『アーモリー・ショー』The Armory Show 2011
2011年3月6日:今年のニューヨークのアートの祭典『アーモリー・ショー』は3月3日から6日までハドソン川沿いにあるピア92と94で開催された。最終日に行ったので「モダン」のセクションを見ただけで時間が足りなくなってしまった。メインは「コンテンポラリー」のセクションだったらしいが、「モダン」だけでも十分に楽しめた。 全体の印象として、セックス、美女、ミステリー、死をテーマにした作品は売れるし…
2011年2月27日:『ブラック・スワン』をアカデミー賞授賞式の当日に観た。言われている通り、ナタリー・ポートマンは主人公を好演していたし、描かれた世界がどこまで現実的な物かはさておき、映画はバレリーナの世界を、バレリーナとして生きる事の苦しみを垣間見たような気にさせてくた。 繊細で内気なバレリーナが「白鳥の湖」の主役を得るため、ワイルドで険悪な黒鳥の役に望む。役作りにおいて、彼女はライバル…
2011年2月26日:映画はイランで行われたワールド・カップ予選試合についてなのだが、試合は殆ど見えない。映画の舞台はスタジアムの裏側で、そこには男装して試合を見ようとしたが警察に捕まった女の子たちが囲われている。スタジアムの中にいる男たちの熱狂的な声援や拍手が聞こえてくるが、見えないので中がどうなってるか想像するしかない。映画を見る側にとってもフラストレーションが溜まる。 イランの女性の権…
2011年2月21日:NY在住の想田和弘監督による最新作は岡山に住む人々の日常を描いている。韓国の映画祭から平和についての映画を作るよう依頼されたとき、監督は壮大なことを考えず、日常の細かい部分に注目することにした。そのアイディアは良かった。映画に出てくる人は素朴でチャーミングだ。特に死期が近いものの恐れずに淡々と暮らす橋本さんの姿には感動させられた。橋本さんは戦争経験者なのだが、戦争の話を…
2011年2月13日:放射性廃棄物を10万年もの間無事に保存できるのか?これはデンマークの映画監督・アーティストであるマイケル・マドセンがドキュメンタリー『INTO ETERNITY』の中で繰り返し問いかける問題である。彼は「どのようにして子孫たちに廃棄物のことを伝えるのか?」「子孫たちへの警告にはどの言語とサインを使ったらいいか?」「もし警告を理解したとしても、忠告を守るだろうか?」などと…
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