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海風の徒然なるままに https://ameblo.jp/fu16-kai19/

イケメンですねの本編の続きと別次元を書き、今はキャラをお借りしてパラレルを書いてます。

海風
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住所
八尾市
出身
生野区
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2011/07/06

1件〜100件

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第九節④

    ― 狩り人の山道 ―  フニは滔々(とうとう)と話し続ける。  「何日も歩き続けて、模諜の外れに着いた時も、宗主はまだ茫然としていて、とても仕事のできる状態じ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第九節③

    ― 狩り人の山道 ―  日が落ち切ると辺りは一気に暗くなった。 ジェルミたちが立てる小さな話し声の中、テギョンは幾度も寝返りを打ったが目を覚ます事はなかった。…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第九節②

    ― 狩り人の山道 ―  テギョンは、二人に言うだけ言って、何もなかったように元の場所に戻って行く。 それを待ってユ・ヘイは、フニにテギョンを探るよう話しかけた…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第九節①

    ― 狩り人の道 ―  テギョンたち一行は、翌日の朝早くに光焔の村を出ると、風林堂を目指して、未踏の山道を歩いていた。 未踏と言っても、これまでのように起伏の激…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第八節④

    ― 光焔村 お堂の前 ―  ミニョは何度も寝返りを打って、なんとか眠ろうとしたが、どれほど振り払っても、頭の中はさっきのテギョンの話でいっぱいで、全く眠れそう…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第八節③

    ― 光焔村のお堂 ―  「宗家の者が盗人だったなんてね。」  戻ったばかりのテギョンに向かって、ジェルミが聞こえよがしにそう言った。 テギョンは僅かに眉をしか…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第八節②

     「あの入り口からの下り道に、立っていたのが宗主でした。 勿論その時はまだ宗主じゃありませんし、幼いとは言えないまでも、十分に少年と呼ぶに相応しい子供でしたが…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第八節①

    ― 宗家のない村 ―  予定より三日も遅れて村に着いたテギョンたちを、マ・フニが泣きそうな顔で出迎えた。  「宗主、何があったんです~? こんなに遅れるなんて…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第七節⑥

    ― 山の麓 ―  テギョンたちが辿り着いたのは、かなり遅くなってからだった。 シヌは、テギョンを見て、さらに後ろからヒーヒー言いながら鹿を運んでくる、ジェルミ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第七節⑤

    ― 毒蛇の丘 ―  井戸を直したりする時間もあって、十分に休憩をとることのできたミニョは、支えられることなしに一人で歩き始めた。 確かに随分と回復していると誰…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第七節④

    ― かつての家 ―  井戸の修理などで、休息の時を過ごせたミニョは、もう大丈夫ですと言う笑顔を周りに向け、茶を淹れたシヌは、労(ねぎら)う意味も込めてテギョン…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第七節③

    ― 毒蛇の丘 ―  テギョンを先頭に歩き始めた一行は、ずっと続く暗く深い森に、差し込む光を感じ始める。 歩行の邪魔でしかなかった、大蛇のようにうねった根の隆起…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第七節②

    ― 深淵の森 ―  鬱蒼と茂る森の木々によって、まだ夕刻だと思うのにここは既に薄暗く、早くから火を熾した事もあってか、誰もがもう夜なのではと思わずにはいられな…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第七節①

    ― 深淵の森 ―  ユ・ヘイは、自分の両脇で支えるジフンとドンジュンにありえないとでも言いたげに目を細めた。 ジェルミは先に行き、シヌはテギョンとミニョの荷を…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第六節⑥

    ― 獣の山 瘴気の谷 ―  先ほどまでの獣との争いが、嘘だったかのような穏やかな陽光の中、劈(つんざ)くヘイの悲鳴とミニョの叫び声が、テギョンたちの耳にも届い…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第六節⑤

    ― 獣の山 ―  誰もが何らかの疑問を持ちながら、それでも声を出すのを控え、火にくべた木が爆(は)ぜる音だけが聞こえる中、まんじりともせずに夜が明けるのを待っ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第六節④

    ― 獣の山 ―  テギョンはぐるりと周りの顔を見まわして口を開いた。  「このまま進行方向に山を下りれば、瘴気が立ち込めた谷に出くわし、結局迂回する事になる。…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第六節③

    ― 獣の山 ー  次の砂嵐に遭遇する前に、山の麓に辿り着かなければならないと、誰もがそう思って歩き続けた。  (誰がこっちに行こうって言ったんだ、クソッタレ)…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第六節②

    ― 赤い砂地 ―  吹きつける生暖かい風が、幾分強くなった気がしながらも、誰もがようやく安堵のような表情を浮かべ始めた。 これまでのただ一面の赤い砂地とは違っ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第六節①

    ― 縹炎 中央 ―  結界の強化はたいして時を要しない、まだ薄暗さの残る空気の中、振り返ったテギョンが言う。  「終わった、出発しよう。」 「宗主、気を付けて…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第五節③

    ― 六角禅堂 ―  テギョンは無言のままジェルミを見据えた。 テギョン自身、視察に来た継承者に、ここの状況を訴えたからと言って、それで解決するとは思っていなか…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第五節②

    ― 祖廟 ―  六角禅堂への上り口の床は、節や節穴のある板を敷き詰めて出来ている。 じっくり見ても、それらは木の模様にしか見えないが、テギョンはその節穴の一つ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第五節①

     この地は、縹炎に至る遥か昔に、神魔大戦で滅した地であった。   永い眠りの後に、地は草を生み、木々を育て、豊かな緑の地へと再生して、胡族の草原となった。 し…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第四節③

    ― 縹炎宗 庖 ―  マ・フニはテギョンが六角聖堂で話をしている間に、夕餉の差配もあって、庖(くりや)に来ていた。 縹炎宗 宗主の食事も、宗徒の食事も、そして…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第四節②

    ― 縹炎 六角禅堂 ―  「逆に、ファン宗主には訊きたい事はないのですか。」  それまでは、ただ静かにお茶を飲んでいたカン・シヌが、テギョンを見て訊いた。 テ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第四節①

    ― 縹炎宗 ―  ある日の午後、いつもなら鍛錬を終えるとすぐにコ・ミニョの前を通り過ぎて行ってしまうテギョンが、なぜか動きを止める。 ミニョはじっとテギョンの…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第三節⑤

    ― 縹炎宗 ―  十分な休息と食事、そして瞑想のおかげで、コ・ミニョの身体はすっかり元の元気を取り戻していた。 さらにファン・テギョンは、コ・ミニョに瞑想だけ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第三節④

    ― 宗主 私室の隣室 ―  コ・ミニョは灯りを消した薄暗い部屋で、ぼんやりと黒い天井を見ていた。 話が終わるのと同時に、早く休めとばかりに無理やり追いやられて…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第三節③

    ― 宗主 私室 ― しばらくの間、考え込んでいたファン・テギョンが口を開く。  「・・・・・力は、十年前に失くしたのか。」  どうしてそれをと、コ・ミニョは目…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第三節②

    ― 縹炎宗 宗主の私室 ―  模諜枢教の名を聞いて、ミニョは自分の置かれている状況を理解した。 雨が続くから話は中でと言われ、戻る間も考え続けた。  何度も見…

  • 私のコロナ日記6

    一週間、先週はダメだったことが、今週は大丈夫になる。毎日となると少しづつですが、退院時に比べれば劇的に、良くなってきています。それでもまだ気を付けている事がシ…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第三節①

    ー 縹炎宗 ー ― 宗主 私室 ― コ・ミニョは、やって来た医者の診察を受けながら、現実に現れた夢の男が考えている事を推し量っていた。 なぜ助けられたのかが分…

  • 私のコロナ日記5

    退院から一月、調子よい日もあれば悪い日もあるといった感じです。悪い日はちょっとしたことで胸部痛が出る事で、たとえ横になっても仰向けだと違和感を感じるって事でし…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第二節③

    ー 縹炎宗 裏庭 ー  マ・フニに追い立てられて、渋々部屋を出たユ・ヘイは、戸口の外で目配せをして、フニを呼び出した。 誰もいない裏庭に、別々に移動して、どう…

  • 私のコロナ日記4

    先週、肺炎完治と診断を受けてから一週間が過ぎました。 この一週間で微熱は1日だけに、でもなかなか元のようにはいかないままですが・・・。まだ空咳と胸部痛(違和感…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第二節②

    ー 縹炎宗 宗家 ー  ファン・テギョンが雨に濡れて戻ってきた。 しかもその腕には見た事のない女を抱いている。  その事実は激震の如く、すぐさま宗家全体に走っ…

  • 私のコロナ日記3

    平熱低め(35.8~36.2)の海風なので、普段は36度8分辺りから不調を感じるのですが、今や36.7~が平熱かってくらいに体温計に表示されるし、微熱も頻発す…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第二節①

    ー 人間界 縹炎 ー  石ノ神が、転生を続ける火神と偶然出会ってから、さらに十年の歳月が流れた。 十五を過ぎたばかりの少年だった火神も、今や立派な二十五歳の青…

  • 私のコロナ日記2

     前回、ちゃんと書いたつもりで更新したのに、読み返してみると意味不明な文に・・・ まぁあの時は30分座っているのが精いっぱいだったからと、自分を甘やかし、沢山…

  • 縹炎と斐の水沫 第三章 邂逅に揺蕩う  第一節

    ー 天界 水鏡池 ー  天牢での、座罰と称した瞑想の日々を終えた木ノ神は、体に纏う空気を少しばかり逞(たくま)しくして姿を現した。  三年という時を経て、この…

  • 私のコロナ日記

    ご無沙汰いたしております。皆様ご機嫌如何でしょうか。やっと、やっと昨日9月14日に退院してまいりました。 とりあえず、お知らせだけはと、布団の中から這い出てき…

  • 取り急ぎの現状報告

    コロナ発覚後、ホテルに隔離されていたのですが、昨日入院するに至ってしまった事を、お伝えします。えっと状況ですが、肺は真っ白のようですが、呼吸はできてます。後は…

  • 縹炎と斐の水沫 外伝①

     木ノ神が引き起こした騒動は、思わぬ形で天界の噂を呼ぶこととなった。  事の始まりは雷刑だ。 普段は穏やかで静かな天界に雷鳴が鳴り響けば、否応なく耳に入る。 …

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第六節

     ー 天界 天浄宮 ー  「なんて事をしたんだ!」  天尊の前で、水神が声を荒らげた。  (取り敢えず逃がしてから、事後処理をするつもりだった。 それがどうし…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第五節③

     鍛冶場から皇宮に戻った灰焔は、ぼんやりと空を見ていた。 調査は進めているが、閂を外した者はまだ見つかっていない。  最初は、胡族だった者が入り込んだのではな…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第五節②

    ー 梵天山 ー  天界から戻った木ノ神は、回復の為にも、このまま神木に籠り、修行をすると告げる。 突然の事に、石ノ神も戸惑いの顔を隠せない。 籠っての修行自体…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第五節①

    ー 天界 天浄宮 ー  「木ノ神、元気になったようだな。」 人間界からこの天界に報告に来て、頭を下げた木ノ神に、天尊は笑みを浮かべて声を掛けた。  木ノ神は心…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第四節②

    ー 煌国 街道 ー  木ノ神と石ノ神は、煌国の民に扮して、賑わう町中を歩いていた。 子供たちが走り回り、店の中からは「奥さんに買ってあげなよ。 喜ぶよ。」と、…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第四節①

    ー 梵天山 神木のある森 ー  木ノ神は、身体を起こせるまでに回復していた。 だが、自責の念もあってか、誰とも話そうとはせず、笑うこともなく、ただ感情のすべて…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第三節②

     灰焔は、皇帝に呼ばれて向き直った。  「ずっと何も言わないが、おまえはどう考えているのだ。」  皇帝に問われて、向けていた視線を一度落とす。これから行う陳述…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第三節①

    ー 煌国 皇宮内の庭 ー  「今夜は月がきれいだ。」  そう呟いて振り返ったのは、若く美しい火神、いや沙汀の転生に伴って、劫を受けた火神の生まれ変わりである、…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第二節②

    ー 天浄宮 ー  天尊は、周りの者に下がるよう命じて、水神と共に、洪水を起こした妖獣を呼んだ者がいるのかについて話していた。  「あの者に動きは?」  天尊が…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第二節①

    ー 天界 天星殿 ー  天界に戻った火神は、司命を探して天星殿の戸を開けた。天星殿とは人間界を見る鏡、銅水鏡が置かれた、司命の仕事場であり、住処でもある。 人…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第一節②

     雷(いかずち)は雷神による戒めでもあるが、嵐には妖魔がまき散らす禍(わざわい)もある。 もし妖魔の類(たぐい)ならばと思った瞬間、火神にしては有り得ない事だ…

  • 縹炎と斐の水沫 第二章 有限の時の中で  第一節①

    ー 梵天山 ー  火神は燃え残った森を見に、時折人間界に降りていた。  「誰? ここで何を?」  後ろからの声に、僅かに顔を動かしはしたが、火神は一瞥(いちべ…

  • 縹炎と斐の水沫 第一章 悠久の神々  第二節③

    ー 天界 天浄宮 ー  水神の娘が亡くなって、天浄宮では天尊が水神と話していた。声を潜め、周りにいる者を人払いしての密談といってもいい、そこに、火神がやって来…

  • 縹炎と斐の水沫 第一章 悠久の神々  第二節②

     手にした本には、これまで名前しか知らなかった妖獣の、詳細な絵が色付きで描かれている。  「これも、これも、それからこれも!ぜんぶ聞いた名前です。 火神が退治…

  • 縹炎と斐の水沫 第一章 悠久の神々  第二節①

     混沌(カオス)から、この世が創(う)まれて数百万年、神魔大戦から七万年、火神や水神、そして天界を束ねる天尊の尽力で、世界は平和を傍受していた。  ― 天界 …

  • 縹炎と斐の水沫 第一章 悠久の神々  第一節

     混沌(カオス)の中から生まれた世界は、天と地を静寂の大気で包み、太古の力を持つ神々を生む。  火神、水神、そして風神や雷神、それら大気を司る天神が生まれ、そ…

  • 縹炎と斐の水沫 序章 創世

     この星に、人間が創造される何億万年も前、混沌(カオス)の中で、火が創(う)まれ、地に力を与えた。 そして、火と対極なる水も創(う)まれ、川となり大河となりて…

  • アメンバー申請についてのお願いと新作状況

    お久しぶりです、ご機嫌如何ですか。 このような辺境のブログにも、今だアメンバー申請をしてくださる方がいて、驚くとともに、ありがたく思っております。 もうね、限…

  • 後書きと次回作の今の状況

    ご機嫌如何ですか。 週一のまったりペースで更新してきました白の世界に黒いヤツ、30話予定が40話にずれ込みましたが、無事、終了させる事ができて、ホッとしていま…

  • 白の世界に黒いヤツ 40

    4月 リサイタルの日から5日が過ぎた、よく晴れた朝10時、私は家の近くのカフェにやって来た。徹夜でお仕事をしたテギョンさんは、ぐっすり夢の中です。 「ミニョ~…

  • 白の世界に黒いヤツ 39

    3月9日 「リサイタルなんてどういう事だ!」 シヌにしては珍しく、ノックもなしにドアを開け、少し怒った声でいきなり俺に詰め寄った。 「考えがある。」 俺は一瞥…

  • 白の世界に黒いヤツ 38

    3月22日 「どうするんだ。」と、シヌが訊く。ミニョが消えて一週間が経っていた。 「ヒョン どんどんひどい顔になってってるよ。」 ジェルミが臆面もなく言い、俺…

  • ごめんね、更新遅れます。

    木曜の夜からインターネットが接続されない状況が続いています。多分工事の関係かも…😭わずかに入力したものも、消えてしまって、接続できるまで更新できません。ドコ…

  • 白の世界に黒いヤツ 37

    「どこにって、どこかへ行ったの?」 それが母の返事だった。 慌てる俺に対して、電話口の母は変わらずいつもの調子だ。 わかってたはずだった、母とこの手の会話は成…

  • 白の世界に黒いヤツ 36

    2月22日 昨日は、告白の後の感動も、うるうる(ミニョの瞳)も、うっとり(俺を見る目)もなく、すりすりべったり(ミニョが甘えてくる妄想)される事もなく、おやす…

  • 白の世界に黒いヤツ 35

    2月27日 インターホンをタッチして、施錠を解除すると、ユ・ヘイさんが乗り込んで来た。 「ヘイさん、こんな遅い時間にどうし・・・」 挨拶に立った私を、いきなり…

  • 白の世界に黒いヤツ 34

    俺はマイクを置いた手で、シヌとジェルミを呼んだ。 「どういう事だ。」「どうって、会見だよ発表会見!」 ジェルミが浮かれた調子で言うのを、俺は速攻、嫌みな笑みで…

  • 白の世界に黒いヤツ 33

    緊張と興奮、私はただひたすらに弾ききって、終わった。余韻に浸る余裕もなく、終わったーとばかりにスクッと立ち上がる。 周りは水を打ったように静かに、じっと私を見…

  • 白の世界に黒いヤツ 32

    2月20日 大急ぎですべての家事を済ませた午後、私はいつものようにピアノに向かって練習を始めようとした。 だけど・・・ピアノの前に座って、白と黒の鍵盤を見ると…

  • 白の世界に黒いヤツ 31

    2月1日 私はこの2週間、ほとんど仕事をそっちのけでピアノに向き合い続けた。 こんなに長い時間、ピアノを弾くのは何年ぶりかしら・・・、なんてノスタルジックな生…

  • 白の世界に黒いヤツ 30

    1月16日 お風呂掃除をする私の頭の中は、ある言葉に占領されていた。 『 俺の物 』・・・・・・って、所有物って意味ですよね。でも私は人です。物じゃないのに、…

  • 白の世界に黒いヤツ 29

    1月15日 あの日以来、ミナムが俺を避けている。当然といえば当然だが、ここまできて尻込みする理由が分からない。 俺はA.N.企画のスタジオで、まっさらな五線紙…

  • 白の世界に黒いヤツ 28

    「なんでも? 何でもと言ったよな。」 テギョンの言葉に、しまったと口を抑えたけれどもう遅い、私は戦々恐々、何を言われるかと脅えながら、テギョンを見上げた。 「…

  • 白の世界に黒いヤツ 27

    1月3日 年が明けても、私に休みという文字はない。馬車馬の如く働いて、1日も早く借金を返すのだと、思いも新たに家事にいそしむ。そこにとうとう、雇い主、ファン・…

  • 白の世界に黒いヤツ 26

    12月20日 夢のようだった海外旅行から帰国し、優しかったテギョンさんがいつものクールさを取り戻したように、私もいつもの日常に戻りつつあった。 山のような洗濯…

  • 白の世界に黒いヤツ 25

    12月15日 5日ほどで自然豊かな小さな島の観光スポットは、すべて巡りつくした。最終日、ロケが行われている南の海辺を避けて、ホテルからも近い、入り江が見える高…

  • 白の世界に黒いヤツ 24

    「ほらみろ、だから俺が・・・」 横向きに、派手に転んだ私に、手を差し出しながらテギョンが言う。私は、その手に捉まって、「すみません。」と、言いながら立ち上がっ…

  • 白の世界に黒いヤツ 23

         『ふぁ~~ よく寝たーー。』          伸びをした俺は、寝たふりのはずが快眠してしまった事に気が付いた。     やはりミナムが近くにいると…

  • 白の世界に黒いヤツ 22

    12月10日 思いもよらない引っ越しから2週間、荷解きもそこそこに、私は初の海外旅行に向けての準備に忙しい時間でもあった。と、同時に、納得してなささそうに見え…

  • 白の世界に黒いヤツ 21

    11月25日 母は帰ったが、念のため2時間後に戻るようマ室長に連絡をして、俺は頭を抱えた。 今日はやり過ごせても明日からは分からない、何かと煩わしい事が増えそ…

  • 白の世界に黒いヤツ 20

    「どうしてここに?」 私はジフンの腕をつかんで端の方へと引っ張っていきながら小声で訊いた。 「家の荷物が運び出されていて、・・・訊いたら、ミニョが引っ越・・ウ…

  • 白の世界に黒いヤツ 19

    11月25日 あの日、慌てて出て行ったミナムを、俺は追いかけなかった。自分の行動に多少の疑問はあったが、あれは仕事の為の行動で、深い意味はないと結論付け、ひた…

  • 白の世界に黒いヤツ 18

    11月20日 俺はA.N.企画のソファーに座って、5日前のあの日の事を考えた。ミナムを送ったあの日、俺は自分の行動が理解できず悩んだ末にマ室長を呼びつけた。 …

  • とうとう10年目のハタチに突入するのね。

    新年、明けましておめでとうございます。 皆様、よい新年をお迎えの事と思います。 まずは、いつも『いいね』をありがとうございます。それからコメントやメッセージ、…

  • 白の世界に黒いヤツ 17

    11月15日 またやってしまったあの日から、俺はコ・ミナムを避けようとしていた。 実際は気持ちではというだけで、いつもと変りないミナムを前に、これまでと大差な…

  • 白の世界に黒いヤツ 16

    細身の脚付きグラスの中で、シュワシュワと泡を立てる、キラキラとしたシャンパンにうっとりしながら、私は少しだけそれをコクッと飲み込んだ。 口の中いっぱいに広がる…

  • 白の世界に黒いヤツ 15

    11月9日 コ・ミナムの存在価値が、一層強くなり始めた俺にとって、まさか思いもしていなかった問題が気になりだした。いわゆる、コ・ミナムの人間関係というやつだ。…

  • 白の世界に黒いヤツ 14

    10月22日 勘違いに対する要求を、私は許容の範囲だと思って受け入れたけど、ファン・テギョンの食事を作る事に頭を悩ませ続けた一週間が過ぎた。 そもそも、これま…

  • 白の世界に黒いヤツ 13

    10月15日 本格的に、ファン・テギョンの付き人らしく仕事をするようになってから、一週間が過ぎた。だけど、付き人と言っても、今のファン・テギョンはスターでもア…

  • 白の世界に黒いヤツ 12

    10月7日 驚愕の事実を知ってから一週間、私はできる限りテギョンさんを避けて過ごしていた。だって身の危険があるんだもの・・・・ まあ私は女だから、実際は危険な…

  • 白の世界に黒いヤツ 11

    ミナムの膝枕で眠る、それは驚愕の現実だったが、俺はそれを疲れていたからだと断定した。 断定はしたものの、・・・疑問は残る。俺はその疑問を解決すべく、しばらくミ…

  • 白の世界に黒いヤツ 10

    ユ・ヘイさんとはどういう関係・・?私は話題変更にと口にした言葉に困ってしまった。 「え~っと、え~っと・・そっその恋人さんなのでは・・・」 思わず出た言葉に慌…

  • 白の世界に黒いヤツ 9

    「あなた、誰?」 マ室長の後から入ってきたユ・ヘイが、すぐさま私に向かって声を上げた。 「ああ、こちらはテギョンさんのハウスキーパー兼付き人となったコ・ミナム…

  • 白の世界に黒いヤツ 8

    9月22日 一睡もせず、目を充血させて導き出した答えは、ミナムは関係ない!だった。それには俺の思い込みではなく、ちゃんとした理由もある。 理由その1、俺は酔っ…

  • 白の世界に黒いヤツ 7

    「考える。」と、言って俺は家を出た。 実際、スタジオに籠ってもんもんと考え続けた。だが、どう考えても、先にミナムの言い分をちゃんと聞いておくべきだった。 もし…

  • 白の世界に黒いヤツ 6

    9月21日 この日俺は、すこぶる快適な目覚めで朝を迎えた。と、同時に、大いに疑問を残す目覚めでもあった。 広々としたベッドの上で、軽く伸びをした俺は、ここの所…

  • 白の世界に黒いヤツ 5

    8月31日の今日、コ・ミナムは仕事納めとなる予定だった、それは俺のリベンジも終了となる日でもあった。だが俺は、心配するマ室長をスルーして、ミナムに気にかけてい…

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