札幌軟石を使った貴重な建物にも注目の1926年に札幌控訴院として建てられた札幌市資料館。デザイン・構造とともに「近代化が進展した時代を具体的に示している」と評価され、2020年国の重要文化財に指定。札幌市南区で産出する凝灰岩の石材が札幌軟石。明治時代から昭和初期にかけて札幌市、小樽市周辺の建物の建設資材として用いられています。大谷石よりキメが細かく適当な硬度を有し、柔らかく切り出しが容易で、軽く保温性が良く、開拓使が利用を奨励したそうです。札幌軟石は外壁に使用されているのですが、建物の中も見応えがありそうです。札幌市の歴史と文化について、さまざまな展示・紹介が行われており、札幌出身の漫画家の「おおば比呂司記念室」もあります。市民向けのギャラリーも6室あります。控訴院時代の法廷を復元した「刑事法廷展示室」も...札幌市資料館(国指定重要文化財)