chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
天ののブログ https://ameblo.jp/mizukiamano/

小説・煙の行方を更新中です☆ バーに訪れた事をきっかけに始まった中年男性の恋・・・

薄暗い店内には、白髪にヒゲという、 いかにもな男性が、無言でワイングラスを几帳面に磨き上げている。 十名も入ればいっぱいに埋まってしまう様な店内には、カウンターテーブルだけが長く伸び、 ゆったりとしたジャズの音色が、この空間内で主役をはっていた。 「すみませんジンをベースで適当に」 バーに訪れた事をきっかけに廻り始めた、サラリーマン佐藤の非日常。 是非ご覧下さい♪

天の
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2011/05/11

arrow_drop_down
  • 煙の行方・第十三章(3)

    「本当に、急にごめんなさい」再び口を開いた静香の赤く晴らした瞳が、佐藤の目に悲しく飛び込む。「ねえ、あなた・・明日一緒に出かけたい所があるの。九時に待ち合わせ…

  • これからは、日記も書いてみようかな・・・なんて。

    今月の頭に就職が決まってから、本当にゆっくりパソコンに向かう時間がなくなり・・・自分自身を見つめ直す時間も、かなり削られている状態でも、今はそんな時期な様な気…

  • 小説・煙の行方(第十三章・2)

    「ごめんなさい・・・急に泣き出してしまって・・・」すっかりと疲れ果てた様子の静香の背中を佐藤がそっと撫でると、静香は、再び乾いた口を開いた。「あなたとの結婚生…

  • 小説・煙の行方(第十三章)

    自宅であるコーポの階段をのぼる自らの足音・・・コツコツコツ。佐藤は、ふと高い空を見上げた。数える程だが微かに光る星。自らの口から吐き出された息は、白く淡く、佐…

  • お詫び

    いつもブログを読んでくださる方々へ。 小説・煙の行方 の更新が滞り申し訳ありません。 来週の水曜日 20日から更新再開を致しますので 是非そね際は、のぞいてみ…

  • 小説・煙の行方(第十ニ章・六)

    除夜の鐘が一年の終わりを告げる頃、佐藤は静香とともに夜道に白い息を吐きながら近所の神社へと向かっていた。視界に入って来る、家族連れや、老夫婦、手をつないだ恋人…

  • 煙の行方・第十二章(5)

    背中を照らす月と、街灯が自身の影を造りだす夜道。佐藤は、ケータイ電話を右手に持ち朱美からのメールを何度も何度も読み返していた。「佐藤さんを好きだという気持ちに…

  • 小説・煙の行方(第十二章 ・ 4)

    「おはようございます!!佐藤さん!」突風に埋もれる様にして、背後から聞こえてきた声に振り向くとマフラーに顔をうずめる様な姿の青木が小走りで近寄って来た。「おう…

  • 小説・煙の行方(第十二章 ・ 3)

    頭をガンガンと打ち付ける様な感覚に佐藤は目を覚ました。暗闇に、チカチカと光るケータイのランプ。重たい体を起こし、手繰り寄せたケータイを開くと、一通のメールとA…

  • 小説・煙の行方(第十ニ章・2)

    昼みに入った事を、黒淵でかためられた壁掛け時計で確認し、再度、左腕の文字盤にも視線をおとした佐藤。すぐさまコートを羽織り、オフィスを誰よりも速く、すり抜ける様…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、天のさんをフォローしませんか?

ハンドル名
天のさん
ブログタイトル
天ののブログ
フォロー
天ののブログ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用