このブログが年内に終了してしまうそうなので、とりあえず、今持っているnoteにお引越しすることにしました。https://note.com/komichiruです。まずは、今ある記事を移す予定です。(一部は削除すると思います。)ここで繋がっている人もいるから淋しい気持ちもありますが、しょうがないですね。よろしくお願いいたします。ブログのお引越し
英語、ドイツ語、フランス語、中国語などいろいろな言語についてと読書などを中心としたサイトです。
英語、ドイツ語、フランス語の多読、多聴をしています。その他の言語についてもちょこちょことかじっています。読んだ本のことを中心に書いています。
名取佐和子「金曜日の本屋さん」欲しい本が見つかるという都市伝説のような噂がある駅中の本屋さん。欲しい本を探している青年がやってきた。本屋さんとそこに来るお客さんとの交流を描いた4話よりなる連作短編集です。それぞれの話に一冊の本がしっかりと絡んできて、読書会っぽい楽しさも感じられます。この本も好きなんだよなとか、連なっていろんな本が読みたくなる作品だと思います。すごく面白かったです。ちょっと謎っぽいところもあって、続編で分かるのかなと楽しみです。名取佐和子「金曜日の本屋さん」
長月天音「ほどなく、お別れです」主人公は、葬儀場でバイトしている女子大生。就活でしばらくバイトを休んでいたのだけれど、忙しいからと頼まれて久しぶりにバイト先に行くと・・・。主人公は少し特殊な能力があったりするので、ややファンタジックな雰囲気もある作品ですが、亡くなった人やその家族への思いをしっかりと汲み取るように描かれた作品だなと思いました。感動の押し売りをするような本ではなく、でも、しっかりと思いが感じられて心に沁みました。後書を読むと、この本は著者の家族が亡くなったことからの思いをきっかけとして描かれたそうです。その上、著者は葬儀場でバイトしていたことがあるそうなので、葬儀場の方からの思いも、家族を亡くした人の思いも描かれているのだろうなと思いました。著者のインタビューを見つけました。長月天音「ほどなく、お別れです」
近藤史恵「歌舞伎座の怪紳士」事情があり、家事手伝いをしている女性が主人公です。祖母から「バイトとして」代わりに観劇しないかと言われて、少しでもお金を貰えるのならと歌舞伎を見にいくと・・・。よく推し活と言う言葉を聞きますが、やや閉じこもり気味だった女性が歌舞伎と出会ってから、少しずつ心を外に向けていくところが、まさに、いい形の推し活っぽいというか、(特定の俳優を好きになってとかではないのだけど)好きなものから一歩進み出そうと言う気持ちになったり、心が弾んだりしている様子がいいなって思いました。いい好きが見つかると、心が潤うよね。ここでは観劇だけど、音楽でも、スポーツでも、そのほかのいろいろなことでも。近藤史恵「歌舞伎座の怪紳士」
吹浦忠正+川瀬ホシナ「世界の国旗「つながり」図鑑」「三日月と星」はトルコに影響を受けたイスラム教徒の多い国の旗など、描かれているものや色などの特徴が描かれた本。この国とこの国はこんな関係性があるんだなと言うのが国旗から分かって面白かったです。こう言うエピソードから見ていくものは印象に残りますね。今度から国旗を見たら、この地域の国かなとか、海に挟まれた国かなとか、少しイメージできそうな気がします。ただ、地図と見比べて位置と国旗を結びつけると言うのはある程度限定されていて、国旗は分かったけれどどこにあるのかは大まかにしか分からないという国もありました。今度はもう少し位置と国旗を結びつけてみたいなと思います。吹浦忠正+川瀬ホシナ「世界の国旗「つながり」図鑑」
竹岡葉月「谷中びんづめカフェ竹善 3 降っても晴れても梅仕事」
竹岡葉月「谷中びんづめカフェ竹善3降っても晴れても梅仕事」谷根千ものが好きなので、谷中に惹かれて読んでみました。シリーズ三巻目です。主人公は女子大生の女の子。谷中のびんづめ専門カフェ「竹善」のオーナーの義理の息子の家庭教師をしています。びんづめ専門カフェではジャムから梅干し、アンチョビまでいろんな瓶づめを作っているのですが、どれも食べてみたくなります。ドリンクも美味しそう。親しみを持っている間柄でも、こんな呼び方は・・・と思うような呼び方が出てきたりするのが気になるのですが、軽く楽しめるお話です。地味なようで、意外とモテてる主人公です。竹岡葉月「谷中びんづめカフェ竹善3降っても晴れても梅仕事」
友井羊「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 心をつなぐスープカレー」
友井羊「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん心をつなぐスープカレー」シリーズ6巻目のようです。5話からなる連作短編集です。なんとなく、題名は見たことがある本だったので、古書店で見かけて買ってみました。スープ屋さんというだけで美味しそうだなと思っていたのですが、本に出てくるスープは本当にどれも美味しそう。そんなスープ屋の店主が日常の謎を解くというシリーズです。なんとなく文章というか文体が今ひとつ合わないかもというか、素人っぽい文章という感じが少しするかなと思ったりしたのですが、エピソードは面白かったですし、ちょっと悪意を感じるものもありましたが、全般的には人情味がある話が多く面白かったです。友井羊「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん心をつなぐスープカレー」
幸田文「崩れ」安倍川支流の大谷川を遡って、大谷崩れを一見し山菜採りへという道中、緑を楽しみながら進んでいたら、異質な崩れに出会った。大谷崩畏怖や悲哀感。心を捉えて離さない何か。それをきっかけに、あちこちの崩れを見に行くようにというより見に行かずにいられなくなった。そんな崩れを見に行った様子が描かれている本です。「自然災害」というのをしっかりと見える形で見たことによって、自然災害の威力、自然災害が人や木々に与える影響の大きさに思いが巡って、こういうことがある。こんなにもすごいことが起こったし、現在も起こっているんだと伝えられずにはいられなくなったということのようです。地震、大雨などで、噴火などの自然災害があり、土砂崩れが起こる。それも「崩れ」の一つの形で、今現在でも起こっていることなので、文章からでも、その...幸田文「崩れ」
「朝5分ドリル小学社会都道府県と世界の国」都道府県を漢字で書く、県庁所在地を漢字で書く、都道府県の場所が分かる。この三つはクリアできたと思います。今までも95%くらいはクリア出来ていたのですが、場所についてもこっちかこっちのどちらかくらいの県があったりしたのですが今なら大丈夫なはず。県庁所在地も都道府県の名前と違うのがどの地方に幾つあるのかというのを覚えていなかったので、一緒だと思うけれど・・・というところが幾つかあったのですが、ひらがなになるも含めて18、東京都は市町村法外になるので略として東京と書かれるらしいということも覚えました。漢字の最難関は那覇。なんとなくの形はわかるのですが革に月ねと今回覚えました。日本人として知っておいた方がいいことがささやかですがクリア出来て嬉しい。でも、都道府県の形の問題...「朝5分ドリル小学社会都道府県と世界の国」
山口恵以子「食堂のおばちゃん11夜のお茶漬け」シリーズものの途中の巻ですが、軽く楽しめそうかなと読んでみました。主人公と言ってもいいのは60歳くらいの二三さん。姑の一子と一緒に食堂を営んでいて、元客から欠かせないシェフになった万里くんもいる。そんな食堂を舞台にした連作短編集です。客との交流が描かれている作品なのだけど、出てくる料理はどれも美味しそうだし、こんな食堂があったら行きたいなと思う心地よい雰囲気が感じられて楽しめました。最後のお話は少し寂しくもありましたが、変化も時には必要ですね。今月17巻目が出るそうで、機会があったら他の巻も読んでみようと思います。山口恵以子「食堂のおばちゃん11夜のお茶漬け」
「図鑑漢字ドリル小学1~6年生昆虫」最近は日本語を書く機会が減って、漢字を書こうとした時に、えっと・・・と思うことも。読むのは全く問題ないのですが。意識して書いていかないと書けなくなってしまうのでは?と思ったので、ウォーミングアップに小学生の漢字を。図鑑の文章の中が所々空欄になっていて、漢字を書いていくという形式のドリルです。色々な昆虫の写真や説明も載っていて、図鑑を読みながら、漢字の練習もできるような本です。知らない昆虫も結構載っていて面白かったです。知らない感じはないはず・・・なのですが、満点は取れませんでした。でも、一冊書いていったら少し感覚が戻ってきたように思いました。そして、47都道府県全部漢字で書けないかもと気がつきました。岐阜、岐阜、岐阜もう、全部書けるかな。県庁所在地までは漢字で書けないか...「図鑑漢字ドリル小学1~6年生昆虫」
東川篤哉「谷根千ミステリ散歩中途半端な逆さま問題」鰯専門の居酒屋の店主の妹が主人公。大学の友達からサークルの先輩に関する相談をされて困っていたところ、兄の勧めでなぜか開運グッズのお店に行くことに。分かりにくいお店をやっと見つけて入ったら、怪しい店主がいて・・・。開運グッズのお店の店主と女子大生という組み合わせの連作ミステリ。店主が探偵で、女子大生がワトソン役という感じです。谷根千好きなので読んでみたのですが、そこまで谷根千っぽい雰囲気はなかったかな。でも、軽く楽しんで読める作品でした。東川篤哉「谷根千ミステリ散歩中途半端な逆さま問題」
【No No Girls】Ep.13 / Final Round -alone-
【NoNoGirls】Ep.13/FinalRound-alone-今年のノノガも開始されました。11日にファイナル。12日に公式からの発表があるのかな。あと10日もないくらいですね。楽しみですしちょっとドキドキします。12月にバズリズムでファイナリスト10名による「Tiger」が披露されました。みんなの成長がしっかりと感じられて努力したのだなぁ・・・と思いました。特にびっくりしたのが、FUMINOちゃん、KOHARUちゃん。別人のようです。バズリズムのパフォーマンスまでで、最優メンバーを予想すると、確定CHIKAちゃんNAOKOちゃんこの二人は、圧倒的な実力者。歌、ラップ、ダンスどれもトップクラスだと思います。CHIKAちゃんは、弱さもしっかり見せてくれて、でも圧倒的にパワフルなところがとても魅力的だな...【NoNoGirls】Ep.13/FinalRound-alone-
Britta Teckentrup「Der Baum der Erinnerung」
BrittaTeckentrup「DerBaumderErinnerung」ブリッタ・テッケントラップ「いのちの木」という邦訳も出ています。キツネが横になり、そのまま目覚めることがなく旅立っていった。仲が良かった動物たちがキツネとの思い出を語っていくと・・・。悲しい別れがあっても、思い出が心をあたためてくれる。心の中に生きづづける。そんな作品です。BrittaTeckentrup「DerBaumderErinnerung」
岡本信照「スペイン語のしくみ」11月頃から、スペイン語、フランス語、ドイツ語にゆるゆると触れています。多読もしているのですが、NHKのテキストなども読んでいったり、参考書類も少し読んでいこうかなと思っています。そんなことで、まずはこの本。このシリーズはいろいろ読んでいるのですが、なんとなくこんな感じの言語なのかなというのが分かって面白いです。スペイン語はあまり勉強という感じでは接してなかったので、頭の整理になりました。岡本信照「スペイン語のしくみ」
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このブログが年内に終了してしまうそうなので、とりあえず、今持っているnoteにお引越しすることにしました。https://note.com/komichiruです。まずは、今ある記事を移す予定です。(一部は削除すると思います。)ここで繋がっている人もいるから淋しい気持ちもありますが、しょうがないですね。よろしくお願いいたします。ブログのお引越し
「TheKiss:LoveStoriesfromNorthAmerica」(OBW3)4月から新年度ということで何か始めようかなと思って、英語多読(というより毎日少しでも英語の本を読む)というのと、韓国語学習を始めました。ほぼ毎日両方やってます。JenniferBassettさんのリトールドです。GRは、文章が硬いというか、学習用の文章という感じのものもあるのですが、JenniferBassettさんの文章はちゃんと文学という感じで好きです。5つのラブストーリーが入っているのですが、かわいい話もあり、したたかな話もあります。Oヘンリの作品が入っていて、やっぱりそれが好きかな。「TheKiss:LoveStoriesfromNorthAmerica」(OBW3)
長尾彩子「千早あやかし派遣會社二人と一豆大福の夏季休暇」シリーズ二冊目。超貧乏女子大生由莉がバイトしているのは、あやかし(妖怪)の派遣会社。今回は、由莉の高校時代の友達の話だったり、社長紫季の過去の話だったり、今までにまつわる話が多かったです。それにしても、紫季にはそんな過去があったんだ・・・。ちょっと怖い描写もありますが、基本的にはほのぼの系だなと思います。長尾彩子「千早あやかし派遣會社二人と一豆大福の夏季休暇」
熊谷はるか「JK、インドで常識ぶっ壊される」他の本のレビューを探しているときに、出会ったブログでこの本が紹介されていて、ちょっと読んでみようかなと思いました。中学3年生の夏休みに、父親の転勤でインドで暮らすことになった女の子が、高校3年生(2021年)の時に戻ってきて書いた本です。特にインドが好きとか、思い入れがある人ではない人がインドに出会ってという温度感が自分と近いような立ち位置のようで、入って行きやすかったです。動物との関係などは、日本よりもいいなと思っているのかなとか、いろいろ美味しそうなものも出てきて、インド料理屋さんに行きたくなったりもしました。激甘というラスグラやグラブジャムンも思わずショップでカートに入れてしまったけれど、一粒でいいんだよなぁ。そして、何よりもダクシンに行きたいなぁ。八重洲...熊谷はるか「JK、インドで常識ぶっ壊される」
川上途行「ナースコール!戦う蓮田市リハビリ病院の涙と夜明け」リハビリテーション病院を舞台にしたシリーズ二巻目は、一巻目の2年後という設定です。時の流れがあるので、登場人物たちは仕事でも、私生活でも変化が見られます。医師、看護師、理学療法士、作業療法士・・・などからなるチームに新しい人が加わったことによる変化が描かれています。リハビリ病院ものとしても、興味深く面白く読んだのですが、結構、他のビジネスや、チームにも通じるかもしれないなと思うところが結構ありました。みんなの方向性や、優秀である人が埋もれないで活かされる形など、考えさせられる部分がたくさんありました。そして、今は元気であっても、こういう本を読んで、自分や家族に何かがあったときに、どういう選択をするのかというのを考えてみるのもいいですね。著者は医師...川上途行「ナースコール!戦う蓮田市リハビリ病院の涙と夜明け」
小野はるか「星降る宿の恵みごはん山菜料理でデトックスを」一生懸命仕事をしてきたのに、突然のリストラされたまひろ。ミスが多い後輩は残っていたりするのに・・・。ボロボロになっていた時に目にしたのは子供の頃に行ったことがある場所。誘われるように旅に出た・・・。美味しいご飯と、温かい人たちの中で癒されていく様子が描かれています。いい出会いもあれば、いい別れもあるんだなと思ったりしました。続編は無いようだけど、続きも読みたくなる作品でした、小野はるか「星降る宿の恵みごはん山菜料理でデトックスを」
近藤史恵「モップの魔女は呪文を知ってる」シリーズ三作目。近藤史恵さんの作品は、割とほろ苦い作品が多いなと思うのですが、今回もですね。どの作品もスッキリとは読めない。これからが心配になってしまう人たちも結構いるように思います。一番長い作品は、病院を舞台としたもの。子供が魔女に叶えて欲しかったのは、悲しい願い。そして、シリーズを読み進めているので、とても切なく感じる作品でした。近藤史恵「モップの魔女は呪文を知ってる」
藤山素心「江戸川西口あやかしクリニック」就活で落ちまくっている亜月。お父さんは、田舎の寺に戻ってくるようにと言ってくる。でも、田舎には帰りたくない。そんな時に声をかけられて、個人病院の医療事務の仕事をすることになったが・・・。総務部クリニック課シリーズの作家さんの作品ということで読んでみたのですが、こちら本はほぼ医療的な内容はなくてあやかしドタバタものでした。(主人公が医療事務、イケメンの医師、薬剤師などに囲まれてという設定はちょっと似ていますが。)医療的なこともある程度期待していたので、ちょっと思っていた感じとは違ったかなという感じですが、軽く楽しめる作品でした。藤山素心「江戸川西口あやかしクリニック」
青柳碧人「浜村渚の計算ノート」なぜか、ふっと数学絡みの本が読みたいななんて思って、この本を読んでみました。数学の地位が下がっているから、その地位を上げるた目に作られたテロ組織。警視庁の特別チームが頼ったのは、数学が得意な中学生の女の子・・・。設定が、漫画っぽいというか、そんな作品なのですが、読んでいるとだんだん数学楽しいなという気分になっていく作品だと思います。数学的には結構難解なことも書かれているのですが、軽快な文章なので、読みやすいです。青柳碧人「浜村渚の計算ノート」
川上途行「ナースコール!:こちら蓮田市リハビリテーション病院」家族がケガをしてしばらくリハビリテーション病院に入っていたことがあったし、自分もケガでリハビリを受けたことがあったりしたので、タイトルに興味を持ちました。リハビリテーション病院に勤める看護師3年目の玲子が主人公です。新しく来た医師の太一や、リハビリチームの仲間たち、患者との交流の中で成長する様子が描かれています。最初は、この医師はちょっとパワハラ気味では・・・と思ったりもしたのですが、全体を通しては、リハビリってこんなにいろいろな面から行うものなのだなというのが感じられました。治すというのとはちょっと違うけれど、より良い生活を送るようにできるには何が大事なのか。著者は、リハビリ医の方だそうで、なるほどと思うようなきちんと医療が描かれた作品だなと...川上途行「ナースコール!:こちら蓮田市リハビリテーション病院」
ウェンデリン・V・ドラーネン「少女探偵サミー・キーズとホテル泥棒」シリーズ一冊目。この作品、英語で持っているので、読もうかなと思ったら、ちょっと文章が読みにくい感じがしたので、日本語版で読んでから英語版を読んでみようかな・・・と。おばあちゃんが住む高齢者用住宅に、こっそりと一緒に住んでいるサミー。(高齢者のための補助がある住宅で、高齢者以外は住んではいけないのかな。)隣の人が見張っているので、あまり外に行くこともできず、家から双眼鏡で外を見た見たら、なんと向かいのホテルで泥棒している人を見てしまった・・・しかも、目があって!!!犯人探しをしていくことになるのですが、サミーをはじめ、キャラクターがイキイキしているし、ちょっとスリルのある展開もあって面白かったです。ウェンデリン・V・ドラーネン「少女探偵サミー・キーズとホテル泥棒」
近藤史恵「モップの精は深夜に現れる」シリーズ二冊目。深夜清掃業を行っているキリコのシリーズ。今は、短期の派遣になったんだね。楽しいという意味では、シリーズ一冊目の方が楽しかったかな。なんか、闇度が高いお話が多かったです。キリコのキャラはやっぱり好きなのですが、一ヶ月から三ヶ月で移動してしまったら、なんか最近会社が汚くなってきたと思う人や、毎朝ちょっとおしゃべりするのが楽しかったのになと思う人がいるような気がします。後に残される人、寂しくなっちゃわない。近藤史恵「モップの精は深夜に現れる」
上田健次「銀座「四宝堂」文房具店(3)」シリーズ3作目。銀座にある文房具屋を舞台にした店主と客の交流を描いた作品。つばめノートが出てきました。このサイズは使ったことがないのですが、愛用しています。ここでの使い方を見たら、一人で使うにしてもこのサイズいいかもと思いました。割と今回は、使ったことがある文房部が多かったかな。ところで、KAKUNOは何本か持っているのです。でも、スケルトンで、KAKUNOMAMA赤KAKUNOPAPA青KAKUNOGIRLピンクKAKUNOBOY緑KAKUNOBABY黄って、名前はかなりダサすぎない。名前というか、パパは青で、ママは赤、女の子はピンクで、男の子は緑、赤ちゃんは黄色という色の合わせが、かな。上田健次「銀座「四宝堂」文房具店(3)」
廣嶋玲子「ふしぎ駄菓子屋銭天堂1」本屋で見て、読んでみたいなと結構長い間思っていた本でした。ついに読んでみました。幸運な人だけが辿り着ける駄菓子屋。でも、そこの駄菓子はちょっと変わっていて・・・。ちょっと不気味な話などもあるのですが、子供向けの本という感じはあまりなくて楽しめる作品でした。続きも読んでみたいな・・・。公式サイトを見たら、20巻に関連シリーズもあるのですね。ま、ゆっくりと読んでいこうかな。web限定小説もあるようです。廣嶋玲子「ふしぎ駄菓子屋銭天堂1」
夜ドラ「バニラな毎日」久しぶりにテレビで放送されているドラマを見ました。予告を見て、美味しそうなお菓子がたくさん出てきそうだし、蓮佛美沙子さん、永作博美さんってキャストがいいなと。こだわりの洋菓子店を経営していた白井葵だったが、赤字続きで閉店することに。借金を抱え、これからに不安を抱えていた時にあらわれたのは料理研究家の佐渡谷真奈美。この店の厨房で、お菓子教室を開かせ欲しいという。しかも一緒に教えて欲しいと。しかも習いにくるのは一度にたった一人だけ・・・。蓮佛美沙子さんがとってもあっているドラマでした。いろいろな傷を抱えた人が来るのだけど、小さいかもしれないけれど、先に向けての一歩を得て歩んでいく感じが良かったです。夜ドラ「バニラな毎日」
ホリー・ジャクソン「自由研究には向かない殺人」シリーズ一作目。(ですが、前日譚の「受験生は謎解きに向かない」からストーリーは続いています。)5年前、17歳の女子高生アンディが行方不明になり、同い年の恋人サルが自殺した。警察はサルがアンディを殺した後に、自殺したと決めつけた。女子高生のピップは、生前のサルを知っており、彼が犯人なんて信じられずにいた。自由研究で得られる資格の課題として、この事件とメディアの在り方を取り上げて、サルの無実、再捜査への手がかりを示そうと決意する。ピップはかなりパソコンやデジタル機器に詳しい印象で、そういう知識を活かして事件を追っていく。読んでいると、ドラマのヴェロニカ・マーズを思い出しました。少し重なるところもあります。ピップと家族との関係や、相棒との関係が素敵なので明るさもある...ホリー・ジャクソン「自由研究には向かない殺人」
青柳碧人「霊視刑事夕雨子2雨空の鎮魂歌」シリーズ二冊目です。幽霊が見える刑事が主人公。相棒は、幽霊が見えるのだから殺された人に犯人を聞きなさいというような上司。そんな二人を中心とした作品で、4つの事件が載っています。刑事物なのだけど、最後には関わった幽霊にも変化が起きたりして、弔いの要素もあるように思いました。そういうところが良かったな。ところで、この作品の最後は「続く」って書いてあるのですが、2020年に1巻、2021年に2巻が出ているのに、3巻は出てないようで・・・。続くって書いてあるじゃない〜と思いました。青柳碧人「霊視刑事夕雨子2雨空の鎮魂歌」
東畑開人「心はどこへ消えた?」文庫新刊コーナーでちょっと気になった本。調べてみたら結構評価も良いみたいだしと読んでみました。2020年から2021年の春夏秋冬春に書かれた雑誌連載のエッセイです。正直、もっといろいろな患者と向き合ったエピソードが描かれているのかなと思っていたので、期待とはちょっと違ったなと思ったのですが、数ヶ所印象に残ったところがありました。「居るのはつらいよ」「野の医者は笑う」という本の方が良かったと書かれているレビューが数本あったので、この辺の本を読んでみようかな。コロナ禍でのエッセイとはまた違うかもしれないから。東畑開人「心はどこへ消えた?」
寺地はるな「ほたるいしマジカルランド」寺地はるなさんの本を探しているときに、Amazonの内容案内を見て面白そうだなと思っていたら、ある作品の中に「ほたるいしマジカルランド」が出てきて、これは、やっぱり読もうと思いました。遊園地に勤める人々を描いた連作短編集という感じで、ある一週間における6人が描かれています。一人一人の過去も描かれていて、それぞれの大事にしているものや、叶わなかった夢などが見えてきます。ひらかたパークがモデルみたいですね。二階建てのメリーゴーラウンドってこれか。中に出てくる本があるのですが、あれ?これは多分・・・と挿絵を思い浮かべていたら、やっぱりそうでした。せっかくなので、読み直してみようかな。辛い思いもありましたが、全体的に楽しめました。紗英さんと佑くんのキャラが特に好きだったな。今...寺地はるな「ほたるいしマジカルランド」
上田健次「銀座「四宝堂」文房具店(2)」シリーズ2巻目。1巻目はすごく泣かせてやろう感があるなぁ・・・と思っていたのですが、そういうところはちょっと控えめになったかな。でも、一話目は正直なんだ・・・って思ってしまいました。中では二話目が好きかな。こういう風に共同作業できたら素敵だし、いろんな文具について確かにそうだなと思うところもありました。五話目も素敵なおじいちゃんが二人という感じで素敵でした。硯さんの過去も興味深かったかな。話によって好みが分かれるけれど、著者が感動するでしょって感じで書いている作品ほどちょっと合わないなと思うのかも。ちょっと控えめだったり、淡々とした中に、いいなと思える部分がある方が好き。上田健次「銀座「四宝堂」文房具店(2)」
BE:FIRSTは違った形で複数形態出ています。基本的に、4形態4種類で、・一般販売CD+ライブ映像(一度だけライブ映像ではなく、MV関係が二枚に分かれていました。)CD+MVとビハインドCD(+ボーナストラック入りのものもあり)・BMSGMusicshopのみで発売CD+ライブ映像&MVとビハインド(映像は全部入り、追加映像があるものもあり)となっています。個人的には、ライブ映像は絶対に欲しいのでこれは予約買い。MV+ビハインドは、すごく充実してそうなら新品買い。セールなどであれば買うことも。ボーナストラックは、音源が他では手に入らない場合は、少し待って中古を買ってます。(ボーナストラックは最初の3枚だけで、今後もつかない可能性が高そう。なので、最高2種買いですね。)基本ライブ映像付きのものと決めている...複数形態あるアルバム2
StrayKidsが7月19日にアルバムAteを発売するのですが、なんと、5形態14種類もあるのです。(うち8種類はメンバー別ですが。)その前のRock-Starが5形態13種類(うち8種類はメンバー別)。その前の★★★★★-Starが3形態14種類(うち8種類はメンバー別)。だんだん増えていくのですね。基本的には、AteとRock-Starは4形態がCD+紙の付録の種類違い1形態がNemoアルバム(PLATFORMALBUM;QRコード読み込みのアルバム)+紙の付録(今回は2種類)となってます。個人的には、・フォトブックはその時期の様子が見られるので欲しい。・トレカやポスターなどは、好きなメンバーだったら嬉しいかなと思うけれどそこまでは興味がない。・メンバー別は好きなメンバーの写真を一番たくさん見られる...複数形態あるアルバム
毎年楽しみにしているダージリンファーストフラッシュ。今年は、気温が低かったり雨不足ということでいつもよりも遅め、5月の終わり頃から6月中旬にかけて発売されました。リンクしたチャートの「花のような香り」「軽やかな味わい」が好きなので、その中から3種類選びました。今日は、どれから飲んでみようかなと・・・初めての農園「シーヨク」を選んでみました。そこまで、軽やかという感じではなく、しっかりとした味。でも、ちゃんと春積みらしさを感じる味でした。一番楽しみなのは「リザヒルフラワリークローナル」です。大事に取っておいて、冬くらいに飲むんだろうな。もう一種類は、「ダージリンファーストフラッシュプレミアム」です。基本的には、農園ものを選んでいるのですが、気になるものは通販限定と言われて、他に、あまりこれと思ったものがなか...ファーストフラッシュ
そして、夏になったら食べたくなるもの。梅です。はちみつ梅干しやシソ梅干しもよく食べるのですが、数年前に出会って年に二回くらい買っているのが「ひがしね梅の甘梅干し~甘納豆風~」ひがしね梅は山形県東根市の梅だそうです。個別のはちょっとお値段が高いので、いつもお得な400g入の無選別のものを買っているのですが、大きいのは本当に大きい。特々撰大粒サイズかなと思いながら食べるとちょっと楽しいです。なんだか夏は梅を食べると、疲れがとれやすい気がするのですよね。子供の頃、親が梅シロップを作ってくれたことがあって、それが美味しくて、飲むと元気が出る気がしたのですよね。その印象がずっと残っていて、今でも夏は梅〜って思ってます。気のせいかもしれませんが、楽しく美味しく夏を乗り越えたいな。「ひがしね梅の甘梅干し~甘納豆風~」
夏になったらという飲み物や食べ物がいくつかあります。その一つが成城石井の「生姜10倍エクストラスパイシージンジャーエール」です。辛!!!と思うほど刺激的な味ですが、なんか効くのですよね。冷たいけれど、ジンジャーだから体が温まるし、特に今日はストレスが・・・という日に飲んだら、なんだかスッキリします。今年は実店舗で三本買って飲んでいたのですが、店舗は行きやすい距離ではないので、思い切ってボックスセットを購入。普通のペットボトルのジュースよりはちょっと高いのですが、お酒も飲まないし、その代わりと思ったらいいよねってことで。成城石井の10倍ではないジンジャーエールは、ちょっと甘めな感じですが10倍のくぅっっっという刺激はありませんが、ナチュラルな味でこちらも美味しいです。「生姜10倍エクストラスパイシージンジャーエール」
いろんなアーティストを知っていくのは面白いもので、好きな芸能人や著名人がお気に入りの曲をあげてくれるとそこから音楽が広がったりして、ありがたいです。数年前に、そういう風に知った一人がAliciaKeysさん。社会問題にも関心が高い歌手ということで、歌詞を見ながら聞くことが多いです。最近よく聞いているのが「WeAreHere」歌詞を調べていたら、レコード会社のサイトに彼女のこの曲への思いや和訳が載っていました。こちらです。平等な世界を信じ、世界の平和を願う歌。10年前の文章なんですね。今の状態も、この歌詞に当てはまってしまって・・・でも、この曲があることは希望だなと思います。「Underdog」という曲は力強いメッセージがあって好きです。ちなみに、AliciaKeysさんに出会ったのは「LoveLooksB...かっこいいなと思う曲
アメリカでは、去年くらいからヒップホップ人気が下がってきて、その分、ロックやカントリーの人気が上がっているそうです。カントリーというのはちょっと意外と思いながら調べていたら、タワレコのコラムを見つけました。カントリーは、女性シンガーを何人か聞いていたのですが、しばらく離れていたし、男性のシンガーは聞いていなかったということもあって初めてみる名前ばかり。挙げられているアーティストの曲を一通り聞いてみたのですが新鮮で面白かったです。このページで主として挙げられている中では、NoahKahanさんとTheRedClayStraysは気になるかな。ちょっと気にかけておこうと思います。でも、もっと気になったのが、コラボ相手として名前が上がってMVも紹介されていたKaceyMusgravesさん。「ケイシー・マスグレ...カントリー
ElishaCooper「AGoodNightWalk」空が暗くなってくる頃から、すっかり夜の空になるまで、取り立ててなんということもない夜のお散歩が描かれている絵本です。ストーリーがあるわけではないのだけど、毎日の穏やかな時間、静かな夜の空気が感じられて、とても好きです。ElishaCooper「AGoodNightWalk」
Wafa'Tarnowska+ValiMintzi「Nour'sSecretLibrary」シリアのダマスカスで戦争が始まり、人々も地下に逃げるような日々、少年、少女たちは、瓦礫の中から本を拾い集めて、地下に図書館を作ったという絵本です。「戦場の秘密図書館-シリアに残された希望」「シリアの秘密図書館瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々」というような本もあるようで、この絵本も、実際に起こったことを元に描かれた作品です。作者はレバノン出身の方で、絵はルーマニア出身でイスラエルに暮らしている方が描いているのですが、お二人の過去とも重なる話だそうです。(図書館というよりも人々の状況が・・・という意味です。)ValiMintziさんの絵はとても美しくて好きなのですよね。イスラエル在住の方ですが、イランやシリアに...Wafa'Tarnowska+ValiMintzi「Nour'sSecretLibrary」
ほしおさなえ「言葉の園のお菓子番未来への手紙」シリーズ5巻目。以前ほど本屋さんに行かないのでAmazonで新刊が出たと知ることが多くなってきました。ほしおさなえさん、来月も新刊が出るようで楽しみ。勤めていた書店が閉店してしまい、無職で実家に戻っていた時に、祖母が遺した言葉から連句の会に参加するようになった主人公の一葉は、連句の会に参加する人々からの縁で仕事をするようになったりと生活も変わって行きました。今回は新しい連句の会にも参加したりして、さらに新しい出会いがあったり新しいことが始まったりして読んでいてワクワクしました。その一方で、心のどこかで気にかけていた過去にも向き合うことに。人生において、前を向いて進んでいくことって必要だと思うのですけれど、時には、過去を振り返って、何らかのけりというのかな・・・...ほしおさなえ「言葉の園のお菓子番未来への手紙」
ほしおさなえ「まぼろしを織る」高校生の時に母を亡くし、大学卒業後に就職したもののコロナで職を失った槐は、染色家の叔母に誘われて一緒に暮らしていた。叔母には頼りすぎず近づきすぎない距離で、塾でパートしながら叔母の仕事の手伝いをして過ごす日々だった。ところが、従弟の綸が離れに住むことになり・・・。うーん、ここでは「呪い」という言葉が使われているけれど、暴力ではない(モラハラという言葉に近いかもしれない)親からの虐待はあり、槐も綸もそういう虐待を受けてきた人たちなのかなと思う。重いけれど、しっかりと描かれている物語でした。でも、槐と綸の両親は、絶対に「槐」「綸」という名前はつけないな。「美華」と「正人」とか、そんな名前をつけそう・・・。ほしおさなえ「まぼろしを織る」
Nissy×SKY-HIの「Stormy」が好きなんですよね。「劇場版ブルーロック-EPISODE凪-」の主題歌で、「ブルーロック」に出てくる凪と玲王という二人の心情をNissyとSKY-HIが歌っているということのようなので、どんな二人なのかと知りたくなりました。そんな訳でTVアニメ版24話をみてみました。日本サッカーがワールドカップで優勝できるように、最強なストライカーを養成するためのプロジェクトが「ブルーロック」、300人の高校生が集められた。サッカー漫画なのだけど、結構思い出したのが、いわゆるサバイバル番組。ボーイズ・ガールズグループでも、圧倒的な個人の輝きとメンバー同士での化学反応がしっかりと見られる人が勝ち残っていく。そんな感じと似ているなと。サッカーはあまりよく知らないのですが、サッカー以外...「ブルーロック」
JoanBauer「ClosetoFamous」主人公は12歳の女の子。読むことがとても苦手、混乱して読めなくなる。そのため、学校では馬鹿だとか怠け者だとか言われてしまう。でも、ベーキング(主にお菓子だけど、料理も上手い)はとても得意で、いつか、最年少で料理番組を持つことが夢。お父さんは、戦争でイラクで亡くなり、お母さんと二人暮らし。お母さんが、恋人に別れを告げたら、その恋人が家に押し入ってきて、お母さんに暴力を振るったので、ここにはいられないとあてもなく親子で車を走らせて行き着いたのは・・・。しんどい思いを抱えながらも、夢を持つ人たちがたくさん出てきます。人と人が関わり合うことで、緩やかに影響しあって変わっていく。そんな様子が描かれています。お父さんの言葉だったり、主人公が好きな料理番組のシェフの言葉だ...JoanBauer「ClosetoFamous」
クラシック音楽では、モーツァルト、バッハ、ヨハン・シュトラウス2世が結構好き。オーストリアの音楽が好きなのかな。オペラに限ればヴェルディも好きだしと、他にも好きな作曲家はいるのだけど、たくさん聞きたいと思うのはこの3人かなと。このうち、モーツァルト、バッハはコンプリートワークスCDセットを持っていて、モーツァルトは全部聴いたことがあります。バッハは何枚か聴くくらいで終わっていたのだけど、今年は全部聞いてみようと決めて年明けから聴き始めて先月の終わりくらいに全部聴き終わりました。150枚以上。休みの日に掃除をしながら聞いたりという時間も多かったのだけど、バッハの音楽はなんだか浄化作用がある気がするので、掃除しながら聴くのにはいいかもなと思いました。(教会音楽が多いので、浄化作用があるような気がするんだと思い...バッハを聴いてみる
本について書かれた本です。普通、本について書かれた本を読むと中に書かれた本がいろいろ読みたくなって、楽しいのだけど、どれから読んだらいいんだろうみたいな気持ちになることも多いのですけれど、若島正さんの書く本の本はちょっと違うのです。何が違うのかというと、多分好みがほとんど合わないのではないかと思うのですよね。あらすじを読んでも、それが面白いの?と感じてしまったりして。それなのに、若島正さんの文章は気持ちが良くて、本を読むのが好きなのだろうなと伝わってくるところも、ちょっとワクワクして、読んでいてとても面白い。読みたいと思うわけではないのだけど、こんなふうに読むのはいいなぁと思いながら読むのが好きというのが一番近いかも。乱視読者シリーズはだいぶん前に他の本も読んだことがあるのだけど、それもとても楽しかったな...若島正「乱視読者の英米短篇講義」
JojoMoyes「ParisForOne」読むのが苦手な人のために企画されたQuickReadsの一冊。QuickReadsはやさしめの文章、大きめの文字、語数が少なめで読みやすい本当なっています。恋人との会話中、「パリに行ったことがないの?」と言われたNellは、それなら恋人とパリに行きたいと格安チケットを手に入れます。ところが、駅で待っても恋人はやって来ず・・・。パリへの週末旅行はさらにひどいことに巻き込まれますが・・・。恋人との関係の物語と言うよりも、慎重に計画を立ててはみ出さないように生きてきた20代半ばの女性が、そんな慎重な生き方から、ほんの少しでも冒険的な方へ一歩を踏み出してみた話として楽しかったです。その後のお話もあるなら読んでみたいと思った作品でした。JojoMoyes「ParisForOne」
ちくまで連載されていた森田真生さんの連載エッセイを一回目だけ読みました。面白かったので、読んで本になったら買おうと思っていました。その本が、今日到着しました。カーソンのセンス・オブ・ワンダーの新訳に続いて「僕たちのセンス・オブ・ワンダー」として載っています。もう一冊は、もともと持っていた新潮文庫版。4人が「私のセンス・オブ・ワンダー」として解説エッセイを書いています。本文よりも長い、追加されたエッセイどちらも同じようなテーマで、「センス・オブ・ワンダー」を読んだ人には、自分の「センス・オブ・ワンダー」を見つけてほしいというような思いを感じます。かなり前に、単行本版と英語版を読んだきりで文庫版も積読状態だったので、久しぶりに二冊の「センス・オブ・ワンダー」を読んでみたいと思います。カーソンだけではなく、5人...センス・オブ・ワンダー
JordanScott+SydneySmith「ITalkLikeaRiver」SNSで紹介されていた方がいて読んでみたくなりました。たくさんの言葉が絡まって上手く出てこない。自分のことを話す日は特に辛い・・・。そんなある日、お父さんが川に連れて行ってくれて・・・。どもって上手く話せない男の子の気持ちと、優しく、そしてしっかりと向き合って男の子に接するお父さんがとても気持ちよく描かれていた絵本でした。後書きを見ると、著者の子供の頃のエピソードをもとに描かれた作品のようです。絵も素敵で、自然に囲まれて心がほぐれていくような気持ちになりました。JordanScott+SydneySmith「ITalkLikeaRiver」
マルコ・バルツァーノ「この村にとどまる」1919年、オーストリア=ハンガリー帝国の一部がサン=ジェルマン条約によりイタリアの領土になった。その一部が今は湖に沈むクロン村。ドイツ語を話す人たちが暮らしていたが、ドイツ語教育は封じられ、教師を目指していた少女たちは夢を叶えることができなかった。そんな少女の一人が語り手となって、その後の村の様子が描かれている作品です。生まれ育った場所に暮らしているのに、戦争によって、権力によって翻弄されて、家族や友達がバラバラになった人たちが描かれています。この作品は小説だけど、この村は実際にあって、似たような村民たちはいたのですよね。とても静かで悲しい物語ですが、魅力的な人物が何人もいました。この著者の他の作品も読んでみたいです。マルコ・バルツァーノ「この村にとどまる」
Dr.Seuss「Oh,ThePlacesYou'llGo!」先日、親戚の卒業式がありました。それで思い出したのがこの本。卒業する人に贈られることも多いのだそうです。久しぶりに読んでみました。これから新しい道を歩んでいく人へ向けて描かれた絵本で、励まされる人も多いと思います。うまくいかない時もあるけど、進んでいこうと思えるような本です。原書の前に日本語訳ドクター・スース「きみの行く道」で出会ったのですよね。伊藤比呂美さんの訳で、こちらも素敵です。この春新しい道に進まれる方も多いと思いますが、素敵な道となりますように!Dr.Seuss「Oh,ThePlacesYou'llGo!」