炎天へ出てまた地下へゆく電車 久しぶりで、府中郷土の森を歩いてきました。 炎天のレンズのごとき空ひとつ炎天下眉毛なき人歩みゆく炎天の街にこんもり杜のあり炎天…
俳句を毎日詠みたいと思ってます。山は奥多摩のほうを登ってます。お星様のお話は、いつか再開します。
山登りと俳句とお星様と備前焼と「蒼空」というお酒が大好きな日々を過ごしてます。 一番は、山登りかな、軟弱ハイキング程度ですが、これが止められません。 俳句は、日々のため息と吾が記憶にある風景と自然が放つ声です。 備前焼は土のぬくもりと作家脇本博之に心酔してます。 酒は、京都伏見桃山藤岡酒造の「蒼空」です。機会あれば、お尋ねください。
風に根を下ろしてをりぬ碇草 今日は、能岳から八重山を歩いてきました。 背を向けてそつぽを向きて蝮草春の日の柔和な馬頭観世音吾が影が道連れなりぬ春の山日の斑は…
開花宣言があれば行きたくなるのは、上野原の八重山である。山のことであるからしてまだ少ししか咲いていないだろうが、その少しの山桜を見に行くことにした。幸いに気…
木蓮や一羽の烏てつぺんに 昭和記念公園を歩いてきましたが、今日は、流石の人出です。 春休み子は遊び場へまつしぐら花馬酔木日陰ならばの数なりぬ道少しそれて静寂…
結社誌「深花」贈呈賜りました。大木雪香主宰ありがとうございました。主宰の句を六句ほど、拙い鑑賞ですがさせて頂きます。ありがとうございました。 初日の出何も言…
音のして見えざる渓や山桜 今朝は、雨風が強かったですね。少し収まって明るくなってきました。人生嵐の時ばかりではないです。 磐座に色褪せる幣山桜縁側に座せば荒…
板塀の一角枝垂桜かな 昼前にぽつぽつと落ちてきましたが、雨は夕方からのようですね。 花辛夷小山ひとつの小公園曇天を剥がれるやうに散る辛夷荒々しき風恋ふごとく…
寺示す標へ枝垂桜かな 今日は、暖かくて午前中散歩しましたが、コートいらなかったですね。 丹沢の主峰を覆ふ春の雪奥多摩の奥処の峰に残る雪天界の風のひかりの若葉…
海見えて風土記の丘の蕨かな 今日は、一日中雨ですね、昨日今日と二日連続雨はきついですね。 園児らの声高らかに蕨山早蕨や女人禁制碑のありし防火帯蕨の道でありに…
瀬の音の荒々しさよ山椿 昨日は、高水山から岩茸石山へ登ってきました。バタバタしてて、昨日は掲載できませんでした。 草木染月明塾や春灯し渓流に釣師点々春寒し鶯…
高水山の猫の目草を見に行かなければと、今週は天候の悪い日が続くようなのでその間隙を縫って雨でなければ良しとして出かけることにした。軍畑駅到着が八時四十分過ぎ…
手拭ひに格子刺繍や磯かまど 雨の予報でしたが、これからでしょうか。 磯かまど襦袢に星のおまじなひ磯かまどカギノミの潮まづ落とし磯かまど万葉集に海女のこと磯か…
強東風や白雲ぽつり空に置き 今日はまた天気が良いですが、風が強いですね。 雪柳こころ乱るる日もありぬ強東風や丘の高みを目指す子ら遠峰ほど残雪渓を覆ひをり土佐…
葬儀待つ人々乙女椿かな 今日は、天気が目まぐるしく変わりますね。 木道に沿ひゆくやうに草青む草青むとんとんとんと歩む鳥ムスカリや道路に際といふところムスカリ…
雲解れ空青々と涅槃西風 今日は、天気が良くなりましたが、やはり、風が冷たいですね。 春風へピンクの髪の少女かな街角に庚申塔やペンペン草黃梅の針金のごと枝なり…
鶯や朝の山路の第一声 昨日は、木下沢へネコノメソウを観察に行ってきました。花粉が凄くて、調子が悪く昨日は、ブログの更新が出来ませんでした。 紅白を織りなす山…
木下沢のたぶん最盛期となったネコノメソウを見に行かねばと、17日に高尾駅発八時三十一分のバスに乗る。さすがの日曜日で、三台のバスで出発である。裏高尾へと入る…
大都市の四囲を閉ざせる霞かな 今日は、半袖でも良いぐらいの感じでした。 鶯や公園口といふところチューリップ背にしてをりし笑顔かなひかりつつ公園口のチューリッ…
水の泡広がるやうに草青む 今日は、脳のMRI検査をして、定期検査をして、五時間ぐらいかかりました。 二階屋のベランダにつと黃水仙校歌はも口ずさみつつ卒業生春…
初花やむかし黒門ありし地に 今日は、上野で吟行会でした。 初ざくらかつて奥羽へ始発駅落椿上野戦争記す石碑高揚がる水はミューズか春の苑春光の水辺に集ふ家族かな…
春光を風が運んで行きにけり 今日はまた、風の強い日でした。春光の綺羅となりたる水面かな春光の梢を渡り行きにけり雪解風遠き山ほど白かりぬ春空の果に輝く白峰かな…
お彼岸や渡しの名書く名所図会 今日は、あいにくの雨でしたが、なんとか片付けなければいけないことが出来ました。 お彼岸の明るき雨となりにけりお彼岸や砂持ち上げ…
山道へ踏み出す一歩春寒し 今日は、高尾山にハナネコノメソウを見に行ってきました。 vの字に青空入れて杉の花芽吹きをる木々の高さや高尾山渓流の白白として雪解水…
高尾山琵琶滝コースと蛇滝コースの猫の目草を見に、朝はゆっくりと起きて、高尾山口駅の到着は八時四十 分である。まずはケーブルカーに沿う道を行く、左手の山肌を眺…
春光や果てなく鉄路続きゆく 今日は、昭和記念公園で、立川ハーフマラソンで凄い人出でした。華やぎがあって良いですね。 ものの芽を育む風となりにけり母挟むやうに…
凹凸の生まれる空地草青む 今日は、午前中が歯医者で、午後に少し散歩しました。春の雪跡形もなく消えました。 春の日を乗せて循環バスのゆく街騒に消えて仕舞し名残…
空の色二分けにして寒戻る 曇り時々晴れでしたが、寒かったですね。 嘴のやうに鋭き春蘭の芽春蘭や世に祈ること多かりぬ春蘭や前向きにして頭の低し垂れ下がるほどに…
春光を纏ひては解き大河ゆく 雨からお天気に変わりました。これから歩くのもしんどいんで今日は歩きなしです。 惜しみなく春光となる伐採地春光の画廊の陶を際立たす…
雨意孕む春空にまだ高さあり 午前中、歩いてたら、ぽつりと来たので、傘を忘れてて、慌てて帰りました。 日輪の見えて春雨予報なりクロッカス犬に引かれてゆく歩幅ク…
バス停の渓へ白梅滝なせる 今日は、日影沢から高尾山まで歩いてきました。 山肌の春の調べの日の斑とも渓流の音を友とす春の山とろとろと春の水ゆく日影沢春の渓奥処…
高尾山ビジターセンターの情報でヤマルリソウが咲いたとあり、火曜日から天気予報が雨なので、月曜の今日高尾山周辺を歩いてみることにした。高尾山発小仏行きのバスは…
紅梅や和尚の筆の茶筅塚 今日は、春疾風の感じで、寒かったです。 白梅を散らしてをりし鳥一羽動かざる雲空に置き春疾風紅梅と白梅囲む小公園落椿羽衣町に西東春疾風…
奥多摩の山青々と斑雪 今日は、上着がいらない天気でした。 春なれや大岳山は耳立てて春連れて園児らの声歩みくる春うらら鏡のやうな湖ひとつ白雲をひとつぽかりと百…
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炎天へ出てまた地下へゆく電車 久しぶりで、府中郷土の森を歩いてきました。 炎天のレンズのごとき空ひとつ炎天下眉毛なき人歩みゆく炎天の街にこんもり杜のあり炎天…
夏の湖望みさざなみ広場かな ひと時晴れましたが、雲の多い一日です。 漁れる鳥の飛沫や夏の湖曇天の静寂に揺るる青楓青楓濃淡まるで水彩画天界へポプラ青葉を広げを…
梅雨晴間二色に染めてロングヘア 香雨の鷹羽狩行名誉主宰が5月27日に亡くなったことを、今日、野島さんのブログで初めて知りました。結社狩の当時、結社の吟行も会…
木下闇天を駆けゆくモノレール 築地に検診の結果を聴きに行ってきました。特にはなかったので、安心しました。 白紫陽花魂のごとくに弾みをり金糸梅人が寝まりてをる…
昼顔並び宝塚歌劇団 今日は、午前中歯医者でした。午後に多摩川まで散策して、途中で、玉蜀黍を買って帰ってきました。 昼顔の高き垣根や屋敷街曇天を突き上げて唐黍…
菖蒲田に棲みなすもののきらめけり 明治神宮に吟行に行ってきました。 紫陽花の杜の静寂を揺らしをり新緑の杜を縫ひくるひかりかな鳥居にも付く順列や泉湧く大前に広…
尾瀬の森夏鶯の舞台とも 尾瀬の二日目の句です。見晴から尾瀬沼を経て大清水に抜けました。 夏鶯森どごまでも透けてゆく春蝉の声の膨らみゆける森新緑の一葉一葉のひ…
尾瀬ヶ原の見晴の燧小屋で一泊した朝は、五時半に起床して寒くないように、しっかり着込んで山小屋のスリッパを履いて、 尾瀬ヶ原の霧を見に行こう。 山小屋を包むよ…
尾瀬の風ぞんぶんに受け桐の花 水木と尾瀬に行ってきました。五日の水曜日の俳句の記録です。天気良好でした。 ご先祖の石碑高きに桐の花卯の花や峠へ車つらねゆくア…
友と尾瀬 へ出かける約束の前日、 急に腹痛がありこれは友に一人で行ってもらわねばと夜中の十一時頃に思って、また睡眠も取れずにいたら、二時過ぎにようやく熟睡し…
白雲と黒雲同居迎へ梅雨 築地に年に一度の検査に行ってきました。一日仕事です。明日と明後日は、尾瀬を歩いて来るので、留守にします。 額の花私鉄沿線てふところ夏…
深緑なりし湖面へ人の影 今日は、過ごしやすい天気ですね。 青空へ近む湖畔の皐月かな遠足や一塊となる子らの声ボートゆく一人は空を見てをりぬ紫陽花や大樹の下とい…
青空に思ひ思ひの夏の雲 今日は、天気が良くて散歩が出来ました。 石塔の裾を飾れる未央柳柏葉の紫陽花砲のごとく立つ梔子の花や縁起を記す石碑仕立屋の前に風船青葉…
麦笛や異郷なれども懐かしき 降りそうで、降らなそうな天気です。台風は消滅しましたが、余波があります。 麦笛やホームひとつで足りる駅麦笛や陸橋の音絶えてより麦…
富士山の羞恥心とも夏の雲 昨日は、入笠山からテイ沢を巡ってきました。 初夏の盆地の上の富士の峰四囲の峰額縁とする夏の雲甲州に棚なすものや青葉光林間の青空透か…
そろそろ入笠山にオサバグサが咲く時期ではないかと、友を誘って、 台風の中休みの水曜に、友とは高尾駅で待ち合わせて、鈍行にてゆっくりと出発である。 中央線の富…
高層階雲が閉ざして梅雨に入る 雨が降っては、止んで、また降りそうなので、今日は、家ごもりです。 つや消しのやうなテーブル梅雨に入る梅雨に入る送電線に高架塔梅…
遠会釈病後の人の白日傘 雨が降りそうなので、散歩しないでいたら、降りそうにないですね。降るんでしょうが。 健啖家今も変はらず暑気払ひ持つべきは古里の友夏見舞…
石塔を囲める未央柳かな 天気が良く過ごしやすい日です。 天界と通信未央柳かな参道に一輪だけの金糸梅本堂になにを結べる金糸梅金糸梅読経の音のしきりなる方丈の庭…
アラジンの裔か夏シャツ腹出して 昭和記念公園を散歩しましたら、今日は、ワンちゃんのフェステバルをやってました。 夏シャツの腰のくびれの歩みゆく立ち蕎麦や夏シ…
峰雲の高さ浄土といふところ 午前中、歩いていたら雨が降ってきて、近くのスーパーで雨宿りして、少し濡れて帰ってきました。 電線に絡まれてゐる夏の雲峰雲は地球の…
大鉢の南天の花四方護る 今日は、午前中はひと時、晴れ間も見れました。 雨後の森芳しき青葉風樹下といふ昼の薄闇濃紫陽花緑陰を響きてきたる鳥の声白紫陽花聖地のご…
青梅や名のみが残る山の城 午後になって、時にかなり強い雨となりました。 視野ぐいと狭めてをりぬ梅雨曇り南天の花や垣根を突き上げして昼顔を支へてをりし垣根かな…
真昼間の風が灯せる月見草 今日は、築地へ検査結果を聞きに行き、新宿で買い物して、殿が谷戸でひとり吟行して、一日仕事でした。 月見草ひたすら宵を待ちをりぬ月見…
草いきれむかし山城ありし跡 今日は、一日中雨なので、外に出ないで過ごしてます。 地図になき山道ゆけば草いきれ草いきれ丘にのぼれば灘見えて山道のおちこちに句碑…
朱の鳥居続く坂道男梅雨 午前中は小振りでしたが、午後から降りだしました。 青空の降りてきてゐる茅の輪かな先人の香りの中の茅の輪かな降りつづく雨の香りの茅の輪…
林道の梅の実のみな潰れをり 今日は、遅い時間に出かけて、木下沢から景信山を歩いてきました。 またたびの葉の白々と山の道渓流の道の一歩の涼しさよ入梅の水音ゆた…
朝、 普通の時間に起きて、 朝食の後、 今日は雨が降らなそうなので、木下沢林道の工事のため 土日しか行くことができない木下沢林道を 久しぶりに歩いてみるこ…
梅雨入の湯気立ててゐる蒸饅頭 雨が上がっても、鬱陶しい感じですね。 梅雨入の四囲の山々隠す雲梅雨入のパシャリと閉じる地下倉庫梅雨入の喉の渇かぬひと日かな梅雨…
宿すてふ蛍袋のぬくみかな 梅雨入りしたようです。今日は湿度が高くて、蒸し暑いです。 燭のなき夜道の蛍袋かな露天湯の灯りを消してより蛍貨物車の長きが過ぎて額の…
熱を持つやうに青葉のひかりをり 今日は、天気が良くて、歩いていても汗ばむほどでした。 木下闇流るる水の白さかな青空の四囲となりたる夏の雲叢に消えて再び夏の蝶…
検査終ふ曇天払ふごと青葉 今日は、築地に年に一度の検査に行ってきました。 譲り合ふ電車の席や朝涼し入梅や曇天制すやうにビル懐かしき駅過ぐ車窓走り梅雨芒種なる…
少年ら高きサドルや新樹光 午後になって少し雲が出てきました。 青葉みな空のカーテンなりしかと夏鳥や樹々深みゆく山の道雑林の青葉の香りつなぐ橋恐竜の末裔かとも…
夏鳥の声伸びてゆく雨上がり 今日は、良い天気になりました。 雨上がり深く息づく青葉かな夏鶯声新しき雨上がり雨粒はどれも四葩のひかりかな天上に恋してをりぬ額の…
新緑の中へ果てなき山の道 昨日は、広島の友人と三つ峠へ登ってきました。 渓の音みな白かりぬ登山道木天蓼の葉の白々と山の道山道の招くごとくに青葉風林道へ背を向…
三ツ峠山(6月1日)天候は不純な日々ではあるが、どうやら 天気も持ちこたえそうなので、 広島の友人と二人で三ツ峠山へ登ることにした。 iPhone で調べる…
葉桜にこじ開けられてゐる曇天 午後から少し曇天がほぐれました。雨の降らないひと日です。 曇天の日も高々と白日傘塀の間を飛び出てをりぬ薔薇真紅叢の中にもありぬ…
走り梅雨雲の間に間に多摩の山 もう梅雨に入ったような感じですが、今日は、良い天気になりました。 走り梅雨高楼の燈は点滅す走り梅雨波のごとくに山の雲欄干のみ残…
宝道てふ近道や花蜜柑 今日は、天候不順で、一歩も外へ出ていません。 内海にぽかり浮雲花みかん高野への町石道や花蜜柑大島の影くつきりと花蜜柑花みかん湾を出てゆ…
垣根てふ法に従ふ皐月かな 今日は、夏の虫の観察の一団と遭遇しました。虫のような歩みでした。 アンテナを舞台としたる夏の鳥薄絹の空一面の暑さかな小判草古りてま…