最近の私は猟期が終わったので魚釣りによく行っています。(いつも暗いうちから出港なので超早起き)「肉は食べ飽きた~!さあ魚釣って食べるぞ!!」という魂の叫びなのです。で、サバを釣ったり鯛を釣ったりヤズ(ブリの小さい奴)を釣ったりしています。鯛などの白身魚よりもサバやアジなどの青魚は美味しいので大好物なのです。「ああ、一月前までは猟銃を担いで泥塗れになりながら山を駆け回っていたのがウソのようだ…。平和...
食べることと命をいただくことについて考えます。 狩猟、素潜り、釣り等々…
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には 「美味いか不味いか?」 が大きな判断基準を占める。 素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。 2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?
「ぐわわぁ~っ! 堪らんっ!!」寝ていると夜中に突然の爆音で叩き起こされ、枕と掛け布団を掴んで寝室から一番遠い部屋へ避難。何の音から逃げたのかと言うと、カエルの大合唱の音です。寝不足で朝はバタバタしたので、翌日の夕方に隣の田んぼを確認。「やっぱりね…」麦の刈取りが終わった田んぼ(畑)に、稲を植えるための水を張り始めたのです。水を張り始めると、土の中の昆虫たちが残った陸地によじ登り、容易く捕まえられ...
この得体の知れない物は「イカの沖漬け」です。(本当のことを白状しますと、釣れない私を憐れんで友人のmotoさんが恵んでくれたもの。鯛釣りのエサのゲソを齧られた残骸も放り込んでいます。笑)作り方はとっても簡単で、釣ったイカを生きたまま麺つゆなどに漬け込んでおいたものです。最近では「イカ沖漬けのもと」なんていう専用のタレも販売されて釣具屋さんで売っています。釣れたイカを生きたままジップロックの中に入れ、そ...
西の空に沈む夕日を眺めながら、私は船の上にいました。ずっと行ってみたかった「イカ(ケンサキイカ)の夜焚き」の釣船に、お友達のmotoさんに誘ってもらって乗り込んだのです。「夕陽が美しいなぁ。そしてこれから集魚灯を灯しての夜釣りが始まるかと思うとドキドキが止まらん…」この時期、凪いだ日に陸地から夜の海を見ると、水平線近くにたくさんの漁火が見えますが、その漁火を焚いている船に乗り込んで釣るのです。イカの夜...
地域や都道府県によって異なりますが、私の居住県では猟銃を使った狩猟期間は11月15日~2月15日の3ヵ月(今でも鳥類をはじめ一般的な狩猟鳥獣は3ヶ月だけです)。それが増えすぎたイノシシ・鹿に関しては11月1日~3月15日の4カ月半に延長されたのが20年ほど昔(だったと思いますが定かではない)。しかしですね、それが今年の秋からは10月15日~4月15日に期間が延長されました。「えらいこっちゃ!! ただでさえ長くなった猟期が...
記事に書いてはいませんが、実はここ2回ほど船釣りで惨敗しています。魚の活性が低かったのも事実ですが、それ以上に私の戦略ミスがありました。この時期はケンサキイカ(こちらではヤリイカと呼ばれます)が釣れ出すシーズンで、船長さんからも「イカ釣りのタックルも持って来てくださいね」と言われます。小アジや小イワシなどの小魚がいて、それを捕食するケンサキイカが周囲にいる状況で、イカスッテと呼ばれるイカ専用の仕掛...
「あ、生えている…」インスタだと「映える」なのでしょうが、我が家では「生えて」います。何が生えているのかと言うと、居間の横の引き戸の間から「ふじが生えて」います(笑)。これは毎晩の夕食後の風景。ふじはご飯を食べている時に近くにいるとヨダレが出ちゃうので、自主的に洗面所まで退避します。その様子を見ると、ついつい雨上がりのキノコやタケノコのように「生える」という言葉が思い浮かびます(笑)。これはナスビ...
「あれ?」帰宅するといつもワンコさんズが出迎えてくれますが、なんだか違和感…。フェンス近くの地面を眺めて、ワフワフと何かを訴えています(左モリさん、右カヤさん)何を眺めているのかと言うとこれ。地面に落ちた、お菓子のクリームビスケット(笑)。「ああ、検針員のMYさんが来たんだ」と、納得。MYさんはプロパンガスの検針員で、とっても動物好きな方なのです。この写真では分かりませんが、モリとカヤがいるフェンスの...
コロナ禍で中止が続いていた安全狩猟フィールド射撃大会に出場してきました。クレー射撃を狩猟に見立て、「非狩猟鳥獣と想定する白クレー」が出て来る(撃ちかけたら-3点)特殊ルールの射撃大会です。しかしまぁ、これがなかなか面白い!!通常クレー射撃大会は「如何にミスなく全てのクレーを撃ち落とすか」に成績がかかっていますが、「撃つとマイナス」という白クレーがランダムに出るのです。例えばボーリング大会で「倒した...
「波高1.5メートルのち1メートル…。現在気象に関する注意報警報は出ておりません…」電話番号「市外局番+177」を聞きながら「全く問題なく潜りに行けそうだ」と判断します。潜り道具を車に積み込み、忘れ物がないか再度点検したのちに出発!!穏やかに晴れた田舎道を海へ向かって車を走らせます。潜りに行くのに重要なのは波高予報です。だいたい1.5メートルを境界にそれ以上高くなったら潜るのを諦めます。しかし風向き次第では風...
ある日ワンコゾーンを覗くと、見慣れぬ黒い物体が落ちています。「うっ、嫌な予感しかしない…」近付いて確認すると、それはとある野生の鳥の様に見えます。すでに完全にお亡くなりになってボロボロの状態ですが…。「やっぱりな…」少しするとモリ(右)とカヤ(左)が近付いて来ました。「獲ったよ!!」と、ちょっと得意げな顔。「いやいやいや、キミたちはイノシシを獲るための猟犬で鳥猟の猟犬じゃないんですよ」自分のテリトリ...
猟期が終わって「やった~っ! さあ、釣ったり潜ったりして魚獲りまくるぞ!!」と思っていると、あっと言う間に有害鳥獣捕獲活動が始まってしまいました。(これはハシブトガラス。頭が良く人間との知恵比べとなって捕獲実績もなかなか上がりません)この日はイノシシの駆除依頼が出ていたので、ふじ1頭を連れて山入り。(モリとカヤは発情中で出せず)皆さんの車や軽トラの荷台をチェック中♪「まあ、猟期が終わってちょっとポッ...
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最近の私は猟期が終わったので魚釣りによく行っています。(いつも暗いうちから出港なので超早起き)「肉は食べ飽きた~!さあ魚釣って食べるぞ!!」という魂の叫びなのです。で、サバを釣ったり鯛を釣ったりヤズ(ブリの小さい奴)を釣ったりしています。鯛などの白身魚よりもサバやアジなどの青魚は美味しいので大好物なのです。「ああ、一月前までは猟銃を担いで泥塗れになりながら山を駆け回っていたのがウソのようだ…。平和...
私には「幼馴染み」がいません。親戚の従姉妹などはいますが、幼少期から小中学校時代を共に過ごした友人がいないのです。別に「激しく人見知りで友達がまったくいなかった」というわけではありません。それなりに友人はいて、魚釣りに行ったりザリガニ獲りをしたりと遊びまわっていました。じゃあなぜ幼馴染みがいないのかというと、皆さん何処かに行ってしまって連絡が取れなくなったからです。私の住んでいた地区は街自体が大き...
カヤがケガを負って病院で診てもらった時に獣医さんと色々話をしました。なにせ近隣の猟友会から重傷を負った猟犬が運びこまれる動物病院です。かなり有益な生きた情報をお聞きすることが出来ました。そこの獣医さん曰く「防刃ベストを着用させていて、一番重傷を追うのはやはり腹部だね。もし腹膜が切れて腸が出ていた場合、腸間膜(腸と腸を繋ぐ薄い膜)を破らないことが大切だ。これが破れると腸自体に損傷が無くても、内臓が固...
カヤがイノシシの牙によって後ろ腿を突かれ、受傷して動物病院で治療を受けて1週間経過。私は朝晩忘れずに縫った傷の様子を確認していました。それは獣医さんでも「良くなってきたら自分でワイヤーを自分で取っちゃうから気を付けてね」と言われていたし、地元猟友会の猟犬持ちの友人にも「ウチの犬は周囲のお肉を食い千切っちゃいました」という報告を受けていたからです。まあでも、カヤは今まで何度か縫ったことがあったけどそ...
少し前の記事になります。猟期も終盤になり獲物の気配が薄くなります。最近山入りした勢子役の皆さんの情報を総合すると標高の高い場所に獲物が固まっている様子。「よっしゃ、それじゃ待ち役は高い場所を囲むように包囲網を張ってもらって、下から上に向かって獲物を競り上げますか!」親方(若き勢子)と私が猟犬を入れ、高い場所を目指す作戦。待ち役(狙撃手)に配置に付いてもらうため、密やかに山の中を進み包囲網を張っても...
少し前の話ですが、ふじが10才になりました。お誕生日おめでとう!少しだけ生クリームをなめるふじ(笑)。ふじの生家である親方(若き勢子)のお宅でコロコロとしたふじと会ったのがついこの前のように思えるけど、もうそんなに時間が経ったんだね。(これは引き取った日の写真)初めて会った時はモコモコで、口の周りが黒くて「この子は成長したらパグになるんじゃないかしら?」と思ったくらいだけれど、美人さんに育ってくれま...
「お!美味しそうなヒラタケ発見!!」ワンコを引いて山入りしていたある日、競っている途中で食べ頃の大好きなヒラタケを見付けました。(周囲にもたくさん生えていた)だけどワンコ達がいつ獲物を起こすか分からない状況なので、写真撮影だけで現場を離れます。「ま、ご縁があったら競り終って山を下る時にでも採りに来れるかもね」だけど広く移動するので、ほとんどその希望は叶うことなく終わります。そして山を競り終り、下る...
猟期もラストスパートに入ったこの日は、いつも解体をさせていただいている親方(若き勢子)のご家庭がお留守。「じゃ、人数も少ないし軽く散歩程度に犬を走らせましょうか。もし獲物が獲れたら野外解体にしましょう」という話になります。我が家のワンコはカヤさんイトちん。モリは爪を剥がしてもう少しお留守番です。1ラウンド目は私と長老勢子で山を掻き回しますが、ほとんど獲物の痕跡なし。それでも素抜けしてきたオス鹿が1頭...
今日は大きな山を囲んでの大巻狩り。いつものメンバーの他に近隣の猟友会から多くのゲストハンターさんを迎えて待ちについてもらいました。我が家はモリさんが爪を剥がして戦線離脱しているので、カヤとイトの俊足コンビ。リードを放つと超高速ダッシュで山の中を掻き回してくれます。「さ、とりあえず高い場所を目指そう」勢子役の私は他の勢子役の皆さんと連携して、フウフウと急斜面の見上げる様な大きな山を登って行きます。相...
「今年のブリは餌のイワシが豊富でとても脂が乗っていて格別に美味しいですよ!」産直市場で地元鮮魚コーナーを紹介する番組があって、アナウンサーの女性がそんな事を話していました。「ああ、本当に美味しそうだ。でも肝心のブリ釣りに行けないんだよ…」脂が乗った刺身の映像を見ながら独り言を呟きます。青物(ヒラマサやブリなど)釣りのハイシーズンなので、特別に用事がある時以外は毎週のように釣船に予約を入れるのですが...
この方はグループの長老勢子、殿山さん(仮名)。御年86歳!!86歳で自分の猟犬2頭を引き連れ、山から獲物を追い出してくれています。温和な性格の方で殿山さん(仮名)のことを悪く言う人を聞いたことがありません。色々なことがある狩猟界においてかなりレアなパターンと言って良いのではないでしょうか。私が殿山さん(仮名)と知り合った時は80代になるかならないかの年齢でしたが、髪の毛こそホワイトヘアーですが毛量たっぷ...
親父からキジをもらったのでありがたくいただきます。(手前がキジ。奥はカルガモ)「キジはパサパサして美味くない」というハンターさんが一定数いることも知っていますが、柔らかめに火を通した肉の旨味や骨から取ったスープの深味は他に比較できない物があります。傷の少ない個体を丁寧にゆっくりと熟成すると旨味や甘味を感じることが出来て最高に美味しいのですが、やはりここでも「日本人は調理時に肉に火を通し過ぎる」とい...
帰宅してワンコ達の熱烈なお出迎えを受けるのは毎日のこと♪なかでも甘えん坊なモリはいつも「撫でて!!」と飛びついて来ます。「ん?でもなんか今日はちょっと元気がない感じ…」そう思って観察すると異変に気付きました。右手の爪が一枚剥げて神経剥き出しっ!!「いや~、これは相当痛そうだね…」人の拷問にも「生爪を剥がす」なんて方法がありますし、かなり痛々しい感じ。どうしてこんなことになったのだろうと思って庭を見る...
実は新型コロナウイルス感染症にかかりました。少し前のことになりますが備忘録として記しておきたいと思います。仕事をしていると寒気がして早退。翌朝は38℃超えの発熱だったので休暇を取って発熱外来を受診しました。(犬の歯形だらけの温度計でスミマセン。笑)予め電話して駐車場で車のナンバーを伝えて待機。少しすると防護服と医療マスク・フェイスシールドを装着した看護婦さんがやって来て綿棒で鼻の穴の中をグリグリと拭...
狩猟に行くときの私は早起きです。(くたびれ果てて起き上がれないこと度々ですが…)忘れ物が無いように前日から出来る限りの用意はしておくのですが、ガンロッカーと装弾ロッカーから猟銃と弾を取り出し、猟銃は分解保管している状態なので組み立てて銃カバーに収納します。(寝ぼけ眼で組み立てるので忘れ物があることもしばしば…)それから古傷を抱える膝にテーピングを巻き猟装に着替え。勢子役として山入りするのに必須なので...
猟期も半ばを過ぎ、獲物の動きが変わります。具体的に言うと、足跡やエサを食べた痕跡はあるのに通常の近場の寝屋に寝ずに大きな山まで引いて寝て競っても空山だったり、猟犬に追い出されても田んぼや道路を横切って逃げたり、包囲網を張った射撃手の場所を気取って待ちにかからなかったり…。「相手もなかなかやるなぁ」野生動物の賢さに感嘆せざるを得ません。終末が終わり、しがないサラリーマンの私は筋肉痛の体をごまかして仕...
「あらら、傷付いた場所のカサブタが治ったと思ったら剥げちゃったね…」昨年、防牙ベストの上からイノシシの牙で突かれた跡です。「イトちん、キミはお年頃の女の子さんなのに傷だらけじゃん」(赤丸の中。黄色の線に沿って毛が剥げています)臓器の位置から言うと、肺の下部・横隔膜の場所。肋骨の隙間に牙が通っていたら致命傷となる場所です。「いや~、これは場所的にヤバかった。本当に防牙ベストを着ていて良かったなぁ…」本...
年末に行ったブリ釣りで思った以上の大漁で、翌日は捌いたり友人やご近所さんにお魚を配ったりでバタバタしました。夜は大物ヒラマサの腹身を炙り刺身にして日本酒を飲むと、除夜の鐘を聞くことも出来ずに寝落ち。元旦に実家に帰ってふじさんとレオを遊ばせてきたけれど、他の3頭のワンコさんズを家に残してきたのでトンボ返りの日帰り。ホントは大晦日に「年越し蕎麦」として食べるはずだった鴨肉の蕎麦を「年越しちゃった蕎麦」...
年越しの釣果報告になります。毎年年末になると、どこの釣り船も予約が入って「満船」という状態になります。年末休暇に入った釣り人達が正月用のブリを釣るためです。しかしこの時期はいつも時化て出港できないことが殆どで、ほぼ諦めながらも早めに予約。「ダメだろうなぁ~」と思いつつも、何日も前から波浪予報のサイトを何度も眺めます。「ん?今年はもしかして出航できるかも…」私の見ているアプリでは3日後までの波浪予報が...
年越しの猟果報告になります。クリスマスイブの週末は2日間山を駆け回り、稜線を走る10頭以上の鹿の群れを見たり、通し(けもの道)を走るイノシシに対して撃ちかけたりで獲物に恵まれました。三段角の大きな鹿を2頭と今季最高肉質の産まずのメスイノシシ(お産を経験していないメスイノシシ)2頭と小イノシシ1頭ゲット。たっぷりとクリスマスと年末年始用の良いお肉が備蓄できました。(脂ノリノリのイノシシ♪)「年末年始はどう...
ウウウオォウ…、ウオンッ!!ウオンッ!!寝ようかと思って寛いでいると犬部屋からの唸り声。「この声はイトだな。野良猫か何か通ったのか?」ご近所迷惑になってもいけないしと思い、犬部屋から吠えていた玄関に出すと警戒心MAX!!「この外側に怪しいヤツがいるの~っ!!」背中の毛を逆立て、玄関の扉の間からしきりに外の様子を伺います。「ああ、イトの警戒相手の正体が分かったよ」雨傘です(笑)。ちょっと外出して激しく降...
「ちょっと時間が出来たから山菜採りにでも行きたいけれど、タケノコ以外はほとんど適期が終わってる感じ…」とある休みの日にそんな事を思います。私は狩猟や魚釣りや潜りが大好きですが、山菜採りやタケノコ掘りや潮干狩りや山芋掘りも大好きです。しかしながら生活するために仕事もしなければいけないし、少ない休日の日にはワンコ達の散歩や家仕事をする必要があるので、最近はそれらにはほとんど行けていません。「でも比較的...
少し前の猟期中の話になります。イノシシ・鹿と複数頭の獲物が獲れたのである程度の場所まで獲物を引出し、私の軽トラの荷台に積み込みます。それから岩場の林道をゆっくりと進んでいると違和感。少し広くなっている場所で停車。「やっぱりね」タイヤの側面に岩がヒットしてバースト(タイヤが裂けること)。「ま、そろそろ限界だったからタイヤ交換の良い機会だったと思うことにしよう…」交通量の多い幹線道路や高速道路を走って...
昼過ぎに車を走らせていると、とあるものが目に入ってわざわざUターン。「やっぱりね…」立派なオスの真鴨の亡骸がカラスに啄ばまれていたのです。もう鳥撃ちの猟期はとっくに終わっているから傷付いた半矢の鴨が死んだとは思えません。「季節遅れの鳥インフルエンザだろうか?」そんな事を考えたので、状況を調べるためにわざわざ戻って来たのです。「きれいなもんだ。大きな外傷はないし、車に轢かれた感じじゃないな…。目玉と内...
相変わらず車酔いが酷いイトちん。猟期は車に乗って山へ出かけていましたが、車酔いが治ったわけではありません。なので猟期が終わった今は、ひたすら地道に車に乗せてドライブ訓練を続けています。そのおかげか「車に乗ったら楽しい場所へ行ける」という感じにはなってきたのですが、まだまだ自ら車に飛び乗るには程遠い感じ。車移動の散歩の時は、ワンコゾーンから様子を察して「早く早く!」と大騒ぎなのですが、いざ車に乗る段...
山の中で咲くミツマタの花。ミツマタはその繊維が和紙作りなどに使われる植物です。早春に山の中に可憐な可憐な花を咲かせます。そして私にとっては猟期の終わりを告げる花でもあります。私の住んでいる地域のイノシシ・鹿に関しては4か月半だった猟期が6か月(10月15日~翌年4月15日)にも延びました。(一昔前は3か月だった。増えすぎたイノシシ・鹿以外の狩猟鳥獣の猟期は今でも3か月限定です)私の所属する猟隊は、基本的に猟...
車酔いが酷いイトを山に連れて行くときは1時間近く早起きして、酔い止めの薬を飲ませます。これがそのワンコ専用の酔い止め薬。イトの体重だと1錠が1,500円!!ほどにもなりメチャクチャ高価。しかしまあ「すぐに猟欲が身に付いて車にも慣れるだろう」と楽観的に考えていました。いつもの散歩の時、車に乗せる時の様子はどうなのかというと、他の犬は「ヒャッホーイ!!」と喜んでゲージに入り込みます。しかしイトちんは「みんな...
タイトルの通り、本当にどうでも良いことなのですが、私にとっては革命的な発明だったのでここに記しておきます。何度かこのブログで書いていますが、鹿を獲るとワンコ用の栄養食として胃袋を持ち帰ります。(グリーントライプという名前で結構な値段で売られています)オオカミやライオンなどの肉食獣は草食獣を倒すと例外なく内臓から食べ始めますし、ビタミンを補給する貴重な栄養源なのだと感じます。鹿は解体して最後に胃袋を...
「ん?なんじゃこりゃ!?」巻狩りでワンコ達を引き連れて急斜面の山中を競っている最中、見慣れぬもの発見。まるで巨大ムカデ。写真を撮影しようとするとワンコ達が獲物を起こしての追い啼き。「ああ、いかん。こんなことをしている場合じゃないな!」カメラをポケットに押し込み、急いで現場に向かいます。鹿3頭ゲット。(左よりカヤさん、モリさん、顔が見えないイトちん)イノシシは留守でしたが、この日はイトも獲物を追いか...
冷え込んだある日のこと、カチンコチンに凍って霜で凍てついた地面に、イノシシが掘り起こした真新しいエサを食べた痕跡。「これは間違いなくこの近くに寝てるぞ!」ということになり、射手が山を囲みます。犬を入れるのは親方(若き勢子)と私。エサの食べ具合から見て、複数頭のイノシシがすぐ近い場所に潜んでいる感じ。この日、私が連れて行ったのはモリとカヤ。例のケンカの後、ケガが完治するのを待って敢えて2頭で山入り。...
時々買い物をするスーパーの精肉コーナーに「アイスバイン」なる肉の塊が売られていました。「ん?これはよく目にするイノシシのスネ肉がデカくなったヤツじゃん! 豚のスネ肉はそういう名前なのか!?」と思って「アイスバイン」を調べてみました。『アイスバインとは、ドイツを代表する家庭料理の1つです。特にドイツ北東部の大都市・ベルリンやその近郊では、非常に見かける機会の多い名物料理として知られています。ローリエ...
少し前の話になります。「モリとカヤが喧嘩して大流血してるの!早く帰ってきてっ!!」とある日、仕事をしていると家人からの電話。その声は緊迫して少し震えています。「こりゃ只事ではないな…」すぐに早退届を出して帰宅。帰って様子を見るとこんな感じ。モリは頭部や耳に穴が開いています。足首も噛まれた感じ。カヤは鼻周りの肉がえぐれるケガ。それに脇腹。2頭ともに足を引き摺っています。「血は止まってる。眼や大きな血管...
寝る前にアラームをセットしながら考えます。「明日はいつもより1時間早く起きないとな。イトに酔い止めの薬を飲ませないと…」(車に弱い体質のイトは、車に酔ってヨダレがアブク状になっています)色々と調べたり獣医さんに相談したりしたのですが、やはり人間と犬では代謝系が異なるので「犬用の酔い止め薬を飲ませるのが一番」という結論になりました。実は幼少期に実家で飼っていた愛犬を、薬の誤飲で亡くす経験をしています。...
たくさん獲物を授かり、早めに山から帰って来たある夕方のこと。「あ~、ちょっと日用品の買い出しに出なきゃな…」そんな事を思います。キーホルダーを手に取るとふじの輝く瞳(笑)。「どこかに出かけるのね!?私も行くわよ(キラリ~ン!)」「う、バレちゃった以上はしょうがない。ふじ、ドライブ行く?」テンション爆上がりで、私の周囲をウロウロとラウンドします。「早く早くっ!!」リードを探すのに手間取っていると、ふ...
今日はふじ1頭で山入り。(前回の写真)更にこの日は射手の参加人数も少なく、勢子役も私一人のみで競る場所も限られるので念入りに見切り。「う~ん、判断に迷う…」カセギ(エサを食べた痕跡)は見つからないし、ヌタ場を使ったのも1日遅れという感じ。しかし沢山の鹿の足跡の上に一つだけ50~60kgほどのイノシシの真新しい足跡を発見。しっかりと踏みしめられ、間違いなく生足(前の晩に踏みしめた真新しい足跡)です。その様な...
生後7か月が過ぎ、イトの体重を計量したら21㎏でした。(他の親犬が25㎏くらい)「大きくなったなぁ…」他の犬達に比べると小顔で手足が長いスーパーモデル体型。甘えん坊な性格なのでいつまでも子犬のイメージだったけれど、最初の発情も終わり成長が止まった感じ。「そろそろイトちんの山入り準備を考えなきゃいけない時期だ。まだ骨格に負担をかけないように、無理させないようにしないきゃ」私の猟犬の育て方は・離乳食を食べだ...
今日は久しぶりに発情が終わったモリとカヤと共に山入り。(左カヤさん、右はオチッコしてるモリさん)「ヒャッホーっ!久しぶりの山だっ!!」ワフワフと楽しそうな2頭。射手の配置が終わり、ワンコ達を山へと放ちます。と同時に凄い速さでぶっ飛んで行く2頭。「早立ちした鹿に付いたな…」鹿は人間が山入りしただけで気配を感じて動き出します。その匂いをモリとカヤが感じ取って追っていったのです。(この時に小鹿を1頭仕留めま...
「うおっ!これはかなり抵抗あるなぁ…」まな板の上に載る物体をしげしげと眺めます。私は食品製造メーカーで働いているので、職場に時々届く「地球を飢餓から救う救世主!」「未来を救う高蛋白ローコスト次世代フード!」などというキャッチコピーが並べられた昆虫食のカタログを思い出します。このブログでも何度か取り上げましたが、昆虫の類(オオスズメバチ、イナゴ、カイコ、ザザムシ等)は食べたら美味しいことは知っていま...
狩猟で獲った獲物を解体すると、多かれ少なかれ残滓(毛や羽毛や内臓などの廃棄部位)が出ます。イノシシや鹿の場合、かなりの量の骨も出るのですが、猟犬を使った狩猟の場合はワンコのオヤツとして犬持ちの人が持って帰ることが多いですね。(炊き出すととても美味しいスープベースになりますが、そこまでするハンターさんはかなり少ない)今回もイノシシの骨は私がいただいて持ち帰りました。大鍋でコトコトと炊いて、茹で上がっ...
今日は久しぶりにふじ一頭での出動。モリとカヤは5歳になって猟犬として円熟期に入り、更にバリバリと山を引きたいところですが、発情期が来ていた為に出猟させることが出来なかったのです。発情期にメス犬を山へ放つと、一緒に連れて来ていたオス犬がそちらに気を取られ、猟にならなくなります。また、発情期の終盤は交配適期になり、メス犬にとって異物であるオス犬の精子を受け入れやすくするために体の免疫力が下がります。す...