「キリスト伝講義」十字架の日 (16) 十字架上の七語(1)
十字架上の七語△第一、ルカ二三33~34「父よ彼等を赦し給え、そのなすところを知らざるが故なり」三節においてイエスを十字架につけたその釘は主のおからだをさしたのである。今や彼らの罪は、その絶頂に達した。この時、発せられたのがこのお言葉である。あたかも、水が一杯の袋に穴をあけたように、主の内に満ち満ちた愛は――敵を愛する愛――溢れ出たのである。群衆、祭司、学者らがイエスをねたみ、憎み、殺そうとして十字架につ...
2024/07/19 00:00