており、ページの見方は分類、項目名、解説、注釈、コラム、図解で分けられています。分類されているなら、それで分ければ?と思いつつ、コラムのタイ...
リュックだけで海外移住!リュックの外側のポケットと内側のポケットに分けて紹介されています。メインスマホはiPhone13mini、加えて折りたたみスマホXiaomi MixFold2の2台持ちです。更にPCもガシェットも、これだけでもかなり重いのでは。その思っただけでノマド生活には向かないことが自覚できます。でも、これに衣類なども加えても7kgということか。。。重いんだか軽いんだかわからなくなってきました。ノマド系ミニマリストだ...
拝み屋忘備録 ⑧ 2023.10.1終には必ず行き着く場所:墓場を舞台とする怪異や人の生き死ににまつわる怪異を選り抜いた本書。数年前にある人から投げつけられたメメント・モリ、死を想えという、背筋がぞっと凍りつくひと言だったと。既に他の本で読んでいる可能性もありますが、思い出せない記憶力が恨めしい。貰い事故のような話や身内からの贈り物のような話もありましたが、あとがきに2019年1月下旬に何か大事があったと次作の予...
買っても買っても満たされない理由/フランスで学んだものとの向き合い方/名品を見つければ人生は豊かになる/心が満たされる「欲しいものリスト」の作り方/名品と共に素敵に歳を重ねる20年近く日本とフランスを中心にコンサルティングの仕事をされ、2021年から「Katie/フランス流シンプルシックな暮らし」でVLOGを発信している著者が、経験を元にフランス流のもの選びについてまとまたという本書。30代で作りはじめた「欲しい...
休耕地で幼女の遺体が発見され、所轄の香山は現場に臨場した。捜査本部が設置され、7年前にも同様の性犯罪絡みの幼女誘拐殺人事件の模倣犯ではないかという線も浮かび上がる。だが、拘置所で自殺した犯人は冤罪で、逮捕を免れた真犯人が犯行を再開したのではないか。冤罪を裏付ける証拠もあると当時の犯人とされた姉が記者会見を行った。冤罪だったのか模倣なのか、対立しながらも香山は捜査を進めていく。一年前に異動してきた係...
嗤う婚約者/使者に捧ぐカーテンコール/再会の校舎/マイホーム・ゴースト刑事を辞した宗子は、教育係だった日下部の紹介で阿弥陀堂を訪れた。そこは忌物の引き取り・貸し出しを行なっている古物商で、辞職の原因でもある殺害された筈の子供を傷一つない姿で見えてしまった宗子には、既に衝立の向こうから少女の笑い声が聞こえていた。そこに、姉を殺害した婚約者に仕掛ける忌物を借り出す依頼者が現れる(嗤う婚約者、より)。忌...
櫛備十三のうろんな除霊譚まじめな男/初恋/自慢の兄/寄り添うものたち/うろんな霊媒師かつての廃棄物処理場、現在はゴミ山で、兄の翔太と弟の尊は学校が終わってから日の暮れるまでを毎日一緒に過ごす。明日も会う約束をして翔太と別れた尊に近づく、霊媒師の櫛備と助手の美幸。櫛備は再開発のために幽霊の出るという噂のゴミ山を除霊を依頼されたので、尊に協力して欲しいという。(自慢の兄、より)霊媒師の櫛備は助手の美幸...
ガイドブックに載らない達人の知恵50まずはベトナムの基本を押さえよう/交通、治安、トイレ事情を知っておこう/安くて可愛い!ベトナムショッピングを満喫するコツ/美味しくてヘルシー!ベトナムグルメを満喫するコツ/ホーチミン&ホーチミン周辺 観光のコツ/ダナン&ダナン周辺 観光のコツ/ハノイ&ハノイ周辺 観光のコツ/ちょっと足を延ばしてプチトリップ!クセの強いトイレの使い方から現地ツアーまで、有益な情報がギ...
ICN、BKK、KULラウンジ比べ/ソウルのカジノへ/飛行機のトラブル対応についてガチンコトラベル社とは、日本初のマイルの学校であるガチンコマイル塾から派生したプロジェクトだそうです。エアラインとホテルの上級会員になることを目的とする指導を行なっているようです。海外発券することにより、日本から海外へ戻る片道切符が残ってしまうそうで、今回はそれらを利用しつつ実際の行き方やラウンジのメニューなど写真入りで詳細...
天才と秀才の邂逅1997年冬。タムラノボルは東大駒場キャンパスの教養学部図書館に向かった。遡ること1年8ヶ月前、現役で理一に合格、仮面浪人として過ごし、1年後に理三に合格したがこの図書館で勉強する習慣は残っており、結果、1ヶ月前から図書館に現れるようになった大きめのサングラスをかけた彼女に惹かれていった。彼女はマミヤソウイチ(大検枠の現役、夏の東大模試で数学、物理、化学、英語を全て満点という天才の名前だ...
普段づかいのうつわ/うつわのコーディネート/アクセントになるうつわ/うつわの基礎知識/うつわの買い方扱い方洋食器とそのシリーズの和食器テイストのあるものを揃えて、食器は終了と思っていたのですが、小丼がゆったり盛れる器が欲しいなと思ってもいました。買わないつもりなら行かなきゃいいのに、お店でいい感じの器を買ってしまいました。そうなるとお皿もあったらなと思ってしまいますよね。筆者も最初の出会いも、現在...
日本精神・神経医療研究センターで晩期死体現象と法医昆虫学の研究をしている児玉永久は、16歳の誕生日を迎えZEROからONEになるべく収監されて初めて外出した。そこで雨に濡れた永久に傘をくれた少女は、数日後に片目が刳り貫かれた遺体で発見される。彼らの許を猟奇犯罪捜査班の厚田刑事、石上検屍官、新人刑事の堀北が訪れ、保と共に永久も事件を追い始める。永久が自らの罪に対して向き合い、時として不安定にもなりますが、保...
野菜まるごと、いれるだけ!ママにも優しい!ほったらかし炊飯器離乳食/栄養価も満点!お残しゼロの炊飯器幼児食/大人も満足!みんな笑顔の炊飯器家族ごはんママでもありませんし幼児食も必要ないのですが、野菜はやはり摂取したいと思い読んでみました。最近は休日に炊き込みご飯を炊いて、それを冷凍弁当にしています。なので、炊き込みご飯のレシピ目当てでした。にんじんとトマトのだしポタージュ、ブロッコリーと豆腐のミル...
未来を生きるためのモノと知恵 20201DAY PACKING/5NIGHTS 7DAYS PACKING/2WEEKS TO 6MONTHS PACKING/1YEAR PACKING/FUTURE PACKINGついにカードケースがクリアケースではなく、自作のナイロン製品(多分)になっていました。ワタクシは定期券と鍵を一緒に持ちたい派なので、それプラス名刺入れと診察券や図書館のカードはどを入れているクリアカードケースという状態でした。最近それにイラッとしていまして、名刺は社畜なので...
闘いの出場通知を抱きしめて/こぶしの中 爪が突き刺さる/勝つか負けるか それはわからない/私の敵は私です/冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ喜多嶋凜は埼玉県秩父郡・神室幼稚園に赴任した。そこは16年前に幼稚園バスの運転手が幼児を複数殺害した事件を機に、保護者会の理不尽な要求を全て呑んでいた。その中でも三歳児クラスを担任することになった凜は理想を掲げ、保護者に叩かれながらも成果を上げていく。だが、保...
若月リラは都内カトリック系の女子高校3年生、18歳。母親のれい子は銀座の一等地でナイトクラブを経営している。れい子は40歳という年齢よりも若く美しく、リラにもそうあるようリラの容姿を管理していた。ある夜、れい子は車に死体を乗せて帰ってきた。これから山に死体を埋めに行くと言う。その夜からリラの人生は大きく変わり、高校卒業後は祖父の仇である資産家老人の愛人となり、老人を殺害するようれい子に指示される。こ、...
祈りと呪い/腐食と還元/絶望と希望/正の遺産と負の遺産物故物件の清掃や遺品整理を行うエンドクリーナーは、資産家の諏訪家邸宅を訪ねた。そこには三姉妹が揃っており、早くも遺産の争いが始まる。顧問弁護士から遺言状が明かされたが、翌日から発表された遺言状よりも後に書かれた遺言状が送られたきたと長女と次女から連絡を受け、遺品整理も請け負う五百旗頭は溝端に付き合うこととなる。やがて双方の遺言状の鑑定を依頼され...
外科医の速水秀悟は先輩医師のピンチヒッターで療養型病院の当直バイトに入り、ピエロの仮面を被り銃を持った男に病院を占拠される。だが、ピエロの行動には謎が多く、一方で院長や当直の看護師の行動も何かを隠しているようにみえる。速水は次第に院長たちの隠していることこそが、ピエロの目的なのではないかと疑い始める。そして、看護師の一人が殺害された。一般的な人質籠城ではなくピエロは1階に、速水たちは2階から上には...
憑依作家 雨宮縁縁の担当編集者・真壁の同期・森山が殺害された。続けて縁の支持者である書店員も殺害され、森山は真壁と間違われて殺害されたのではないか、犯人は縁の周りの者の殺害を続けるのではないか。怯える真壁だったが、それ以上に縁の怒りは大きく犯人を誘き出すため、出版記念インタビューという罠を仕掛ける。一方、真壁も独自に縁の過去を探り、正体を掴みつつあった。真壁の腹も座り、縁たちとの絆も徐々に深くなり...
作家と新人賞/作家とおカネ/作家と映像化/作家と執筆スタイル/作家と編集者/作家とインプット/作家とSNS/作家と戦略/作家と文学賞/作家と営業/特別鼎談新人賞を受賞し、作家としてデビューしても生き残っていくのは至難の業。5年生存率は5%以下だそうです。3作縛りもデビュー版元が3作目まで面倒をみてくれるという意味ではなく、3作目までにブレイクしろという意味だそうです。新人作家に向けるアドバイスのよう...
202X年7月9日。太平洋上を通過し日本の空港に自動操縦で着陸した航空機の乗客乗員は、全て衣服や荷物をそのままに消えていた。内閣府防災担当参事官である北沢は、素粒子物理学を専門とする雪子にアドバイスを求める。やがて報告があがった奇妙な壁の存在。調査に向かった雪子は、人体を消失させるその壁は日本列島の南北を網羅するように延び、日本列島に到達するのは7月13日であると計算した。勝手に、令和の『日本沈没』だと思...
あの家に呼ばれる:新社会人の報告/その家に入れない:自分宛ての私信/この家に囚われる:精神科医の記録幽霊屋敷と言えば幽霊の出る家という意味になる。では、家そのものが幽霊というものはあるのか?三津田は三間坂に訊ねられた。またもや三間坂の亡祖父の蔵から見つかった記録が送られてきた。空き地か誰かの住む家か、心宅療法中に密室から失踪した患者はどこに行ったのか、三津田と三間坂は怪異を恐れながらも紐解く。三津...
捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎折平署管内の有料老人ホームで殺傷事件が発生した。指紋で判明した実行犯は出所した土橋。ネットの記録では老人に対するヘイトクライムが疑われた。しかし、殺害された一人は、22年前に発生した老人連れ去り殺人事件の被害者の息子であることが判明する。表面上は人懐こい仮面を被り鴉以外の友人を持たない鳥越は、幼少期の苦い記憶も絡む土地で、所轄の伊丹と組んで事件を追う。事件はそこそこ複雑な...
べらの杜/うず山の猿/がんべの兄弟/まるの童子雪田は川辺のことを兄弟と呼んでいた。今日も命乞いをするおっさんの顔をスコップで潰すのも、死体の歯を抜くのも、手首から先を鋸で切り落とすもの全部兄弟がやってくれた。自分は指紋を焼いただけだった。兄弟は《がんべ》だから躊躇なくできると言う。ある日、敵対している組織の風俗嬢を殺害してしまった兄弟は追われる身となり、雪田は拳銃と食糧を持って川辺に会いに向かう。...
瀬戸優真は母の再婚に伴い世渡優真になり、関西から東京の世田谷に引っ越しをした。だが、夏を前に母が妊娠、義父の海外赴任も決まり、優真は義父の弟である叔父と白庄・小室邸で夏を過ごすことになる。その邸の裏の森は蛇蛇森といわれる神隠しの伝承があり、更には邸内を自分たち以外の気配が動く音が聞こえてくるのだった。ミステリとホラーの融合に人間の怖さを添えて。上手い具合に相殺して、境界線が誤魔化されてしまいます。...
永仁学園大学のイベントサークルの3名が拉致された。足の指を切断され拘束された彼らは、犠牲者を決めて2名で爪を剥ぐ、歯を抜くなどを命じられ、互いに傷つけ合う。一方、女子大生の残虐死体が発見され、捜査本部が立つ。被害者の交友関係を探る中に、被害者と拉致された大学生の罪が暴かれていく。これは浜真千代が主人公なんでしょうか。前作から一年後、浜真千代を彷彿とさせる被害者の状態でしたが、高比良はその気持ちを押し...
拝み屋念珠怪談 ①2019年1月、東京出張の相談客・裕木真希乃から怪談の取材記録を受け取った。以前の相談の時に、思いつきで怪談の収集を勧めたのだ。3年半のうちにそ集まった200話にも及ぶ取材記録を、氏が会談実話として再筆した一冊。『壊れた母様の家』を執筆中に、相談客から渡されたの間に取材した5冊の記録(2015年6月-2016年10月)をまとめたものです。そんな時に受け取ったものなんで何もないんですか?気付いたらあれとあ...
波都島での惨劇の後、烏有は過労で1週間入院、退院の日に輸入バナナの皮に滑って階段から転げ落ちた。結果、烏有の記憶から波都島が消え去った。気付くと烏有は神社を放火し、その焼け跡から他殺死体が発見される。連続殺人と連続放火、放火への脅迫状に加え、木更津悠也とメルカトル鮎の探偵にも絡む烏有。しかも、メルカトル鮎からは他の殺人事件の謎を解けとまで言われてしまう。放火犯であり、殺人犯は可能性としてなくはなく...
道警・大通警察署大通公園近くの交通事故に津久井は臨場した。死亡したIT企業のCEOは、ショッピングセンターで拉致され解放されて車から降りたところ中央車線までよろめき、トラックにはねられたらしい。一方、佐伯は事務所荒らしの現場に臨場し、その弁護士事務所には昨日死亡したIT企業のCEOの相談予約があった。佐伯たちが追うと、山林の伐採詐欺の手口が浮かび上がる。脳梗塞後、要支援一となった父親を引き取った佐伯。コロナ...
警視庁異能処理班ミカヅチ地霊のことわざ/地獄の犬日本各地の警察署に配属されている異能処理班との連絡係から、深刻な兆候の報告が急激に増加した。一方で、忌み地に建つ因縁物件の写真がネットに投稿されてしまい、その情報を潰す対応にも追われたいた。だが、投稿した男は翌日に写真を撮った場所で飛び降り自殺をしてしまう。忌み地の有象無象が漏れ出ないよう怪異の通り道を塞ぐ土門の技を、怜は目の当たりにする。徐々に異能...
序章/記録「三間坂萬造のノート」より/幕間/体験「三間坂秋蔵の夜語り」より/終章三間坂秋蔵から一冊のノートが送られてきた。やはり祖父の蔵から見つけたもので、祖父が参加した寺院の怪談会の記述から始まっていた。読み進めると記述が複数の人物を順に巡って、リレーのバトンのように手渡されたように筆跡も異なる記述が続く。しかも、記憶の中の人物にノートを渡すような奇妙な記述となっていった。読むことで怪異を体験し...
真宮和音の魅力に憑かれた6人の若者が、和音を中心に共同生活を送った和音島。和音が死亡したことで1年ほどの共同生活は終了したが、20年後に和音島に再び集う彼ら。その取材を任された烏有は、和音が彼らにとって神にも等しい存在だったことを知る。そして、雪の降り積もった夏の朝に首のない死体が発見、連続殺人の幕が開く。1998年8月に刊行された本書が、2021年10月に新装改訂版として刊行されました。『翼ある闇』で衝撃を受...
デタム通りの二十年/五千ドン、二十五円の路線バスがホーチミンシティの足になる/ベトナム料理に姿を変えたフランス料理/チョロンからはじまった「フランシーヌの場合」世代の迷走/コーヒーの花を求めてバンメトート/ハノイに漂う中国を歩く/田舎と都市の格差に潜む社会主義/在住者がすすめる週末ベトナムベトナムのガイドブックを読みたい。重さは軽めがいい。あ、文庫本だから軽いのでは?と中身も確認せずに読み始めまし...
他人の身体に触れてしまうと、特にその人が秘密にしたいような何かが視えるという体質ー能力を持つ久守。高校からの後輩である真野がボランティアをしている「ひだまり」を訪ねた時、そこから出てきた佐伯と肩が触れ、連続通り魔事件の被害者を視てしまう。佐伯が連続殺人犯なのか?能力を隠して生きてきた久守だが、未来を少し変えるため佐伯に近づいていく。幻視者の久守が視点人物となり、主に殺人者?の佐伯との絡みで進んでい...