半年ぶりの更新になり本当にすみません。「あいつはもう死んじまったんじゃないか?」なんて真面目に心配いただきましたが、なんとか元気にしています。。心配の種だった親父は目の手術が成功して今では車も乗り回していますし、衰えた筋力を取り戻そうと八十を超えた歳でジムに行って筋トレをしたりしています。(5月に鯛釣りに行った時の写真です)そこそこの釣果♪そんな親父を見ると、私もまだまだ負けていられませんね。私の去...
食べることと命をいただくことについて考えます。 狩猟、素潜り、釣り等々…
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には 「美味いか不味いか?」 が大きな判断基準を占める。 素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。 2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?
最近の私は猟期が終わったので魚釣りによく行っています。(いつも暗いうちから出港なので超早起き)「肉は食べ飽きた~!さあ魚釣って食べるぞ!!」という魂の叫びなのです。で、サバを釣ったり鯛を釣ったりヤズ(ブリの小さい奴)を釣ったりしています。鯛などの白身魚よりもサバやアジなどの青魚は美味しいので大好物なのです。「ああ、一月前までは猟銃を担いで泥塗れになりながら山を駆け回っていたのがウソのようだ…。平和...
私には「幼馴染み」がいません。親戚の従姉妹などはいますが、幼少期から小中学校時代を共に過ごした友人がいないのです。別に「激しく人見知りで友達がまったくいなかった」というわけではありません。それなりに友人はいて、魚釣りに行ったりザリガニ獲りをしたりと遊びまわっていました。じゃあなぜ幼馴染みがいないのかというと、皆さん何処かに行ってしまって連絡が取れなくなったからです。私の住んでいた地区は街自体が大き...
カヤがケガを負って病院で診てもらった時に獣医さんと色々話をしました。なにせ近隣の猟友会から重傷を負った猟犬が運びこまれる動物病院です。かなり有益な生きた情報をお聞きすることが出来ました。そこの獣医さん曰く「防刃ベストを着用させていて、一番重傷を追うのはやはり腹部だね。もし腹膜が切れて腸が出ていた場合、腸間膜(腸と腸を繋ぐ薄い膜)を破らないことが大切だ。これが破れると腸自体に損傷が無くても、内臓が固...
カヤがイノシシの牙によって後ろ腿を突かれ、受傷して動物病院で治療を受けて1週間経過。私は朝晩忘れずに縫った傷の様子を確認していました。それは獣医さんでも「良くなってきたら自分でワイヤーを自分で取っちゃうから気を付けてね」と言われていたし、地元猟友会の猟犬持ちの友人にも「ウチの犬は周囲のお肉を食い千切っちゃいました」という報告を受けていたからです。まあでも、カヤは今まで何度か縫ったことがあったけどそ...
少し前の記事になります。猟期も終盤になり獲物の気配が薄くなります。最近山入りした勢子役の皆さんの情報を総合すると標高の高い場所に獲物が固まっている様子。「よっしゃ、それじゃ待ち役は高い場所を囲むように包囲網を張ってもらって、下から上に向かって獲物を競り上げますか!」親方(若き勢子)と私が猟犬を入れ、高い場所を目指す作戦。待ち役(狙撃手)に配置に付いてもらうため、密やかに山の中を進み包囲網を張っても...
少し前の話ですが、ふじが10才になりました。お誕生日おめでとう!少しだけ生クリームをなめるふじ(笑)。ふじの生家である親方(若き勢子)のお宅でコロコロとしたふじと会ったのがついこの前のように思えるけど、もうそんなに時間が経ったんだね。(これは引き取った日の写真)初めて会った時はモコモコで、口の周りが黒くて「この子は成長したらパグになるんじゃないかしら?」と思ったくらいだけれど、美人さんに育ってくれま...
「お!美味しそうなヒラタケ発見!!」ワンコを引いて山入りしていたある日、競っている途中で食べ頃の大好きなヒラタケを見付けました。(周囲にもたくさん生えていた)だけどワンコ達がいつ獲物を起こすか分からない状況なので、写真撮影だけで現場を離れます。「ま、ご縁があったら競り終って山を下る時にでも採りに来れるかもね」だけど広く移動するので、ほとんどその希望は叶うことなく終わります。そして山を競り終り、下る...
猟期もラストスパートに入ったこの日は、いつも解体をさせていただいている親方(若き勢子)のご家庭がお留守。「じゃ、人数も少ないし軽く散歩程度に犬を走らせましょうか。もし獲物が獲れたら野外解体にしましょう」という話になります。我が家のワンコはカヤさんイトちん。モリは爪を剥がしてもう少しお留守番です。1ラウンド目は私と長老勢子で山を掻き回しますが、ほとんど獲物の痕跡なし。それでも素抜けしてきたオス鹿が1頭...
今日は大きな山を囲んでの大巻狩り。いつものメンバーの他に近隣の猟友会から多くのゲストハンターさんを迎えて待ちについてもらいました。我が家はモリさんが爪を剥がして戦線離脱しているので、カヤとイトの俊足コンビ。リードを放つと超高速ダッシュで山の中を掻き回してくれます。「さ、とりあえず高い場所を目指そう」勢子役の私は他の勢子役の皆さんと連携して、フウフウと急斜面の見上げる様な大きな山を登って行きます。相...
「今年のブリは餌のイワシが豊富でとても脂が乗っていて格別に美味しいですよ!」産直市場で地元鮮魚コーナーを紹介する番組があって、アナウンサーの女性がそんな事を話していました。「ああ、本当に美味しそうだ。でも肝心のブリ釣りに行けないんだよ…」脂が乗った刺身の映像を見ながら独り言を呟きます。青物(ヒラマサやブリなど)釣りのハイシーズンなので、特別に用事がある時以外は毎週のように釣船に予約を入れるのですが...
この方はグループの長老勢子、殿山さん(仮名)。御年86歳!!86歳で自分の猟犬2頭を引き連れ、山から獲物を追い出してくれています。温和な性格の方で殿山さん(仮名)のことを悪く言う人を聞いたことがありません。色々なことがある狩猟界においてかなりレアなパターンと言って良いのではないでしょうか。私が殿山さん(仮名)と知り合った時は80代になるかならないかの年齢でしたが、髪の毛こそホワイトヘアーですが毛量たっぷ...
親父からキジをもらったのでありがたくいただきます。(手前がキジ。奥はカルガモ)「キジはパサパサして美味くない」というハンターさんが一定数いることも知っていますが、柔らかめに火を通した肉の旨味や骨から取ったスープの深味は他に比較できない物があります。傷の少ない個体を丁寧にゆっくりと熟成すると旨味や甘味を感じることが出来て最高に美味しいのですが、やはりここでも「日本人は調理時に肉に火を通し過ぎる」とい...
帰宅してワンコ達の熱烈なお出迎えを受けるのは毎日のこと♪なかでも甘えん坊なモリはいつも「撫でて!!」と飛びついて来ます。「ん?でもなんか今日はちょっと元気がない感じ…」そう思って観察すると異変に気付きました。右手の爪が一枚剥げて神経剥き出しっ!!「いや~、これは相当痛そうだね…」人の拷問にも「生爪を剥がす」なんて方法がありますし、かなり痛々しい感じ。どうしてこんなことになったのだろうと思って庭を見る...
実は新型コロナウイルス感染症にかかりました。少し前のことになりますが備忘録として記しておきたいと思います。仕事をしていると寒気がして早退。翌朝は38℃超えの発熱だったので休暇を取って発熱外来を受診しました。(犬の歯形だらけの温度計でスミマセン。笑)予め電話して駐車場で車のナンバーを伝えて待機。少しすると防護服と医療マスク・フェイスシールドを装着した看護婦さんがやって来て綿棒で鼻の穴の中をグリグリと拭...
狩猟に行くときの私は早起きです。(くたびれ果てて起き上がれないこと度々ですが…)忘れ物が無いように前日から出来る限りの用意はしておくのですが、ガンロッカーと装弾ロッカーから猟銃と弾を取り出し、猟銃は分解保管している状態なので組み立てて銃カバーに収納します。(寝ぼけ眼で組み立てるので忘れ物があることもしばしば…)それから古傷を抱える膝にテーピングを巻き猟装に着替え。勢子役として山入りするのに必須なので...
猟期も半ばを過ぎ、獲物の動きが変わります。具体的に言うと、足跡やエサを食べた痕跡はあるのに通常の近場の寝屋に寝ずに大きな山まで引いて寝て競っても空山だったり、猟犬に追い出されても田んぼや道路を横切って逃げたり、包囲網を張った射撃手の場所を気取って待ちにかからなかったり…。「相手もなかなかやるなぁ」野生動物の賢さに感嘆せざるを得ません。終末が終わり、しがないサラリーマンの私は筋肉痛の体をごまかして仕...
「あらら、傷付いた場所のカサブタが治ったと思ったら剥げちゃったね…」昨年、防牙ベストの上からイノシシの牙で突かれた跡です。「イトちん、キミはお年頃の女の子さんなのに傷だらけじゃん」(赤丸の中。黄色の線に沿って毛が剥げています)臓器の位置から言うと、肺の下部・横隔膜の場所。肋骨の隙間に牙が通っていたら致命傷となる場所です。「いや~、これは場所的にヤバかった。本当に防牙ベストを着ていて良かったなぁ…」本...
年末に行ったブリ釣りで思った以上の大漁で、翌日は捌いたり友人やご近所さんにお魚を配ったりでバタバタしました。夜は大物ヒラマサの腹身を炙り刺身にして日本酒を飲むと、除夜の鐘を聞くことも出来ずに寝落ち。元旦に実家に帰ってふじさんとレオを遊ばせてきたけれど、他の3頭のワンコさんズを家に残してきたのでトンボ返りの日帰り。ホントは大晦日に「年越し蕎麦」として食べるはずだった鴨肉の蕎麦を「年越しちゃった蕎麦」...
年越しの釣果報告になります。毎年年末になると、どこの釣り船も予約が入って「満船」という状態になります。年末休暇に入った釣り人達が正月用のブリを釣るためです。しかしこの時期はいつも時化て出港できないことが殆どで、ほぼ諦めながらも早めに予約。「ダメだろうなぁ~」と思いつつも、何日も前から波浪予報のサイトを何度も眺めます。「ん?今年はもしかして出航できるかも…」私の見ているアプリでは3日後までの波浪予報が...
年越しの猟果報告になります。クリスマスイブの週末は2日間山を駆け回り、稜線を走る10頭以上の鹿の群れを見たり、通し(けもの道)を走るイノシシに対して撃ちかけたりで獲物に恵まれました。三段角の大きな鹿を2頭と今季最高肉質の産まずのメスイノシシ(お産を経験していないメスイノシシ)2頭と小イノシシ1頭ゲット。たっぷりとクリスマスと年末年始用の良いお肉が備蓄できました。(脂ノリノリのイノシシ♪)「年末年始はどう...
能登半島地震で被災された方には心よりお見舞い申し上げます。また、羽田空港で災禍に遭われた方々にも心よりお見舞い申し上げます。私はコロナ禍が開け、久しぶりに親戚が集まるというので実家に帰省してきました。とは言っても猟犬を4頭も飼っているので日帰りですけどね。(猟犬を飼うということは何にも勝る楽しみでもありますが、正直大変であることは否定できません。ペットホテルで預かってもらえたり出来ませんし…)実家で...
今年一年も終わりですね。「速っ!!」毎年ブログで一年の振り返りをしているのですが、今年もあっと言う間の一年でした。加えて色々な方々とお別れした一年でもありました。(年末の買い物が終わり、荷物を降ろしている隙を見てサーフの後部座席に乗り込んだワンコさんズ)今年はようやく新型コロナウイルスに対する行動制限が解除され、堰を切ったように色々な事が動き始めた一年でしたね。それに合わせて色々な事が慌ただしくバ...
先日、ワンコ3頭とイノシシを仕留めた時に、獲物の引出しはグループのメンバーの皆さんにお願いし、私はワンコさんズを引き連れて軽トラに先に戻りました。メンバーの長老勢子(御年86歳!)からお茶の差し入れをいただき、ゴクゴクと飲み干す私。そして何故かとても心配そうな顔の長老勢子。「可哀そうなくらいに汗かいているじゃないか。本当に苦労したんだね。大丈夫だった!?」「ありがとうございます。でも汗はいつもの事な...
先日、モリさんカヤさんイトちんで起こして仕留めたイノシシは、身体の大きさの割には牙がとても小さく年若い個体でした。なので「激しくやり合っていたけど牙が短くほとんどケガが無くて良かった」と思っていました。(カヤは少しだけ出血していたけど…)まあしかし、無傷であるわけではなく「大きなケガが無かった」と言うだけの話です。モリの眉間にあるケガは違うラウンドで枯竹かなんかで突いて出来たもの。こちらは間違いな...
「うう、くたびれ果てて起き上がれない」連日の残業で疲れが溜まり、猟に行くためにセットした目覚ましが鳴った後も疲労困憊で起き上がることが出来ず。犬を使役する勢子役が行かないとグループ猟である巻狩り成立しないのですが、我が猟隊には優秀な先輩勢子役の方が複数おられます。グループの皆さんに連絡をすると「そんな時は無理すんな。ゆっくり寝てろ」と、ありがたいお言葉。「そうだよな…。持っているものが物だけに無理...
この日は2ラウンドして子供イノシシが1頭のみの貧果。しかも私が競ったラウンドは鹿が2頭ほど走っただけで、ワンコ達は待ちを張っていない方向へ鹿を追っかけて行ってボウズ。イノシシが出そうな雰囲気だったんですけどねぇ…。「ムキ―っ!!これじゃイトの訓練にもならん。すみません、泣きのもう1ラウンドお願いします」ということで、疲れていたけど無理を言って再度射手の皆さんに別の山に包囲網を張ってもらいます。なんとか鹿...
友人のイケくん(仮名)が釣り上げた巨大魚スギちゃんを無理言っていただきました。初めて見た魚だったからどうしても食べてみたかったんですよね。計量すると103センチ、7kg。堂々たる巨大魚です。で、このスギちゃんの形状がとっても変わっています。頭はコバンザメの様に平たいのですが、背びれの付け根には他の魚では見たこともないトゲトゲ。「なんだか恐竜みたいだ…」気になって調べてみると、「スギ科スギ属スギ」という...
猟隊の皆さん用事があったので、この日は狩猟はお休み。そして私は「冬場は時化るから駄目だろうなぁ」と諦めモードで釣り船を予約していたら、奇跡的にこの日だけ海が凪いで出航!同行メンバーは同じ猟友会の腹口くん(仮名)、同じ猟隊の富士樹くん(仮名)、高校時代からの友人イケくん(仮名)。富士樹くん(仮名)は以前「タイラバに挑戦したい」と言っていたので、出航が決まった前日に誘ったのです。今回の釣りはタイラバで...
この日は1ラウンド目でドカンと複数頭のイノシシをゲット。更に2ラウンド目でもイノシシを追加して合計5頭。いつにも増して大猟です。我が家のワンコさん達も頑張りました♪(左よりモリさん、カヤさん、イトちん)獲物の回収作業を進めていると、近隣住民の方々がおそるおそる戸外に出て遠巻きに眺められています。「もう終わったので大丈夫ですよ~!」「時々昼間から子供のイノシシが出てきて畑を荒らして困ってるんよ」そして獲...
最初にお断りしておきますが「ハンターの財布事情」であって、「ハンターの懐事情」ではありません。(他の人のことは分かりませんが、私の財布の中身はいつもスカンピンですからね…)何が言いたいかと言うとですね、ステッチが擦り切れた程にくたびれていた古い財布に替わり新しい財布を買ったのです。写真真ん中のキャメル色の物がそれです。(一番右は今まで使っていた財布です)購入したのは良いのですが、家に帰ってすぐに「...
我が家の山芋の食べ方です。まあ一般的なトロロご飯にするのですが、自然薯はとにかく粘りが凄く味も香りも強いのです。私にとって自然薯が山芋であって、栽培物の山芋を食べた時は「これは別の植物を山芋と詐称してるんだろう」と本当に思ったほどです。(天然のマガモと合鴨もそう思った)まずは皮をこそぎ落として卸し金で摺りおろします。擂鉢に移し、ここに卵を投入して出し汁を少し加えて擂木でゆっくりと擂ります。それに出...
猟果報告が続々と届く中、私は布団の中で体温計を脇に挟んでいました。ピピピ!と電子音。そこに表示されていた数字がこれ。「なんじゃこりゃあぁっ!!」38.6℃なんて数字は、覚えている限り私の記憶にありません。「うぅ、ずっとコロナに罹らずに過ごして来たけれど、ついにコロナ罹患か…。いやいやインフルエンザも大流行中で学級閉鎖や学校閉鎖が起こっているってニュースでやっていたからインフルかも…。プール熱なるものも流...
「さて、剪定して切り落としていた庭木を片付けなきゃ」夏の終わりにヒーヒー言って切り落としていた木の幹や枝が散乱したままだったので、猟が休みになった日に庭の片付け。我が家は築45年を過ぎた中古住宅を購入して、それから更に10年が経過。あまり高くならないように定期的にチェーンソーで庭木を切り落としていますが、幹が太くなり生木のままだとかなりの重量なのです。なので、しばらく放置して水分を飛ばしてから電動丸ノ...
猟期中ですが、山ではなく海へ落とし込み釣りに行ってきました。落とし込み釣りのハイシーズンで、大きなヒラマサやブリが釣れる絶好のシーズンなんですよ。前回もかなり釣れましたしね。「さ、楽しみ!!」ドキドキしながら仕掛けを投入!毎回大きなサビキ仕掛けにイワシなどのエサを付けるのに苦労するのですが、この日はエサが良く付きプルプルという感覚が竿先に伝わってきます。エサのついた仕掛けを底に沈め、1メートルほど...
食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々
この日は鹿4頭とイノシシ1頭ゲット。(1ラウンド目の鹿3頭)私たちの猟隊は基本的にイノシシを狙うのですが、増えすぎた鹿に猟犬を取られイノシシまでたどり着けない状況ですね。しばらくは鹿を蹴散らしてゆっくりとイノシシを狙いますか。山はまだ暑く、犬を連れて上り下りするだけで汗が帽子のツバから滴り落ちます。(←超汗かき)「上り下り」なんて偉そうに書いていますが、ここだけの本当の話をすると私はこの日は山へ一歩も...
「今猟期はイトの仕込みの年だから気合入れて山を引かないとな…」猟期が始まる前からそんな事を思っていました。(ちょっとは防牙ベストも様になって来たかな)去年イトはまだ1才にもなってなく骨格が固まる前だったので、必要以上に山を引きすぎるとフレームが歪な形で固まる(高校野球児の野球肘の様なもの)のを防ぐため遊び程度に山へ連れていき、山の楽しさを覚えさせた年だったのです。車酔いも酷かったので、車に乗ることを...
初猟を終え、獲物を解体後にたくさん出る骨や内臓など。毛皮や胃腸などの消化器官などは、通常は有効活用や食べたりすることも無く廃棄処理となります。(腸モツも処理して食べたいけれど処理に時間がかかるので廃棄。鹿の胃袋は私がワンコエサとして持ち帰ります)内臓などの中でも、心臓(ハツ)や肝臓(レバー)などは簡単に調理できるので、希望者が持ち帰ります。舌(タン)や頬肉や骨周り肉なんかもそんな感じです。今回はイ...
2023年、狩猟開幕っ!!なんて書くと華々しい感じですが、昨年から増えすぎた大物猟(イノシシ・鹿)に限っては私の居住区域では猟期の開幕が10月15日になりました。(ちなみに終わりは翌年の4月15日なので、実に半年もの狩猟期間になっています)ハッキリ言って長過ぎます。狩猟の事を何も分かっていないお役人が「狩猟期間を長くしておけば農業被害に対しても言い訳が出来るだろう!」という理由で、適当に延長したとしか思えま...
今年初の落し込み釣りに行って来ました。今回の同行者は落とし込み釣り初心者の親父とイケくん(仮名)。落し込み釣りとは、巨大なサビキ仕掛けを海中に落とし、針に食い付いたイワシやアジなどの小魚を付けたまま海底に仕掛けを沈めて、大型のフリやヒラマサを狙う釣りです。(イワシやアジを捕食する大きなタイやヒラメやハタ類も釣れます)これが釣れたイワシ。イワシは針掛かりして暴れるだけでウロコが剥げて、水中にキラキラ...
「さあ、ワンコさん達よ!今日は特別にサーフの後部座席に乗ってドライブだよ♪」「え!?ホント???」テンション爆上がりのワンコさんズ。(右イトちん、後ろ姿ふじさん)まあ到着した場所は獣医さんなんですけどね。猟期前の混合ワクチン接種の為です。1頭に付き1万円ほど費用が掛かるのでかなりの出費なのですが、最近猟友会のハンターさんの猟犬がレプトスピラに罹ってしまったので(若くて体力があったので助かりましたが重...
「モリ、お手!」「なあに?」モリに「お手」を試してみると、手ではなく頭を乗っけてきました(笑)。尻尾をフリフリしながらジッとこちらを見つめてきます。我が家のワンコ達は、「お手」とか「おかわり」などの一般的な家庭犬が出来るような芸は出来ません。(そのことを否定する気持ちは全くありませんが)猟犬として必要ないことですしね。ご飯を与える時も「はい、ご飯どうぞ」と言って与えるので、完全な「待て」も怪しいか...
久しぶりに登場のニワトリのブラウンさんズ。4羽ともに元気なのですが、その内の一羽に異変が…。「あれ?またこのブラウンさんは産卵箱の中にいる」毎日の採卵の時に鶏小屋を覗くと、いつまで経っても一羽のブラウンさんが巣箱に籠もっています。「産卵したばかりで巣箱の中で休んでるのかな?」と思い、お腹の下を確認しますが、卵はなくモミガラしかありません。「はは〜ん、これは雌鶏の母性本能が甦って無精卵や何もない巣箱で...
タイラバ釣りの遊漁船を予約しましたが、風が出て時化る予報だったので欠航。「それじゃ近場でハゼ釣りにでも行くか!」たまにはゆっくりと身体を休めたり、家の中の片付けでもすれば良いのでしょうが、一度釣りに行きたいと思ったらもうダメ。天気は良いし、何より人生は短いから楽しまなきゃね♪釣具屋さんでエサを購入し、ハゼ釣りのチョイ投げ仕掛けを投入!お!一投目からグイグイ引く大型ハゼゲット。しかし後が続かず。小型...
有害鳥獣駆除でモリとカヤを連れて山を競ってきました。(左モリさん、右カヤさん)秋になったのにこの日も30℃超えの真夏日!「暑い!とても山入りするような気温じゃないな…」凍らせたペットボトルを作業服のポケットに突っ込み、溶けたお茶を飲んだり首筋から掛けて体を冷却しながらヒーヒー言って終了。残念ながら獲物は出ず。「暑かった~、疲れましたね」と解散。しかしその夜、私の身体に異変が。右足の膝下側面が痛み出し、...
とある日の有害鳥獣駆除の時の話です。カラスの駆除で敷地内で駆除許可をもらうために、広大な牧場での発砲許可を取りに牧場主の方を訪れます。すると子犬2匹の熱烈歓迎!!生後4ヵ月くらいかな。牧尾で虎毛の甲斐犬の血が入った感じの2頭のワンコさんズ♪こちらは黒い毛色。こちらは虎毛。どちらの子犬もメチャクチャ人に対してフレンドリー♪牧場内の巨大な牛にも平気な顔で近付いています。母犬は係留されていますが、子犬は柵で...
猟友会の新人さんから山歩きの履物について聞かれたので、改めて現在の自分の足拵えを書いてみます。まあ山歩きの時に履くものは、地形や場所や捕獲対象とする獲物や狩猟方法によって千差万別なのが当たり前ですし、それぞれが個人にとっての正解だということはご理解いただけると幸いです。私自身がそうだったのですが、狩猟を初めて最も悩むのが「足拵え」でもあると感じます。そして狩猟のスタイルによってドンドンと変わってい...
※お盆の頃の出来事なのですが、備忘録として記しておきます。「およ?なにこれ!?」いつの間にか庭に山芋のツルが出てきているのは知っていたのですが、この様な状態になっているのは初めて見ました。調べてみると「山芋の花」とのこと。山芋掘りで山へ行くのは秋から冬にかけてですし、この暑い時期に山入りすることはほぼ皆無だったので見たことがなかったのです。「白くて小さくて可愛い花だな~」しかも山芋は雌雄別株で、長...
久しぶりにチョイ投げでキス釣りをしてきました。どんな釣りでも大好きな私ですが、近年は防波堤などの岸からの釣りをほとんどしなくなりました。コロナ禍で新たに釣りを始めた人が増え、トラブルが多くなったから楽しめなくなったんですよね。せっかくの休日につまらないことでイライラしても時間の無駄ですから…。広い場所だと人混みも避けられるし、釣具屋で虫エサを購入し、久しぶりのキス釣り海岸へ。「ん?ずっと天気よかっ...
葛(くず)という植物を知っていますか?日本人にとって古くから馴染みのある植物で、秋の七草の一種であり、万葉集には21首もの葛に関する詩が詠まれているそうです。葛の地下茎からは良質のデンプンが摂れ、和菓子の材料などに使われています。「葛餅」や「葛切り」なんてご存じの方も多いのではないでしょうか。また、一昔前はその繊維は貴重品で、葛布や和紙の原料としても利用されてきました。ツルを乾燥させて編み籠など手...
皆さんは『かわいそうなぞう』という物語を知っていますか?第二次大戦中、動物園で飼育していたライオンや虎などの猛獣や巨大な象などは「逃げ出すと危険だから殺すように」という軍からの指令により、殺される運命を辿ります。その多くは毒を混ぜたエサを与えられ殺されました。しかし象は賢く鼻が利く生き物だったので、それらの毒エサだけを見分けてきれいに避けてしまったのです。しかたなく馬などに使われる注射器を使っての...
少し前の話ですが、イサキ釣りに行ってきました。イサキは珍しく夏に旬を迎える魚で、この時期のイサキは脂がのってとっても美味いのです。丸々と太ったイサキがたくさん釣れました。船長さんは「クーラーいっぱい釣って帰ってもらう」と言われていたので釣果に満足されていなかったのですが、私としては大満足の結果でした。帰宅してワンコさん達のお魚見学会。(手前よりふじさん、カヤさん、モリさん)イトちんは得体の知れない...
全国各地で大雨による災害が発生し、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。物凄い気温の上昇ですし、梅雨も明けませんしはっきりしない天気が続きますね。私の近況はと言うとですね、特に変わりも無く魚釣りに行ったり家庭菜園をいじったりしています。ブログが放置状態でスミマセン。朝の5時になると、イトが「起きたよ!遊ぼう!!」と言ってワンワン鳴くし、ニワトリ達も「スペシャルご飯(魚のアラなど)ちょうだい...
今年の初潜りに行った時のことです。「お!なにかいる」「ん?なんじゃこの魚は!?」見たことがある様なない様な魚にちょっと考えます。バッ!!そう思った瞬間に胸鰭の色がド派手な色に!!「ああ、よく見たことがあると思ったらホウボウの幼魚かぁ…」(これは釣り上げた時の成魚の写真)しかし写真を撮影していると、再びヒレが地味な色に。「ん?なぜそんなに瞬間的に色が変わるんだ?カメレオンみたいに皮膚の色が変色するわ...
久しぶりに登場のブラウンさんズ。もともとはゾンビの様に庭に蔓延る雑草対策要員として導入されたニワトリ達で、日々産んでくれる卵は私の貴重なタンパク源となっています。しかしそのブラウンさん達に異変が…。「むぅ、最近著しく産卵率が悪い…」4羽いるブラウンさん達が毎日卵を産んでくれていたので、毎日卵が4つ産卵箱に入っているのが当たり前だったのですが、最近は1~3個。しかもこんな感じで殻が固まらずにヤワヤワの卵...
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半年ぶりの更新になり本当にすみません。「あいつはもう死んじまったんじゃないか?」なんて真面目に心配いただきましたが、なんとか元気にしています。。心配の種だった親父は目の手術が成功して今では車も乗り回していますし、衰えた筋力を取り戻そうと八十を超えた歳でジムに行って筋トレをしたりしています。(5月に鯛釣りに行った時の写真です)そこそこの釣果♪そんな親父を見ると、私もまだまだ負けていられませんね。私の去...
皆さま、お久しぶりです。私はなんとか生きています。毎年のふり返りをここでしているので久々にブログの更新をします。今年も終わりですね。本当にあっと言う間の一年でした。毎年同じこと言ってるな…(笑)。今年をふり返ると、何だかツラい一年でした。その理由は色々とあるのですが、親父の銃砲所持許可の返納も理由の一つですね。親父の銃砲所持許可の返納理由は、網膜の毛細血管が破れて出血して視力を失う寸前くらいまでに...
すみません、色々と事情があって更新が滞っていました。実は親父が銃砲所持許可を返納することになりました。銃砲所持者の誰しもが迎えることですが「銃を置く時」が来たのです。ブリタニースパニエルのレオが6歳で猟犬として脂が乗っている全盛期でもあるので、もう少し銃砲所持をしたかったようですが年齢的なものや諸事情により返納。親父本人は元気といえば元気なんですけどね…。今までも何度か返納の危機があったのですが、そ...
最近の私は猟期が終わったので魚釣りによく行っています。(いつも暗いうちから出港なので超早起き)「肉は食べ飽きた~!さあ魚釣って食べるぞ!!」という魂の叫びなのです。で、サバを釣ったり鯛を釣ったりヤズ(ブリの小さい奴)を釣ったりしています。鯛などの白身魚よりもサバやアジなどの青魚は美味しいので大好物なのです。「ああ、一月前までは猟銃を担いで泥塗れになりながら山を駆け回っていたのがウソのようだ…。平和...
私には「幼馴染み」がいません。親戚の従姉妹などはいますが、幼少期から小中学校時代を共に過ごした友人がいないのです。別に「激しく人見知りで友達がまったくいなかった」というわけではありません。それなりに友人はいて、魚釣りに行ったりザリガニ獲りをしたりと遊びまわっていました。じゃあなぜ幼馴染みがいないのかというと、皆さん何処かに行ってしまって連絡が取れなくなったからです。私の住んでいた地区は街自体が大き...
カヤがケガを負って病院で診てもらった時に獣医さんと色々話をしました。なにせ近隣の猟友会から重傷を負った猟犬が運びこまれる動物病院です。かなり有益な生きた情報をお聞きすることが出来ました。そこの獣医さん曰く「防刃ベストを着用させていて、一番重傷を追うのはやはり腹部だね。もし腹膜が切れて腸が出ていた場合、腸間膜(腸と腸を繋ぐ薄い膜)を破らないことが大切だ。これが破れると腸自体に損傷が無くても、内臓が固...
カヤがイノシシの牙によって後ろ腿を突かれ、受傷して動物病院で治療を受けて1週間経過。私は朝晩忘れずに縫った傷の様子を確認していました。それは獣医さんでも「良くなってきたら自分でワイヤーを自分で取っちゃうから気を付けてね」と言われていたし、地元猟友会の猟犬持ちの友人にも「ウチの犬は周囲のお肉を食い千切っちゃいました」という報告を受けていたからです。まあでも、カヤは今まで何度か縫ったことがあったけどそ...
少し前の記事になります。猟期も終盤になり獲物の気配が薄くなります。最近山入りした勢子役の皆さんの情報を総合すると標高の高い場所に獲物が固まっている様子。「よっしゃ、それじゃ待ち役は高い場所を囲むように包囲網を張ってもらって、下から上に向かって獲物を競り上げますか!」親方(若き勢子)と私が猟犬を入れ、高い場所を目指す作戦。待ち役(狙撃手)に配置に付いてもらうため、密やかに山の中を進み包囲網を張っても...
少し前の話ですが、ふじが10才になりました。お誕生日おめでとう!少しだけ生クリームをなめるふじ(笑)。ふじの生家である親方(若き勢子)のお宅でコロコロとしたふじと会ったのがついこの前のように思えるけど、もうそんなに時間が経ったんだね。(これは引き取った日の写真)初めて会った時はモコモコで、口の周りが黒くて「この子は成長したらパグになるんじゃないかしら?」と思ったくらいだけれど、美人さんに育ってくれま...
「お!美味しそうなヒラタケ発見!!」ワンコを引いて山入りしていたある日、競っている途中で食べ頃の大好きなヒラタケを見付けました。(周囲にもたくさん生えていた)だけどワンコ達がいつ獲物を起こすか分からない状況なので、写真撮影だけで現場を離れます。「ま、ご縁があったら競り終って山を下る時にでも採りに来れるかもね」だけど広く移動するので、ほとんどその希望は叶うことなく終わります。そして山を競り終り、下る...
猟期もラストスパートに入ったこの日は、いつも解体をさせていただいている親方(若き勢子)のご家庭がお留守。「じゃ、人数も少ないし軽く散歩程度に犬を走らせましょうか。もし獲物が獲れたら野外解体にしましょう」という話になります。我が家のワンコはカヤさんイトちん。モリは爪を剥がしてもう少しお留守番です。1ラウンド目は私と長老勢子で山を掻き回しますが、ほとんど獲物の痕跡なし。それでも素抜けしてきたオス鹿が1頭...
今日は大きな山を囲んでの大巻狩り。いつものメンバーの他に近隣の猟友会から多くのゲストハンターさんを迎えて待ちについてもらいました。我が家はモリさんが爪を剥がして戦線離脱しているので、カヤとイトの俊足コンビ。リードを放つと超高速ダッシュで山の中を掻き回してくれます。「さ、とりあえず高い場所を目指そう」勢子役の私は他の勢子役の皆さんと連携して、フウフウと急斜面の見上げる様な大きな山を登って行きます。相...
「今年のブリは餌のイワシが豊富でとても脂が乗っていて格別に美味しいですよ!」産直市場で地元鮮魚コーナーを紹介する番組があって、アナウンサーの女性がそんな事を話していました。「ああ、本当に美味しそうだ。でも肝心のブリ釣りに行けないんだよ…」脂が乗った刺身の映像を見ながら独り言を呟きます。青物(ヒラマサやブリなど)釣りのハイシーズンなので、特別に用事がある時以外は毎週のように釣船に予約を入れるのですが...
この方はグループの長老勢子、殿山さん(仮名)。御年86歳!!86歳で自分の猟犬2頭を引き連れ、山から獲物を追い出してくれています。温和な性格の方で殿山さん(仮名)のことを悪く言う人を聞いたことがありません。色々なことがある狩猟界においてかなりレアなパターンと言って良いのではないでしょうか。私が殿山さん(仮名)と知り合った時は80代になるかならないかの年齢でしたが、髪の毛こそホワイトヘアーですが毛量たっぷ...
親父からキジをもらったのでありがたくいただきます。(手前がキジ。奥はカルガモ)「キジはパサパサして美味くない」というハンターさんが一定数いることも知っていますが、柔らかめに火を通した肉の旨味や骨から取ったスープの深味は他に比較できない物があります。傷の少ない個体を丁寧にゆっくりと熟成すると旨味や甘味を感じることが出来て最高に美味しいのですが、やはりここでも「日本人は調理時に肉に火を通し過ぎる」とい...
帰宅してワンコ達の熱烈なお出迎えを受けるのは毎日のこと♪なかでも甘えん坊なモリはいつも「撫でて!!」と飛びついて来ます。「ん?でもなんか今日はちょっと元気がない感じ…」そう思って観察すると異変に気付きました。右手の爪が一枚剥げて神経剥き出しっ!!「いや~、これは相当痛そうだね…」人の拷問にも「生爪を剥がす」なんて方法がありますし、かなり痛々しい感じ。どうしてこんなことになったのだろうと思って庭を見る...
実は新型コロナウイルス感染症にかかりました。少し前のことになりますが備忘録として記しておきたいと思います。仕事をしていると寒気がして早退。翌朝は38℃超えの発熱だったので休暇を取って発熱外来を受診しました。(犬の歯形だらけの温度計でスミマセン。笑)予め電話して駐車場で車のナンバーを伝えて待機。少しすると防護服と医療マスク・フェイスシールドを装着した看護婦さんがやって来て綿棒で鼻の穴の中をグリグリと拭...
狩猟に行くときの私は早起きです。(くたびれ果てて起き上がれないこと度々ですが…)忘れ物が無いように前日から出来る限りの用意はしておくのですが、ガンロッカーと装弾ロッカーから猟銃と弾を取り出し、猟銃は分解保管している状態なので組み立てて銃カバーに収納します。(寝ぼけ眼で組み立てるので忘れ物があることもしばしば…)それから古傷を抱える膝にテーピングを巻き猟装に着替え。勢子役として山入りするのに必須なので...
猟期も半ばを過ぎ、獲物の動きが変わります。具体的に言うと、足跡やエサを食べた痕跡はあるのに通常の近場の寝屋に寝ずに大きな山まで引いて寝て競っても空山だったり、猟犬に追い出されても田んぼや道路を横切って逃げたり、包囲網を張った射撃手の場所を気取って待ちにかからなかったり…。「相手もなかなかやるなぁ」野生動物の賢さに感嘆せざるを得ません。終末が終わり、しがないサラリーマンの私は筋肉痛の体をごまかして仕...
「あらら、傷付いた場所のカサブタが治ったと思ったら剥げちゃったね…」昨年、防牙ベストの上からイノシシの牙で突かれた跡です。「イトちん、キミはお年頃の女の子さんなのに傷だらけじゃん」(赤丸の中。黄色の線に沿って毛が剥げています)臓器の位置から言うと、肺の下部・横隔膜の場所。肋骨の隙間に牙が通っていたら致命傷となる場所です。「いや~、これは場所的にヤバかった。本当に防牙ベストを着ていて良かったなぁ…」本...
最近の私は猟期が終わったので魚釣りによく行っています。(いつも暗いうちから出港なので超早起き)「肉は食べ飽きた~!さあ魚釣って食べるぞ!!」という魂の叫びなのです。で、サバを釣ったり鯛を釣ったりヤズ(ブリの小さい奴)を釣ったりしています。鯛などの白身魚よりもサバやアジなどの青魚は美味しいので大好物なのです。「ああ、一月前までは猟銃を担いで泥塗れになりながら山を駆け回っていたのがウソのようだ…。平和...
私には「幼馴染み」がいません。親戚の従姉妹などはいますが、幼少期から小中学校時代を共に過ごした友人がいないのです。別に「激しく人見知りで友達がまったくいなかった」というわけではありません。それなりに友人はいて、魚釣りに行ったりザリガニ獲りをしたりと遊びまわっていました。じゃあなぜ幼馴染みがいないのかというと、皆さん何処かに行ってしまって連絡が取れなくなったからです。私の住んでいた地区は街自体が大き...
カヤがケガを負って病院で診てもらった時に獣医さんと色々話をしました。なにせ近隣の猟友会から重傷を負った猟犬が運びこまれる動物病院です。かなり有益な生きた情報をお聞きすることが出来ました。そこの獣医さん曰く「防刃ベストを着用させていて、一番重傷を追うのはやはり腹部だね。もし腹膜が切れて腸が出ていた場合、腸間膜(腸と腸を繋ぐ薄い膜)を破らないことが大切だ。これが破れると腸自体に損傷が無くても、内臓が固...
カヤがイノシシの牙によって後ろ腿を突かれ、受傷して動物病院で治療を受けて1週間経過。私は朝晩忘れずに縫った傷の様子を確認していました。それは獣医さんでも「良くなってきたら自分でワイヤーを自分で取っちゃうから気を付けてね」と言われていたし、地元猟友会の猟犬持ちの友人にも「ウチの犬は周囲のお肉を食い千切っちゃいました」という報告を受けていたからです。まあでも、カヤは今まで何度か縫ったことがあったけどそ...
少し前の記事になります。猟期も終盤になり獲物の気配が薄くなります。最近山入りした勢子役の皆さんの情報を総合すると標高の高い場所に獲物が固まっている様子。「よっしゃ、それじゃ待ち役は高い場所を囲むように包囲網を張ってもらって、下から上に向かって獲物を競り上げますか!」親方(若き勢子)と私が猟犬を入れ、高い場所を目指す作戦。待ち役(狙撃手)に配置に付いてもらうため、密やかに山の中を進み包囲網を張っても...
少し前の話ですが、ふじが10才になりました。お誕生日おめでとう!少しだけ生クリームをなめるふじ(笑)。ふじの生家である親方(若き勢子)のお宅でコロコロとしたふじと会ったのがついこの前のように思えるけど、もうそんなに時間が経ったんだね。(これは引き取った日の写真)初めて会った時はモコモコで、口の周りが黒くて「この子は成長したらパグになるんじゃないかしら?」と思ったくらいだけれど、美人さんに育ってくれま...
「お!美味しそうなヒラタケ発見!!」ワンコを引いて山入りしていたある日、競っている途中で食べ頃の大好きなヒラタケを見付けました。(周囲にもたくさん生えていた)だけどワンコ達がいつ獲物を起こすか分からない状況なので、写真撮影だけで現場を離れます。「ま、ご縁があったら競り終って山を下る時にでも採りに来れるかもね」だけど広く移動するので、ほとんどその希望は叶うことなく終わります。そして山を競り終り、下る...
猟期もラストスパートに入ったこの日は、いつも解体をさせていただいている親方(若き勢子)のご家庭がお留守。「じゃ、人数も少ないし軽く散歩程度に犬を走らせましょうか。もし獲物が獲れたら野外解体にしましょう」という話になります。我が家のワンコはカヤさんイトちん。モリは爪を剥がしてもう少しお留守番です。1ラウンド目は私と長老勢子で山を掻き回しますが、ほとんど獲物の痕跡なし。それでも素抜けしてきたオス鹿が1頭...
今日は大きな山を囲んでの大巻狩り。いつものメンバーの他に近隣の猟友会から多くのゲストハンターさんを迎えて待ちについてもらいました。我が家はモリさんが爪を剥がして戦線離脱しているので、カヤとイトの俊足コンビ。リードを放つと超高速ダッシュで山の中を掻き回してくれます。「さ、とりあえず高い場所を目指そう」勢子役の私は他の勢子役の皆さんと連携して、フウフウと急斜面の見上げる様な大きな山を登って行きます。相...
「今年のブリは餌のイワシが豊富でとても脂が乗っていて格別に美味しいですよ!」産直市場で地元鮮魚コーナーを紹介する番組があって、アナウンサーの女性がそんな事を話していました。「ああ、本当に美味しそうだ。でも肝心のブリ釣りに行けないんだよ…」脂が乗った刺身の映像を見ながら独り言を呟きます。青物(ヒラマサやブリなど)釣りのハイシーズンなので、特別に用事がある時以外は毎週のように釣船に予約を入れるのですが...
この方はグループの長老勢子、殿山さん(仮名)。御年86歳!!86歳で自分の猟犬2頭を引き連れ、山から獲物を追い出してくれています。温和な性格の方で殿山さん(仮名)のことを悪く言う人を聞いたことがありません。色々なことがある狩猟界においてかなりレアなパターンと言って良いのではないでしょうか。私が殿山さん(仮名)と知り合った時は80代になるかならないかの年齢でしたが、髪の毛こそホワイトヘアーですが毛量たっぷ...
親父からキジをもらったのでありがたくいただきます。(手前がキジ。奥はカルガモ)「キジはパサパサして美味くない」というハンターさんが一定数いることも知っていますが、柔らかめに火を通した肉の旨味や骨から取ったスープの深味は他に比較できない物があります。傷の少ない個体を丁寧にゆっくりと熟成すると旨味や甘味を感じることが出来て最高に美味しいのですが、やはりここでも「日本人は調理時に肉に火を通し過ぎる」とい...
帰宅してワンコ達の熱烈なお出迎えを受けるのは毎日のこと♪なかでも甘えん坊なモリはいつも「撫でて!!」と飛びついて来ます。「ん?でもなんか今日はちょっと元気がない感じ…」そう思って観察すると異変に気付きました。右手の爪が一枚剥げて神経剥き出しっ!!「いや~、これは相当痛そうだね…」人の拷問にも「生爪を剥がす」なんて方法がありますし、かなり痛々しい感じ。どうしてこんなことになったのだろうと思って庭を見る...
実は新型コロナウイルス感染症にかかりました。少し前のことになりますが備忘録として記しておきたいと思います。仕事をしていると寒気がして早退。翌朝は38℃超えの発熱だったので休暇を取って発熱外来を受診しました。(犬の歯形だらけの温度計でスミマセン。笑)予め電話して駐車場で車のナンバーを伝えて待機。少しすると防護服と医療マスク・フェイスシールドを装着した看護婦さんがやって来て綿棒で鼻の穴の中をグリグリと拭...
狩猟に行くときの私は早起きです。(くたびれ果てて起き上がれないこと度々ですが…)忘れ物が無いように前日から出来る限りの用意はしておくのですが、ガンロッカーと装弾ロッカーから猟銃と弾を取り出し、猟銃は分解保管している状態なので組み立てて銃カバーに収納します。(寝ぼけ眼で組み立てるので忘れ物があることもしばしば…)それから古傷を抱える膝にテーピングを巻き猟装に着替え。勢子役として山入りするのに必須なので...
猟期も半ばを過ぎ、獲物の動きが変わります。具体的に言うと、足跡やエサを食べた痕跡はあるのに通常の近場の寝屋に寝ずに大きな山まで引いて寝て競っても空山だったり、猟犬に追い出されても田んぼや道路を横切って逃げたり、包囲網を張った射撃手の場所を気取って待ちにかからなかったり…。「相手もなかなかやるなぁ」野生動物の賢さに感嘆せざるを得ません。終末が終わり、しがないサラリーマンの私は筋肉痛の体をごまかして仕...
「あらら、傷付いた場所のカサブタが治ったと思ったら剥げちゃったね…」昨年、防牙ベストの上からイノシシの牙で突かれた跡です。「イトちん、キミはお年頃の女の子さんなのに傷だらけじゃん」(赤丸の中。黄色の線に沿って毛が剥げています)臓器の位置から言うと、肺の下部・横隔膜の場所。肋骨の隙間に牙が通っていたら致命傷となる場所です。「いや~、これは場所的にヤバかった。本当に防牙ベストを着ていて良かったなぁ…」本...
年末に行ったブリ釣りで思った以上の大漁で、翌日は捌いたり友人やご近所さんにお魚を配ったりでバタバタしました。夜は大物ヒラマサの腹身を炙り刺身にして日本酒を飲むと、除夜の鐘を聞くことも出来ずに寝落ち。元旦に実家に帰ってふじさんとレオを遊ばせてきたけれど、他の3頭のワンコさんズを家に残してきたのでトンボ返りの日帰り。ホントは大晦日に「年越し蕎麦」として食べるはずだった鴨肉の蕎麦を「年越しちゃった蕎麦」...
年越しの釣果報告になります。毎年年末になると、どこの釣り船も予約が入って「満船」という状態になります。年末休暇に入った釣り人達が正月用のブリを釣るためです。しかしこの時期はいつも時化て出港できないことが殆どで、ほぼ諦めながらも早めに予約。「ダメだろうなぁ~」と思いつつも、何日も前から波浪予報のサイトを何度も眺めます。「ん?今年はもしかして出航できるかも…」私の見ているアプリでは3日後までの波浪予報が...
年越しの猟果報告になります。クリスマスイブの週末は2日間山を駆け回り、稜線を走る10頭以上の鹿の群れを見たり、通し(けもの道)を走るイノシシに対して撃ちかけたりで獲物に恵まれました。三段角の大きな鹿を2頭と今季最高肉質の産まずのメスイノシシ(お産を経験していないメスイノシシ)2頭と小イノシシ1頭ゲット。たっぷりとクリスマスと年末年始用の良いお肉が備蓄できました。(脂ノリノリのイノシシ♪)「年末年始はどう...