前回記事で亜属間の交配相性度の表を更新したが、このデータをもとにして系統樹が作成できることに気づいたので試しに作ってみる。 交配相性度は0〜1の値を取り、0なら全く交配できず、1なら亜属間のどの種も交配可能ということを意味する。 そこで、表の中で最も高い交配相性度のペアを抽出しそれをまとめ上げていくUPGMA法という簡単な方法で系統樹を推定した。(ペアの間の距離は、交配相性度の逆数として定義) Pseudovriesea亜属は交配数が少なすぎるのでいったん無視するとして、残りの系統樹は各亜属の地理的分布も考慮すると割とよく説明できている。 というのも、Tilla..
前回記事で昔の会報の記事を載せていましたが、いろいろあり2023年版に再集計しました。 ・Allardtia亜属がTillandsia亜属に統合、Pseudalcantarea亜属が属に昇格 ・ionantha var. vanhyningiiが種に昇格、ほか種に昇格したものやシノニムなど ・データ集計ミス… 交配の相性などがガラッと変わるわけではないですが一応。 集計に使用した種の総計 亜属間でとりえる交配の組み合わせ 集計した交配数 交配相性度 交配相性度(区分版)※閾値はデータ見ながらいじっていますので会報版と違います ..
たまーに某掲示板で話題に上がるので、某会報に投稿した亜属間交配についての記事を転載します。(私が書いたもので、もう数年前のものなのでよいかと) 以下が記事です。 ■交配グラフの解析 インターネットで情報公開しているサイトから、交配例を 740 例ほど集め、Tillandsia属の交配の相性について調べてみることにしました。情報は以下のサイトを元にしています。 ・Bromeliad Society International ・Florida Council of Bromeliad Societies ・THE BROMELIAD SOCIETY OF AUSTRALI..
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