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  • イギリス組曲の解体新書

    バッハのイギリス組曲は良く聴いていた、と思っていた。ところが、この演奏を聴いてみたら此れまで聴いてきた記憶とは随分と異なる音楽になっていて、いったい全体、...

  • 只者ではなかった諏訪内

    諏訪内晶子の『ヴァイオリンと翔る』(NHK出版)を読了。僕は彼女の深い聴き手ではないけれど、ときおり耳にする演奏からはいつもハッとするものを感じていた。こ...

  • 新たな年度を迎えて

    新たな年度を迎えた。機が熟すのかを待っていたかのように、政権は臨時記者会見を開いた。これまでの国民への不誠実な説明や対応をまず最初に詫びていた。多数決で決...

  • 『オッペンハイマー』・・・恐怖が創り上げた脅威と不条理

    映画『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督)を観た。今年の米国アカデミー賞で作品賞をはじめとする7部門を受賞した。→https://www.o...

  • 池波正太郎の『私の風景』

    池波正太郎の『私の風景』(朝日文芸文庫)を読了。〜池波正太郎自選随筆集③〜とある。前半は「アサヒグラフ」に連載された画文集「東京の情景」をまとめたもの。昭...

  • 『建築学概論(Architecture 101)』を観る

    出張中の機内で映画『建築学概論(原題: 건축학개론、英題: Architecture 101)』(イ・ヨンジュ監督)を観た。2012年公開の作品で韓国での...

  • 昭和100年を前にして

    坪内祐三の『東京タワーならこう言うぜ』(幻戯書房)を読了。これも先週の神保町・春の古本まつりで買い求めたものだ。「I昭和 八十年に読む「鏡子の家」」という...

  • どつしても訪れてしまう界隈

    近くまで来ると、どうしても立ち寄ってみたくなる場所がある。九段下と飯田橋の間の坂の上の界隈だ。大使館の公邸や嘗て通った学校があって、その佇まいを眺めるだけ...

  • 初めての内覧会

    昨日の午後は神保町。友人が運営に関わっているブックカフェ・月花舎の内覧会と古書市を訪問。→http://gekkasha.modalbeats.com/?...

  • 坪ちゃんの大阪と小林秀雄

    『大阪おもい』(坪内祐三、ぴあ刊)を読了。これも神保町の古本まつりで見付けた一冊で、『ぴあ関西版』に連載されたコラム「まぼろしの大阪」を纒めたものだった。...

  • 葉室麟の幅に驚く

    時代小説が苦手だ。だから葉室麟の作品はこれまで読んだことが無かった。そんななか題名に惹かれて『読書の森で寝転んで』(文春文庫)という本を買い求めていた。書...

  • 春の嵐と古本市

    春分の日は「春の古本まつり(神保町さくらみちフェスティバル)」に出かけた。→https://jimbou.info/news/20240305.html秋...

  • 「歌声の響」と「楽に寄す」

    神保町の春の古本まつりで買い求めたもののなかの一冊は『歌声の響』(朝日新聞出版)。上皇上皇后両陛下が作詞・作曲された初めての歌について、それが出来た背景、...

  • 嗚咽する準備は出来ていなかった

    観たい観たいと思っていながら、第1話を観損ねて録画もし忘れていたのでどうにかならないものかと思っていた。そして漸く再放送が有り、録画することが出来た。ドラ...

  • 苺パフェの眩暈

    子供の頃、乳歯の上の歯も下の歯もお菓子の食べ過ぎで全て虫を食ってしまい、結局、総入れ歯になっていた。話によるとチョコレートばかりねだる僕に対して、可愛さあ...

  • 『隆明だもの』は説明になる

    新聞の書評を読んで買い求めて一気に読了。『隆明だもの』(ハルノ宵子、晶文社)。ハルノ宵子が書いた吉本隆明全集の月報と、妹の吉本ばななとの対談などからなって...

  • クーベリックのモーツァルトは清澄な新しい世界

    新聞の日曜版コラムでラファエル・クーベリックが指揮するモーツアルトの交響曲が紹介されていた(鈴木敦史による)。僕にとってこの指揮者は「中庸で無難」と分類し...

  • 父の詫び状

    今週のテレビドラマ『さよならマエストロ』第9話(第9楽章)は、長いあいだ心が通じなかった父と娘がとうとう和解した。→https://youtu.be/lC...

  • 『TIMELESS』は時も場所も選ばない

    ブログ友から薦められた小説『TIMELESS』(朝吹真理子、新潮文庫)を読了。心の赴くままに時が流れ・遡り、人と寄り添い・離れ、あちらの場所・こちらの場所...

  • 『昭和を生きて来た』の本音

    山田太一のエッセイ・コレクションの3巻目を読んだ。『昭和を生きて来た』(河出文庫)。既に読んだことのあるエッセイがかなりあったけれども、新たに出会った篇で...

  • 『落下の解剖学』は釈然としない

    2023年のカンヌ映画祭のバルム・ドールを受賞した映画『落下の解剖学』(ジュスティーヌ・トリエ監督、原題: Anatomie d'une chute、英題...

  • 「昭和を生きて来た」の本音(その2)

    山田太一の『昭和を生きて来た』の続き。人々の夢についての一篇にも呻った。“私たちの生活をとりかこみ、私たちの感覚や気分を醸成してくるフィクションは、今や人...

  • 『読んでいない絵本』を読む

    山田太一の『読んでいない絵本』(小学館文庫)を読了。表題作含む短篇小説三篇のほか、舞台戯曲「金色の夕暮」、テレビドラマ「本当と嘘とテキーラ」、二篇のショー...

  • 『散歩哲学』は思索家によるホッピーマラソン

    その本は、プロローグからして僕に寄り添っていた。“・・・これから赤羽に昼飲みに行かないか?「なぜ」と聞いてくる相手は望み薄だ。用もないのに呼び出すな、と内...

  • 自分を信じることの大切さ

    TBSドラマ『さよならマエストロ』がとうとう佳境を迎えた。第8話(第8楽章)。俊平(西島秀俊)は、初めて自分の意志を父に面と向かって伝える。そしてまた、卒...

  • シュ・シャオメイのゴルトベルク

    YouTubeを何気なく繰ったら、最初のページにシュ・シャオメイによるゴルトベルク変奏曲が表示された。以前、友人がこの人のゴルトベルクを聴いていたことを思...

  • あの国の思想根源の一つ

    『地下鉄道』(コルソン・ホワイトヘッド、ヤハカワepi文庫)を読了。時代は南北戦争前。米国南部のジョージア州で過酷な奴隷生活を送って来た少女・コーラが北の...

  • 隔世のマラソンを観て

    東京マラソンを応援した。先頭グループの走者たちの速いこと速いこと。これには驚いた。1位から8位がアフリカ勢で、アジア人は漸く9位に入っだ。ケニア、ケニア、...

  • 上気を振り切って三鷹に向かいたい

    友人が注目している女優として、河合優実/さとうほなみ/藤間爽子の三人を挙げ「令和クラクラ三人娘」と名付けていた。特に河合のことは「山口百恵に似た翳りと『時...

  • 切ない声が聞こえる・・・『52ヘルツのクジラたち』

    映画『52ヘルツのクジラたち』(成島出監督)を観てきた。→https://gaga.ne.jp/52hz-movie/小説(原作:町田そのこ)を読んだとき...

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