逃亡者は北へ向かう - 柚月裕子 44冊目。 29〜5日。 雪がちらつく3月の東北—。震災直後に殺人を犯してしまった真柴亮。 一通の手紙を手に北へ向かう途中、家族とはぐれた子供と出会う。 一方、刑事の陣内康介は、津波で娘を失いながらも真柴を追う—。 震災の混乱のなか、ふたつの殺人事件が起きた。 逃亡する容疑者と追う刑事。ふたりはどこへ辿り着くのか—。 (紀伊国屋書店「内容説明」) 重かったわ、この物語。 震災のことが鮮明に描写されていて、 読んでいて辛くなってしまうくらい。 東日本大震災、津波。 生活していた人たち。 そして家族を探す人たち。 震災の混..