しかし、愛美は結局、階段を使った。一度でも、マイルールを破れば、これまでの努力が台無しになるように思えて、踏みとどまったのだ。重い荷物を持って階段を昇るのは登…
痩せ姫(=痩せにこだわる女性)を偏愛する立場から、摂食障害やダイエットについて書いてます。
細くなりたい女のコ全般(特に、痩せてるのにもっと痩せたいコ、摂食障害なのに痩せていたいコ)に惹かれる、ちょっと歪んだフェチとして、好きなアイドル、拒食や自殺、芸術論からダイエット情報まで、いろいろ書いてます。
ネットで見つけた、スポーツクラブでの目撃談。書かれたのは、15年以上も前だ。・・・・・・一昨日、昨日とその教室で隣になった人がすごく気になる。どうみても拒食症…
さっき、妻と話して気づいたこと。 面白さはわりと柔軟に生み出せるが、美しさはそうでもない。たとえば、宮藤官九郎は時代の変化を逆手にとり、「不適切にもほどがある…
「しようよ」は95年で「KANSHAして」と「どんないいこと」の間なんですね。そこから20年くらい歌われ続けたわけだから、SMAPのライブではその味わいが、ど…
お久しぶりです。二の腕時計、覚えてますよ。Hさんの消息についてもそうですし、その写真を投稿していたクルーズブログも、サイト自体が終了してしまいました。Hさんと…
偶然とはおそろしいもので、今日の午後、WOWOWで、中居正広版の「私は貝になりたい」が放送された。後半部分が、フジテレビの会見の前半に重なるかたち。彼自身の境…
アニメ「ハニーレモンソーダ」初回。展開がわかっていても、感動してしまう。村田真優の絵が好きで、ヒロイン・石森羽花が可愛くて。実写映画には申し訳ないけど、こうい…
さっき、アルファポリスで、「二の腕というものさし」という記事を書いた。昔ブログに書いて、下書きにしてあるものを、直しながら書いたのだけど、「命の腕輪」の基準が…
小説「何処までもやせたくて」。ご存知のみなさんにお詫びです。 かなり前に「パブ―」というサイトで、電子書籍化したことがあるのですが、その際、無料部分と有料部分…
殿堂入りというニュースで思い出したこと。7年前の1月に、「痩せ姫とイチロー」という記事を書いていた。こんな文章だ。 ・・・・・・ まず、タイトルについてだけど…
夢に竹内結子が出てきた。内容はかなり忘れてしまったけど、彼女が建築家で、いざってときにいなくなってしまい、その設計したものをみんなでなんとか作ろうとする、そん…
やりとりをしたことがある、痩せ姫の、数年前のつぶやき。冬っぽさも感じさせるので、三つ続けて載せてみる。 ・・・・・・ 今日は本当に寒い今年は暖冬過ぎたんだ私は…
痩せ姫とチアについて調べていたら、「チアリーディングの歴史」(田淵志郎)という本(電子書籍的なもの?)に行き着いた。 米国のダラス・カウボーイズチアリーダーズ…
最近「カクヨム」と「アルファポリス」を始めた。もっぱら、過去記事を載せる目的。今のところ「カクヨム」では、小説「病葉」と短篇、及び、評論的なものを、紹介してい…
「クリニックで診る摂食障害」(切池信夫 2015年)という本の前書きが、出版社のサイトに紹介されている。そのなかに、こんな一節が。 2012年には定年で大学を…
「この時代がいう美しさの基準に自分が合わないのなら、私自身が違う基準をつくればいい」
去年の暮れ、韓国で、「ボディメンタリー『体重』に関する告白」というテレビ番組が放送されたらしい。5人の女性芸能人が、美と食をめぐる葛藤について、けっこう赤裸々…
食をめぐるストレスが生じやすい時期、ですよね。自分のリズムやペースを乱されがちで。年末年始だけでも吐けるようになれたら、そんなふうに考える人もいるだろうな、っ…
夢に浜辺美波、2019年春夏バージョン。脳内滞在時間もけっこう長かったし、会話もいっぱい交わした。夢なので、かなり忘れてしまったけど。 学校で食事イベントがあ…
この記事を書いたあと、考えたことがある。「年末年始で3キロ以上増えた?」という人が20%いたわけだけど、逆に「3キロ以上減った?」という人は、どれくらいな…
「はい」 少女は素直に返事をしながらも、ドキドキする高揚感と、何か試されているような不安も覚えて身構える。 「あなたは美しさの基準ってなんだと思う?」「それは…
明けましておめでとうございます。こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。 たしかに、よゐこ濱口とは好相性だった気もしますね。ただ、誰とうまく行くかは本当に…
7日放送の「ノンストップ!」でのひとコマ。視聴者投票コーナーのテーマが「年末年始で3キロ以上体重が増えた?」だった。ゲスト・山下美月の体重トークが聞けるかなと…
チューイングは嘔吐に比べ、ローリスクともいわれますが、出す方法としてはゆるい分、意外と吸収してしまったり、それでかえって太ることも、なんて聞きますよね。もしか…
昨日の「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」(2007年)が素晴らしくて、その素晴らしさの一端として、小倉優子の人形みたいな可愛さが貢献していた。そこで、たぶんと思い当たり…
ガールズちゃんねるにこんなトピックが立っていた。「摂食障害克服された方現在の体重は?」立てた人の投稿はこういうものだ。 高校生からの過食嘔吐です。風俗落ちして…
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しかし、愛美は結局、階段を使った。一度でも、マイルールを破れば、これまでの努力が台無しになるように思えて、踏みとどまったのだ。重い荷物を持って階段を昇るのは登…
25キロ台まで落とした体で、ろくに食事もせず、慣れない撮影や料理などをハイテンションでこなしたのだから、疲れるのは当然だったが――。ダイエットを意識し始めて以…
13年前の記事。先日もその体型が話題になっていたけど、これだけの期間、細いと可愛い、キレイを、維持できてるのってすごい、と思う。
それでも、最後に、「よかったらまた、撮影させほしいな。今日は初めてだし、エミちゃんも昨日の撮影で疲れてたと思うから、ほんのあいさつ代わりの撮影ってことで。これ…
水内姫那の近況というか、あの写真を撮ったあと、彼女の身に起きたあれこれについて、永山が詳しく話さなかったのはたぶん正解だし、永山よりも交流のある自分が聞かれた…
「雑誌の読者企画に応募してきて、その撮影を後輩のカメラマンが担当したんだよね。で、その後輩から紹介してもらって、この個展に協力をお願いして、という流れなんだけ…
別の光景、それはこの子の未来だ。数ヶ月後、さらに痩せ細った愛美がそこにいる。病院のベッドに寝かされ、太らせるための管に縛りつけられ――占い師が水晶玉を覗くより…
11年前の記事。この本が出たのが2014年の4月だから、その翌月に、書いたものだ。
永山の質問に、愛美はしばらく心の中を整理したあと、思いのたけを語る。「あの、なんて言えばいいのかわからないんですが、とにかく綺麗で魅力的で、人なんだけど人じゃ…
「あそこに飾られている写真なんですけど、女の人の写真、すごく細い人の写真がなんか気になって、どういう写真なのかなって」小さく指をさし、軽く首をかしげながら、愛…
あの先輩とどっちが細いだろう。そういえば、あの先輩、あのあと三度ほど見かけたけど、初めて見たときがいちばん細くて、ちょっとずつふっくらしてきてるんだよな。拒食…
一方、愛美はカメラマンの個人事務所兼スタジオという、昨日訪れた雑誌の編集部とはまた違う環境に緊張している。パンケーキの話は嘘でも、お腹がすいていないのはまぎれ…
「あ、はい。大丈夫です」と、愛美は答え、「朝、しっかり食べてきたので。父のマンションの近くにあるカフェのパンケーキなんですけどね、見た目もオシャレだし、ボリュ…
170センチ近くありそうな長身で、すごく細い。それこそ、このマンションみたいなモデル体型だ。自分の母親よりは若いのだろうが、中学生から見れば、かなりの大人。に…
永山さん、私に興味を持ってくれたみたいだけど、どうしてかな。その反動で、つまらない子だと思われたらどうしよう。どう振る舞えばいいか、正解がわからないから、考え…
おしゃれなカフェを見つけたのは本当だが、そのあとは嘘だ。パンケーキが有名な店らしく、サイトで見た写真も美味しそうだったけど、そんなものを食べるわけにはいかない…
「お父さん、あの体重計、どうしたの?」「あぁ、あれか。職場の歓迎会で当たったんだよ。ビンゴの景品ってやつ。一、二度、使ってみたんだけど、特に体重を計る習慣もな…
どうして、こういうものがここに?いや、浴室に体重計があること自体は不思議でもない。ただ、単身赴任の父のマンションに、それがあるとは思っていなかった愛美にとって…
その空気を感じたスタイリストが、「まあ、さすがに拒食症なんてことはないでしょうけど」と、フォローを入れた。「とはいえ、あれくらいの年代の子って不安定だし、気を…
「気になる、っていうと?」副編集長の問いに、スタイリストが答える。「爽ちゃんが細いのは完全に体質だと思うんだけど、エミちゃんの場合はそれだけじゃないような気が…
バズりすぎて、アンチリプもついたせいで、本人がツイ消ししてしまったのだけど、「ファストフード店の客に細い子はいないから、それをダイエットのモチベーションにして…
渡辺久子というベテランの児童精神科医が、印象深い患者ついての思い出を綴っている。 体重が平均の半分になり、「よく生きてるなぁと不思議に思うくらいに痩せて」いた…
今年は梅雨を真夏が追い越したかのような気候で、7月初めから最高気温が35℃を超えるようになった。義妹の雪は数年前から拒食症を患っていて、冷房が苦手になり、また…
4年前の今頃、こんなツイートをした人がいた。 「痩せて骨が出た身体を批判する人も居るけど骨だって神様が作ったセンスのいい骨だからそれも人によっては美しいと感じ…
>SHELLYさん 「人形」は「姫」っぽさにも通じますし、女性、特に細い女性の美しさについての最高級の形容が、「人形みたい」だと思うんですよ。 >YUKI …
このシリーズについての説明は、(1)を参照されたし。 ・・・・・・ 本当に堕ちた時は能面のような顔になっているらしく、本当はいつだってにこにこしていたいのに(…
6日に告知したものの、遅れとかもいろいろあるようで、改めて、正確な状況をお知らせします。 現在、各地の書店へは配本途中とのこと。すでに並んでる店もあれば、未到…
>kanakramakidさん 朝スープ、いいですね。1食のなかでも、先に汁物でお腹を満たしておけば、食べ過ぎを防ぐことができそうです。 >るとさん たしか…
痩せ姫の美を語る際、人形のように細い、という言い方をしたりする。僕以外にも、そう言ったり書いたりしてるのを見かけるけど、その場合の「人形」ってどういうものを、…
フランソワーズ・サガンの処女作にして、代表作でもある「悲しみよこんにちは」。その序盤(第三章)に、ヒロインが亡き母の友人とかわすこんなやりとりがある。 ……私…
>るとさん お祝いの言葉、ありがとうございます。アイドル=偶像、ですから、その存在も幻想的にならざるをえないというか、本人の非日常的な美を求める傾向も強まる気…
痩せ姫本が重版されるというのもあって、古いブログ記事を見直したりしてるのだけど、アイドルと拒食というものが、自分にとって、人生かけて追うに値する二本柱なんだと…
山田優のインスタ投稿画像が、ネットをざわつかせた。彼女の場合、定期的に起きる騒動でもあるけど、インスタのコメント欄にはこんな声が。 「体重管理もモデルの仕…
なるほど、信頼心とともに警戒心も必要。その通りだと思います。すべての人間関係に当てはまることですが、痩せ姫にとって治療をめぐる問題は、生き方の根幹に関わります…
臨床心理療法家のスージー・オーバックが書いた「拒食症 女たちの誇り高い抗議と苦悩」(新曜社)。最も印象に残ってるのは、ファッションをめぐる考察だ。 それらは、…
「痩せ姫 生きづらさの果てに」(エフ=宝泉薫 KKベストセラーズ)が重版されます。紙の本については、数年前に在庫切れとなり、中古でしか入手できない状況でしたが…
>ptwさん たしかに、ありふれた言葉になってきてますね。それこそ「過食」と「食べ過ぎ」の違いなども、当事者とそれ以外の人ではズレがある気がします。 >ると…
相談サイトで、素敵なやりとりを見つけた。まず、相談してるのは中3の女の子。 「おなかぽっこりを気にしてしまい、食事制限してしまいます。そのせいで、体重がおち、…
>ptwさん この記事を書いた甲斐がありました。そこまで痩せたいという願望、たしかに病気かもしれませんが、けっして馬鹿なんかじゃないと思います。孤独からの解放…
>どんぐりこさん まさに、痩せ姫の外見は内面の体現ですし、僕はその姿を素敵だと感じてます。 >るとさん こちらこそ、コメントいつも楽しみです。今日もまた、お…