自分はゲームは余りやらないのだが、新しく購入したパソコンにグラフィックボードが搭載されているので、Windows98の頃にOSについていた3D Pinball for Windowsをやってみたくなった。長らくWindowsから姿を消していたのだが、オンライン版となって復活していた。 ブラウザで行うゲームなので、インストールする必要はない。パソコンのキーボードを使用するわけだが、ノートパソコン付属のキーボードだと、ボールの打ち出し…
舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。
ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。 http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
博士の研究室には謎のロボットがいる。お茶も入れなければ手伝いもしない。役に立たないロボットをなぜ作ったのか、少年は不思議に思っている。そこで、さまざまないたずらをしたり、犬をけしかけたりしたのだが、ロボットは一向に何もしない。 一人になった博士は、ようやくロボットに仕事を命じる。日記を書くのが謎のロボットの正体だったのだ。ロボットに日記を書かせているなど、人には恥ずかしくて言えないというのだ…
19世紀フランスの詩人、小説家であるジェラール・ド・ネルヴァルをめぐるエッセイ集です。シュルレアリスムの先駆者であり、プルーストにも影響を与えたとされるネルヴァルは、夢と現実の世界を生きて珠玉のような作品を残しました。 ここでは代表作の「シルヴィ」「オーレリア」をはじめ、奇妙な寓話「緑の怪物」や、フランス革命で処刑されたカゾット、プルーストとネルヴァルのテキスト、無意識の世界に触れる方法などに…
昭和記念公園は、立川市と昭島市にまたがる広大な公園である。米軍立川基地の跡地を、昭和天皇在位50周年を記念して公園として整備し、一般に開放したものである。 まだ僕が20代の頃、友人たちと訪れた時は、だだっ広い芝生の緑地が広がっていること、サイクリングロードを自転車で乗り回したことぐらいしか印象に残らなかったのだが。 先日、昭和記念公園に紅葉を見に行こうと誘われたとき、「あれっ」と思ってしまった…
カルタとはポルトガル語のcartaに由来し、本来はトランプを含めた広義のカードを言います。キリスト教が伝来した頃、西欧人が遊ぶゲームを見て、国産のトランプ「天正かるた」が作られました。その後、百人一首や花札など、日本独自の物が考案されました。 子供の頃に遊ぶ「いろはかるた」は、「犬棒かるた」の名で親しまれていますが、遊びとともにことわざを覚えさせる意図があります。平成の世もいよいよ終わりが近づい…
博士は文明開発のロボットを開発した。助手のロボットを引き連れて、未開の星を目指した。着陸したのは猫の星だった。猫を文明化するのはハードルが高かった。そこで、まず猫を人間化することから手をつけた。 耳だけは猫のままで、服を着た猫人間ができて、社会を近代化したので、高層建築が建ち並ぶ現代の水準まで引き上げた。 これで当初の目的は果たしたとして、博士は猫人間の星を去ることになった。住民の代表が、…
芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 akutagawaron.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。 IEで…
宇宙船の中でアラームが鳴った。異常は貨物室で起きているらしい。どうやら、宇宙植物が侵入してきたようだ。蔓状の茎に入れ歯に似た口がついており、何でも溶かしてしまうという。 手で駆除できないので、ロボットに登場願うことにした。出てきたのは、小咄をするロボット、料理のロボット、指揮者のロボット、踊りのロボットと、役に立たない物ばかり。人間に近い最高級のロボットを呼ぶと、起きたばかりで寝ぼけており、…
認知症を患った老母と、結婚しない兄と妹、家に住み着いた猫の兄弟。童話「茶トラのシマちゃん」のモデルとなった一家の介護の日々を、ユーモラスなエッセイで表現してみました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 (一部の機種で開けない問題は、すでに解決しました。携帯端末でも開けるようになりました。近日中にpdf版をアップロードする予定です。)
男が氷結した湖に穴を開け、釣り糸を垂れていると、奇妙な壺が引っかかった。中から三つの願いを叶えてくれるロボットが出てきた。アラジンの魔法のランプから出てくる魔神の、ロボット版みたいである。 男が魚を出してくれと言うと、ワカサギが一匹出てくる。でかい魚と言うと、両手で支え持つほどのイトウが出てきた。最後に、この湖で一番大きな奴と言うと、巨大な怪魚が出てきて、湖の氷が割れて投げ出されてしまった。…
静岡県の大井川鐵道は、蒸気機関車の走る本線と、ダム建設のために作られたトロッコ列車が走る井川線からなり、鉄道マニアには見逃すことができない路線です。特に井川線は、日本唯一のアプト式区間を持ち、奥大井湖上駅など、絶景の秘境駅がある野趣あふれた路線です。また、周辺の寸又峡はダイナミックな渓谷に、長い吊り橋がかかり、森林鉄道の廃線跡も残る秘湯のスポットです。「大井川鐵道と寸又峡」ほか3編の鉄道関連の…
2020年のアメリカ大統領選挙では、外国勢力の介入や有効票の廃棄などで、共和党のトランプ大統領の票が盗まれて、民主党のバイデン大統領が誕生した。 しかし、本物のバイデンはすでに死亡しており、バイデンを演じているのは、複数の俳優だという。不正選挙だと認めたがらないディープ・ステートは、マスコミを操って、インターネットで流れる情報を、すべて陰謀論だと吹聴している。それは新型コロナウイルスのワクチンに…
アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが選んだ世界文学全集『バベルの図書館』について、自由な形で書いたエッセイを一冊にまとめました。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。元の作品を読んでいなければ分からないというわけでもないので、気軽に読み流していただければと思います。 以下のリンクからダウンロードし、保存してからお読み下さい。
遊園地の入口に案内嬢のロボットが立っていた。そこに地球を侵略しようとする宇宙人が現れた。宇宙人はロボットを地球人だと、思い込んでしまった。 まず、脅かすために笞で叩いたがびくともしない。銃で撃っても弾を撥ね返してしまう。奥の手はスケベなおじさんのセクハラで、女の子の腋の下をくすぐるというものだった。 ロボットだから、当然何も感じない。それを見た宇宙人は、地球を侵略する意欲を失ってしまった。…
日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。 自作の小説をパソコンですぐに開けるpdf形式で配信します。以下のリンクをクリックすると開きますので、パソコンに保存してご覧下さい。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモ…
博士の研究室をお金持ちのエヌ氏が訪れた。身の回りの世話をしてくれるロボットを譲ってもらい、別荘で働かせることにした。ロボットはおいしい夕食を作り、優美な女性に変身してエヌ氏を楽しませたが、突然、機関銃をぶっ放す。エヌ氏は命からがら逃げ出した。 それ以来、ロボットは事件を起こすので、エヌ氏は代金を返せと博士に迫った。それに対して、ロボットは故障していない、あの方がずっと人間的で、人を退屈させな…
日本語における連体修飾節では、名詞の前に修飾する語句が来る。実際の例を挙げて説明しよう。 例 母が作った料理はおいしい。 修飾される名詞(料理)は、文法用語では「底の名詞」と呼ばれる。 それに対して、英語では名詞の後に修飾する語句が来る。 例 Dishes(which)my mother made are delicious. 英語など欧米の諸言語の多くは、修飾する語句を、どんどん後ろにつなげられるから、修飾する部分が…
いやがる俺は、ロケットに乗せられて宇宙空間に放り出された。体温が下がっていき、死を待つばかりになった。気がつくと、蛙の顔をした宇宙人の星に、連れてこられていた。人道的な扱いを受けて、地球に送り返してくれるらしい。 俺はいやだと言った。地球という星は危険だ。俺をこんな目に遭わせるのを見れば分かるだろう。あなたがたの星も危険にさらすに違いない。 宇宙人は可能性を否定しながらも、地球を破壊するミ…
スペース・ミュージックの世界を紹介します。ここでは、ニューエイジ・ミュージックや、催眠性のある音楽だけではなく、広く宇宙のイメージを喚起する音楽についてですが。 冨田勲のシンセサイザーによる《宇宙幻想》、NHK特集『銀河宇宙オデッセイ』のサウンドトラック、意識変容の信号ヘミシンクを組み込んだアルバム、スペインの若手音楽家マックス・コルバッチョのアルバム、ホルストの《惑星》とNASAの宇宙探査機が…
火星帰りの青年は、地球の習慣が変わってしまったのに当惑している。どのように振る舞ったらいいか分からないので、無線のイヤフォンを装着した。その場面にふさわしい態度や会話を、ささやいてくれるサービスだった。 久し振りにバーで友人と再会した青年は、ささやきに指示されるまま振る舞うことで、すべてをうまくこなした。そこで、サービス会社に礼に行くと、指示していたのはコンピューターであることが分かった。 …
高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。その詩は自らの戦争体験や動植物、猫や蝶などへの共感、家族、とりわけ母、高野ことへの思いを中心につづられています。中でも『定時制高校』や『川崎』などは、各種の新聞でも取り上げられまし…
まともに働かず、酒ばかり喰らっていたエヌ氏は、お金に困って魔法に頼ることにした。黒魔術を研究して、悪魔を召喚する方法を試みた。 現れた悪魔に対し、エヌ氏は壱万円札を一万枚作るように頼んだ。それを銀行に持っていき、預かってもらうことにした。行員はどこでこの大金を手に入れたかと問い質した。というのも、持ち込んだ壱万円札はすべて番号が666666だったからである。これは悪魔の数字666を重ねたものであり、…
小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
無人探査機スタービジョンが、パル星探査に出かけた。人類がそのまま住める環境で、選ばれた者のリゾート地になると期待されていた。 ところが、パル星に到着すると、薄暗い空に焼け焦げたような風景、岩蔭からは骸骨が現れた。強力な放射能が検知されたことから、核爆発が起きたことが分かった。火山弾がスタービジョンに衝突して、中継は中断されてしまった。パル星は桃源郷どころか、反ユートピアだったとして、人類によ…
臨死状態から生還した男は、シリウスから来た宇宙人だと主張する。当惑する妻の愛情で、かつての記憶を取り戻していくが、夜の間に見る夢は、日本の危機的状況を警告するというSF風の現代小説です。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
N氏は日常生活での不満を訴えるだけで、保険金が下りるという契約を結んだ。野良猫で眠れないとか、砂糖入れが剥げたとか、好みの女性に無視されたとか。政治への不満による心労、年齢による若さの衰えでも保険金が下りる。ただし、保険金が下りるといっても、一件当たり百円単位では、一体何の足しになるのやら。 対応する社員の心労は、極限に達している。それでも、顧客が毎月支払う金はかなり高いので、こまごまとした…
『電子本を作ろう!』(ePub)の第5版を公開します。ジャストシステムの「一太郎2016」に関する新情報を含んだ増補版です。ePubやmobi、およびpdf形式で作るノウハウを解説します。電子書籍の形式について説明した後、文章を書いていく上での注意点、ファイルの作成方法、公開の仕方などを順に述べていきます。 第五版においては、「一太郎2016」で追加された機能のほか、ePubの固定レイアウトとPDFの違い、ePubの脚注の問…
妻が「こん」としか言わなくなった。狐憑きになってしまったとして、夫は妻に付き添って病院で診察してもらった。身体からデータを取ったところ、精神的ショックでひきつけを起こし、思考停止に陥っていることが分かった。 注射を打つと、妻の意識が戻り、何がショックだったか明らかになった。「承知しないわよ、今度浮気したら」と妻は口走る。これで一件落着というわけだが、星新一らしいひねりがない。 注射を打った…
本州にもこんな美しい風景があったのか! 立山、室堂高原、黒部峡谷鉄道の旅を、写真とエッセイで紹介します。現地で撮影した峡谷や高山の自然を、高解像度の写真で収録しました。リフローの電子書籍ePubで提供いたします。約9メガありますので、通信速度が遅い場合は時間がかかります。 以下のリンクからダウンロードしてください。 tateyama.epub
他人の未来が分かる男がいた。「運命予測診断所」という看板を掲げ、他人の未来を読んで、生活を立てていた。高校受験、結婚、悪夢など、相談される内容はさまざまで、よく当たると評判を呼び、多数の客が押し寄せていた。 男は他人の未来を読むのに疲れ果てた。「俺の未来を教えてくれ」と絶叫すると、地震が起こって驚く。このドラマを見て、小泉八雲の『日本の面影』所収「占の話」を思い出した。いくら他人の運命を読む…
私は日本が植民地状態を脱し、真の独立を遂げることを願う者である。日本は幕末にイギリス女王の支配下に入り、連合国に敗戦してサンフランシスコ平和条約で形式的に独立を回復したのちも、実質的にはアメリカ軍政下に置かれたまま現在に至る。真の独立を回復しないうちに憲法改正を行うことは、現在の植民地状態を永続させることにつながる。 したがって、日本が真の独立を遂げるまでは、国民は一切の憲法改正を拒否すべき…
男が夜道を歩いていると、宇宙人がUFOを取り出した。巨大化したUFOは宇宙人を吸い上げて、どこかへ行ってしまった。びっくりした男は、通りかがりの女性に話す。すると、女性もUFOを取り出して、それに乗って去ってしまった。 男は交番に駆け込んだが、交番でもUFOが取り出され、警官も飛んで行ってしまった。これは小泉八雲の『怪談』の「むじな」がねただと思った。「のっぺらぼうが出た」と、夜鳴き蕎麦に駆…
日本詩人クラブ、俳人協会会員だった高野邦夫が、一九八七年(昭和六二)に、芸風書院から刊行した『高野邦夫句集』を原本にし、俳句に詳しくない読者向けに、ふりがなと多数の注を加えました。多摩丘陵の自然、日常生活の幸せ、工場地帯の風景、闘病生活、文学への思いを綴った句集です。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍…
主人公のトーマス・アンダーソンは、ソフトウェア企業に勤める社員だが、ネオと名乗るハッカーでもあった。ある日、彼は自身がAIに支配された奴隷であることを知らされる。現実だと思っている社会は、AIが作り出した仮想現実に過ぎず、そこから人類を解放する救世主であると告げられる。 AIからの支配と戦うために、彼は工作船の中に身を置きながら、仮想現実で敵と戦うための力を身につけていく。仮想現実と言っても…
佐渡を旅した青年が、夜の海に浮かぶ漁火を眺めながら夢想する物語です。舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞し、「青空文庫」にも収録されています。表紙と「青空文庫」に書いたあとがきも加えました。パソコンですぐに開けるpdfファイルなので、保存してからご覧下さい。特にfirefoxの場合、ブラウザのまま開かずに、pdfを保存してからにしてください。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモ…
伊豆の天城山隧道(旧天城トンネル)は、川端康成の「伊豆の踊子」、梶井基次郎の「冬の蠅」、松本清張の「天城越え」の舞台として知られています。三十代半ばの頃に旅した記憶をつづった文学エッセイです。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
人間には言葉など要らないと信じている医師がいた。拾った女の赤ちゃんを、言葉を一切使わずに、愛情を注いで部屋の中で育てていた。少女は幸せそうに見えたが、社会性を奪われた愛玩動物のようだった。 あるとき、医師が事故に遭った。代わりに使用人が食事を持っていき、「今日は帰ってこない」と言ったが、少女には伝わらなかった。医師がそのまま亡くなると、少女も絶食したまま息絶え、魂は天に昇っていった。 医師…
ロバート・モンローが開発した脳波誘導の技術「ヘミシンク」によって、変性意識の世界を誰でも体験できるようになりました。 ヘミシンクは能力開発、自己実現に用いられてきましたが、最近《ゲートウェイ・エクスペリエンス》のWave�Z日本語版が発売されました。これは死後の意識を擬似的に体験するプログラムで、来世への中継点とされる「フォーカス27」まで収録されています。それについて得た印象をまとめてみました。 …
女性はいつも犬の夢を見ていた。犬は野原を寂しげに歩いており、何かを探しているようだった。いつしかその犬が好きになってしまい、焦りに似た感情は、目が覚めた後も残るようになった。その後、女性はある男性と結婚した。それとともに、犬の夢を見ることはなくなった。 あるとき、夫は女性に結婚前に見ていた夢について話した。自分が一匹の犬になって何かを探してさまよっていたというのだ。夫の方も結婚を境に夢を見な…
我が家で飼ってきた犬や猫、ウサギ、プレーリードックのほか、虫や鳥など小動物について書いたエッセイや短編をまとめてみました。 どれも短い作品ですので、動物好きの方は手にとって読んでみてください。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
お気に入りの腕時計に、主人公は愛情を感じている。男というものは、自家用車やオートバイ、コンピューターなどを、偏愛したりする。まるで自分の恋人のように。 ところが、愛情をかけているのに、時計は遅れてしまい、乗る予定だったバスに乗れずに、旅行に行かれなくなってしまう。男は購入した店に時計を持っていく。ところが、この時は正常に動いている。 実は、旅行で乗るはずだったバスが、転落事故を引き起こして…
おじさんがネコと暮らしていた。ある日、宇宙船が玄関先に現れる。おじさんは気絶してしまう。その間に、宇宙人はどんな生物とも話ができる機械を使って、ネコに事情を聞くことにした。 ネコはおじさんのことを奴隷と呼んだ。真面目に働き、食事の世話をしてくれる。また、毛づくろいやネズミを追いかけるなど、日常の暮らしについても話した。 宇宙人は地球をネコが支配する星だと考えた。こんな平和な生物が支配する星…
夏目漱石の『吾輩は猫である』のパロディーです。のらネコの兄弟が母親に見捨てられた後、もう若くない兄妹と老母の家に棲みつく中であった事件を、ユーモラスに描きました。子ネコが成長する姿を楽しんでいただけたらと思います。ネコ好きの方は、ぜひご覧ください。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されま…
Painterというソフトは、写真から油絵やデッサンなど、プロ顔負けの絵を作成する。それだけでも驚いていたのだが、現在は元の写真がなくても、言葉を入力するだけで、AIがその言葉から絵を自動で描いてくれるほどである。 さまざまなソフトがあるが、LINEのアカウントが必要だったり、広告が表示されたり、一部有料だったりする。海外製のソフトの場合、安全性が危惧されることもある。ここではブラウザで操作でき、無料…
夢と幻想の世界を300字のショートショートにまとめた『夢現万華鏡』が生まれ変わりました。今回はさらに20数篇を増補しました。 古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界のほか、現実の社会を風刺した話も収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。以前にダウンロードされた方も、ぜひ増補版をご覧下さい。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロ…
限定戦争やパンデミックによって、2050年までに40億人の徒食者を地上から消す。最終的には扱いやすい10億人に人口を減らす。そのうち5億人は、何の疑問も持たずに服従する中国人と日本人で構成する。 意図的に食糧危機と水不足を起こして、300人委員会の意思に従わせるのが、世界の支配層の計画であり、これに断固として対抗していかなければいけない。 https://t.me/LadyD_Q17/374 「青空文庫」の作家、高野敦志の…
漁師が蛸を捕まえた。すぐに食べずに、台所の桶に入れておくと、野菜が減っていた。蛸が食べたのだろう。蛸はご飯や大根、豆、卵なども食べた。酒を飲ますと、変な踊りをして眠ってしまった。 蛸を連れて漁師は海に出た。蛸に教えられた所では、魚がたくさん捕れた。皮膚が乾いたので、ガマの油を塗ったところ、毛が生えてきて可愛くなり、子供の遊び相手として評判となった。 漁師が百歳近くで亡くなったとき、蛸も海へ…
チベット旅行記『懐かしのチベット』の続篇です。2000年(平成12)の夏に、チベット人が居住する青海省から甘粛省にかけて旅した記録です。今回は日本人は僕一人で、中国人のガイドと運転手の三人で行動しました。『青海の白い雲』と名づけることとし、エッセイ「チベット人との語らい」を加えました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Qingha…
ロックされた物を開けるのは、かつては鍵や暗証番号ぐらいだったが、最近は顔や指紋の認証が使われるようになった。ただ、これも安全性は十分ではない。顔写真を元にしたゴムマスクを作れば、本人になりすますことは可能だし、指紋だったら、寝ている間にスマホの画面に当てられれば、解除されてしまう恐れがある。 このドラマでは、本人しか知らない合い言葉を言うことで、鍵を開ける方法が使われている。ただ、声の質は考…
チベットの自然と文化に触れた心の旅を、紀行文の形でまとめました。古代チベット王の霊廟や宮殿、ヤルツァンポ川の流れ、チベット仏教の寺院、神秘の湖、ポタラ宮とダライラマの離宮などを巡りました。付録として西安の大雁塔、楊貴妃で有名な華清池、始皇帝陵についても触れました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Tibet.epub iT…
花の大好きな花子は、モグラを飼い慣らして、草や木の世話をさせれば、世界中が花でいっぱいになると思った。アイデアを描いていると、絵が風に飛ばされてしまった。 絵はある島の研究所に届いた。研究者たちは、これを本国からの指示と誤解して、花を咲かせるモグラをロボットで実現した。本国からやってきた役人は、こんな物を作る奴らはバカだと言い、研究所を取り壊してしまった。 島は無人となったが、ロボットのモ…
僕の青春時代から数年前に至るまでの全4回、東北を旅した紀行文です。東北は江戸時代までは、広大な地域が、陸奥・出羽の2国にしか分割されていませんでした。長らく日本人にとっては、最果ての地だったからです。 ここには、旅の先々で感じた思いやイメージがつづってあります。エキゾチックな感覚にとらわれるのは、僕だけではないでしょう。そこには寡黙ながらも、懐の深い自然があります。気軽に読めるものと思います…
伊豆の天城山隧道(旧天城トンネル)は、川端康成の「伊豆の踊子」、梶井基次郎の「冬の蠅」、松本清張の「天城越え」の舞台として知られています。三十代半ばの頃に旅した記憶をつづった文学エッセイです。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Tunnel.epub ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下…
宇宙人が植物を採集する目的でやって来た。子供たちが協力してくれたので、お礼に何かしてあげようと言った。大人たちは賄賂など、悪いことばかりしているから、何とかしてほしいというのが、子供たちの願いだった。 しばらくして、宇宙人は子供たちを探そうとしたが、なかなか見つからない。地上では数十年の歳月が流れ、約束した子供たちは、すっかり大人になっていたからだ。宇宙人との約束など忘れて、煩わしいとしか感…
19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。以前、「緑の怪物」の…
地球では核戦争が勃発していた。大気圏外から見ていた宇宙人は、「心を込めたプレゼントを受け取るがいい」と言って、謎の立方体を投下する。 中からリスのような巨大生物が出てきて、地上を闊歩し始める。それに対して、当初は覇権争いを続けていた人類も、力を結集すべきだという声が上がり、一致団結して怪物退治に当たる。 宇宙人は核戦争が収まったのを見て、プレゼントが功を奏したと喜ぶ。平和の使者として愛玩動…
山田洋次の映画『男はつらいよ』の最新作「お帰り 寅さん」をはじめ、「少年寅次郎」とそのスペシャル版、「贋作 男はつらいよ」など、最近の情報を増補しました。 山田洋次の『男はつらいよ』は、葛飾柴又を舞台にテキ屋稼業で全国を旅した車寅次郎を描き、国民的な人気を博したシリーズです。寅次郎が訪れた土地や、ヒロインについて感じたこと、思い浮かんだことをまとめてみました。制作された全作品を年代順に並べ、…
女性がハンドバッグを奪われる。犯人は若い男らしいということしか分からない。ただ、女性の手には犯人の髪の毛が残されていた。 警官に何とか捕まえてほしいと訴えていると、そこに怪しげな男が現れる。藁人形と五寸釘を持っていて、髪の毛さえあれば、相手を呪うことも可能だというのだ。そんなことあるかという警官の髪の毛を、藁人形に巻き付けて五寸釘で刺すと、警官は痛みで七転八倒する。 効力が分かったところで…
伊豆で過ごした梶井基次郎の生と死への思い、宇野千代や三好達治との交友関係を、美しい伊豆の自然を背景に描いた小説「厚い掌」を、電子本ePub3形式(縦書き)で配信します。 以下のリンクからダウンロードしてください。 atsuitenohira.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該の…
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自分はゲームは余りやらないのだが、新しく購入したパソコンにグラフィックボードが搭載されているので、Windows98の頃にOSについていた3D Pinball for Windowsをやってみたくなった。長らくWindowsから姿を消していたのだが、オンライン版となって復活していた。 ブラウザで行うゲームなので、インストールする必要はない。パソコンのキーボードを使用するわけだが、ノートパソコン付属のキーボードだと、ボールの打ち出し…
境内には飯盛山で自決した白虎隊の若者の霊が、弁財天とともに祀られている。そこからさらに山道を上った所に、白虎隊の若者の墓がある。その精神の貴さにイタリア人も感動して、右方にローマ市寄贈の碑が建てられている。 最後に見学したのは、会津武家屋敷である。すでに午後四時半になっていた。入るとすぐに、柔道をしている二人の銅像があった。西郷四郎の像である。会津藩家老西郷頼母の甥で、養子になった人物である…
While brainwave-inducing audio like the Monroe Institute’s Hemi-Sync or i-Doser is now well known among younger generations, back in the 1990s, a groundbreaking artist named Henry Kawahara was creating a series of innovative albums that pushed the boundaries of consciousness and sound. Rather than simply guiding brainwaves, Kawahara’s works blended ambient music with environmental sounds, cr…
モンロー研究所のヘミシンクやi-doserなどの脳波を誘導する音声は、今の若い世代にも知られているが、1990年代にはヘンリー川原というアーティストが、多数の画期的なアルバムを発表していた。単に脳波を誘導するだけでなく、音楽に環境音などをミックスして、他に類を見ない没入感をもたらした。八幡書店でかつて販売していたブレインマシン「スターゲーザー」のプログラムを作成していたのも、ヘンリー川原である。 若い…
イーロン・マスクが言うように、今まで陰謀論と言われていたことの多くは真実だった。東日本大震災は2011年3月11日に発生したが、2+0+1+1+3+11=18=6+6+6で悪魔の数字になる。三陸沖で核爆弾を三発爆発させて、大津波を引き起こしたものだという。核爆弾だけでは巨大地震は起きないとされるが、仙台沖で自然の地震が発生したのに合わせて、核爆弾を発生させれば、巨大地震を装ったテロは可能だと言われる。それに関しては、福…
電子書籍の執筆でルビや傍点を使いたい人にとって、一太郎のテキスト出力機能は非常に便利である。また、ワードで作成した文章を一太郎として保存し直す場合にも、この機能は役に立つ。そこで今回は、ルビ・傍点付きテキストの扱い方を整理することにする。 まず、一太郎で作成した電子書籍を改定する場合だが、ePubの表示がくずれてしまうことがある。手動でタグをつけているわけではないので、対処に困ってしまうのである…
長年闘病生活を送ってきた宇宙物理学者H博士は、ブラックホールの謎について研究していた。無神論者であったので、人間は死ねば消滅するだけだと信じていたのだが…… 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Uchubutsurigakusha.epub ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windows…
音楽アルバムの中には、サブリミナル音声が含まれている物がある。耳では聞こえないが、無意識には到達するように、暗示的なメッセージが組み込まれているのである。それが人々を勇気づけたり、励ましたりするものならまだいいが、中には危険な内容をサブリミナルで組み込んでいる物がある。 そのCDはリッピングすると、ヒーリング効果がなくなるとか、機械が異常動作を起こすとか書いてある。コピーコントロールCDのよ…
MQAはMaster Quality Authenticatedマスターテープと同等の音質を持つと認められたファイル形式で、サイズをコンパクトに圧縮できる技術だが、日本ではe-onkyoがQobuzに吸収されることで消え、MQA-CDのリッピングが分かりにくいことで敬遠され、欧米でMQAファイルを配信していたTidalが、日本では契約できなかったことで、MQA関連の機器が普及しなかった。 MQAに関心を持った音楽マニアがMQA CDをデコードせずに聞くと、通…
石段を上り切ったところに、さざえ堂があった。高村光雲が本所の五百羅漢寺で見ていたのと同様で、さざえの貝殻に外観が似ている。本所にあったさざえ堂は、明治の初めの廃仏毀釈で壊され、中に祀られていた観音像も下金屋に二束三文で売られ、溶かされてしまうところを、高村光雲が数体守った話が残っている。 飯盛山のさざえ堂は、建物自体は保存されているが、廃仏毀釈で正宗寺が廃寺となり、厳島神社の境内にあることか…
都議会議員選挙の開票が進み、小池都知事が率いる都民ファーストの会の圧勝に終わりそうだ。その結果については、二つの可能性が考えられる。都民の多くが無知で、都民ファーストが中国人ファーストであることに気づかずに投票してしまったのか、もしくは期日前投票が大幅に増加したことから、大規模な票のすり替えが行われたかである。 仮に不正選挙が行われた場合、どのような結果がもたらされるのか。以前と同様に、何ら…
抹茶を飲んでいる時間はないので、大急ぎで鶴ヶ城入口のバス停に向かった。今度はハイカラさんという青い循環バスが乗る。飯盛山に向かうためである。 飯盛山下で下車した。エスカレーターには乗らずに、大回りしていくと、猪苗代湖から水を引くために掘られた隧道の門から、勢いよく水が流れてくる。きれいで冷たそうな水である。完成までに二百年近くかかったらしい。手掘りで山をくり抜いたわけだ。芦ノ湖の深良水門のよ…
その後、実際に鼓氏のクリスタルボウルの演奏に入った。マットに体を横たえると、スタジオの明かりがほの明るいほどに落とされた。クリスタルボウルを叩くと、その縁をなぞっていくことで、波動がどんどん高まり、部屋全体に広がっていく。その音が消える前に、次のクリスタルボウルが叩かれ、皮膚を通して肉体を震わせる。クリスタルボウルは七つのチャクラに合わせて調律されているというが、音の振動が伝わるたびに、チャク…
川崎市内のヨーガスタジオで、アンチエイジングのためのボイストレーニングと、クリスタルボウルの演奏会があるというので、普段は通っていない自分も参加してみた。 最初は床にマットを敷いて、ヨーガの体操を行った。慣れない姿勢が多かったのと、体が硬いのとでちょっと大変だったが。 次いで、講師で演奏者の鼓みか氏が、人の声について話された。人間は自分の声を耳からと同時に、骨の振動から聞いている。録音した…
MYPIN AVビデオキャプチャボックスの録画ボタンは、USBメモリの速度に関係なく遅い。パッファローのUSB3.0なら、exFATでの録画は確認できたが。録画ボタンと録画停止ボタンが同じなので、一回録画ボタンを長押ししたら、録画が始まるまで1分近く待たなければならない。録画が始まった段階で、ビデオの再生を開始するようにする。録画が始まると左下に録画ボタンが表示されるとともに、上に鍵の表示がされてロックがかかる。録…
文学者と神秘主義は、必ずしも無縁ではありません。深層意識への探究は、狂気と隣り合わせです。そもそも、想像力が働くようにするには、どうすればいいのでしょうか。そういった問題を、脳波誘導という側面から探っていきます。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Gojigen.epub ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です…
メモリはexFATのフォーマットに対応と書いてあるのだが、exFATで録画できない場合は、USBメモリをFat32にフォーマットし直してから録画するようにする。Windows11ではFat32へのフォーマットはできないので、MiniTool Partition Wizard Freeをインストールして、USBメモリのフォーマットを行った。 https://www.partitionwizard.com/free-partition-manager.html 説明書は英語で書かれている。英語が読めない人は、使い方…
VHSビデオには2025年問題というのがある。耐用年数は30年程度なので、すぐにデジタル化しておかなければ、かつての映像を二度と見られなくなる。VHS搭載のビデオデッキはすでに製造が中止されており、自宅にない場合には、中古を購入するしかない。 VHSのデッキとBlu-rayのデッキを接続して、VHSの映像をBlu-rayで保存するという方法がある。最も容易ではあるが、重いデッキをそのたびに移動し、配線をし直さなければならな…
会津を治めた蒲生氏から、最後の会津藩主松平容保までの肖像画や写真が飾られていた。幕末の動乱の年譜、禁門の変で長州が朝敵になり、京都守護職の松平容保の配下である新撰組が、池田屋事件などで長州藩士の恨みを買い、大政奉還、鳥羽伏見の戦いなどを経て、戊辰戦争に巻き込まれるまでの史実が説明されていた。 白虎隊の少年兵も敗退し、生き残った者が飯盛山に登ると、鶴ヶ城が夕日を浴びて赤く見えた。ついにお城も焼…
これはステファン・ベックが、八幡書店の武田崇元の協力を得て制作したサイケデリック・ビデオの傑作である。ソーマというのはサンスクリット語で、古代インドの神酒を示し、不死の妙薬とされている。漢訳仏典では甘露と表され、悟りの境地を象徴したり、阿弥陀仏と同一視されたりした。その一方で、高揚感や幻覚作用も持つとされている。 このビデオは、そうした作用のもとで得られるイメージを、映像と音楽で表現したもの…
安倍政権が大手新聞の経営者と会食するようになって、新聞記事、とりわけ政治関係の記事を読む気がしなくなった。かつては教師の多くが購読し、大学入学試験にも出題された某大手新聞の、政権に対する忖度と変節が顕著になり、新聞をほとんど読まずに、再生紙としてリサイクルするようになった。 新聞というメディアに対する国民の不信感が増幅したこと、誰でも情報を発信でき、世界中のニュースをいち早く知ることができる…
トランプ大統領が狙撃され、一命を取り留めた。犯人の二十歳の青年は、その場で射殺された。今回の事件で、アメリカにおけるトランプ復活と、バイデン失脚が一般の日本人にも認識された。バイデンが偽者だという理解までには至らなくても、少なくとも役に立たない耄碌老人であり、トランプ復活は不可避だという認識が、日本人にも広がってきたのだろう。 その一方で、欧米人の中には、トランプ氏を毛嫌いする若者がいること…
急な木の階段を上ると、二階は展示室になっていた。歴代の文吉の写真や、日常使われていた火鉢、鉄瓶、出土した小舟や縄文土器、埴輪などが飾ってあった。それだけではない。中国やエジプト、ペルシャの絵画などもあった。 庭を巡っていった。今は白藤や八重桜が咲き誇っていた。紫の藤はまだだったが、四月の下旬には満開を迎え、ライトアップも行われるという。古代蓮の池もあったが、まだ刈り取られて新芽は出ていな…
認知症を患った老母と、結婚しない兄と妹、家に住み着いた猫の兄弟。一家の介護の日々を、ユーモラスなエッセイで表現してみました。 今回は作者自身による朗読でお届けします。ファイルはmp3で6megabyteあります。以下のリンクからダウンロードしてください。 mother.mp3 iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→…
最も素晴らしかったのは大広間で、戸を取り払った縁側に向かうと、池や大岩、小さな滝が並ぶ日本庭園が、巨大な生きた絵のように広がる。京都の禅寺か、大名屋敷にいるかのようだ。時が経つのを忘れて、しばらく見惚れていた。わざわざ山深くに足を踏み入れなくても、この庭を眺めているだけで心が癒される。 これに匹敵する日本庭園は、禅寺以外では、甲府の常磐ホテルぐらいだろう。皇室御用達のホテルで、将棋の竜王戦も…
東京都知事選挙は、投票が締め切られた午後8時に、小池百合子氏当確というニュースが、テレビで一斉に報道された。実際に開票しないで、どうして当確が分かるのか。事前調査や出口調査に基づいているからと言われるが、調査対象を当選させたい人物の支持者に偏らせれば、いくらでも調査結果は偽造できる。さらに、期日前投票の票はすり替え可能である。滋賀県甲賀市では、有効票が焼却されるという事件も起こっている。 http…
ウォークマンが優れているのは、ハイレゾの再生、CD音質の疑似ハイレゾ化ばかりでなく、マイクロSDによって収録できるファイルの容量を大幅に拡張できる点である。 長年ウォークマンは、音楽を聞くことにしか使ってこなかったが、ウォークマンには、FMラジオを聞いたり、語学学習する機能もついている。ただ、どうやって使うかは知らなかった。音楽と同様にリッピングして転送するだけでは、語学学習用のファイルとし…
アメリカ大統領にトランプ氏が復帰するのを妨害するために、戦争屋は鳥インフルエンザH5N1を、予定通り流行させるつもりらしい。これは人に感染するように、鳥インフルエンザを遺伝子操作したウイルスだという。 新型コロナウイルスは、鳥インフルエンザH5N1と比べれば、はるかに毒性が低いもので、未接種の高齢者が感染しても、死亡率は1%程度のものだった。新型コロナウイルスで多数の死者が出たのは、人間の遺伝子を改…
クラブで出会った男性とキスしたら、発熱して嘔吐したり、女優がキスシーンで湿疹が出たり、唇が腫れたりという事態が生じている。これは日本人の9割が、遺伝子を改変するmRNAワクチンを接種したため、当然予想された事態である。ワクチンは遅効性の猛毒で、血栓、心筋炎、脳出血、ターボ癌、ヤコブ病などを引き起こす。 シェディングという現象で、ワクチン接種者からワクチン未接種者へ、ワクチン後遺症が感染する現象で…
上沢海博物館ですべての乗客が降りてしまった。「何でもっと駅の近くに作らなかったんだろう」と友人が言ったが、豪農の伊藤家の屋敷を、そのまま北方文化博物館にしたのである。 徒歩二分だというが、塀の手前に空堀があった。神社の前を通ると、右手に浄土真宗の光圓寺があった。かつてここには、沢海代官所と旗本知行所の屋敷があったそうだ。 左手に駐車場と入口があった。松の巨木が並び、苔むした見事な庭木の間を…
薬局で買い物をしていたら、アイスクールリングというものを見つけた。「つけた瞬間冷!」というキャッチフレーズなので、試しに買ってみた。 いかにも涼しそうな、氷をイメージしたデザインで、28度以下で固くなるので、使い終わったら、クーラーの効いた部屋で冷やすなり、水道水につけるなり、冷蔵庫に入れるなりすればいい。 首に巻いて使うわけだが、ひんやりとして冷たすぎず、三時間ほどで内部が液体に変わった。…
関東は昼過ぎまで雨だそうだが、新潟は午前中快晴に近かった。今日は風が弱いし、気温も昨日よりは高い。といっても、厚手のセーターを着ていてちょうどいいくらいだから、南関東だとひと月前の気温だろう。 朝食はバイキングだった。品数が多く充実しており、どの料理もおいしかった。部屋に戻り、ベッドの上で少し休んだ。部屋の片づけをしてチェックアウトした。十一時ちょっと前に、バスセンターに行った。2番乗り場で…
ホテルおおくらは、日本各地だけでなく、中国やヨーロッパにもあり、高級ホテルでリビングも立派である。今回は朝食のみをつけてもらったので、夜遅くに買い物に行くことにした。寝心地のいいベッドに横たわると、熟睡してしまった。 友人に起こされた。もう十一時半になっていた。新潟ラーメンを食べに行こうということになったが、もう間に合わないかもしれない。味噌ラーメンのまごころ亭は、バスセンターの先、新潟駅の…
万代橋に向かっていた。今日泊まるホテルオークラは、信濃川の向こう岸にある。以前、写真で見たとき、河口近くの信濃川は、中国の河川みたいに幅が広いと感じた。でも、正面にホテルが見えたとき、意外に川幅は狭い気がした。ところが、いざ川岸に来ると、信濃川の川幅と水量に圧倒された。岸は垂直に落ちており、だぶんだぶんという水音が聞こえる。それだけ深いんだろう。 「多摩川が洪水になったときみたいだね」と友人が…
青春時代から初老に至るまでの全5回、東北を旅した紀行文です。今回は五能線、龍泉洞、浄土ヶ浜、三陸鉄道を巡った記録を増補しました。 ちなみに、表紙の写真は白神山地の十二湖で撮影したものです。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「メニュー」から「新しいAcrobat Readerを無効にする」をクリックして、Acrobat Readerを再起動した後、「表示」から「フルスクリー…
レプリコンワクチンの治験が始まり、すでに日本では4000人が接種し、5人が死亡し、有害事象が多数発生している。それ以来、満員電車に乗っていると、シェディングで発疹したりする恐れがある。シェディングで外国人の体内に入り、アメリカや中国にもレプリコンワクチンの危険が広がる恐れがある。 Clinical trials of the Replicon vaccine have begun, and 4,000 people have already been vaccinated in Japan, with f…
弥彦線はすいていた。二つ先の吉田止まりだった。何でこんなに区間が短いのか。吉田で越後線に乗り換えて、新潟駅に向かった。一時間近くもかかるらしい。荷物を背負って歩いたので、腰への負担を感じていた。寝不足だったこともあり、そのまま眠ってしまった。 新潟駅に到着した。バスセンターカレーは、新潟市民に絶大な人気があるので、友人はぜひ食べたいと言っていた。ただ、もう三十分を切っているので、品切れで食べ…
自民党が憲法改正発議を、近日中に行おうとしている。憲法改正によって自衛隊が憲法に記述されると、平和憲法が実質的に上書きされて、朝鮮半島や台湾で戦闘が始まった場合、自衛隊が最前線で参戦することが可能となる。緊急事態条項によって、言論の自由が制限され、選挙は無期限に延期され、アメリカと同じように、徴兵制が復活するだろう。男女平等の観点から、女性への徴兵も検討されるのではないか。 憲法改正の国民投…
にがりは豆腐を固まらせるときに使うもので、一般人には無用と考えていたが、どうもそうではないらしい。 第二次世界大戦後、アメリカは日本を弱体化させる政策を取り続けた。給食がパンと牛乳になったのは、日本人の体力の元である米と和食の消費を減らし、日本人の体質に合わない小麦と牛乳を、子供たちに強制するものだった。 一方、専売制だった塩は、塩田をすべて潰して、電気分解の塩だけを流通させた。ほとんど塩…
対馬の和多都美神社では、境内で喫煙して吸い殻を投げ捨てた韓国人に、神社側の職員が注意すると、暴言を吐いて脅されたり、境内の池で大人と子供が投石したりの悪態に、悩まされ続けている。 https://x.com/azumiwamiya/status/1800152612047904785 長崎県警に礼拝所不敬罪で取り締まってほしいと神社側が訴えても、その程度で逮捕はできないという返答。この問題に悩まされ続けた神社側は、韓国人立入禁止の措置を執った…