コロナは日本人のいびつな精神構造を白日のもとにさらした。不幸にしてコロナに感染したひとに差別の石つぶてを投げつける。命がけで患者を救おうとする医療従事者にも差別の矛先をむける。世界のおおかたの地域(とりわけ先進国)では、患者は気の毒な被害者であり、医療従
ろくに仕事をせずテレビ鑑賞とツイッターで一日の大半をすごすだけで大統領をやっていられる幸せを長続きさせたいのだろう、トランプは再選に意欲を燃やしているが、コロナのおかげで経済やばい、黒人の人権運動に白人優越主義者まるだしの態度で臨んだせいでやばいという二
新型コロナ問題への「対応が優れている」という印象構築に成功し、ここへきて支持率を伸ばしているとも伝えられる下司トラは、この勢いを駆って選挙に勝つのだろうか。一般に天災のたぐいは現職にとって有利に働くことが多いから驚くにはあたいしないが、ほんとにそうなって
トランプがウクライナの大統領と妙な約束をしたことが事実であれば、弾劾は当然だが、今回の民主党の決断はかなり危険な賭けだ。調査の結果どれほど強力な証拠があがったとしても、共和党優勢の上院が弾劾決議に至るとはとても思えないからだ。この件がコケたら、トランプは
インターネットの時代、世界のどこにいても日本のテレビを好きなだけ見て、日本の空気のある部分をリアルに知ることができる。もともとは見る習慣のなかったワイドショーにチャンネルを合わせてみたら、いまどきのワイドショーって芸人が幅を利かせてるのな?司会にコメンテ
個人的な好みとしてトランプのような下司には我慢がならず、なにより反アメリカ的であることから、まったく認めていない。たが彼を支持する人たちについては、さまざまな事情があってのこととして理解してきた。ただし、移民を親にもつ議員は「じぶんの国」に帰れという暴言
世界の果てまでイッテQ!のお祭り企画に“有罪判定”が下されたが、俺はそうでもないと思っている。「多くの視聴者が番組に求める約束に反したものだったと言われても仕方がない」とBPOはいうけれど、いったいあの番組は俺たち視聴者にどんな約束をしていたのか?視聴者
アメリカでは近ごろ妙なクセが流行っていて、困ったことに俺にもその気持ちがよくわかる。YouTubeには「角栓抜き」という人気ジャンルがあってだな、ふさがった毛穴を開いて内部にたまった皮脂をニュルニュルと押し出す映像をひたすら見つめる人がいるのである。皮膚科医など
5月場所を見ていてつくづく感じたのは、小さな力士の相撲はやはり面白いということ。小兵(こひょう)力士は、体格で劣るぶん研究熱心で、多彩な技を繰り出すからだ。一方で大型力士だが、ここで引き合いに出すのは気の毒だが、かつての横綱曙は体重233kgの存在感を誇
トランプがイギリスへ行くと反トランプのデモが行われ、倫理的にもあれほど問題のある人物に対して健全な反応といえるが、日本にはそういう空気がほとんど(一切?)なかったように見える。やはり日本でのトランプ人気はホンモノだ。主な理由はトランプが仕掛けた対中貿易戦
思わぬことで無名のひとのつぶやきが拡散したのは、性犯罪に甘い社会への怒りを多くの人が共有しているからだろう。野田市の小学4年生が父親に殺害される前に性的虐待を受けていた件、児童相談所がそのことを把握していたことについて「虐待が1回だけだったので重く見なか
nonta さん、ありがとうございました。新ブログへのリンクをご希望でしたらメルアドをお知らせください!oosaka kara さん、どのようなエラーかわかりませんが、こちらではメルアドを頂いていますので、リンクをお知らせします!
引越し先でのブログを開始しました。以前に書いた理由により、足あとを最小限にするため、ここにはリンクを置きません。ご興味ある方はページ下方の「コメントする」「コメントを書く」にメルアドを記入してください。リンクをお送りします。「名前」は、abcなどテキトー
衝撃的な内容だった。「日本人と天皇」というNHKスペシャル、まったく角度のついていないタイトルからして、いったい何をやるんだろうと思っていたところ、メディアとしていま絶対に伝えておかなくてはならないことを見事に言い切る番組となっていた。前半は皇位継承にと
航空便で来た荷物にはせんべいが含まれていたが、量はたいしたことなく、かなり節約しないとすぐになくなりそう...てなことをつぶやいていたら、箱がひとつ届いた。われらがゆうパックである。日本から来たのである。
任地に到着してから5週間、途中ホテルから「わが家」に移りはしたが、スーツケースで持ち込んだ身の回り品だけでは生活しにくく、ストレスは順調に溜まっていた。で、ついに航空便が到着。わずか3箱とはいえ、高さ80cm(事務机は約70cm)もあって結構な量が入って
番外編をたらたら書いていることが何よりの生存証明だけど、結局どうなったのかについてここでキチンと報告しないのもなんだか収まりがわるい。到着後、6週間のホテル暮らしと告げられてゲンナリしていたところ、俺の必死の祈りのせいかかみさんの人徳によるものか、3週間
「わが大統領ドナルド・トランプは、ここに住んでいる」とトランプサポーターが誇らしげに示したのは、残念ながらホワイトハウスではなく、リンカーン記念堂。白い柱が建ち並ぶところは似ているが、まったく別の建物だ。「低学歴層」として括られることの多いトランプ支持者
ワシントンDC発のエミレーツ航空機が着陸したのは、ドバイだった。本来であればここで一晩を過ごし、翌朝の便で任地へ向かうところ、合宿から引越し、そのあとホテルを転々とする生活でヘトヘトになった体を休めるため、リゾート地として知られるドバイに数泊することにし
やられた!と思った。任地までの移動で乗ったエミレーツ航空、預け入れ手荷物の重量制限がえらく厳しくなってたぜ。2019年2月4日以後に発券されたチケットで乗る場合、以下のような感じ。エコノミークラス、しかも割安な「Special運賃」の話な。
任地には着いたが、入居することになっている住宅にまだ先住者がいるため、俺たちは6週間にわたるホテル暮らしを強いられている。スーツケース4個の持ち物でひと月半を暮らす難儀を強いられるなか、助かるのはホテルに朝食がついていること。外国人ビジネス客向けのわりと
ワシントン・ダレス国際空港でヒコーキを待っている。アメリカでの暮らしを綴る目的で始めたこのブログには、いったんキリをつけることになる。始めたのは2012年1月で、いつのまにやら7年がたった。いったいどれほど書いてきたのかと思って調べてみたら、投稿1740
日本ではエホバの証人の信者さんによる輸血の拒否が知られているが、堅い信条によりクスリや医療をいっさい拒否する人たちがアメリカにはけっこういる。もしもそういう人があなたの隣人になったら何が起きるのかという話。ある発展途上国では感染症が蔓延しており、駐在する
よく晴れ渡ったが強風の吹き荒れた日、俺たちは妙な行列につらなってとあるビルディングへ入って行った。ドライブスルーのハンバーガーや結婚ではない。9ドルを払ってやってもらうことがあった。
結局うちでは払ったチップについての論争、話を単純化して書いたが、実際にはもう少しこみいっている。この件、最初は引越し屋さんに「ランチを出すのがいいか、チップとして渡すのがいいか」という質問から始まった。万事に余裕のない現場でのランチの用意は負担が大きいの
引越し業者が派遣してきた作業員は3人で、リーダーともうひとりがヒスパニック、残るひとりがアフリカ系。彼が同僚とかわす言葉のなかに、グヘッと驚く情報がふくまれていた。40代もなかばかと思われるその黒人は、こう言った。「俺ぁこの仕事10歳のときからやってるん
引越し荷物を出した翌日、朝起きたら右の手首が痛かった。内側にはわずかに曲がるものの、外側に反らすことがまったくできず、動かそうとしただけで激痛が走る。見れば手首とその周辺が妙に腫れあがっている。やっちゃった...?
とんでもないコンディションで引越しに突入した。前の週、大寒波が押し寄せるなかでのトレーニングキャンプは、底冷えのする教室と野外訓練、あらゆる専門用語が猛烈なスピードで飛び交う授業での集中維持にヘトヘトになったうえ、ホテルの寒さ・エアコンの爆音・体に合わな
ケージに閉じ込められ、自由に遊ぶこともできず、ひたすら子犬を産まされていた「繁殖犬」が、悪徳ブリーダーから捨てられ、運よくレスキュー団体の手で保護され、新しい飼い主にめぐりあったという話題。むぎちゃんというその子(推定7歳)は、遊びや散歩の楽しみを知らず
合宿、なかなかシンドイ。俺なんて単なる家族なのに、職員が危機に際してどう行動するのかという職業上の高度な訓練にも洩れなくつきあわされ、英語ネイティブじゃないことにもまったく考慮してもらえないこの感じはなんなんだ。そのうえ講師は授業を超特急で飛ばしていくか
首都を離れてはるかな道をドライブし、西方のとある地をめざした。大地のうねりがどこまでも続いてダイナミックだ。ただし制限速度いっぱいで走っていると、上り坂の頂点を過ぎたところでふわりと体が浮く感じが気持ち悪い。ラリーカーだったらこんな直線では時速200km
不確定要素はあるものの、来月はじめの家財送り出し、中旬の赴任という想定(笑)で動いている。現地から宿舎の割り当てが知らされ、日当たりはよくない(ダイニングルームは昼間も電灯が必要な北向き)が、スペースだけは無駄にあるアパートであることが判明。広くはあるが
いよいよアメリカもここまで来てしまった。トランプは「壁」建設を正当化するための国家非常事態宣言を準備中らしいが、メキシコ国境から不法移民がちょろちょろ入ってくる程度のことが非常事態だなんて呆れて物も言えない。これほど荒唐無稽なでっち上げが多くの国民から支
インプラントの歯医者通いもついに終盤をむかえ、今日は前回入れた「2階部分」の型をとってきた。2月上旬に出来上がってくる義歯を入れて終了。の予定。ところでこの歯医者はホワイトハウスにほど近く、わけても政府関連機関の多い街区にあるのだが、今日はガラガラだった
そんなもの外国人に見ていただく必要のないどぎついエロが、ようやくひとつ街頭から消えることになった。東京オリンピックに向けて4年前から勝手に心配していた件だが、それから2年後の2017年にミニストップが成人向け雑誌の販売停止を表明。今年になってセブンイレブ
こういってはナンだがロシアの情報サイトから来た話なので眉にツバをつけるとしても、世界の住宅の室温を比較したとき日本がダントツに低いという調査結果には妙な説得力がある。極寒ロシアの24度に対し、日本は10度。寒いところほど猛烈に暖める傾向があるとはいえ、こ
ニューヨークでホームレスの人たちに支援物資を詰めたバックパックを渡す活動をしている人がいて、クリスマスイブにひとりの男に出会った。その男はイスラム教徒の移民でシャー・ジャハーンと名乗ったが、この名は17世紀ムガール帝国(現インド)の第五代君主にしてタージ
ようやく「西郷どん」最終回。東京出張などの間にたまっていた録画がようやくハケたわけだが、がんばって観ただけのことはあって、なかなかいいドラマだった。もちろんドラマ的誇張はあるものの、西郷のあの大きなからだに蔵されていた巨大な人間愛を描き出すこころみは十分
一見かたい話だが、実にわかりやすい構造がある。イアン・ブレマーは、トランプ大統領の出現以前からアメリカがリーダーの座を降りたあとの世界を描く一連の「Gゼロ本」を大ヒットさせた国際安全保障分野の物知りだが、学者というよりは商売人であり、メディアが(とくに公
土壇場で保護された野犬モニカは、9匹の子を産むには産んだ。だが、クリスマスから新年にかけて生まれたその子らのうち、いま生き残っているのは2匹のみだ。9匹きょうだいはいずれも身体が小さく、弱々しかった。
おまえんちならダイコンデビューだろとか言われそうだが、なんのなんの正真正銘あの掃除機を買ったぞ。掃除機といえばアメリカへ来てすぐに一台買ったが、アメリカンブランドの巨大なくせに吸引力いまふたつ+ホースひんぱんに脱落というしろものだったから、当時結婚したて
希望的観測というのは、やればやるほど後になってガッカリ感におちいやすいからそこそこにしておきたいが、新年への思いをこめて一発。下司トラが自主的に退場してくれる可能性の話だ。早ければ年内にも退陣するかもしれないと語ったのは、共和党息子ブッシュ政権で働いた経
昨夜かみさんの同僚のあいだに流布された情報によれば、先週受け取った給料(2週間ごとに支給)を最後に、今月は支払いがないもよう。政府シャットダウンはゆくえの目途が立たず、だんだん洒落にならなくなってきた。いま周囲で何が起きているのかというと...
6月に顎の骨の造成手術を受け、10月にインプラントが入ってから3ケ月。インプラントと骨の癒着が進んだところで、やっとこさ次の段階に進んだ。進んだが終わってはいない。おれ6週間後にはアメリカを去るんだが、間に合うのかなあ。それはさておき、今回はインプラント
去年、ワシントン州シアトルで癌のため63歳で亡くなったアラン・ナイマンは、とんでもないヒミツを隠していた。ソーシャルワーカーとして地域の恵まれない子供たちのために働いていたナイマンは、州の社会福祉サービス局に勤め、そこそこの給料を受け取っていたが、暮らし
ドイツに住む友人は、6歳の娘と公園を散歩中、ふと振り返ったら娘の姿が見えなかった。おやっ...少し戻ってみると、娘は知らない人の墓に手を合わせていた。
歳の納めくらいは穏便にまとめたいところだが、当方腹立ちのマッタダナカに居るため、むしろ毒の掃き出しは年内に。連邦政府にはOPM(人事管理局)という機関があって、何十万人という職員の人事や福利厚生などの制度をつかさどったり、大雪で役所が臨時休業になるとき職
「壁」の建設費用はメキシコに出させるというトランプの荒唐無稽なホラのつけがまわってきて、米国民のための政府機関の多くが停止した。おかげさまで我が家の政府職員も出勤停止。1月上旬に受け取る給料こそなんとかなりそうだが、その次はかなり怪しい。政府からは有難い
今うちには人さまをお呼びできない。こんなんなってるからだ。
ことし一年、途切れることなくフォスターペアレントとして奮闘してきたBさんは、今月になって最後の子が旅立ち、ひさしぶりに一息つきながらクリスマスを迎えることになっていた。買い物のためクルマを走らせていたBさんに届いたのは、野良犬の保護を求めるメッセージだっ
最後の晩は、甘やかす時間がいつもより長くなった。抱かれるなり速攻で寝落ちする姿が、たまらなく愛らしい。
二代目ソフィアは順調に回復している。手術を受けた日は就寝までぼんやりしており、おいホントにだいじょぶか状態だったが、翌朝は顔をあわせるなりピョンピョン飛び跳ね飛びながらの大歓迎、手を差し伸べれば全力でぶつかってくる元気ぶり。術後1週間は激しい運動を控えさ
朝7時すぎ、うちから30分ほどの動物病院に到着。流れ星のような飛行機雲に、きょうのソフィアの無事を祈った。昨夜からの俺たちの緊張を察知してか落ち着きのなかったソフィアは、結局朝までキュウキュウと鳴きどおしだった。
いかにも幼い子だと思っていたら、やはり二代目ソフィアは我が家へ来たとき満6週間だった。45頭を一気に引き渡す現場では細かいことを尋ねる余裕がなかったが、その後レスキュー団体が公開した情報で知った。(なお、ワンコ紹介のページへ行っても現在ソフィアの情報は見
行き先が風土病の多い地域なもので、米国政府は赴任者とその家族にいっぱい予防注射を打ってくれる。注射の日が近づくにつれ、かみさんの緊張が目に見えて高まっていった。針を刺されると気絶しやすい体質からくる苦手意識もあるが、予防注射をめぐるでっかいトラウマがある
二代目ソフィアを南部ミシシッピから連れてきたレスキュー団体とは、今回はじめてのお付き合いだ。そうなった理由のひとつは、去年の春から手伝ってきた団体に対して少し思うところがあること。もうひとつは、違う団体のやりかたを体験することで、動物レスキューの見聞を広
ソフィアが到着した晩、翌朝早く勤めに出るかみさんは寝室に、俺は居間の安楽椅子におさまった。腹の上にはスリングにおさまったソフィア。スリングをとても気に入ってくれ、入るとすぐに大人しくなることがわかったので、この態勢で一晩すごすことに決めた。ただ、いつなん
寒風が吹く日曜の朝、ペット用品店の前に集まった数十人が、事のはじまりを待っていた。1500km先の南部ミシシッピ州から45頭のワンコが到着する。飼い主が決まるまで彼らを預かるフォスターペアレントたちの群れに俺たちも加わった。これまでお手伝いしてきた小規模
感謝祭の日にたずねた義妹の、そのまた妹宅まで家具を配達した。ふたりの子供がどんどん育つにつれモノがどんどん増え、収納に苦労するようになっている家なので、うちの中古家具でも喜んで受け取ってくれた。家具ったって IKEA だからちょろいもんで、ドライバーひとつであ
うちで働いているあいだは異性との付き合い禁止という職場があったら、若い男女は働きたがるだろうか。イメージを売るアイドル商売であれば恋愛禁止もなんのそのと飛び込む若者はいるだろうが、工場や建設現場といった普通の職場がこんなんだったら誰も来ないだろう。だが、
渡米したばかりのころは、感謝祭が終わる11月末からあらゆる場所で24時間クリスマスソングがかかるのに閉口したものだが、慣れというのはオソロシイもので、だんだん平気になってきた。それどころかクリスマスソングかけっぱなしのラジオをまずまずの気分で聞いていたり
赴任前になるべく解決しておきたい体の不調を診てもらうため、かみさんを職場から診療所まで送った。その道すがら昼飯どきになったので、不案内な地域だったが旨いものをググっていや Yelp! って一軒の魚屋をめざした。そこはワシントンDCの北東部、重犯罪率がめちゃ高く、
満を持して新しいマットレスを導入したのはちょうど1年前のことだが、このたび新しいのを買うことになった。前のやつと仲が悪くなったりどこかへ捨ててきたわけではない。海外引越しの貨物は、劣悪な環境での保管と荒い扱いのため破損したりかびたりというトラブルが多いが
ふたつのことにガッカリしている。ワンコの負担を減らすため、客室に連れ込めるサイズを探していたのだが、赴任先はその方法での入国を禁止しており、俺たちと同じ便か別の便で貨物として運ぶしかないことが判明。なんで貨物室はOKで、客室はNGなのか。ブタとイヌ穢れた
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