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京やの覚え書き https://ameblo.jp/kodaira-kyouya/

東京都小平市の悉皆・呉服専門店「染と呉服京や」の三代目、猪上勝也のブログでございま す。

着物の歴史や文様の話。 呉服製作の技法の話。 呉服屋の日常、仕事の話。 着物、帯、襦袢、コート、羽織などの 着物コーディネートのコツをはじめ 着物の選び方や揃え方の話。 しみ抜きや洗張りなどのお手入れの話。

染と呉服京や
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住所
小平市
出身
小平市
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2012/01/05

  • 肌着の丈が短い!

    おはようございます、京やの勝也です。 うちの嫁さんが「どうして肌着は半端に短いの!」とブツブツ申しておりました。どうやらトイレの後などにウエストのあたりで端が…

  • 袋帯を生き返らせる西陣

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日に続いて帯の話です。 織物の産地としてあまりにも有名な京都西陣。 新しい織物を織っているだけと思われがちですが当然の…

  • 柑橘類と箔の帯

    おはようございます、京やの勝也です。 西陣の方との話の中で箔の変色の話が出ました。 ご存知の方も多いと思いますが金箔や銀箔が使われている帯の場合みかん等の柑橘…

  • 流水に片輪車

    おはようございます、京やの勝也です。 今年は初夏の暑さがなく過ごしやすい日が多く感じますがこれから気温が上がり身体がついていくのが大変な季節に入ります。ここで…

  • 日本文化は全国共通?

    おはようございます、京やの勝也です。 「日本文化」と言ったとき実は奈良、京都、江戸など限定的な地域の文化だったりします。政治・経済の中心が文化の中心になるのは…

  • 見えない帯芯

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は帯芯について。 帯芯は塩瀬やちりめん地の帯では芯の硬さで形を作りますのでなくてはならないものです。 最近の帯は袋帯…

  • 古典世界の夏の模様

    おはようございます、京やの勝也です。 図録や資料に載っている江戸時代の小袖の夏物を見ているだけで涼しさを感じます。 植物模様としては「秋草」が中心です。夏を過…

  • 「応仁の乱」と「西陣織」

    おはようございます、京やの勝也です。 西陣織の「西陣」は応仁の乱の西軍の将、山名宗全の陣が由来となっています。 将軍、足利義政の後継問題や近畿の守護大名の家督…

  • 畳む仕事

    おはようございます、京やの勝也です。 呉服屋ですので着物や襦袢、帯、コート等キレイに畳むことも仕事のうちです。 お納めのとき寸法確認を兼ねて広げてお召し頂くこ…

  • 濡れた雨コートの扱い

    おはようございます、京やの勝也です。 雨の日の着物姿に欠かせないのが「雨コート」ですね。最近ではシースルーなどの薄くて軽い生地もあり携帯にも便利で好評です。さ…

  • 雨コートの寸法

    おはようございます、京やの勝也です。 たまにお得意様から「雨コートが縮んでしまった!」とのご連絡を頂き、伺うことがあります。寸法を測ってみると縮んではいません…

  • 赤色は若い人だけの色?

    おはようございます、京やの勝也です。 「もう若くないから赤い色は…」と、敬遠される方がいらっしゃいます。 年齢的にふさわしくないとのお考えのようですが少しもっ…

  • 浴衣、お風呂前と後の違い

    おはようございます、京やの勝也です。浴衣の話です。浴衣の時には肌着と裾除けは必要ないと思っている方がいらっしゃいます。「温泉のときには肌着は着ませんでしょう?…

  • 涼感とシボ

    おはようございます、京やの勝也です。 これからの季節生地で「涼」を感じるための工夫のひとつに「シボ」があります。肌に当たる部分を「面」ではなく「点」にすること…

  • 飛び柄小紋の裁ち合わせ

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は裁ち合わせの話です。 小紋着尺の柄付けの中に「飛び柄小紋」があります。無地場に小さめの柄がポーンポーンと間隔をあけ…

  • 夏帯の見分け方

    おはようございます、京やの勝也です。 6月に入り帯と襦袢は夏物を先取りできる季節になっていきますね。襦袢も着物も染帯も絽や紗、夏紬、麻などひと目で「夏物」と分…

  • 男女で違う羽織の考え方

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は男性の羽織について。 暑さに合わせておしゃれ使いが多いと「先取り」が当たり前になってしまいますが正式には6月は単衣…

  • 袷の着物のお手入れを

    おはようございます、京やの勝也です。単衣の季節に入りましたのでここで今までお召しになった「袷せ」の着物のチェックをして頂きたいものです。衿のファンデーションや…

  • 6月の先取りについて

    おはようございます、京やの勝也です。 近年は気温の高さに合わせて6月は全て夏物という考え方もあるようですが盛夏用の透ける生地はもう少し後にして「透けない単衣の…

  • 単衣に衣替え

    おはようございます、京やの勝也です。 6月に入りました。教科書的には着物は「袷せ」から「単衣」に衣更えです。 教科書的とは「正式な」「あらたまった」席というニ…

  • お薬と着物の変色

    おはようございます、京やの勝也です。 汗や汚れ方は人それぞれ。今日はお薬と着物の変色についてです。 古くからのお得意様で心臓病を患っている方がいらっしゃいまし…

  • 小物、肌着類のこと

    おはようございます、京やの勝也です。 京やが扱う品物は着物や帯はもちろんですが帯締め帯揚げ、履物などの小物や肌着、裾除け、帯板、帯枕、紐類、足袋など多岐にわた…

  • 縮緬の着物はご注意を

    おはようございます、京やの勝也です。 絹の着物にとっての「天敵」は何といっても「湿気」です。 桐の箪笥も和紙のたとう紙も湿気の多い日本の気候から大切な品を守る…

  • 無事にお開き

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日までの京や皐月の会はおかげさまで無事にお開きとなりました。お越しくださったお客様には心より御礼申し上げます。 着物談…

  • 【最終日】京や皐月の会

    おはようございます、京やの勝也です。 本日は「京や皐月の会」の最終日でございます。 ZONE着物デザイン研究所、京都矢代仁、東京友禅の佐藤洋宜氏の作品をご覧い…

  • 【二日目】京や皐月の会

    おはようございます、京やの勝也です。 本日は「京や皐月の会」の二日目でございます。 ZONE着物デザイン研究所、京都矢代仁、東京友禅の佐藤洋宜氏の作品をご覧い…

  • 【初日】京や皐月の会

    おはようございます、京やの勝也です。 本日は「京や皐月の会」の初日でございます。 ZONE着物デザイン研究所、京都矢代仁、東京友禅の佐藤洋宜氏の作品が主ですが…

  • 明日から「京や皐月の会」

    おはようございます、京やの勝也です。 明日24日から26日日曜日まで恒例の「京や皐月の会」を致します。 今年は京や創業65周年ということでZONE着物デザイン…

  • 裾模様

    おはようございます、京やの勝也です。 黒留袖のことを「裾模様(すそもよう)」や「江戸褄(えどづま)」とも呼ぶのですがご存知でしょうか。 現在の黒留袖は前衽から…

  • 胴抜きの着物について

    おはようございます、京やの勝也です。 「胴抜きの着物」について。とは言いましてもお客様用に胴抜きの着物を仕立てたことがほとんどありません。実は、戦前から大阪・…

  • 男袴の仕立て方

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日は袴の生地でしたのでその続きです。男袴の仕立て方について。先ず「本袴」。本袴は現在、一般的に正装とされる仕立て方で袴…

  • 男袴の生地

    おはようございます、京やの勝也です。 男袴の話です。 袴生地の素材には絹、化学繊維などがあります。 また、正絹の中にも御召袴や紬袴、絽袴などがありますが代表的…

  • 箪笥の整理

    おはようございます、京やの勝也です。 最近増えているお仕事の一つが箪笥の整理のお手伝いです。 捨てて惜しくない品なのか。残して大切にした方が良い品なのか。今後…

  • 人のサイズ

    おはようございます、京やの勝也です。 自宅でのお茶の稽古日前の掃除中の話。 掃除をしていると日本建築は本当に良くできていると思うことがあります。例えば畳に膝を…

  • 粋にしないコーディネート

    おはようございます、京やの勝也です。 気温が上がる今頃からの季節は中間色の着物や帯がなんとなく暑苦しく感じるようです。そのせいか単衣の着物夏の着物は比較的白っ…

  • 浴衣の色

    おはようございます、京やの勝也です。 ここ数年浴衣の色もカラフルになってきました。 「浴衣」というよりも木綿や麻の「夏着物」というイメージです。 紅型調の色柄…

  • お誂えの浴衣の良さ

    おはようございます、京やの勝也です。 京やでは反物からお客様の寸法に合わせて仕立てる「誂え浴衣」だけを扱っております。 既製品の場合「大は小を兼ねる」というこ…

  • 振袖の仕立直し

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は「振袖の仕立て直し」についてです。お母様の振袖をお嬢様の寸法に仕立て直すことはとても素晴らしいことです。「古くて恥…

  • 6月から9月の結婚式の参列

    おはようございます、京やの勝也です。 感染症の影響で延期されていた結婚式がほぼ元通りに開かれるようになってきました。 さて、これから袷から単衣・薄物へと衣替え…

  • 紬は礼装にならない?

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は少し専門的な話です。 よく「紬は普段着、おしゃれもの」とか「紬は礼装の席にはふさわしくない」といわれますが、この言…

  • 裏に凝る文化

    おはようございます、京やの勝也です。 「江戸っ子は裏に凝る」といわれますね。見える部分は地味にして見えないところに贅を尽くすおしゃれです。江戸時代質素倹約の風…

  • 御所解文様

    おはようございます、京やの勝也です。 代表的な文様の一つに「御所解文様(ごしょどきもんよう)」があります。薄鼠地御所解文様附下げです。四季の草花や雲取り、建築…

  • 香と着物2

    おはようございます、京やの勝也です。 着物姿の方とすれ違う時にフワッと良い香りがすると嬉しくなるものです。 これが鼻にツンと刺激があるような防虫剤の匂いがした…

  • 香と着物1

    おはようございます、京やの勝也です。 香は仏教とともに渡来したので日本初の理解者は聖徳太子とされています。淡路に漂着した「燃やすと匂いがする不思議な流木」を「…

  • 透ける生地のコート

    おはようございます、京やの勝也です。 ゴールデンウィーク最終日。今日は暑さとコートについて。 今は透ける生地のコートの季節です。コートは「防寒」と思いがちです…

  • 端午の節句について

    おはようございます、京やの勝也です。 本日は「端午の節句」です。 端午の「端」は「始まりの」という意味で「午」は「十二支のうま」です。 陰陽五行説の「寅」を一…

  • 登竜門

    おはようございます、京やの勝也です。 明日は「端午の節句」です。 京やオリジナルの手描友禅と江戸刺繍による「飾り友禅・登竜門」。 まさに登竜門をくぐらんとして…

  • 紗袷の着物について

    おはようございます、京やの勝也です。 今月の5日は「立夏」です。この立夏から「紗袷せ」の季節に入ります。「紗袷せ」の着物は模様を染めた「絽(ろ)」の生地の表側…

  • 男袴について

    おはようございます、勝也です。 男袴について。「本袴」は一般的に正装とされる仕立て方で袴専用に織られた仙臺平(せんだいひら)を代表とする縞の生地や紬、御召の生…

  • 五月の鯉の吹き流し

    おはようございます、京やの勝也です。 「江戸っ子は皐月の鯉の吹き流し」といいます。口を開けてしゃべりもするが腹は空っぽ(悪意がない)という江戸っ子の気質を言う…

  • コートや羽織、洗張りのあと

    おはようございます、京やの勝也です。 古いコートや羽織は当時の流行もあり丈が短いものが多いです。 今はどちらも長めの丈が好まれていますので洗張りして少しでも丈…

  • 左前の指摘

    おはようございます、京やの勝也です。 良かれと思った親切心が思わぬ結果を生むことが多々あります。 例えば「左前(ひだりまえ)」という言葉があります。着物の前合…

  • Sサイズの草履

    おはようございます、京やの勝也です。 近年女性の身長も伸び、体格も良くなっていますが足のサイズも大きくなってきています。 草履もLサイズからLLサイズ、クイー…

  • 紬の洗張りと仕立替え

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は紬の洗張りと仕立替えについて。タイミングの良い洗張りは紬を生き返らせる効果があります。洗張りは簡単に言うと仕立て上…

  • 男物の着丈

    おはようございます、京やの勝也です。 男性の着丈の話です。 最近街中でも男性の着物姿を拝見することが増えまた御来店下さる男性のお客様も増えて本当に嬉しく思って…

  • 帯締め帯揚げ「夏物もある」

    おはようございます、京やの勝也です。 少し早めですが帯締めと帯揚げの「夏物」についてです。6月を過ぎると帯や襦袢が夏物になって行きますね。それに伴って小物もレ…

  • 藤の花の文様について

    おはようございます、京やの勝也です。藤の花の文様について。 日本にも古くから自生していましたが山の中では蔓が木に悪さをするので駆除する対象だったそうです。また…

  • 着丈の変化について

    おはようございます、京やの勝也です。 着物の寸法で背の高さに合わせる部分を「着丈(きたけ)」といいます。 背縫いの衿付けから裾までの長さと肩山から裾までの長さ…

  • 水に弱い絹

    おはようございます、京やの勝也です。 絹は水に濡れると弱くなる性質の素材です。濡れたところを擦ると毛羽立ってしまい光の反射角の影響で白く見えるようになります。…

  • 日本人の足の裏

    おはようございます、京やの勝也です。気温が上がってきて靴の中が気になる日もある季節になってきました。 今日は日本人の足の裏について。 整体の先生から聞いた話で…

  • 絞りの帯揚げについて

    おはようございます、京やの勝也です。 「絞りの帯揚げ」について。絞りの帯揚げといえば振袖用を思い浮かべる方が多いと思います。 総絞りの振袖用の帯揚げです。 何…

  • 白の帯締めと帯揚げの使い方

    おはようございます、京やの勝也です。 黒留袖用にお持ちの白の帯締めや帯揚げ。 黒留袖専用と思っていませんか? そうだとしたら勿体無いです。 確かに帯締めと帯揚…

  • 百花の王

    おはようございます、京やの勝也です。 牡丹の花は中国・唐の時代から「百花の王」として格付けされます。 高貴で華やか、そして豪華でめでたいまさに皇帝にふさわしい…

  • 紋付の着物について

    おはようございます、京やの勝也です。 紋付の着物について。 紋付の「紋」は「家紋」です。家紋を入れた着物は家の紋を背負うつまり「家を代表する立場」ということに…

  • 青かえでと青もみじ

    おはようございます、京やの勝也です。 「青かえで」が綺麗です。風になびくほど柔らかく初々しい生命力に溢れた緑は見ているだけで心が洗われるようです。「青もみじ」…

  • 単衣襦袢の活用

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は襦袢の話です。 4月は特別暑くなければ袷の襦袢で良いのですが気温が上がってきたら「単衣襦袢」を活用しましょう。 こ…

  • 蚕の命と絹

    おはようございます、京やの勝也です。 「呉服」は「絹」です。「絹織り物」や「絹を織る技術者」を意味する大変古い言葉です。 その絹は繭(まゆ)からつくられます。…

  • 衣食住の衣

    おはようございます、京やの勝也です。 布を纏うという行動は人が文化的な生活を送るための基礎です。 どんなに素晴らしい食事も豪華で立派な住まいも裸では格好つきま…

  • 青梅の庭と振袖

    おはようございます、京やの勝也です。 青梅の庭は今の季節様々な花と緑でいっぱいになります。日本の四季は色の移り変わりでもあります。色彩の感性が育まれる土壌にな…

  • 桜の後は

    おはようございます、京やの勝也です。楽しみにしていたソメイヨシノは咲くと嵐、あっという間に葉桜になっていきます。そうなると桜の模様は「八重桜」か散る花びらで「…

  • 一重太鼓と二重太鼓

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日の「太鼓結び」の続きです。 この「太鼓橋」を模した結び方は帯丈の長い袋帯なら「二重太鼓」になり、短い八寸や九寸帯の場…

  • 亀戸天神と太鼓結び

    おはようございます、京やの勝也です。 「お太鼓結び」について。現在着物の帯結びと言えば「お太鼓結び」が代表的ですね。この「太鼓」は何から来ているかというと、亀…

  • 夜桜

    おはようございます、京やの勝也です。 先週末久し振りに会うことができた友人と夜桜を楽しむことができました。  青空を背景にした桜も美しいですが夜桜には違った魅…

  • 二部式襦袢から長襦袢の考察

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日の補足です。私見ですのでご了承くださいませ。 二部式襦袢の時代から「長襦袢が流行」した文化年間は1804年から181…

  • 襦袢の変遷

    おはようございます、京やの勝也です。 襦袢の仕立て方にも変遷があります。 襦袢はその登場から上下が別れたいわゆる二部式でした。 江戸時代中期にそれを繋いだ「長…

  • 「醍醐の花見」と着物の価格

    おはようございます、京やの勝也です。 桜が咲き始もう直ぐ満開です。毎年のことながらやはり楽しみです。 さて、歴史を遡って花見といえば「醍醐の花見」が有名です。…

  • 透けるコートの着始め

    おはようございます、京やの勝也です。 本日4日は二十四節季の「清明」。衣替えの目安の一つでございます。 先ず襦袢は「単衣」を先取りしても良いです。袖が軽くなり…

  • 桜の家紋について

    おはようございます、京やの勝也です 今日は桜の家紋について。 日本の家紋の種類は紋帳の厚さを見てもわかるように大変な数になります。格が高い公家の家紋から武家の…

  • 檜扇と桜

    おはようございます、京やの勝也です。 「檜扇桜枝模様振袖」 檜扇(ひおうぎ)は歴史も古く、最も格上です。扇ではありますがあおぐためのものではありません。女性が…

  • エイプリルフール

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は四月馬鹿、エイプリルフールですね。エイプリルフールといえども嘘をついてもよいのは午前中だけだそうですのでご注意下さ…

  • 応仁の乱と復興

    おはようございます、京やの勝也です。 室町時代後期京の都で11年にも及ぶ戦、「応仁の乱」がありました。 東軍は細川勝元。西軍は山名宗全。宗全の西軍の陣地が、今…

  • 男性の袴下の帯結び

    おはようございます、京やの勝也です。 この春も男性の袴の着付けをお手伝いさせて頂いきました。 さて、ある角帯を仕入れると図式の「帯結びの説明書」が入っています…

  • 帯の変遷と結びの大きさ

    おはようございます、京やの勝也です。 帯はまとった着物を抑えるための紐(ひも)から始まり、帯として幅が広くなり長さも長くなりながら今に至っています。 現在の基…

  • 色掛けのこと2

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日は「色掛け」について書きましたが今日は「色掛けができない品」についてです。 京やがお願いしている染屋さんではちりめん…

  • 色掛けのこと1

    おはようございます、京やの勝也です。 悉皆の仕事の中に「色掛け」があります。 昔はこの色掛けを前提にお嫁入りの支度をしたようです。 例えば色無地の着物。薄いピ…

  • 衣裳と身体、今昔

    おはようございます、京やの勝也です。 博物館や美術館で江戸時代の小袖などを見るととても小さくて「子供用?」と思うことがあります。 それもそのはず栄養状態が現在…

  • 春の京やのつどい

    おはようございます、京やの勝也です。 先週の土曜日、春の京やのつどいで池袋に行ってまいりました。 今回はカジュアル版ということで池袋演芸場で新作落語を楽しんだ…

  • チラリと見せる色

    おはようございます、京やの勝也です。 歌舞伎などで衣裳を見ていると表地だけでなく裏地や襦袢、肌着の色が効いていてステキだなぁと思うことがよくあります。 袖口や…

  • 着物の寸法の贅沢

    おはようございます、京やの勝也です。 あらためて書きますが着物は呉服の着物は、昔であれば支配階級や一部の富裕層だけに許された贅沢この上ない衣裳です。上質な絹で…

  • 姥桜(うばざくら)

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は姥桜について。 姥桜(うばざくら)と聞くと現代では「年甲斐もなく若作りをしている女性」を指すそうですが、元々は桜は…

  • 「君が代」について

    おはようございます、京やの勝也です。 卒業式、入学式の季節。美しい着物姿、袴姿は花を見るようにホッと致します。 今日は着物の話ではなくこの季節話題に上る「君が…

  • 着物と髪型

    おはようございます、京やの勝也です。 今日は着物と髪型の話です。 美容院さん等専門家ににお願いするのであれば心配はいりませんが歴史的な切り口から「ご自分で」と…

  • 甘いものの贅沢

    おはようございます、京やの勝也です。 自分で言うのも何ですが私はかなりの甘党です。現在の日本は沢山の「甘いもの」で溢れかえっているようです。そうなると甘さの質…

  • 春はぼた餅

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日は春のお彼岸の入り日でした。ご先祖様に御供えするのは「ぼた餅」ですね。春は赤くて丸い牡丹(ぼたん)の花をイメージして…

  • 躾糸(しつけいと)のこと

    おはようございます、京やの勝也です。 新しい品も洗張や染め替えをした品も仕立て上がると袖や衽(おくみ)、袖に「躾糸(しつけいと)」が付いてきます。仕立て上がり…

  • ポルトガル語

    おはようございます、京やの勝也です。 着物の世界にも外来語が浸透しています。ご存じの方も多いかと思いますが、着物の下に着る「襦袢(ジュバン)」ははポルトガル語…

  • 草履の劣化にご注意を!

    おはようございます、京やの勝也です。 卒業式シーズンに入りました。 着物や袴の準備は万端整っていても当日になって慌ててしまうのが「草履の劣化」です。 10年、…

  • 肌着の小衿

    おはようございます、京やの勝也です。 昨日の「下着」の話から今日は「肌着」の話です。肌着は、文字通り素肌に直接着るものですね。汗を吸い丈夫な木綿の晒しや柔らか…

  • 下着・比翼・半比翼

    おはようございます、京やの勝也です。 下着、比翼、半比翼について。 ミセスの最高格式を持つ留袖は最後まで「下着」という白い着物を重ねて着ていました。 最近では…

  • 大人の正装

    おはようございます、京やの勝也です。 卒業、卒園式シーズンの3月。街中では大学生の袴姿も見る季節になります。お客様の中で親として式に参列されるにあたり着物で正…

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