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  • 曹丕のロックンロール精神

    曹丕は曹操の息子。曹操の跡を継いで魏王となり、魏王となった後すぐに漢王朝を簒奪して魏王朝を建て、その皇帝なった。曹丕は政治家なのだが、文学にも通じていて『典論』という文学論を書いている。非常に格調の高い文章なので核心の部分の読み下し文を味わってみていただきたい。読み下し文の後ろに、自分なりに言葉を補いながら訳してみた。【読み下し】蓋(けだ)し文章は経国(けいこく)の大業にして、不朽の盛時(せいじ)なり。年寿(ねんじゅ)は時(とき)有り尽き、栄楽(えいらく)は其(そ)の身に止(とど)まる。二者は必ず至るの常期(じやうき)あり、未(いま)だ文章の無窮(むきゅう)なるに若(し)かず。是(これ)を以(もつ)て古(いにしへ)の作者、身を翰墨(かんぼく)に寄せ、意を篇籍(へんせき)に見(あらは)し、良史(りやうし)の...曹丕のロックンロール精神

  • 見えない道をたどりながら

    ポケットからりんごを出してかじってみた誰もいない河原ひんやりと風が吹く川向こうにそびえる塔残りわずかな夕陽を照り返して光を失った川は滔々と黒々と急ぐわけでもなく流れる青鷺あおさぎは浅瀬の窪みに脚を入れたまま背筋を伸ばしてじっとたたずむ手に入れた夢の数を指折り数え失った愛の数を指折り数えてみる人生は思いがけないことばかり自分の意思で歩いているつもりだけどほんとうのところはなにかに導かれて目に見えない道を歩いているのだろうこの先どこまで行けるのかとにかく行けるところまで行ってみようつまずきながらでも歩けるところまで歩いてみようと思う進んでさえいればどこかへたどり着くはずだから青鷺が飛び立つ紅く熟れた残照が消え夜の匂いが風にまじる言葉にならない言葉が心のうちに湧き上がるから想いにならない想いが身体を突き上げるか...見えない道をたどりながら

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