当地関東地方は昨日から梅雨明けかと思うようなイキナリ猛暑日。今から暑気払いってどうよ…と思いながら音盤棚をサーチ。イタリア生まれのスペイン育ち…軽い味わいのこの盤を取り出した。ウラディミール・ホロヴィッツ(1903-1989)が弾くドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のソナタ集。1964年の録音で、彼の盤歴あるいはスカルラッティの演奏を語るとき必ず登場する盤でもある。手持ちの盤は80年代初頭に買った国内LP盤。収...
♪ろくげんおんぎょくのぞきのからくり♪ 音楽とギターに目覚めて幾年月。道楽人生なれの果てのお粗末。
針音混じりで聴く古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に匠の手で作られたギターの暖かい音色。以上『お疲れ様三点セット』で疲れを癒す今日この頃です。 http://guitarandmylife.blog86.fc2.com/
田邊雅啓2023年作サントス・エルナンデスモデルのギターを受け取ってから1年と4ヶ月が経過した。特に不具合や気になるところはなかったが、「1年経過したので様子をみましょう」ということになって少し前に田邊工房へドック入り。診断結果はもちろん問題なし。わずかに付いた表板の傷をきれいに除去してもらい帰還となった。帰宅してケースを開けると「よかったら使ってみて下さい」と書かれた田邊氏からのメモと一緒に弦が1セット...
スペイン伝統ギターの美と技がテーマとなる展示会「Encordadas Tokio 2025-Guitarra española artesanal」が2025年4月1日から10日まで、駐日スペイン大使館にて開催されるそうだ。アウラのHPを見て知った。スペイン・クラシックギターを称え、その普及を目指す野心的な文化プロジェクト。日本での開催は初めてで、スペインの豊かな文化遺産にスポットを当て、両国の文化的・商業的な結びつきを強めることを目的としているとのこと...
気付けば三月も残り数日。桜の便りもちらほら。そういえば今月はジャズの盤を取り上げてなかったと思い、この盤を取り出した。アニア・オデイ(1919-2006)の代表作「This is ANITA」。白人女性ヴォーカリストの中で人気の高かったアニタ・オデイがスタンダードを歌った盤。1955年モノラル録音。収録曲は以下の通り。1. ユーアー・ザ・トップ 2. ハニーサックル・ローズ 3. バークリー・スクウェアのナイチンゲール 4. フー・ケア...
ギター練習日々のルーチンでほぼ必ず弾くのがカルカッシの作品60「25の練習曲」だ。中上級向けの定番課題。きょうもその中からいくつか選んでさらったあと、25…で思い出し、こちらの25を取り出した。ウィーンのピアニストで教育者としても有名なハンス・カン( 1927-2005)の弾くブルクミュラー(1806-1874)「25の練習曲」。1982年のデジタル録音。日本の東芝EMIのスタジオで録られている。ブルクミュラーの「25の練習曲」とい...
週末土曜日。昼前から夕方まで野暮用外出。先日来の寒さもいえて、一気に気温も上昇。道中の車内ではエアコン・オン。ようやく春らしい陽気になった。夜更けて一服しつつ音盤棚を眺め、こんな盤を見つけて取り出した。70年代半ばに出ていた廉価盤Fontanaシリーズ中の1枚。CDにもなったようだが現在入手難の様子。「ドナウ川のさざなみ/楽しいワルツのしらべ」と邦題が付いていて、レハールとワルトトイフェル、それとイヴァノ...
きょう3月20日は「LPレコードの日」だそうだ。11月3日の文化の日が「レコードの日」というのは知っていたが、「LP…」があることは知らなかった。昭和26年(1951年)3月20日に日本初のLPレコードが日本コロムビアから「長時間レコード」の名前で発売されことによるらしいが、制定したのは日本コロンビア自身のようで、自ら宣言した記念日のようだ。その権威の程はともかく、日々愛好の対象をなっているLP盤には今更ながら感謝して...
先日聴いたバルビローリの巨人で思い出し、きょうはこの盤を取り出した。ジョン・バルビローリ(1899-1970)とニューフィルハーモニア管弦楽団によるマーラー第6交響曲イ短調。1967年8月ロンドン・キングスウェイホールでのセッション録音。手持ちの盤は80年代初頭の再発盤LPで、R・シュトラウスのメタモルフォーゼンがカップリングされている。この時期のバルビローリのマーラーとしては同じNPOとの5番、ベルリンフィルとの9番...
先日の続きでバッハの平均律を同じアファナシエフの盤で聴く。先回はフラット5つの変ロ短調を選んだので、今夜はシャープ5つにしよう。やはり夜のしじまに似合うのはマイナーキーだろうと、第1巻の嬰ト短調BWV863が入っているディスクを取り出した。嬰ト短調 G#mこの曲は先回のBWV867ほど規模は大きくないが、やはり印象的で好ましい曲の一つだ。前奏曲は8分の6拍子の流れるような旋律が印象的だが、やはり単純な和声進行では終...
ようやく春めいてきたと思ったら、どうやらこの週末はまた冬の寒さとの予報。これで二週間後に桜開花とはにわかに信じがたいが、まあ思えば毎年のことのように思う。春は名のみの風の寒さや…まったくだ。 夜更けて暖を取りつつ、さて今夜の音盤はこれ。音盤棚の隅に隠れていたのを見つけて久しぶりに取り出した。サー・ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団によるマーラーの交響曲第1番ニ長調「巨人」。1957年録音。手持ちの盤...
三月も半ば。朝晩の空気の冷たさはあるが、日中はようやく春めいてきた。冬の間、冷え切ったままで出入りすることも少なかった道楽部屋の稼働時間が出てきた。さて、週半ばの水曜日。昼から机まわりの片付けをしながら、BGMにこの盤を取り出した。変ロ短調 Bbmバッハ平均律クラヴィーア曲集(WTC)第1巻。好んで聴くことが多いアファナシエフ(1947-)の演奏。手持ちの盤はコロンビア(DENON)の廉価盤シリーズで出たときのもの。...
BBCが関わったライヴ音源を集めた「ポートレイト・オブ・ア・レジェンド」シリーズ、その中のテンシュテットの4枚組セット。十数年前にタワーレコードで叩き売られていた際に買い求めた。HMVのサイトには「魂の巨匠テンシュテット再評価の機運を決定づけた壮絶ライヴ集完全限定盤」と、中々派手な宣伝文句が書かれていた。収録曲は以下の通り。いずれもオケは当時の手兵ロンドンフィル。ロイヤルフェスティバルホールでのライヴ録...
都内へ通勤していた10年間、仕事帰りに都内のクラシックギター専門店へしばしば立ち寄り、多くのギターに触れることが出来た。恵比寿のカリス(2020年閉店)、下北沢のフォルテ楽器、上野(入谷)のアウラ等、中でもアウラは勤務先からのアクセスが比較的よく、しばしばお邪魔した。 しかし仕事を辞めて田舎に蟄居してからはすっかりご無沙汰。新しい楽器への渇望が無くなったことも大きな理由だ。もはや手元には十分満足できる楽...
先回のヴァイオリン協奏曲に続けてバッハの協奏曲。きょうはこの盤を取り出した。グールドのピアノ、バーンスタイン指揮コロンビア交響楽団の伴奏によるバッハのピアノ(チェンバロ)協奏曲第1番ニ短調BWV1052。冒頭のシンコペーションを伴ったモチーフからして、バッハのチェンバロ協奏曲の中でも一頭抜きん出た名曲だ。 グールドとバーンスタインというと、例のブラームスの協奏曲での一件が有名だが、バーンスタインももちろ...
先週末の暖気流入から一転、関東地方はきのうから冬の寒さに戻り、南岸低気圧の通過で降雪となった。雪の予報だけでニュースとなり、数センチも降れば大騒ぎする様は、雪国の人たちからみると滑稽でしかないだろう。もっとも自堕落なリタイア高齢者の日々にはほとんど影響はなし。きょうも渋茶で一服しつつ音盤タイム。取り出したのはこの盤。諏訪内晶子(1972-)の弾き振りによるバッハ:ヴァイオリン協奏曲集。2006年録音。収録...
このところ時々聴いているワグナー。世の熱心なワグナーファンからみれば、子供じみたお遊びレベルの感慨を駄文に記すのは恥知らずにも程があるというものだが、まあ日々の道楽記録。きょう取り出した盤の備忘を記しておこう。カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニー(BPO)によるワグナー「ニーベルングの指環」の抜粋盤。手持ちの盤は十数年前に2枚組廉価盤で発売されたときのもので、1967~69年にかけて録音された指環四部作全...
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当地関東地方は昨日から梅雨明けかと思うようなイキナリ猛暑日。今から暑気払いってどうよ…と思いながら音盤棚をサーチ。イタリア生まれのスペイン育ち…軽い味わいのこの盤を取り出した。ウラディミール・ホロヴィッツ(1903-1989)が弾くドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のソナタ集。1964年の録音で、彼の盤歴あるいはスカルラッティの演奏を語るとき必ず登場する盤でもある。手持ちの盤は80年代初頭に買った国内LP盤。収...
このところ指の調子が悪く、あまりギターに触れていない。爪に木片を刺してしまったアクシデントは問題なく完治したが、残念ながら従来よりあるヘバーデン結節の症状が増悪中。当初気になっていた左手人差し指の関節痛は現在小康状態だが、これまで気にしていなかった右手の不具合、具体的には人差し指と薬指の変形がにわかに進んできた。特に薬指の変形が顕著。中指に向かって弧を描くように曲がり始めた。もちろん一晩明けて急に...
先回聴いたファリャ「三角帽子」で思い出し、きょうはファリャのピアノ作品を聴こうと、この盤を取り出した。スペインのピアニスト:ゴンザロ・ソリアーノが弾く「近代スペイン・ピアノ名曲集」を題された一枚。ジャケットに1966年と記されている60年代の国内盤(この録音の国内初出盤)で、当時東芝音楽工業から出ていたお馴染みの赤盤。例によって20年程前の大阪出張の際、梅田の中古レコード店で買い求めた。手持ちのスペイン物...
この時期に聴きたくなる音楽。何となく初夏の宵に聴きたくなるこの盤を取り出した。マヌエル・デ・ファリャのバレエ音楽「三角帽子」全曲。小澤征爾指揮ボストン交響楽団(BSO)による演奏。メゾソプラノとしてテレサ・ベルガンサが加わっている。1976年録音。手持ちの盤は十数年前に廉価盤で出た際に買い求めた。同じくファリャの「恋の魔術師」がカップリングされている(こちらはガルシア・ナバロ指揮ロンドン交響楽団)。「三...
戦後まもなく誕生した、おらが群馬の至宝:群馬交響楽団(群響:グンキョウ)が今年創立80年を迎えた。それを記念していくつかの企画が進行中。その一つとしてマーラーの大曲、交響曲第8番「千人の交響曲」が今秋11月29・30日の二日公演で取り上げられることになった。先日、チケット販売も始まり、さっそく手に入れた。1946年・昭和21年 第4回定期演奏会今でもこそ地方オーケストラは珍しくなく、そのレベルも高くなったが、昭和3...
先日の続きでマレイ・ペライアの弾くバッハ・パルティータのCDを取り出した。第2・3・4番が収録されている盤。2007年録音。全6曲あるバッハのパルティータのうちどれが一番好きかと問われたら、やはりこの第2番と答えるだろうか。無論それぞれに素晴らしく聴き飽きることがないが、とりわけこの第2番は素晴らしい。第1曲シンフォニアの冒頭ハ短調の和音。バッハ以降の時代にも幾多の名曲を生んだハ短調という調性と付点音符による...
このところ日中の気温高く、これからやってくる梅雨そしてその後に控える灼熱の夏を予感させる。ちょっと気が早いが、こちらも迎え撃つ準備。暑気払いの練習?かねて、こんな盤を取り出した。トゥリオ・セラフィン指揮ローマ歌劇場管弦楽団による「ロッシーニ序曲集」。1963年10月ローマRCAスタジオ録音。ディレクター:ハンス・ウェーバー。録音技師:ギュンター・ヘルマンス。DGスタッフもカラヤン&BPOによるセッションで多忙な...
昨日まで愚図ついた天気が回復し、一気に夏日に。幸い湿度低く不快感はなかったが、昼過ぎからはエアコンオンの一日となった。 さて、そんな暑さもあって、きょうはちょっとリラックス。こんな盤を取り出した。イリアーヌ・イリアスの「デサフィナード」。ジャズピアニストでありボーカリストでもある彼女だが、この盤はピアニストとしての彼女をフィーチャーしたもので、2002年アムステルダムでのライヴ録音。ジャケットに書かれ...
ここ数日、ピアノの音ばかり聴いていたこともあり、きょうはちょっと気分転換。音盤棚を眺め、久しぶりにこの盤を取り出した。五嶋みどり()が弾く「アンコール!ヴァイオリン愛奏曲集」と題された一枚。1992年、彼女が二十歳のときの録音。デビューから数年が経ち、すでに実力・名声とも第一級に達していた時期だ。このアルバムにはクライスラーやサラサーテをはじめ、ヴァイオリンのポピュラーな小品が並んでいて、二十歳の彼女...
この一週間、連日ブログ更新をしているからだろうか、ランキングバナーのクリック回数もコンスタントに入っているようで、ランキングサイトでの順位も安定して上位に付けている(つたない記事に応援をいただき感謝いたします)。日々の閲覧者数はカウンタ上の数字が正しいかどうか甚だ疑問ではあるが、おおよそ100~130IP。計算上は10人に一人程度がバナーをクリックしてくれている計算になる。願わくはこれが5人に一人くらいにな...
日々淡々と過ぎ、気付けば月があらたまって令和七年水無月・六月。今年もぼちぼち折り返しの時期。最近は早いなあとボヤくこともなくなった。いよいよ人生末期か…嗚呼。 さて、季節変われど道楽変わらず。きょうはジャズ。取り出したのはこの盤。あまりに有名なオスカー・ピーターソン・トリオの名盤。オスカー・ピーターソンのピアノ、レイ・ブラウンのベース、エド・シグベンのドラムス。オスカー・ピーターソン・トリオ全盛期1...
バッハ弾きとして評価の高いピアニストの一人アンジェラ・ヒューイット。この5月末から一週間ほどの日程で来日中だ。東京・京都・横浜でのリサイタルに先立ち、当地へも来演と聞き、足を運ぶことにした。バッハの鍵盤音楽に初めて触れたのは半世紀前の学生時代。当時話題となっていたリヒテルの平均律を聴いたのが最初だった。しかしその後、熱心にバッハを追いかけることもなく過ぎ、ようやくパルティータやフランス組曲、イギリ...
春から初夏のこの時期に聴きたくなる曲。ベートーヴェン交響曲第6番ヘ長調「田園」、ベルリオーズ 幻想交響曲、ブラームス交響曲第2番ニ長調…と聴いてきたところでもう一曲。外せないこの曲を取り出した。メンデルスゾーン交響曲第3番イ短調「スコットランド」。ペーター・マーク指揮ロンドン交響楽団による1960年の録音。手持ちの盤は80年代初頭にミドルプライスで出ていたときのもの。同じくメンデルスゾーンの序曲「フィンガル...
先日の記事に書いたフェルナンド・ソルの作品35の続きを少々。2巻24曲からなるこの作品35の練習曲集はソル自身が副題として「とてもやさしい」と付しているように、彼の練習曲の中では比較的やさしい部類に入る。。ソルの練習曲集としてはOp.6、Op.29、Op.31、Op.35、Op.60があり、おおむねOp.60~Op.35~Op.31~Op.6という順番で難易度が高い。その中にあって作品35は初級から中級に差し掛かるあたりでさらうことになる。ぼくがク...
この時期に聴きたくなる楽曲。先日のバーンスタイン,、ヴァントのブラームス第2で思い出し、きょうこの盤を取り出した。カラヤン(1908-1989)とベルリンフィルによるブラームス。1960年代ベルリンイエスキリスト教会でのセッション録音。手持の盤は一連のブラームス交響曲録音を集めたボックスセットの初出盤。解説書には昭和45年(1970年)発売・定価6,000円と記されている。高校入学当時のぼくにはまだ縁のなかっ豪華カートン...
この時期に聴きたくなる楽曲。ブラームスの交響曲第2番ニ長調。先日聴いたバーンスタイン&VPO盤に続き、きょうはこの盤を取り出した。ギュンター・ヴァント(1912-2002)指揮北ドイツ放送(NDR)交響楽団(現NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)によるブラームス交響曲第2番ニ長調。1996年7月NDRの本拠地ハンブルグ・ムジークハレでのライヴ録音。手持ちの盤は同コンビによる全集中の一枚。ディスクをプレイヤーにセットし、ア...
うっかりミスで負った爪のケガはその後順調に回復。数日後にはほとんど気にならなくなった。写真のように青線で示した場所に袋に入っている木片が刺さっていたのだが、抜き取ったあとは痛みも程なくなくなった。爪も少し伸びてきてギターが弾ける状態になったので一週間ぶりに練習開始。いつくかあるソルの練習曲作品から作品35の2巻目(楽譜のアーカイブはこちら)を広げて気ままに弾き散らかした。フェルナンド・ソル(1778-183...
少し前に聴いたクリュイタンス&BPOによる田園交響曲。初夏のこの時期に相応しいなあと改めて感じ、ならば「もう一つの田園」も聴こうかと、この盤を取り出した。ブラームスの交響曲第2番ニ長調。1877年夏、オーストリアの保養地ペルチャッハに滞在して作られ、全編を通して流れる明るく穏やかな曲想からブラームスの田園交響曲とも称される。取り出したのはレナード・バーンスタイン(1918-1990)とウィーンフィルによる80年代初...
先日の日曜日、ちょっとした怪我を負った。宅内での軽作業中に右手中指の爪に木片を突き刺してしまったのだ。痛み程々で出血はなかったが、爪を通して長さ1センチ程の黒い木片が刺さっている光景に思わず、えっ!と声を上げた。 我が黄金の右手もこれまでか…と思いながら休日診療所へゴー。外科担当医が「麻酔しないで取りますね」とひと言。何秒間かぐっと堪えていると、「取れましたよ」で一件落着(フ~ッ)となった。 翌日以...
この時期に聴きたくなる曲の一つ、ベルリオーズの幻想交響曲。先日来、アルヘンタ盤、クリュイタンス盤と聴き、勢い止まらず、きょうはこちらの盤を取り出した。ポール・パレー(1886-1979)指揮デトロイト交響楽団によるベルリオーズ「幻想交響曲」。1959年・昭和34年の録音。RCAのリビングステレオと並んでLP初期から名をはせていた米マーキュリー社による<リビング・プレゼンス>シリーズ中の一枚。手持ちの盤は20年程前に廉...
週半ばの木曜日。午前中はびっちりギターの練習。昼過ぎはダラダラを過ごしながらの音盤タイム。きょうはギター。この盤を取り出した。若き日のデイヴィッド・ラッセル(1953-)とラファエラ・スミッツ(1957-)によるフェルナンド・ソル( 1778-1839)の二重奏曲集。この盤のライナーノーツには記載がなかったが、スミッツのサイトによれば録音は1981年のようだ。手持ちの盤は例によって大阪出張の際、梅田の中古レコード店で...
先日記事にした神尾真由子が弾くチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲。音盤棚の一角にはこの曲の盤が何枚かまとまっている。あらためてみると、中にはまだ針を通してない盤もあって、きょうはその中からこの盤を取り出した。イツァーク・パールマン(1945-)とユージン・オーマンディ(1899-1985)によるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調。1978年録音。手持ちの盤は当時の国内初出LP。例によって大阪出張の際、梅田...
ダラダラとした日常。午前中は家内雑事。昼過ぎに音盤棚を整理をしながら、少し前にハスキルとマルケヴィッチによるモーツァルトを聴いてから気になっていたこの盤を取り出した。スロバキア出身のピアニスト:ペーター・トペルツェル(1944-2010)によるモーツァルト。名作の誉れ高い二つの短調作品、第20番ニ短調と第24番ハ短調のピアノ協奏曲を収めた一枚。ラディスラフ・スロヴァーク指揮スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽...
手持ちのギター田邊雅啓氏製作ロマニリョスモデルを手に入れてからちょうど20年が経った。本ブログ開設以来、度々登場しているギターだが、二十歳の記念に一項を設けておこう。田邊雅啓氏(1974-)は現在栃木県足利市で伝統的手法にこだわったギター製作を続けている。大学を出てから長野県上田の石井栄ギター工房で修行ののち独立。2001年から故郷の足利に工房を開いて製作を始めた。たまたまその頃、久しく中断していたギター演...
週半ばの水曜日。さて、きょうの音盤。イングリッド・ディングフェルダーという女性フルート奏者によるホスマイスターのフルート協奏曲ト長調。テレマンのフルートと弦楽合奏のための組曲イ短調とのカプリング。ローレンス・レナード指揮イギリス室内管弦楽団がバックと務める。録音は1976年。手持ちの盤はビクター音楽産業から1979年で出た国内初出盤。先回のトペルツェルの盤同様、だいぶ前にネットで激安箱買いした数百枚の中に...
先日の記事に書いた村田夏帆。彼女がヴァイオリンを手にするきっかけとなったのが、三歳のときに観た神尾真由子のドキュメンタリだったそうで、村田夏帆は現在もその神尾真由子の師事しているようだ。そんな話で思い出し、きょうはこの盤を取り出した。2007年チャイコフスキーコンクールの覇者:神尾真由子(1987-)が弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調。プロコフィエフの2番の協奏曲がカップリングされていて、ク...
本ブログでも時折り登場する群馬交響楽団。終戦の年、1945年・昭和20年の11月に市民オーケストラとして創設され、翌年には群馬フィルハーモニーオーケストラ、1963年・昭和38年には財団法人群馬交響楽団となった。日本の地方オーケストラの草分けとして、その存在と歴史は郷土の誇りだ。そんな「おらが群馬の至宝」群馬交響楽団の活動の一つに教育プログラムがある。終戦のわずか2年後に始まった県内の小中学生を対象にした移動音...
このところ続いているアナログ盤の在庫確認。きょう取り出したのはこの盤。ヨーゼフ・カイルベルト(1908-1968)とバンベルク交響楽団による<プラハのモーツァルト>と題された一枚。この盤のことは、だいぶ以前に例の本で知った。カラヤンと同い年だったカイルベルトが手兵のバンベルク響を振ってモーツァルトと深い縁のあった街プラハにちなんだ曲を演奏している。バンベルクのオケもまたプラハに縁のある楽団。チェコで創設さ...
レコードプレイヤーがメンテナンスから戻って以来、もっぱらレコードばかり聴いている。ジャンル、録音の良し悪し…そんなの関係ねえ!と言いつつ、きょう取り出したのはこの盤だ。前橋汀子(1943-)の弾くチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調。スイス在住だった晩年のヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)に師事した前橋汀子。この盤はそのスイスでアナログ盤最終期に近い1984年に録音された。クリストフ・エッシェンバッハ...
月があらたまって令和六年水無月六月。変わらず巡る季節のうつろい。このところ気温も湿度もじわじわ上昇。あと二週間もすれば梅雨入りだ。週末日曜日。終日降ったりやんだり。昼前に野暮用少々。昼過ぎはダラダラと過ごしつつ、アンプの灯を入れ音盤タイム。久しぶりにこの盤を取り出した。クララ・ハスキル(1895-1960)とイーゴリ・マルケヴィッチ(1912-1983)指揮ラムルー管弦楽団によるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ...
現在使っているレコードプレイヤーはCEC社製ST930というモデル。80年代終わりに発売されたモデルながら、細々と2000年頃まで生産された。ぼくが買ったのが1996年だから、かれこれ30年近くなる。このST930が届いて最初に聴いたとき、そのSN比の良さと瑞々しく解像度の高い音色に驚いたものだ。これといって不具合もなかったが、前回メンテナンスしてから10年経過したことから、予防保全の意味でひと通り点検してもらうことにした。...
気付けば五月も今週で終わり。 きょうもいつもながらの怠惰かつ呑気な一日。日々仕事と格闘していた過去が嘘のようだ。 さて、きょうも日暮れて…チョイ渋のこんな盤を取り出した。ユーディ・メニューイン(1916-1999)が弾くブラームスのヴァイオリンソナタ集。ピアノはメニューインの義兄にあたるルイス・ケントナー(1905-1987)。1956~57年録音。手持ちの盤は70年代にセラフィムレーベルとして出ていた廉価盤で、緑色のジャ...
人気のギタリスト:ティボー・ガルシアが来演するとのことで先週末、久しぶりに地元群馬交響楽団(群響:グンキョウ)の定期演奏会へ脚を運んだ。=======================山本菜摘/委嘱作品「UTAGE~宴~」ロドリーゴ/アランフェス協奏曲*ファリャ/バレエ音楽「恋は魔術師」**芥川也寸志/交響曲 第1番ギター:ティボー・ガルシア*メゾソプラノ:加藤のぞみ**指揮:原田慶太楼 管弦楽:群馬交響楽団2024...
ちょっと必要あってマンドリンの音盤をサーチ。棚の端っこに何枚かある中からこの盤を取り出した。手持ちのマンドリンを含むアンサンブルの盤。手前3枚が竹内郁子の盤。竹内郁子(1931-)を中心としたマンドリンアンサンブルを収めた一枚。「イーグルレコード」レーベル(音研企画株式会社)で出た盤だが、おそらく自主制作盤に近く、一般市販された盤ではないようだ。録音データは示されていないが、高橋功氏によるライナーノー...
気付けば五月も下旬。梅雨入りはまだ先だろうが、このところじわじわと湿度感が上がってきた。今年もエアコンの季節到来だ。さて週半ばの木曜日。きょうはジャズ。こんな盤を取り出した。ジャズ・ベースの巨人:ロン・カーター(1937-)の、その名も「The Man with the Bass」という1986年発売の一枚。手持ちの盤は発売当時のもので3,200円の表記がある。1986年といえばレコードからCDへの移行真っ最中だったが、新譜CDはまだまだ...
今週末の5月25日土曜日、久しぶりに地元群馬交響楽団(群響:グンキョウ)の定期演奏会へ行く予定だ。人気のギタリスト:ティボー・ガルシアが来演し、アランフェス協奏曲を演奏することになってる。ギター弾きとしては長年に渡って聴き馴染んだ曲だが、時にはあらためて聴きたくなる。そんなこともあって、きょうは音盤棚のギターコーナーからこの盤を取り出した。スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999)の「アラン...
アンプが入れ替わり、プレーヤーもメンテナンスから戻ってきて、このところレコードに針を下す時間が増えた。きょうも音盤棚を見回し、この盤を取り出した。ぼくら以上のオールドファンには懐かしいジャケット。1970年前後にコロンビアから出た廉価盤シリーズの一枚。だいぶ以前に一度記事にしたことがある。収録曲はモーツァルトの交響曲第40番ト短調と35番ニ長調「ハフナー」。この盤以外にはまったく聞いたことのないジャン=ル...
週末金曜日。このところのルーチンで午前中はギターの練習。午後はダラダラ、ウダウダと音盤棚の整理。棚の一角にこんな盤を見つけて取り出した。日本におけるラテン音楽の先駆者といえる「見砂直照と東京キューバン・ボーイズ」による「DYNAMIC LATIN」と題された一枚。20年近く前、例によってリサイクルショップのジャンク箱から金100円也で救済してきた。1971年発売。当時のオーディオ界で最先端だった4チャンネル仕様の盤で、...
週半ばの水曜日。午前中2時間ほどギターの練習。午後は野暮用一つ二つ。いつものルーチン。夜半前になってアンプの灯を入れ、この盤を取り出した。バッハのパルティータBWV825~830。ウラディーミル・フェルツマン(1952-)による演奏。パルティータ全6曲に加え、2声のインヴェンションBWV772~786も収録されている。1999年モスクワ録音で2005年にカメラータトウキョウから発売された。当時、バッハのパルティータをあれこれ聴...
少し前のこと、ある方から非公開コメントがあった。「ある音盤のついての与太さんの記事が、一字一句違わず数百文字に渡って記載されているブログがあった」とのこと。事の次第は伏せておくが、あまり気持ちのよいものではない。実は過去にも同じようなことを経験している。そもそも本ブログの道楽与太話など、自分でいうのもナンだがロクなものではない。それをコピペしてどうなるものかという感じがするのだが…。 さて、それは...