しんさんとはnoteで出会った。彼女はraydraの名で詩など投稿していた。どうやら勤め人らしいが万華鏡作家でもあり、釣りを趣味とし、エレクトーン奏者でも...
自作の詩とショートショートを紹介。 YouTube投稿動画の朗読者、募集中。
読み物、曲、絵、動画を制作。 YouTube投稿動画の朗読者、募集中。
長い髪の毛で編んだ知恵の輪がある。知人から手渡されたが、ほどける気がしない。いっそ鋏で切り落としたくなる。こいつはおれに何をさせたいのだ? または、何を教...
日光浴するつもりでマンションの屋上へ向かった。最上階の踊り場の天井に金属の扉がある。脚立をかけて上り、留め金の南京錠を外す。扉を開け、晴天の屋上に出た。そ...
なぜか俺は太った中年女になっている。少なくとも感情移入している。そして、和菓子屋の店員。商品の在庫管理を担当している。どうも納得いかないが そういう設定な...
何者かが湾岸に造船所を作ろうとしている。それは上空からの俯瞰図として確認できる。考えてみれば、大した事業である。需要が見込まれると出資者は判断したのだろう...
散らかった部屋に男と女が寝そべっている。どちらも酒に酔いつぶれたらしい。「だらしないな」おれは女のめくれたスカートを直してやる。女は寝言を言いながら寝返り...
スペインだったかイタリアに鍾乳洞がある。訪れたことないが、つい考えてしまうわけだ。恐竜の大腿骨みたいな鍾乳石が膨れ上がり 島々となり、列島のように地図上に...
和室でプロ棋士と将棋を指すことになった。将棋会館の対局室かもしれない。相手の真似をして盤上に駒を置く。伝統的な作法は尊重せねばな。ところが、配置がおかしい...
駅へ向かって先輩と並んで歩いていた。「先生」先輩が前方の男の背に声をかけた。筋肉質の中年の男が振り返る。「おお、久しぶり」どうやら先輩の学生時代の恩師らし...
出かけようとしたら、自分の靴が見当たらない。とりあえず、誰かの靴を借りて履こう。スキー靴みたいなのが一足あった。それを履いて歩き出そうとした。しかし、足が...
家の中に妙な小物がたくさんある。石器や土器のかけら。木彫り人形の一部など。なかなか魅力的な形と質感。同居の女に尋ねる。「どうしたの、これ?」「廃品回収では...
隠居ゆえ出勤はなし。通販で農薬検出せずの玄米買って 散歩気分で業務スーパー。銀鮭中骨水煮の缶詰などあり。夏は冷やしポテトサラダうまし。具だくさん味噌汁飲ん...
戦艦の上というか中で戦っている。敵と戦っているわけだが、それだけではない。敵は味方の中にもいる。敵と戦う前に、まず味方と戦わねばならない。つまり、組織内部...
そのような経験をしなかったら そのような夢は見なかったであろう。しかしながら、それならそれで それとは別の経験をするはずなので それ相応の別の夢を見るもの...
葉っぱについて語ろう。おだやかな葉っぱである。そうとしか言いようがない。そんな葉っぱが二枚、合わさって重なる。すると、憎しみや悲しみが生まれる。感情には重...
新人として工場に勤めることになった。半製品を加工して製品として出荷する仕事。まず最初の作業からして失敗。ああすべきところをこうしてしまった。初歩的なミスだ...
槍のような雨が頭に刺さった。焼き鳥のクシのような雨と言うべきか。かくべつ痛くはない。しかしながら、この話はもういい。君は続けて話の先を聞きたいかもしれない...
近所の新築祝いで餅がまかれるそうだ。昔の田舎では普通だったが、今では珍しい。ちょっと遅れて到着。人が集まらないせいか、定刻になっても始まらない。集まったら...
実家の二階で探し物をしていた。ただし、何を探していたか忘れてしまった。夜になり、窓の外は黒い闇。その窓ガラスに子どもの顔と手が映った。最初は男の子で、続い...
テーブルの上、裸になって仰向けに寝ている。股間には、性器を隠すように寿司が盛ってある。いわゆる女体盛り。ただし、おれは男だ。男体盛りとでも呼ぶしかあるまい...
変なルールのサッカーをやっている。または、変なルールのドッヂボールを。ラインの内側ではサッカーをやっている。外側にも選手がいて、外に出たボールを蹴って ラ...
ごく親しい女の人と狭い布団に並んで寝ていた。なにやら物音がしたので起き上がる。台所の中を覗いてみる。誰もいない。ガラス窓の外は夕暮れ。一頭のゴリラが土木工...
毒に対して耐性の強い人がいる。どんな毒でもすぐに中和してしまうのだ。ならば毒殺してみたくもなろうというもの。砂糖、小麦粉、人工甘味料、添加物、医薬品。Po...
ある人にとって、人生とは 大失態の後始末のようなもの。仮に、その人が世間において 成功者と目される人物であるとしても。Clean UpFor some, ...
その男は立派な学歴の持ち主。動画でインタビューを受けている。大したこと言ってないとしても期待してしまう。学歴は忍耐の尺度でもあるから。彼のことを考えながら...
ホテルのロビーにBGMが流れている。宿泊客のリクエストも受けつけるようだ。昔の流行歌が終わり、今の話題曲が始まった。近くのテーブルに座った上品な女性の所望...
スギが終わってヒノキが始まる前の花粉飛散が少ない時期は、なかなか快適。おれはアパートの部屋を二つ借りている。寝起きする部屋と娯楽部屋のつもり。気楽な独身生...
女が自転車で湿原を突き進んでいる。タイヤが小さいため、今にも転びそうだ。どうやら幼い娘が被災したらしい。見渡す限りの湿原は水害の結果らしい。草に絡まって転...
山の上に住んでいる。昨晩から大雨が降っていた。朝になって出かけたら、下界は洪水。見下ろす道路が川のよう。やってられないので引き返す。途中、下山する女に会っ...
夕方、外回りから会社に戻った。大勢の従業員たちが揃って帰るところだった。残業するほどの仕事がないのだろう。おれもそのまま帰宅する気分になる。夕飯をどこで食...
休日出勤した会社の駐車場、その端にバイクがあった。さらにその先はすぐに小川になっている。ハンドルのところに引っ掛かっているものがあった。なんとなく弁当かな...
数日前に診察を受けたのだろう。若い夫婦が医師の説明を聴いている。どうやら旦那の精子に問題があるらしい。図を示しながら医師は言う。「遺伝子の一部が欠損してい...
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しんさんとはnoteで出会った。彼女はraydraの名で詩など投稿していた。どうやら勤め人らしいが万華鏡作家でもあり、釣りを趣味とし、エレクトーン奏者でも...
yayaさんとの出会いの場所は今はなき伝説の音声投稿サイトあのkoebuだった。yayaさんはおいらが書いたお題、つまり脚本をいくつもお声にして、つまり朗...
えへん もぐもぐおいらはもぐら もぐらだぜ悟っているやら いないやらさとる文庫たぁ これいかに昔懐かし ケロログや2号館 3号館 まだまだ続く月曜から土曜...
桜散る散る 牡丹は落ちる 背中(せな)で咲いてる緋牡丹(ひぼたん)ひとつ あんた あたいの花弁を見たんかい? そいつぁ 命あっての物種(ものだね)だぜ 万...
桃の節句は過ぎたれど 桜の咲くのはまだまだ先ね ちょっとそこゆく おあにいさん このふとももの桜吹雪が 目に入らねえかい ってね泣く子も微笑む 桜吹雪のy...
夜中に訪問客があった。懐かしい声。ヒラノさんだ。世話になったので、もてなさなければなるまい。「腹はすいてないか。何か食べるかね」「納豆を食べたい」それで家...
てがら てがら 手柄の話は オラオラよ にやにや にったり なあ みんな 耳の穴 かっぽじっておいらの自慢を 聞きやがれ Credit StoryCred...
コロコロ転がる心の形 坂道だらけの通学路 あの子が欲しい あの子じゃわからん この子が欲しい この子じゃわからん まあるくなってアルマジロ コロコロ コロ...
赤いちょうちん 紺のれん いらしゃいの声聞けば ここは地鶏屋 信玄よ 焼き鳥 つくね 手羽先 かしら まずは一杯 栄町 お座敷それとも カウンター こちら...
二酸化炭素は地球温暖化の原因ではない。熱エネルギーを運ぶ媒体の一つに過ぎずない。最大の問題は熱源である。発電所、工場、冷暖房装置、家電製品、自動車。熱源な...
二酸化炭素は地球温暖化の原因ではない。熱エネルギーを運ぶ媒体の一つに過ぎずない。最大の問題は熱源である。発電所、工場、冷暖房設備、家電製品、自動車。熱源な...
二酸化炭素は地球温暖化の原因ではない。熱エネルギーを運ぶ媒体の一つに過ぎずない。最大の問題は熱源である。発電所、工場、冷暖房装置、家電製品、自動車。熱源な...
二酸化炭素は地球温暖化の原因ではない。熱エネルギーを運ぶ媒体の一つに過ぎずない。最大の問題は熱源である。発電所、工場、冷暖房装置、家電製品、自動車。熱源な...
屋外でなにかを集めていたのだ。小石とか木片みたいな小物を。そして、それらを誰かに差し出す。すると、野球のボールが一個こぼれ落ちた。それは傾いた地面を転がり...
図書館みたいな場所。棚の上に山積みされた本の中から一冊だけ持ち帰ることが許されているらしい。物色するものの、欲しい本が見つからない。とりあえず英文の小さな...
そこそこ高い建物の上から見下ろしている。この建物の住人であろう人々と一頭の犬の姿がある。ある制定されたばかりのルールによってこの犬を殺さなければならなくな...
なんとなくホテルの一室。思い出せない何かを探していた。水に濡れたクモの寄せ集めみたいな塊がある。黒い脚みたいなのがもぞもぞ動く。それをよく見ようと近づく。...
粘土でこしらえた共同住宅の模型がある。これを囲んで住人たちが相談している。「これはまずいですよね」地下部分に水で浸食された空洞がある。その部分を住人の代表...
夜中に屋外で深呼吸をしている。暑いのか、上半身は裸。なぜか両手首にシールが貼ってある。バーコードやキャッシュカードみたいな感じ。違和感はない。生活する上で...
つまらんは罪 おろかなるは罰 人間関係 ほとんど信用がすべて 規則や法律 最低限にとどめておけ 探し物は 要らなくなった頃に見つかる やりたいことと やれ...
桜散る散る 牡丹は落ちる 背中(せな)で咲いてる緋牡丹(ひぼたん)ひとつ あんた あたいの花弁を見たんかい? そいつぁ 命あっての物種(ものだね)だぜ 万...
桃の節句は過ぎたれど 桜の咲くのはまだまだ先ね ちょっとそこゆく おあにいさん このふとももの桜吹雪が 目に入らねえかい ってね泣く子も微笑む 桜吹雪のy...
夜中に訪問客があった。懐かしい声。ヒラノさんだ。世話になったので、もてなさなければなるまい。「腹はすいてないか。何か食べるかね」「納豆を食べたい」それで家...