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  • 「御座の中央の小羊」第一章 小羊 (4)

    小羊の血――朽ちることのない本質的な命のエネルギー さて、小羊の血、この小羊の命のエネルギーは、この朽ちることのない性質を帯びています。いかなる挑発や試練や誘惑の下でも、御父のみこころの代わりに自己の利益を優先させることのない性質です。主イエスの全生涯はこの一点に集約されます。彼が神の小羊として公に紹介されたその日から、その小羊を傷つけようとする地獄の陰謀がほとんど直ちに起こりました。その陰謀はすべ...

  • 「御座の中央の小羊」第一章 小羊 (3)

    この呼称の意味 さて、これは聖書の引用の要約以上のものです。これは、すでに述べたように、非常に重要な考察の土台となるものであり、「小羊」というこの呼称の意義は何か?という問いに私たちを直ちに導きます。 単純に考えるだけでも、そのすべてが不思議であり、特殊であると感じるにちがいありません。考えうる最も偉大なこと、神の宇宙の中心から周辺に至る広大な範囲に及ぶ、これらの途方もないことはみな、「小羊」とい...

  • 「御座の中央の小羊」第一章 小羊 (2)

    この呼称が次に述べられているのは十二章です。とても馴染み深い箇所です。この呼称はここでは、勝利者の群れに関連して一度だけ述べられています。彼らは小羊の血によって龍に打ち勝ったと述べられています。 十三章で、この呼称がもう一度出てきます。ここでは、小羊の命の書に名を記されていない人はみな獣を礼拝します。 それから、十四章では六回登場します。ここではこの呼称を四つ含んでいます。小羊がシオン山上に現れ...

  • 「御座の中央の小羊」第一章 小羊 (1)

    朗読:出エジプト記十二・一~十一。「私はまた、御座と四つの生き物の間、長老たちの間に、ほふられたばかりのような小羊が立っているのを見た。」(黙示録五・六)「御座の中央の小羊が彼らを牧し、命の水の源に導いてくださり、また神が彼らの目から、涙をことごとくぬぐい取ってくださる。」(黙示録七・十七) 「御座の中央におられる小羊……」。主イエスのこの呼称は、ご存じのように黙示録の中に何回も出てきます。二十八回...

  • 「御座の中央の小羊」 目次

    御座の中央の小羊T. オースチン-スパークス目次第一章 小羊第二章 神の過越の小羊第三章 神の御旨に関する過越第四章 種なしパンの祭り第五章 永遠の契約の血第六章 十字架第七章 十字架の主観的働き第八章 書簡における十字架オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館...

  • 「霊的聴力」第四章 開かれた耳 (2) 完

    そして、彼は次のことを端的に示されます。すなわち、希望と励ましのこの務め、命と救いのこの言葉、暗闇を光に転じるこの働きは、暗闇と死を招いたものに対して彼が取られた反対の姿勢のおかげなのです。人々は反抗的に引き返して、主の御言葉に対して耳を閉ざしました。彼は従順に神の方に向かい、ご自身の耳を開かれました。つまり、主の御言葉に耳を傾け、注意し、受け入れたのです。これはもっぱら主イエスに当てはまります...

  • 「霊的聴力」第四章 開かれた耳 (1)

    朗読:イザヤ五十・四~九。 イザヤ五十章のこの節は、四九章と密接に関連させながら読む必要があります。また、預言の区分全体におけるその背景を認識する必要があります。これは、主がご自身の預言者たちを通して彼らに語られた主の語りかけにもかかわらず、イスラエルが反抗的に逆戻りしたことに関する区分の中にあります。彼らは主に対して耳を開くことを拒みました。その結果はどうだったでしょう?――この章の冒頭に述べられ...

  • 「霊的聴力」第三章 聖別された耳 (3)

    御霊によって油塗られた耳 次にもう一つの側面――油塗られた耳――があります。両方の面がレビ記十四章の清められたらい病人の事例に見られます。彼は、汚れた肉の生活から解放されて、命の新しさの中を、御霊によって歩いている人の型です。その耳は血をつけられています――神からではないものに耳を傾けることを拒むしるしです。また、その耳は油塗られています――主に喜んで聞くことのしるしです。主の民の多くが主に聞く耳――開かれ...

  • 「霊的聴力」第三章 聖別された耳 (2)

    さて、これは多くのことにあてはまるので、目録を作ろうとするのは賢明ではないかもしれません。もし主からではないものや、主に反するものに耳を傾けることを許すなら、自分自身の霊の命に言いようのない損害を与え、主が私たちに語るのが不可能になるおそれがあります。敵は世人の耳を通して自分の王国のために大きな力を得ています。敵は聴覚を通して人々を大いに捕えています。敵は多くのものを用います――ある種の音楽や話し...

  • 「霊的聴力」第三章 聖別された耳 (1)

    朗読:レビ記八・二二~二四、三〇、十四・二五~二八。血をつけられた耳 この二つの節の前の箇所では、アロンとその子らの聖別と、彼らの右の耳たぶに血をつけたこととが記されています――血によって耳が聖別されたのです。ご存じのように、血は常に区別と分離の手段でした。血を振りかけられたものはみな、主へと分離され、主に対して聖別されました。その血は――ある体制全体に終止符が打たれ、全く新しい体制のための準備がなさ...

  • 「霊的聴力」第二章 僕の刺し通された耳

    朗読:出エジプト記二一・五~六、申命記十五・十二~十八。 ここでは僕の耳について記されています。表面上、愛、耳、永続的な奉仕との間につながりがあることがわかります。愛はここでは刺し通された耳と関係しており、この継続的な奉仕の基礎となります。この継続的奉仕は、自発的に行うべきものであり、法的に強制されるべきものではありません。それは、ある心構えと心境のゆえに、僕自らが引き受けるべきものです。愛するが...

  • 「霊的聴力」第一章 主にのみ聞く耳

    朗読:ローマ十二・一、出エジプト記二一・五~六、申命記十五・十二~十八、レビ記八・二二~二四、三〇、イザヤ一・四~五、黙示録三・二〇~二二。 これらの節では、すべて耳について述べられていることに気づかれたでしょう。僕の刺し通された耳、祭司の聖別された耳、らい病人の油塗られた耳について述べられており、イザヤ一章では教えに対して開かれている耳、黙示録三章では傾聴している耳について述べられています。主が...

  • 「霊的聴力」 目次

    霊的聴力T. オースチン-スパークス目次第一章 主にのみ聞く耳第二章 僕の刺し通された耳第三章 聖別された耳第四章 開かれた耳オリーブ園クリスチャン古典ライブラリー 本館...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(9) 完

    これらのことを、もっと詳しく説明することもできますが、ここでは割愛します。ただ、「ああ、神の都よ、栄光ある事が、あなたについて語られる」という御言葉を見るだけにしておきます。これらのことはその諸々の栄光の一部なのです。その結末は栄光です。神はすべてをご自身の開始に見合ったものにされます。彼は栄光のうちに開始されました。私たちが主を知るようになった日、栄光が私たちの内に生じました。その栄光は、私た...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(8)

    彼の出現の栄光 次に、もちろん、この出来事があります。私は、主の来臨は孤立した別個の出来事であり、神の計画の中の一つの出来事にすぎない、とは思いません。それは、私たちがこれまで述べてきたことと密接な関係があります。主の来臨は、選民が完成されることにかかっています。恵みの御業がなされることにかかっています。この恵みの御業によって、栄光の出現が可能になります。なぜなら、それは栄化を可能ならしめる根拠だ...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(7)

    次に、恵みの働きが私たちの中で完成される時、子らが出現します。これに関して、私は教会全体について考えたいと思います。今、私の教義に対してあなたがどう言うか、私にはわかりません。問題に巻き込まれることになると思います。しかし、あえて危険を冒すことにします。私は既存の苦難、逆境、試練をすべて受けることはできません、それゆえ、神の恵みをすべて飲み尽くすこともできません。しかし、あなたは私と共に苦しむこ...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(6)

    この出現はいつ起きるのか それはいつ起きるのでしょう?この出現は教会における栄光の出現であり、予知され、キリストにあって選ばれ、前もって定められた選民の出現であり、世界が造られる前に神がキリストにあって選ばれたこの子らの出現ですから、選民の数が満たされるとき、この教会の最後の一員が迎え入れられるときはじめて、それと同時に、この栄光は出現します。キリストの来臨もこれと関係しています。その出現に協力す...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(5)

    被造物は束縛から解放されることになる 神が被造物の中からそれを獲得される時、使徒が続けて述べているように、「被造物自身も、朽ち果てる奴隷状態から解放されて、神の子供たちの栄光の自由に入」ります。神の子供たちの栄光と自由、解放に入ります。被造物における束縛、私たち全員における束縛は、輝かしい出現、栄光の出現を指し示しており、その後、被造物に対する約束が実現される時、全被造物は解放されて、神は御旨を達...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(4)

    御霊の初穂 「……神の霊があなたたちの中に住んでおられます。しかし、だれでもキリストの霊を持っていないなら、その人はキリストのものではありません」(九節)。私たちは御霊の初穂を持っています。第一に、御霊が私たちと共に住んでおられます。次に、「神の霊に導かれている者はみな、神の子たちです」(十四節)。御霊の初穂――御霊が内住している者たちは御霊に導かれます。次に、「御霊ご自身、私たちの霊と共に、私たちが...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(3)

    うめく被造物における御業の進展 次に使徒がここで二番目に述べているのは、うめく被造物においてある御業が進んでいるということです。第一に、被造物自身「うめき、産みの苦しみをしています」。次に、なにかが産み出されようとしています。なにかが進行中です。なにかが問題を引き起こしており、それがこの状況の原因となっています。私たちはこのことに十分注意していないと思います。被造物や世界の状況は、苦悩や失望や悲惨...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(2)

    被造物は虚無に服従させられた さて、まず、ローマ八章の使徒のこの発言に取り組まなければなりません。神は主権的行為により、ある時、被造物を虚無に服従させられた、と使徒はこう述べています。「被造物が虚無に服従させられたのは、自分の意志からではなく」(二〇節)。神は、被造物の望みや願いとは反対に、またそれに逆らって働かれました。「自分の意志からではなく、それを服従させた方によるのであって(中略)望みがあ...

  • 「シオンの特徴」第七章 最終的顕現における栄光(1)

    「ああ、神の都よ、栄光ある事が、あなたについて語られる」(詩篇八七・三)。「しかし、あなたたちが来ているのは、シオンの山に、生ける神の都である天のエルサレムに、無数の御使いたちの祝会に、宇宙的集会と天に登録されている長子の教会に、万物の裁き主である神に、完成された義人たちの霊にです」(ヘブル十二・二二、二三)。「神に、教会の中で、またキリストイエスの中で、栄光がすべての世代に至るまで、永遠にわたっ...

  • 「シオンの特徴」第六章 隠れた働きにおける栄光(7)

    自己を服従させる必要性 では、ここで要求されていることは何でしょう?自己を服従させる必要性にほかなりません。耐え忍ぶことの反対は何でしょう?「彼は罵られても、罵り返すことがなく、苦しめられても、脅かすことをされませんでした」(一ペテロ二・二三)。苦難に対するあなたの反応、あなたに浴びせられるもの、あなたが他の人々によって経験させられることに対するあなたの反応は、こうでなければなりません。たとえ、そ...

  • 「シオンの特徴」第六章 隠れた働きにおける栄光(6)

    神の力としての恵みは苦難を要求する 多くの苦難がありますが、それらは信者の分であり、信者でなければ決して遭わなかったであろうものです。私たちは主のものなので、苦しみと試練は私たちの分です。主が私たちを買い取ってご自身の所有とされたので、私たちは苦しみ、試練を受け、悩まされるのです。私たちは弱さを経験し、逆境を経験し、知恵も力もすべて尽き果てるのを経験します。これこそ、恵みに基づく神の栄光を経験する...

  • 「シオンの特徴」第六章 隠れた働きにおける栄光(5)

    神の力としての恵み 次に私は、恵みの別の範疇、別の領域、別の側面が、新約聖書で述べられていることに気づきました。それは神の力としての恵みです。神の好意や姿勢だけでなく、神の力です。パウロは自分の弱さや欠点について、彼がどのようにそれを主の御前に持ち出して、この弱さや欠点、自分を悩ませ苦しませるこの問題について主に懇願したのかを述べています。主はそれについては何も言わず、「わたしの恵みはあなたに対し...

  • 「シオンの特徴」第六章 隠れた働きにおける栄光(4)

    私たちに対する神の姿勢としての恵み 新約聖書におけるこの恵みの問題について見ると、これもまた三つの面に分かれていることがわかります。第一に、私たちに対する神の姿勢としての恵みです。恵みといえば、私たちはおもにこれを思い浮かべますが、それは神の恵み――私たちに対する神の恩寵的姿勢です。これは私たちの理解を超えています。私たちに対する姿勢としての神の恵みは、私たちの対処能力をはるかに超えています。「彼は...

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